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全日本実業団競技大会 展望

 9月13日から15日までの3日間、千葉県の船橋市総合体育館で行われる全日本実業団バスケットボール競技大会。日程は1日目に男子1回戦、女子は1・2回戦、2日目に男女交流戦(1回戦敗戦チーム同士の対戦)と男子2回戦・準決勝、女子準決勝。そして最終日が男女3位決定戦、男女決勝戦となっている。期間中1日しか観戦できない場合は2日目がもっとも多くの試合が見られる上に2回戦・準決勝は好ゲームが期待できる。

日本実業団バスケットボール連盟

1日目・男子1回戦の予定
13:40
A 横河電機 vs 四国電力
B 山形市役所 vs 日本無線
C 宮田自動車 vs ナカシマプロペラ
D 三菱自動車 vs 新生紙パルプ商事
15:20
A 北陸電力石川 vs JR東日本秋田
B ホシザキ vs 東京日産
C イカイ vs 三井住友銀行
D 九州電力 vs タツタ電線

 上のブロックでは昨年優勝の横河電機、次いで新生紙パルプ商事が有力か。下のブロックは九州電力JR東日本秋田に、この大会初参加ながら上位が予想される三井住友銀行が絡んでくると思われる。

1回戦の見所:社会人選手権出場権の行方
 社会人選手権には6位以内が出場できる。絶対条件としては1回戦を勝ちベスト8に入ること。そこからさらに2回戦の結果(1~4位)と昨年度の全日本実業団選手権の結果が加味され(5・6位)順位が決定する。昨シーズンの全日本実業団選手権で優勝の横河電機、準優勝の九州電力は1回戦を勝てば6位以内が確定し社会人選手権出場決定。この他3位の新生紙パルプ商事と三井住友銀行、ベスト8入りの山形市役所、日本無線、JR東日本秋田が有力。このうち山形市役所と日本無線は1回戦で対戦、敗れた時点で社会人選手権の出場を逃すこととなる。全日本実業団選手権ベスト8入りは逃したが、ブロック予選を2勝している東京日産、イカイ、四国電力も可能性を残している。ブロック予選1勝のナカシマプロペラと0勝の三菱自動車、全日本実業団選手権に出場できなかった宮田自動車とホシザキはかなり厳しい。

注目カード
山形市役所vs日本無線
タツタ電線vs九州電力

横河電機(関東1) vs 四国電力(四国)
 昨年は社会人選手権準決勝での敗戦以外公式戦の敗戦はない横河電機。春の関東実業団リーグ戦では前半戦苦しい展開がありながらも全勝で5連覇を決め、強さを見せている。ゲームをコントロールするPGでは小納真良の出場の可能性は少ないが、リーグ戦を戦い抜いた神﨑健、キャプテンの瀧川隆司、そして小納真樹と揃っている。攻守にチームを牽引する浦中旭の存在も大きい。関東では今や敵無しといった感のあるインサイド陣も脅威だ。対する四国電力は佐賀昭則の復帰でチーム力は向上したが、2月の全日本実業団選手権ではPGを怪我で欠き、苦しい展開となった。今年度は新人も加入。万全の状態で王者に臨みたいところ。

山形市役所(東北2) vs 日本無線(関東4)
 2月の全日本実業団選手権で初のベスト8入りを果たした山形市役所。小野学、中村裕紀という看板選手を持つが、チームとしてはなかなか全国トップには入れないでいる。今年度は新人が加入。チームにいい流れをもたらすか。日本無線はここ数年この大会でベスト4入りを続けている。昨年と今年で合わせて6人の新人が入り、チーム状況も変わってきた。春のリーグ戦では新たなチームとしての強さと、若さも加わっての弱さの両方が見られたが、確実にチームとしては進化している。
 山形市役所は初の社会人選手権出場につなぐか、日本無線は第1回から連続出場をのばせるか。

宮田自動車(北海道) vs ナカシマプロペラ(中国)
 強豪の揃う北海道からの出場の宮田自動車。昨年のこの大会は2回戦で優勝した横河電機に敗れている。ナカシマプロペラは登録メンバーに佐宮大吾の名前がない。ゲームコントロールには欠かせない選手だけに気になるところ。立命館大出身の山口時生が加わり、Fの層は厚くなっている。

三菱自動車(東海3) vs 新生紙パルプ商事(関東2)
 東海3位で出場の三菱自動車。全国でもトップクラスの新生紙パルプ商事にどこまでくらいつけるか。主力の1人が離脱しガード陣は厳しくなったものの、チーム全体で戦う意識は逆に強くなっている感のある新生紙パルプ商事。この大会ではまだ2回戦突破を果たしていない。そろそろ結果を出していきたいところ。

北陸電力石川(北陸) vs JR東日本秋田(東北1)
 昨年のこの大会で準優勝しているJR東日本秋田は今年東北学院大のエースだった一戸裕也が加入。うまくチームに合えば脅威の得点力が期待できる。2月の全日本実業団選手権は怪我で出場できなかった佐藤正司の奮起にも期待。北陸電力石川は東北の強豪チームに挑む。

ホシザキ(東海1) vs 東京日産(関東5)
 昨年この大会は2回戦で敗退したが6位に入り社会人選手権に出場したホシザキは意地を見せ4位に入った。しかし2月の全日本実業団選手権は東海1位で出場権を得ながら事情により辞退となり出場できなかった。その悔しさをこの大会につなげられるか。天理大、愛知学泉大などから新人が入っているが、特に天理大出身の李ビン武の高さは脅威か。春のリーグ戦では好不調の波が大きかった東京日産。2ヶ月の間にどこまで調整できているか。両チームともに力もあり、波もあるだけに勝敗の行方はわからない。

イカイ(東海2) vs 三井住友銀行(関東3)
 2月の全日本実業団選手権では日本無線に敗れ決勝トーナメントを逃したイカイ。元bjリーグの選手も多く在籍。東海大出身の石谷優二、高原純平、木村洋人、橋浦巧、渕上悠など力のある選手が揃っている。小浜監督のベンチワークも気になるところ。三井住友銀行は2月の全日本実業団選手権でベスト4入り、春のリーグ戦でも3位に入り、現在躍進中のチーム。1年目2年目で8人という若さは良い面悪い面の両方を持ち合わせるが、一つの大会を戦い抜き、チーム状態は向上しているか。

九州電力(九州) vs タツタ電気(近畿)
 昨年のこの大会は3位だったが、社会人選手権優勝、全日本実業団選手権準優勝の九州電力。実績では九州電力の方が圧倒的に上だが、タツタ電線は昨年までJBL2・アイシンAWの主力として活躍した高階俊和が加入。同じ大学出身選手が多く、大学のHCである瀬戸氏が技術顧問をしていることもあり、1年目とは言えチームにフィットするのは早そうだ。九州電力も昨年の明治大主将の根岸豪が加入。さらに昨年までJBL・アイシン精機に所属していた山口健太郎も加わり、FとCは層が厚くなっている。しかしPGが中川直之のみ。新人の児島修平(大東大)がどのくらい使えるか。ポジションのコンバートなども考えられる。2月の全日本実業団選手権以来の全国大会。チーム状況に興味津々なところ。

女子
 今大会から出場チームが増え、10チームとなった。昨年度まで3年連続3回優勝を果たしている秋田銀行も昨年秋田国体が終わり、主力選手の数人がチームを離れている。新生・秋田銀行が連覇を続けるか。それとも新女王が誕生するか。対抗は山形銀行鶴屋百貨店。関東1位の三井住友銀行の奮起にも期待したい。

1回戦 12:00
B 今治オレンジブロッサム(四国) vs 特別区(関東4)
C クラヤ三星堂(関東3) vs 北國銀行(北陸

2回戦 17:00
A 山形銀行(東北1) vs (今治オレンジブロッサムvs特別区)勝者
B 日立笠戸(中国) vs 三井住友銀行(関東1)
C 秋田銀行(東北2) vs 丸紅(関東2)
D (クラヤ三星堂vs北國銀行)勝者 vs 鶴屋百貨店(九州)

取材・リサーチ・文 渡辺美香

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