関東大学リーグ戦1部 東海大vs法政大(第2戦)
9月7日(日) 会場:青山学院大相模原キャンパスアリーナ
関東大学リーグ戦 第1節第2戦
東海大 78 ( 22-20 14-17 18-17 24-15 ) 69 法政大
スターティングメンバー
東海大:#33西村、#32安部、#45鮫島、#35中濱、#0満原
法政大:#64佐々木、#11長谷川、#27福田、#91落合、#39梅津
第1P、法政大は#39梅津、#27福田の好調なシュートで流れをつかむ。東海大はオフェンスにもたつきが見られたが、#33西村の個人技中心の得点で粘る。終了間際の#33西村の3ポイントシュートで逆転、東海大が2点リードで第1Pを終える。第1P後半から積極的な攻めを見せていた法政大#91落合が第2P開始早々ゴール下の接触で出血し、1年生の#41谷口に変わる。ここで流れが東海大に傾くかと思われたが、法政大#41谷口が気合の入ったプレーを見せ、法政大が再びリードする。第2P中盤、法政大は#23信平を入れるが、東海大の厳しいディフェンスになかなかシュートまでこぎつけない。#33西村をコートに戻した東海大が#32安部、#0満原の得点で再逆転するも、法政大#23信平への厳しいディフェンスがファールとなり、残り2分半#23信平のフリースローでまたも法政大がリードする。東海大は#17前村をコートに入れ速い展開で法政大のディフェンスを崩すと、法政大が立て続けにファール。残り25秒、東海大の3点リードとなり、法政大はタイムアウトを取る。法政大は終了間際、バックコートからの#23信平のパスを#3鈴木がセンターラインを超えたところで受けると、東海大のディフェンスのチェックより一瞬早くリリースしたシュートはブザーと同時にバスケットに入り、法政大がわずかに1点リードとなって前半を終える。
第3Pもどちらも一歩も引かない展開に。法政大はシュートが好調な#39梅津がファールトラブルとなり、#41谷口のプレータイムが多くなる。その#41谷口が#64佐々木との合わせのプレーで得点すると、残り5分東海大はタイムアウトを取る。東海大は#0満原にボールを集めると、ポストプレーで連続得点につなげる。さらに東海大はディフェンスをゾーンとマンツーマンを切り替え、法政大のリズムを崩していく。法政大がわずかに3点リードの終了間際、東海大#33西村がディフェンスをかいくぐり3ポイントシュートを決め、同点で最終Pへ。第4P開始から4分間はシーソーゲームとなったが、東海大#33西村のカットインでの得点から流れは東海大に。速い展開で中外とオフェンスをつなげる東海大に法政大はリズムを作れず、攻守のバランスが崩れてしまう。ここで東海大がリードを9点にひろげる。法政大も#39梅津、#91落合のインサイド陣が粘り得点するが、東海大は#62長野がパワーあふれるプレーで連続得点、流れは変わらない。残り1分をきって法政大はファールゲームを仕掛けるが、オフェンスにつなげられない。東海大はファールゲームにも焦ることなくボールをつなぎ、リードを守りきり勝利、開幕2連勝とした。
ポイント(東海大):#29嶋田、養田とインサイドを欠き、さらに前日の試合で得点源でもある#24古川を欠いてのゲームとなったが、インサイドは#0満原がその穴を埋め、さらに#62長野が高さはないながらもパワーで攻守に貢献。しかしガード陣は#33西村の負担が強いか。#17前村の成長が待たれるところ。
『変わったこと、変わらないこと』法政大
「毎年リーグ戦は入りが悪くて、終盤で尻上がりによくなってなんとか入替戦は回避するという感じでした。しかし今年は最初から勝っていこうということで、夏の合宿とかも今井さん(監督)が考えてくれたメニューで追い込んだ練習をしてきました」(#64佐々木)
「今年のリーグ戦は変わらないといけない」とトーナメント最終日#5神津が言った。その言葉はチーム全体の思いだった。
「(チームを)変えたい」と言った神津が怪我で離脱したのは、リーグ戦開始のわずかに3週間前。しかし神津の離脱はチームに負(マイナス)だけではない何かを与えていた。
春のトーナメントで見えた課題のひとつ。
「4年生が引っ張れていない。(インカレで準優勝した)去年の4年生のようになれていないですね」(#5神津、トーナメント3回戦試合後)
「たしかにここまで4年生が引っ張れているかといえばそうではないです」(#64佐々木、トーナメント準々決勝後)
「最上級生が変わらないとチームは変わらない」という今井監督は、神津の離脱で4年生の意識がさらに変わったという。
「トーナメント以降、4年生同士で話をする機会を結構持つようにしました。月に1回は必ず4年生が集まってミーティングしていますし、それ以外にもなにかあれば話し合うようにしています。そういう点では確実に変わりましたね」(#64佐々木)
「たしかに神津がいないのは特に得点面では厳しいところはあります。しかし神津に頼れない分、みんながどこからでも点を取っていくという形になってきました。それと今日のように(#41)谷口にも経験を積ませることが出来て、結果につながっています。たしかにまだ勝ててはいませんが、みんな落ち込んだりしていませんね。ここまでやれたのだから、次はもっとこうしようとか、そういう話を試合後にみんなでしています」(#64佐々木)
「神津がいないからと言って、メンバーは同じだからね。できることはそれほど変わらないですよ。神津が帰ってきたときに、梅津にせよ落合にせよ、一皮も二皮もむけてるだろうと思うし、谷口だってよくなってるでしょう」(今井監督)
「神津が帰ってきたときに『違う』『変わってるな』って、そう思えるチームになっていればいいなと思います」(#64佐々木)
「去年よりも今年の方がよくなっていってると思うんですよ。その前よりも去年、去年よりも今年と。これで選手個々の能力がしっかり発揮できるチームになったら結構強いと思うんですよね」(今井監督)
今後について、最後に今井監督は笑顔でこう言った。
「別になにも変わらないですよ。いつも通り、明るく、楽しく、法政らしく…ね」
取材・文・写真 渡辺美香
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