スポーツのミカタ ウィークリー vol.5
目次
★全日本社会人選手権
★全実への道・4
★JBL2
★オールジャパン予選
★関東大学リーグ戦入替戦
☆全日本社会人選手権 プレビューはこちら
11月2・3日に宮城県白石市で第4回全日本社会人バスケットボール選手権(兼全日本総合バスケットボール選手権予選)が行われる。前回大会からオールジャパン枠が与えられ、実業団、教員、クラブのオールジャパン出場の可能性が広がった。
第1回と第3回はベスト4が全て実業団で占められた。第2回のみガリバークラブ(埼玉)が準優勝し、初めてクラブチームがベスト4に入った。第3回も横浜ギガスピリッツや葛飾バックボーンがベスト4入りを期待されたが、実業団相手に接戦を落とし敗退している。
実業団の上位4チームは実力伯仲。ここにクラブ上位の三種体協琴丘や055、教員1位の新潟教員が絡んできそうだ。
ベスト4に入れば2日間で4試合の強行スケジュール。個々の選手の体力はもちろんだが、チームとしての持久力も必要とされる。さらにトーナメントということで瞬発力も必要。身体的にも精神的にも厳しい大会だけに見所は満載。高校や大学で活躍した選手のその後を見ることのできる貴重な大会の1つでもある。
第4回全日本社会人バスケットボール選手権大会公式サイト
☆全実への道・4~関東実業団選手権がスタート
全日本実業団選手権に最も多く出場チームを出す関東実業団選手権が10月25日から始まった。全40チーム中シード8チームを除く32チームが1回戦から登場する。
前号で挙げたベスト16に入ると予想されるチーム(三井住友海上、警視庁、富士通、プレス工業、クラヤ三星堂)は全て勝利。
2回戦は11月3日(月・祝)に神奈川県川崎市の旭化成体育館と東京都日野市のコニカミノルタ体育館の2会場でそれぞれ4試合ずつ行われ、シード8チームに挑むベスト16の8チームが決定する。
関東実業団バスケットボール連盟
☆JBL2 第2週の結果と第3週の予定はこちら
2週目に入ったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は、優勝候補の筆頭といえる豊田通商が初戦を迎えた。石川相手に100点越えの猛攻撃で強さを発揮した。敗れた石川は開幕から2連敗。次は日立電線とホームでの開幕戦となる。その日立電線は第2週で初戦となるビッグブルー東京とホームの日立市で対戦。終始リードする展開でホーム開幕戦を勝利で飾った。敗れたビッグブルー東京は次週の11月2日、代々木第2体育館で新規参入のレノヴァ鹿児島と対戦する。開幕戦を快勝した豊田合成は黒田電気と対戦。黒田電気はスタートを入れ替えて臨むが勝てず、対豊田合成戦の連敗が続くこととなった。2連勝の豊田合成はスタートに起用した新人が活躍している。変則スケジュールのため3週連続で試合のある豊田合成は次週アイシン・エイ・ダブリュと対戦する。昨シーズンは1勝1敗。両チームともに新人(移籍も含む)が多くプレータイムをもらっており、昨年とは違う展開が見られそうだ。
JBL2
☆オールジャパン予選
年明け早々に行われる全日本総合バスケットボール選手権の予選が現在各地で行われている。最も早い代表決定となった近畿ブロックは昨年と同様に洛南高校が優勝。高校総合(延岡学園高)に続いて最初に決まったブロック枠は奇しくも同じ高校チームとなった。
次の予選大会は中国ブロックで11月1・2日に広島県福山市で行われる。昨年は鳥取県のB・B・C・Tがオールジャパンに出場したが、過去には島根県の松江工業クラブなども出場している。B・B・C・T、松江工業クラブともに中国総合に出場。その他も全てクラブチームで、各県から1チームのみ出場となっている。
この連休の11月2・3日にはオールジャパン枠が2チームある全日本社会人選手権も開催され、連休中に3チームがオールジャパン出場を決めることとなる。
☆関東大学リーグ戦入替戦 入替戦の結果はこちら 関東大学リーグ戦関連はこちら
関東大学リーグ戦の入替戦が10月27日~29日まで代々木第2体育館で行われた。入替戦は来年のリーグ戦の舞台を決める重要な試合となる。
1部から2部との入替戦となったのは日本体育大と大東文化大。2部から1部との入替戦に進んだのは慶應義塾大と筑波大。
大東文化大は昨年の入替戦で1部に昇格した。そして昨年、その大東文化大に敗れ2部降格となったのが慶應義塾大。1年後の入替戦は奇しくもそれぞれの立場を逆にした形での同じ組み合わせとなった。昨年1部昇格に貢献した4年生が卒業し、経験も少ない下級生が主体で1部の中で戦わなくてはならなかった大東文化大は結果としてわずかに2勝しかあげることができなかった。それでも力のある1部のチームとの対戦を接戦に持ち込むこともあり、リーグ戦14試合を通しての成長が慶應義塾大に対してのアドバンテージだった。慶應義塾大は昨年4年生が怪我などでコートに立つことができず、下級生主体で臨み2部降格となった。その下級生たちが春のトーナメントとリーグ戦で経験をつんで手中に収めた2部優勝。途中明治大に2連敗してしまったが、見事に建て直し、その他全てを勝利した。そして入替戦は結果として慶應義塾大の2連勝で終わった。「やはり鈴木ですよ。それほど声を出して引っ張るタイプではなかったのですが、今回は本当に頑張ってくれました」と1部復帰を決めた試合後、慶應義塾大の佐々木コーチは言った。その鈴木は試合後、疲れは感じられるものの晴れやかな笑顔を見せていた。
3戦までもつれ込んだのは日本体育大vs筑波大の対戦。毎年4月29日に定期戦を行っている両チームが入替えを争うこととなった。1部で惜しい試合もありながらなかなか勝利につながらず2勝にとどまった日本体育大。対する筑波大も慶應義塾大に連敗し入替戦に黄色信号がともったが、最終週の明治大戦を2連勝し2位での入替戦切符をつかんだ。第1戦は筑波大が先勝、しかし第2戦で日本体育大が粘りを見せる。第1Pこそ筑波大にリードを奪われるが、第2Pで一気に逆転し、その後も完全に試合を掌握。筑波大に付け入る隙を見せず勝利、1勝1敗として最終戦に持ち込んだ。そして決戦となる第3戦。スタートから日本体育大が好調なオフェンスでリードを奪う。筑波大はエース梁川のシュートが決まらず、日本体育大の当りの強いディフェンスにリズムがつかめない。第1Pで12点差がつくと、その後筑波大は何度も追い上げながら、10点の壁が破れない。13点差で入った第4P、なかなか点差を一桁に持ち込めない筑波大だったが、開始から1分に鹿野の3ポイントシュートが決まり10点差としてチャンスを握る。その直後の日本体育大のオフェンスを厳しいディフェンスでターンオーバーに追い込むと、すかさず筑波大はトランジションから高橋がファールをもらう。このファールがここまで粘り強く得点に絡んできた日本体育大の宮村徹の4個目のファールとなるが、宮村徹はベンチに下がらずプレーを続けた。筑波大の鹿野はきっちり2本とも決め、ようやく点差が一桁になる。宮村がファールができない状況で動きが悪くなった影響もあって、日本体育大全体のリズムが崩れる。ここで筑波大が一気に追いつき、さらに残り6分をきったところで筑波大がトランジションから鹿野の3ポイントシュートにつなげ、2点リードと逆転する。ここから日本体育大も粘りを見せ、横江、冨江の3ポイントシュートで追いすがるが、筑波大はようやく当りが出た梁川が要所で決め、リードを守る。残り2分をきって点差は3点。日本体育大は眞庭の3ポイントシュートにかけるが、決まらない。横江、佐藤の3ポイントシュートも決まらず、追いつけない。第4Pで好機を逃さず勝負に出た筑波大が日本体育大を振り切り2勝目を上げ、1部昇格、4年ぶりとなる1部への復帰を決めた。試合終了後、応援席の部員も一体になり喜ぶ筑波大とは対照的に、言葉もなく応援席に頭を下げる日本体育大の選手たち。中にはユニフォームで涙を拭う選手もいた。
2部の残留をかけて3部Aとの入替戦に臨んだのは拓殖大と順天堂大。どちらも快勝で2部残留を決めた。リーグ戦の後半怪我でコートに立つことのなかった拓殖大の寒竹もスタートで出場。序盤から3ポイントシュートを決めるなどチームに勢いをつける。30分を越えるプレータイムで30得点と怪我の影響を感じさせないプレーでチームを引っ張り勝利に導いた。
まさに悲喜こもごもの入替戦が終わり、ここから大学バスケットはインカレ一色に変わっていく。
関東大学バスケットボール連盟
日本学生バスケットボール連盟
(取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香)
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念願の1部昇格を果たした昨シーズン。しかし、その立役者であるスーパーエースの#11小野が不在のまま、1部でのリーグ戦を戦わなくてはいけなくなった。苦しい試合、わずかな点差に敗れた悔しい試合…それらを経て残り1週、1部残留が見えるところまできた。
-敗れたとはいえ今日の試合は次への自信になったのでは
「2本で固定しているので指が開けないことでパス、ドリブル、シュート、全てのプレーに影響があります」
-残り2試合となりましたが
「あのぐらいは越えてもらわないとね。彼はまだ2年生で、これからがありますから」(法政大・今井監督)
-タレント揃いのメンバーをまとめる司令塔は大変ですね