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関東大学リーグ戦 インタビュー

 熱戦が繰り広げられている関東大学リーグ戦は第6週を終えて、順位も徐々に定まり始めた。第6週第2戦が行われた10月12日(日)、熱戦を続ける選手たちに話を聞いた。

中央大 81 ( 17-29  20-20  24-15  20-20 ) 84 法政大
『絶対落としたくない』中央大#4中野邦彦(4年、F)

C42  念願の1部昇格を果たした昨シーズン。しかし、その立役者であるスーパーエースの#11小野が不在のまま、1部でのリーグ戦を戦わなくてはいけなくなった。苦しい試合、わずかな点差に敗れた悔しい試合…それらを経て残り1週、1部残留が見えるところまできた。
「今日は勝てた試合だったので残念ですが、負けたら仕方ないです。来週2勝すれば入替戦は大丈夫なので、ここは切り替えて、来週の2戦に全部かけて頑張りたいと思います」
-昨日の試合を踏まえて今日はどう臨みましたか
「昨日は自分と(#7佐藤)基一のところがほとんどマンマークみたいな感じでやられてしまいました。自分と基一が攻めないとうちのチームは攻められなくて、それでちょっとイライラしてディフェンスも上手くいかないところも出てしまいました。だからもっと動いてもらうとか、ディフェンスからしっかり頑張るとか、ディフェンスの終わり方を良くしていくとか、そういう修正をしていきました。今日は最初ちょっと上手くいかない感じがあったのですが、段々みんな動けるようになってきてそれが良かったかなとは思います」
-オールコートプレスが効いていましたが、昨日から感触は良かったのですか
「プレス自体は向こうも昨日、何回か引っかかってはいました。しかし、うちのゾーンディフェンスで昨日はむこうがすごくシュートが入ったので、点差をつけられてしまいました。今日はシューターにはディフェンスを1人つけたボックスワンでやれたのがよかったとは思います」
C41 -敗れたとはいえ今日の試合は次への自信になったのでは
「昨日のままだったらまずいなと思ったのですが、今日は修正できたので良かったです。でもうちは波が激しいので、その辺はしっかりやりたいと思います」
-春のトーナメントとはチーム常態も全然違いますね
「春は(#11小野)龍猛が抜けたのがトーナメントの1週間前だったので、それまで龍猛を起点にしてやってきたのでいなくなってみんな“どうしよう”ってなってしまいました。でも今はずっと龍猛はいないままで頑張ってやってきたので、下級生も大分そういう意識や自覚が出て積極的にやってくれてるし、だからこそ自分や基一もしっかり点を取っていかないといけないという気持ちになれました。そういうところが春とは全然違うと思います」
-ようやく上がった1部ですから1年で落とせないと言う気持ちは強いですね
「絶対、なんとしてでも落とせないと思っています。入替戦に行くと大変なのは分かっていますから、入替戦だけは絶対に回避したいです。そのために来週は絶対2勝して終わりたいです」
-リーグ戦を通しても徐々にチームができてきている様子が見られますが
「リーグを通して段々良くなってきていると思います。これまで試合に出てない選手ばかりだったので試合をすることで段々自分たちのやることもわかってきています。下級生も良くなってはいますがまだまだ波があって、いいかなと思うと悪かったりすることはありますね。でもみんな来年も1部でやりたいだろうし、頑張ってくれています。来週絶対2勝して1部に残りたいです」

 このリーグ戦、下級生のPGがプレータイムを得ている。2ヶ月という長丁場のリーグ戦の中で下級生だからこその成長を見せる2人のPGをピックアップ。それぞれに様々な試練の中、確実に変化を見せている。

日本大 69 ( 17-9  14-16  21-12  17-12 ) 49 専修大
『試合に出られないと始まらない』日本大#13篠山竜青(2年、PG)

N136 「2本で固定しているので指が開けないことでパス、ドリブル、シュート、全てのプレーに影響があります」
 篠山が会場入りした時、その左手小指には金属のシーネががっしりと取り付けられていたが、試合前のアップではそれははずされ、薬指と小指が固くテープで結ばれた状態となった。
「ディフェンスでもちょっとでも触れたら痛みがあります」
 そんな怪我を押しての出場となった試合後、しかし彼の口から怪我による問題は一切挙がってこなかった。

「今プレーで意識しているのは最初は攻めれるんだったらフォワードとかセンターが攻めた方がいいと思っています。そして競ったときに今までは任せきりだったのですが、監督さんにガードが攻めないといけないと言われたので、ちょっとオフェンスが重たくなっているなと思ったら、思いっきり自分からドライブしていって、シュートまでいったらそこからパスを裁くとかいうことを意識してやりました」
-大変ボール離れの良いプレーでしたが
「自分がボールを持っていないということはいい意味で、みんなで攻めれてるということだと思います。良くなかった東海大戦とかは相手ディフェンスのディナイがきつくてパスも裁けないし、それでも1戦目は自分でファーストオプションとしてどんどんドライブしていたのでよかったんですけど、2戦目はそれもできなくてどんどん悪循環になってしまいました。PGとしてボールを持つ時間はなるべく少なくするのですが、得点とアシストの数は伸ばしていかないといけないという、その辺のバランスを上手くやっていければいいと思っています」
-リーグ戦を通してプレーに成長が見られていますね
「監督さんにもいろいろ厳しく言われるし、スタメンもはずされたこともありましたが、それもいい経験だと思えます。でもとにかく試合に出れないと始まらないので。今は怒られてはいるけど出してもらってるし、そこで一つ一つ自分の中で整理しながら成長していければいいかなと思っています」
N133-残り2試合となりましたが
「次は青山学院大なので、チャレンジャーの気持ちですね。勝ち負けじゃなくてオフェンスにせよディフェンスにせよ少しでも自分たちの納得のいくプレーができれば、結果は後からついてくるとよく言いますが本当にそういう気持ちです。一つ一つのプレーに集中して、内容をしっかりやっていきたいです。今日はもう一人の2年生のガード(#14)も頑張ってくれましたが、これからもみんなで声を出して頑張っていかないといけないです。まだまだ僕自身もチームとしても課題はありますから、インカレまでに強いチームとやれるのはいいことだと思うので、いいプレーを1つずつ出していければいいですね」
-自身の課題とはどんなところですか
「チームの流れがいいときはいいのですが、ちょっと速攻が出なくて流れが悪いときに自分がどうコントロールしていくかというところです。自分は何を意識してハーフコートオフェンスをするのかということがはっきりしていなくて、自分の勘だけでやってるって言われます。どこで自分の1対1で崩していったらいいのか、誰を使えばいいのか、時間帯と点数をみながらどういう展開をしたらいいのかとか、そういうところですね。ハーフコートオフェンスが課題だと思っています」
-チームもけが人が出たりして安定していないので難しさはありますか
「(#5中村)将さんがいても良くない流れになるときはなります。そうなったとき自分で流れを作っていかないといけないのにパスを裁いたり、インサイドに入れて止まってみてしまったり。そういうところの状況判断がまだまだできていなくて、それで上手くいかなくて自分でいじけてしまって、ベンチに下げられたりしてしまうこともありました。そういうところも全て受け止めてしっかりやっていきたいです」

法政大 84 ( 29-17  20-20  15-24  20-20 ) 81 中央大
『自分の役割をやること』法政大#3鈴木恵二(2年、PG)

H33 「あのぐらいは越えてもらわないとね。彼はまだ2年生で、これからがありますから」(法政大・今井監督)
 何度も相手チームのオールコートプレスディフェンスにかかりボールを奪われた。しかし法政大ベンチは鈴木を最後までコートに出し続けた。

「今日は序盤は良かったんですけど、2Qに入って僕がちょっと攻められなくなってしまいました。それでチームの士気が下がってしまって、ああいう競ったゲームになってしまいました」
-何度もプレスにかかってしまいましたが
「やはりそこは不安になってしまうところはありました。監督さんにはできる(抜ける)って言われていたのですが、相手の背が大きいのがまわりにいたのでそこでちょっと消極的になってしまったというのはあります」
-フル出場でしたが、正直厳しいなっていうような気持ちはありましたか
「昨日も30分くらい出て、それで今日あんなだったので、内心はやっぱり替えてくれっていうのはあったことはあったのですが、ここは僕がやらなきゃいけないという気持ちがあったので、少し疲れたところはありましたけど最後まで頑張れました」
-ベンチからは厳しい声も飛んでいましたが
「声かけてもらえるって言うのはそれだけ信頼されてるからみんな言ってくれるんだろうし、声をかけてもらえると自分の心の中でも力になるのでその部分はいいと思います」
-多くのプレータイムを得ていますが、今はなにを意識してプレーしていますか
「自分のやるべきことはディフェンスとか、周りをうごかすっていうことで、そこに期待されてるっていうことはわかっています。だから出る以上はその役目をしっかりやらなくてはチームも上の方にいけなくなってしまうので、自分にできることというのをまず目標に頑張っています」
H36 -タレント揃いのメンバーをまとめる司令塔は大変ですね
「そこはプレッシャーはないっていったら嘘になってしまうかもしれないんですけど、そのタレントを使うって言うのも自分としては楽しいですし、それで自分も活躍できればもっと楽しくなってくるので、大変ですけど逆に楽しみって感じですね」
-今日のプレーを振り返るとどうですか
「相手がゾーンだったのでパスランで崩していきたかったんですけど、相手が大きくて上のパスが通らないのがちょっときつかったですね。外からもっと打っていいよって言われていて、僕がもっと打っていけばもう少し違っていたのかなという思いはあります。でもPGとしてチームバランスを考えないといけないので難しいですね。自分がたくさん打つと他の人がフラストレーションを溜めてしまうので、そこが難しいところです」
-このリーグ戦はこれからにつながる経験をされていますね
「出してもらってるって言うのはやっぱり自分にプラスになることですし、来年のことはどうなるかわかりませんが、今年は出してもらっている以上それに応えるように、自分ももっとレベルアップできるように頑張りたいですね」
-ようやくベストメンバーが揃っての試合もあと2試合となりましたが
「去年は入替戦回避したらやる気なくなったという部分があったのですが、今年は最後に勝ってインカレにつなげたいと僕は思っているので、チームみんなでそこにむけて頑張りたいです」

取材・写真・文 渡辺美香

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