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スポーツのミカタ ウィークリー vol.6

目次
★全日本社会人選手権
★オールジャパン予選
★JBL2
★全実への道・5

☆全日本社会人選手権 1日目の結果はこちら 最終結果はこちら 関連記事はこちら
 クラブ、教員、実業団とそれぞれのカテゴリーから集まった16チームが優勝を、そして何よりもオールジャパン出場を目指して戦った2日間。この大会が昨年度唯一優勝を逃した大会だった横河電機が2週間前の東京都実業団選手権決勝での敗戦を乗り越えて優勝し、念願のオールジャパン出場権を獲得した。あらゆる大会で優勝経験があり、最近では優勝にも淡々とした様子を見せていた横河電機も試合後監督を胴上げするなど今までにない喜びの表情を見せた。2位のJR東日本秋田は決勝こそ差がついて敗れたものの、大会を通して手ごたえのある試合をして見せた。すぐ翌週にある東北総合はオールジャパン出場権が関係なくなったが、「次につなげるためにもしっかりと勝って終わりたいです」と佐藤正司キャプテンは語った。3位決定戦は九州電力が2年前の姿を彷彿させるアグレッシブなディフェンスと走りまくるオフェンスで東京日産を退けた。東京日産はこの大会自分たちも予想していなかった結果ながら、最後まで集中を切らすことなくプレーを続け、このチームが持つ本来の強さを見ている人たちに十分に感じさせる大会となった。
 昨年準優勝しオールジャパンに初出場を果たした新生紙パルプ商事は2回戦で東京日産に敗れた。ここ数年の対戦を考えると予想外の敗戦となり大会は1日で終わってしまったが、翌日の朝の準決勝を多くの選手が見にきていた。2回戦で九州電力に敗れた日本無線だったが、クラブ強豪のO55との対戦を接戦の末勝利する強さを見せた。教員1位であり昨年度のオールジャパンに北信越代表として出場していた新潟教員は1回戦が同じ新潟県のHEDGE HOGに勝利。2回戦はそのHEDGE HOGが観客席で応援する中、JR東日本秋田に対して序盤リードを奪う展開。後半走られて点差をつけられてしまったが、北信越ブロック予選に向けて手応えのある試合となった。クラブでベスト8に入ったのは1回戦が同県同士の対戦となったMODERN CLUB。愛知教員Aにリズムを作らせず勝利したが、2回戦は優勝した横河電機との対戦となり、善戦しながらも力の差を見せられる結果となった。
 クラブ1位で出場の三種体協琴丘は昨年度は国体強化選手としてメンバーに入っていた高久(現・栃木ブレックス)がゴール下を支配し絶対的な強さを見せていたが、秋田国体が終了した昨年度末チームを離れた。さらにこの日はセンターがいなかったこともありインサイドが機能せず1回戦で東京日産に敗れた。クラブ2位のO55は日本無線に一度は大きくリードしながらも終盤に逆転され、そのまま逃げ切られてしまった。同じく1回戦で実業団相手に粘り強い試合を見せたALSOK GUNMA CLUBとZULUS SHINWAだったが、最後は引き離されて終わった。愛知教員Aはオフェンスがリズムに乗れず1回戦敗退となった。昨年全国に出ていない大西クラブとSESSIONSは実業団1位と2位に大差で敗れた。
 大会全体を通して、1回戦から接戦が多く、3カテゴリーともに粘り強いプレーを見せるチームが多かった。ここまでの4回、結果としては実業団の強さが際立っているが、試合そのものは互角な展開が多く、最後は走り負けだったり、当りの強いディフェンスといった部分の差が結果につながっている。組織的な活動をしているクラブチームも増えており、今後はその差が埋まってくるかもしれない。そしてそれが大会としての面白さや盛り上がりのために重要となってくるのだろう。高校や大学で活躍した選手たちが社会人になってもプレーを続けている姿を見ることができるのはバスケットボールファンにとってはうれしいこと。これから大会自体が盛り上がり、多くの人に見てもらえるものになっていくことが必要だ。
第4回全日本社会人バスケットボール選手権

☆オールジャパン予選
 地方ブロックでは11月1・2日に中国ブロック予選(中国総合選手権)が行われ、山口県のツースリーが優勝した。ツースリーは23年に行われる山口国体に向けて今年新たに作られたクラブチームで、メンバーやスタッフは国体チームと兼ねている。ここ数年、山口国体に向けての強化が現れた結果となった。全日本社会人選手権からは横河電機とJR東日本秋田が出場権を獲得。横河電機は初出場となるが、まさに実業団トップの力があるだけに今からその戦いぶりに期待が募る。
 今週末の11月8・9日には東北、北信越、九州の3ブロックで予選大会が行われる。東北は秋田以外の5県は2チームずつ、秋田県のみ3位までの4チームが出場。さらにそこに昨年度のオールジャパンに出場した三種体協琴丘(東北ブロック)と能代工業高(高校総合)が推薦枠となり、全16チームが出場し、2日間で4試合のハードスケジュール。高校が2チーム(宮城:明成高)、大学が6チーム、実業団が2チーム、教員が1チーム、クラブが5チームと幅広いカテゴリーのチームが集まる。優勝候補の1つであるJR東日本秋田が全日本社会人選手権の出場枠を確保したことは大きいだろう。北信越は各県から1チームのみ。昨年度は新潟教員、その前は新潟のHEDGE  HOGと2年連続で新潟県の代表チームが出場権を得ている。新潟教員は全日本社会人選手権2回戦でJR東日本秋田に敗れているが、チームに今年から加入した岩下(大東文化大卒)は「手ごたえはありました。ブロック予選に絶対勝ってオールジャパンに行きます」と意気込みを語った。九州は8県から2チームずつ出場するため全16チームとなり、決勝までは2日間で4試合を戦わなくてはいけない。スケジュール的には人数も多く、体力的にも強い大学(東海大九州、鹿屋体育大)や高校(福岡第一高)が有利か。高校総合で出場権を得ている延岡学園高が出場しないこと、昨年度ブロック代表となった鹿児島レッドシャークスがJBL2に参入(現・レノヴァ鹿児島)したことでチャンスは広がった。全日本社会人選手権での出場権を逃した九州電力の選手たちは九州ブロック予選は厳しいだろうといいながらも「頑張るしかない」と思いを新たにした。
現在決定している出場チーム(JBLを除く)
延岡学園高(高校総合)
横河電機(社会人選手権1位)
JR東日本秋田(社会人選手権2位)
洛南高(近畿ブロック)
ツースリー(中国ブロック)

☆JBL2 第3週の結果と第4週の予定はこちら
 3週目も3試合のみ。3戦連続の試合を行ったのは豊田合成と日立電線。両チームともにここまでの2戦は勝利したが、この第3戦は初黒星となった。豊田合成に黒星をつけたアイシン・エイ・ダブリュは1週空けての2連勝。日立電線に勝利した石川はホーム開幕戦で初勝利をあげた。代々木第2体育館で行われたビッグブルー東京vsレノヴァ鹿児島。新人の深尾と3年目の押野の2ガードで臨んだ東京だったが、接戦の末鹿児島に敗れ初勝利はならなかった。レノヴァ鹿児島は2戦目にしてJBL2での初勝利を挙げた。
 次週はJBLとの同日開催が2試合行われる。ここまで2戦してまだ勝ち星のない黒田電気はレノヴァ鹿児島と対戦。その鹿児島はホーム2戦目となる。初戦をホームで落としているだけにここは取りたいところだろう。豊田通商vs豊田合成戦はこの2年間豊田通商が連勝している。第3週で初黒星の豊田合成としては連敗は阻止したい。第3週で初勝利を挙げた石川はビッグブルー東京とホームで対戦。第3戦で接戦を落とした東京はここで初勝利を上げて勢いをつけたいところ。石川はホームでの連勝なるか。
JBL2

☆ 全実への道・5~関東実業団選手権ベスト16
 来年2月に兵庫県神戸市で行われる全日本実業団バスケットボール選手権大会に向けて関東では予選大会が行われている。シード8チームのうちの4チームが全日本社会人選手権に出場していた11月3日、関東ではベスト16入りをかけた熱い戦いが行われていた。
 16入りが予想された5チーム(三井住友海上、警視庁、プレス工業、クラヤ三星堂、富士通)は順当勝ち。1回戦で東京トヨペットが横浜リテラに敗れたが、2回戦はディフェンスのいいNTTデータが横浜リテラを50点に抑え勝利した。リーグ戦に参戦していない大陽ステンレススプリングは1回戦でJR東日本新潟に勝利すると、2回戦ではリーグ2部の伊藤忠商事を100点ゲームでやぶり3回戦に進んだ。接戦が予想された大塚商会東京とNTT東日本東京の対戦は、第4P一気に逆転した大塚商会東京が勝利した。
3回戦はベスト8を決める対戦でシード8チームが登場する。ここで勝敗の行方が分からないのは三井住友海上vs東京電力の対戦。リーグ戦ではプレス工業に不覚を取り入替戦を逃した三井住友海上だが個々のメンバー的にもチーム的にも力は十分あり、東京都実業団選手権では横河電機に対して好ゲームを見せた。対する東京電力はリーグ戦では入替戦で富士通に敗れ2部降格が決まっているが、勢いに乗れば怖いチーム。両チームともに勝機はある。東京16位ながら3回戦に進んだ大塚商会東京は曙ブレーキ工業と対戦する。ここまで2戦戦い勢いに乗る大塚商会東京と、初戦となる曙ブレーキ工業。スタートが重要となりそうだ。東京都1位の新生紙パルプ商事と対戦する大陽ステンレススプリングは2年前にもクラヤ三星堂をやぶり3回戦に進んだが、3回戦からTOの入り方が変わることを把握していなかったため担当のTOに入らなかったことで没収試合となったことがある。能力のある選手も多く、爆発的な得点力があるチーム。全国でも上位の新生紙パルプ商事にどう挑むか。
3回戦で勝利すればその時点で全実出場は決定する。3回戦で敗れた8チームは順位決定戦にまわり、その中で2チームが全実の出場権を得ることができる。
関東実業団バスケットボール連盟

(取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香)

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