スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.5
先週末は関東での全実前最後の調整となる実業団・クラブ交流試合が行われた。また、佳境に入りつつあるJBL2はプレーオフ進出をかけた争いはもちろんのこと、現在全勝中の豊田通商を止めるチームは出るのかも興味深いところだろう。
目次
☆実業団・クラブ交流試合
☆JBL2
★実業団・クラブ交流試合 結果(スコア)はこちら
全実まで2週間となった1月24日(土)、東京都の武蔵野総合体育館で実業団・クラブ交流試合が行われた。これは東京都実業団バスケットボール連盟と東京都クラブバスケットボール連盟が共同で企画したもので、3年前からはじまった。実業団からは東京都から全実に出場する8チームが出場した。
東京都実業団選手権で1位、関東実業団選手権では4位となった新生紙パルプ商事は東京都クラブ選手権1位のエクセレンスと対戦。エクセレンスの団ワイスの高さに苦戦するところもあったが五分で前半を折り返す。後半は団が不在となりインサイドがいなくなったエクセレンスに一気に点差をつけた。強化試合を風邪で休んでいた坂口も復帰し、チーム全体のコンディションもよさそうだ。
東京都2位、関東1位の横河電機は東京都クラブ選手権2位のファミリーテンス東京と対戦した。今年はオールジャパンに出場し、元日から試合を行ったが、この試合に関してはモチベーションが低いのか、集中にかけるプレーが多く見られた。
東京都3位、関東でも3位に入った葵企業もエクセレンスと対戦。昨年まで葵企業にいた福村が今シーズンからエクセレンスでプレーしており、本来エクセレンスではインサイドはやらないというがこの日はインサイドの選手が不在のため、奇しくも葵企業の新旧センター対決ともなった。葵企業は先週の強化試合を休んでいた柳沢も復帰。
東京都4位、関東では2位の日本無線はファミリーテンス東京と対戦。なかなかリズムに乗り切れない部分が出て、最後はファミリーテンス東京に逃げ切られてしまったが、課題が見えた分、次につなげることができると期待したい。
東京都、関東とも5位の三井住友銀行はオールジャパンで3回戦まで勝ち進んだ横浜ギガスピリッツと対戦した。主力が不在だったこともあり決め手に欠ける部分が見られ、試合巧者の横浜ギガスピリッツに敗れた。
東京都6位、関東では8決めで敗れ10位となった東京日産は江東倶楽部と対戦。前半で引き離しそのまま勝利した。
東京都7位、関東9位の東京電力は如月クラブと対戦。第1Qで点差をつけてリードされるが、最終Qに追い上げる。今一歩届かなかったが、このチームが持つ勢いと粘りが見える試合だった。
東京都8位、関東も8位に入った三井住友海上は弥生クラブと対戦した。主力を欠いていることもあり第1Qで大きくリードされる。しかしその後追いつき、最後はわずかに1ゴール差で惜しくも敗れる。
交流試合は公式戦ではないこともあり、メンバーも揃いきらないチームも多く、試合そのものへのモチベーションも微妙なところがある。しかしその中でも、貴重なものであるはずの試合という練習のチャンスをどう活かし、どうつなげていくかはそれぞれのチームと個々の選手にかかっているのだろう。
★JBL2 第13週の結果はこちら
早くも終盤に入りつつあるJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)のレギュラーシーズン。第13週が終わって残り試合が3試合となったチームもある。
第13週も3試合が行われた。現在全勝中の豊田通商は前週にアイシン・エイ・ダブリュをやぶり勢いに乗る豊田合成と対戦。第2・第4Qを支配し勝利、全勝を守っている。前週日立電線に敗れ、プレーオフに黄色信号が点ってきた石川はビッグブルーと対戦。第1Qは両チームともロースコアながら石川が抜け出すと、後半に入って一気に引き離し勝利した。しかし石川も決して調子が良いわけでなく、押野がいないこともありチームのリズムが作れないビッグブルーに救われた部分もある。「いい勝ち方ではなかったですね。でももう負けられないので、とにかく頑張るだけです」試合後、山田(石川#6)は語った。下位同士の対戦となったレノヴァvs黒田電気戦は、黒田電気が第3Qで攻守に流れを作り引き離すと、そのまま勝利した。
終盤に入りプレーオフ争いも徐々に状況がはっきりしてきている。今週の結果で現在1位の豊田通商がプレーオフ進出を決めた。その他、2位のアイシン・エイ・ダブリュもほぼ決めている。3位の豊田合成はプレーオフを争う4位の日立電線と5位の石川との対戦を残している。5位の石川の残り試合が3試合であり、残りを全勝したとしても8勝。現在6勝の日立電線が残り4試合中2試合勝って8勝を超えると、お互いの対戦成績から日立電線が石川より順位が上回ることが決まる。豊田合成も最終戦となる石川戦の前に2連勝すると9勝となり、最終の直接対決を待たず石川を上回ることが決定。レノヴァは残り3試合を全勝して可能性が出てくるが、この3試合は全勝の豊田通商をはじめ、プレーオフを争っている日立電線、石川と上位ばかり。かなり厳しいだろう。黒田電気も残り4試合を全勝で4位の可能性が出てくるが、日立電線が残りを全敗することが条件の一つとなる。
第14週の注目はプレーオフを争う豊田合成と日立電線の直接対決だろう。この試合に勝った方がプレーオフをより確実にすることができる。3年目で初のプレーオフを指す豊田合成と、昨年惜しくも涙をのんだ日立電線。どちらにとっても負けられない試合となる。先の試合で豊田合成に敗れ痛い星を落としたアイシン・エイ・ダブリュは黒田電気と対戦。2位を守るためにもここは負けられないところ。ビッグブルーvs豊田通商戦は力的には豊田通商と思われるが、気持ちの持ち方が気になるところ。これはビッグブルーにもいえるかもしれない。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香
