スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.10
先週末でレギュラーシーズンを終えたJBL2。今号ではシーズ全体を振り返った。
目次
☆JBL2
☆WJBL
★JBL2 第18週の結果はこちら
JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月1日のゲームでレギュラーシーズンの全日程を終えた。
<最終順位>1位~4位の4チームがプレーオフ出場
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 14勝0敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 11勝3敗
3位:豊田合成スコーピオンズ 10勝4敗
4位:日立電線ブルドッグス 7勝7敗
5位:石川ブルースパークス 7勝7敗
6位:黒田電気ブリットスピリッツ 4勝10敗
7位:レノヴァ鹿児島 3勝10敗
8位:ビッグブルー東京 0勝14敗
各チームを一言で語ると次のようになる。
・無敗ながら圧倒的な強さという印象の薄かった豊田通商
・元JBL選手の加入で大きく飛躍したアイシン・エイ・ダブリュ
・得点のシェアでチームとしての強さを発揮した豊田合成
・要所の試合を確実に取りプレーオフに滑り込んだ日立電線
・後半オフェンスのリズムが作りきれずプレーオフを逃した石川
・1試合の中でも波があり粘りきれなかった黒田電気
・得点力に偏りの大きかったレノヴァ
・中盤にチームの基盤が崩れ作りこむことができなかったビッグブルー
昨年のファイナルに進んだ2チーム(栃木と千葉)がいなくなり、今シーズンは豊田通商の1人勝ちの予想はあった。そこに続くチームに関しては全く予想ができない状況だったが、まず抜け出したのがアイシン・エイ・ダブリュだった。JBLでプレーしていた鈴木が入ったことでインサイドのディフェンスが向上、さらにガードポジションに新人の吉田が加入し、藤村がゲームコントロールに集中できたことも大きい。個々の選手がそれぞれの役割をしっかりと果たせるチームになった。アイシン・エイ・ダブリュに続いたのが豊田合成。前半戦は豊田通商とアイシン・エイ・ダブリュ以外には負けなし。後半はレノヴァに痛い敗戦があったが、2位のアイシン・エイ・ダブリュをやぶるアップセットで3位を確実にした。大原の得点力は周知のことだが、今シーズンは木下の加入でゲームコントロールが安定し、さらに大原の周りを生かすプレーと、それに応えるように確実に自分のプレーを果たす選手たち。大原という絶対的なプレーヤーがいながら、大原だけではないことがチームの躍進につながった。「我慢ですね」と前半戦では語っていた大原は得点をシェアしながらもシーズン得点王を獲得した。
愛知の3チームが上位を独占する中、プレーオフ残りの一枠を日立電線と石川で争った。前半は石川が4位に入りオールジャパンにも出場したが、そのオールジャパンを境に流れが日立電線に傾いた。オールジャパン明けの初戦に日立電線と石川が直接対決となったが、これを日立電線が12点差で勝利し、対戦成績で日立電線が上回ることとなった。その後は両チームとも上位3チーム以外には負けることなく、最終的には同じ7勝7敗となり、両チーム間の試合の得失点差で順位が決まった。
早い時期にプレーオフの芽がなくなった下位の3チーム。黒田電気は好不調の波が大きく、チームとしての安定感に欠けたことが勝ち星を増やせなかった原因のひとつだろう。レノヴァは得点力で偏りが大きく、チームとして勝利につながるプレーが上手くできていなかったか。今シーズン1勝もできず終わったビッグブルー。シーズン中盤にチームが崩れてしまったことが残念な結果につながった。最終戦ではこのチームの本来の力が見られただけに、もっと早くこの状態に持っていけていればチームとしてより高い位置にいけたのではという思いがある。
プレーオフは3月14日・15日の2日間、石川県金沢市で行われる。
※来週号ではプレーオフの展望を掲載予定です。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
★WJBL・ファイナルスタート
5戦3先勝で行われるWJBLファイナルが3月5日(木)からスタートした。今回のJOMOvsシャンソン化粧品という顔合わせは5年ぶりとなる。
第1戦は第2Pでインサイドの高さを生かしたJOMOがリードをひろげると、最後まで粘るシャンソン化粧品を振り切り勝利した。オールジャパン決勝でも機能したJOMOの変化のあるディフェンスがシャンソン化粧品にオフェンスのリズム作らせなかったことも大きいか。
連戦を同じチーム同士で戦うプレーオフ・ファイナル。一試合ごとにそれぞれのチームが違う姿を見せることも多く、より多く幅の広いプレーを持つチームほど有利といえるだろう。ここからが本当にこの2チームの持つ強さを見ることができると期待したい。
WJBLプレーオフ・ファイナル
第1戦 シャンソン化粧品 66 ( 16-16 12-24 20-20 18-13 ) 73 JOMO
第2戦 3月7日(土) 13:00 代々木第2体育館
第3戦 3月8日(日) 13:00 代々木第2体育館
第4戦 3月10日(火)19:00 代々木第2体育館※
第5戦 3月12日(木)19:00 代々木第2体育館※
※第4戦、第5戦は行われない場合もあり。
WJBL
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香
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