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関東実業団リーグ戦 キャプテンインタビュー(2)

 6月6日(土)に開幕した関東実業団バスケットボールリーグ戦男子1部。初戦を終えてチーム状況や目標、課題などを各チームキャプテンに聞いた。

 キャプテンインタビュー(1)では昨年度の上位4チームを、キャプテンインタビュー(2)では下位の4チームを掲載。

関東実業団リーグ戦 キャプテンインタビュー(1)

東京日産
 昨年度は初戦勝利し勢いに乗るかと思われたがその後振るわず、なんとか5位に入った。しかしその後社会人選手権で4位に入るなど飛躍を見せている。仕事の関係もあって練習が十分できないこともあり、チーム間のコミュニケーションに課題が見られる。リーグ戦を通してチームができていくか。
Nissan #4嶋津裕之
-今日はコーチとしてベンチに入りましたが、いかがでしたか。※1
結構つらいですね。こういう形でチームに関わったのは初めてです。今の率直な気持ちは選手に申し訳ないということですね。もっとスムーズにできればよかったのですが。
-敗れはしましたがそれほど悪い状態にも思わなかったのですが。
勝負なので勝ちにこだわってやらないといけないのですが、先が長いので今の時点でチームを固定させていくのはこの先が厳しくなるかなと思っています。だからあえて今日は使えるメンバーは使っていこうという考えでやりました。それがある意味選手には迷惑をかけたというか、中には多分不満を持っている選手もいるかなと。
-どういう点が難しいのでしょうか。
指揮を取る人が変わればやり方も変わるというところも選手に分かってもらわないといけないです。結局最後の勝負どころでは選手に頑張ってもらうしかないので。自分たちはサポートするしかないですから。
-選手としてプレーすることに未練のようなものはないのですか。
選手は辞めたわけではないです。とりあえずこの大会はこういう形で行こうかなと。自分がプレーするとそれでまたチームにも迷惑をかけてしまうこともあると思っています。
-キャプテンとコーチの違いは?
コーチの方が大変ですね。キャプテンだったら自分が頑張っている姿を見せれば選手はついてくるんですよね。でもコーチはプレーでみせるというわけにはいかないので、自分の分身になってくれる選手がいないかなという気持ちでやっているところはあります。
-昨シーズンキャプテンとしてチームを作ってこられましたが。
去年よりはみんな集中してできていたと思いますね。うちは5人、6人でやるチームではないので、それを選手にも分かってもらいたいです。分かってもらえないようなら僕がチームに合わないのかなということ。みんなの向かう方向性が合わないとやっていけないところはありますから。
-今大会の目標は?
まずは上位に入るということです。それが最低ですね。そこに入ればなんとかなると思うし、決してこの大会で終わりというわけではありませんから。
-昨年5位に入ったことでJIC、社会人、さらに全実へとつながっていきましたが。
本当は毎年毎年、1歩ずつでもレベルアップしていかないといけないのですが、仕事が忙しかったりでなかなかそうはいかないですね。
-今後チームの指揮はどのようになりますか。
日曜日の試合は北條コーチがベンチに入るのでどういう形になるかまだ分からないです。4月からやってきてある程度方向性ができているので、そこをしっかりとやっていきたいです。
-ブランクのある(#9)高木選手も思った以上に動けていましたね。
まああれはもっとできるはずですが、まだ新人は仕方がないですね。
-チームキャプテンはどうなりますか?
元々は自分がキャプテンで、副キャプテンが三原と上原だったのですが、今の状態で全部が全部僕が関わってしまうのはよくないと思いますので、この大会ではキャプテンを三原にお願いしました。頑張ってくれると思います。
※1北條コーチが土曜日は仕事のためベンチに入ることができない。そのため6日(土)の試合は嶋津選手がコーチとなって指揮を取った。

葵企業
 ここ数年、力のあるところは見せながらも、リーグ戦と全国大会では結果が残せていない。昨年の主力選手の離脱により、チームとしてのバランスは良くなった感がある。今シーズンこそ結果を残したい思いは強いが、それをうらなうこの大会が重要になってくるだろう。
Aoi_4 #4山口祥
-石田選手が抜けてインサイドが厳しくなりましたが。
そこはもう計算に入れていました。間違いなく去年より戦力は上がっているので十分戦えるかなと思っています。戦力的には身長がちょっと大きめの選手で走れる選手が2人(#9小原、#21篠原)くらい増えたので、うちのバスケットにも大きい選手が走れるというのが加わってよくなったと思いますね。
-オフェンスの展開は広がったように見えました。
そうですね。点が取れる場所も増えてきたので、(#15)永田の負担が減ったのは大きいです。
-他のチームに比べ高さがない分ディフェンスが厳しいところがありますね。
身長差があるマッチアップが続くとちょっと厳しいかなというのはあります。今日もリバウンドを取られてそこからという場面がいくつかあってもったいなかったですね。そこをもうちょっと頑張れれば違っていたと思うのですが。
-アウトサイドのシュートに頼らなくなった印象がありますが。
今日はちょっとみんな調子悪かったからというのはあると思いますが、昨年までよりはそこに頼るプレーは減っていると思います。
-プレー面ではこれまでどおり永田選手を中心にという感じですか。
永田を中心として周りがどう合わせていくかというのが重要ですね。この大会の前に(#13)上原が怪我をしてその部分で厳しいところはあるのですが、いい形にはなっていると思います。
-昨年に比べ永田選手のプレータイムが少なめな感じがしましたが。
何年もやってきて、長丁場になると永田にも休憩させながら常にいい状態でプレーできるようにというのはあります。人数が増えたことで永田が休む時間を増やしていくことができるようになりました。
-即戦力の新人が入りましたね。
即戦力ですね。
-(#21・新人)篠原選手は大学の時よりもあっているように感じましたが。
どんどん自分でやりたいという感じのプレーヤーなのでうちのチームにはあっていると思いますね。
-石田選手のほかに宮崎選手のチームを離れましたが、その影響は。
宮崎はディフェンスがよかったので初めのころはちょっと難しさもありました。しかし選手もいろいろ入ってきたので、いろいろな選手を試す意味でもいいところもあるかなと思います。
-JIC(全日本実業団競技大会)の出場というのは目標の一つですか。
JICはやはり目標ですね。今年のチームは十分いける力があると思っています。全国大会での経験って言うのはやはり大きいです。今年はどうしても結果がほしいのでJICに出て2月の全実につなげたいです。
-葵企業は毎年主力に変化があってチームが変わっているので大変なところがありますよね。
積み重ねていくということは難しいところはありますね。でもチームとしてはやることが決まっているのであとはそれにフィットする選手を見つけていくことが必要です。
-敗戦スタートは昨年と同じですが、その辺で精神的なところは?
今日の感じはそんなに落ち込んではいないですね。去年とは全然違うと思っています。

曙ブレーキ工業
 昨シーズン、スタートでつまづき7位に終わった。今シーズンはメンバーもある程度固定し、チームの意識は高い。第2戦の横河電機戦は大差で敗れたがこの日はメンバーが揃っていなかったこともあり、これからに期待したいチームの一つ。
Akebono #14石田剛
-新人のガードが入って石田選手は第3ガードになっていますが、ベンチで見ていてどうでしたか。
いいんじゃないんですか。(#16)根元は今年2年目ですが去年のリーグ戦には登録してなかったので今大会が初になります。頑張ってやってると思いますね。
-昨シーズン最終戦が惜しい試合でしたから、この試合はかなり気合が入っていたのでは。
そうですね。今日ももうちょいですかね。序盤は気持ちは出てて、いい形になったのですがね。1回は流れが向こうにいんじゃないかなというのはあったのですが、そこでもうちょっと我慢できればよかったんですけど上手くやられました。
-(#11)チャールトン選手のところが厳しいディフェンスでしたが。
全実でも28点取ってますし、それくらいのマークは来るだろうなとは思ってはいました。まあ、マッチアップの(新生紙パルプ商事#12)高崎をある程度止められてたので、ディフェンス頑張ったということだと思います。
-シーズンインはいつ頃でしたか。
今年はオフはなしでいつもは出ない大会にも出たりしていたので練習はある程度できてます。仕上がりも悪くないと思っています。今シーズンはスタートも決まっていますね。あれがベストだと思いますね。※1
-新人(#19内山)はいかがですか。
新人はいいんじゃないんですかね。まだまだ研修とかあって練習にこれない日があるのですが、これからもっとよくなると思いますね。
-今日は外のシュートがあまりなかったですね。
外のシュートが全然入らなかったですね。うちは追い上げる時に外のシュートがポンポンと入ることが多いのですが、今日はダメでした。誰かしら1本入ればよかったのですがね。それだけパルプのディフェンスが良かったというのはあるんじゃないですかね。相手はスイッチが速くて、それは言っていたのですが上手く対応できませんでした。
-今シーズンは前半で上位との対戦となりますが。
上位との対戦の中で一つ勝ちたいですね。そうすれば2次リーグ上位に入れる可能性が高くなると思うんです。なんとか上位に残っていければ次につながりますから。チームの雰囲気は全く問題ないですね。
-部員数が多いですが、まとめるのは大変ではないですか。
やたらと増えましたね。でも今はチームがいい方向に向いてるんで大丈夫です。
※1曙ブレーキ工業のスターティングメンバー #4藤原、#6柴田、#7高橋昭、#11チャールトン、#21白川の5選手。

富士通 
 昇格しての初の1部。若いメンバーが多く勢いがある。第2戦までを見るとかなりやれそうに見えるが、そこは実際の力とは違うこともキャプテンやベテラン選手には自覚がある。若い選手が多いことでこれから波も出てくることも予想でき、チームとしてのまとまりが重要となってくるだろう。
Fujitsu_5 #5岩永敏夫
-1部としての初戦でしたが、いかがでしたか。※1
やっぱり相手(横河電機)のほうが強かったですね。
-いい形でチームができている印象がありますが。
みんなが人間的にいい奴ばかりなので。新人選手たちが伸び伸びやってくれていますが、その辺は新人がやりたいようにやれるように先輩の方たちも気を使ってくれています。僕もまだ若い方ですが、そういうところが本当にやりやすいチームだなと思います。
-昨年までは岩永選手がPGを1人でやってこられていましたが、(#4・新人)知念選手の加入はいかがでしょうか。
自分と知念とはタイプの違うガードなので相手もやりにくいところがあると思いますし、僕がダメな時は知念に任せられるのでよかったと思います。それに僕も頑張んないと試合に出れなくなるので、その辺はお互い刺激しあっていけてると思いますね。チームメイトですけどいい相手ができてよかったです。他のポジションにもそれぞれ新人が入ってお互い相乗効果でチームとしても少しずつは強くなってきているのかなと感じています。
-若いチームの中で(#6)吉田選手の存在はいかがですか。※2
(吉田)大輔さんの存在は大きいですね。大輔さんが出ているときの方がディフェンスがまとまるんです。(吉田選手が)抜けている時間帯のチームディフェンスをどうするかが課題ですね。
-昨年までの様子を見ても他のチームは全て格上の感がありますが。
初の1部ということで僕たちは常にどのチームの対してもチャレンジャーですから思い切っていきたいですね。来年、再来年といった後輩たちの時代になった時につなげられるといいなと思います。うちはこれからのチームだと思うのでなんとか今シーズンは1部に残留したいです。
Fujitsu -今日の試合で富士通は侮れないとみるチームが多くなるのでは。
それはいやですね。楽勝だろうといった感じできてくれたほうがうちとしては勝負のしどころがあるのですが。どこのチームも勝負どころがよく分かっているので、その辺でうちの方がかなり厳しくなるなとは思っています。
-新人の(#9)小倉選手の得点力が目立ちましたが、その辺もチェックが厳しくなるのでは。
あんまりチェックしてほしくはないなと思うのですが、もしチェックが入ったらインサイドに捌いていくとかしないといけないです。今日は外のシュートがいつもより入ったと思うのですが、逆にインサイドにボールが入らなくなったりもしていたので。外のシュートが入らなくなった時にインサイドが点取らないとこれから苦しくなると思っています。
※1昨年度2部1位となり、入替戦で勝利し今年度から初の1部参戦となった。
※2現在試合に出ている選手は2006年以降の入社。その中で吉田選手は2003年入社。

インタビュー:6月6日(土)横河電機体育館
取材・文:渡辺美香  写真:中村斗音

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