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全日本実業団競技大会 大会&1回戦の展望

 実業団の全国大会のうちの一つ、全日本実業団バスケットボール競技大会が9月19日から3日間、千葉県の船橋市総合体育館で開催される。この大会は10月25・26日に群馬県前橋市で行われる全日本社会人選手権の実業団予選ともなっている。男子は上位6チーム(※)、女子は上位3チームがそれぞれ出場権を得ることができる。
※1~4位までしか順位を決定しないため、5・6位は2月に行われた全日本実業団選手権の結果をポイント制にして決定する。

日本実業団バスケットボール連盟

平成21年度全日本実業団バスケットボール競技大会(兼 第5回全日本社会人バスケットボール大会予選)
9月19日(土)~21日(月・祝) 船橋市総合体育館(船橋アリーナ)
勝ち上がり 日程表(結果)

男子(16チーム)

大会展望
 この大会2連覇中の横河電機と昨年準優勝のJR東日本秋田が優勝候補の筆頭か。昨年3位の九州電力と4位の新生紙パルプ商事はともに1回戦を勝ち上がれば準々決勝(2回戦)で対戦することとなり、この2チーム中1チームはベスト4入りを果たせないことになる。この他、関東実業団リーグ戦を2位と好成績で終えた曙ブレーキ工業、高さはないがメンバーの厚みは増してきた日本無線、東海で確実に力を伸ばしているホシザキ、新規メンバーも加入し1回戦突破を目指すタツタ電線、3年ぶりの出場となる北海道の強豪・旭川キシイらが上位を目指したいところ。
 全日本社会人選手権の出場権を得るには1回戦の突破が必須となる。

9月19日(土) 男子1回戦
13:40
A 横河電機(関東1) vs 日立笠戸(中国)
 初出場の日立笠戸は王者・横河電機と対戦。この大会では比較的初戦がもたつく感のある横河電機だが、ここはきっちりと勝っていきたいところ。
B 東レ愛媛(四国) vs ホシザキ(東海1)
 四国予選で四国電力に接戦で勝利した東レ愛媛。昨年のこの大会では勝機のある試合を落とし1回戦で敗退したホシザキ。ホシザキには今年、愛知学泉大から新人・徳村が加入。ディフェンスとアシストに定評があり、大学の先輩でもある2年目の藤田とのコンビネーションも見られるか。
C 日本無線(関東3) vs イカイレッドチンプス(東海2)
 今シーズンに入って即戦力の新人(福田侑、リーグ戦3ポイント賞)が加入し厚みが増したがリーグ戦終盤での尾崎の怪我でチームが崩れ3位に終わった日本無線。昨シーズンスタートも務めた主力の数名に離脱があり9月5・6日に行われた東海実業団選手権でも3位に終わったイカイレッドチンプス。日本無線の尾崎は9月13日の東京都実業団選手権で復帰した。両チームともに高さがあまりないが、経験も含めイカイレッドチンプスの方が厳しいか。
D 山形市役所(東北2) vs 曙ブレーキ工業(関東2)
 6回目の出場でまだ1回戦突破を果たしていない山形市役所と、5回目の出場で2年前にベスト8入りを果たした曙ブレーキ工業。関東実業団リーグ戦では尻上がりにチーム状態が良くなっていった曙ブレーキ工業だが、各選手がそれぞれ国体チームに参加した夏の間のチーム調整が気になるところ。この両チームは甲乙つけがたく、本番でいかに自分たちのバスケットが展開できるかが重要だろう。
15:20
A 三井住友銀行(関東5) vs JR東日本秋田(東北1)
 昨年のこの大会と全日本社会人選手権の2大会で準優勝したJR東日本秋田に2回目の出場の三井住友銀行が挑む形となるだろう。三井住友銀行は若いメンバーが主体であり、速さと機動力を生かしたいところ。三井住友銀行の新人・木村とJR東日本秋田の新人・高橋はともに筑波大出身。同期対決も見られるか。
B 旭川キシイ(北海道) vs 西野製作所(北陸)
 3年ぶりの出場となる旭川キシイ。上手さと粘り強さを備え持つチームだが、この2年間でチームに変化はあるのだろうか。西野製作所も粘り強いチーム。旭川キシイの最近のチーム状態が分からないだけに予想は難しい。
C タツタ電線(近畿) vs 新生紙パルプ商事(関東4)
 昨年は1回戦敗退のタツタ電線はbjリーグ・高松でプレーした野々口が加入。同じ大阪産業大出身の選手も多く、チームにアジャストしやすいか。新生紙パルプ商事はリーグ戦でキャプテンの近森がリーグ終盤を欠場、それが響いたのか4位に終わった。新人の立花も徐々に持ち味を発揮してきており、チーム状態は上がってきているか。関西の勢いのある試合展開に対し、いかに自分たちのリズムに持ち込めるかが重要となる。
D 九州電力(九州) vs APEX(東海3)
 今年は大卒の新人がいない九州電力はチームとしては昨年とあまりな大きな変化はない。その分、チームとしてしっかりとした形に持って行けていれば変化がないことが逆に強みになるだろう。この大会は2年ぶりの出場となるAPEXは攻撃力のある九州電力をどこまで抑えることができるかが鍵だろう。

女子(10チーム)

9月19日(土)
女子1回戦

12:00
B 今治オレンジブロッサム(四国) vs 東芝府中(関東4)※1
C クラヤ三星堂(関東3) vs 北國銀行(北陸)※2
女子2回戦
17:00
A 山形銀行(東北1) vs 丸紅(関東2)
B ※1勝者 vs 日立笠戸(中国)
C 秋田銀行(東北2) vs ※2勝者
D 三井住友銀行(関東1) vs 鶴屋百貨店(九州)

 全日本社会人選手権の実業団枠はわずかに3。2回戦に勝ったとしても出場権は決まらない。連覇を狙う山形銀行に2回戦で挑むのは関東2位の丸紅。そして関東1位の三井住友銀行は昨年準優勝の鶴屋百貨店と2回戦で対戦する。これまでの対戦では鶴屋百貨店が勝利しているが、強化の進む三井住友銀行は昨年のこの大会も初戦(2回戦)で敗退しており今大会はベスト4入りを果たしたいところだろう。山口国体も近づき強化が進む日立笠戸には昨年まで丸紅でプレーしていた宮本(山口県出身、山口県成年女子国体メンバー)が加入。昨年に続きベスト4入りを目指す。12人中5選手が新人という新生・秋田銀行の王者奪還はあるか。

リサーチ・文 渡辺美香

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