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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.36

 シルバーウィーク中に行われた全日本実業団競技大会を中心に、東京都実業団選手権、関東大学リーグ戦の状況を紹介。

目次
☆全日本実業団競技大会
☆東京都実業団選手権
☆関東大学リーグ戦

★全日本実業団競技大会
 全日本社会人バスケットボール選手権の実業団予選を兼ねる大会、全日本実業団バスケットボール競技大会が9月19日から3日間、千葉県の船橋市総合体育館で行われた。
 横河電機の3連覇で終わった男子。優勝した横河電機は決勝戦のJR東日本秋田戦以外すべて圧倒的な強さを見せて勝ち上がった。昨年も2回決勝で対戦(全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権)しているJR東日本秋田は対横河電機対策を練り、決勝戦は白熱した試合となった。「まずは前半を33点くらいに抑えて、そこからついていければ勝機はあるかもしれない」と試合前にJR東日本秋田の柿崎コーチは語ったが、実際に試合も前半を終えて33-29とプラン通りになっていた。そして後半に入りJR東日本秋田がオールコートプレスで横河電機流れを止め追いつくと、そこから1点を争うシーソーゲームになる。今シーズン初めての接戦を戦う横河電機だったが、ベンチから「焦るな」「落ち着いていけ」と檄が飛び、選手たちの集中が途切れない。追い上げの勢いでリードを奪いたいJR東日本秋田はしかし横河電機のオフェンスを止められず、徐々に流れが横河電機に傾き始める。ここで横河電機はリバウンドからのトランジションを積極的にかけていき、再びリードを奪う。JR東日本秋田も粘りを見せるが横河電機の得点を止められず追いつけない。そのまま横河電機が逃げ切り、3年連続3回目の優勝を決めた。
 男子3位決定戦新生紙パルプ商事vs日本無線の関東対決となった。久しぶりにベスト4入りを果たした日本無線だったが、九州電力を破り勢いに乗る新生紙パルプ商事を止められず逆転負け。新生紙パルプ商事は昨年の4位を上回る3位に入った。
 男子準決勝では横河電機vs日本無線戦は横河電機の圧勝で終わったが、JR東日本秋田vs新生紙パルプ商事戦は最後まで勝敗の行方が分からない接戦となった。前半は新生紙パルプ商事の勢いが勝り9点のリードとなるが、後半に入り新生紙パルプ商事がリズムを崩し得点が止まる。ここで一気にJR東日本秋田が逆転し、終盤粘りを見せる新生紙パルプ商事をわずかに3点差で退け、2年連続の決勝に駒を進めた。
 ベスト8を決める男子2回戦では昨年の3位決定戦と同じ対戦となった新生紙パルプ商事vs九州電力戦が白熱した熱戦となった。過去の対戦ではすべて九州電力が勝利しており、この試合でも一度は14点差をつけてリードするが、後半に入り速い展開で試合をすすめる新生紙パルプ商事に対し、受けに回ってしまった感のある九州電力がリズムを崩す。九州電力はなんとか立て直しを図るが新生紙パルプ商事の勢いを止められず、そのまま新生紙パルプ商事が逃げ切り、対九州電力戦初勝利を挙げた。新生紙パルプ商事は新型インフルエンザの影響で茂木ヘッドコーチを欠く中、選手たちが集中したプレーを見せた。この大会は2006年から連続ベスト4入りを果たしていた九州電力だったが、今大会はベスト8で終わった。
 2月の全日本実業団選手権で初のベスト8入りを果たしたホシザキはこの大会でもベスト8入りし、社会人選手権の出場権を獲得した。
 3年ぶりの全国大会となった旭川キシイだったが、チームスタイルは変わっていなかった。1回戦のvs西野製作所戦を圧勝し、2回戦ではJR東日本秋田と対戦。JR東日本秋田がリードする展開ながら点差を広げさせることなく粘り、旭川キシイの展開に持ち込む。しかし最後は力で勝るJR東日本秋田に引き離され敗れた。ベンチ入りのメンバーが9人とギリギリの人数で平均身長182㎝のチームながら、全員で走り、リバウンドに飛び込み、積極的にシュートを狙っていくバスケットを展開した。
 女子決勝も2年連続同じ顔合わせとなった。中盤までは接戦となったが、徐々に鶴屋百貨店が引き離し4年ぶりの優勝を果たした。敗れた山形銀行は怪我人が多く苦しいチーム事情だったが、「それはある程度どこも一緒。敗戦の理由にはなりません」と#4菅野(敢闘賞)は厳しい表情で言った。
 全日本社会人選手権の出場権がかかる女子3位決定戦は序盤重たい展開だったが、中盤から秋田銀行が引き離し差をつけて日立笠戸に勝利した。
 最優秀選手賞は男子が横河電機#17高木、女子が鶴屋百貨店#15濱本がそれぞれ初受賞。
 この大会で男子上位6チーム、女子上位3チームは10月25・26日に群馬県前橋市で行われる全日本社会人バスケットボール選手権に出場し、全日本総合選手権(オールジャパン)の出場(2チーム)と社会人日本一を目指して戦うこととなる。
日本実業団バスケットボール連盟
勝ち上がり 結果
スポーツのミカタ内
1日目の結果
2日目の結果
最終日の結果

★東京都実業団選手権
 現在開催中の東京都実業団バスケットボール選手権(兼関東実業団バスケットボール選手権大会予選)は9月21日の試合でベスト8が出そろった。
 リーグ戦での敗戦で今シーズンの1部復帰の夢を断ち切られた三井住友海上と、1部との入替戦で敗れ2部残留となったクラヤ三星堂の対戦は、三井住友海上が勝利し、リーグ戦での雪辱を果たす形となった。故障者の影響もありNTTデータと最後まで接戦となった東京日産はなんとか6点差で勝利した。葵企業vs大塚商会東京と東京電力vs警視庁は葵企業と東京電力が力の差を見せつけ勝利した。
 これでベスト8は横河電機、日本無線、新生紙パルプ商事、三井住友銀行、東京日産、葵企業、東京電力、三井住友海上の8チームとなった。今年度の関東実業団選手権の8シードは東京都からは6チームとなるため、2部の東京電力(来シーズン1部昇格)と三井住友海上はベスト4に入らなければ8シード入りは難しい。準々決勝の組み合わせは、横河電機vs三井住友海上、三井住友銀行vs東京日産、新生紙パルプ商事vs葵企業、日本無線vs東京電力となる。昨年この大会優勝の新生紙パルプ商事と昨年3位の葵企業がここで対戦。どちらかがベスト4入りを逃すこととなる。
 東京都実業団選手権は国体などのため2週間空き、10月10日(土)準々決勝、翌11日(日)に準決勝と21位決定戦、そして10月12日(月・祝)に代々木第2体育館で男女の決勝戦と3位決定戦が行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

★関東大学リーグ戦
 1部がスタートした関東大学リーグ戦。第1週から優勝候補同士の対戦である慶應義塾大vs東海大の試合が行われ、1勝1敗と星を分けた(得失点差では慶應義塾大が上位となる)。青山学院大、日本大、中央大が連勝スタート。逆に専修大、法政大、筑波大は連敗スタートとなった。
 2部は明治大と拓殖大が4戦で負けなしの4勝と頭一つ抜けている。国士舘大はまだ勝ち星がない。
 1部第2週は第1週に続いて優勝候補と目されるチーム同士の対戦である青山学院大vs慶應義塾大戦が行われる。さらに連勝の日本大と中央大が対戦、また第1週を連敗した専修大と法政大の対戦もある。
 2部も3週目にして優勝の行方を左右する可能性のある現在4勝同士の対戦、明治大vs拓殖大戦が行われる。
関東大学バスケットボール連盟

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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