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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.40

 今週末は各カテゴリーでのバスケットボール大会が目白押し。今号では全日本社会人選手権を中心に、JBL2レポートと関東実業団選手権、さらにトピックと3件と盛り沢山。

目次
☆全日本社会人選手権
☆JBL2
☆関東実業団選手権
☆トピック

★全日本社会人選手権
 第5回全日本社会人バスケットボール選手権が10月24・25日の両日、群馬県前橋市で行われる。この大会は全日本総合バスケットボール選手権(オールジャパン)予選も兼ね、男女上位2チームが出場権を得る。
 男子はクラブ連盟推薦の8チーム、実業団連盟推薦の6チーム、教員連盟推薦の2チームの合わせて16チームで争われるこの大会。1日目に1回戦と2回戦(準々決勝)、2日目に準決勝と決勝および3位決定戦と行われ、ベスト4に残ったチームは2日間で4試合を戦うこととなる。
 この大会は第2回までは単発の大会だったが、第3回大会からオールジャパン予選を兼ねるようになった。第3回大会からは九州電力(実業団)と新生紙パルプ商事(実業団)が、第4回大会からは横河電機(実業団)とJR東日本秋田(実業団)の4チームがオールジャパンに出場している。
 大会開催時期が各地のオールジャパン予選と重なるため、地方予選を優先するチームもあり必ずしも各カテゴリー上位チームのすべてが出場するわけではない。クラブチームなどは予算の関係やチーム方針もあり、また予選大会が3月と本大会からかなり期間が開くこともあり、チーム状況の変化などのため出場辞退するチームがある。今年度は近畿総合(近畿ブロックのオールジャパン予選)が同じ日程で行われる。
 過去4回の大会では第2回大会でのガリバークラブの準優勝以外全て実業団がベスト4を占めている。大会が始まった当初出場したクラブチームからは大会へのモチベーションやジャッジへのアジャストの問題などが挙げられていたが、回を増すごとにそれらも解消されつつあり、1・2回戦で接戦となることも増えてきている。今大会でも1回戦から激戦が予想される対戦もあり、興味深いところ。
 日本バスケットボール協会主催の大会であり、開催地は毎年変わる。来年度は高知県で開催される予定。関東圏のバスケットボールファンにとって貴重な大会となる。
第5回全日本社会人バスケットボール選手権大会
全日本社会人選手権 大会&1回戦の展望(スポーツのミカタ内)

★JBL2
 10月17日に開幕したJBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構。第1週から延長戦など白熱した試合を見せた。
 オープニングゲームとなった黒田電気(昨シーズン6位)vs豊田合成(昨シーズン3位)の対戦は序盤から黒田電気の新人の富田(#13)と綿貫(#15)の活躍もありスタートから一気に豊田合成を引き離す展開に。途中で豊田合成がゾーンディフェンスに変更して巻き返しを図るも黒田電気の勢いは止まらず、そのまま黒田電気が勝利した。この2チームは同じ年度に加入(当時はJBL日本リーグ)。それまでにも実業団の大会で顔合わせがあったが、それも含め昨シーズンまで全て豊田合成が勝利し、この試合が黒田電気の対豊田合成戦初勝利となった。試合前「そろそろ勝ちたいですね」と言っていた黒田電気・藤本ヘッドコーチは試合後「新人の加入が大きかったですね。これで勢いに乗りたい」と語った。「苦手意識はないのですが、相性が悪いんですかね」と苦笑いで答えた黒田電気の堀キャプテン(#14)は「昨シーズンまでは大原(豊田合成#11)の得点を止めることばかりに必死になっていて大原以外の選手にやられていたのですが、今年は他の選手の得点を止めていこうということで入ったのがよかったです」と勝因を語ったが、「ようやく気がつきました」とここでも苦笑いだった。新人ながら37分と多くのプレータイムをもらいチームを勝利に導いた富田(#13)は終盤足がつったと言いながらも「チームにアジャストしながらも自分のよさを出していければいいと思います」と今後の抱負を語った。対する豊田合成は怪我人などもありチーム状態はあまり良くない中、さらにシーズン初戦ということで慣れない移動や試合前の時間の調整などがうまくいかなかったという。「それでもこれが今のうちの力だと思います」と今シーズンアシスタントコーチとしてチームを見ている加藤は厳しい表情。今シーズンから指揮を執る福留ヘッドコーチも「もう一度しっかりと立て直していかないといけない」と語った。
 昨年準優勝のアイシン・エイ・ダブリュは日立電線(昨シーズン4位)と対戦。怪我人などの影響でチーム状況が不安定な部分があり、リーグ戦初戦を接戦で落とした。昨年わずかな差でプレーオフを逃したブルースパークスは地元石川で行われたレノヴァとの対戦で終盤追い上げられオーバータイムに持ち込まれながらなんとか逃げ切り勝利した。昨年優勝の豊田通商はビッグブルー(昨シーズン8位)を序盤で引き離し、そのまま勝利。出場した14選手が全員10分以上のプレータイムを持ち、昨年同様選手層の厚さを感じさせた。
 今シーズンから3回戦制(昨年まで2回戦制)となり、1試合の順位決定への重みは軽減したが、オールジャパン出場圏の4位以上の決定は第7週までの1回戦で決定するため、この1勝は大きく影響する。
 今週末の第2週はすべて10月25日(日)に行われるが、豊田合成とビッグブルーは2週続けての遠征となる。シーズン序盤でコンディションの整わない中での遠征の負担は大きいか。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
JBL2 第1週の結果(スポーツのミカタ内)

★関東実業団選手権
 社会人選手権が行われる10月24日は同時に関東実業団バスケットボール選手権の開幕日となる。この大会は高松宮記念杯 全日本実業団バスケットボール選手権大会の関東予選を兼ね、男子上位10チーム、女子上位6チームが出場権を得ることとなる。今年度の全日本実業団選手権は2月5~8日に長崎県長崎市で開催される。
 男子のシード8チームは三井住友銀行(東京都1)、新生紙パルプ商事(東京都2)、日本無線(東京都3)、横河電機(東京都4)、曙ブレーキ工業(埼玉県1)、東京日産(東京都5)、葵企業(東京都6)、富士通(神奈川県1)となり、初戦はベスト8決めの3回戦で11月8日となる。
 今週末と来週末はすべて1回戦で、2回戦は男女合わせて12試合が11月3日に駒沢屋内球技場で一斉に行われる。
関東実業団バスケットボール連盟

★トピック
JBL
 第3週を終えたJBL-日本バスケットボールリーグ。現在アイシンがトップだが、この第3週でそのアイシンが今シーズン初の黒星となり、これで全勝チームは無くなった。
 第3週は4対戦中3つが星を分けあう中、トヨタ自動車vs三菱電機戦はトヨタ自動車の連勝となった。16日の代々木第2体育館でのゲームでは三菱電機がなかなかチームオフェンスを組めずボールが止まる時間が多く見られた。
 上位と下位の差が徐々に開いてきているがまだまだ序盤戦。下位チームの今後の巻き返しに期待したい。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 後半戦に入った1部はトップ2チームの対戦が行われ、ここまで1敗と1位だった日本大が慶應義塾大に連敗し一歩後退。慶應義塾大が2敗を守り単独1位になたった。3位以下は混戦だが、現在8位の専修大はまだ勝ち星がない。
 2部はすでに2位以上で1部昇格を決めている明治大が全勝を守り、最終週を残して2部優勝を決めた。1部昇格圏内である2位を争う拓殖大と早稲田大の直接対決で拓殖大が連勝し、1部復帰に一歩前進。また、インカレ出場枠の4位以上を争う白鴎大と順天堂大の直接対決でも白鴎大の連勝し、同じく4位を争う国士舘大が日本体育大に1敗したことにより白鴎大の4位以上が決まった。
 1部第6週となる今週末は優勝の可能性を残す法政大が現在単独1位の慶應義塾大と対戦する。
 2部は今週末が最終週となる。混戦の2~4位では現在8勝と星が並んでいる早稲田大と白鴎大の直接対決がある。9勝と現在この2校を上回っている拓殖大が順天堂大に2連敗した場合、この2校にも2位の可能性がある。拓殖大は1勝すれば2位が決まる(直接対決で拓殖大が2校ともに上回るため)。
関東大学バスケットボール連盟

オールジャパン予選
 現在各地で行われている全日本総合バスケットボール選手権予選。今週末の10月24・25日は他の地域に先駆け近畿ブロックでオールジャパン出場チームを決める近畿総合バスケットボール選手権が行われる。
 近畿総合は男女ともに全10チームで争われる。昨年まで3年連続近畿ブロックからオールジャパンに出場した洛南高は京都府総合準決勝で尚徳クラブに敗れている(京都総合選手権は毎年4月に行われる)。また、大阪府でもここ数年1位になっているはじめましてをタツタ電線が破って大阪府1位を決めている。
第56回近畿総合バスケットボール選手権大会
 近畿総合を皮切りに11月の最終週まで毎週末各地のオールジャパン予選が開催される。
主なスケジュール
北海道:11月26~29日 札幌市(江別)
東北:11月6~8日 宮城県仙台市 新田東総合運動場体育館(宮城野体育館)、青葉体育館
関東:11月28・29日 千葉県千葉市
北信越:11月7・8日 新潟県新潟市
東海:11月14・15日 愛知県名古屋市 千草スポーツンセンター
近畿:10月24・25日 兵庫県神戸市 グリーンアリーナ神戸
中国※:10月31日・11月1日 岡山県笠岡市 笠岡総合体育館
四国:11月15日 徳島県
九州※:11月7・8日 長崎県長崎市 長崎県立総合体育館
※すでに組み合わせが決まっている地区。開催県の協会HP(開催地のリンク)へ。

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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