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スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.1

 2010年第1号はオールジャパン2010特集号。1回戦から3回戦までの大会の様子をレポートします。

☆オールジャパン2010特集

第85回天皇杯・第76回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
(オールジャパン2010)

会期:1月1~5日、1月9~11日
会場:東京体育館(1月1~3日)、代々木第1体育館(1月4・5日、1月9~11日)

オールジャパン2010/第85回天皇杯・第76回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
スポーツのミカタ:全日本総合選手権2010

 様々なカテゴリーからのチームが出場しているオールジャパン。トップリーグであるJBL以外のチームはそれぞれ「1勝(1回戦突破)」や「3回戦に進出」、「JBLとの対戦で自分たちの力を試したい」、「大会を楽しみたい」など様々な目標を持って大会に臨んでいる。
 それぞれの思いが正月から体育館での熱戦につながった。

1月1日(金・祝) 1回戦(試合結果はこちら
 1回戦の男女それぞれ8試合が行われ、元日にも関わらず2500人以上の来場者となった。
 男子の第1試合はBeans(中国)vs新潟教員(北信越)と鹿屋体育大(学生7位)vsタツタ電線(近畿)。Beansとタツタ電線は初出場、新潟教員は過去13回出場しているがまだ1勝がない。鹿屋体育大は5回目の出場で昨年1回戦突破を果たしている。
 Beansvs新潟教員戦は序盤から点の取り合いとなった。第1PはわずかにBeansがリードするが、新潟国体準優勝メンバーが多い新潟教員が徐々にリズムをつかむと、第2Pで逆転。後半に入って両チームともターンオーバーなどのミスも増えるが、新潟教員が流れを渡すことなくそのまま勝利した。新潟教員は今年から加入の#12小沢がインサイドで存在感を見せ、#7堀が攻守に上手くゲームをコントロールしていた。Beansは元埼玉ブロンコス(旧日本リーグ時代)の#20河相が40分のフル出場。当時のHCであった三木氏が「彼のシュート力は本当にすごかった」というように、体勢が崩れながらも軸のぶれないシュートは高確率で決まり、27得点を挙げている。
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 鹿屋体育大vsタツタ電線戦は試合開始からタツタ電線が集中したプレーで流れをつかむと、そのまま最後まで足が止まることなく初出場でオールジャパン初勝利を挙げた。※詳細は別途掲載。
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 第2試合は横河電機(社会人1位)vs福岡第一高(高校選手権)と東北学院大(東北)vs愛媛教員クラブ(四国)。福岡第一高と愛媛教員クラブは初出場となる。
 横河電機vs福岡第一高戦は序盤から横河電機が攻守にペースを握り、中盤からはベンチメンバー主体の試合展開ながらリードを広げ、昨年に続き1回戦を突破。初出場の福岡第一高はウィンターカップ決勝戦からあまり間がなく、選手の怪我もあり、終始リズムをつかむことが難しかった。※詳細は別途掲載。
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 東北学院大vs愛媛教員クラブ戦は愛媛教員クラブが足を使った速い攻撃でリズムをつかむと、終始流れを渡すことなく、初出場でオールジャパン初勝利を挙げた。四国からここ数年出場していたチームも足を使った速い攻撃と確率のいいシュートが武器のチームだったが、愛媛教員クラブもそれらのチームに勝って代表をつかんだだけあり、初出場とは思えない堂々としたバスケットを展開した。
 第3試合は石川ブルースパークス(JBL2・3位)vs中央大(学生8位)と長崎教員クラブ(九州)vs拓殖大(学生6位)。長崎教員クラブはインカレで鹿屋体育大がベスト8に入ったことによる繰り上げ出場で、九州は3位のチームが2チームあったこともあり、抽選日直前に出場が決定した。
 石川ブルースパークスvs中央大戦は序盤から石川ブルースパークスが集中したプレーで攻守にリズムをつかむと、一度もリードを譲ることなく勝利。昨年1回戦で大学(鹿屋体育大・九州代表)に敗れた経験もあり、絶対負けない思いがプレーに出たようなゲームだった。※詳細は別途掲載。
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 長崎教員クラブvs拓殖大戦は初出場の長崎教員クラブが出だしから勢いよくスタート。序盤受け身になっていたように見えた拓殖大はリードを許すが、その後チームの武器であるアウトサイドシュートが決まり始めると逆転。後半に入っても拓殖大の勢いは止まらず、そのままリードを広げ長崎教員クラブに勝利した。試合前、拓殖大の池内監督が「シュートが決まりだすと止まらないというのは確かに武器ではありますが、それではダメなんですよ。(関東大学リーグの)2部ではこれで勝てますけど、1部では勝てない。来シーズンはもっと中でもやれるチームにしないといけない」と語っていたが、2回戦でそれは如実に見られることとなった。
 第4試合は日立電線ブルドッグス(JBL2・4位)vs宮田自動車(北海道)と浜松大(東海)vs新生紙パルプ商事(社会人2位)。この4チームは全て出場経験があるが、日立電線ブルドッグスは3年ぶり、宮田自動車が4年ぶり、浜松大が8年ぶり、新生紙パルプ商事が2年ぶりと久しぶりの出場チームが多い。
 日立電線ブルドッグスvs宮田自動車戦は日立電線ブルドッグスの#5姿がスタートメンバーとして試合復帰。序盤こそは苦手とするゾーンディフェンスに苦しむも、要所で確実にシュートを決めリードを守り勝利した。
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 浜松大vs新生紙パルプ商事戦は序盤少し硬さの見られた新生紙パルプ商事がリードを許すも、#15遠藤が浜松大#7ママドゥのゴール下を止めるようになると流れは新生紙パルプ商事に。速い展開からの得点やリバウンドでつなぐプレーで流れを渡すことなく、新生紙パルプ商事が2回目の出場でオールジャパン初勝利を挙げた。※詳細は別途掲載。
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1月2日(土) 2回戦(試合結果はこちら
 JBL2や学生の上位チームが登場する2回戦。来場者数は前日を上回り3000人を超えた。
 第1試合は新潟教員(北信越)vs東海大(学生4位)と慶應義塾大(学生2位)vsタツタ電線(近畿)。
 新潟教員vs東海大戦は序盤こそ大会2試合目となる新潟教員がリードするが、初戦の硬さが取れた東海大が攻守に運動量の豊富さを発揮。最後までリードをひろげ続け、大差で新潟教員を下し3回戦に駒をすすめた。敗れた新潟教員だが今年1年目の#12小沢が21得点、その他3選手が二桁得点と奮起した。
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 慶應義塾大vsタツタ電線戦は序盤から慶應義塾大がリードを奪う。終盤メンバーを下げるなどしたこともあり流れが変わりかけるも追い上げるには至らず、慶應義塾大が勝利した。※詳細は別途掲載。
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 第2試合は天理大(学生5位)vs横河電機(社会人1位)と愛媛教員クラブ(四国)vs青山学院大(学生3位)。
 天理大vs横河電機戦は序盤横河電機が上手いゲームコントロールで流れをつかむと、インサイドが得点に絡みリードする。しかし後半疲れの見えてきた横河電機の動きが鈍くなると天理大が速いリズムで展開し、逆転。横河電機も最後は6点差まで迫るもそこで後1本が出ず、そのまま天理大が逃げ切り勝利した。※詳細は別途掲載。
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 愛媛教員クラブvs青山学院大戦は序盤で青山学院大が大きくリードするも、第2Pに入って愛媛教員クラブの懸命なプレーに青山学院大がリズムを崩し点差は3点差まで詰まる。しかし後半に入って青山学院大がリズムを取り戻すと、愛媛教員クラブに付け入る隙を見せず。そのままリードを広げ勝利した。新潟教員クラブは初出場ながら初戦突破、そして学生3位に肉薄する場面を見せた。
 第3試合は石川ブルースパークス(JBL2・3位)vs葛飾バックボーン(関東)とアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(JBL2・2位)vs拓殖大(学生6位)。
 石川ブルースパークスvs葛飾バックボーン戦では石川ブルースパークスがスタートメンバーである#52ストゥープスを故障で欠き、#21熊倉をスタートに。速さで勢いのある石川ブルースパークスが序盤からリズムをつかむと、そのままリードを守り切り勝利した。高さの面で厳しい石川ブルースパークスだったが、相手のリバウンドを抑えることで流れを渡すことなく試合をすすめることができた。初出場ながら2回戦からの登場となった葛飾バックボーンは序盤で粘ることができなかったことで最後まで自分たちのリズムで展開できなくなった。
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 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城vs拓殖大戦は序盤勢いのある拓殖大が一気にリードを奪うも、その後追い上げたアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城とシーソーゲームになる。なかなかリードを奪えないアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城だったが、第4Pに入ってようやくインサイドが機能し始め流れを引き寄せる。さらにアウトサイドのシュートも決まり始め、徐々にアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城がリードを広げ勝利した。※詳細は別途掲載。
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 第4試合は豊田通商ファイティングイーグルス(JBL2・1位)vs日立電線ブルドッグス(JBL2・4位)と新生紙パルプ商事(社会人2位)vs日本大(学生1位)。
 豊田通商ファイティングイーグルスvs日立電線ブルドッグス戦は、JBL2の1位と4位の戦いとなり、プレーオフの前哨戦のような形になった。序盤から日立電線ブルドッグスが攻守に豊田通商ファイティングイーグルスと互角に戦い、接戦に持ち込む。しかし後半に入って豊田通商ファイティングイーグルスがディフェンスを厳しくすると日立電線ブルドッグスはオフェンスのリズムを崩し、得点が止まる。第3Pで豊田通商ファイティングイーグルスが一気に引き離すと、第4Pはメンバーの入れ替えもあり接戦となるも点差は変わらず。豊田通商ファイティングイーグルスはベンチ入りメンバー全員が二桁のプレータイムとなるなど層の厚さを見せつけた。敗れた日立電線ブルドッグスだが、この大会から#5姿が復帰。どのチームからも今シーズン「姿がいないのは…」と言われていただけに、これからが期待できる。
 新生紙パルプ商事vs日本大戦は終始日本大がリードするものの、第3P終了まで新生紙パルプ商事が引き離されることなく、粘りを見せる。最後は運動量の差が出て日本大が一気に引き離し21点差で勝利した。※詳細は別途掲載。
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1月3日(日) 3回戦(試合結果はこちら
 3回戦で8シードであるJBLの8チームが登場。第1試合の開始前には前回大会の優勝チームであるアイシンシーホース(男子)とJOMOサンフラワーズ(女子)の天皇杯、皇后杯の返還式が行われた。JBLチームの登場に3階席までいっぱいに埋まる盛況ぶりだった。
 第1試合はアイシンシーホース(JBL1位)vs東海大(学生4位)と慶應義塾大(学生2位)vs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(JBL8位)。
 アイシンシーホースvs東海大戦はアイシンシーホースが#2佐古以外の全選手が出場、得点とJBL1位の貫録を見せ東海大を退けた。
 慶應義塾大vs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは前回大会と同じ顔合わせとなった。序盤は慶應義塾大がリードするが、JBLチームとして意地でも負けられない三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは#3蒲谷を中心に奮起し、攻守に集中したプレーを見せる。慶應義塾大はインサイドが攻められず苦しい展開をPG#9二ノ宮のドライブからのプレーで何とかつなぐも流れは変わらず。終始気迫のこもるプレーで三菱電機ダイヤモンドドルフィンズが慶應義塾大を下し、準々決勝に駒をすすめた。
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 第2試合は天理大(学生5位)vsパナソニックトライアンズ(JBL4位)とトヨタ自動車アルバルク(JBL5位)vs青山学院大(学生3位)。
 天理大vsパナソニックトライアンズ戦は序盤、初戦でリズムのつかめないパナソニックトライアンズに対し天理大が勢いのあるプレーでリードを奪う。しかしパナソニックトライアンズが落ち着きを取り戻すと、一気に点差を詰め、第2Pでは逆転、リードを広げる。天理大はなかなか#10サンバにボールが入れられず苦しい展開ながら、#25平尾が高い身体能力を生かしパナソニックトライアンズのディフェンスを懸命に崩していく。しかし力で勝るパナソニックトライアンズが終始リードする展開で最後まで追い上げを許さず勝利した。
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 トヨタ自動車アルバルクvs青山学院大戦。前回大会でレラカムイ北海道を最後まで苦しめた青山学院大が今大会でもトヨタ自動車アルバルクとの対戦を接戦に持ち込んだ。初戦でリズムに乗れないトヨタ自動車アルバルクに青山学院大が攻勢をかけリードを奪うと、トヨタ自動車アルバルクが追い上げる展開となるが、第2Pに入ってトヨタ自動車アルバルクが高さを生かし徐々に青山学院大のリズムを崩していく。トヨタ自動車アルバルクの11点リードで前半を折り返すと、後半に入ってさらにリードを広げたトヨタ自動車アルバルクに対し、粘り強いプレーで追い上げを狙う青山学院大は最大21点差を9点差に縮める。しかし最後はトヨタ自動車アルバルクが粘る青山学院大を振り切り勝利した。
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 第3試合はリンク栃木ブレックス(JBL3位)vs石川ブルースパークス(JBL2・3位)とアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(JBL2・2位)vs日立サンロッカーズ(JBL6位)。
 リンク栃木ブレックスvs石川ブルースパークス戦は第1Pでは石川ブルースパークスが互角の展開に持ち込むも、その後はリンク栃木ブレックスが地力の差を見せつけリードを広げ、勝利した。※詳細は別途掲載。
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 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城vs日立サンロッカーズ戦は日立サンロッカーズが序盤から気迫のこもるプレーで流れをつかむ。攻守にリズムがつかめないアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城は前半をわずかに14点に終わり、後半に入ってもシュートが決まらず得点が伸びない。ようやく最終Pに入って攻守にらしさを発揮し得点を重ねるも点差は変わらず。日立サンロッカーズが大差でアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城を下し、準々決勝に進んだ。※詳細は別途掲載。
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 第4試合は豊田通商ファイティングイーグルス(JBL2・1位)vs東芝ブレイブサンダース(JBL2位)とレラカムイ北海道(JBL7位)vs日本大(学生1位)。
 豊田通商ファイティングイーグルスvs東芝ブレイブサンダース戦はチャレンジャーである豊田通商ファイティングイーグルスが序盤から集中したプレーを見せ、前半は互角の展開となる。後半に入って東芝ブレイブサンダースが流れを引き寄せるも、最終P豊田通商ファイティングイーグルスが追い上げを見せ2点差まで詰める。しかし最後は東芝ブレイブサンダースが豊田通商ファイティングイーグルスを引き離し勝利した。※詳細は別途掲載。
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 レラカムイ北海道vs日本大戦は第1P日本大がリードする展開で始まるが、第2Pに日本大のシュートが落ち始めるとレラカムイ北海道が一気に逆転し、さらに点差を開いていく。後半に入ってもレラカムイ北海道の勢いは止まらずリードを広げ、そのまま勝利した。関東大学リーグとインカレで優勝し勢いに乗る日本大がJBL7位のレラカムイ北海道にかなり迫るのではないかと思惑もあったが、レラカムイ北海道のJBLチームとしての意地が日本大を寄せ付けなかったとも言えるだろう。

 結果、オールジャパンのベスト8はJBL8チームで占められた。1月4・5日には準々決勝、1月9日に準決勝が行われ、1月11日の決勝はアイシンシーホースvs日立サンロッカーズと前回大会と同じ顔合わせとなった。

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

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