全日本実業団選手権 男子準決勝・女子決勝の展望
2月5日から始まった高松宮記念杯第42回全日本実業団バスケットボール選手権大会も8日に最終日を迎える。残すは男子準決勝、決勝と女子決勝の4試合。
男子の準決勝。ベスト4には昨年と同じ3チーム(横河電機、九州電力、JR東日本秋田)と2年ぶりのベスト4入りを果たした三井住友銀行となった。
女子の決勝は23年ぶりのベスト4入りを果たした丸紅を下し決勝に進んだ山形銀行と、5年連続ベスト4入りの三井住友銀行に勝利した鶴屋百貨店となり、昨年と同じ顔合わせとなった。
日本実業団バスケットボール連盟
スポーツのミカタ:全日本実業団選手権 最終日の予定
スポーツのミカタ:全日本実業団選手権2010(42nd)
<男子準決勝の展望>
横河電機 vs JR東日本秋田
今シーズンは9月に行われた全日本実業団競技大会決勝で対戦、中盤まで競った展開となるも最後は横河電機が引き離し勝利している。その時に比べると両チームともに状況が変わり、横河電機はPG神崎が、JR東日本秋田は同じくPG佐藤正司がプレーできない状況の中で改めてチームを作ってきている。同じ正PGを欠くチーム作りとしてはJR東日本秋田の方が2か月程度長い準備期間があった分、チームとしての形はできてきているか。横河電機は準々決勝、同じ関東実業団の曙ブレーキ工業に苦戦、最後まで主力メンバーで戦わなくてはいけなかった。ここまである程度格下と言えるチームとの対戦ばかりだった横河電機に対し、JR東日本秋田はブロック予選でタツタ電線、準々決勝で新生紙パルう商事と強豪チームとの対戦を経験している。このことが試合結果にどう影響が出るか。
三井住友銀行 vs 九州電力
前回大会の準々決勝と同じカードとなった。その時は九州電力が13点差で勝利している。経験からいえば過去4回出場のうち優勝1回、準優勝2回を果たしている九州電力が有利だが、三井住友銀行も若いメンバーながら関東のトップチームとの対戦などで経験を積み、チームとしての形ができてきている。両チームともに準々決勝では一度はリードを奪われながらも逆転し、さらに最後は振り切っての勝利だった。チーム状況としては九州電力は昨シーズン秋に怪我をした山口が復帰。本調子ではないというものの、準々決勝では勝負を決めた第4Pで得点、存在感を見せている。対する三井住友銀行はブロック予選最終戦で負傷した木村も準々決勝ではプレーできており、その他にも大きな問題はない様子。両チームともに状況次第で変わる不安定な面もあり、結果は予想が難しい。
<女子決勝の展望>
山形銀行 vs 鶴屋百貨店
今シーズン3大大会(全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権、全日本実業団選手権)全てが同じカードとなった。全日本実業団競技大会では鶴屋百貨店が、全日本社会人選手権では山形銀行がそれぞれ勝利し、現在1勝1敗となっている。ともにオールジャパンに出場したが、3回戦まで進みWJBLのチームに肉薄した山形銀行に対し、鶴屋百貨店は1回戦で大学チームに延長の末敗れている。過去の状況的には山形銀行の方が優勢な様子だが、今大会の様子を見ると、鶴屋百貨店の方が勢いがあるように思える。力が拮抗しているだけに、少しのミスやシュート確率、リバウンドといった基本的なところで勝敗は分かれそう。山形銀行が勝利すれば2年連続2回目、鶴屋百貨店が勝利すれば6年ぶり3回目の優勝となる。
取材・リサーチ・文 渡辺美香
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