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全日本実業団選手権 大会&ブロック予選の展望

 2月5日から4日間、長崎県長崎市で行われる高松宮記念杯 第42回全日本実業団バスケットボール選手権大会まであと3日となった。
 今大会は男子32チーム、女子16チームが出場。ブロック予選は男子は8ブロック、女子は4ブロックに分かれ、ブロック内総当たりで行われる。各ブロック1位のみが決勝トーナメントに進むことができる。

高松宮記念杯 第42回全日本実業団バスケットボール選手権大会
会期:2010年2月5~8日
会場:長崎県立総合体育館(5~8日)、三菱重工体育館(5・6日)

日本バスケットボール連盟

<大会展望>
男子
現在2連覇中の横河電機が最有力。今シーズンも現在2冠(全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権)を取っており、横河電機を止めることのできるチームが現れるかが一つの注目点となる。社会人選手権2位でオールジャパンにも出場した新生紙パルプ商事九州電力JR東日本秋田などが対抗と思われる。オールジャパン初出場し1回戦を突破したタツタ電線はJR東日本秋田と同じブロック。また、社会人選手権で横河電機と対戦し終盤までもつれるゲームをしたホシザキもチャンスはあるだろう。

女子
大会2連覇中の山形銀行が優勝候補の筆頭。全日本実業団競技大会では怪我人も多く決勝で敗れたものの、その後は全日本社会人選手権優勝、オールジャパン3回戦進出と結果と残している。続くのは今シーズンの2大会で山形銀行と決勝戦で戦い、全日本実業団競技大会では6年ぶりの優勝を果たした鶴屋百貨店だが、予選ブロックを勝ち上がれば三井住友銀行にも十分チャンスはあるだろう。

<ブロック予選展望>
男子
Aブロック:横河電機(関東1位、前回大会優勝)、東京電力(関東9位)、日立笠戸(中国1位)、昭和四日市石油(東海6位)
横河電機(関東1位)と他の3チームとの力の差は大きい。他の3チームがトップチームに対しどこまでやれるか。特に来シーズンの関東実業団リーグ戦で1部に復帰する東京電力(関東9位)は今の力で通用する部分を見つけていきたいところ。また、この3チーム間の対戦も白熱が予想できる。

Bブロック:九州電力(九州1位、前回大会準優勝)、富士通(関東8位)、丸紅(近畿6位)、イカイマリンズ(東海5位)
優勝、準優勝と初出場の時以外は全て決勝に進んでいる九州電力(九州1位)。他の3チームは出場経験はあるが予選ブロックの勝利もあまりなく、ここも九州電力と他3チームの力の差は大きいと思われる。九州電力はこの大会のブロック予選では調子が出ないことが多いが、今大会はどうなるか。

Cブロック:日本無線(関東2位、前回大会ベスト8)、札幌市役所(北海道)、イカイレッドチンプス(東海3位)、浪速酸素(近畿7位)
 関東で常に上位3位以上に入る日本無線が有力。イカイレッドチンプスは石谷が怪我から復帰状況が鍵になるか。札幌市役所も力のあるチーム。日本無線は昨年の大会で予選ブロックを接戦に持ち込まれることが多く、そこから立て直せず準々決勝敗退となったこともあり、今大会では予選からしっかりと力を出していきたいところ。

Dブロック:JR東日本秋田(東北1位、前回大会3位)、四国電力(四国)、タツタ電線(近畿1位)、プレス工業(関東10位)
JR東日本秋田とタツタ電線の一騎打ちになるか。四国電力も力のあるチームだが、先の2チームとの対戦を考えると厳しいか。プレス工業は初めての出場で関東以外の地区の強豪と対戦できるチャンスを今後につなげたい。
注目カード:タツタ電線vsJR東日本秋田(6日県立総合体育館Bコート第3試合・13:20~)

Eブロック:新生紙パルプ商事(関東3位、前回大会3位)、山形市役所(東北2位)、黒田電気(近畿2位)、東邦ガス(東海4位)
今シーズンは社会人選手権で準優勝の新生紙パルプ商事が頭一つ抜けているか。黒田電気は昨年までJBL2・黒田電気に所属していた村岸が復帰(元々大阪の黒田電気に所属していた)。チーム状況は変わっているか。

Fブロック:三井住友銀行(関東4位、前回大会ベスト8)、葵企業(関東7位)、三菱電機三田(近畿3位)、NECSKY(九州2位)
2大会連続ベスト8入りの三井住友銀行に2年続けて惜しい試合を落としベスト8入りを逃してきた葵企業が挑戦する形となるか。新人が加入し戦力アップした三菱電機三田も侮れない存在だろう。
注目カード:三井住友銀行vs葵企業(6日県立総合体育館Aコート第4試合・15:00~)

Gブロック:ホシザキ(東海1位、前回大会ベスト8)、東京日産(関東6位、前回大会ベスト8)、日新シール工業(近畿4位、初出場)、北陸電力石川(北陸)
 昨年のベスト8入りしたチームが2チーム入っているブロック。高さも速さもあり、中も外も得点ができるホシザキが有力か。東京日産はここにきて選手の離脱もあり苦しいチーム状況だが、この大会との相性がいいところもあり期待できる。初出場の日新シール工業はどんなチームなのかわからないが、得点力があるチームのようで勢いに乗ると怖い存在となるかもしれない。
注目カード:ホシザキvs東京日産(6日県立総合体育館Aコート第1試合・10:00~)

Hブロック:曙ブレーキ工業(関東5位)、APEX(東海2位)、NTT西日本大阪(近畿5位)、ナカシマプロペラ(中国2位)
 Gブロックとは逆に昨年のベスト8入りしたチームがいないブロック。この中では一昨年、昨年と惜しいところでベスト8入りを逃していた曙ブレーキ工業が有力。東海2位のAPEXも力のあるチームだけに最後までもつれるか。

女子
Wブロック:山形銀行(東北1位、前回大会優勝)、滋賀銀行(近畿2位)、TOTO(関東4位)、大阪ガス(近畿3位)
 山形銀行が頭一つ以上抜けている。

Xブロック:鶴屋百貨店(九州、前回大会準優勝)メディセオ(旧クラヤ三星堂、関東3位)、日立笠戸(中国)、特別区(関東6位)
 鶴屋百貨店が最有力だが、メディセオは関東1部で厳しい試合を戦ってきており底力がある。

Yブロック:三井住友銀行(関東1位、前回大会ベスト4)、OTCくきや(近畿1位)、今治オレンジブロッサム(四国)、東芝府中(関東5位)
 三井住友銀行にOTCくきやがどこまで迫れるか。

Zブロック:秋田銀行(東北2位、前回大会ベスト4)、丸紅(関東2位)、イカイ(東海)、北國銀行(北陸)
 秋田銀行と丸紅の一騎打ちとなる様相。チーム立て直し中の秋田銀行がどこまでチーム力を挙げているか。丸紅にも十分勝機はあるだろう。

リサーチ・文 渡辺美香

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