« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.17

 トピックとして『GERMAN JAPAN BOWL』の結果と関東大学バスケットを取り上げた。実業団チームレポートは第5弾(横河電機)を掲載。

☆トピックス
GERMAN JAPAN BOWL
 アメリカンフットボールの日本代表とドイツ代表の交流戦である『GERMAN JAPAN BOWL』が4月24日(土)にドイツのデュッセンドルフ市で行われた。試合は日本代表チームが第3Qでドイツ代表チームを突き放し、24-14で勝利した。日本代表チームのMVPは2本のタッチダウンを決めたWR木下が選出された。
 5月1日からは『GERMAN JAPAN BOWL』のため例年より開始が遅れていたパールボウルトーナメントがスタートする。また、西地区で開催されるグリーンボウルの日程も発表となった。パールボウルトーナメントの決勝戦『パールボウル』は7月1日(木)に東京ドームで行われる。
社団法人 日本アメリカンフットボール協会
日本社会人アメリカンフットボール Xリーグ公式サイト

関東大学シーズンスタート
 関東大学選手権を前に、関東大学の各種大会がスタートした。4月24日(土)から10校が参加する京王電鉄杯と、地方の大学も参加するTリーグが始まった。京王電鉄杯は関東大学リーグ1部10チーム中8チーム(青山学院大、慶應義塾大、日本大、法政大、中央大、専修大、明治大、拓殖大)と2部の早稲田大、3部の東京大が出場している。4月30日現在3日目までが終了し、青山学院大が6戦全勝でトップ。1日目と2日目は大学選抜チームの強化合宿が行われたため各チームともに主力を欠いたゲームとなった。3日目からは主力も戻り、この後5月1日(コート2面、各チーム2試合ずつ)と、最終日の5月2日(コート1面、各チーム1試合ずつ)とゲームが行われる。Tリーグは関東大学リーグ1部の東海大、筑波大と白鴎大、大東文化大、神奈川大、駒澤大がメインで、日によって立教大や東北学院大が参加する。京王電鉄杯とは違い40分のフルゲームはあまりなく、ほとんどが10分×2のハーフゲームとなっている。現在2日目まで終了し、残り5月1日、2日の2日間となった。
 また、4月29日(木・祝)には代々木第2体育館で日本体育大と筑波大の定期戦、日筑戦が開催された。男女ともに現在リーグも上位である筑波大が力の差を見せ勝利した。日本体育大男子のヘッドコーチには昨シーズンまでJBL・三菱電機ダイヤモンドドルフィンズのヘッドコーチだった藤田氏が就任した。
 関東大学選手権は5月1日から下位トーナメントがスタートし、本戦は5月10日(月)から5月16日(日)まで行われる。
関東大学バスケットボール連盟 公式サイト

☆実業団チームレポート
第5弾:横河電機(東京都)
 昨シーズンも関東実業団リーグ戦、全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権、全日本実業団選手権と4冠を取り、オールジャパンにも2年連続出場を果たした横河電機。実業団はもとより社会人の中でも無敵の王者となっている。
 その横河電機が今シーズンも目指すは「オールジャパンで3回戦進出」だと今シーズンからキャプテンとなった田ヶ谷。「どの大会も優勝を目指していきますが、そこで終わりじゃなくて、うちのチームにはオールジャパン3回戦進出という大きな目標がありますから」と現在6連覇、さらにはリーグ戦53連勝も大きなプレッシャーにはならないと言う。「もしも負ける試合があって連勝が途切れたとしても、今のチームは大きく崩れることはないと思っています」。
 4月に入ってからシーズンイン、走り込みを中心に行ってきた練習も徐々にゲームライクなものに変わってきている。「今年のリーグ戦は選手全員でやっていく方針」(田ヶ谷)ということで、これまであまりプレータイムのなかった選手たちも意欲的なプレーを見せていた。中でも2年目の梅田、能登、小林はわずかな休憩中も厳しい練習終了後も元気にシューティングなどをしていた。昨年のリーグ戦ではほとんどプレータイムがなかった梅田は「(神崎)健さんの故障で長崎(全日本実業団選手権)ではプレータイムをたくさんもらえました。リーグ戦も頑張りたいです」と意気込みを語る。全日本実業団選手権を怪我のため出場できなかった能登は「今は120%です。リーグ戦に向けても怪我のないように気をつけて頑張ります」と明るい表情を見せる。
 新人の山田(早稲田大)はチームに入ってすでに1カ月近くたつこともあり、緊張した中にも伸び伸びとしたプレーも見られていた。「大学とは全然違うので大変です。今の自分の売りは“若さ”なので元気のいいプレーをしていきたいです」と笑顔で言う。
 この日の練習は小納真良コーチが不在だったが、チームへの影響力が非常に大きい小納コーチがいると練習の雰囲気は変わってくるのかもしれない。
 7連覇がかかるリーグ戦の初戦は2部から昇格してきた東京電力との対戦となる。
Dsc_0011 Dsc_0061 Dsc_0238 Dsc_0439 Dsc_0589 Dsc_0719
※取材・撮影 2010年4月27日(火)
※日程などの詳細は 関東実業団バスケットボール連盟

取材・リサーチ・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.16

 今号ではアメリカンフットボールとバスケットボールのトピックの紹介と、実業団チームレポート(第3弾:葵企業、第4弾:三井住友銀行)を掲載。

☆トピックス
GERMAN JAPAN BOWL
 アメリカンフットボール日本代表チームは『GERMAN JAPAN BOWL』に向けて4月17・18日の2日間で最終強化練習を行った。18日の午後にはチーム結団式も行われた。アイスランドの火山噴火の影響で懸念された渡独も予定通り21日に出発することができた。『GERMAN JAPAN BOWL』は日本代表チームとドイツ代表チームの親善試合で、24日(土)にドイツのデュッセンドルフ市で行われる。
社団法人 日本アメリカンフットボール協会

リーグ統合に向けての覚書調印式
 日本バスケットボール協会はJBL(日本バスケットボールリーグ)とbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ組合)との統合から創設される予定の『次世代型トップリーグ』に向けての覚書調印式を行った。
日本バスケットボール協会(JBA)公式サイト

大学バスケット シーズンイン
 関東での大学バスケットボールがシーズンインとなる。今シーズンは代々木第2体育館の改修工事により、関東大学バスケットボール連盟主催で行われる関東大学選手権と関東大学新人戦がそれぞれ前倒しして行われる。それに伴い、関東大学10チームが出場する京王電鉄杯(会場:トヨタ府中スポーツセンター)も早めの開催となり、24日(土)からスタートする。この他、東海大などが出場するTリーグ(会場:駒澤大学玉川第一体育館)も24日からスタート。日本体育大と筑波大の交流戦、日筑戦は連年通り29日(木・祝)に代々木第2体育館で開催される。関東大学選手権は5月1日から(最終日は16日)、関東大学新人戦は5月24日から(最終日は30日)となっている。

☆実業団チームレポート
第3弾:葵企業(東京都)
 昨シーズンのリーグ戦は7位にとなり、入替戦での勝利で1部残留。2月の全日本実業団選手権では決勝トーナメントまでまさに“あと一歩”に迫った葵企業。今シーズンはまずリーグ戦からいい形で入りたいということで、シーズンインも3月中旬と早めに開始したと言う。
「うちはこれまで選手の入れ替わりが必ずあって春のチーム状態が良くなかったのですが、今シーズンはみんな残ってくれてすごくいい状態でやれています」とチームキャプテンの山口は手ごたえを感じている。和瀬コーチが地方勤務、川村Aコーチが勤務が忙しくあまり参加できない現状があり、山口キャプテンの負担は大きくなる。「プレーに集中できないところはありますが、大変なくらいの方がやりがいがありますから」と笑って言う。今シーズンから副キャプテンとなった桐越は練習中も積極的に声を出している。「元々あまり声を出したりしない方だったのですが、やはり副キャプテンになったのでそこは意識してやっています」と桐越。高卒入社のため年齢は若いがチームでのキャリアは長い。「まわりはみんな大学でやってきた人ばかりなので大変でしたが、ようやく肩を並べるくらいにはなれたかなと思いますね」。この日の練習は12名全員が揃ったが、そこには社内の同僚たちの協力があると言う。
 練習は早くにシーズンインしたこともありフィジカル系のトレーニングの時期はすでに終え、ボールを使った動きの練習が多い。個性の強い選手が多いが、それだけに上手く咬み合えば強力な強みとなる。
 そんな個性派集団の葵企業に今シーズンから入った田中(国学院大)はまだ練習参加は数えるほどだと言う。中盤までは動きも硬かったが、最後の5対5のスクリメージでは持ち味を出していた。「今まで自分がやってきたバスケットとはかなり違うので難しいところがありますが、少しでもプレータイムがもらえるように、そして出た時は自分の仕事ができるように頑張りたいです」と田中は言う。山口も「うちのチームにあってると思う」と期待をかけている。
 ここ2シーズン、リーグ戦は連敗で始まっている。今シーズンこそいい入り方をして上位を狙いたい気持ちは強い。葵企業の初戦は曙ブレーキ工業との対戦となる。
Dsc_0031 Dsc_0033 Dsc_0224 Dsc_0457 Dsc_0480 Dsc_0497
※取材・撮影 2010年4月15日(木)

第4弾:三井住友銀行(東京都)
 昨シーズン、リーグ戦では5位と下位に回ったものの、東京都実業団選手権優勝、全日本実業団選手権は3位(ベスト4)とシーズン後半にかけて成績も上昇した。今シーズンは新人2名でチームを去る選手はない。昨シーズンの結果を上手くつなげられれば、リーグ戦で最も期待の高いチームと見られている。
「まだまだですが、メンバーがあまり変わっていない分チームとしては昨年よりもまとまってきていると思います」と北郷コーチ。2人の新人(岡部・東京経済大、鎮西・大東文化大)は仕事の研修を行っている関係で練習にはまだ参加できていない。「リーグ戦に関しては新人は難しいですね」というが、それも若い選手が多い現状ではそれほど影響はなさそうな様子。
 この日の練習は大学のチーム練習の空き時間を使用させてもらう形で体育館使用時間は2時間。開始から終了まで時間いっぱいコートを走り続けた。
 キャプテンの菊池はチーム最年長。若いメンバーばかりのチームをまとめる苦労が少しずつ実を結び始めている。「いい感じにはなってきてますね。上位チームと対戦する前半戦が重要だと思うので、リーグ戦初戦の入り方をしっかりとやれるようにしていきたいです」とまずは上位入りを目指す。
「やってみないと分からないところはありますが、昨年よりはいい状態だと思います」と4年目に入った小松。ゲームキャプテンを務める立場ながら、昨シーズンのリーグ戦は練習にあまり参加できず不調のまま前半戦を戦わなくてはならなかった。「今シーズンはしっかりやれるようにしたいです」と語る。
 勤務の関係で平日の全体練習はほとんどできない状況の中、土日は体育館の確保ができればほぼ両日が練習となる。「確かにきついところはありますが仕方ないです」と苦笑いの選手たち。
 中井監督が地方勤務となり、北郷コーチと黒木Aコーチ(兼選手)体勢で臨むシーズンも2年目に入る。昨シーズン、試行錯誤を繰り返しながら徐々に作ってきたチームの形をさらに上昇させていきたいところ。三井住友銀行の初戦は新生紙パルプ商事との対戦となる。
Dsc_0389 Dsc_0431 Dsc_0538 Dsc_0575 Dsc_0735 Dsc_0805
※取材・撮影 2010年4月18日(日)
※リーグ戦の日程など詳細は 関東実業団バスケットボール連盟

取材・リサーチ・写真・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.15

 激戦となったJBLファイナルの紹介と実業団チームレポート第2弾(曙ブレーキ工業)を掲載。

☆JBLファイナル
 3連覇を狙うアイシンシーホースとチーム創設3年目にして初のプレーオフ進出から初優勝を目指すリンク栃木ブレックスの対戦で行われたJBL(日本バスケットボールリーグ)ファイナル。リーグ戦の終盤からチーム状態が不安定だったアイシンシーホースに対し、リンク栃木ブレックスは徐々に強さを増していき、セミファイナルでは逆転勝利でファイナル進出を決めるなど勢いではリンク栃木ブレックスの方が優勢だった。
 そのリンク栃木ブレックスの勢いと個々の選手たちの自信がファイナルではさらに大きくなった。第1戦、第2戦ともにリードされた展開から逆転、さらに引き離しての勝利で連勝し、1敗もすることなく優勝に王手をかけた。対するアイシンシーホースはリンク栃木ブレックスのゾーンディフェンスになかなかオフェンスを組み立てられず、さらにそこから展開されるリンク栃木ブレックスのアーリーオフェンスを止めることができず連敗。第3戦は当然ながら勝たなければならないアイシンシーホースだが、リンク栃木ブレックスもここで一つ負けると流れが変わる可能性もあり、第3戦で決めたい思いは強かっただろう。
 第3戦、序盤はリンク栃木ブレックスのオフェンスが重く、アイシンシーホースがリードするが、リンク栃木ブレックスが#0田臥の得点などで追い上げる。しかし中盤、両チームともに流れを引き寄せられす一進一退の攻防が続く。第4Pに入ってリンク栃木ブレックスの得点が止まり、残り5分でアイシンシーホースが8点差をつけてリードする。ここからリンク栃木ブレックスはジリジリと追い上げ、残り1分で3点差に詰める。ここでアイシンシーホースも粘りを見せ、残り14秒#3柏木のフリースローで5点差に広げる。ここでこれまでなかなかいい当たりの出なかったリンク栃木ブレックス#1川村がディフェンスの厳しいチェックを物ともせず3ポイントシュートを決め、残り8秒で2点差に迫る。直後のファールでアイシン#32桜木がフリースローを得るも、ここで1本しか決められない。センターからのスローインとなったリンク栃木ブレックスの第4P最後のオフェンスはエース#1川村が残り1秒に放った3ポイントシュートが決まり、試合は延長戦に突入する。延長戦は第4P終盤の勢いがそのままにリンク栃木ブレックスが優勢で進む。アイシンシーホースはオフェンスが組めず#7グロスの個人技からの得点に留まってしまう。リンク栃木ブレックスは最後まで攻守に集中したプレーを見せ、初のファイナル出場ながら3連勝で初優勝を果たした。プレーオフMVPはリンク栃木ブレックス#0田臥。攻守に豊富な運動量と巧みなゲームコントロールを見せ、チームを優勝に導いた。
 新たに日本代表チームのヘッドコーチに就任するウィスマンヘッドコーチのバスケットがいかに日本人に合っているのかを目の当たりにした。ゲームをコントロールでき、スピードと得点力を持ち合わせたガード、勝負所で決められるシューター、攻守に粘りを見せ試合をつなぐフォワード陣、そして献身的なセンター陣。外国人選手への依存が最も少なく、攻守に全員でプレーするスタイルがJBLでトップに立ったことはこれからの日本のバスケットボールを広げていく可能性を持っている。
 これでJBLの2009-2010シーズンは全て終了した。来シーズンはヘッドコーチが変わるチームがすでに何チームか発表されており、優勝したリンク栃木ブレックスもウィスマンヘッドコーチが日本代表ヘッドコーチに就任することで新たなコーチを招かなくてはならない。終盤にかけて盛り上がりを見せた今シーズンだが、来シーズンはこの盛り上がりを継続し、さらに大きく膨らませていけるようにリーグと各チームの取り組みに期待したい。
JBL-日本バスケットボールリーグ
JBL PLAYOFFS 特設サイト

☆実業団チームレポート
第2弾:曙ブレーキ工業(埼玉県)
 昨シーズンはリーグ戦2位となり、さらにここ数年あと一歩のところで逃していた全日本実業団選手権ベスト8入りを果たした曙ブレーキ工業。しかし今シーズンはチーム副キャプテンでゲームキャプテンである藤原を怪我で欠く状態でスタートとなる。
 シーズンインとは言っても2月の全日本実業団選手権の翌週から埼玉県実業団リーグが行われ、4月に入ると埼玉県一般選手権に出場とオフはほとんどない状態。「埼玉県はクラブチームが強いので、そのチームと公式戦でやれることは貴重なんです。それとうちは人数が増えているのですがなかなか底上げができていないので、若手のプレータイムを確保する意味でもそういう大会に出場することは必要なんです」と角田コーチ。この日の練習も途中参加を含め20名を超えていた。工場横に自社体育館を持つ環境は関東実業団1部の中では恵まれている方だ。「そのありがたさを選手たちにもっと感じてもらいたいですね」と角田コーチ、石田キャプテンともに口にした。
 新人は3名。この日はまだ3回目の練習参加という。「しばらく体を動かしてなかったし、まだ慣れないので大変です」と他のチームからも注目されている田中(立命館大)は終始緊張した表情だった。金城(天理大)は大学での4年間のプレーを終えた後1年のブランクがある。「クラブチームとかではやってましたが全然違うのできついです。早く戻していきたいです」と意気込みを語る。高卒の新人である山川(大宮東高)は「自分は大学にいってないので」と一歩引いていたが、プレーでは若さを武器に気持ちのいい動きを見せていた(※現在山川はリーグ戦登録外となっている)。新人の金城と田中は九州出身。これまでの曙ブレーキ工業にはあまりいなかったタイプの選手かもしれない。
 昨シーズンチームの中心でやってきた藤原を欠くリーグ戦は厳しいものになることが予想される。「(藤原が)いるのが当たり前のような感じだったから」と高橋(昭)。それでもリーグ戦は今のメンバーで戦わなければならない。「ゲームの中心は高橋(利)と柴田でやっていく予定です」と角田コーチ。ゲームキャプテン不在を様々なポジションができる2人の選手の経験でつなぐ。
 厳しいリーグ戦も予想されるが、それだけに伸び代も大きい曙ブレーキ工業。リーグ戦初戦は葵企業との対戦となる。
※リーグ戦の日程などは 関東実業団バスケットボール連盟
Dsc_00232 Dsc_0047 Dsc_0052 Dsc_0623 Dsc_0660 Dsc_0749
※この日は藤原も参加し、タイマーなど練習のアシストを行っていた。
※取材・撮影 2010年4月10日(土)

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.14

 いよいよファイナルを迎えるJBLと、『GERMAN JAPAN BOWL』に向けて遠征メンバーを発表したアメリカンフットボールを紹介。さらに今週号から新年度を迎えシーズンインした実業団のチーム練習の様子などをレポート。第1弾は新生紙パルプ商事です。

☆JBL
 セミファイナルが終わり、いよいよファイナルに突入するJBL(日本バスケットボールリーグ)。ファイナルは3連覇を狙うアイシンシーホースと初のファイナル進出で初優勝を目指すリンク栃木ブレックスの対戦となる。
 セミファイナルの1試合、アイシンシーホースvs日立サンロッカーズ戦は第1戦が最後まで勝敗の行方がわからな接戦となった。これを制したアイシンシーホースがそのまま勢いに乗り2戦目では日立サンロッカーズを圧倒。3年連続ファイナルに駒を進めた。
 栃木県宇都宮市で行われたセミファイナルのもう1試合、リンク栃木ブレックスvsパナソニックトライアンズ。第1戦をパナソニックトライアンズが取るも、第2戦はホームであるリンク栃木ブレックスが勝利し、第3戦までもつれこんだ。その第3戦はパナソニックトライアンズのリードのゲームをホームの応援の後押しを受け追い上げたリンク栃木ブレックスが残り1分を切ってからの逆転で勝利。JBL2年目で初のプレーオフ進出チームが初のファイナル進出となった。
 アイシンシーホースvsリンク栃木ブレックスのファイナルは4月10日(土)からスタート、3戦先勝方式で行われる。現在すでに第1戦(4月10日)と第2戦(4月11日)のチケットは完売している。
JBL-日本バスケットボールリーグ
JBL PLAYOFFS 特設サイト

☆GERMAN JAPAN BOWL
 4月24日にドイツで行われる『GERMAN JAPAN BOWL』の遠征メンバーが発表された。候補選手たちは3月20~22日の第1次強化合宿と4月3・4日の第2次強化合宿を終え、最終メンバーである45名に絞られた。一昨シーズンチームが廃部となり昨シーズンから新チーム(相模原ライズ)でX3からスタートしたQB菅原や、昨シーズン3冠(パールボウル、JAPAN X BOWL、ライスボウル)となった鹿島のRB丸田などが選ばれた。日本代表チームは4月17・18日に東京都調布市で第3次強化合宿を行う。
 『GERMAN JAPAN BOWL』は親善試合ではあるが、2011年にオーストラリアで行われる『IFAFワールドチャンピオンシップ(W杯)』に向けての強化試合の位置づけもある。『IFAFワールドチャンピオンシップ(W杯)』は過去3回行われ、第1回・第2回と日本は連続優勝したが、第3回大会はこの大会から参加したアメリカに決勝で敗れ準優勝に終わっている。
社団法人 日本アメリカンフットボール協会

☆実業団チームレポート
第1弾:新生紙パルプ商事(東京都)
 昨シーズンの最後の大会であった全日本実業団選手権で6年ぶりにベスト4入りできず終わった新生紙パルプ商事。今シーズンは5年間続けた近森から遠藤にキャプテンが引き継がれた。副キャプテンに山本と高崎、新人1名、復帰者1名、引退などチームを離れる選手なし、結果昨シーズンより2名多い状態でスタートした。
 シーズンイン初日の練習。「まだこれからなのでどうなるかわからないですね」と新キャプテンの遠藤。オフの間も体を動かしていたという新・副キャプテン高崎がトレーニング系の指示を出す。オフ明け初練習ながら厳しいメニューが続き、選手たちの表情からは一瞬笑顔が消える。「自分もきついですよ。見本を見せてから自分もちゃんとやらないといけない。結構つらいです」と高崎は苦笑い。
 昨シーズンまでキャプテンとしてチームを引っ張ってきた近森にとって6年ぶりにキャプテンではないシーズンインとなった。「気が楽ですね」と笑顔の近森。初日ということもあり終始ゆったりとした雰囲気で行われた練習だったが、これからリーグ戦が近づくにつれてそこは変わってくるだろう。
「1年はかかるかもしれないですね」。キャプテンが変わったことの影響やチーム作りに関して茂木コーチは言う。「しかしまあ、うちのやることは変わらないですから。まずは楽しく、そこは変わりませんよ」
 新人の大熊(國學院大)は緊張した表情を見せていたが、練習中盤ごろから笑顔も見られるようになり、最後に行われた5対5のスクリメージではきれいなシュートも決めていた。「緊張しました。でも先輩たちがみんないい人ばかりなのでやりやすいです。本当です。もう飲みとかにも連れて行ってもらってます」と練習後一息置いた後、笑顔で言う。「リバウンドを頑張りたいです。自分にとってもそこが弱いところだと思っているので、チームに貢献できるようにしっかりとやっていきたいです」とシーズンに向けて抱負を語った。
 リーグ戦の初戦まで2ヶ月。この状態からどこまで挙げていけるか。新生紙パルプ商事のリーグ戦初戦は、全日本実業団選手権でベスト4に入った三井住友銀行との対戦となる。
※リーグ戦の日程などは 関東実業団バスケットボール連盟
Dsc_0064 Dsc_0080 Dsc_0150 Dsc_0196 Dsc_0306 Dsc_0484
※取材・撮影:2010年4月4日(日)

取材・リサーチ・写真・編集・作成 渡辺美香

関東実業団リーグ戦 2010スケジュール

 関東実業団リーグ戦の平成22年度(2010年度)の全スケジュールが発表された。
 男子1部は6月5日(土)の江東区スポーツ会館からスタート。初日は午前中にミニバスクリニックが予定されている。また、初戦から新生紙パルプ商事vs三井住友銀行のビッグゲームもあり。1次リーグが6月27日(日)まで、7月3日(土)から2次リーグ、最終日は7月19日(月・祝)となっている。6連覇中の横河電機の連勝を止めるチームは現れるか。
 男子2部は5月23日(日)の2部Aから始まる。全日本実業団選手権で健闘を見せた富士通、全日本実業団選手権初出場ながら1勝を挙げたプレス工業、台風の目になりそうな今シーズンから2部昇格の大塚商会が同じAブロックに入っている。Bブロックには昨シーズン入替戦で敗れたメディセオ(旧・クラヤ三星堂)、能力の高いメンバーがそろう三井住友海上など6チームとなっている。各ブロック内総当たりで1~6位までを決定、各ブロック1・2位の4チームは2部1~4位決定戦に進み、1位は1部自動昇格、2位は1部7位との入替戦に進むこととなる。
 また、今シーズンは各部入替戦が全日程終了後の7月24日(土)となる。

詳細なスケジュールは関東実業団バスケットボール連盟HP

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.13

 レギュラーシーズンを終え、今週末からプレーオフに突入するJBLを軸に、実業団の新シーズンやアメリカンフットボールの春シーズンを紹介。

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末に第21週の8試合を終え、これでレギュラーシーズンの日程が全て終了した。
 2-4位を争う3チームはリンク栃木ブレックスが日立サンロッカーズに2連勝、日立サンロッカーズは2連敗、パナソニックトライアンズは8位の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに1勝1敗となった。これでリンク栃木ブレックスの2位、パナソニックトライアンズの3位、そして日立サンロッカーズの4位が決定した。5・6位は東芝ブレイブサンダースがトヨタ自動車アルバルクに2連勝し、東芝ブレイブサンダースの5位、トヨタ自動車アルバルクの6位が決定した。その他、1位のアイシンシーホースは7位のレラカムイ北海道に1勝1敗と星を分けた。
 レギュラーシーズンの最終順位※4位以上がプレーオフ進出
1位:アイシンシーホース
2位:リンク栃木ブレックス
3位:パナソニックトライアンズ
4位:日立サンロッカーズ
5位:東芝ブレイブサンダース
6位:トヨタ自動車アルバルク
7位:レラカムイ北海道
8位:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
 プレーオフは4月3日からスタートする。セミファイナルは2戦先勝方式で、1位のアイシンシーホースと4位の日立サンロッカーズの対戦は代々木第2体育館で、2位のリンク栃木ブレックスと3位のパナソニックトライアンズの対戦は栃木県のブレックスアリーナ宇都宮で行われる。セミファイナルを勝ち上がった2チームが対戦するファイナルは4月10日から始まる。
JBL-日本バスケットボールリーグ
JBL PLAYOFFS 2009-2010

☆トピックス
実業団
 新年度に入り、関東実業団リーグ戦をはじめとして各地で新シーズンがスタートした。実業団の大会としては関東実業団リーグ戦が4月10日スタートとなるが、地方では県総合などの大会も行われ、4月からゲームが始まる地域も多い。中国ブロックでは4月24・25日に岡山県倉敷市で9月に行われる全日本実業団競技大会の中国予選が開催される。

アメリカンフットボール
 日本社会人アメリカンフットボールXリーグは東地区の春のトーナメントとなるパールボウルトーナメントの日程を発表した。
 今シーズンは4月24日にドイツで行われる『GERMAN JAPAN BOWL』のため、通年より遅い開催となる。X1の12チームを4ブロックに分け、ブロック毎に総当たりで対戦し各ブロック1位の4チームが6月13日(日)の準決勝に進むこととなる。決勝戦となる第34回パールボウルは7月1日(木)に東京ドームで開催される。昨シーズンのパールボウルの覇者であり、さらにJAPAN X BOWLとライスボウルも制し日本一となった鹿島を中心に、昨年パールボウル準優勝のオービック、JAPAN X BOWL準優勝の富士通などが東地区の春の王者を争うこととなる。(X2は4月17日からJr.パールボウルが開催される。)
 各チーム3月上旬にはシーズンインした様子。今シーズンこそ優勝を狙う富士通は、体力系の走りこみや基礎練習などを中心に徐々に個々とチームのコンディションを高めていた。
Dsc_0043 Dsc_0217 Dsc_0340 Dsc_0354 Dsc_0573 Dsc_0644
※写真は富士通フロンティアーズの練習の様子(2010年3月27日)。
 4月24日にドイツで行われる『GERMAN JAPAN BOWL』に向けて、日本代表候補選手を集めての強化合宿が週末に行われている。今週末は第2次強化合宿が大阪府で行われる。この大会は2011年7月にオーストラリアで行われるIFAFワールドチャンピオンシップ(W杯)につながる日本代表チームの強化試合の位置づけであり、今回も代表候補選手だけでなく、大学生を選抜した育成選手も強化合宿に参加している。第3次強化合宿は4月17・18日に東京都調布市で行われ、18日の練習終了後には日本代表チームの結団式も行われる予定となっている。
日本社会人アメリカンフットボール Xリーグ 公式サイト
社団法人 日本アメリカンフットボール協会

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »