スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.19
今号ではベスト8が出そろった関東大学トーナメント、新シーズンに向けてロスターが発表されたJBL2、そして実業団チームレポートは関東を離れ九州電力の練習の様子などを掲載。
☆関東大学トーナメント
4月1日から始まった関東大学バスケットボール選手権も、残り3日となった。5月13日までの試合でベスト8が決定。残りの3日間は、準々決勝(14日)、準決勝(15日)そして決勝と3位決定戦(16日)と連戦が続く。準々決勝で敗れたチームも15日には順位決定戦の1回戦が、そして16日には5位および7位決定戦となり、最終日まで試合ができることとなる。
ベスト8には慶應義塾大(前回大会優勝)、東海大(前回大会準優勝)、青山学院大(3位)、中央大(8位)、日本大()、早稲田大()、筑波大()、関東学院大()が入った。前回大会4位の法政大は早稲田大に、5位だった白鴎大は筑波大に、7位だった拓殖大は日本大に、それぞれベスト8決めで敗れた。また、前回大会6位だった明治大は初戦で関東学院大に敗れた。
14日の準々決勝は代々木第2体育館で13時からスタート。第1試合が筑波大vs早稲田大、第2試合(14:40)が青山学院大vs関東学院大、第3試合(16:20)が日本大vs東海大(16:20)、第4試合(18:00)が慶應義塾大vs中央大の組み合わせとなっている。大会は最終日(16日)まで代々木第2体育館で行われる。(最終日のみ11時スタート)。
関東大学バスケットボール連盟 公式サイト
☆JBL2 2010-2011シーズンロスター発表
JBL2は2010-2011シーズンに向けて初のロスターおよび移籍・引退者のリストを発表した。
最も大きく変わるのがレノヴァ。プレータイムも多かった選手が移籍リストおよび引退選手リスト合わせて6名が入っている。そして2連覇を果たした豊田通商からはチームの中心で絶妙のゲームコントロールを見せてきた松藤が引退(→教員)、ベテランの矢野も引退となった。
新規加入選手は世情を反映してか少なめとなっている。豊田通商に前村(東海大)と神津(法政大)、アイシンAWには中村(日本大)、レノヴァ鹿児島には近(日本大)と種市(日本大)、日立電線には宇佐美(拓殖大)らが発表となっている。リストにある豊田合成の加藤は昨シーズンはアシスタントコーチとして登録されていたため、今回新規加入選手として記載されている。今回まだ発表になっていない部分もあり、さらに新規参入が内定しているリンク栃木ブレックスD-Team(仮)の正式なメンバー発表は行われていない(チームのHPには契約済みの選手リストはあり)。
2010-2011シーズンはチーム数が9となり、1チーム増えることで各チームともに3試合ずつ試合数も増える(21試合→24試合)。さらにチーム数が奇数のためスケジュールも変則となり、土日連戦も増えると言う。よりチームとしての体力が必要とされるシーズンとなるだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
☆実業団チームレポート
第6弾:九州電力(福岡県)
昨シーズンまで全日本実業団選手権4年連続決勝進出を果たしている九州電力。しかし全日本実業団競技大会では3位が最高で、昨シーズンはベスト4入りを逃している。
「まずは9月の全日本実業団競技大会をいい形でいきたいです。ここ数年あそこで調子を落として、それがその後に続く大会に影響しているように思うんですよね」とキャプテン2年目の平山は言う。
チームの練習メニューを組み立てている山口は自身も選手として練習を行っている。最年長となった現在も誰よりも元気に、そして楽しそうに練習に打ち込んでいる。「うちのバスケットは基本的にディフェンスからというスタイルなので、今シーズンはディフェンスをもっと上げていけるようにしていく予定です」。JBL・アイシンシーホース在籍時に行っていた練習のノウハウを九州電力にもたらしている。
今シーズンから副キャプテンとなった樋口は練習後も最後までシューティングを続けた。「副キャプテンらしいことは何もできてませんが、アップの時など率先して一番前でやるようには心がけています。今シーズンはもっとディフェンスを頑張ってチームに貢献したいです」。
現在では全国大会出場常連チームとなった九州電力だが、なかなか上に上がれず苦しい時期もあった。「その頃の経験をしているのはもう長澤と平山だけになりました。今は九州ではなかなか強豪チームとの対戦も少ないですし、選手たちの気持ちの緩みが心配です」と藤本監督。長澤も「その頃のことは絶対に忘れたくはないですね。若い選手たちに伝えていくのも自分たち年長者の役割だと思っています」と言う。
新人は3名。吉満(国士館大)はこの日不在だったが、岡(明治大)と村瀬(九州産業大)は当たりの強い練習や、トップリーグの選手の参加に戸惑いながらも必死に練習をこなしていた。「いいチームに入れたと思っています。プレータイムをもらって戦力になれるように頑張りたいです」と語る岡。練習中も厳しい声を掛けられていた村瀬は「これまで走ることが中心でこんなに当たりの強いバスケットはしたことがなかったので大変です。でもすごく楽しいです。自分はシュートしかないので、しっかりと決めていけるようになりたいです」と意気込みを語った。
「うちは関東のチームに比べると個々の能力が低いので」という言葉が監督をはじめ、平山キャプテンなどから聞かれた。3シーズン前に全日本社会人選手権大会で優勝して以来、全国大会での優勝から遠ざかっている今、チーム力の強化が求められている。
九州電力のシーズン最初の公式戦は5月22・23日に山口県周南市で行われる中国・四国・九州三地区実業団選手権となる。一昨年まで連覇してきたが、昨年は新型インフルエンザの流行のため出場辞退。「今年はシードはないので厳しいかもしれませんが、まずはきっちりと勝っていきたいです」とシーズン初戦に向けて語る中川直之。まずは目標とする全日本実業団競技大会まで4ヶ月半でどのようなチームを見せてくれるのか、今から楽しみでもある。
※取材・撮影 2010年5月8日(土)
※2月に行われた全日本実業団選手権決勝で怪我をした根岸も順調に回復している様子を見せていた。
※この日は中川直之の双子の兄弟でJBL・三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに在籍する中川和之も自身のチームのシーズンインを目前にし九州電力の練習に参加していた。練習を終えて「かなりきついですよね。これで今日は軽めだったとか選手たちは言ってましたからびっくりですよ」と話す。
取材・写真・リサーチ・編集・作成 渡辺美香
« スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.18 | トップページ | スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.20 »
「JBL2 2010-2011」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.23(2011.06.10)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.22(2011.06.03)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.21(2011.05.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.19(2011.05.13)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.18(2011.05.06)
「ウィークリー」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.5(2012.02.03)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.4(2012.01.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.3(2012.01.20)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.2(2012.01.13)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.1(2012.01.06)
「大学」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.51(2011.12.24)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.50(2011.12.16)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.48(2011.12.02)
- 関東実業団・関東大学オールスター戦(2011.11.28)
- 実業団・大学オールスター戦 メンバー発表(2011.11.28)
「実業団」カテゴリの記事
- 全日本実業団選手権2012 最終日の展望(2012.02.07)
- 全日本実業団選手権2012 男子準々決勝の展望(2012.02.06)
- 全日本実業団選手権2012 大会展望(2012.01.31)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.4(2012.01.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.3(2012.01.20)
