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関東実業団リーグ戦2010 男子1部の展望

 6月5日(土)からスタートする平成22年度関東実業団バスケットボールリーグ戦男子1部。前回大会は横河電機の6連覇、曙ブレーキ工業の躍進(2位)、そして前回大会から導入された1部8位と2部1位は自動入替えで下位の順位争いも激化した。

平成22年度関東実業団バスケットボールリーグ戦
会期:平成22年4月10日(土)~7月24日(土)
主催:関東実業団バスケットボール連盟

詳細は 関東実業団バスケットボール連盟
スポーツのミカタ内、リーグ戦男子1部日程&結果は こちら

男子1部
 全8チームで1回戦の総当たり戦を行う(1次リーグ)。その順位で上位4チームと下位4チームに分けられ、2次リーグとして上位リーグ、下位リーグの4チームずつで総当たり戦を行い最終順位を決定する。1次リーグの結果は1次リーグの順位決定のみとなり、2次リーグには反映されない(※順位決定の最終項目として全試合のゴールアベレージが使用される場合あり)。最終順位で7位は2部2位との入替戦へ、8位は2部1位と自動入替えとなる。

<新人>
横河電機
#9  山田 純也 早稲田大

曙ブレーキ工業
#15 田中 洋貴 立命館大
#18 金城 真悟 天理大

日本無線
#7  山本 修二 順天堂大

新生紙パルプ商事
#15 大熊 俊喜 國學院大

三井住友銀行
#2  岡部 智博 東京経済大

東京日産

葵企業
#8  田中 幸伸 國學院大

東京電力
#28 呉屋 淳平 未来工科高
#39 福田 理俊 鹿児島工業高
#55 瀬戸 渉 小倉工業高

<大会展望>
 今シーズンは全体的に新人が少なく、引退などのチーム離脱も多くないことから、各チームともに昨シーズンからの違いは少ない傾向がある。
 現在大会6連覇、リーグ戦53連勝中の横河電機を中心に展開するだろう。今シーズン期待されるのは日本無線。昨年はなかった高さのあるインサイドを獲得し、攻守に幅が広がった。また、前回大会は5位に終わった三井住友銀行は昨シーズンを通して徐々にチーム状態が上がっている。メンバーに大きな変更がないこともありさらにチーム力の向上ができていれば優勝争いに絡んでいく可能性が大きい。
 今大会は1次リーグがどのチームにも上位に入る可能性があり、混戦となることも予想される。まずはリーグ戦では圧倒的な成績を残している横河電機に黒星がつくかが注目点の一つ。各チームのヘッドコーチらの話の中にも「横河電機以外にはある程度通じると思う」などの言葉が多く聞かれ、横河電機の存在は別格の感はある。しかしそれだけに「横河電機に勝ちたい」という強い思いを持つチームもあるのも事実。追われる立場には慣れている横河電機がそう簡単には劣勢に立つことは予想しがたいが、可能性はあるとも言える。1ヶ月で7戦を行う1次リーグが重要となってくる。

<各チームの展望>
横河電機
 昨シーズンからほとんどメンバーが変わらない。指揮を執る小納真良コーチも2年目となり、さらにチーム力の向上が見込まれる。しかしトップチーム故にと言えるかもしれないが、大会の入りはあまりいい状態でないことが多い。付け入る隙が全くないとは言い難く、そこは経験などで補っていく必要があるだろう。

曙ブレーキ工業
 PG藤原のリーグ戦出場が厳しい状況は早くからわかっていたこともあり、対策は練ってある。新人がどこまで能力を発揮できるかも大きいが、中堅の選手たちのプレー面、精神面での貢献が重要となる。ベンチメンバーを含めると8チーム中最も充実しているとも言える。チーム全員での戦いが勝利につながってくるだろう。

日本無線
 昨年は高さのあるインサイドプレーヤー不在となり、接戦でのリバウンドやディフェンスに厳しさを見せた。センタープレーヤーの新人加入でそこはある程度解消されるだろう。チーム状態の波が大きいことも勝ちきれない要因となっていた。また、元々ディフェンスのいいチームだが、ここ数年オフェンスが崩れるとディフェンスも崩れる傾向が見られることが多い。どこまで修正出来ているか、1次リーグ中にどこまで挙げていけるかが鍵となる。

新生紙パルプ商事
 昨年からメンバー的にはほとんど変化がない。ゲームの集中力の高さがチームの強みだが、逆に集中が切れた時の立て直しが難しいことが課題でもある。チーム全体のポジションバランスは横河電機と並ぶくらいいいと思われる。ベンチメンバーが少ないことでファールトラブルなどの厳しさはあるが、そこはベンチワークで解消していきたいところ。

三井住友銀行
 昨年のリーグ戦はチーム戦略がうまく機能せず、1次リーグの要所のゲームを勝てず下位に終わった。しかし2次リーグ以降チーム戦略を立て直し、その結果が東京都実業団選手権優勝や全日本実業団選手権3位につながった。今シーズンは新人も1名で昨シーズンからほとんど変わりがないこともあり、さらにチーム状態が上がっていることも予想できる。平日の練習が困難なこともあり、1次リーグ戦中は練習での修正が難しい。どこまで全員でチームプレー、チームコンセプトを理解できているかが重要となるだろう。

東京日産
 昨シーズン終盤からメンバーが減り、新人もなし、登録メンバーは嶋津Aコーチを含め10名と厳しい状況。しかし選手たちの気持ちは折れていないことが感じられる。少ないメンバーながら能力や意識は高い選手が多いので、これまでの経験で乗り切っていける可能性も高い。5対5のゲームライクな練習が困難なこともあり、課題はチームプレーとなってくるだろう。

葵企業
 1部にあがって初めて離脱者のいないシーズンを迎える。前回大会では序盤になかなか勝てず、さらには2次リーグでも接戦を落とし7位に終わっている。今シーズンはメンバーの変更がないことから入りは例年より良くなると思われる。あとは接戦をどこまで勝利に持ち込んでいけるかが鍵となるか。上位に入って全日本実業団競技大会の初出場を果たしたいという気持ちは強い。

東京電力
 今シーズンからヘッドコーチが昨年Aコーチとしてスタッフ入りしたOBの福山コーチに替わった。新人は3名入っているが即戦力としては厳しい様子。メンバー的には昨年と変わらない状態になりそうだ。1昨年の1部の時もなかなか勝ち星が挙げられなかったが、今回も厳しいリーグ戦になるだろう。しかしこのチームには他の1部のチームにはない集中力と爆発力がある。個々の選手も経験を積んできており、チーム力の向上につながっている。1勝、そして1部残留を目指したい。

取材・リサーチ・文 渡辺美香

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