スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.26
今号では終盤戦に入った関東実業団リーグ戦の現在の戦況と、7月1日に行われたアメリカンフットボールのパールボウル決勝の模様、全日本実業団競技大会予選の結果を掲載。
☆関東実業団リーグ戦
男子
1部:1次リーグが終了し、7月3日から2次リーグに入る。1次リーグは4位以上(上位リーグ)をめぐり5チームが争う混戦になった。あと1勝というところで足踏みとなった日本無線と曙ブレーキ工業。残り2試合を連勝で4位以上の可能性が残る新生紙パルプ商事と三井住友銀行。第6戦の三井住友銀行戦に勝利すれば念願の上位リーグがほぼ確定する葵企業。第6戦で三井住友銀行が葵企業に大差で勝利し、ここで三井住友銀行と葵企業の立場が逆転、三井住友銀行が上位リーグ入りに一気に近づいた。新生紙パルプ商事は第6戦で曙ブレーキ工業に勝利し、第7戦に望みをつないだ。日本無線は横河電機を追い詰めるも最後に逃げ切られ敗戦。第6戦が終わった時点で最終戦で5チームが同率に並ぶ可能性もあった。しかし第7戦で日本無線が粘る新生紙パルプ商事を終盤で振り切り勝利、曙ブレーキ工業が横河電機に敗れ、3チーム(曙ブレーキ工業、三井住友銀行、葵企業)が同じ勝ち点で並んだ。3チーム間の対戦成績も同じ1勝1敗となり、この3チーム間での試合のゴールアベレージで順位が決定され、曙ブレーキ工業と三井住友銀行が3位、4位となり、葵企業は惜しくも5位に終わった。また、新生紙パルプ商事は6年ぶりの下位リーグとなった。横河電機は今大会も1次リーグ7戦全勝、これでリーグ戦60連勝となった。また、7位と8位で争っていた東京日産と東京電力は第6戦の直接対決で東京日産が勝利し、東京日産が7位、8位に東京電力となった。
得点ランキングは永田(葵企業#15)が1位に上がり、2位が田ヶ谷(横河電機#20)、3位が松岡(葵企業#14)となっている。3ポイントも松岡(葵企業#14)が2位の福田侑(日本無線#4)を抜き1位に、高崎(新生紙パルプ商事#12)と涌井(東京電力#3)と上原(東京日産#34)の3選手が3位となっている。リバウンドは新人の山本(日本無線#7)が1位に、2位が関(東京電力#10)、3位が眞部(東京日産#8)となっている。アシストは永田(葵企業#15)が1位に、鈴木伸(日本無線#6)が2位、上原(東京日産#34)が3位となっている。
2次リーグは上位と下位に分けられ、それぞれ4チームの総当たり戦を行う。1次リーグの成績は持ち越されず、2次リーグの3試合の結果のみで順位を決定することとなる(同率チームの順位決定に、全試合のゴールアベレージが用いられる場合あり)。わずかに3試合ということで初戦が重要になってくる。
男子1部2次リーグの展望はこちら
男子1部の予定&結果はこちら
2部:A・Bブロックともに第4戦まで終了した。Aブロックでは全勝の大塚商会を追う1敗の富士通とプレス工業の対戦が行われ、富士通が勝利した。この結果、残り1試合を残して大塚商会の1位と富士通の2位が確定した。また、昨年2部4位の警視庁は第2戦から連敗が続き苦しい状況となった。Bブロックは第4戦で3戦全勝のメディセオと2勝1敗のNTT東日本東京の対戦が行われ、メディセオがNTT東日本東京を引き離し勝利した。伊藤忠商事と東京トヨペットにはまだ勝ち星がない。Bブロックは第5戦(ブロック最終戦)で現在4勝0敗のメディセオと3勝1敗の三井住友海上の対戦が行われ、これで三井住友海上が勝利した場合、NTT東日本東京が日立大みかに勝利すれば3チーム(メディセオ、三井住友海上、NTT東日本東京)の勝ち点が並ぶこととなる。三井住友海上が勝利し、NTT東日本東京が敗れた場合、メディセオと三井住友海上の勝ち点が並び、直接対決の結果で三井住友海上1位、メディセオ2位となる。メディセオが勝利し三井住友海上が敗れると、NTT東日本東京の勝敗に関係なくメディセオ1位、NTT東日本東京2位が決まることとなる。
※追加と訂正(7月4日):NTT東日本東京が日立大みかに敗れた場合、NTT東日本東京と日立大みかが3勝2敗で並ぶ。この際、三井住友海上が敗れた場合、1位は全勝のメディセオとなり、2~4位は3チーム(三井住友海上、NTT東日本東京、日立大みか)が3勝2敗で並びさらに該当チーム間の勝敗も並ぶため、ゴールアベレージでの順位決定となる。また、三井住友海上が勝利した場合、4勝1敗でメディセオと三井住友海上が並び、直接対決で三井住友海上が勝利となるため、三井住友海上が1位、メディセオが2位となる。
2部のブロック最終戦は7月4日(日)にプレス工業体育館でA・Bブロックの全6試合が全て行われる。
男子2部の予定&結果はこちら
3部:Aブロックは残り1戦を残しているが、すでに住友商事の1位が確定している。Bブロックは三菱東京UFJ銀行が1位。CブロックはJFE東日本京浜が1位。Dブロックは最終日に3試合(うち東京都庁は2試合)残っているが、東京消防庁がすでに5戦を終え全勝となり1位を決めた。
4部:Aブロックは本田技術研究所が1位。Bブロックは最終戦を終え、C.K.東京が5戦全勝で1位を決めた。Cブロックは現在4戦全勝で並んでいる三井物産とANAの直接対決が7月17日に行われる。Dブロックは3チーム(三井住友銀行本社、小田急電鉄、東燃化学)が並んで7月17日の最終戦へ。Eブロックは最終戦を終え、東芝府中が5戦全勝で1位となった。Fブロックは第4戦を終え千代田化工が4戦全勝。3勝1敗の大陽ステンレススプリングスが最終戦で勝利し、千代田化工が最終戦敗れ4勝1敗で並んだとしても直接対決で千代田化工が勝利していることから、最終戦を残し千代田化工の1位が確定した。Gブロックは第4戦を終え、イノベーショントラストが4戦全勝。最終戦で現在3勝1敗のキャノンが勝利しイノベーショントラストが敗れ4勝1敗で並んだとしても、直接対決でイノベーショントラストが勝利していることから、最終戦を残しイノベーショントラストの1位が確定した。Hブロックは残り1試合となっているが、現在三菱商事と東京郵政が最終戦を終え4勝1敗で並び、最終戦を残すテイ・エステックが3勝1敗となっている。最終戦でテイ・エステックが勝利した場合、3チームが4勝1敗で並び、3チーム間の対戦も1勝1敗と並ぶため、ゴールアベレージでの順位決定となる。テイ・エステックが敗れた場合、4勝1敗の2チームの直接対決の結果から、東京郵政が1位となる。テイ・エステックの最終戦は7月17日に行われる。
5部:Aブロックは丸紅本社が1位。Bブロックは最終戦を終え、沖電気東京が5戦全勝で1位となった。Cブロックは東京国税庁が1位。Dブロックはテプコシステムズが1位。Eブロックは最終戦を残し楽天の1位が確定している。Fブロックは三菱化学が1位。Gブロックはティップネスが1位、日立情報が2位となった(Gブロックからは2チームが4部昇格)。
女子
1部:1次リーグ最終戦を残し4戦全勝の三井住友銀行と、3勝1敗のメディセオと丸紅の3チームの上位が確定した。3チーム間の順位は1次リーグ最終戦で決定する。
2部:Aブロックは伊藤忠商事の1位が確定。Bブロックは現在4戦全勝の山武、3勝1敗の第一生命と沖電気東京となっており、最終戦で1位が決定する。
関東実業団バスケットボール連盟
☆パールボウル
日本社会人アメリカンフットボール Xリーグの春の大会となるパールボウルトーナメントが7月1日に最終日を迎えた。東京ドームで行われたパールボウル決勝は富士通vsオービックの対戦となった。1万4千人の観衆が見守る決勝戦は一進一退の攻防から、終盤の逆転劇へと一気に加速した。
序盤はどちらも攻め切らない展開が続き、その中で確実に1stダウンを奪いながらフィールドゴールにつなげたオービックが第1Qで6点のリードとなるも、第2Qは富士通がフィールドゴール2本で追い付き6-6の同点で前半を終える。後半に入ってQBを#6杉原から#7木下に変えたオービックはパスとランを絡め、徐々に流れを引き寄せる。第3Q序盤にフィールドゴールで3点を加えリードを奪った富士通だったが、その後は攻撃がつながらず攻め込まれることが多くなる。そして第3Q残り2分半あまりにオービックRB#21杉原がサイドへ走りこみ富士通のディフェンスを振り切ると44ヤードを走り切りタッチダウン、オービックの4点リードとなった。第4Q、惜しいところでミスがでるなどしなかなか追いつけない富士通だったが、残り3分を切ってパスがつながり、QB#18杉原からWR#22松林への20ヤードタッチダウンパスが決まる。さらに2Pコンバージョンを狙うも阻止され、1分余りを残し富士通の2点リードでオービックの攻撃となる。オービックは自陣30ヤードまで迫るも、富士通が激しいディフェンスで食い止め、残り6秒でオービックのフィールドゴールとなる。ここでも富士通ディフェンスが激しいプレッシャーをかけると、逆転を狙ったオービックK#1金親のフィールドゴールは大きく外れた。残り時間を富士通が使い試合終了。パールボウル決勝戦は富士通の4年ぶり3回目の優勝で終わった。大会MVPは決勝のタッチダウンパスをキャッチした富士通WR#22松林が選ばれた。
Xリーグは西日本のグリーンボウル交流戦も終了し、春シーズンが終わった。JAPAN X BOWLにつながる秋シーズンのスケジュールもすでに発表されている。社会人日本一を決めるJAPAN X BOWLは12月20日(月)に東京ドームで行われる。
日本社会人アメリカンフットボール Xリーグ 公式サイト
☆全日本実業団競技大会予選
先週末、北海道と四国の予選が行われ、これで関東を除く8地区全ての出場チームが決定した。北海道では旭川キシイが札幌市役所にわずかに2点差で勝利し出場を決めた。四国では四国電力が東レ愛媛に勝利し、2年ぶりの全日本実業団競技大会出場を決めた。
全日本実業団競技大会出場チーム(変更となる場合もあります。)
北海道(1):旭川キシイ
東北(2):JR東日本秋田、北芝電機
北陸(1):北陸電力石川
関東(5):7月19日リーグ戦最終日
東海(3):ホシザキ、APEX、イカイレッドチンプス
近畿(1):タツタ電線
中国(1):ナカシマプロペラ
四国(1):四国電力
九州(1):九州電力
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香
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