« スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.26 | トップページ | スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.28 »

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.27

 今号では関東実業団リーグ戦の現在の状況と、バスケットボール男子日本代表についてを掲載。

☆関東実業団リーグ戦
男子
1部:7月3日(土)に2次リーグがスタート。2次リーグは1次リーグの上位4チームと下位4チームに分かれて、それぞれ上位リーグ、下位リーグとして4チーム総当たり戦を行う。最終順位の決定は基本的に2次リーグの結果のみから判定される。
 上位リーグの第1戦は1次リーグ1位の横河電機と4位の三井住友銀行の対戦と、2位の日本無線と3位の曙ブレーキ工業の対戦となった。横河電機vs三井住友銀行戦は序盤に流れをつかんだ三井住友銀行が横河電機に14点差をつけて第1Pを終えた。しかしそこから横河電機#5笹がインサイドで奮起すると、横河電機に流れが傾き逆転。三井住友銀行も最後まで粘りを見せるも横河電機が逃げ切った。横河電機#16浦中は「確かに状態はよくはないね」と言う。「シュートはまあ入らない日もあって仕方ないと思うけど、今日は本当に入らなかった。でもみんな負けたくはないと思っているから。だから多少競っても負けるような気にはならない」と浦中が言うようにこの日も“負けない横河電機”を見せた。惜しくも敗れた三井住友銀行だが、チーム状態は良いと#81清水。「今日は自分のミスもあって結局追いつけないで終わってしまいました。でも誰も自分のことを責めないし、他にもファールトラブルになった(#32木村)理を責めたりもしない。前のチームはそういうところがダメでチームがばらばらになったりしていたけど、今は違います。お互いに言うことは言うけど、決して責めたりしない。いいチームになってきていると思います」(三井住友銀行#81清水)。日本無線vs曙ブレーキ工業戦は序盤は点の取り合いとなるも、第2Pからはディフェンスの応酬となり、どちらもなかなか得点が伸びない。その中でインサイドで有利に立った日本無線が徐々に曙ブレーキ工業を引き離して勝利した。新人ながら日本無線のインサイドを支える#7山本はリバウンドランキングでも現在1位と活躍。試合後山本は「試合を重ねて大分良くなったとは思うけど、まだまだです。自分の記録や賞(新人賞)などは今は気になりません。まずは何よりもチームの勝利が大切なので。その結果でそういうものがついてくるといいなとは思います」と語る。1次リーグでは勝利したが、2次リーグで敗れた曙ブレーキ工業は試合終盤に新人#15田中が爆発的な得点力を見せた。
 下位リーグ第1戦は1次リーグ5位の葵企業と8位の東京電力の対戦と、6位の新生紙パルプ商事と7位の東京日産の対戦となった。葵企業vs東京電力戦は第1Pこそ競った展開となるも、その後は葵企業が流れをつかむ。東京電力も#3涌井のシュートなどで粘りを見せるも追い上げはならず、葵企業が2次リーグ初戦を勝利した。新生紙パルプ商事vs東京日産戦は序盤から東京日産#13神崎が好調に得点を重ね、東京日産がリードする。徐々に立て直す新生紙パルプ商事だが、なかなか点差は縮まらない。新生紙パルプ商事は後半#7立花の故障もあり#16山本が奮起、東京日産#13神崎に対して好ディフェンスを見せながらオフェンスでは速い展開から#12高崎、#9遠藤、#4近森らの得点につなげていった。逆に東京日産は終盤#13神崎のシュートが落ち始めると攻めどころをなくし、#8眞部のインサイドでなんとかつなぐも新生紙パルプ商事の勢いを止められない。第4P残り3分半に新生紙パルプ商事が同点に追いつくとそのままリードを奪い勝利した。「こんなに長い時間出たのは久しぶりでした」と苦笑いの新生紙パルプ商事#16山本は勝利にほっとした表情を見せた。惜しくも敗れた東京日産#34上原は「(#13神崎)剛が入らなくなった時にどうするかというのをちゃんとやれていなかった。残念ですね」と語る。
 得点ランキングは田ヶ谷(横河電機#20)が1位、4点差で高崎(新生紙パルプ商事#12)、さらに4点差で永田(葵企業#15)が続く。3ポイントランキングは得点ランキングで4位に入っている松岡(葵企業#14)が1位、福田侑(日本無線#4)と高崎(新生紙パルプ商事#12)が1本差で2位、さらに4位の涌井(東京電力#3)も1本差と混戦となっている。リバウンドランキングは新人の山本(日本無線#7)が1位、1本差で関(東京電力#10)が続き、3位の眞部(東京日産#8)は2位から11本差となっている。アシストランキングは永田(葵企業#15)が2位以下を大きく引き離し1位、14本差で鈴木伸(日本無線#6)が2位、さらに2位から5本差で上原(東京日産#34)となっている。
 2次リーグは残り2戦となる。第2戦は7月18日(日)に駒沢屋内球技場で、第3戦(最終戦)は翌19日(月・祝)に塩浜市民第一体育館で行われる。
男子1部の予定&結果はこちら
2部:7月4日(日)にブロック最終戦を終えた男子2部。各ブロック1・2位の4チームは2部全体の1-4位決定戦に進み、1位になれば1部8位との自動入替で1部に昇格、2位になれば1部7位との入替戦に進み、勝てば1部昇格、敗れれば2部残留となる。その他の各ブロック3位以下はそれぞれ同順位同士が対戦し、5~12位までを決定する。9~12位(各ブロック5・6位)は3部のA~Dブロックの1位チームと入替戦を戦うこととなり、勝利すれば2部残留、敗れれば3部降格となる。Aブロックは最終戦を残して大塚商会の1位、富士通の2位は決まっていた。その大塚商会は試合序盤に流れをつかめずNTTデータにリードされるが、後半に入って流れをつかむと逆転、5戦全勝でのAブロック1位を決めた。富士通は今シーズンなかなか勝ち星をあげられない警視庁を序盤で引き離すとそのまま勝利した。プレス工業はけが人などあるものの富士通ゼネラルを圧倒し勝利。これでAブロックの最終順位は1位:大塚商会2位:富士通3位:プレス工業4位:NTTデータ5位:警視庁6位:富士通ゼネラルとなった。BブロックはNTT東日本東京と日立大みかの対戦で日立大みかが逃げ切り勝利、三井住友海上がメディセオに敗れたことで3チーム(三井住友海上、日立大みか、NTT東日本東京)が3勝2敗で並び、3チーム間での対戦成績も同じ1勝1敗であることから、ゴールアベレージで順位が決定された。全勝でBブロック1位となったメディセオだが、三井住友海上に対し第1Pはわずかに3点しか取れず14点差となるも、その後逆転し勝利した。5-6位を決める対戦となった伊藤忠商事vs東京トヨペット戦は、東京トヨペットが試合開始前わずかに5人とギリギリの人数で試合を行ったこともあり、伊藤忠商事が圧勝した。Bブロックの最終順位は1位:メディセオ2位:三井住友海上3位:日立大みか4位:NTT東日本東京5位:伊藤忠商事6位:東京トヨペットとなった。7月18日(日)に駒沢屋内球技場で1-4位決定戦1回戦(富士通vsメディセオ、大塚商会vs三井住友海上)と5~12位までを決定する試合を行う。また、1-2位決定戦は翌19日(月・祝)に塩浜市民第一体育館で、3-4位決定戦と1部7位と2部2位の入替戦、2部9~12位と3部A~Dブロックの各1位チームとの入替戦は7月24日(土)に羽村市スポーツセンターで行われる。
男子2部の予定&結果はこちら
3部Aブロックは住友商事が最終戦は落としたものの、同じ4勝1敗の東芝ライテックに勝利していることから、住友商事の1位が決定した。Bブロック三菱東京UFJ銀行が1位。CブロックJFE東日本京浜が1位。Dブロックはまだ最終戦を残しているが、全ての試合を終えている東京消防庁が5戦全勝で1位を確定している。
4部Aブロック本田技術研究所が1位。BブロックC.K.東京が1位。Cブロックは現在4戦全勝で並んでいる三井物産とANAの直接対決が7月17日に行われる。Dブロックは3チーム(三井住友銀行本社、小田急電鉄、東燃化学)が並んで7月17日の最終戦にもつれ込んだ。Eブロック東芝府中が1位。Fブロックは最終戦を残し千代田化工の1位が確定している。Gブロックも最終戦を残しイノベーショントラストの1位が確定している。Hブロックは最終の1試合を残し3チーム(三菱商事、東京郵政、テイ・エステック)が1位の可能性を残している。
5部Aブロック丸紅本社Bブロック沖電気東京Cブロック東京国税庁Dブロックテプコシステムズがそれぞれ1位となり、4部昇格を決めている。Eブロックは最終戦を残し楽天の1位が確定している。Fブロックは1位の三菱化学Gブロックは1位のティップネスと2位の日立情報がそれぞれ4部昇格を決めている。
女子
1部:7月3日に1次リーグ最終戦を行った。三井住友銀行が丸紅に勝利し5戦全勝で1位、メディセオが4勝1敗で2位、丸紅が3勝2敗で3位となり、この3チームが2次リーグ上位リーグとなる。4位は2勝3敗でTOTO、5位は1勝4敗で東芝府中、6位は5戦全敗で特別区となり、この3チームが2次リーグ下位リーグとなる。2次リーグは上位、下位のそれぞれ3チーム間での総当たり戦で順位が決定される。男子と同じく1次リーグの結果は持ち越されない。
2部Aブロックは最終の1試合を残し4戦全勝の伊藤忠商事が1位を確定している。Bブロックは山武が4戦全勝、第一生命と沖電気東京が3勝1敗となっており、最終戦で1位が決まることとなる。
関東実業団バスケットボール連盟

☆日本代表
 バスケットボール男子日本代表チームは7月7日(水)、今回のチームとしては初の強化試合を行った。これはウィスマンヘッドコーチの就任記念として、昨シーズンまで指揮を執ったリンク栃木ブレックスのホームアリーナであるブレックスアリーナでの開催となった。対戦相手は中国プロバスケットボールリーグ・CBAに所属する「東莞(ドングアン)レオパーズ」。この日の対戦を前に、すでに日本代表とは練習試合(スクリメージ)を行っていた。7日の強化試合では日本代表は序盤から東莞レオパーズにリードを奪われ敗れた。初戦を黒星で終わった日本代表だが、ウィスマンHコーチは「今はチームとしてより良い結果を求めるための過程である」と語った。チームとして始動し8週間、ゲームライクな部分はあまりなかったこと、練習の疲れがあったことなどを敗因として挙げた。日本代表は故障の伊藤(リンク栃木ブレックス)を除くベンチメンバー全員が出場するなど、チーム強化として経験の部分が強く打ち出された形となった。
 男子日本代表はこの後7月14日から21日まで行われるジョーンズカップ(チャイニーズ・タイペイ)に出場、帰国後日本での初の国際親善試合となるレバノン代表との試合を3試合行うこととなっている。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト
JBA/バスケットボール男子日本代表 2010/7/7 強化試合 vs 東莞レオパーズ

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

« スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.26 | トップページ | スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.28 »

ウィークリー」カテゴリの記事

実業団」カテゴリの記事

日本代表」カテゴリの記事

関東実業団リーグ戦2010」カテゴリの記事