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スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.37

 今号では先週末行われた東海実業団選手権のレポートをメインに、JBL2プレシーズンマッチ、全日本実業団競技大会、その他トピックとしてJBL開幕や関東大学リーグ戦など紹介。

☆東海実業団選手権
 第58回東海実業団バスケットボール選手権大会が9月10日から12日までの3日間、三重県伊勢市で開催された。この大会は今シーズン2月に山口県で行われる全日本実業団バスケットボール選手権と来年9月に行われる全日本実業団バスケットボール競技大会の東海予選を兼ねている。
 昨年の1位・ホシザキ(愛知県1位)と2位・APEX(愛知県2位)の顔合わせとなった決勝戦。この2チームはすでに今シーズン愛知県実業団で対戦していおり、その際はホシザキが勝利している。また、1週間前に行われた愛知県選手権(オールジャパン予選)では優勝した愛知学泉大にAPEXが1回戦で4点差、ホシザキが決勝で4点差で敗れている。試合は序盤こそどちらも流れをつかみきれない展開となるも、徐々にホシザキが引き離していく。APEXも粘りを見せるがホシザキがメンバーを細かに入れ替えながら流れを渡すことなく勝利、4連覇を達成した。
 前週の愛知県選手権では決勝で愛知学泉大に敗れたが、「あの時よりはいい状態になっています」と#12三浦。「1日2試合の試合も考えてプレーできる選手を増やしてこれてます。今回の全日本実業団競技大会では1回戦の相手(タツタ電線)も強いですし、勝っても関東2位との対戦となるだろうから厳しい試合になるとは思いますが、まずは社会人選手権出場を目指して頑張ります」と意気込みを語った。#7高久の加入でインサイドが強くなったAPEXだったが、この日はホシザキの勢いを止めることができなかった。しかし粘り強いゲームができており、「今日はダメでしたが、チームはよくなってきています」と橘ヘッドコーチ。全日本実業団競技大会では今大会から2月の全日本実業団選手権の成績が順位決定に関係がなくなり、自力で社会人選手権出場が勝ちとれる可能性があることで意欲を見せた。
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 3位決定戦は開催地・三重県の昭和四日市石油(三重県1位)とNTT西日本東海(愛知県3位)の対戦となった。この試合で勝った方が来年9月の全日本実業団競技大会に出場できることもあり、試合はどちらも一歩も引かない白熱した展開となった。NTT西日本東海が#10横内らを中心に好調に攻めリードを奪うが、昭和四日市石油も好守に粘り引き離されない。後半に入って昭和四日市石油が徐々に追いつくと第4ピリオドは僅差の中での争いとなる。同点まで追いつくもなかなかリードを奪えない昭和四日市石油だったが、2点ビハインドで残り9秒、昭和四日市石油#16杉山が逆転の3ポイントシュートを決め昭和四日市石油の1点リードとなる。逆転を狙ったNTT西日本東海のシュートが決まらず昭和四日市石油がわずかに1点差で勝利し3位に入った。
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 その他、5-6位決定戦では三菱自動車(愛知県5位)が豊田自動織機(愛知県4位)に勝利、同じ静岡県のチーム同士の対戦となった7-8位決定戦は小糸製作所(静岡県1位)がイカイレッドチンプス(静岡県2位)に勝利した。
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 昨年の大会の結果から、今週末神奈川県平塚市で行われる全日本実業団競技大会にはホシザキ(1位)、APEX(2位)、イカイレッドチンプス(3位)が出場するが、ホシザキ、APEXはともに1回戦で強豪チームであるタツタ電線(近畿)と旭川キシイ(北海道)とそれぞれ対戦する。イカイレッドチンプスは1回戦で前回大会準優勝のJR東日本秋田との対戦となる。

☆JBL2 東海プレシーズンマッチ
 東海実業団選手権と同会場でJBL2・東海プレシーズンマッチが開催された。愛知県の3チーム(豊田通商、アイシンAW、豊田合成)と石川の4チームが出場した。1日目の1回戦では豊田通商が豊田合成に、アイシンAWが石川にそれぞれ勝利した。2日目は3位決定戦と決勝戦が行われた。
 3位決定戦は豊田合成vs石川となったが、「新しいコートを使用したのは今日が初めてでした」と#16北村が語った様にまさにチームとして試す要素が強い石川がリズムに乗れない。豊田合成は#7長野らが好調に得点を重ね、豊田合成が勝利した。
 豊田通商とアイシンAWの対戦となった決勝は、スタートから豊田通商がアイシンAWを圧倒しリードを奪うと、流れを渡すことなく勝利、JBL2・2連覇の実力を見せつける形となった。今シーズンからチームキャプテンとなった#1宮崎は「チームの雰囲気はすごくいいです。今シーズンも昨年までと同様にプレータイムはみんなで分ける形になると思うので、そこがやはり選手のモチベーションなどの面で難しいのかなとは思いますが、上手くやっていきたいです」と語る。新人の#7前村(東海大)と#11神津(法政大)もスタートで出場。「楽しいです」と#11神津は試合後笑顔だった。アイシンAWは豊田通商の外国人選手がいるインサイドを止められない。「チームの状態は悪くはないのですが、まだあのレベル(外国人選手がいる豊田通商)でのディフェンスは正直やれていないのはあります。もうシーズンインまでそれほど時間がないので頑張らないといけないですね」と#1藤村。アイシンAWは千葉国体出場も控えており、調整が難しい面もあるか。
 JBL2は10月9日にシーズンインとなる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆全日本実業団競技大会
 9月18日から神奈川県平塚市で全日本実業団バスケットボール競技大会が開催される。この大会は11月に高知県で行われる全日本社会人選手権(兼全日本総合選手権予選)の予選も兼ねており、男子は上位6チーム、女子は上位3チームが全日本社会人選手権の出場推薦を受けることができる。
 男子は16チームが出場。ナカシマプロペラ(中国)vs曙ブレーキ工業(関東4位)、旭川キシイ(北海道)vsAPEX(東海2位)、ホシザキ(東海1位)vsタツタ電線(近畿)、そして新生紙パルプ商事(関東5位)vs九州電力(九州)の1回戦は拮抗した実力のチーム同士の対戦となり、白熱の試合展開が予想される。特に新生紙パルプ商事と九州電力の対戦は両チームともにここ数年連続で全日本社会人選手権に出場しており、また毎年1度は対戦しているチーム同士ということもあり、激戦となる可能性が高い。
 大会は1日目(18日)は1回戦のみだが、2日目には2回戦と準決勝、そして全日本社会人選手権出場を争う5・6位決定戦が行われ、全日本社会人選手権出場の6チームが決定する。
日本実業団バスケットボール連盟
スポーツのミカタ:全日本実業団競技大会2010 展望(男子)

☆トピックス
JBL2010-2011 開幕
 JBL(日本バスケットボールリーグ)2010-2011シーズンが本日9月17日からスタートする。開幕戦となるのは東京都・代々木第2体育館で行われる昨年優勝のリンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズの対戦と、熊本県で行われる昨年準優勝のアイシンシーホースとパナソニックトライアンズの対戦の2試合となる。この他、愛知県で三菱電機ダイヤモンドドルフィンズvs東芝ブレイブサンダース戦と北海道でレラカムイ北海道vsトヨタ自動車アルバルク戦となる。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 1部2部ともに2週目を終えた。1部は青山学院大のみが4連勝、第1週を連勝で終えた東海大は第2週に明治大に連敗、同じく第1週を連勝した中央大は第2週で青山学院大に連敗した。その他、拓殖大が1勝のみ、法政大はまだ白星がない。第3週は19・20日に代々木第2体育館で行われる。2部は白鴎大と早稲田大が4戦全勝、神奈川大と大東文化大が3勝1敗で追っている。
関東大学バスケットボール連盟

JBL2 プレシーズンマッチ
 JBL2に今シーズンから参入するTGI・Dライズのプレシーズンマッチに関東実業団1部の新生紙パルプ商事が出場することが決まった。10月2日(土)、JBL・リンク栃木ブレックスvsアイシンシーホースの試合と同会場で行われるプレシーズンマッチで、14:00からスタート予定。新生紙パルプ商事の#12高崎が国体チームでTGI・Dライズのコーチ陣や選手とともに戦ったことでこの顔合わせが実現した。新生紙パルプ商事はリンク栃木ブレックスの#13安齋が大学卒業後の1年間所属したチーム(当時は大倉三幸)でもある。
 この試合はエキシビションマッチとしてJBL・リンク栃木ブレックスvsアイシンシーホースの試合の前に行われ、JBLゲームのチケットでの観戦となる。(※この試合のみのチケット発売はなし。)
JBL2プロバスケットボールチーム TGI・Dライズ/TGI D-RISE

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取材・写真・編集・作成 渡辺美香

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