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スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.42

 今号ではJBL2の第2週から2試合のレポートをメインに、今週末から始まる関東実業団選手権などを紹介。

☆JBL2 2010-2011
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は10月16・17日に第2週の4試合を行った。
第2週の結果はこちら
 新規参入のDライズ(TGI・Dライズ)はアウェーとなる東京都大田区で黒田電気(黒田電気ブリットスピリッツ)と対戦した。JBL・リンク栃木ブレックスの下部チームであり、昨シーズンからクラブチームとして活動していたこともあり、新規でさらにアウェーながら多くのチーム応援団が会場に駆け付け、Dライズの初戦をバックアップした。試合は黒田電気がリズムに乗れない中、Dライズも今一つ勢いに乗れず、前半は同点で折り返す。後半に入ってDライズが1対1を多用し、黒田電気のリズムを崩していく。防戦に回った黒田電気はオフェンスが組み立てられず苦しい展開に。第3ピリオドでつけた9点のリードを守り、DライズがJBL2としての初戦を勝利で飾った。Dライズの落合HCは「まずは勝ててよかった。まだまだ課題はあると思う」とホッとした表情。オフェンスが基本的に個人技が主体となったことも「今はこの形が一番だが、このままでは十分ではない」とも語る。チーム最年長でJBLやJBL2の経験もある#3荒井(キャプテン)は「勝ててほっとしている。若いチームなので経験がないところを自分が補っていきたい」とチームキャプテンとしての役割を語る。このチームは個々の選手がJBL・リンク栃木ブレックスへのコールアップ(昇格)を目指していることもあり「ともすれば個人でということが強くなってしまうこともある」とチームとしてまとめていく難しさも感じている。敗れた黒田電気はチームの要である#13富田が開幕1か月前に怪我をし、この試合の1週間前から練習を開始したばかりという状態。「全然ダメでした。ドライブも切れがなくてできないし、動けない。今日の敗戦は自分の責任です」と#13富田。昨シーズン後半、富田が周りを生かすプレーをすることでチームの流れがよくなっていったこともあり、富田のプレーに期待する部分が大きかっただけに、チームとして厳しい状態となった。「もう少しかかるかもしれないけど、しっかりと立て直します」と富田は力強く言った。
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 17日に茨城県土浦市で行われた日立電線(日立電線ブルドッグス)vsアイシンAW(アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城)はアイシンAWにとっては開幕戦となった。試合は序盤、どちらもリズムが悪い中、アイシンAW#11金子、#7横本のアウトサイドのシュートが決まり、アイシンAWがリードしていく。日立電線は流れが悪く、シュートが決まらない。第1ピリオドで10点差がつくが、そこからは日立電線も粘りを見せ、ゾーンディフェンスで対抗。オフェンスでは#39梅津のシュートが冴え、アイシンAWに流れを渡さない。後半に入って足を使ったプレーで流れを引き寄せるアイシンAWだが、日立電線も粘り点差を拡げさせない。最後までどちらも一歩も譲らず、アイシンAWが序盤のリードを守り初戦を勝利した。アイシンAWの中嶋HCは「今日はリーグ初戦としてはよかったと思う」と、自身が試合前「今後を占う上で大切な試合」と語ったゲームの勝利に安堵の様子。#15落合が怪我のため新人の#4中村のプレータイムが多くなったが、「まだ不十分なところが多い」と期待の新人に厳しい評価。終盤、足を使ったオフェンスの中心になったチームキャプテン#21鈴木は「最後は本当にきつかった。でも負けられない気持ちが強くて、最後まで走れた」と語る。この試合では日立電線のディフェンスのマークが厳しく5得点に終わった#3吉田だが、自身は「自分が点を取らなくても、周りが生かせればいい」と納得の表情。シュートが打てないことへのストレス「昨シーズンまでの自分だったらあったと思うけど、今はないです」ときっぱりと言った。敗れた日立電線の野田HCは「残念な結果。シュートがあれだけ入らないとどうしようもないところがある」と厳しい表情。それでも高さのあるアイシンAWに対し、ある程度拮抗してやれたこことは手ごたえを感じている。チームキャプテンの#7中村も「やれるところもあったけど、やはり中が攻められないことが痛かった」と高村が抜けインサイドが不在の今の状態に厳しさを感じている。しかしこのメンバーでやっていくしかないこともあり、#34尾崎は「逆にやらなくてはと言う気持ちが強くなっている」とも語る。
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 この他、ビッグブルー(ビッグブルー東京)が石川(石川ブルースパークス)に1点差で勝利。また、豊田合成(豊田合成スコーピオンズ)もレノヴァ(レノヴァ鹿児島)を破り初白星を挙げた。
 これで9チーム中まだ勝ち星がないのは黒田電気だけとなった。混戦が予想される今シーズン。まずはオールジャパン出場が決まる1順目終了までの白熱した争いが期待される。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆関東実業団選手権
 高松宮記念杯第43回全日本実業団選手権の予選大会も兼ねる関東実業団バスケットボール選手権大会が10月23日からスタートする。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、長野、新潟の7都県から40チームが集結するこの大会はおよそ1ヶ月かけての開催となる。全日本実業団選手権には関東から男子10チーム、女子6チームが出場できる。
 10月23・24日は1回戦の16試合が行われる(シード8チームは3回戦から登場)。1回戦で注目はALSOK新潟(新潟1位)vs日立大みか(茨城1位)の対戦。ALSOK新潟は前回大会初出場となったが、大塚商会東京(現・大塚商会)に初戦で敗れた。得点力があるチームだが、関東のチームに比べると情報が少なく、日立大みかも対応に苦戦するかもしれない。その他、ともにリーグ戦では入替戦で敗れ3部降格が決まっている警視庁(東京13位)と伊藤忠商事(東京21位)の対戦も興味深い。10月23日(土)が駒沢屋内球技場で、24日(日)が旭化成体育館で、また2回戦は8試合すべてが10月30日(土)に駒沢屋内球技場で行われる。
関東実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
実学オールスター
 第13回関東実業団・関東大学バスケットボールオールスター対抗戦の日程が決定した。12月18日(土)で、昨年と同じ明治学院大白金キャンパスで行われる。時間は女子戦が12時、男子戦が14時40分からとなっており、例年通り女子は3ポイントコンテスト、男子はダンクコンテストも開催される。メンバーなど詳細は11月中旬に発表予定。

JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第5週を終え、現在アイシンシーホースが8勝2敗でトップ、トヨタ自動車アルバルクが7勝3敗、東芝ブレイブサンダースが6勝4敗と続いている。第5週ではリンク栃木ブレックスがパナソニックトライアンズに連敗し、4勝6敗とこの2チームが星を並べた。日立サンロッカーズもアイシンシーホースに連敗し、5勝5敗と一歩後退。また、レラカムイ北海道と三菱電機ダイヤモンドドルフィンズはそれぞれ東芝ブレイブサンダースとトヨタ自動車アルバルクに1勝1敗とし、勝ち星を増やした。
 第6週では連敗脱出したいリンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズはそれぞれレラカムイ北海道とトヨタ自動車アルバルクと対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 関東大学リーグ戦はいよいよ終盤に突入、先週末に第7週を終えた。1部は青山学院大が14戦全勝でトップを独走、2位の日本大がすでに4敗していることからあと1勝挙げれば優勝が決まることとなる。その他、慶應義塾大と東海大が8勝6敗、拓殖大、専修大、明治大が7勝7敗、筑波大が5勝9敗、中央大が4勝10敗となっており、法政大は14戦でまだ勝ち星はない。2部は早稲田大が12勝2敗とトップ、大東文化大が11勝3敗、関東学院大が10勝4敗で追っている。また、ここも國學院大が14戦全敗となっている。
 第8週では優勝がかかる青山学院大は日本大と対戦する。
関東大学バスケットボール連盟

取材・リサーチ・写真・文・編集 渡辺美香

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