スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.52(最終号)
2010最終号となる今号では2011年1月2日からスタートするオールジャパン2011の1回戦の紹介と、2010年を振り返るウィークリー2010総まとめを掲載。
スポーツのミカタ増刊号『Sep.2010 関東実業団リーグ戦』『Nov.2010 全日本実業団競技大会』絶賛販売中!お申込みお待ちしています!
☆オールジャパン2011
第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2011)が2011年1月2日から始まる。例年この大会はベスト8決めまでは東京体育館で行われていたが、今大会は1・2回戦が東京体育館(女子)と代々木第1体育館・代々木第2体育館(ともに男子)に分けられ、3回戦も代々木第1体育館と代々木第2体育館の2会場で行われる。例年ならば同時に複数の試合の進行状況を見ることができたが、今年はそれが難しく、観戦者が目的のチーム以外のチームのプレーを目にする機会が少なくなる可能性が高い。
<男子1回戦>
1回戦はJBL2・4位、大学6~8位、社会人1・2位、高校、地方(9)の16チームで争われる。
代々木第1体育館:第1試合(12:00)は日本大(大学6位)vsEDGE・1(東海)。インカレ後の日本大のコンディションが気になるところだが、力的には日本大が有利か。第2試合(13:40)の中央大(大学7位)vs宮田自動車(北海道)は中央大が2年連続31回目の出場、宮田自動車が2年連続12回目の出場で、前回大会はともに1回戦でJBL2のチームに敗れている。第3試合(15:20)のBeans(中国)vs八王子高(高校)はBeansが2年連続2回目の出場となり、初出場の前回大会は1回戦で新潟教員に敗れオールジャパン初勝利はならなかった。第4試合(17:00)は京都産業大(大学8位)vsはじめましてメイクアップ(近畿)で、京都産業大は4年ぶり23回目の出場、はじめましてメイクアップは初出場になる。ともに近畿のチームであり、お互いのチームの情報はもっているか。
代々木第2体育館:第1試合(12:00)は豊田合成スコーピオンズ(JBL2・4位)vs福太郎クラブ(九州)で豊田合成スコーピオンズが2年ぶり3回目の出場(豊田合成について詳しくはこちら)。過去2回1回戦で敗退していることもあり1勝にかける思いは強い。第2試合(13:40)は愛媛教員クラブ(四国)vs日本無線(社会人2位)でともに2回目の出場だが、愛媛教員クラブは昨年に続き2年連続、日本無線は43年ぶりの出場となる(日本無線について詳しくはこちら)。愛媛教員クラブは初出場の前回大会で1回戦突破(対東北学院大)、2回戦で青山学院大に敗れている。オールジャパンの経験という意味では愛媛教員クラブの方が有利か。全日本社会人選手権での教員チームの状況(教員1位、2位ともに1回戦敗退)から見ると日本無線の方が力的には上とも取れる。また、会場が代々木第2体育館ということで、普段からやり慣れている日本無線には有利に働く可能性もあるだろう。第3試合(15:20)の九州電力(社会人1位)vs千葉エクスドリームス(関東)は、九州電力が3年ぶり2回目(九州電力について詳しくはこちら)、千葉エクスドリームスが初出場となる。ともに元JBL選手が在籍(九州電力:山口健太郎、千葉エクスドリームス:岡村憲治)し、その経験がチームに反映されている。今年の千葉国体成年男子決勝で対戦した福岡県と千葉県はそれぞれこの2チームが母体となっている。そういう意味ではお互いに全く知らない相手ではないという点でともに対策を立ててくるだろう。興味深い点としては千葉エクスドリームスの岡村は実業団の大塚商会のヘッドコーチもしており、大塚商会は2月に行われる全日本実業団選手権のブロック予選で九州電力と対戦する。今回のオールジャパンでの対戦が2月の対戦に影響してくる可能性はあるか。第4試合(17:00)は新潟教員(北信越)vsJR東日本秋田(東北)で、新潟教員は4年連続14回目、JR東日本秋田は2年ぶり3回目の出場となる(JR東日本秋田について詳しくはこちら)。この2チームは2年前の全日本社会人選手権2回戦で対戦しており、その際はJR東日本秋田が後半引き離して勝利している。当時に比べると両チームともに数名のメンバーの変化がある。
※出場回数は過去の大会データから算出していますが、誤りがある場合もあります。ご了承ください。
1回戦を勝ち上がった8チームはそれぞれ2回戦でJBL2・1~3位と大学1~5位のチームと3回戦でのJBLとの対戦をかけて戦うこととなる。(JBL2・1位の豊田通商について詳しくはこちら。JBL2・2位のアイシンAWについて詳しくはこちら。JBL2・3位のDライズについて詳しくはこちら。)
オールジャパン2011 公式サイト
スポーツのミカタ:全日本総合選手権2011
☆ウィークリー2010 総まとめ
ウィークリー2010は2010年1月10日のvol.1から12月31日の今号(vol.52)まで、毎週お届けすることができました。これもアクセスしていただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。
スポーツのミカタのメインターゲットが実業団とJBL2であることからほぼ毎週、このどちらか、もしくは両方の記事が中心になっています。主なものは以下のようになります。
vol.1 オールジャパン特集(実業団・JBL2 1~3回戦)
vol.2 JBL2前半戦のまとめ
vol.6 全日本実業団選手権レポート
vol.12 JBL2プレーオフ
vol.14~17・19~21 実業団チームレポート
vol.21~30 関東実業団リーグ戦
vol.34 関東ミニ国体
vol.39 千葉国体
vol.43~48 関東実業団選手権
vol.45 全日本社会人選手権
vol.49~ JBL2
実業団とJBL2のこの1年を大会をピックアップし簡単にまとめます。
<実業団>
オールジャパン:2年連続出場した横河電機が2回戦突破し3回戦でのJBLとの対戦を目指したが、2回戦で天理大に敗れた。オールジャパン直前にチームの要となっていたPG神崎が故障で離脱したこともあり、厳しい戦いとなった。
全日本実業団選手権:決勝が3年連続同じ顔合わせである横河電機vs九州電力戦となり、横河電機が3年連続4回目の優勝を果たす。九州電力は4年連続の決勝進出だった(初の決勝で優勝、その後は準優勝)。
関東実業団リーグ戦:横河電機が全勝優勝で7連覇。新生紙パルプ商事が6年ぶりの下位(5位)に終わる。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Sep.2010関東実業団リーグ戦2010 を是非ご覧ください。)
全日本実業団競技大会:横河電機の3連覇。この大会で初の1回戦突破となった三井住友銀行が準優勝した。4位の日本無線、5位の九州電力は目標とする結果は出なかったが、チームの上昇を予感させるものがあった。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Nov.2010全日本実業団競技大会2010 を是非ご覧ください。)
東京都実業団選手権:初の優勝を目指し決勝に臨んだ葵企業やぶり日本無線が5年ぶりの優勝を果たす。横河電機はこの大会、主力を1度もプレーさせることなく、控えのメンバーで戦い3位に入った。4位に終わった昨年の覇者・三井住友銀行は準優勝した全日本実業団競技大会時に比べチーム状態が不安定な様子が見られた。
全日本社会人選手権:3年前のこの大会の準決勝で九州電力に敗れて以来負けのなかった横河電機(東京都実業団選手権とオールジャパンは除く)が2回戦で九州電力に敗れる。その九州電力が準決勝のJR東日本秋田とのダブルオーバータイムの激戦を勝ち上がり、決勝で日本無線を下し、3年ぶりの優勝を果たす。準優勝の日本無線もオールジャパン出場を決めた。
関東実業団選手権:全日本社会人選手権で2回戦敗退し、オールジャパンでのJBLとの対戦というチーム最大の目標としていた大会に出場できなくなった横河電機は切り替えが難しく、チーム全体に不安定な様子を見せる。日本無線との決勝戦でも強さを見せつけるという様子はまだ見られなかったが、粘り強くプレーし勝利、4連覇を決めた。
<JBL2>
オールジャパン:4チームのうち2チーム(石川、日立電線)が1回戦から登場、両チームともに勝利し2回戦に進んだ。2回戦では同じJBL2の豊田通商と対戦した日立電線のみ2回戦敗退となったが、他の3チーム(豊田通商、アイシンAW、石川)は3回戦へ。JBLとの対戦となる3回戦は豊田通商が東芝ブレイブサンダースを相手に善戦を見せた。
2009-2010シーズン後半戦:豊田通商は全勝を守る。石川が対アイシンAW戦最終戦に勝利。日立電線は最終戦で4位を争う黒田電気に勝利し、プレーオフ進出を決める。
2009-2010プレーオフ:豊田通商が日立電線、石川に勝利し、昨シーズンに続きレギュラーシーズンを含め全勝で2連覇を果たす。MVPに#1宮崎。プレーオフファイナルを最後に松藤が引退となった。石川はセミファイナルでアイシンAWにレギュラーシーズンの第3戦の勢いそのままに勝利、初のファイナル進出となった。
2010-2011シーズン前半戦:Dライズが参入し9チームとなったためレギュラーシーズンはかなりイレギュラーな日程となった。第1順目の結果からオールジャパン出場の4チームが決まるが、4位は3チームが星が並び、該当チーム間の勝敗で豊田合成が4位に入った。豊田通商は前半戦11戦全勝。怪我人が出て厳しい状況のアイシンAWは前半戦で3敗するも2位を守っている。3位のDライズはシーズン途中でJBL・リンク栃木ブレックスから選手が移籍してきたこともあり、チーム状態は上がっている。豊田合成は4位を守っているが5位の石川、6位のレノヴァとはほとんど星の差はない。序盤でつまづいた黒田電気と日立電線はようやく4勝目を挙げた。ビッグブルーは1勝のみとなっている。シーズン途中でもコールアップを可能にしているDライズだが、今のところアップした選手はなく、逆にダウンしてきた選手が入りDライズのチーム力がアップ。これまでにないチームの形に各チームが対応していく必要があり、昨シーズンまでと違う様相を見せている。
2011年はオールジャパンから始まり、JBL2後半戦、全日本実業団選手権、JBL2プレーオフと続きます。『スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.1』は2010と同じくオールジャパン特集号として1~3回戦のレポートを1月7日(金)に掲載予定です。2011年もよろしくお願い致します。
文 渡辺美香




















































































































