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オールジャパン2011 出場チーム紹介-実業団 vol.1 九州電力

九州電力(社会人・1位 3年ぶり2回目)

 5年前に一気に実業団のトップチームに上った九州電力は3年前にオールジャパン初出場を果たした。その時は1回戦で関東代表の順天堂大に敗れて終わった。その後は社会人選手権でも、九州総合でも勝ち上がることができずオールジャパン出場を逃してきた。今回、実業団で最強と言われる横河電機に勝利しての社会人選手権優勝。全国大会としては3年前の社会人選手権以来の優勝だった。翌週行われた九州総合でも初優勝と今シーズンは尻上がりに調子を上げている。

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Dsc_0676 #11山口 健太郎
※選手での登録だが、練習を含めチームの指揮を執っている。

‐3年ぶりの出場ですが、前回の時は山口選手はまだいなかったですよね。
3年前の時はまだ九電来ていませんでしたから九電での出場は初めてです。アイシンは出て当たり前でしたから、今回は苦労してつかんだ出場なのでうれしさはこちらの方が大きいですね。
‐オールジャパンというのはどう捉えていますか。
関東の学生だったりJBL2に負けないようなチーム作りを心がけているので、そこは練習量が少ない中で工夫をして勝てるチームを作っていけたらなと言うのは思っています。JBLになってくると外国人選手が入ってきたり一人ひとりのスキル自体も上なのでやはりなかなか厳しいのですが、1・2回戦をしっかりと勝って、JBLを体験して、チーム自体をレベルアップしていければと思いますね。
‐山口選手が九電にきてチームが変わったように思えますが、いかがですか。
JBLとかを経験しているのでそこはどうやったら戦えるのかを教えていって持ってる知識を使ってできるだけ戦えるチームで挑みたいなと思っています。自分が来た時には個々の能力はありますが、チームではなかったように感じました。“点”では頑張るけど、“線”ではやれていないような。それを上手くつなぎあわせていって全員が点を取れるバスケットを目指していて、みんなも信じてついてきてくれたというのがチームが変わったところだと思います。
‐1回戦の相手の千葉エクスドリームスは山口選手も出場された千葉国体の決勝で対戦した選手が多いのですが、どういう印象がありますか。
スクリーンとかそういう動きをしっかりとやってくるチームだなと言うのはありますが、うちもしっかりとやれば負ける相手ではないと思っています。国体は最終的には采配ミスで負けたと思っています。このチームでは3年間ずっと言い続けてきたバスケをしてくれているから、国体のチームよりも九電の方が強いチームだと思っています。
‐今シーズンは徐々によくなっていますね。
社会人で勝って結果が出たのが大きかったです。自分たちがやってきたことが間違ってなかったという感じでした。あと、九州総合はボロボロだったんですよ。それでも勝てたっていうのはよかったです。今年は国体以降の入りが良くて、みんな走れてると思うんですよ。オフェンスでそんなにエネルギーを使ってないからディフェンスに集中してやれてますよね。
‐1回戦を勝てば次は東海大とですが、いかがですか。
東海大はまだビデオは見てないのですが、スコアとかを見てるとインサイドや2番と言ったところは苦戦するだろうなと言うのはあります。ただ、やることをそこから変えるということはできないから、しっかりディフェンスやっていくことですね。うちもみんな関東の上の方でやっていた選手ばかりですから、それを思い出せという感じです。
‐オールジャパンでJBLと対戦することの意味はどういうところにあると思いますか。
まずはフィジカル面のディフェンスのプレッシャーだとかそういうところは体験できると思うんですよ。あとはJBL自体がそんなにガツガツとディフェンスを頑張っているわけじゃなくて、すごく余裕のある中で動きを予想してやっていて、次の動きがすごく速いんですよ。そういうノーマークなのにパスするとディフェンスがそこにいるというようなことを体験して、それをチームに持ち帰った時に、今までは動いたのを見ていっているのが、予測できるディフェンスに変わっていって、ディフェンスがまた1つあがっていくのかなと思いますね。どんなに振り切ろうとしても振り切れなかった時にどこが違うんだろうとか。自分たちがやられて嫌なことを今度は社会人や実業団の試合に持ち込んでいければと思います。
‐実業団はなかなか2回戦を突破できていませんが、それについてはどう思われますか。
他のチームが勝ててないとかは気にしないで、あまり考えると変なプレッシャーになりますからね。ただ、今回3回戦まで行ければ来年は(社会人1位が)シードをもらえますから、そこは頑張りたいという気持ちはあります。
‐この大会の後の2月の全実に向けても考えているところだと思います。
今度は追われる立場になりますから、もっともっと練習を厳しくしていかないといけないです。そこはゴールではないですから。横河みたいに勝ち続けることに意味があると思っています。なので今回も最終的には2月につながればなというのはありますね。
‐九電というチームのどういうところを見てもらいたいですか。
ディフェンスとそこからの切り返しの速さだったりとか、みんなが楽しそうにやってるところとかですかね。実業団というのがしっかり認めてもらえるように、学生より弱いではなくて、JBL、JBL2、実業団というのを分かってもらえるようにしたいです。
‐代々木第2体育館でのプレーは久しぶりだと思います。
そうですね。みんな慣れてますから大丈夫です。是非勝てるように頑張ります!

Dsc_0720 #1平山 稔(CAP)

‐3年ぶりの出場ですが、率直な感想は。
やるだけですね。レベルが高いのは分かっているので、後は自分たちの力がどこまで出せるか試せるのですごく楽しみです。
‐3年前の出場となにか違いはありますか。
あの時から比べるとメンバーもそうですが、バスケットのスタイルも大分変っているので全然違う感じはしますね。あの時はただお祭り的な感じで入ってしまって、出ることだけで満足してしまったところはあります。
‐今回会場が代々木第2体育館です。
関東の大学から来たやつが多いので、特に自分とかも大学以来なのですごく楽しみです。懐かしいし、やはりあそこに行くとテンションが上がるというか、モチベーションがすごく上がる感じがあるので、すごく楽しみです。
‐千葉エクスドリームスについてはどういう印象ですか。
国体メンバーがメインだと思うので、大体どういうバスケットをするかというのは分かってはいるところがありますから何も知らないチームとやるよりはいいのかなとは思います。うちのディフェンスを集中してやれば大丈夫だろうという気持ちはあります。
‐社会人1位での出場というのはなにか意識はありますか。
意識としては特別にはないのですが、社会人が終わっていろいろ見てみると結構“波乱”という書き方をされていたので、そこは波乱ではないんだということを見せたいというのはあります。社会人代表で出るので情けない試合をして負けたりすると見ている人は「やっぱり波乱だったんだな」と思ってしまうかもしれないのでここでもう一回力を見せたいなと正直思います。
‐1回戦を勝てば次は東海大ですが、こちらの印象は。
慶應との試合を見たんですが、ディフェンスなどすごく堅実的なプレーをするなと言う印象です。しかし要所を上手く押さえればいけるところはあるかなと思っています。でもまあ強いのは強いですよね。
‐この大会の目標は。
3回戦まで行って栃木とやりたいですね。もちろんやるからにはいいバスケットをしたいのですが、そこでもっと勉強がしたいです。スクリーンの使い方とかディフェンスの間合いだったり当たりだったり、選手の特性を生かしたディフェンスとか、そういうところがいい勉強になると思うので。そのためにも3回戦まで行って、そしてまた2月の実業団でその経験が生かせれば多分もう一皮むけるのではないかと思うんですよね。なので何が何でもそこまで行きたいですね。
‐九電のどういうところを見てもらいたいですか。
まず社会人にはあまりない地味にまじめに、楽しくやるけど、しっかりとした社会人もこういうバスケットをやっているんだよと言うところを見てほしいです。それを見て学生とかが「九電っていいな」「そこでバスケットをやりたいな」と思ってもらえるようなバスケットができれば一番いいなと思いますね。
‐社会人になってもプレーヤーとして成長できる環境ですよね。
自分も最初の九電があまり強くない時からやっているので年々逆に動けてきているところがあるから、そういうところでも仕事をしながらでもこういういいバスケットができるんだというところを見てもらえればいいなと思います。頑張ります。

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(取材日:2010年12月15日)

取材・写真・文 渡辺美香

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