東京都実業団選手権2010

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.40

 今号では東京都実業団選手権のレポートと、今週末開幕のJBL2の各チーム展望をメインにトピックとしてJBL、関東大学リーグ戦の戦況を紹介。

☆東京都実業団選手権
 東京都実業団選手権は10月3日にベスト8のうちの4チームを決める4試合を行い、ベスト8が出そろった。今回はトップ4チーム(横河電機、三井住友銀行、日本無線、新生紙パルプ商事)がスーパーシードとなっており、この4チームは準々決勝からの登場となる。
 リーグ戦1部6位の葵企業にリーグ戦2部8位のNTTデータが挑んだ第1試合は葵企業が力の差を見せつけた結果となった。1部7位の東京日産に2部7位のNTT東日本東京が肉薄した第2試合は、東京日産が#61高橋健の粘り強いプレーでリードを守り勝利した。敗れたNTT東日本東京だが、PG#15橋本が積極的に攻めるゲームコントロールを見せ、ここ最近にはない強いチームの姿を見せた。1部8位の東京電力と2部4位のメディセオの対戦は、メディセオが終始勢いのあるプレーを見せ、東京電力に追い上げを許さず勝利した。東京電力は点差を10点差以内にとどめた状態で粘りを見せたが、チーム練習が十分にできていないということで攻守にチームがまとまらず追い上げるには至らなかった。この日の最終戦はリーグ戦2部の1-4位決定戦1回戦で対戦した三井住友海上と大塚商会の対戦となった。1-4位決定戦ではチームとしてのまとまりが不十分だった大塚商会に対し、尻上がりにチーム状態がよくなっていった三井住友海上が勝利した。1部昇格を阻まれた大塚商会はこの試合にリベンジをかけて臨むこととなったが、その意識が強かったこともあり序盤から集中したプレーで勢いに乗る。三井住友海上は大塚商会の勢いを止められず、自分たちのリズムが作れない。終始大塚商会が三井住友海上を圧倒し勝利、ベスト8入りを果たした。
 10月9日に行われる準々決勝は3日と同じく東京都武蔵野市の横河電機体育館で行われる。第1試合が新生紙パルプ商事vs葵企業戦で、これはリーグ戦最終戦のJIC出場がかかる5位決定戦となった激戦の再戦ともなる。第2試合は日本無線vs東京日産、第3試合は三井住友銀行vsメディセオ、そして第4試合が横河電機vs大塚商会となる。ここで注目したいのが、ここ数年この大会で主力の出場を控えている横河電機が今大会ではどうするのかという点だろう。昨年は準決勝で敗れ、結果4位に終わっているが、今回準々決勝で力のある大塚商会と対戦することもあり、ベンチメンバーだけでは厳しいところがあるかもしれない。横河電機がどういう布陣で臨むのかが気になるところ。
 大会は10月9日から3連戦となり、最終日の11日(月・祝)は代々木第2体育館で有料(500円)となる。
※9・10日の横河電機体育館(体育館奥隅)と11日の代々木第2体育館(入口カウンター)で『スポーツのミカタ増刊号』を会場販売致します。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆JBL2 2010-2011シーズン開幕
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は今週末から2010-2011シーズンをスタートする。開幕戦となるのは10月9日に鹿児島県で行われるレノヴァvsビッグブルー戦となる。JBLと同様、新ルール、新コートで行われる。
 JBL2は今シーズンからJBL・リンク栃木ブレックスの下部チームであるTGI・Dライズが参戦し、9チームでレギュラーシーズンは3回戦制のリーグ戦となっている。奇数と言うこともあり、今シーズンはかなり試合日程が変則的になっているのが特徴。さらにはプロチームが増えたこともあり、有料試合が増えている印象がある。
 昨シーズン優勝の豊田通商ファイティングイーグルスは昨シーズン怪我で離脱した#24ライアン・ウィリアムスが復帰。高い身体能力を持つ選手の復帰に期待が高まっている。今シーズンからキャプテンが#44阿部から#1宮崎に変わった。これまでプレー面ではチームを牽引していた#1宮崎だが、今シーズンはキャプテンとしてプレー面以外でもチームを支えていかなくてはいけない。新人は#7前村(東海大)と#11神津(法政大)で二人とも能力のある選手であり、即戦力として期待されている。ガード陣に関しては前村が加入したものの、昨シーズンまで活躍した松藤が引退したことで力的には上がったとは言い難い。外国人選手に#0飯田、#10岩田のいるインサイドは#11神津の加入でさらに強まったと言える。神津は他の選手にない速さも持っており幅広く活躍できるだろう。
 昨シーズン2位の石川ブルースパークスはネイサン・ストゥープスの引退で全体的なバランスが大きく変わることが予想される。高さがあり、さらになんでもできたストゥープスがチームの要となっていたこともあり、メンバー構成に悩まされそうだ。新人は3名で、#2綿貫(神奈川大)、#13八坂(日本体育大)らの加入で得点力のアップを図りたい。チームを勢いづける存在でもある#6山田が不調の様子なのも気になるところ。9月に行われたプレシーズンマッチの時点で新コートでの練習を全く行っていないという石川。その後国体もあったことで、新コートへの移行が遅れている。シーズン序盤は厳しい状況になるかもしれない。
 昨シーズン3位のアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城は新人で#4中村(日本大)が加入し、インサイドを強化した。プレシーズンマッチや国体を見ると#6伊與田、#13吉田のガード陣の得点力が突出したようすで、チームとしてのバランスはまだ十分とは言えない様子が伺えた。フォワード陣では国体では愛知に入らなかった#9足立がポイントとなるか。昨シーズン、人生初のキャプテンを務めた#21鈴木が今シーズンも引き続きキャプテンとなった。昨シーズンとの差はそれほど感じないという鈴木だが、プレー中の様子には自然にチームをまとめる姿が見られており、昨シーズンとは違うキャプテンを見せてくれるだろう。
 昨シーズン4位に入った日立電線ブルドッグスは新人に#3宇佐美が加入したが、昨シーズンまでオフェンス面で中心となっていた高村がチームを離脱、高さの面で厳しいシーズンになりそうだ。関東ミニ国体を単独チームで臨んだ日立電線は埼玉や東京といった高さのあるチームにその対策としてのチームディフェンスを見せていたが、40分間やり続けることはかなり負担がかかりそうな様子。しかし、厳しい状況の中でも選手たちのモチベーションは高く、チームとしてまとまりは高まっている様子もうかがえる。野田HCも2年目となり、さらなるチームの強化を進めている。
 昨シーズン惜しくもプレーオフ進出を逃し5位に終わった黒田電気ブリットスピリッツは選手の入れ替わりがなく、昨シーズンと同じメンバーで戦うこととなる。昨シーズン新人ながらチームを牽引した#13富田、#15綿貫の2年目に期待がかかるが、何よりもメンバーが変わらず2年目を迎えるということで、チームとしての熟成に期待したい。
 昨シーズン6位に入ったレノヴァ鹿児島は新規参入のDライズを除く8チームの中で最もチーム構成が変わるチームでもある。昨シーズンの主力選手が何人かチームを離れ、#1種市(日本大)、#13近(日本大)、#3並里(中部学院大)らが新規加入した。プロチームとは言え、選手たちの中には他の仕事をしながらプレーヤーを続けている選手もいて、実業団チームに比べると練習量が少ないことが懸念される。メンバー的にみれば今シーズン台風の目になるかもしれないチームでもある。
 昨シーズン7位の豊田合成スコーピオンズは昨シーズン怪我でアシスタントコーチとして登録されていた#1加藤が選手として登録された他は新人はなく、大きくメンバーが変わってはいない。#11大原が攻守に要となるチームだが、上位に入るためにはその他の選手が積極的に得点に絡んでいくことが重要になってくるだろう。プレシーズンマッチで好プレーを見せた#7長野や千葉国体で3位に入った兵庫の主力で活躍した#22阪下らの活躍に期待したい。
 昨シーズン8位のビッグブルー東京は新人としてクラブチームなどでプレーを続けてい
た#3喜多川(日本大)が加入した。鹿田の引退により高さの面では厳しくなった。3年目でこれまでプレー面でチームを牽引してきた#13深尾が今シーズンキャプテンになりチームをまとめていくこととなる。2年目の#3坂上はJBL2初のシーズンが厳しい結果となったが、昨シーズン終了時には次のシーズンへの意気込みを語っていた。2年目のプレーに期待したい。
 今シーズンからJBL2に参入するTGI・DライズはJBL・リンク栃木ブレックスの下部チームであり、シーズン中でも選手のコールアップ(トップチームであるリンク栃木ブレックスへの昇格)を可能にする日本では初のシステムを導入する。落合HCは昨シーズンのクラブチーム登録時からヘッドコーチに就任している。他のチームに比べチームの目標やコンセプトが異なることもあり、チームを作っていく難しさはあるかもしれない。育成の意味合いが強いこともあり、最年長がキャプテンであり大塚商会やリンク栃木ブレックスなどでの経験を持つ#3荒井で28歳、それ以外の選手の多くが22・23歳、さらにはHCも28歳と全ての面でどこよりも若いチームとなっている。得点力は十分にありそうだが、インサイドが#45劉のみとなり、厳しい面もあるか。新規参入チームながらすでに応援の基盤を持つこともあり、ファンの期待に添うゲームを見せることが要求されるだろう。
 10月9日に開幕するJBL2は3月20日までレギュラーシーズンを行い、上位4チームが出場するプレーオフを3月26・27日の2日間、愛知県小牧市で開催する。トップリーグ構想などもあり、今後、『JBL2とは』、『JBL2として』といったところを問われるようになってくることもあるだろう。まずはプレーで、ゲームで、どこまで他のカテゴリーとの違いを見せてくれるかに期待したい。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は3週を終え、第3週で初の黒星となった東芝ブレイブサンダースが5勝1敗でトップ、トヨタ自動車アルバルク、アイシンシーホース、リンク栃木ブレックスの3チームが4勝2敗で並んでいる。2週を終えて勝ち星のなかったレラカムイ北海道と三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは第3週に直接対決を行い、レラカムイ北海道が連勝した。
 第4週は現在トップの東芝ブレイブサンダースと星一つ差のアイシンシーホース、星が並ぶトヨタ自動車アルバルクとリンク栃木ブレックスと上位同士の対戦となる。
JBL‐日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 1部・2部ともに5週目を終え、日程の半分を消化した関東大学リーグ戦。1部は青山学院大が10戦全勝、日本大が8勝2敗と他のチームに頭一つ抜けている。慶應義塾大が4敗、東海大と拓殖大が5敗と続き、法政大は10戦でまだ勝ち星がない。2部は早稲田大が9勝1敗、白鴎大が8勝2敗、大東文化大が7勝3敗、関東学院大と神奈川大が6勝4敗となっており、國學院大はまだ勝ち星がない。
関東大学バスケットボール連盟

取材・文・編集 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.39

 今号では千葉国体を決勝戦後のコメントを中心に掲載。また東京都実業団選手権、その他トピックとしてJBLと関東大学リーグ戦を紹介。

☆千葉国体
 9月26日からスタートした千葉国体バスケットボール競技成年男子は9月29日に決勝戦を行い、地元・千葉の優勝で終わった。
 全12チームで争われるこの大会はシード4チームと1回戦に勝利した4チームでベスト8、2回戦に勝利するとベスト4となり、シードチームは決勝まで行っても3試合で終わるまさに短期決戦となる。チームの構成としてはクラブ、実業団、教員、大学、JBL2からの選抜チームとなっており、愛知と石川がほぼJBL2でまとめられたチームである他は、いくつかのカテゴリーからの選抜となっている。
 優勝した千葉は数年前から地元開催に向けて強化してきたチーム。当時のJBL・日本リーグの千葉ピアスアローバジャーズの選手兼コーチだった岡村(千葉#4)を軸に選手を選抜、2007年(秋田)、2008年(大分)と2連覇を果たしていたが、昨年(2009年新潟)は準決勝で敗れ3位に終わっていた。「ようやく肩の荷が下りました。優勝できてとにかくホッとしています」と#4岡村は笑顔で語った。千葉の主力であり、実業団王者の横河電機でも主力で活躍する#8高木は決勝戦の終盤、勝利につながるパスを出すなどで優勝に貢献した。#8高木は「今日はそれほどタッチが悪かったわけではないのですが、シュートは今一つでした。でもシュート以外でもチームに貢献できることがあるので。2連覇した後、昨年3位に終わってますから、プレッシャーはありましたね。優勝できてよかったです」と笑顔だった。敗れた福岡は実業団・九州電力がメインのチーム。JBL・アイシンシーホースでプレーしていた#5山口は試合後「もう少しだったのですが、残念です」と悔しさを見せた。九州電力のチームキャプテンでもある#9平山は「結果は悔しいのですが、ここまでこれたのはよかったです。特にうちの新人の2人(#13村瀬、#8吉満)はこれからにつながる経験になったと思います」と自チームの次の試合に向けて切り替えていこうと語った。(成年男子の大会レポートは10月5日に掲載予定。)
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 他のカテゴリーでは成年女子では男子と同じく地元・千葉が優勝。千葉は準決勝で実業団トップの山形銀行の単独チームである山形に、決勝戦で実業団・鶴屋百貨店がメインの熊本に勝利しての優勝だった。少年女子は北海道、そして全都道府県出場の少年男子は福岡の優勝で終わった。総合優勝は男女ともに千葉が獲得した。2011年の国体は山口県で行われる。
第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
スポーツのミカタ:結果(1日目2日目3日目最終日

☆東京都実業団選手権
 東京都実業団選手権は9月25日にベスト12を決める4試合と17~20位決定戦、21位決定戦1回戦を行った。
 リーグ1部のチームに挑む4チームを決める試合は2部のチーム(来シーズン3部降格、2部昇格を含む)が8チーム中7チームという中、4部(来シーズン3部昇格)の三井物産が上がってきた。2部A優勝の大塚商会に挑んだ三井物産だったが、チーム力の差は大きく点差がついての敗戦となったが、東京都16位での関東実業団選手権出場を決めた。その他、リーグ戦2部Bブロック優勝のメディセオは来シーズンから2部に復帰する三菱東京UFJ銀行に圧勝、2部7位のNTT東日本東京も来シーズンから2部に昇格する東京消防庁に大差をつけて勝利した。2部8位のNTTデータと2部10位で来シーズン3部に降格が決まっている警視庁の対戦は序盤NTTデータのリードから終盤に警視庁が追いつく展開となった。残り23秒にNTTデータの逆転3ポイントシュートが決まり、わずかに1点差でNTTデータが勝利した。
 10月3日にはベスト8を決める4試合が横河電機体育館で行われる。大塚商会はリーグ戦の2部1-4位決定戦1回戦で敗れ1部昇格を阻まれた三井住友海上と対戦。大塚商会の岡村HCは「リベンジです」と意気込みを語った。NTTデータは葵企業と、NTT東日本東京は東京日産と、メディセオは東京電力とそれぞれ対戦する。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2週目を終え、東芝ブレイブサンダースが4戦全勝でトップ、アイシンシーホースとトヨタ自動車アルバルクとリンク栃木ブレックスが3勝1敗で追っている。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレラカムイ北海道はまだ白星を挙げてない。
 第3週は上位4チームが対戦。東芝ブレイブサンダースはトヨタ自動車アルバルクと、昨シーズンのファイナルで対戦したアイシンシーホースとリンク栃木ブレックスがそれぞれ対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 現在開催中の関東大学リーグ戦。1部2部ともに第4週を終えた。
 1部は青山学院大が負けなしの8連勝。日本大が6勝2敗、慶應義塾大が5勝3敗と追っている。東海大が青山学院大に連敗し4勝4敗に後退。中央大と筑波大、専修大も4勝4敗。拓殖大3勝5敗、明治大2勝6敗、そして法政大は8戦全敗となっている。このまま青山学院大が勝ち進めば早々に優勝が決まる可能性もある。
 全勝のいない2部は混戦模様。白鴎大と早稲田大が7勝1敗、関東学院大が6勝2敗、国士舘大と神奈川大、大東文化大が5勝3敗となっている。その他、順天堂大3勝5敗、日本体育大と立教大が1勝7敗、國學院大が8戦全敗となっている。
関東大学バスケットボール連盟

取材・写真・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.38

 今号では3連休中に行われた全日本実業団競技大会をメインに、東京都実業団選手権、まもなく開催される千葉国体成年男子などの情報を掲載。

☆全日本実業団競技大会2010※後ほど写真を追加掲載します。
 9月18日から20日までの3日間、神奈川県平塚市で全日本実業団バスケットボール競技大会が開催された。この大会は11月に高知県で行われる全日本社会人選手権の予選も兼ねている。16チームが出場した男子は横河電機が現在3連覇中と強さを見せている。
1日目の結果は こちら  2日目の結果は こちら  最終日の結果は こちら
<男子1回戦>
 横河電機、JR東日本秋田、三井住友銀行、日本無線は危なげなく初戦を勝利。昨年3位の新生紙パルプ商事と昨年5位の九州電力の対戦は九州電力が昨年の2回戦のリベンジを果たす形となった。旭川キシイとAPEXの対戦は終盤APEXが#7高久を中心に追い上げ、試合終了間際に同点に追いつくも、残り0秒にAPEXがファールを取られ、旭川キシイ#5が落ち着いて2本とも決め旭川キシイが勝利した。まだ実業団の全国大会ではベスト8入りを果たしていないタツタ電線が昨年ベスト8入りしているホシザキに勝利し、初の初戦突破となった。交通状態により会場入りが試合開始直前となった曙ブレーキ工業だが、逆にそれが集中につながりナカシマプロペラを退けベスト8入りとなった。
<男子2回戦>
 #4藤原が復帰しチームが安定してきた曙ブレーキ工業は王者・横河電機を追い詰めたが、延長戦で敗れた。インサイドの高さで勝る日本無線に好守で挑んだ旭川キシイは途中怪我人も出たこともあり日本無線には及ばなかった。初のベスト8入りを果たしたタツタ電線だったが、攻守の要の#21高階を急遽欠くこととなり三井住友銀行に大差で敗れた。九州電力は勢いに乗るJR東日本秋田を止められず昨年と同様2回戦で敗れた。
<5・6位決定戦>
 今大会から導入された5・6位決定戦。5・6位は昨年まで2回戦で敗退した4チームの中で前年度2月に行われた全日本実業団選手権の成績から順位を決定していた。しかし今大会から2回戦敗退の4チームを同ブロックの2チームずつで対戦し、勝ったチームが5or6位となることとなった(優勝チーム側のブロックが5位、準優勝チーム側のブロックが6位となる)。これにより曙ブレーキ工業vs旭川キシイ、タツタ電線vs九州電力の対戦で行われた。旭川キシイは全日本社会人選手権の出場はできないことは事前に分かっていたが「わざと負けるようなことはしません」と坂井コーチが語った様に最後まで走り切りリズムに乗れない曙ブレーキ工業を抑え勝利した。タツタ電線と九州電力の対戦は最後まで競った試合となったが、高さで勝る九州電力が勝利した。最終結果により旭川キシイが5位、九州電力が6位となり、同じく優勝チーム側の方が上位と言う形から7位となる曙ブレーキ工業までが全日本社会人選手権に出場することとなった(旭川キシイは全日本社会人選手権出場を辞退)。
<準決勝>
 日本無線と対戦した横河電機は序盤で大きく引き離すも、終盤日本無線に追い上げられる。しかし最後は横河電機が逃げ切り勝利した。初のベスト4入りを果たした三井住友銀行は勢いに乗るとJR東日本秋田にペースを握らせず勝利、初の決勝に進んだ。
<3位決定戦>
 日本無線のペースで始まった3位決定戦は終盤になってJR東日本秋田#11一戸が攻守に調子を上げ日本無線のリズムを崩していく。受けに回った日本無線は逆転されると追いつくことができず敗れた。
<決勝戦>
 4年連続4回目の優勝を狙う横河電機と3回目の出場にして初の1回戦突破から勢いに乗り決勝まできた三井住友銀行の対戦は、経験の差が如実にでた形となった。序盤から集中する横河電機は三井住友銀行にリズムを作らせることなく一気に引き離す。後半に入って徐々にペースを取り戻した三井住友銀行だったが追い上げには至らず、横河電機が4連覇での優勝を決めた。
 2回戦、準決勝を今一つのチーム状態を見せた横河電機だったが、最終戦である決勝戦はしっかりと集中した王者のバスケットを展開、見ている人たちに「やはり横河電機は強い」という印象をより強く与える結果となった。初の決勝進出となった三井住友銀行は若い選手が多い若いチームだけにこの経験が今度に生かされてくると期待したい。
 個人賞は最優秀選手賞に田ケ谷(横河電機#20)、敢闘賞に鈴木(三井住友銀行#16)、新人賞には山本(日本無線#7)が選出された。
 全日本社会人選手権は11月6・7日に高知県で開催される。また、実業団のシーズンの締めくくりとなる全日本実業団選手権大会は2011年2月に山口県周南市で行われる。
日本実業団バスケットボール連盟


☆東京都実業団選手権

 9月23日(木・祝)に4回戦を終え、ベスト16が出そろった東京都実業団バスケットボール選手権。関東実業団バスケットボール選手権には21チームが出場できるため、ベスト16以上は全て関東実業団選手権に進むことが決まっている。今回決まったベスト16のうちの8チームの中にはリーグ4部(来シーズン3部昇格)の三井物産も含まれている。また、23日の試合で敗れた8チームは残り5枠をかけて順位決定戦に進むこととなる。5-8シードに対戦する4チームを決める対戦と順位決定戦は9月25日(土)に、ベスト8決めは10月3日(日)、準々決勝が9日(土)、準決勝が10日(日)、そして代々木第2体育館で行われる最終日は11日(月・祝)に行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆千葉国体
 9月25日に開会式を迎えるゆめ半島千葉国体。バスケットボール競技は開会式の翌日、26日からスタートする。今年は少年男子がフルエントリー(全都道府県からの出場)となり、それ以外の成年男女、少年女子は開催地を含む12チームで争われる。
 成年男子は1回戦から準決勝までが船橋市運動公園体育館で、決勝戦は29日に船橋市総合体育館で行われる。昨年優勝の山形は東北ブロックで敗退となり本国体出場を逃している。今年の特徴としては単独チームが12チーム中1つもないことが挙げられる。短期間でチームを作るにはメインを置いてそこに足りない要素を加えていく形がいいのかもしれない。
 26日の1回戦は石川vs兵庫、愛媛vs岡山、山口vs北海道、愛知vs東京の4試合。石川はJBL2・石川ブルースパークスを中心に構成されたチーム。対する兵庫県はクラブチームをメインに実業団、JBL2、大学と様々なカテゴリーからの選手で構成されている。愛媛は今年の全日本教員選手権で健闘した愛媛教員を中心に構成、岡山はクラブチームと実業団の混合に大学生を配した布陣で臨む。山口は来年の山口国体に向けての強化チームとして位置づけられるツースリーを中心に実業団と大学生のふるさと選手で構成されている。北海道は先週行われた全日本実業団競技大会でも粘り強さを見せた旭川キシイを中心に構成されたチーム。そして、愛知はJBL2・アイシンAWアレイオンズ安城の選手にJBL2・豊田合成スコーピオンズから2名を加えたJBL2混合チーム、東京は関東実業団のトップチームからの選抜に元JBL選手を加えている。
 2回戦から登場の秋田は実業団の強豪チーム・JR東日本秋田をメインに構成、地元開催に向けて強化を図っていた千葉は強化チームである千葉エクスドリームスをメインに千葉教員と実業団、JBL2の選手を加えている。福岡は実業団の九州電力をメインにクラブチームや大学生を加えた構成、昨年準優勝の新潟は新潟教員を中心にクラブチームからも含み構成されている。
 JBLでのプレー経験のある選手も含まれ、普段は対戦するチーム同市からの選抜もあり、この大会でしか見ることのできないチーム構成や対戦がある。
第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技


☆トピックス

JBL2010-2011シーズン開幕!
 JBL2010-2011シーズンが9月17日にスタートした。昨シーズンのチャンピオン・リンク栃木ブレックスは初戦に勝利するも2戦目は敗れ連勝スタートはならなかった。連勝スタートとなったのはトヨタ自動車アルバルクと東芝ブレイブサンダース、逆に連敗スタートとなったのが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレラカムイ北海道となった。
 第2週は9月24日(金)から26日(日)の3日間で行われる。昨年の優勝したリンク栃木ブレックスと準優勝のアイシンシーホースは2週目でホーム開幕戦となる。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 1部は第3週を終えて青山学院大が6戦全勝でトップ、日本大が1敗、東海大が2敗で追っている。第4週の1日目は2会場に分かれて行われ、2日目は観戦スペースが少ない明治大和泉キャンパス体育館で行われる。
 2部は早稲田大が6戦全勝、白鴎大が1敗、関東学院大と大東文化大が2敗となっている。第4週は2部も1日目は2会場に分かれて行われる(早稲田大戸山キャンパスでは関東大学リーグ戦2部の試合後JBL・トヨタ自動車アルバルクvsパナソニックトライアンズ戦が開催される)。
関東大学バスケットボール連盟

日本代表
 女子の世界選手権がスタート。女子日本代表は初戦を黒星スタートとなった。また11月に行われるアジア競技大会に向けて男子日本代表が発表された。JBLシーズン中ということで3回行われる強化合宿は平日(月~火)となっている。
日本バスケットボール協会(JAB)公式サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.36

 今号では東京都実業団選手権、関東大学リーグ戦、FIBA世界選手権の状況を紹介。さらに今号では増刊号発売などのお知らせも掲載しています。

☆東京都実業団選手権
 8月22日にスタートした東京都実業団バスケットボール選手権は9月4日に1回戦の全ての試合を終え、9月5日から2部のチームも登場し2回戦、3回戦が始まった。5日の試合では2部Aで優勝しながら順位決定戦で敗れ3位に終わった大塚商会が5部の豊田通商東京に100点近くの差をつけ勝利した。豊田通商東京は5部ながら4部Eブロックで優勝した東芝府中に勝利し勝ち上がってきたが、2部上位の大塚商会には大差で敗れた。2部8位のNTTデータは4部のみずほ銀行に危なげなく勝利、4部の富士ソフトが3部の東芝青梅に勝利しそれぞれベスト16を決める4回戦に進んだ。3回戦位から力の拮抗した試合も多くなり、関東実業団選手権出場権内であるベスト16を目指しての争いも激化する。下部のチームにとっては少しでも上のチームと対戦したいという希望も強い。ベスト16を決める4回戦は9月23日に所沢市民体育館と深川スポーツセンターで行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆関東大学リーグ戦
 9月4日からスタートした関東大学リーグ戦。第1週を終え、1部は日本大、青山学院大、東海大、中央大が連勝スタートとなった。慶應義塾大と専修大は星を分け、法政大、筑波大、明治大、拓殖大は連敗となった。第2週は11日(土)、12日(日)ともに青山学院大相模原キャンパスで11時スタート。2部は白鴎大、早稲田大、大東文化大が連勝、国士舘大、関東学院大、神奈川大、順天堂大が1勝1敗、日本体育大、國學院大、立教大が連敗で第1週を終えた。第2週は11日(土)、12日(日)ともに早稲田大戸山キャンパスで全試合が行われる。
関東大学バスケットボール連盟

☆FIBA世界選手権
 男子は現在トルコで開催中。現地時間で9日の試合でベスト4が出そろった。前回大会準優勝のギリシャは決勝トーナメント1回戦で前回優勝のスペインと対戦し敗れた。そのスペインもセルビアに敗れ準々決勝で敗退。ベスト4はセルビア、トルコ、アメリカ、リトアニアとなった。準決勝は現地時間の11日、決勝は12日に行われ大会は終了する。
世界選手権2010 公式サイト

☆お知らせ
 スポーツのミカタ増刊号を発刊します。A4判全30ページでリーグ戦男子1部の全40試合と入替戦の全てをレポート。コメントも満載です。購入申し込みなど詳細は こちら  へ。

全日本実業団競技大会の展望
 9月18日から始まる全日本実業団バスケットボール競技大会の大会展望を9月14日に掲載予定です。

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.35

 今号では現在開催中の東京都実業団選手権、今週末からスタートの関東大学リーグ戦とXリーグ、そして千葉国体の情報を紹介。

☆東京都実業団選手権
 8月22日からスタートした東京都実業団バスケットボール選手権は今週末から2部のチームが登場する。この大会は関東実業団バスケットボール選手権の予選も兼ねており、上位21チームが出場権を獲得できる。ベスト16の決定は9月23日、1部のチームの登場は10月3日からとなる。今大会はリーグ上位の4チーム(4位の曙ブレーキ工業は埼玉県のため、5位の新生紙パルプ商事まで)はスーパーシードとなり、ベスト8からのスタートとなる。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆千葉国体成年男子
 8月28・29日に行われた中国ミニ国体で全ての予選大会が終了し、千葉国体出場の12チームが全て決定した。中国ミニ国体では岡山県が延長戦の末山口県に勝利し、4戦全勝で1位、1敗の山口県が2位となり、それぞれ千葉国体の出場を決めた。
 9月4日に組み合わせ抽選が行われ、25日に総合開会式、26日から競技がスタートする。成年男子は26日から準決勝の行われる28日までは船橋市運動公園体育館で、決勝戦は船橋市総合体育館(船橋アリーナ)で開催される。
※船橋市運動公園体育館は少年男子(2会場使用)と同時使用となり、成年男子の試合は全て午後からのスタートとなる。
千葉国体成年男子出場12チーム
北海道:旭川選抜
東北:秋田県
関東:東京都
北信越:新潟県、石川県
東海:愛知県
近畿:兵庫県
中国:岡山県、山口県
四国:愛媛県
九州:福岡県
開催地:千葉県
第65回国民体育大会 ゆめ半島千葉国体

☆関東大学リーグ戦
 関東大学リーグ戦は9月4日からスタートする。今年から1部2部ともに2チームずつ増え、それぞれ10チーム編成となった。そのため全試合数はもちろん、1日の試合数もそれぞれ5試合となり、試合開始時間が繰り上がったり、2会場での開催となるなどこれまでのリーグ戦とは異なるところもある。1部の第1週は専修大生田キャンパス(4日)と青山学院大相模原キャンパス(5日)で行われ、どちらも11時スタート、全5試合となっている。
関東大学バスケットボール連盟

☆Xリーグ
 日本社会人アメリカンフットボール Xリーグの秋季シーズンとなるリーグ戦が9月4日からスタートする。『Road to Japan X Bowl』と称されるリーグ戦は1stステージと2ndステージ、そしてファイナルステージに分けられ、まずは3つのディビジョン毎にリーグ戦を行い、それぞれの上位チームが2ndステージに進む。第1週は夕方もしくはナイターでの開催となっている。9月7日は千葉マリンスタジアム、8日から10日までの3日間連続で東京ドームでそれぞれナイターゲームとなり、まだまだ暑さの続く中プレーも観戦もしやすい環境となっている。昨年3冠の鹿島(EAST Div.)、春の覇者・富士通(CENTRAL Div.)らを中心に展開される。
日本アメリカンフットボールリーグ Xリーグ 公式サイト

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.30

 関東実業団リーグ戦の全ての最終結果と入替戦の様子とトピックとして東京都実業団選手権の組み合わせ発表と日本代表をピックアップ。

☆関東実業団リーグ戦
 7月24日に入替戦などを行い、これで全ての日程が終了した。
男子
1部
優勝:横河電機(7年連続7回目)
2位:三井住友銀行
3位:日本無線
4位:曙ブレーキ工業
5位:新生紙パルプ商事
6位:葵企業
7位:東京日産※入替戦に勝利し1部残留
8位:東京電力※2部に自動降格
 7月24日(土)に羽村市スポーツセンターで行われた1部7位の東京日産と2部2位の三井住友海上の入替戦は、試合序盤から東京日産が勢いに乗ると、流れを渡すことなく勝利、1部残留を決めた。東京日産は今シーズン人数が減ったことでチーム練習もままならない状態の中、試合を通して徐々に状態が上がっていった。また、これまで故障の多かった#13神崎がリーグ戦通してプレーを続けられたことも大きい。1部最終戦や入替戦では#61高橋健の復活も見られ、個々の能力が発揮できた結果が勝利につながり、1部残留することができた。「とにかくよかったです。今日はみんな本当に集中していいプレーができたと思います。秋以降もがんばります」とキャプテンの#9三原は笑顔で言った。
男子1部の結果はこちら
最終結果(個人賞含む)はこちら
2部
Aブロック
優勝:大塚商会、2位:富士通、3位:プレス工業、4位:NTTデータ、5位:警視庁、6位:富士通ゼネラル
Bブロック
優勝:メディセオ、2位:三井住友海上、3位:日立大みか、4位:NTT東日本東京、5位:伊藤忠商事、6位:東京トヨペット
 7月24日行われた入替戦。1部復帰をかけて挑んだ三井住友海上は勢いに乗った東京日産に対し、なかなかリズムが作れない。#13丸本、#16松尾らの得点でつなぐものの、流れをつかむ展開には持ち込めず敗れ、昇格はならなかった。
 2-3部入替戦は2部の4チームが全て敗れ、4チーム全てが3部降格となった。伊藤忠商事は東京消防庁の走るバスケットに対抗できず点差をつけられ敗戦。警視庁はJFE東日本京浜のアウトサイドシュートを止められずリードを奪われると、一度は追いつくも再び引き離されて敗れた。慣れないモルテンのボールを主に使用することとなったこともシュートやキャッチミスなどにつながった部分もあるか。富士通ゼネラルは三菱東京UFJ銀行と最後まで接戦となるも、終盤に引き離されて敗れた。第1試合で住友商事と対戦する予定だった東京トヨペットは選手が交通渋滞にはまり開始時に3人しか集まらず棄権試合となった。
 これで来季は全12チーム中5チーム(1部から降格1チーム、3部から昇格4チーム)が変わることとなる。
全体の順位
1位:富士通※1部に自動昇格
2位:三井住友海上※入替戦で敗れ2部残留
3位:大塚商会
4位:メディセオ
5位:プレス工業
6位:日立大みか
7位:NTT東日本東京
8位:NTTデータ
9位:伊藤忠商事※入替戦で敗れ3部降格
10位:警視庁※入替戦で敗れ3部降格
11位:富士通ゼネラル※入替戦で敗れ3部降格
12位:東京トヨペット※入替戦で敗れ3部降格
男子2部の結果はこちら
3部
 Aブロックの住友商事は入替戦で不戦勝、Bブロックの三菱東京UFJ銀行は接戦を辛くも勝利、CブロックのJFE東日本東京は攻守に勢いに乗り勝利、Dブロックの東京消防庁は最後まで走り続け相手を寄せ付けず勝利と、3部優勝の4チーム全てが2部昇格を決めた。
Aブロック
優勝:住友商事※入替戦で勝利し2部昇格、2位:東芝ライテック、3位:住友重機械、4位:NEC、5位:横河電機本社、6位:清水建設※4部へ自動降格
Bブロック
優勝:三菱東京UFJ銀行※入替戦で勝利し2部昇格、2位:富士ソフト、3位:東芝青梅、4位:特別区、5位:横浜市役所、6位:日本生命※4部へ自動降格
Cブロック
優勝:JFE東日本京浜※入替戦で勝利し2部昇格、2位:東芝柳橋、3位:オリンパス、4位:日産テクニカルセンター、5位:大和総研、6位:三菱UFJ信託銀行※4部へ自動降格
Dブロック
優勝:消防庁※入替戦で勝利し2部昇格、2位:ケーエス、3位:東京都庁、4位:キャノン取手、5位:セイコーインスツル、6位:JR東日本東京※4部へ自動降格
4部
 A~Hブロックの優勝の8チームが2チームずつ対戦し、勝利したチームが3部に自動昇格となる入替決定戦を7月24日に行った。Aブロックの本田技術研究所とHブロックのテイ・エステックの対戦は最後までもつれた。同点でブザー間際に本田技術研究所のシュートに対しファールがあり、ノータイムでのフリースローを1本決めて本田技術研究所が1点差で勝利した。BブロックのC.K.東京都Gブロックのキャノンの対戦はキャノンが序盤から勢いに乗りC.K.東京を圧倒して勝利。Cブロックの三井物産とFブロックの千代田化工の対戦は試合序盤、三井物産が新人#11田上らの活躍で千代田化工を引き離すと最後までリードを保ち勝利した。三井物産#11田上は昨年度の慶應義塾大キャプテン。「今は楽しくやっているという感じです。これからチームが上に上がっていったらまた変わってくるのかもしれないですね。それはそれで楽しみです」と実業団での初の大会を振り返った。Dブロックの三井住友銀行本社とEブロックの東芝府中の対戦は後半に三井住友銀行本社が東芝府中を引き離し勝利。三井住友銀行本社は1部の三井住友銀行のOBチーム。1部でやってきた選手も多く、年齢層は高いが経験で勝るところを見せた。
Aブロック
優勝:本田技術研究所※入替決定戦に勝利し3部昇格、2位:みずほ銀行、3位:東京いすゞ、4位:旭化成ケミカルズ、5位:エスエムビーシー、6位:USOL東京※5部へ自動降格
Bブロック
優勝:C.K.東京※入替決定戦で敗れ4部残留、2位:東芝MC、3位:NTT東日本神奈川、4位:コニカミノルタ東京、5位:凸版印刷、6位:Jエナジー戸田※5部へ自動降格
Cブロック
優勝:三井物産※入替決定戦で勝利し3部昇格、2位:ANA、3位:キャノンMJ、4位:東ソー、5位:第一三共品川、6位:中央三井信託銀行※5部へ自動降格
Dブロック
優勝:三井住友銀行本社※入替決定戦で勝利し3部昇格、2位:小田急電鉄、3位:東燃化学、4位:イトーキ、5位:日立戸塚、6位:あいおい損保※5部へ自動降格
Eブロック
優勝:東芝府中※入替決定戦で敗れ4部残留、2位:三菱ふそう、3位:パナソニックモバイル、4位:NEC府中、5位:ビスディア、6位:みずほ信託銀行※5部へ自動降格
Fブロック
優勝:千代田化工※入替決定戦で敗れ4部残留、2位:大陽ステンレススプリングス、3位:鹿島、4位:三菱地所、5位:日清食品、6位:損保ジャパン※5部へ自動降格
Gブロック
優勝:キャノン※入替決定戦で勝利し3部昇格、2位:セイコーエプソン、3位:東芝川崎、4位:IHI、5位:JRシステム、6位:イノベーショントラスト※5部へ自動降格
Hブロック
優勝:テイ・エステック※入替決定戦で敗れ4部残留、2位:三菱商事、3位:東京郵政、4位:住友不動産、5位:リコー、6位:東芝デバイス※5部へ自動降格
5部
Aブロック
優勝:丸紅本社※4部へ自動昇格、2位:リクルート、3位:ソニー、4位:出光興産、5位:国会事務所、6位:京王電鉄、7位:岩崎通信機
Bブロック
優勝:沖電気東京※4部へ自動昇格、2位:THINKフィットネス、3位:経済産業省、4位:富士ゼロックス、5位:コマツ、6位:りそな銀行
Cブロック
優勝:東京国税庁※4部へ自動昇格、2位:豊田通商東京、3位:日本ユニシス、4位:JR東海東京、5位:クレディセゾン、6位:文化科学省
Dブロック
優勝:テプコシステムズ※4部へ自動昇格、2位:第一生命、3位:第一三共葛西、4位:ヤクルト本社、5位:キャノン新川崎、6位:KPMG
Eブロック
優勝:楽天※4部へ自動昇格、2位:国税庁、3位:日本出版販売、4位:NECネッツエスアイ、5位:中川装身具、6位:三菱ビルテクノ
Fブロック
優勝:三菱化学※4部へ自動昇格、2位:簡易保険局、3位:IHI武蔵、4位:リコー本社、5位:新日鐵本社、6位:三菱重工相模原
Gブロック
優勝:ティップネス※4部へ自動昇格、2位:日立情報※4部へ自動昇格、3位:オリックス、4位:学研ホールディングス、5位:ニコン6位:本田技術研究所朝霞
女子
1部
優勝:メディセオ
2位:三井住友銀行
3位:丸紅
4位:TOTO
5位:東芝府中
6位:特別区※入替戦に勝利し1部残留
 6位の特別区は7月24日に2部1位の山武と入替戦を行った。第1Pで山武を引き離すとリードを守り勝利、1部残留を決めた。
2部
Aブロック
優勝:伊藤忠商事、2位:住友重機械、3位:JFE東日本、4位:三菱UFJ信託銀行、5位:東京都庁
Bブロック
優勝:山武※入替戦で敗れ2部残留、2位:沖電気東京、3位:第一生命、4位:NEC府中、5位:ビスディア、6位:JR東日本
 2部1位決定戦で伊藤忠商事に勝利し1部との入替戦に進んだ山武だが、1部6位の特別区に敗れ昇格はならなかった。
関東実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
東京都実業団選手権
 関東実業団選手権の東京都予選となる東京都実業団バスケットボール選手権の組み合わせが発表された。大会は8月22日からはじまり、10月11日(月・祝)代々木第2体育館が最終日となる。今年は全日本実業団競技大会と千葉国体が続けて行われることもあり、全日本実業団競技大会に出場する4チームは特別シードとなり準々決勝からの登場となる。東京都からは21チームが関東実業団選手権に出場できる。2部Aブロックで優勝しながら入替戦に進めなかった大塚商会が勝ち上がれば1-4位決定戦で敗れた三井住友海上との対戦、大塚商会と同じく2部Bブロックで優勝しながら入替戦を逃したメディセオが勝ち上がれば1部8位の東京電力と対戦、さらに準々決勝で葵企業が勝ち上がればリーグ戦最終戦で全日本実業団競技大会出場をかけて対戦し敗れた新生紙パルプ商事との対戦するなど興味深い組み合わせがある。
東京都実業団バスケットボール連盟

日本代表
 男子日本代表はジョーンズカップを3位で終え、帰国後すぐにレバノンとの親善試合3戦を行った。疲労などからチームの中心選手である田臥が不在となった親善試合は1勝2敗となった。今後は8月2~4日に第6次強化合宿を行い、翌日からレバノンで行われる第3回FIBAアジア スタンコビッチカップに出場することとなる。
 また、U-17女子日本代表が第1回FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会で5位入賞を果たし帰国した。選手たちは帰国後すぐに現在開催中の高校総体の開催地・沖縄県に入る過密スケジュールとなった。
JAB日本バスケットボール協会 日本代表サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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