スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.38
今号では3連休中に行われた全日本実業団競技大会をメインに、東京都実業団選手権、まもなく開催される千葉国体成年男子などの情報を掲載。
☆全日本実業団競技大会2010※後ほど写真を追加掲載します。
9月18日から20日までの3日間、神奈川県平塚市で全日本実業団バスケットボール競技大会が開催された。この大会は11月に高知県で行われる全日本社会人選手権の予選も兼ねている。16チームが出場した男子は横河電機が現在3連覇中と強さを見せている。
1日目の結果は こちら 2日目の結果は こちら 最終日の結果は こちら
<男子1回戦>
横河電機、JR東日本秋田、三井住友銀行、日本無線は危なげなく初戦を勝利。昨年3位の新生紙パルプ商事と昨年5位の九州電力の対戦は九州電力が昨年の2回戦のリベンジを果たす形となった。旭川キシイとAPEXの対戦は終盤APEXが#7高久を中心に追い上げ、試合終了間際に同点に追いつくも、残り0秒にAPEXがファールを取られ、旭川キシイ#5が落ち着いて2本とも決め旭川キシイが勝利した。まだ実業団の全国大会ではベスト8入りを果たしていないタツタ電線が昨年ベスト8入りしているホシザキに勝利し、初の初戦突破となった。交通状態により会場入りが試合開始直前となった曙ブレーキ工業だが、逆にそれが集中につながりナカシマプロペラを退けベスト8入りとなった。
<男子2回戦>
#4藤原が復帰しチームが安定してきた曙ブレーキ工業は王者・横河電機を追い詰めたが、延長戦で敗れた。インサイドの高さで勝る日本無線に好守で挑んだ旭川キシイは途中怪我人も出たこともあり日本無線には及ばなかった。初のベスト8入りを果たしたタツタ電線だったが、攻守の要の#21高階を急遽欠くこととなり三井住友銀行に大差で敗れた。九州電力は勢いに乗るJR東日本秋田を止められず昨年と同様2回戦で敗れた。
<5・6位決定戦>
今大会から導入された5・6位決定戦。5・6位は昨年まで2回戦で敗退した4チームの中で前年度2月に行われた全日本実業団選手権の成績から順位を決定していた。しかし今大会から2回戦敗退の4チームを同ブロックの2チームずつで対戦し、勝ったチームが5or6位となることとなった(優勝チーム側のブロックが5位、準優勝チーム側のブロックが6位となる)。これにより曙ブレーキ工業vs旭川キシイ、タツタ電線vs九州電力の対戦で行われた。旭川キシイは全日本社会人選手権の出場はできないことは事前に分かっていたが「わざと負けるようなことはしません」と坂井コーチが語った様に最後まで走り切りリズムに乗れない曙ブレーキ工業を抑え勝利した。タツタ電線と九州電力の対戦は最後まで競った試合となったが、高さで勝る九州電力が勝利した。最終結果により旭川キシイが5位、九州電力が6位となり、同じく優勝チーム側の方が上位と言う形から7位となる曙ブレーキ工業までが全日本社会人選手権に出場することとなった(旭川キシイは全日本社会人選手権出場を辞退)。
<準決勝>
日本無線と対戦した横河電機は序盤で大きく引き離すも、終盤日本無線に追い上げられる。しかし最後は横河電機が逃げ切り勝利した。初のベスト4入りを果たした三井住友銀行は勢いに乗るとJR東日本秋田にペースを握らせず勝利、初の決勝に進んだ。
<3位決定戦>
日本無線のペースで始まった3位決定戦は終盤になってJR東日本秋田#11一戸が攻守に調子を上げ日本無線のリズムを崩していく。受けに回った日本無線は逆転されると追いつくことができず敗れた。
<決勝戦>
4年連続4回目の優勝を狙う横河電機と3回目の出場にして初の1回戦突破から勢いに乗り決勝まできた三井住友銀行の対戦は、経験の差が如実にでた形となった。序盤から集中する横河電機は三井住友銀行にリズムを作らせることなく一気に引き離す。後半に入って徐々にペースを取り戻した三井住友銀行だったが追い上げには至らず、横河電機が4連覇での優勝を決めた。
2回戦、準決勝を今一つのチーム状態を見せた横河電機だったが、最終戦である決勝戦はしっかりと集中した王者のバスケットを展開、見ている人たちに「やはり横河電機は強い」という印象をより強く与える結果となった。初の決勝進出となった三井住友銀行は若い選手が多い若いチームだけにこの経験が今度に生かされてくると期待したい。
個人賞は最優秀選手賞に田ケ谷(横河電機#20)、敢闘賞に鈴木(三井住友銀行#16)、新人賞には山本(日本無線#7)が選出された。
全日本社会人選手権は11月6・7日に高知県で開催される。また、実業団のシーズンの締めくくりとなる全日本実業団選手権大会は2011年2月に山口県周南市で行われる。
日本実業団バスケットボール連盟
☆東京都実業団選手権
9月23日(木・祝)に4回戦を終え、ベスト16が出そろった東京都実業団バスケットボール選手権。関東実業団バスケットボール選手権には21チームが出場できるため、ベスト16以上は全て関東実業団選手権に進むことが決まっている。今回決まったベスト16のうちの8チームの中にはリーグ4部(来シーズン3部昇格)の三井物産も含まれている。また、23日の試合で敗れた8チームは残り5枠をかけて順位決定戦に進むこととなる。5-8シードに対戦する4チームを決める対戦と順位決定戦は9月25日(土)に、ベスト8決めは10月3日(日)、準々決勝が9日(土)、準決勝が10日(日)、そして代々木第2体育館で行われる最終日は11日(月・祝)に行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟
☆千葉国体
9月25日に開会式を迎えるゆめ半島千葉国体。バスケットボール競技は開会式の翌日、26日からスタートする。今年は少年男子がフルエントリー(全都道府県からの出場)となり、それ以外の成年男女、少年女子は開催地を含む12チームで争われる。
成年男子は1回戦から準決勝までが船橋市運動公園体育館で、決勝戦は29日に船橋市総合体育館で行われる。昨年優勝の山形は東北ブロックで敗退となり本国体出場を逃している。今年の特徴としては単独チームが12チーム中1つもないことが挙げられる。短期間でチームを作るにはメインを置いてそこに足りない要素を加えていく形がいいのかもしれない。
26日の1回戦は石川vs兵庫、愛媛vs岡山、山口vs北海道、愛知vs東京の4試合。石川はJBL2・石川ブルースパークスを中心に構成されたチーム。対する兵庫県はクラブチームをメインに実業団、JBL2、大学と様々なカテゴリーからの選手で構成されている。愛媛は今年の全日本教員選手権で健闘した愛媛教員を中心に構成、岡山はクラブチームと実業団の混合に大学生を配した布陣で臨む。山口は来年の山口国体に向けての強化チームとして位置づけられるツースリーを中心に実業団と大学生のふるさと選手で構成されている。北海道は先週行われた全日本実業団競技大会でも粘り強さを見せた旭川キシイを中心に構成されたチーム。そして、愛知はJBL2・アイシンAWアレイオンズ安城の選手にJBL2・豊田合成スコーピオンズから2名を加えたJBL2混合チーム、東京は関東実業団のトップチームからの選抜に元JBL選手を加えている。
2回戦から登場の秋田は実業団の強豪チーム・JR東日本秋田をメインに構成、地元開催に向けて強化を図っていた千葉は強化チームである千葉エクスドリームスをメインに千葉教員と実業団、JBL2の選手を加えている。福岡は実業団の九州電力をメインにクラブチームや大学生を加えた構成、昨年準優勝の新潟は新潟教員を中心にクラブチームからも含み構成されている。
JBLでのプレー経験のある選手も含まれ、普段は対戦するチーム同市からの選抜もあり、この大会でしか見ることのできないチーム構成や対戦がある。
第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
☆トピックス
JBL2010-2011シーズン開幕!
JBL2010-2011シーズンが9月17日にスタートした。昨シーズンのチャンピオン・リンク栃木ブレックスは初戦に勝利するも2戦目は敗れ連勝スタートはならなかった。連勝スタートとなったのはトヨタ自動車アルバルクと東芝ブレイブサンダース、逆に連敗スタートとなったのが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレラカムイ北海道となった。
第2週は9月24日(金)から26日(日)の3日間で行われる。昨年の優勝したリンク栃木ブレックスと準優勝のアイシンシーホースは2週目でホーム開幕戦となる。
JBL-日本バスケットボールリーグ
関東大学リーグ戦
1部は第3週を終えて青山学院大が6戦全勝でトップ、日本大が1敗、東海大が2敗で追っている。第4週の1日目は2会場に分かれて行われ、2日目は観戦スペースが少ない明治大和泉キャンパス体育館で行われる。
2部は早稲田大が6戦全勝、白鴎大が1敗、関東学院大と大東文化大が2敗となっている。第4週は2部も1日目は2会場に分かれて行われる(早稲田大戸山キャンパスでは関東大学リーグ戦2部の試合後JBL・トヨタ自動車アルバルクvsパナソニックトライアンズ戦が開催される)。
関東大学バスケットボール連盟
日本代表
女子の世界選手権がスタート。女子日本代表は初戦を黒星スタートとなった。また11月に行われるアジア競技大会に向けて男子日本代表が発表された。JBLシーズン中ということで3回行われる強化合宿は平日(月~火)となっている。
日本バスケットボール協会(JAB)公式サイト
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香









