スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.3
今号ではJBL2の試合レポートをメインに、今週末から再開するJBLなどトピックを紹介。
☆JBL2 2010-2011
JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月15・16日に第15・16週となる8試合を行った。今回は今シーズン2回目の土日で同カード2連戦だったが、連勝したのは豊田通商のみとなった。
豊田通商vsDライズの1日目はDライズが#37並里と#32ヒンクリーをスタートメンバーからはずし、怪我から復帰の#71新垣がスタート、#6藤江も不在のため、これまでとは違う形でゲームに入った。序盤、#11斉藤が好調に3ポイントシュートを決めDライズがリードを奪う。開始から3分半に同点に追いついた豊田通商だったが、Dライズの勢いを止められず残り4分を切って10点差をつけられる。しかしここから豊田通商は#1宮崎がコントロールし#7前村が積極的に攻め、一気に追いつくと同点で第1ピリオドを終える。第2ピリオド、リズムがよくなってきた豊田通商がリードを奪う。Dライズは#11斉藤の3ポイントシュートなどで粘り、残り4分で同点とする。しかし豊田通商が#10岩田のシュートなどでリード、4点差で前半を折り返す。後半に入ると豊田通商が#23ダーニッシュのインサイドなどでリードを拡げる。豊田通商が14点のリード入った第4ピリオドも豊田通商が好調に得点を重ね、残り3分で26点差とする。その後はベンチメンバーが主となった豊田通商の得点が止まると点差は縮まるも勝敗には影響なく、豊田通商が11点差で勝利した。勝った豊田通商はこの日#1宮崎が落ち着いてゲームをコントロール、#7前村が積極的に攻めるという形で2ガードが上手く機能した。「すごくやりやすかったです」と#7前村。「うちは誰でも点が取れるので自分が行かなくてもいいという感じでした」と#1宮崎も笑顔で言った。オールジャパンの3回戦、JBL・日立サンロッカーズとの対戦で力を出し切れず終わったが、「日立と自分たちとの違いを確認して、そこを頑張っていこうと話しました」(#1宮崎)と言う。対するDライズはこの時点では未発表だったが、#37並里、#32ヒンクリーがブレックスに戻ることがすでに決まっていた様子。「(#37)並里と(#32)ショーンはうちのチームにすごくいいものをもたらしてくれました。これをこれからにどうつなげていけるかが重要だと思っています。今日のスタートの(#71)新垣はゲームが空いているのですが、今後のことも考えてスタートで使いました。もちろん勝ちに行くという意識はありますが、この2連戦は今の自分たちの力でどこまでやれるかというのを知るチャンスだとも思っていました。前半はある程度できた部分もあったのでよかったと思います」と落合HCはこの試合の重要性を語った。翌日の試合は序盤で豊田通商が大きくリードするも、その後Dライズが追い付き接戦となる。しかし最後は豊田通商が逃げ切り、豊田通商が対Dライズ戦3戦全勝とした。
アイシンAWvsレノヴァの1日目はレノヴァの好調なシュートで始まった。受けにまわった感のあるアイシンAWだが、#7横本の連続得点などで追い上げ、一度は逆転する。しかし残り20秒にレノヴァ#13近が3ポイントシュートを決め、レノヴァ2点リードで第1ピリオドを終える。シーソーゲームとなった第2ピリオド序盤だったが、アイシンAWは#15落合のミドルシュートが連続で決まり、さらに速攻などで残り4分半アイシンAWのリードが5点となる。ここでレノヴァは#3並里が奮起、3ポイントシュートやバスケットカウントの3ポイントプレーで追いつくと、アイシンAWがわずかに1点リードで前半を折り返す。第3ピリオドに入るとレノヴァがリード、アイシンAWが追いつく展開が続く。3点以上の点差がつくことなく進み、残り10秒でアイシンAW#1藤村がフリースローを2本決め、アイシンAWが2点リードで最終ピリオドへ。第4ピリオドスタートでレノヴァ#13近が連続で3ポイントシュートを決め逆転するも、一進一退の攻防が続く。残り5分を切ってレノヴァが#3並里、#13近の3ポイントシュートが決まりレノヴァが6点のリード。しかしすぐにアイシンAWが#21鈴木のミドル、#1藤村の3ポイントシュートで残り3分に1点差に追い上げる。しかしここからアイシンAWはなかなかシュートが決まらず、徐々にレノヴァが引き離していくと、残り1分半にレノヴァのリードが7点に。アイシンAWも#9足立の3ポイントシュートで粘りを見せるもその後決めきれず。レノヴァが逃げ切りわずかに3点差で勝利した。レノヴァはこの日スタート5人中4人が二桁得点とチームとしてのバランスの良さを見せた。キャプテンの#6小久保は「今日は我慢勝ちができたと思います。3年目に入ってチームがまとまってきた中にいい新人も入ってチーム力がアップしていると思います。これからが正念場で、このままではダメな部分もあるのでそこはもっとよくしていきたいです」と語った。敗れたアイシンAWはインサイドの#4中村がレノヴァの厳しいディフェンスにほとんど機能せず苦しい展開となった。「今日は決めるべきシュートを決められなかったことが大きかったです。あと、簡単なミスがありました。修正していかないといけないですね」と中嶋HC。2日目はアイシンAWが第1ピリオドでリードすると守り切り勝利した。
豊田合成vs黒田電気の1日目は黒田電気が大きくリードするも後半に入って豊田合成が逆転し勝利した。そして大雪の中での対戦となった2日目も序盤黒田電気がリードする展開で始まった。最初の#0原田のフリースローによる1点の後、2分間無得点となった豊田合成はメンバーを入替え徐々に得点を伸ばすが、黒田電気の#19菅谷を止められず点差はひらき、第1ピリオドは黒田電気が12点リードとなる。。第2ピリオドは一進一退の攻防が続き、どちらも流れを引き寄せられない。黒田電気のリードが13点をわずかに1点増えて前半を終える。第3ピリオド、豊田合成はゾーンディフェンスで黒田電気のオフェンスのリズムを崩す。なかなか得点が伸びない黒田電気に対し、#5江藤の3ポイントシュートで追い上げた豊田合成がオールコートゾーンプレスで黒田電気のターンオーバーを誘い連続得点、残り1分40秒に同点とする。ここで黒田電気は#77小野寺が粘り、わずかに黒田電気が1点リードで終える。第4ピリオド開始早々、豊田合成#11大原が連続得点で豊田合成が逆転する。しかしすぐに黒田電気が#13富田が決めると、その後豊田合成のミスから速攻で#77小野寺が速攻を決め、黒田電気がリードを奪う。さらに残り6分にこの試合初めてコートに入った黒田電気#15綿貫が3ポイントシュートを決め勢いに乗る。豊田合成も#3木下が奮起し粘りを見せるが、黒田電気の得点を止められず追いつけない。残り1分を切って点差が10点となりそのままタイムアップ、黒田電気が勝利した。前日の試合と同じ大きくリードしてから逆転されるという展開となった黒田電気だが、この日はそこから粘り再逆転しての勝利となった。キャプテンの#14堀は「練習ができていないのでチームのコンディションは良くないです。今日の試合はルーズボールとかリバウンドとかそういうところで頑張れたのが勝利につながったと思います。(#19)菅谷を上手く使うっていうのがようやくみんなの意識になってきたことと、菅谷自身も自覚してしっかりと練習もやってくれているのでいい方向にいっているかなと。なんとかプレーオフ進出を目指して頑張ります」と語った。一度は逆転しながらも勝利につなげることができなかった豊田合成は#40地濃が怪我で離脱していることもありインサイドが厳しい状況となっている。「要であるインサイドが点が取れなくて外任せになってしまっていて、チームとして機能してないです。地濃さんが帰ってくればという問題じゃなくて、いなくてもできないといけない。もう一度立て直しです」と#11大原は厳しい表情で言った。
石川vs日立電線は1日目に日立電線が#39梅津の活躍で勝利、2日目は石川が勝利した。
この2連戦で豊田通商のみ連勝、その他は星を分けたことで順位に変動はない。今週Dライズの#37並里、#32ヒンクリーのブレックスへの復帰が発表された。そのDライズは第17週となる1月23日に4位の豊田合成と対戦する。
JBL2‐日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 2010-2011 第15・16週の結果
☆JBL
1月22日(土)から後半戦がスタートするJBL(日本バスケットボールリーグ)だが、ここにきてレラカムイ北海道の運営会社を除名、JBLの直轄であるJBO(株式会社日本バスケットボールオペレーション)による運営になることが決定したと1月19日に発表された。また、レラカムイという名称は元の運営会社のものであるため当面チーム名は北海道バスケットボールクラブとなり、ヘッドコーチは解任、金田アシスタントコーチがヘッドコーチに就任した。選手12名とは契約が合意、後半戦を戦っていくこととなった。北海道の後半戦はホームである月寒ドームでスタートする。オールジャパン優勝のアイシンシーホースはオールジャパン準決勝でオーバータイムの接戦となった日立サンロッカーズと、リンク栃木ブレックスはオールジャパン準々決勝で大敗したパナソニックトライアンズと、それぞれホームで対戦する。
JBL‐日本バスケットボールリーグ
☆トピックス
クラブ・実業団交流戦
クラブと実業団の交流戦が1月30日(日)、武蔵野市総合体育館で行われる。今年はクラブ・実業団が男女各4チームずつ参加。男子の実業団は関東実業団選手権のベスト4の横河電機、日本無線、葵企業、三井住友銀行、クラブは東京都クラブ選手権2位のファミリーテンス・東京とベスト8のRBC東京、エクセレンス、そして神奈川県クラブ選手権優勝の横浜ギガスピリッツが参加する。実業団の4チームは2月11~14日の全日本実業団選手権、クラブのファミリーテンス・東京と横浜ギガスピリッツは2月5・6日の関東クラブ選手権を控えており、そこに向けての強化試合の位置づけもある。
東京都実業団バスケットボール連盟
スポーツのミカタ:クラブ・実業団交流戦
東京都実業団冬季リーグ
全国大会以外に公式戦のないこの時期に会場と対戦相手を確保してできるゲームはチームの活性化につながる。今年は2~5部までのチームが参加、それぞれをチーム状態に合わせ強化リーグと活性リーグにわけ、その中で5チーム程度のリーグ戦を行っていく。何かにつながる大会というものではないが、下位リーグは早いものでは4月からリーグ戦が始まることもあり、チーム強化に向けて重要になってくる。
東京都実業団バスケットボール連盟
関東大学春季予定
関東大学の春季の予定が関東大学バスケットボール連盟から発表された。トーナメント(関東大学選手権)が5月9~15日、新人戦予選が5月28・29日と6月4・5日、新人戦本線が6月6~12日となっている。
関東大学バスケットボール連盟
取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香
« JBL2 2010-2011 第15・16週の結果 | トップページ | JBL2 2010-2011 第17週の結果 »
「JBL」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.16(2012.04.22)
- 関東実業団リーグ戦2012 男子1部の日程(2012.04.08)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.15(2012.04.14)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.14(2012.04.08)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.13(2012.03.30)
「JBL2 2010-2011」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.23(2011.06.10)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.22(2011.06.03)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.21(2011.05.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.19(2011.05.13)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.18(2011.05.06)
「ウィークリー」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.20(2012.05.18)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.19(2012.05.12)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.18(2012.05.04)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.17(2012.04.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.16(2012.04.22)
「大学」カテゴリの記事
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.20(2012.05.18)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.19(2012.05.12)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.17(2012.04.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.50(2011.12.16)
- スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.51(2011.12.24)
「実業団」カテゴリの記事
- 関東実業団リーグ戦2012 男子2部の展望&新人紹介(2012.05.16)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.20(2012.05.18)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.19(2012.05.12)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.17(2012.04.27)
- スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.15(2012.04.14)
