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スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.9

 今号ではJBL2第23週のゲームレポート(Dライズvsビッグブルー戦、黒田電気vs日立電線戦)をメインに、JBLとWJBLの状況を紹介。

☆JBL2 2010-2011
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月26・27日に第23週となる4試合を行った。
 Dライズvsビッグブルー戦。プレーオフ進出まであと一歩のところまで来ているDライズにわずかに8人でビッグブルーが挑んだ。第1ピリオド、ビッグブルーが#13深尾の積極的にゴールを狙う動きに合わせ全体が機能しリードを奪う。Dライズは#6藤江の3ポイントシュートで応戦、残り2分12秒には#6藤江の速攻で逆転する。残り1分を切ってビッグブルー#18押野のフリースローで同点となり、第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入り、ビッグブルーはディフェンスをゾーンに変えるが、ビッグブルーのシュートが決まらず、Dライズがリードする。しかしDライズもビッグブルーのゾーンディフェンスを攻め切れずなかなか得点が伸びない。Dライズ3点リードで残り1分39秒、ビッグブルー#5坂上が3ポイントシュートをバスケットカウントで決め、1スローを含めた4ポイントプレーで逆転するが、残り5秒にDライズ#4鮫島がオフェンスリバウンドをねじ込み、Dライズがわずかに1点リードで前半を折り返す。第3ピリオドもスタートからビッグブルーが勢いに乗る。#25平野、#32ハインツ、#17松藤とチーム全体で得点に絡む中、#5坂上が2本の3ポイントシュートを決め、残り6分に点差を13点差にひらきDライズにタイムアウトを取らせる。ここでDライズは途中出場の#14大塚が好調に3ポイントシュートを決め追い上げる。ビッグブルーも粘りを見せリードを守り、ビッグブルー10点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入ってもビッグブルーの勢いは止まらない。残り6分28秒にはフラストレーションが溜まったDライズのベンチがテクニカルファールを取られ、そのフリースローをビッグブルー#5坂上が冷静に2本とも決め15点差となる。ここからDライズは#14大塚の3ポイントシュートのみの得点となり、ビッグブルーの得点を止められず点差を縮めることができない。ビッグブルーはファールゲームのフリースローも決めリードを拡げ、残り1秒には#2茂木のシュートも決まり、ベンチ入りした8人が全員出場、全員得点で快勝した。仕事の都合でわずかに8人で3勝目を挙げたビッグブルー。3ポイントシュート7本を含む30得点で勝利に貢献した#5坂上は「今日は前半は今一つだったのですが、後半からいい感じでシュートが決まりました。自分のシュートだけで勝ったのではないので、そこは良かったと思います。今日はみんながファールも抑えていいプレーができました。勝てる試合のイメージができたのではないかと思います」と語った。同じく7本の3ポイントシュートを決めたDライズ#14大塚は高校の後輩になることもあり「負けられません」とも言う。「自分が入ってから初の3勝目です」と喜びの表情のキャプテン#13深尾。リーグ終盤に入りチームの状態は確実に上がってきており、「もう一つ勝ちたいです」と意気込みを語った。敗れたDライズは「コートの中で選手同士で目が合わなかった」と#4鮫島が語るようにゾーンディフェンスに対してオフェンスがチームとしてまとまらず自分たちのリズムに乗せることができなかった。チームキャプテンの#3荒井は「気持ちの問題が大きいです。コートに立つ選手たちはもっと責任を持ってやらないといけない。プレーオフには絶対に出ないといけないので、残り試合負けられません」と厳しい口調だった。
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 黒田電気vs日立電線戦。第20・21週でアイシンAWに連敗しプレーオフが厳しくなった黒田電気とプレーオフ進出の可能性がある日立電線の対戦はそれがモチベーションに反映されたようなゲームとなった。第1ピリオドは互いに点を取り合いう展開となる。残り25秒に日立電線#5姿のフリースローで日立電線がわずかに2点リードして終える。第2ピリオドに入ると日立電線が#21村山の3ポイントシュートなどで勢いに乗ると、残り7分には日立電線のリードが9点となり、黒田電気はタイムアウトを取る。ここから黒田電気が#15綿貫の3ポイントシュートなどで追い上げを見せる。しかし日立電線も粘り、#34尾崎、#3宇佐美の速攻などで再び引き離していく。オフェンスのリズムが作れない黒田電気は1on1で取ったファールによるフリースローの得点のみとなる。残り3秒に日立電線#9小野寺がバスケットカウントを決め、日立電線が12点リードで前半を折り返す。3ピリオドに入っても日立電線の勢いは止まらず、黒田電気のゾーンディフェンスを#34尾崎、#3宇佐美の3ポイントシュートで崩していく。さらに#39梅津と#21村山の合わせのプレーが続き、残り4分半に16点差として、黒田電気にタイムアウトを取らせる。インサイドの高さを生かしたい黒田電気だったが、#19菅谷のゴール下のシュートもなかなか決まらず苦しい展開。残り1分を切ってからの日立電線の連続得点で、日立電線がリードを19点に拡げ第3ピリオドを終える。第4ピリオド、黒田電気は#13富田、#77小野寺、#19菅谷、#15綿貫の連続得点で、残り2分を切って11点差まで追い上げる。しかし日立電線も粘りを見せると#3宇佐美の3ポイントシュートで突き放し、13点差で日立電線が勝利した。日立電線はこれで9勝となり、プレーオフ進出に望みをつないだ。この日3ポイントシュート3本を含む17得点の日立電線#3宇佐美は今年の新人。シーズン序盤に比べるとチームにフィットし、力を発揮できるようになっている。「自分も周りのことが分かって、周りも自分のことを分かってくれて、12月くらいから手ごたえを感じるようになりました。今はチーム全体がいい状態になっていると思います。今日は(#9)小野寺さんが頑張ってくれたので、最後までいいプレーができました。プレーオフに出られるように頑張りたいです」と語った。この試合で初のPGでプレーした#9小野寺は「周りのみんなが助けてくれたのでできました。自分は他の2人(#1宮城、#7中村)の様にハンドリングもよくないので、その分パスワークをよくすることを考えてやれたのがよかったところもあったと思います。PGをやることで自分のプレーも広がるので、これからも頑張っていきたいです」と意気込みを見せた。#34尾崎はシーズン序盤チームを引っ張ってきたが、途中怪我で離脱しようやく復帰を果たしたばかりだった。「今日はやります」と試合前から強い気持ちを見せたいたが、コート上でもリバウンドやルーズボールに絡みチームに流れをもたらした。「今日は(#15)一戸さんがいないのでその分も頑張ろうと思いました。まだ十分には身体が動かないのですが、そこは気持ちでやりました」と笑顔だった。敗れた黒田電気、「前週の2連敗でプレーオフの可能性がほぼなくなったことが選手の気持ちの面で厳しいところがありました」と藤本HC。業務の都合で今シーズン平日の練習をHCが見れていないこともあり、チームのコントロールが難しいところがあると言う。チームの要である#13富田も「ここ1ヶ月ほとんど練習ができていない」といい、#15綿貫も「厳しいです」と現状を語った。現在来シーズンの新規加入選手の予定がなく、さらに現在の選手の中に異動が予定されており、「今のメンバーでできるのはあと3試合。ここは切り替えて、最後までいいゲームをしたいです」と藤本HCは残り試合に思いをかけている。
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 この他、ホームで豊田通商を迎えたレノヴァはわずかに5点及ばず敗れた。また、石川はアイシンAWに勝利しプレーオフ進出に望みをつないだ。
 第24・25週はシーズン4回目の2連戦となる。ともにプレーオフ進出を狙うDライズと日立電線の2連戦はどちらかが連勝するとプレーオフにかなり近づくこととなる。現在3位の石川は豊田通商との2連戦、1つでも取れれば大きいだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 2010-2011 第23週の結果

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2月25~27日に第17週となる8試合を行った。パナソニックトライアンズは日立サンロッカーズに、トヨタ自動車アルバルクは東芝ブレイブサンダースにそれぞれ連勝。アイシンシーホースとリンク栃木ブレックス、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズと北海道バスケットボールクラブはそれぞれ星を分けた。この結果、1位のアイシンシーホースと2位のパナソニックトライアンズの差がわずかに1勝となり、4位の東芝ブレイブサンダースと5位の日立サンロッカーズ、6位のリンク栃木ブレックスがそれぞれ1勝の差となっている。
 第18週では、4位の東芝ブレイブサンダースがアイシンシーホースと、5位の日立サンロッカーズが北海道バスケットボールクラブとそれぞれ対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆WJBL
 WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)は2月27日からプレーオフに突入した。セミファイナルではJXサンフラワーズが富士通に2連勝し5年連続のファイナル進出を決めた。また第3戦まで持ち込まれたトヨタ自動車アンテロープスvsデンソーアイリス戦はトヨタ自動車アンテロープスが粘るデンソーアイリスを振り切り勝利、2年連続のファイナルに駒を進めた。JXサンフラワーズvsトヨタ自動車アンテロープスの対戦となるファイナルは3月10日(船橋アリーナ)からスタート、3戦先勝で争われる。
 また、Wリーグ最下位とW1リーグ1位のチームが対戦する入替戦も3戦まで持ち込まれ、三菱電機コアラーズがリードを守り切り勝利、2年ぶりのWリーグ昇格を決めた。
WJBL offcial site

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

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