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2011年4月

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.16

☆JBL2 2010-2011
 オフシーズンとなったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。レノヴァ鹿児島は新規加入選手のトライアウトを実施。Dライズと2011-2012シーズンから加入予定(現在準加盟)の兵庫が5月に入ってトライアウトを行う。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)の2010-2011シーズンをまとめる第2弾は黒田電気。

<黒田電気ブリットスピリッツ>
レギュラーシーズン最終順位 8位 8勝15敗(勝率0.348)

『2年の積み重ねが活かせなかった』
 2010-2011シーズンには新人が入らず、2シーズン同じメンバーでチームを作った黒田電気。「チームがまとまって前のシーズンより良くなると思っていたけど、結果にはつながらなかった」と藤本HC、#14堀キャプテンをはじめ多くが感じていた。シーズンの入り方が上手くいかず、1順目はわずかに1勝のみ。堀は「夏以降練習量が落ちてしまって、なのに夏の練習ができていた時のイメージのままで入ってしまった」と振り返った。藤本HCが仕事の関係で平日の練習を見れないことも大きく影響したという。「リーグ戦中は試合と試合の間の練習を見れないことも多く、その時の選手の状態を自分が把握することができなかった」と藤本HCは反省した。

『バスケットに向かう思いの差』
 4年目を終えた#77小野寺は「仕事のために練習ができないというようにはしたくないと思っています」と言う。リーグ最長身の#19菅谷も今シーズンはトレーニングを意識的に増やしていた。「トレーニングができた時は気持ち的にも余裕が出るというか、やったことで動けるような気になるので続けました」と語った。練習が不十分になりがちな分、チームがまとまることが難しい面もある。「みんなで目標に向かって必死にという感じにはなれていなかったと思う」と口々に語った様に、個々の選手の中の“温度差”を感じる人も多かった。「今シーズンもっとコミュニケーションをとっていこうという提案とかもしたのですが、自分自身が全然できていなくてダメでした」と語る#13富田。目標であるプレーオフにむけて、何かを変えなくてはいけないという思いはそれぞれにある。

 今年度も新人はなく、3シーズン連続ほぼ同じメンバーでやっていくこととなる。今度こそその利点を活かしていきたい。

(取材:2011年4月9日)

☆関東実業団リーグ戦2011
 関東実業団リーグ戦が4月23日からスタートする。東日本大震災による予定試合会場の使用が困難になったため、2週遅れてのスタートとなる。現在4月と5月分のみ日程が発表になっている。男子2部は5月21日からスタート。男子1部のスタートは6月に入ってからとなる。
関東実業団バスケットボール連盟

☆東日本大震災後の状況
 5月からの大会日程なども発表となり、徐々に通常の状態に戻りつつあるバスケットボール界。今週末から関東実業団リーグ戦がスタートする。関東大学選手権も日程が発表された。詳細は関東大学バスケットボール連盟へ。そしてチャリティーの動きは続いている。被災地のバスケットボールチームに向けてバスケットボール関連物資を送る活動も受け入れ態勢のできた岩手県から始まった。詳細はこちら(HOOP HOPE NIPPON『アシスト便』)へ。また、今週末4月24日にはJBL2・豊田通商がチャリティーマッチを開催。一般から対戦相手を応募してハーフゲームを行う。また、オークションも実施し、義援金に還元していく予定。詳しくは豊田通商ファイティングイーグルス公式ブログへ。
 先日、関東実業団所属の選手有志によって開催されたイベントでは参加者から集まった募金額は15717円、増刊号の売り上げが1600円、合わせて17317円となった。クラブチームや関実の今シーズン加入の新人選手の参加もあった。主催した上原(東京日産)は「今度はもっといろいろと内容も考えて、また是非関実でこういうイベントをやりたいです」と語った。
 

取材・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.15

☆JBL2 2010-2011
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月11日に発生した東日本大震災のためレギュラーシーズンを2週残して終了した。途中で終わったシーズンが各チームにとってどういうものだったのかをチーム毎にまとめていく。

<豊田合成スコーピオンズ>
レギュラーシーズン最終順位 7位 8勝14敗(勝率0.364)
個人記録 大原 健(#11) 得点1位(21.05) スティール1位(3.05)

『前半はまあまあできたけど後半は…』
 リーグが途中で終了したことに「正直非常に残念です」と語る福留HC。「前半はまあまあやれたと思います。でもその後負けが続いて、リーグ終盤になってようやくチームが上向いてきたかなというところだったので、残り2試合はやりたかったですね」とシーズンを振り返る。後半の失速の原因に#40地濃の怪我があるという。「うちは(#11)大原という絶対的エースがいますが、それが長所にも短所にもなっています。大原はあくまでもオプションの1つでしかないという形が一番いいのですが、地濃の怪我でインサイドがなかなか機能しなくなって、どうしても大原頼みになってしまいました」と言う。#11大原も自身が得点王を取ったことに「それがうちの問題なんです」と得点が自分に偏った点を指摘した。「自分の得点をもっと押さえたいというのはあります。前半はそれが上手くできていました。しかし地濃さんの怪我でそれが崩れてしまって、どうしても自分で無理にでも点を取りに行くようなことが増えてしまいました」と反省した。

『もっとコミュニケーションを』
 今シーズン、#3木下の怪我もあってプレータイムが伸びた2年目の#33持田は自身のプレーを「1年目よりは積極性が出せたと思います。でもハーフコートの組み立てがまだまだダメでした」と評価した。またチームとしては「負けた試合の後とかにもっとみんなで話をしていければよかった」とも言う。大原も「自分が無理やり点と取りにいって負けるより、自分の得点は抑えてそれで負けた方が次につながったと思う」と言った。このチームでの最後のシーズンとなった#39田中も「もっと我慢することが必要だったと思う」と言う。チームとしてコミュニケーションは意識していたと言うチームキャプテン#21磯貝だが、「今シーズンは昨シーズンに比べると自分自身のプレータイムが少なくなったこともあって難しいところがありました」と語った。そしてこのチームに必要なことを「思いやり」だと言った。チームで意識を一つにすることが不足していたとそれぞれが感じていた。

 来シーズンは少しバスケットを変えないといけないだろうという福留HC。途中で終わったシーズンだったが、そこからつなげられるものは多いだろう。

(取材:2011年3月26日)

☆東日本大震災後の状況
 東日本大震災から1ヶ月が経過した。先週末にはJBLのチャリティーイベントが開催されるなど、復興に向けた取り組みが続けられている。東京都内でもまだ使用不可の体育館があり、4月16日にスタートする予定だった関東実業団リーグ戦も23日からのスタートとなった。また、5月に開催予定の関東大学選手権も会場や日程の変更を余儀なくされている。どちらの大会にも会場として使用予定の駒沢屋内球技場は補修工事が必要ということだが現在のことろその工事の予定が立っていない。また、その他の体育館でも電力の関係で使用時間の短縮が行われているところもある。
 JBL2・豊田通商は4月24日(日)にチャリティーイベントとしてミニバスチームはクラブチーム、そしてJBL等有志が参加するチームとのチャリティーゲームを予定している。詳細は豊田通商ファイティングイーグルス公式ブログへ。また、黒田電気も4月30日(土)にクラブチームと合同でイベントを開催予定。
 関東実業団では選手の有志があつまってのイベントを4月16日(土)に開催する予定となっている。会場では関実の試合のDVDを流すなどバスケットのイベントを意識させる内容も練られている。また、会場では『スポーツのミカタ増刊号』も販売予定。日時、会場などはこちらへ。

取材・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.14

☆東日本大震災後の状況
 東日本大震災から4週間がたちました。昨夜も大きな余震があり、まだまだ予断を許さない状況の中ですが、徐々に被災地からも復旧復興の兆しが感じられるようにもなってきています。
 関東では最も大きな被害となった茨城県もインフラはほぼ通常に戻りつつある状況ということです。茨城県日立市の日立電線からは#7中村選手からメッセージが届きました。
「今回の震災で多くの方々からのご支援や心配のお言葉は、被災地の人たちにとってかなり助けになることが分かりました。たった一言でも心からうれしくなり、頑張ろうという気になります。お電話をいただいたとき(※)も確か水を汲みに行っていた時でした。まさかこの時代に水汲みなんて…と思いましたが、同時にもっとつらい思いをしている方もいるのだと思うと心が痛い思いでいっぱいになりました。地元の子どもたちも元気がないと聞きます。何かできることがあれば…と思う毎日です」
(※3月14日にスポーツのミカタより安否確認の電話を入れた時)

支援活動
JBL
JBL(日本バスケットボールリーグ)は4月10日に北海道でチャリティーイベントとしてクリニックや紅白戦、チャリティーオークションを開催します。詳しくはJBLへ。また、トヨタ自動車アルバルクはチームとして同じく4月10日に東京都府中市でチャリティーイベントを開催します。詳細はこちらへ。また東芝ブレイブサンダースは地元の神奈川県バスケットボール協会および川崎市バスケットボール協会と同じく神奈川県川崎市をホームとするWJBL・富士通レッドウェーブと共同で復興支援イベントとしてバスケットボールクリニックを神奈川県川崎市のとどろきアリーナで開催します。クリニックや3on3、フリースロー大会の参加の受け付けは終了、観戦等は自由です。詳しくは神奈川県バスケットボール協会へ。
JBL2
豊田通商ファイティングイーグルスが4月24日(日)に自社体育館でチャリティーマッチを開催します。対戦相手は現在選考中とのこと。詳細はこちらへ。この他、黒田電気ブリットスピリッツも4月30日(土)にイベントを企画しているということです。
その他
東海大学は4月30日(土)にOB戦をチャリティーマッチとして開催します。詳細はこちらへ。

☆JBL2 2010-2011
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は4月4日に2010-2011シーズンの最終成績を発表した。
 レギュラーシーズンは全試合数の2/3以上が終了していることから、2011年3月6日(日)終了時点のチーム順位を最終順位とすることとなった。しかし、プレーオフが完済されなかったため、『優勝(シーズンチャンピオン)・準優勝・3位』の設定は行わない。
JBL2 2010-2011 レギュラーシーズン最終順位
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 22勝0敗(勝率1.000)
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 16勝7敗(勝率0.696)
3位:TGI・Dライズ 12勝10敗(勝率0.545)
4位:レノヴァ鹿児島 11勝12敗(勝率0.478)
5位:石川ブルースパークス 11勝12敗(勝率0・478)
6位:日立電線ブルドッグス 9勝13敗(勝率0.409)
7位:豊田合成スコーピオンズ 8勝14敗(勝率0.364)
8位:黒田電気ブリットスピリッツ 8勝15敗(勝率0.348)
9位:ビッグブルー東京 4勝18敗(勝率0.182)
※4位と5位は同率のため、解凍チーム間の勝率で順位を決定。
個人賞
MVP 宮崎 泰行(豊田通商#1) 2年連続2回目
ルーキー・オブ・ザ・イヤー 神津 祥平(豊田通商#11)
コーチ・オブ・ザ・イヤー 渡邊 竜二(豊田通商) 2年ぶり2回目
ベスト5
G 並里 祐(レノヴァ鹿児島#3) 初
G/F 宮崎 泰行(豊田通商#1) 2年連続3回目
F 鈴木 鉄夫(アイシンAW#21) 3年連続3回目
F/C 神津 祥平(豊田通商#11) 初
C 劉 衝(Dライズ#45) 初

なお、JBL2は4月5日現在の移籍者リストを公開した。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

※チームをピックアップしてのシーズンのまとめは次号からのスタートとさせていただきます。申し訳ありません。

リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.13

☆東日本大震災後の状況
 東日本大震災から3週間が経ちました。被災地域のチームの状況については新しい情報はありません。※追記:宮城県の仙台銀行はメンバー全員無事ということです。体育館などの被害もありバスケットができるようになる目処は立っていないということでした。4月16日からスタート予定の関東実業団リーグ戦は体育館の使用状況、電力事情、また不参加を表明もしくは検討しているチームのことなどあり、日程は変則あるいは期間の延長となる可能性がありますが、予定されている全試合は全て行う方向ということです。JBL(日本バスケットボールリーグ)はレギュラーシーズンの最終順位を決定。しかしプレーオフが行われなかったことで優勝、準優勝という形の結果はなしとなりました。bjリーグは活動中止となった仙台、東京、埼玉の選手たちが救済制度で他のチームにレンタル移籍する発表が続いています。WJBLでは昨シーズンでチームが廃部となったJALラビッツの新潟へのチーム譲渡が正式に決まり、現在5名の選手と荒HCが新しいチームに移籍することが発表されました。
 復興に向けたチャリティーイベントも企画されています。JBLと北海道バスケットボール協会らが主催するJBLの全チーム参加のイベント(4月10日札幌市)、神奈川県および川崎市の協会とチームの共同で行われるイベントでJBL・東芝ブレイブサンダースとWJBL・富士通レッドウェーブがバスケットボール・クリニックを開催予定(4月10日川崎市)、またJBL・トヨタ自動車アルバルクも4月10日にチャリティーイベントを開催予定と発表しています。※追記:JBL2・豊田通商ファイティングイーグルスが4月24日にチャリティーイベント(チャリティーマッチ)を予定しています。
関東実業団バスケットボール連盟
JBL-日本バスケットボールリーグ
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
WJBL
bjリーグ

☆JBL2 2010-2011
 JBL2の2010-2011シーズンはレギュラーシーズン全27週中25週を終えた時点で3月11日に起きた東日本大震災のため中止(終了)となりました。全てのチームが1試合、もしくは2試合を残してのシーズン終了、そしてシーズンオフとなった今、スポーツのミカタでは来週の『スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.14』(4月8日掲載予定)からチームをピックアップして、シーズンをまとめていく予定です。

リサーチ・文 渡辺美香

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