平成23年度関東実業団バスケットボールリーグ戦は震災の影響で日程にやや変更があったものの、4月23日(土)からスタートしている。5月21日には男子2部も始まり、いよいよ今週末6月4日から男女1部がスタートする。今リーグ戦は代々木第2体育館でのゲームが多く組まれているのも特徴。新ルール、新コートでの初の公式戦となる関東実業団1部のゲームに期待がかかる。
関東実業団バスケットボール連盟
男子1部・2部の日程(pdf)
<男子1部の展望>
今シーズン、まず気になるのが横河電機の連勝と連覇の行方だろう。昨シーズン、全国大会では2大会で優勝を逃したものの、関東ではリーグ戦、選手権ともに連覇を果たしている横河電機。リーグ戦は7連覇で6年連続全勝優勝と現在63連勝となっている。横河電機の連覇を阻むチームの筆頭は昨シーズン後半からチーム状態が上がってきた日本無線。その他、三井住友銀行、曙ブレーキ工業、新生紙パルプ商事、葵企業は2月に行われた全日本実業団選手権でベスト8入りしており、力の差はそれほど大きくないとも言える。
今リーグ戦から新ルールおよび新コートが適用される。震災の影響もあり練習が十分にできていない状況もある中、新しい環境にどこまで対応できているかも大きく影響してくるだろう。
<各チームの状況(新人紹介)>
横河電機
昨シーズン関東では無敗で2冠だったが、全国では全日本実業団競技大会のみの1冠に終わった横河電機。その悔しさもあってかスタッフ・選手ともに全員残留しリベンジにかけている様子。新人の加入によりインサイドの補強はできたが、今シーズンから3ポイントエリアが広くなる中でのアウトサイドの得点力はどうなっているか。連勝、連覇というだけでなくリーグ戦での主役になるチームの筆頭だろう。
新人
#20 張 威威 専修大 198㎝
三井住友銀行
昨シーズンは秋以降あまり状態が上がらなかった三井住友銀行だが、今シーズン序盤も怪我人等の影響からかチームはあまり良い状態ではないという。しかし、主力の選手個々には好調の部分もあり、リーグ戦が始まって前半戦を上手く戦えれば状況は変わってくるだろう。
新人
#16 西中 大史 早稲田大 183㎝
#37 井関 慎平 同志社大 177㎝
日本無線
三井住友銀行とは逆に昨シーズン後半から安定して力を発揮するようになった日本無線は今リーグ戦でも優勝候補に挙げられるだろう。個性の強い選手が多いだけに、それぞれがかみ合えば強さを発揮できる。
新人
#7 松林 弘祐 明治大 188㎝
#9 小林 純也 青山学院大 180㎝
曙ブレーキ工業
新人2名が入り関東実業団1部の中で最も登録メンバーの多いチームとなった。また、主力としてプレーできる人数も10人以上とどこよりも多い。その選手層の厚さをどこまで活かせるか。
新人
#10 駒水 豪 明治大 195㎝
#20 河本 裕一 福岡大 180㎝
新生紙パルプ商事
昨年のリーグ戦では6年ぶりに下位となった新生紙パルプ商事。新人1名が加入したが引退した選手もいることで人数は変わらない。12人中190㎝以上が6人と平均身長では1部でトップ(平均身長186㎝)。昨シーズン課題だったディフェンスが本来のこのチームの状況に戻せれば優勝戦線に絡めるだろう。
新人
#27 宇田川 一馬 青山学院大 190㎝
葵企業
例年、リーグ戦はなかなか結果が残せない葵企業。今シーズンは新人で203㎝の選手を補強しているが、キャリアの課題もありどこまで上手くその高さを使えるかが難しいところ。今年こそ念願の全日本実業団競技大会出場を果たせるか(上位5位以内)。
新人
#20 羽立 龍太 国士舘大 203㎝
東京日産
昨シーズンに続き新人のない東京日産は、昨年同様厳しいリーグ戦となるだろう。しかし、2月の全国大会でも三井住友銀行に肉薄するゲームをしているなど地力のあるチームだけに、その頑張りに期待したい。
富士通
2年ぶりの1部でのリーグ戦となる富士通は新人が3名と1部の中では一番の補強となっている。特に高さのある選手が2人入ったことは大きいか。前回の1部の時は1勝を挙げることができなかったが、この1年間の経験で個々の選手とチームがどこまで成長できているか。主力に若い選手が多いだけに、勢いに乗ると怖い半面、粘り所でどこまで粘れるかも重要となるだろう。
新人
#15 中務 健治 東海大 188㎝
#24 于 春龍 日本体育大 192㎝
#32 中山 徹大 東海大 196㎝
文 渡辺美香