スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.2
今号では今週末から再開するJBL2をチーム毎に前半戦のまとめと後半戦の展望を行った。
☆JBL2 2010-2011
オールジャパンを挟んで中断していたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)のレギュラーシーズンが1月15日(土)から再開する。現在14週が終わったところで、トップの豊田通商が11勝0敗でトップ、アイシンAWが10勝3敗で2位、そしてDライズが8勝4敗で3位となっている。各チームの前半戦の状況と後半戦の展望を予想する。
1位:豊田通商ファイティングイーグルス(11勝0敗)
JBL2となって以来プレーオフも含め黒星のない豊田通商は、今シーズンも前半戦を無敗と強さを誇っている。しかし今シーズンはチームの状態が安定せず、1試合を通してチームの力を出せているゲームがほとんどない。その状態がそのままオールジャパン3回戦のJBL・日立サンロッカーズ戦でも表れ、格上のチーム相手にチームとしての力を出せないまま終わった感がある。ここでチームをどう立て直してくるかが重要となるが、後半戦のスタート、Dライズとの2連戦でチームの意識向上が見られるかどうか。
2位:アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(10勝3敗)
今シーズン前半は怪我に泣かされている印象のあるアイシンAW。得点源でもある#3吉田の離脱をはじめ、常に主力に怪我人がいる状態で前半戦を戦ってきた。オールジャパンでは吉田と#11金子以外は復帰、後半戦に向けていい状態でJBL・パナソニックトライアンズとの対戦を終えることができた。まずは「競る展開になることが多い」と中嶋HCも言うレノヴァとの2連戦を乗り切れれば、後半戦波に乗る可能性も高い。今一つ本調子とは言えない#6伊與田、怪我人の穴を埋める活躍を見せている#7横本、怪我から復帰まもない#9足立らがキーとなるか。
3位:TGI・Dライズ(8勝4敗)
前半戦では序盤苦しい展開になったものの、JBL・リンク栃木ブレックスから#37並里が移籍するとチームのオフェンスが一変した。オールジャパンでもトヨタ自動車アルバルク相手に現在の力を出すことができた。この勢いを後半戦につなげたいところ。後半戦のスタートはトップの豊田通商との2連戦。この2連戦を連勝すれば一気にトップ争いに、また1勝でもあげればリーグ後半戦の流れは変わってくるだろう。また、選手の登録変更期限が近づいている。今シーズンのコールアップの可能性はあるのか、最終的なロスターはどうなるのか、コールアップの可能性がなくなった後の個々の選手のモチベーションはどうなるかなどこれまでにはない状況が予想される。
4位:豊田合成スコーピオンズ(6勝6敗)
前半戦で下位チームに対しての黒星の少なさで4位をキープしている。現在6位のレノヴァとは3戦すべて終えており2勝1敗で豊田合成が上回っていることは最終順位に大きく影響してくるかもしれない。後半戦のスタートが2順目に入ってから調子を上げている黒田電気との2連戦となっている。この2連戦が後半戦をうらなう重要な試合になってくるだろう。前半戦の最終戦、体調不良で欠場した#11大原がオールジャパンでも今一つ不調だったのが気になるところ。「大原はチームオプションの1つ」と福留HCは語るが、やはりこの選手の存在は大きい。また、足の故障で欠場中の#40地濃の復帰も待たれる。
5位:石川ブルースパークス(6勝6敗)
昨シーズン初のファイナルに進出した石川だが、今シーズンは今一つチーム状態が安定しない。アイシンAWに勝利する試合もあれば、9位のビッグブルーに敗れるなど星もばらつきがあり、勝率は同じながら豊田合成の下位になっている。攻守にゲームをコントロールしていたネイサン・ストゥープスがチームを離れた影響は大きいか。昨シーズンに比べるとインサイドを機能させられないことも厳しい結果につながっている様子。後半戦のスタートはホームで日立電線との2連戦となる。インサイドが厳しい日立電線に対しては連勝したいところだが、ここで星を落とすとさらに厳しい状況になってくるか。
6位:レノヴァ鹿児島(6勝7敗)
昨シーズンに比べるといい前半戦となっているレノヴァだが、昨シーズン同様接戦をなかなか勝ち星につなげられない状況は続いている。シーズン途中での新規選手の加入や怪我人の復帰など、まだチームが安定していない部分も大きいか。後半戦のスタートであるアイシンAWとの2連戦で勝ち星があげられれば後半戦の流れは変わってくる可能性はある。豊田合成にはすでに負け越しが決まっており、今後は4位を争う可能性のあるチームから確実に勝ち星を取っていきたいところだろう。
7位:黒田電気ブリットスピリッツ(4勝9敗)
序盤、チームの要でもある#13富田が故障明けということもあり調子が上がらず黒星が続いた黒田電気。その後徐々に調子をあげ、現在5位以下のチームからは全て白星をあげている。後半戦をうらなう今週末の豊田合成との2連戦だが、すでに1敗していることから2連勝が勝ち越しの絶対条件となる。逆にここで2連勝すれば、一気に4位争いに入っていくことも予想され、この2連戦の勝ち星が今後に大きく影響するだろう。まずは連戦の際の2日間続けてモチベーションを維持することができるかが重要。
8位:日立電線ブルドッグス(4勝9敗)
高村がチームを離れたことによりインサイドが厳しくなった日立電線は前半戦でなかなか勝ち星をあげられず8位となっている。幅広いポジションをこなし今シーズンチームの中心となっていた#34尾崎が怪我で離脱、厳しい状況が続いている。チームや選手個々の意識は高いが、勝ち星につながらないことが精神的にどう影響してくるか。後半戦のスタートは石川との2連戦。石川にはすでに1敗しているため、2連勝しなくては勝ち越しはない。ここも2連勝すればプレーオフ争いに加わる可能性もあるが、まずは確実に勝ち星をあげていきたいところ。
9位:ビッグブルー東京(1勝12敗)
2週目で石川に勝利し今シーズン初白星をあげたビッグブルーだったが、その後は連敗が続いている。2年目の#5坂上の得点が伸びないことが気になるところ。今シーズンからチームキャプテンとなった#13深尾は「とにかく1つでも勝ち星をあげていきたい」と語っていたが、連敗が続く中モチベーションの維持が重要となってくる。後半戦は23日のアイシンAW戦がスタートとなる。なかなか練習が十分にできないというこの休止期間をいい形で過ごせているかどうか、初戦が気になるところ。
後半戦スタートはいきなりの2連戦となり、この2日間が後半戦、さらにはレギュラーシーズンの最終順位に与える影響は大きいか。注目はやはりこの2シーズン半JBL2では負けなしの豊田通商に土をつけるチームが現れるかどうかだろう。レギュラーシーズンは3月20日(日)の第27週まで、そして3月26・27日に愛知県小牧市で上位4チームが出場するプレーオフが行われる。
JBL2‐日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 2010-2011
☆オールジャパン2011
第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2011)は1月10日(月・祝)に最終日を迎え、男子はアイシンシーホース、女子はJXサンフラワーズの優勝で幕を閉じた。
男子はベスト8が全てJBLのチームとなった男子は準々決勝ではアイシンシーホースがレラカムイ北海道にビハインドスタートとなったが逆転勝利、それ以外はパナソニックトライアンズがリンク栃木ブレックスに、トヨタ自動車アルバルクが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに、そして日立サンロッカーズが東芝ブレイブサンダースにそれぞれ勝利し準決勝に進んだ。
準決勝は2試合とも接戦となり、パナソニックトライアンズが逆転でトヨタ自動車アルバルクに勝利、アイシンシーホースは日立サンロッカーズに残り1秒で同点にされるも延長で引き離し勝利した。
延長に突入する接戦となった決勝戦は、アイシンシーホースが残り2分からパナソニックトライアンズを引き離し勝利、4連覇を果たした。
女子の決勝も接戦となったが、JXサンフラワーズが逃げ切り勝利、3年連続16回目の優勝を決めた。
オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
スポーツのミカタ:オールジャパン2011
取材・リサーチ・文 渡辺美香












































































































