全日本総合選手権2011

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.2

 今号では今週末から再開するJBL2をチーム毎に前半戦のまとめと後半戦の展望を行った。

☆JBL2 2010-2011
 オールジャパンを挟んで中断していたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)のレギュラーシーズンが1月15日(土)から再開する。現在14週が終わったところで、トップの豊田通商が11勝0敗でトップ、アイシンAWが10勝3敗で2位、そしてDライズが8勝4敗で3位となっている。各チームの前半戦の状況と後半戦の展望を予想する。
1位:豊田通商ファイティングイーグルス(11勝0敗)
 JBL2となって以来プレーオフも含め黒星のない豊田通商は、今シーズンも前半戦を無敗と強さを誇っている。しかし今シーズンはチームの状態が安定せず、1試合を通してチームの力を出せているゲームがほとんどない。その状態がそのままオールジャパン3回戦のJBL・日立サンロッカーズ戦でも表れ、格上のチーム相手にチームとしての力を出せないまま終わった感がある。ここでチームをどう立て直してくるかが重要となるが、後半戦のスタート、Dライズとの2連戦でチームの意識向上が見られるかどうか。
2位:アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(10勝3敗)
 今シーズン前半は怪我に泣かされている印象のあるアイシンAW。得点源でもある#3吉田の離脱をはじめ、常に主力に怪我人がいる状態で前半戦を戦ってきた。オールジャパンでは吉田と#11金子以外は復帰、後半戦に向けていい状態でJBL・パナソニックトライアンズとの対戦を終えることができた。まずは「競る展開になることが多い」と中嶋HCも言うレノヴァとの2連戦を乗り切れれば、後半戦波に乗る可能性も高い。今一つ本調子とは言えない#6伊與田、怪我人の穴を埋める活躍を見せている#7横本、怪我から復帰まもない#9足立らがキーとなるか。
3位:TGI・Dライズ(8勝4敗)
 前半戦では序盤苦しい展開になったものの、JBL・リンク栃木ブレックスから#37並里が移籍するとチームのオフェンスが一変した。オールジャパンでもトヨタ自動車アルバルク相手に現在の力を出すことができた。この勢いを後半戦につなげたいところ。後半戦のスタートはトップの豊田通商との2連戦。この2連戦を連勝すれば一気にトップ争いに、また1勝でもあげればリーグ後半戦の流れは変わってくるだろう。また、選手の登録変更期限が近づいている。今シーズンのコールアップの可能性はあるのか、最終的なロスターはどうなるのか、コールアップの可能性がなくなった後の個々の選手のモチベーションはどうなるかなどこれまでにはない状況が予想される。
4位:豊田合成スコーピオンズ(6勝6敗)
 前半戦で下位チームに対しての黒星の少なさで4位をキープしている。現在6位のレノヴァとは3戦すべて終えており2勝1敗で豊田合成が上回っていることは最終順位に大きく影響してくるかもしれない。後半戦のスタートが2順目に入ってから調子を上げている黒田電気との2連戦となっている。この2連戦が後半戦をうらなう重要な試合になってくるだろう。前半戦の最終戦、体調不良で欠場した#11大原がオールジャパンでも今一つ不調だったのが気になるところ。「大原はチームオプションの1つ」と福留HCは語るが、やはりこの選手の存在は大きい。また、足の故障で欠場中の#40地濃の復帰も待たれる。
5位:石川ブルースパークス(6勝6敗)
 昨シーズン初のファイナルに進出した石川だが、今シーズンは今一つチーム状態が安定しない。アイシンAWに勝利する試合もあれば、9位のビッグブルーに敗れるなど星もばらつきがあり、勝率は同じながら豊田合成の下位になっている。攻守にゲームをコントロールしていたネイサン・ストゥープスがチームを離れた影響は大きいか。昨シーズンに比べるとインサイドを機能させられないことも厳しい結果につながっている様子。後半戦のスタートはホームで日立電線との2連戦となる。インサイドが厳しい日立電線に対しては連勝したいところだが、ここで星を落とすとさらに厳しい状況になってくるか。
6位:レノヴァ鹿児島(6勝7敗)
 昨シーズンに比べるといい前半戦となっているレノヴァだが、昨シーズン同様接戦をなかなか勝ち星につなげられない状況は続いている。シーズン途中での新規選手の加入や怪我人の復帰など、まだチームが安定していない部分も大きいか。後半戦のスタートであるアイシンAWとの2連戦で勝ち星があげられれば後半戦の流れは変わってくる可能性はある。豊田合成にはすでに負け越しが決まっており、今後は4位を争う可能性のあるチームから確実に勝ち星を取っていきたいところだろう。
7位:黒田電気ブリットスピリッツ(4勝9敗)
 序盤、チームの要でもある#13富田が故障明けということもあり調子が上がらず黒星が続いた黒田電気。その後徐々に調子をあげ、現在5位以下のチームからは全て白星をあげている。後半戦をうらなう今週末の豊田合成との2連戦だが、すでに1敗していることから2連勝が勝ち越しの絶対条件となる。逆にここで2連勝すれば、一気に4位争いに入っていくことも予想され、この2連戦の勝ち星が今後に大きく影響するだろう。まずは連戦の際の2日間続けてモチベーションを維持することができるかが重要。
8位:日立電線ブルドッグス(4勝9敗)
 高村がチームを離れたことによりインサイドが厳しくなった日立電線は前半戦でなかなか勝ち星をあげられず8位となっている。幅広いポジションをこなし今シーズンチームの中心となっていた#34尾崎が怪我で離脱、厳しい状況が続いている。チームや選手個々の意識は高いが、勝ち星につながらないことが精神的にどう影響してくるか。後半戦のスタートは石川との2連戦。石川にはすでに1敗しているため、2連勝しなくては勝ち越しはない。ここも2連勝すればプレーオフ争いに加わる可能性もあるが、まずは確実に勝ち星をあげていきたいところ。
9位:ビッグブルー東京(1勝12敗)
 2週目で石川に勝利し今シーズン初白星をあげたビッグブルーだったが、その後は連敗が続いている。2年目の#5坂上の得点が伸びないことが気になるところ。今シーズンからチームキャプテンとなった#13深尾は「とにかく1つでも勝ち星をあげていきたい」と語っていたが、連敗が続く中モチベーションの維持が重要となってくる。後半戦は23日のアイシンAW戦がスタートとなる。なかなか練習が十分にできないというこの休止期間をいい形で過ごせているかどうか、初戦が気になるところ。
 後半戦スタートはいきなりの2連戦となり、この2日間が後半戦、さらにはレギュラーシーズンの最終順位に与える影響は大きいか。注目はやはりこの2シーズン半JBL2では負けなしの豊田通商に土をつけるチームが現れるかどうかだろう。レギュラーシーズンは3月20日(日)の第27週まで、そして3月26・27日に愛知県小牧市で上位4チームが出場するプレーオフが行われる。
JBL2‐日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 2010-2011

☆オールジャパン2011
 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2011)は1月10日(月・祝)に最終日を迎え、男子はアイシンシーホース、女子はJXサンフラワーズの優勝で幕を閉じた。
 男子はベスト8が全てJBLのチームとなった男子は準々決勝ではアイシンシーホースがレラカムイ北海道にビハインドスタートとなったが逆転勝利、それ以外はパナソニックトライアンズがリンク栃木ブレックスに、トヨタ自動車アルバルクが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに、そして日立サンロッカーズが東芝ブレイブサンダースにそれぞれ勝利し準決勝に進んだ。
 準決勝は2試合とも接戦となり、パナソニックトライアンズが逆転でトヨタ自動車アルバルクに勝利、アイシンシーホースは日立サンロッカーズに残り1秒で同点にされるも延長で引き離し勝利した。
 延長に突入する接戦となった決勝戦は、アイシンシーホースが残り2分からパナソニックトライアンズを引き離し勝利、4連覇を果たした。
 女子の決勝も接戦となったが、JXサンフラワーズが逃げ切り勝利、3年連続16回目の優勝を決めた。
オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
スポーツのミカタ:オールジャパン2011

取材・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.1

 2011年の第1号はオールジャパン特集。1~3回戦までのJBL2と実業団の試合を中心にレポートします。

☆オールジャパン2011
 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会が2011年1月2日、代々木第1体育館、代々木第2体育館、代々木第3体育館の3会場で開幕した。社会人選手権1位の九州電力、2位の日本無線、3位で東北ブロックからの出場となったJR東日本秋田の3チームは1回戦からスタート。JBL2は出場4チーム中1位の豊田通商と2位のアイシンAW、3位のDライズは2回戦からスタートとなり、4位の豊田合成のみが1回戦から登場した。

<男子1回戦>
 JBL2・4位、大学6~8位、社会人1・2位、高校、地方9全ての16チームが1回戦からスタートとなった。JBL2・4位、大学3チーム全て、社会人2位、地方3(東北、関東、中国)の8チームが勝ちあがった。
※1回戦全ての結果はこちら
○豊田合成 76 ( 20-15  25-21  16-11  15-19 ) 66 福太郎クラブ●
 シュート確率の悪い豊田合成が得点が伸びず苦しんだが、徐々に福太郎クラブを引き離し勝利、3回目の出場で初の1勝を挙げた。
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●愛媛教員クラブ 62 ( 11-33  18-16  14-24  19-12 ) 85 日本無線○
 スタートから日本無線が好調に得点を重ね、第1ピリオドで22点差をつけリードする。その後はバタバタとした展開となるもリードを守り勝利した。
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●九州電力 57 ( 11-12  13-20  15-20  18-19 ) 71 千葉エクスドリームス○
 試合は重たい展開でスタートした。流れは千葉エクスドリームスに傾きながらも、九州電力がなんとかつなぎ前半をロースコアで終える。徐々にリズムができてきた千葉エクスドリームスに比べ、チームとしてのプレーがつながらない九州電力は何度か流れが来そうなところでミスが出るなどし追い上げることができない。千葉エクスドリームスがリードを守り勝利した。
「みんなバラバラで、チームとしてやりたいことも何もできませんでした。浮足立ってるっていうか、雰囲気に呑まれてるというか、全然ダメでしたね」と九州電力#5中川は本来の力を出すことができなかったゲームに悔しさを滲ませた。
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●新潟教員 60 ( 7-24  19-21  21-23  13-18 ) 86 JR東日本秋田○
 試合開始から集中して臨んだJR東日本秋田がリズムのできない新潟教員を抑え点差を拡げる。第2ピリオドからは新潟教員も粘りを見せるも、要所でミスが出るなどし追い上げることができず、JR東日本秋田がそのままリードを守り勝利した。JR東日本秋田は3回目の出場で初勝利となった。
 11月末の東北実業団選手権の際の怪我のため、練習再開がこの大会のわずかに2週間前となった#24高橋は「まだまだ体が重くて、思うように動けないです」と語る。2回戦は大学2位の慶應義塾大との対戦となる。「全くやれないという訳ではないと思います。自分たちのバスケットがどこまで通用するかやってみたい」と柿崎HCは意欲を見せた。
 新潟国体に向けての強化チームの位置づけも持っていた新潟教員チーム。その中心選手である#4堀はこの試合で現役引退を示唆している。教員としての仕事が忙しいこともあり「全然練習ができてません。一段と動けなくなりました」と試合後#4堀は苦笑いで言った。
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<男子2回戦>
 JBL2・1~3位、大学1~5位の8チームに1回戦を勝ち上がった8チームが挑戦したが、8試合すべてシードチームが勝利した。
※2回戦の全ての結果はこちら
○青山学院大 102 ( 29-13  19-16  25-12  29-17 ) 58 豊田合成●
 インサイドの軸である#40地濃が怪我のためプレーできない中、#34朝山、#0原田、#39田中の負担は多くなったが、リーグ戦以上の力を発揮できた部分もある。「どんなに相手が大きくても頑張って攻めるインサイド」が売りだと福留コーチが言っていたが、それをある程度体現できただろう。「少しはやれた部分もありますが、課題が見えたゲームでした。これをこの後のリーグに活かしていきたいです」と福留コーチは語った。
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●日本無線 65 ( 17-27  17-17  13-32  18-33 ) 109 豊田通商○
 後半大きく引き離された日本無線だったが、攻守に選手一人ひとりが集中したプレーを見せ、外国人選手を擁する豊田通商相手に一歩も引かないゲームを展開した。この試合で改めて日本無線の個々の選手の能力と集中した時のポテンシャルの高さを見せつけることができた。途中で指を痛め「2月のことを考えてベンチに下がるかどうかを悩んだ」という#6鈴木伸。結局コートに立ち続け、途中では痛みのある右手でトランジションからのクイックでの3ポイントシュートを決め会場を沸かせた。「痛めてからシュートの感覚が全然変わってしまって。でも1回くらいはワッと沸かせたいって思って。意地ですかね」と語ると「もうちょっとやれたかなと言うのはありますが、今の力は出せたと思います。これを2月)全日本実業団選手権)につなげたいですね。全国で優勝したいです」と笑顔で言った。
 豊田通商はこの日は#1宮崎のシュートが好調に決まったこともあり危なげない展開となったが、全体的にチームがまとまらず個々の能力でのみリードしていた印象。終盤になって#0飯田、#11神津らがチームとしての流れを作ったが、翌日のJBLとの対戦となる3回戦に向けて不安を感じさせる試合となった。
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●Beans 68 ( 18-22  15-10  11-23  24-22 ) 77 アイシンAW○
 Beansのオフェンスを止め切れずリズムが作れないアイシンAWだったが、第3ピリオドで一気に引き離すとそのリードを守り勝利した。
 試合後、「危なかったです」と苦笑いの#1藤村。「何が悪いって感じではなかったのですが、なにか変でしたね」と苦戦した試合を振り返った。
 Beansの土橋HCは中学校の教員。「中学生の指導もやっています。やはりJBL2に勝つのは難しかったですね。また出直して来年も出場できるように頑張ります」と語った。この試合でも25得点を挙げたポイントゲッターの#20河相は日本リーグ時代の埼玉ブロンコスに在籍していた。試合後、次の試合のためコートサイドに控えていた当時のHCである三木コーチ(京都産業大)に挨拶。「頑張ってるな」と声をかけられ、いやいやと首をかしげながらも笑顔で応えていた。
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○Dライズ 96 ( 22-15  23-11  28-28  23-16 ) 70 京都産業大●
 初出場のDライズがオールジャパン初勝利を挙げた。
●JR東日本秋田 71 ( 13-27  24-26  20-18  14-32 ) 103 慶應義塾大○
 好ゲームを展開しながらも、序盤の点差が響き、最後は体力的に厳しく引き離されたJR東日本秋田。しかし、見ている人には実業団チームの“頑張る大人のバスケット”を強く印象付けた。大学2位のチームとの対戦。「ゾーンディフェンスがもうちょっとのところで振り切られてしまって、相手にフリーのシュートを打たれてしまいました。ゾーンの問題点も見えたし、いろいろと収穫のある試合でした」と佐藤正司アシスタントコーチ。「慶應大は一人一人がしっかりとしたプレーをきちんとやってくるチームでしたね。みんなが最後まで頑張るチームでした。一つ一つのプレーはちょっとした差なのですが、それが結局点差につながりましたね」とベテラン#13佐藤哲朗(佐藤アシスタントコーチの兄)は残念そうに言いながら、今のチームの力をある程度出し切れたことに満足そうな様子も見せた。「(#11)一戸の負担が大きかったです。もうちょっと楽にやらせてやれれば良かったのですが」と佐藤正司アシスタントコーチが言う#11一戸は試合後「最後は足にきちゃいました」と苦笑い。#9石橋は「もうやるだけなので積極的にいきました」と笑顔で言った。
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<男子3回戦>
 JBL2・1~3位、大学1~5位の8チームがJBLに挑んだ3回戦。リンク栃木ブレックスvs東海大戦は延長戦に持ち込まれ、リンク栃木ブレックスが逃げ切った。レラカムイ北海道vs青山学院大戦も終始競った展開となるが、終盤レラカムイ北海道が流れをつかと青山学院大を引き離し勝利した。この他全てJBLのチームが勝利し、ベスト8はJBLで占められた。
※3回戦の全ての結果はこちら(4日)こちら(5日)
○日立サンロッカーズ 86 ( 27-16  14-9  28-19  17-8 ) 52 豊田通商●
「チームがバラバラでした」と試合後渡邊HCは厳しい表情で言った。今シーズンチーム状態がよくないままここまで来た。「オールジャパンになると気持ちも違う」と誰もが思っていたところがあったが、シーズン中の悪い状態がそのまま出てしまった感がある。「その中でもこれまでどこか力を出していない感じだった#11神津や#0飯田がいいプレーを見せてくれたことがよかった」と渡邊HCは振り返る。「もっとやれたと思うんです」と#11神津は悔しそうに言った。リーグ戦中はプレーに迷いのある様子が見られた#0飯田だったが、オールジャパンでは思い切りのいいプレーを見せた。「今日は吹っ切れてやれました。これからがまだまだ大変ですが頑張りたいです」と語った。
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○パナソニックトライアンズ 108 ( 31-12  34-12  24-14  19-21 ) 59 アイシンAW●
 #21鈴木のファールトラブルでインサイドが厳しい中、#4中村、#15落合が奮起し、#7横本の積極的に得点に絡むプレーで流れを作っていった。「点差はつきましたが、収穫のあるゲームでした」と試合後、中嶋HCもある程度満足できる結果と評価した。
 パナソニックトライアンズ#7小林はアイシンAW#3吉田と高校(宮崎県立小林高)の同期。お互いにルーキーシーズンだった2年前は激しいマッチアップがを見せたが、今回は吉田が欠場で2人の対戦は見送りとなった。「組み合わせが決まっていろいろな人から『周平(アイシンAW#3吉田)との対戦が楽しみ』ってメールをもらったんですけどね。本当に残念です。今度チャンスがあれば是非やりたいですね」(パナソニックトライアンズ#7小林)。
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●Dライズ 56 ( 14-28  12-23  17-26  13-26 ) 103 トヨタ自動車アルバルク○
 序盤から差のつく展開となったが、Dライズの選手は諦めることなくプレー。「みんなが集中してやってくれました。今の力を出せたと思います」と#3荒井。落合HCも「やれるだけのことは十分やれたと思う。残りのリーグを全勝するつもりで頑張ります」と表情を引き締めて語った。オールジャパンが今シーズンはDライズの選手としての唯一の公式戦でのプレーとなった#88高村(詳細はDライズ公式HPへ)。「とにかくやれるだけのことをやりたいです」とこの試合にかける思いを試合前に語っていた。
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 オールジャパン男子は3回戦を終え、ベスト8は全てJBLのチームとなり、後はJBL同士の対戦が決勝まで続く。
 女子は1月6日に準々決勝を終え、WJBLの上位4チームがそのままベスト4に残った。実業団で社会人1位で出場した山形銀行は3回戦で日立ハイテククーガーズに勝利しベスト8入りを果たしたが、準々決勝でJXサンフラワーズに敗れた。
 1月7日に男子準決勝、1月8日に男女準決勝、1月9日が女子決勝、そして1月10日に男子決勝が全て代々木第1体育館で行われる。

オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
スポーツのミカタ:オールジャパン2011

取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2011 4日目の結果

 1月2日からスタートした第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会は4日目を迎えた。この日は男女3回戦16試合のうちの残り8試合が代々木第1体育館、代々木第2体育館の2会場で行われた。明日6日(木)は女子の準々決勝4試合が代々木第1体育館で行われる。

<4日目の結果>
男子3回戦
○パナソニックトライアンズ 108 ( 31-12  34-12  24-14  19-21 ) 59 アイシンAW●
●東海大 101 ( 21-23  19-25  24-21  30-25 7-23* ) 108 リンク栃木ブレックス○
●Dライズ 56 ( 14-28  12-23  17-26  13-26 ) 103 トヨタ自動車アルバルク○
○三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ 96 ( 30-12  26-15  26-15  14-21 ) 63 慶應義塾大●

女子3回戦
○富士通レッドウェーブ 77 ( 24-9  20-7  17-13  16-12 ) 41 トヨタ紡織●
●拓殖大 63 ( 7-19  13-24  26-19  17-16 ) 78 日本航空JALラビッツ○
●エバラ 52 ( 13-28  9-21  10-29  20-21 ) 99 トヨタ自動車アンテロープス○
○アイシン・エイ・ダブリュウィングス 87 ( 29-17  12-21  17-12  29-7 ) 57 白鴎大●

※ボックススコアやレポートなどは公式サイト

<今後の予定>
会場:代々木第1体育館
1月6日(木)
女子準々決勝
12:00 富士通レッドウェーブ vs 日本航空JALラビッツ
14:00 アイシン・エイ・ダブリュウィングス vs トヨタ自動車アンテロープス
17:00 JXサンフラワーズ vs 山形銀行
19:00 シャンソン化粧品シャンソンVマジック vs デンソーアイリス

1月7日(金)
男子準々決勝
12:00 パナソニックトライアンズ vs リンク栃木ブレックス
14:00 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ vs トヨタ自動車アルバルク
17:00 アイシンシーホース vs レラカムイ北海道
19:00 日立サンロッカーズ vs 東芝ブレイブサンダース

1月8日(土)
12:00 女子準決勝
14:00 女子準決勝
17:00 男子準決勝
19:00 男子準決勝

1月9日(日)
14:00 女子決勝

1月10日(月・祝)
14:00 男子決勝

オールジャパン2011 3日目の結果

 1月2日からスタートした第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会は3日目を迎えた。この日は男女3回戦16試合のうちの8試合が代々木第1体育館、代々木第2体育館の2会場で行われた。明日5日(水)は3回戦の残り8試合が行われる。

<3日目の結果>
男子3回戦
○アイシンシーホース 100 ( 22-8  26-17  30-18  22-20 ) 63 関東学院大●
●青山学院大 88 ( 19-25  23-20  23-26  23-30 ) 101 レラカムイ北海道○
●明治大 57 ( 10-32  18-26  11-26  18-32 ) 116 東芝ブレイブサンダース○
○日立サンロッカーズ 86 ( 27-16  14-9  28-19  17-8 ) 52 豊田通商●

女子3回戦
○JXサンフラワーズ 110 ( 32-11  22-23  31-25  25-14 ) 73 札幌山の手高●
○山形銀行 70 ( 20-21  18-16  9-16  23-14 ) 67 日立ハイテククーガーズ●
●三菱電機コアラーズ 73 ( 21-25  10-25  14-18  28-20 ) 88 デンソーアイリス○
○シャンソン化粧品シャンソンVマジック 74 ( 25-22  14-13  17-8  18-17 ) 60 筑波大●

※ボックススコアやゲームレポートなどは公式サイト

<4日目の予定>
1月5日(木)
男子3回戦
17:00
代々木1 パナソニックトライアンズ vs アイシンAW
代々木2 東海大 vs リンク栃木ブレックス
19:00
代々木1 Dライズ vs トヨタ自動車アルバルク
代々木2 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ vs 慶應義塾大

女子3回戦
12:00
代々木1 富士通レッドウェーブ vs トヨタ紡織
代々木2 拓殖大 vs 日本航空JALラビッツ
14:00
代々木1 エバラ vs トヨタ自動車アンテロープス
代々木2 アイシン・エイ・ダブリュウィングス vs 白鴎大

オールジャパン2011 2日目の結果

 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会が1月2日スタートした。2日目となる3日(月)は男女2回戦が代々木第1体育館、代々木第2体育館、東京体育館の3会場で行われた。2回戦の勝者は4・5日の3回戦へと進み、トップリーグのチームに挑戦する。

<2日目の結果>
男子2回戦
●日本大 68 ( 18-13  15-25  23-16  12-16 ) 70 関東学院大○
○青山学院大 102 ( 29-13  19-16  25-12  29-17 ) 58 豊田合成●
○明治大 76 ( 17-15  14-13  15-17  30-17 ) 62 中央大●
●日本無線 65 ( 17-27  17-17  13-32  18-33 ) 109 豊田通商○
●Beans 68 ( 18-22  15-10  11-23  24-22 ) 77 アイシンAW○
○東海大 95 ( 26-9  20-4  22-18  27-16 ) 47 千葉エクスドリームス●
○Dライズ 96 ( 22-15  23-11  28-28  23-16 ) 70 京都産業大●
●JR東日本秋田 71 ( 13-27  24-26  20-18  14-32 ) 103 慶應義塾大○

女子2回戦
○札幌山の手高 69 ( 20-20  13-13  11-21  25-14 ) 68 愛知学泉大●
○山形銀行 82 ( 18-7  15-17  21-27  28-16 ) 67 松陰大●
●順天堂大 49 ( 9-22  6-17  18-20  16-14 ) 73 筑波大○
○三菱電機 79 ( 24-17  16-22  19-15  20-13 ) 67 環太平洋大●
●秋田銀行 52 ( 12-26  16-21  16-17  8-19 ) 83 トヨタ紡織○
○拓殖大 66 ( 17-13  11-17  19-13  19-13 ) 56 大阪人間科学大●
○白鴎大 78 ( 24-16  19-14  13-14  22-24 ) 68 ビッグブルー●
○エバラ 82 ( 24-7  21-16  12-13  25-19 ) 55 武庫川女子大●

※ボックススコアやゲームレポートなどは公式サイト

<4日目の予定>
12月4日(火)
男子3回戦
17:00
代々木1 アイシンシーホース vs 関東学院大
代々木2 青山学院大 vs レラカムイ北海道
19:00
代々木1 明治大 vs 東芝ブレイブサンダース
代々木2 日立サンロッカーズ vs 豊田通商

女子3回戦
12:00
代々木1 JXサンフラワーズ vs 札幌山の手高
代々木2 山形銀行 vs 日立ハイテククーガーズ
14:00
代々木1 三菱電機 vs デンソーアイリス
代々木2 シャンソン化粧品シャンソンVマジック vs 筑波大

オールジャパン2011 1日目の結果

 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会が1月2日スタートした。1日目は男女1回戦が代々木第1体育館、代々木第2体育館、東京体育館の3会場で行われた。1回戦の勝者は明日3日の2回戦へと駒を進めた。

<1日目の結果>
男子1回戦
○日本大 91 ( 30-22  19-24  26-19  16-14 ) 79 EDGE・1●
○豊田合成 76 ( 20-15  25-21  16-11  15-19 ) 66 福太郎クラブ●
○中央大 79 ( 14-15  13-17  28-15  24-19 ) 66 宮田自動車●
●愛媛教員クラブ 62 ( 11-33  18-16  14-24  19-12 ) 85 日本無線○
○Beans 87 ( 13-24  28-13  28-12  18-13 ) 62 八王子高●
●九州電力 57 ( 11-12  13-20  15-20  18-19 ) 71 千葉エクスドリームス○
○京都産業大 89 ( 12-19  32-19  18-17  27-16 ) 71 はじめましてメイクアップ●
●新潟教員 60 ( 7-24  19-21  21-23  13-18 ) 86 JR東日本秋田○

女子1回戦
●山形大 66 ( 22-21  13-23  16-8  15-17 ) 69 札幌山の手高○
●足羽高 80 ( 18-34  20-36  30-20  12-34 ) 124 松陰大○
○順天堂大 97 ( 25-16  25-5  28-12  19-13 ) 46 今治オレンジブロッサム●
○環太平洋大 77 ( 16-15  11-18  26-12  24-13 ) 58 天理大●
●西南女学院大 58 ( 21-9  7-18  17-14  13-19 ) 60 秋田銀行○
●鶴屋百貨店 49 ( 15-18  16-19  10-17  8-20 ) 74 大阪人間科学大○
○白鴎大 78 ( 20-21  23-14  15-17  20-13 ) 65 札幌大●
●イカイ 46 ( 12-19  4-15  18-22  12-18 ) 74 武庫川女子大○

※ボックススコアやゲームレポートなどは公式サイト

<2日目の予定>
男子2回戦
12:00
代々木1 日本大 vs 関東学院大
代々木2 青山学院大 vs 豊田合成
13:40
代々木1 明治大 vs 中央大
代々木2 日本無線 vs 豊田通商
15:20
代々木1 Beans vs アイシンAW
代々木2 東海大 vs 千葉エクスドリームス
17:00
代々木1 Dライズ vs 京都産業大
代々木2 JR東日本秋田 vs 慶應義塾大

女子2回戦
会場:東京体育館
12:00
A 札幌山の手高 vs 愛知学泉大
B 山形銀行 vs 松陰大
13:40
A 順天堂大 vs 筑波大
B 三菱電機 vs 環太平洋大
15:20
A 秋田銀行 vs トヨタ紡織
B 拓殖大 vs 大阪人間科学大
17:00
A 白鴎大 vs ビッグブルー
B エバラ vs 武庫川女子大

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.52(最終号)

 2010最終号となる今号では2011年1月2日からスタートするオールジャパン2011の1回戦の紹介と、2010年を振り返るウィークリー2010総まとめを掲載。

スポーツのミカタ増刊号『Sep.2010 関東実業団リーグ戦』『Nov.2010 全日本実業団競技大会』絶賛販売中!お申込みお待ちしています!

☆オールジャパン2011
 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2011)が2011年1月2日から始まる。例年この大会はベスト8決めまでは東京体育館で行われていたが、今大会は1・2回戦が東京体育館(女子)と代々木第1体育館・代々木第2体育館(ともに男子)に分けられ、3回戦も代々木第1体育館と代々木第2体育館の2会場で行われる。例年ならば同時に複数の試合の進行状況を見ることができたが、今年はそれが難しく、観戦者が目的のチーム以外のチームのプレーを目にする機会が少なくなる可能性が高い。
<男子1回戦>
 1回戦はJBL2・4位、大学6~8位、社会人1・2位、高校、地方(9)の16チームで争われる。
代々木第1体育館第1試合(12:00)日本大(大学6位)vsEDGE・1(東海)。インカレ後の日本大のコンディションが気になるところだが、力的には日本大が有利か。第2試合(13:40)中央大(大学7位)vs宮田自動車(北海道)は中央大が2年連続31回目の出場、宮田自動車が2年連続12回目の出場で、前回大会はともに1回戦でJBL2のチームに敗れている。第3試合(15:20)Beans(中国)vs八王子高(高校)はBeansが2年連続2回目の出場となり、初出場の前回大会は1回戦で新潟教員に敗れオールジャパン初勝利はならなかった。第4試合(17:00)京都産業大(大学8位)vsはじめましてメイクアップ(近畿)で、京都産業大は4年ぶり23回目の出場、はじめましてメイクアップは初出場になる。ともに近畿のチームであり、お互いのチームの情報はもっているか。
代々木第2体育館第1試合(12:00)豊田合成スコーピオンズ(JBL2・4位)vs福太郎クラブ(九州)で豊田合成スコーピオンズが2年ぶり3回目の出場(豊田合成について詳しくはこちら)。過去2回1回戦で敗退していることもあり1勝にかける思いは強い。第2試合(13:40)愛媛教員クラブ(四国)vs日本無線(社会人2位)でともに2回目の出場だが、愛媛教員クラブは昨年に続き2年連続、日本無線は43年ぶりの出場となる(日本無線について詳しくはこちら)。愛媛教員クラブは初出場の前回大会で1回戦突破(対東北学院大)、2回戦で青山学院大に敗れている。オールジャパンの経験という意味では愛媛教員クラブの方が有利か。全日本社会人選手権での教員チームの状況(教員1位、2位ともに1回戦敗退)から見ると日本無線の方が力的には上とも取れる。また、会場が代々木第2体育館ということで、普段からやり慣れている日本無線には有利に働く可能性もあるだろう。第3試合(15:20)九州電力(社会人1位)vs千葉エクスドリームス(関東)は、九州電力が3年ぶり2回目(九州電力について詳しくはこちら)、千葉エクスドリームスが初出場となる。ともに元JBL選手が在籍(九州電力:山口健太郎、千葉エクスドリームス:岡村憲治)し、その経験がチームに反映されている。今年の千葉国体成年男子決勝で対戦した福岡県と千葉県はそれぞれこの2チームが母体となっている。そういう意味ではお互いに全く知らない相手ではないという点でともに対策を立ててくるだろう。興味深い点としては千葉エクスドリームスの岡村は実業団の大塚商会のヘッドコーチもしており、大塚商会は2月に行われる全日本実業団選手権のブロック予選で九州電力と対戦する。今回のオールジャパンでの対戦が2月の対戦に影響してくる可能性はあるか。第4試合(17:00)新潟教員(北信越)vsJR東日本秋田(東北)で、新潟教員は4年連続14回目、JR東日本秋田は2年ぶり3回目の出場となる(JR東日本秋田について詳しくはこちら)。この2チームは2年前の全日本社会人選手権2回戦で対戦しており、その際はJR東日本秋田が後半引き離して勝利している。当時に比べると両チームともに数名のメンバーの変化がある。
※出場回数は過去の大会データから算出していますが、誤りがある場合もあります。ご了承ください。
 1回戦を勝ち上がった8チームはそれぞれ2回戦でJBL2・1~3位と大学1~5位のチームと3回戦でのJBLとの対戦をかけて戦うこととなる。(JBL2・1位の豊田通商について詳しくはこちら。JBL2・2位のアイシンAWについて詳しくはこちら。JBL2・3位のDライズについて詳しくはこちら。)
オールジャパン2011 公式サイト
スポーツのミカタ:全日本総合選手権2011

☆ウィークリー2010 総まとめ
 ウィークリー2010は2010年1月10日のvol.1から12月31日の今号(vol.52)まで、毎週お届けすることができました。これもアクセスしていただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。

 スポーツのミカタのメインターゲットが実業団とJBL2であることからほぼ毎週、このどちらか、もしくは両方の記事が中心になっています。主なものは以下のようになります。
vol.1 オールジャパン特集(実業団・JBL2 1~3回戦)
vol.2 JBL2前半戦のまとめ
vol.6 全日本実業団選手権レポート
vol.12 JBL2プレーオフ
vol.14~17・19~21 実業団チームレポート
vol.21~30 関東実業団リーグ戦
vol.34 関東ミニ国体
vol.39 千葉国体
vol.43~48 関東実業団選手権
vol.45 全日本社会人選手権
vol.49~ JBL2

 実業団とJBL2のこの1年を大会をピックアップし簡単にまとめます。
<実業団>
オールジャパン:2年連続出場した横河電機が2回戦突破し3回戦でのJBLとの対戦を目指したが、2回戦で天理大に敗れた。オールジャパン直前にチームの要となっていたPG神崎が故障で離脱したこともあり、厳しい戦いとなった。
全日本実業団選手権:決勝が3年連続同じ顔合わせである横河電機vs九州電力戦となり、横河電機が3年連続4回目の優勝を果たす。九州電力は4年連続の決勝進出だった(初の決勝で優勝、その後は準優勝)。
関東実業団リーグ戦:横河電機が全勝優勝で7連覇。新生紙パルプ商事が6年ぶりの下位(5位)に終わる。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Sep.2010関東実業団リーグ戦2010 を是非ご覧ください。)
全日本実業団競技大会:横河電機の3連覇。この大会で初の1回戦突破となった三井住友銀行が準優勝した。4位の日本無線、5位の九州電力は目標とする結果は出なかったが、チームの上昇を予感させるものがあった。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Nov.2010全日本実業団競技大会2010 を是非ご覧ください。)
東京都実業団選手権:初の優勝を目指し決勝に臨んだ葵企業やぶり日本無線が5年ぶりの優勝を果たす。横河電機はこの大会、主力を1度もプレーさせることなく、控えのメンバーで戦い3位に入った。4位に終わった昨年の覇者・三井住友銀行は準優勝した全日本実業団競技大会時に比べチーム状態が不安定な様子が見られた。
全日本社会人選手権:3年前のこの大会の準決勝で九州電力に敗れて以来負けのなかった横河電機(東京都実業団選手権とオールジャパンは除く)が2回戦で九州電力に敗れる。その九州電力が準決勝のJR東日本秋田とのダブルオーバータイムの激戦を勝ち上がり、決勝で日本無線を下し、3年ぶりの優勝を果たす。準優勝の日本無線もオールジャパン出場を決めた。
関東実業団選手権:全日本社会人選手権で2回戦敗退し、オールジャパンでのJBLとの対戦というチーム最大の目標としていた大会に出場できなくなった横河電機は切り替えが難しく、チーム全体に不安定な様子を見せる。日本無線との決勝戦でも強さを見せつけるという様子はまだ見られなかったが、粘り強くプレーし勝利、4連覇を決めた。
<JBL2>
オールジャパン:4チームのうち2チーム(石川、日立電線)が1回戦から登場、両チームともに勝利し2回戦に進んだ。2回戦では同じJBL2の豊田通商と対戦した日立電線のみ2回戦敗退となったが、他の3チーム(豊田通商、アイシンAW、石川)は3回戦へ。JBLとの対戦となる3回戦は豊田通商が東芝ブレイブサンダースを相手に善戦を見せた。
2009-2010シーズン後半戦:豊田通商は全勝を守る。石川が対アイシンAW戦最終戦に勝利。日立電線は最終戦で4位を争う黒田電気に勝利し、プレーオフ進出を決める。
2009-2010プレーオフ:豊田通商が日立電線、石川に勝利し、昨シーズンに続きレギュラーシーズンを含め全勝で2連覇を果たす。MVPに#1宮崎。プレーオフファイナルを最後に松藤が引退となった。石川はセミファイナルでアイシンAWにレギュラーシーズンの第3戦の勢いそのままに勝利、初のファイナル進出となった。
2010-2011シーズン前半戦:Dライズが参入し9チームとなったためレギュラーシーズンはかなりイレギュラーな日程となった。第1順目の結果からオールジャパン出場の4チームが決まるが、4位は3チームが星が並び、該当チーム間の勝敗で豊田合成が4位に入った。豊田通商は前半戦11戦全勝。怪我人が出て厳しい状況のアイシンAWは前半戦で3敗するも2位を守っている。3位のDライズはシーズン途中でJBL・リンク栃木ブレックスから選手が移籍してきたこともあり、チーム状態は上がっている。豊田合成は4位を守っているが5位の石川、6位のレノヴァとはほとんど星の差はない。序盤でつまづいた黒田電気と日立電線はようやく4勝目を挙げた。ビッグブルーは1勝のみとなっている。シーズン途中でもコールアップを可能にしているDライズだが、今のところアップした選手はなく、逆にダウンしてきた選手が入りDライズのチーム力がアップ。これまでにないチームの形に各チームが対応していく必要があり、昨シーズンまでと違う様相を見せている。

 2011年はオールジャパンから始まり、JBL2後半戦、全日本実業団選手権、JBL2プレーオフと続きます。『スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.1』は2010と同じくオールジャパン特集号として1~3回戦のレポートを1月7日(金)に掲載予定です。2011年もよろしくお願い致します。

文 渡辺美香

オールジャパン2011 出場チーム紹介(実業団・JBL2)

 2011年1月2日から行われる第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権(オールジャパン)に出場する実業団とJBL2のチームをピックアップ。コーチやチームキャプテンのインタビューを中心に試合や練習の写真を織り交ぜて紹介します。

<実業団>
今年の全日本社会人選手権のトップ3。
vol.1:九州電力(社会人1位)
vol.2:日本無線(社会人2位)
vol.3:JR東日本秋田(東北)

<JBL2>
1回戦の8試合の結果から上位4チームがオールジャパン出場。
vol.1:豊田通商ファイティングイーグルス(JBL2・1位)
vol.2:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城(JBL2・2位)
vol.3:TGI・Dライズ(JBL2・3位)
vol.4:豊田合成スコーピオンズ(JBL2・4位)

オールジャパン2011 出場チーム紹介-JBL2 vol.4 豊田合成

豊田合成スコーピオンズ(JBL2・4位 2年ぶり3回目)

 JBL2では2回目の出場となる豊田合成。チームとしての初出場は2006年大会で、この年は全日本実業団競技大会、第1回となる全日本社会人選手権と2冠を取ってのオールジャパン出場となった。翌年からJBL・日本リーグ(現JBL2)に参入し、3年でオールジャパンに出場を果たしたが、1回戦で横浜ギガスピリッツ(関東)に敗れた。今シーズンは新人がいない中、チームとしてまとまりを強め激戦となったJBL2の順位争いを勝ち抜け4位での出場を決めた。

Dsc_0027 Dsc_0033 Dsc_0138 Dsc_0334

Dsc_0170 福留 敦司ヘッドコーチ

‐メンバーが変わらない中、昨シーズンとの違いはなんでしょうか。
今年やっているのはディフェンスと言うのは当たり前なのですが、そこをしっかりと上げていくことと、どこのポジションからでも点が取れるというのが一番にあって、まずはインサイドからアクションをかけないといけないというのがあります。昨シーズンまで大原、地濃で点を取ってきたので、それを腐食しないといけないと。やはり大原は1つのオプションでしかないので、チームとしてインサイドが得点に絡むアクションを起こすことでアウトサイドがもっと楽に打てますし、今シーズンから3ポイントエリアが広がったということもありますからアウトサイドをむやみに乱発するなと言うことは江藤などシューターには言ってます。一番の違いはそれですよね。
‐昨シーズンは選手とのコミュニケーションで難しさがあったように思えましたが、今シーズンはいかがですか。
2年目と言うこともあって、普段の練習の中からコミュニケーションを取っていくことをしています。昨シーズンからの反省なので、こちらから積極的にアクションをかけようとしていますし、そうすることで彼らからもいろいろと意見も出ます。やはりチームとしてそういう姿勢を僕が示すことで彼らも動いてくれるので。今年はアシスタントコーチも2人つけてもらって僕の負担も軽減しているので、そういう意味ではチームとして上がってきているなと思っていますし、まだまだ上がれるなと思っています。
‐怪我人などもいて大変な状況ではないかと思います。
なかなか仕事をやりながらの練習なので環境的には厳しいのですが、限られた時間の中で集中してやろうというのは僕らの使命でもありますし、逆にそういう環境の中で勝てるチームを作ろうというのが僕らのプライドでもありますから。
‐1回戦の対戦相手である福太郎クラブの印象はなにかありますか。
何年か前に試合をさせてもらったこともありますが、まだ情報収集はできていません。結構能力の高いシューターがいるチームのようなので、そこは僕らも負けないように足を使ってしっかりとディフェンスをして走って点を取るという速い展開にもっていきたいですね。オールジャパンはまだ勝ったことがないので是非まず1勝したいです。
‐前回は1回戦で関東からの出場の横浜ギガスピリッツに敗れています。
苦い思い出がありますので、それが頭の中にまだ残っていますし、やはりそこはしっかりと構えてオールジャパンに臨みたいと思っています。
‐1回戦を勝てば2回戦は青山学院大です。
ここも僕らは僕らのバスケットをやるしかなので。噂は聞いていますが、僕らは一生懸命やるだけです。
‐チームのどういうところを見てもらいたいですか。
やはりエースである大原の得点と言うのはありますが、走れるインサイド、アクションをかけることができるインサイドが一番のうちの売りなので、そのオプションとして大原とか江藤とかシューターが絡みあってくる、そういうところを見てもらいたいですね。

Dsc_0150 #21磯貝 庄司(CAP)

‐メンバーがほとんど変わらない中、昨シーズンとの違いはなんでしょうか。
若手がすごく自分のカラーを出してやろうとしてるところで経験の長い選手たちがすごくサポートして和気あいあいとやっているところがいい結果につながっているのかなと。福留HCになって風通しのいいチームを目指しましょうという形で2年目やってきて、僕もキャプテンとして2年目なのですが、ようやくその辺が浸透してきたのかなとは思います。
‐昨シーズンは選手がフラストレーションをためる様子が見られましたが、今シーズンはいかがですか。
フラストレーションためても仕方がないですから、個々がフラストレーションためてる場合は僕を通してとか直接ヘッドコーチやアシスタントコーチに言うようにしています。アシスタントコーチを今年は2名にして、その分スタッフとの壁がなくなったのかなとは思います。
‐1回戦の福太郎クラブについてはどういう印象がありますか。
福太郎は知り合いとかに聞くと能力でやってくるタイプと言う話でした。それだったらJBL2の方が厄介なチームばかりなので、特に不安はないですが、やはり青学ですね。すごく強くて能力があると聞いてますし、善戦して、怪我人なく後半戦に向かっていきたいと思っています。
‐前回も1回戦でクラブチームと対戦でしたよね。
3年前は1回戦で横浜ギガスピリッツに負けたんですよ。それはやはりクラブチームだからということでなめてしまっていたところがあって、そこがシーズンの後半にも響いていたので、今回はそこだけは締めてかかろうかなと思っています。
‐チームのどんなところを見てもらいたいですか。
他のチームと比べて、大原とか能力のある選手もいますが決してそれに頼ってないところとか、バスケットボールだけでなくてベンチのカラーとかも見てほしいですね。個々のカラーが強いので、それが調合するっていうのはすごく難しいんですよね。その一人ひとりのカラーとチームとしてのカラーを見ててほしいなと思います。頑張ります!

Dsc_0421 Dsc_0490 Dsc_0530 Dsc_0689

(取材日:2010年12月12日)

取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2011 出場チーム紹介-JBL2 vol.3 Dライズ

TGI・Dライズ(JBL2・3位 初)

 今シーズンからJBL2に参入したDライズ。JBL・リンク栃木ブレックスのサテライト的なチームであり、初のシーズン中のコールアップ(JBLチームへの昇格)を打ち出したチームでもある。シーズンスタート時は大学からの新卒選手が多く、経験も浅いこともありなかなか勝ち星に恵まれなかったが、ブレックスからショーンと並里が移ってきたことから戦力がアップ、オールジャパン出場を決める重要な試合を連勝し、JBL2・3位でのオールジャパン初出場を決めた。

Dsc_0026 Dsc_0060 Dsc_0202 Dsc_0031

Dsc_0324 落合 嘉郎ヘッドコーチ

‐出場に向けて一時危うい時期がありましたが、どうやって修正されたのですが。
僕が選手に話すのは原則原理をしっかりやるということです。バスケットで言う原則原理というのはルーズボールを追うことであったり、諦めずにハリーバックすることであったり、ハンズアップすることだったり、本当に些細なことですがそれらを40分間ゲームに出ている5人が徹底できるかというのが大切だと思って選手たちに話しています。また、いろいろな経験の中から自分の失敗をどう跳ね返していけるかというのも見たいということもあります。何かあればアドバイスもするし、自分が譲れないものはしっかりと話をしていかないといけないというのがあって、それが徐々にできてきたというのがあると思います。それはいいローテーションというか、ケミストリーがチームとしてかみ合ってきているというのが一番オールジャパンに出れる資格を持ったなと思っています。
‐初出場ですが、オールジャパンをどういう大会と捉えていますか。
オールジャパンは全国大会でありオープンの大会で、天皇杯っていう名前の通りの由緒正しい大会なので、それに出るだけの資格が必要だと選手たちには話しています。その資格を持つチームはバスケットの原則原理ができるチームであり、そういうチームが出場できると思ったので、それを徹底させただけです。今回出場できるというのは僕たちも成長するためにすごくいいことだと思います。
‐初戦は2回戦になると思いますが、1回戦を勝ち上がった大学もしくは社会人のチームとの対戦となりますね。
選手ってどちらかと言えば名前負けというか、相手の大学や選手というのが自分たちより上だったりすると怖気づいてしまうところがあると思っています。しかしそうは言っても今やれることをやることが大事です。僕らはチームとして勝つことも目標にしていますが、まずは個人個人がメンタルであれ、スキルであれ成長することが第一で、そういう意味では他のチームとは少し違う捉え方でオールジャパンを戦えるんじゃないかなと思っています。あとは、もっと成長しないと勝てないよというのは言っていますので、大学生だろうと、社会人だろうと、JBLと戦うことになっても、本当に向かっていくだけだと思います。
‐特別な大会という意味では初出場の選手は緊張があるのではないですか。
緊張するかもしれませんが、楽しんでやりたいですね。僕自身も初めての大会ですし、全国大会の舞台をコーチとしてこんなに早く経験させてもらえるとは思っていなかったので僕自身も今あるものがどれだけ通用するかということを試したいなというのはあります。
‐初出場でJBL2の3位というのはプレッシャーにはならないですか。
日本のバスケットってJBL2だから大学生に必ず勝てるというカテゴリーではないわけで、しかもトーナメント1回戦勝負です。緊張したらしたでいいのですが、本当に楽しむことだけを考えて、自分たちが成長するステージでバスケットをするというところで楽しめればと思います。
‐JBL2を見たことのない人たちにチームのどんなところを見てもらいたいですか。
基本僕たちは下手くそなので、下手くそでもJBL2で一生懸命やっていいいんじゃなかっていうところですね。選手が一生懸命頑張っているところ、JBL2のプロでやっている僕らでもそういう一生懸命さを見せていけたらすごくいいかなと思います。技術とかでなく、みなさんを熱くするプレーを見せることができれば、いい結果が出るんじゃないかなと思います。

Dsc_0462 #3荒井 尚光(CAP)

‐シーズンスタート時とはコートに立つメンバーが変わっていますが、大変さはないですか。
それはやはりいろいろと問題はありますけど、ブレックスと違ってみんな若いので吸収するものがすごい多いと思うんですよ。僕が言ったことに対してもすごく話も聞いてくれますし、やれるだけの能力っていうのはあるので、僕も若くないので自分ができることをいっぱいいろいろな人に教えていって、メンバーが成長していければと思います。やはり個人では勝てないと思うんですよ、バスケットは。5人が一つになった時にチームがそこで盛り上げて勝利につながると思うので、そのために僕ができることがあれば何でもしようと思っています。
‐オールジャパンをどういう大会と捉えていますか。
自分にとっては祭りですね。大学生ともやることもあると思いますし、JBLとやる機会ももちろんあると思います。なので本当にチャンスだと思うんですね。オールジャパンでいろいろなところと戦って、そしてJBLのチームと戦って俺たちがここまで練習してきた成果をやっと出せるという部分もあると思います。僕たちの目標としてはJBL2優勝というのもあるのですが、トップに上がりたいという気持ちを持っている選手が本当に多いです。そこは一人でも多くJBLに上がれる選手が出てくれると本当にうれしいことなので、みんなで頑張っていこうと思っています。
‐JBL2というカテゴリーですが、大学や社会人チームに負けられないというプレッシャーはないですか。
プレッシャーというのは僕はほとんどないです。初めての出場の選手も多いのですが、僕自身そこまでプレッシャーも感じてないですし、社会人とか大学生に比べると練習もしっかりとやれていますから、自信を持ってプレーすれば結果は自ずとついてくると思っているので、問題ないと思います。
‐アピールの場として個人プレーに走るようなことはないでしょうか。
それでもいいと思うんですよ。そこで学んでくれればいいと僕は思うんです。きっかけが大事だと思うので。オールジャパンでトップチームと戦って、一生懸命真正面からぶつかって、自分のプレーがこれだからJBLにいけないんだということを分かってくれればいいなと。そこで勉強してまた一歩一歩成長できる機会だと思うので、僕は問題ないと思います。それにそこをまとめるのが僕の仕事なので。
‐JBLとやるためには初戦を勝たないといけないですね。
とりあえず勝ってJBLとやって結果を残したいです。そこはプライドの問題なので、絶対に負けないです。そういう気持ちはあるので、チームで頑張っていきたいです。

Dsc_0351 Dsc_0716 Dsc_0583 Dsc_0740

(取材:2010年12月5日)

取材・写真・文 渡辺美香

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