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2012年1月

全日本実業団選手権2012 大会展望

 2月4日から愛媛県松山市で行われる『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』。実業団のシーズンを締めくくるこの大会は各地方ブロックの予選を勝ち抜いた男子32(今回は出場辞退のチームがあるため31)チーム、女子16チームが集う実業団の全国大会としてはもっとも規模の大きい大会となる。
 大会は男女ともに4チームを1ブロックとして総当たり戦を行うブロック予選と各ブロックの1位のみが進むことのできる決勝トーナメントに分けられる。男子は8ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準々決勝からとなっている。女子は4ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準決勝と決勝のみとなる。日程としては男子は1・2日目がブロック予選、3日目は準々決勝のみ、最終日の4日目に準決勝と決勝を行う。女子は1~3日目までブロック予選となり、3日目はブロック予選最終戦の後に準決勝を行うと、最終日に決勝となっている。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
 実業団界の新たな時代の幕開けを予感させるものとなった昨シーズン。全日本実業団競技大会こそ横河電機の4連覇となったが、全日本社会人選手権は九州電力が3年ぶりに優勝、日本無線が初の決勝進出で準優勝しオールジャパン出場を果たした。そしてシーズン最後の大会である全日本実業団選手権ではまたも九州電力が横河電機を破り4連覇を阻止、4年ぶり2回目の優勝を果たした。2冠を取った九州電力の時代がくるかと思われた今シーズンだったが、全日本実業団競技大会では1回戦で九州電力を破った日本無線が10年ぶりの優勝を果たすと、全日本社会人選手権でも初の優勝と2冠を達成。また、優勝こそないものの全日本社会人選手権を含む3大会で決勝に進んだ三井住友銀行、全国では全日本実業団競技大会の準優勝のみに終わっているが、関東ではリーグ戦と選手権の2冠を取っている新生紙パルプ商事と関東3チームがトップを独占してきた。起死回生を誓う九州電力と横河電機、そして東北の雄・JR東日本秋田がシーズン最後の大会でどういう戦いを見せるか。地方では、初めて全日本実業団競技大会ベスト8と東海実業団優勝を果たしたAPEX、東海実業団選手権の5連覇は逃したがオールジャパン出場を果たしたホシザキ、久しぶりに全日本実業団競技大会でベスト8入りしたナカシマプロペラ、オールジャパンで1回戦を突破した宮田自動車ら実力のあるチームが虎視眈々と決勝トーナメント進出を狙っている。

ブロック予選

Aブロック
九州電力(九州1位)、タツタ電線(近畿1位)、三井住友海上(関東10位)、東レ愛媛(四国2位)
 このブロックは力的には九州電力が抜けていると思われるが、近畿1位のタツタ電線がどこまで迫れるか。今シーズン、チーム力にムラがある様子の九州電力だが、この大会では当然連覇を狙ってくるはずで、そのためにも大会の入りが重要となってくるだろう。

Bブロック
新生紙パルプ商事(関東1位)、APEX(東海1位)、黒田電気(近畿2位)、西野製作所(北陸)
 今シーズン結果を残してる新生紙パルプ商事と全日本実業団競技大会で初のベスト8入りし全日本社会人選手権に初出場したAPEXのトップ争いとなるか。黒田電気がその争いに加わりたいところ。新生紙パルプ商事は全日本社会人選手権で負傷した選手も復帰、初の全国制覇に向けて万全の体制となっている。

Cブロック
JR東日本秋田(東北1位)、富士通(関東9位)、NTT西日本東海(東海3位)、信和建設(近畿7位)
 JR東日本秋田と富士通は2年連続同じブロックとなった。富士通がどこまで迫れるか。JR東日本秋田は練習不足が気になるところ。富士通も今シーズンは途中で指揮官が変わるなどチームが安定していない。

Dブロック
三井住友銀行(関東2位)、日立笠戸(中国2位)、浪速酸素(近畿3位)、昭和四日市石油(東海5位)
 三井住友銀行が抜き出ている。他の3チームがどれだけ三井住友銀行を苦しめることができるか。三井住友銀行はシーズン最後の大会で念願のタイトル奪取に向けて、いい状態でブロック予選を勝ちあがりたいところ。

Eブロック
葵企業(関東3位)、ナカシマプロペラ(中国1位)、丸紅(近畿6位)※東北2位が出場辞退のため3チームのみ
 昨年のこの大会で初のベスト8入りを果たした葵企業と、今シーズンの全日本実業団競技大会で久しぶりにベスト8入りしたナカシマプロペラの争いになりだろう。葵企業の機動力にナカシマプロペラのディフェンスがどう対抗するか。また、ナカシマプロペラの高さを生かしたオフェンスにも期待したい。

Fブロック
横河電機(関東4位)、プレス工業(関東8位)、宮田自動車(北海道)、三菱重工長崎(九州2位)
 昨年準優勝に終わった横河電機は今シーズンまだ全国大会では決勝まで進んでいないだけにシーズン最後の大会にかける思いは強い。即戦力の新人が入りオールジャパンで2回戦に進んだ宮田自動車が横河電機を相手にどう挑むのか興味深い。プレス工業は関東実業団選手権の準々決勝で横河電機と対戦し敗れているが、どこまで修正してくるか。7年ぶりの出場となる三菱重工長崎は1勝を狙いたい。

Gブロック
曙ブレーキ工業(関東5位)、ホシザキ(東海2位)、四国電力(四国1位)、三菱電機三田(近畿5位)
 秋の大会以降、チーム状況が変化しているという曙ブレーキ工業と、初のオールジャパン出場で1回戦を突破したホシザキの1位争いか。2年連続でベスト8入りしている曙ブレーキ工業に対し、昨年はベスト8入りを逃したホシザキだが、チームの力は拮抗していると思われる。また、四国電力もこの争いに加わりたいところ。

Hブロック
日本無線(関東6位)、大塚商会(関東7位)、豊田自動織機(東海4位)、日新シール工業(近畿4位)
 全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権の2冠を取っている日本無線だが、関東実業団選手権は準々決勝で敗れ6位に終わった。そして大塚商会とは東京都実業団選手権の準々決勝で対戦し敗れている。日本無線としてはきっちりと勝って決勝トーナメントに進みたいところ。昨年のこの大会は優勝した九州電力と同じブロックとなり予選敗退となった大塚商会の予選突破への思いは強い。チーム力としては日本無線の方が上とも思われるが、選手としてはこの大会が最後と決めている大塚商会#33岡村を中心に大塚商会がどこまで力を出し切れるか。

※決勝トーナメントの展望はブロック予選が終わってから作成しますので、3日目(6日)の朝までに掲載します。

<女子>
 現在3連覇中の山形銀行は今シーズン全日本社会人選手権で秋田銀行に敗れ2位に終わった。しかし、東北実業団選手権では山形銀行が勝っており、東北1位となっている。新規参入のチームや戦力アップのチームなどが出てきているが、トップ3を脅かす存在となるチームは現れるか。

ブロック予選

Wブロック
山形銀行(東北1位)、日立笠戸(中国)、紀陽ホイールディングス(近畿2位)、東芝府中(関東6位)
 山形銀行が力の差を見せるか。今シーズンから実業団に加入し1年目で近畿2位となった紀陽ホールディングスにも注目したい。

Xブロック
鶴屋百貨店(九州)、メディセオ(関東3位)、今治オレンジブロッサム(四国)、OTCくきや(近畿4位)
 力のあるチームが揃っているが、鶴屋百貨店がやはり強いと思われる。

Yブロック
三井住友銀行(関東1位)、滋賀銀行(近畿1位)、イカイ(東海)、特別区(関東5位)
 関東・近畿・東海のトップチームが集まったブロック。3チームともに力のあるチームだけにどこがあがってくるか予想しにくい。

Zブロック
秋田銀行(東北2位)、TOTO(関東2位)、丸紅(関東4位)、第一生命(近畿3位)
 秋田銀行にTOTO、丸紅が挑む形となるか。丸紅は2年前のこの大会で秋田銀行に勝利しベスト4入りを果たしているが、その再現はなるか。

※女子はブロック予選最終戦と決勝トーナメント1回戦(準決勝)が同日のため、決勝トーナメントの展望は掲載致しません。男子とともに最終日(決勝戦)の展望を掲載する可能性はあります。

文 渡辺美香

JBL2 2011-2012 第18週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月28・29日に第18週となる5試合を行った。注目のDライズとレノヴァはレノヴァが延長戦を制し勝利し、これで対Dライズ戦の勝ち越しを決めた。また、連敗が続いていた豊田合成は石川に3点差で勝利し連敗を6で止めた。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第18週の結果>
1月28日(土)
●日立電線 64 ( 14-18  13-20  15-21  22-27 ) 86 兵庫
●Dライズ 77 ( 23-18  7-21  23-14  17-17  7-10* ) 80 レノヴァ
1月29日(日)
アイシンAW 70 ( 18-7  17-11  16-12  19-13 ) 43 黒田電気●
●石川 78 ( 18-23  20-18  17-20  23-20 ) 81 豊田合成
●ビッグブルー 63 ( 15-18  14-16  14-20  20-23 ) 77 豊田通商

<現在の順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 15勝3敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城 14勝4敗
3位:兵庫ストークス 13勝7敗
4位:レノヴァ鹿児島 13勝7敗
5位:TGI・Dライズ 10勝9敗
6位:日立電線ブルドッグス 9勝9敗
7位:黒田電気ブリットスピリッツ 7勝11敗
8位:石川ブルースパークス 7勝12敗
9位:豊田合成スコーピオンズ 4勝14敗
10位:ビッグブルー東京 2勝18敗

<第19週の予定>
2月4日(土)
会場:東京都/大森スポーツセンター ※当日券のみ
16:00 黒田電気 vs 豊田通商
会場:鹿児島県/国分体育館 ※有料
14:00 レノヴァ vs 日立電線
2月5日(日)
会場:東京都/東京海上日動石神井体育館 ※無料
13:00 ビッグブルー vs アイシンAW
会場:石川県/北陸電力石川体育館 ※サポーター会員(当日入会可)
13:30 石川 vs 兵庫
会場:愛知県/一宮市総合体育館いちい信金アリーナA ※無料
14:00 豊田合成 vs Dライズ
会場:鹿児島県/宮之城総合体育館 ※有料
14:30 レノヴァ vs 日立電線

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.4

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月21・22日に第17週となる7試合を行なった。
○豊田通商 94 ( 13-23  24-22  24-9  15-22  18-3* ) 79 アイシンAW●
 勝率で並ぶ2チームの直接対決は延長戦に突入する熱戦となった。第1ピリオド中盤までは交互に点を取り合う展開となるも、アイシンAWが#3吉田、#6伊與田の3ポイントなどでリードを奪う。豊田通商も#23ダーニッシュ、#11神津がインサイドを攻め点差を詰めるも攻守になかなかかみ合わず、アイシンAWのリードが拡がる。アイシンAWが10点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオド、開始から3分間はアイシンAWがリードを守るも、そこからアイシンAWのミスもあり豊田通商が#4ハニーカット、#1宮崎の3ポイントシュートで一気に追いつき、残り5分20秒に逆転する。この後3分間、交互に点を取り合うも、残り2分半からアイシンAWが速い展開で再び引き離し、アイシンAWが8点リードして前半を折り返す。第3ピリオド序盤に豊田通商#23ダーニッシュが好調にシュートを決め、残り6分32秒に#11神津のオフェンスリバウンドで逆転する。直後にアイシンAW#7横本が入れ返し逆転するも、残り5分を切ってアイシンAWがオフェンスのリズムを作れず、流れは豊田通商に。4分間あまりアイシンAWが無得点の間に豊田通商が徐々にリードを拡げ、豊田通商の7点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入ると、豊田通商はフリースローを決めきれず、アイシンAWが徐々に追い上げる。そして残り5分19秒にアイシンAW#55熊澤が3ポイントシュートを決め、アイシンAWが逆転する。ここから豊田通商がリードし、アイシンAWが追いつく展開が続く。残り3分21秒に豊田通商#11神津が、残り1分30秒にアイシンAW#21鈴木がそれぞれファールアウトとなるも、豊田通商はフリースローの得点でリードを守る。あと一歩のところでシュートが決まらないアイシンAWに対し、残り29秒に豊田通商#0飯田のフリースローで豊田通商が4点リードとなる。しかしその直後の残り24秒にアイシンAW#6伊與田がドライブで切り込みバスケットカウントと1スローで1点差に詰めるが、次の豊田通商のオフェンスで#1宮崎がフリースローを得て1本決め、残り19秒に2点差に。ここでアイシンAW#6伊與田が再びドライブでゴール下に飛び込みフリースローを得ると2本とも決め、残り10秒に同点となる。最後の豊田通商のオフェンスはターンオーバーとなり、アイシンAWのセンターラインからのシュートも決まらず、試合は延長戦に突入する。延長戦に入るとすぐに豊田通商#4ハニーカットがミドルシュートを決め流れを引き寄せると、#5伊藤が連続得点でリードを拡げ、残り3分23秒にアイシンAWがタイムアウトを取る。どちらも疲れからか得点が伸びなくなってきたが、流れは豊田通商が保ち続け、最後は豊田通商#7前村が連続シュートで突き放し勝利した。勝った豊田通商の渡邊HCは今回の会場となった大府市が地元だという。「まずはホッとしました。昨日はこの会場で150人規模のクリニックもやって、今日は大勢の応援に囲まれてゲームをすることができました。まだまだチームは落ち着かないですね。今日はどうしても勝ちたかったのでベテランの(#12)竹原のプレータイムが多くなりました。彼がいないと流れが上手く作れないんですよ、今のチームは。まだまだ厳しいゲームが続くと思いますから、しっかりと気持ちを引き締めてやらないといけないです」と試合を振り返った。今日のゲームでは積極的に点を取るプレーを見せたキャプテンの#1宮崎は「今シーズンは膝の状態があまり良くなくて、昨シーズンまでのように思い切りよく点を取りにいくプレーができなくなっています。しかしそこは周りもしっかりと点を取ってくれるので、自分はコントロールすることを意識するようにしていますが、まだまだですね。自分がキャプテンの時に連勝が止まってしまったのはすごく責任を感じるし、チームを上手くまとめられてないのだと思うので、もっと頑張りたいです」と気持ちを引き締めた。敗れたアイシンAWの伊藤HCは試合終盤、采配に迷った場面が多かったという。「第4ピリオド終盤にチャンスは何度もありましたよね。でもそこで攻め手を欠いていたのは分かっていたのですが、うちの流れもあったので、それを切らないようにということを考えました。難しいですね。まだまだ大事な試合が続きますから、しっかりと勝っていきたいです」と語った。最後に強く攻め気を見せた#6伊與田は「あそこは他にいける人がいなかったので、自分が行くしかないっていう感じになりましたね。延長はもう足が動かなくなってしまいました。残念ですが、切り替えて頑張ります」と振り返った。
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 その他、ともにプレーオフ行きを争う兵庫とDライズの2連戦は兵庫が2連勝、レノヴァもビッグブルーに2連勝し、兵庫が3位、レノヴァが4位に浮上した。また、日立電線は豊田合成に、石川は黒田電気にそれぞれ勝利した。
 第18週では現在4位のレノヴァと5位のDライズが対戦。1戦目はレノヴァが勝っているため、この試合でレノヴァが勝てば対Dライズ戦の勝ち越しが決まる。
第17週の結果と第18週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆クラブ・実業団交流戦
 恒例となってきたクラブ・実業団交流戦が1月21日(土)、江東区スポーツ会館で行われた。今回は男子8試合、女子4試合が行われた。男子の実業団は東京都実業団選手権でのベスト8のチームがすべて参加した。試合は実業団の6チーム、クラブの3チームにとっては2週間後に大会(実業団:全日本実業団選手権、クラブ:関東クラブ選手権)を控えていることもあり、調整の意味あいの強いゲームとなった。
東京日産 vs UNDERDOG
 全日本実業団選手権の出場を逃した東京日産にとって今シーズン最後のゲームとなった。来シーズンのチームの動向はこれから決定するという。
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メディセオ vs 代官山MADMAX
 東京日産と同じく全実に出場しないメディセオは来シーズンからチームに加入する選手も参加した。関実の他のチームでプレーしていた選手もいることもあり、即戦力の新人とのゲームに手応えを感じていた。
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新生紙パルプ商事 vs 葛飾バックボーン
 新生紙パルプ商事は社会人選手権で故障した2選手(#27宇田川、#40木村)がこの試合で復帰した。メンバーが全員揃ったことにより、初の全国優勝に向けていいチーム状態で大会入りができそう。
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日本無線 vs RBC東京
 日本無線も故障のためオールジャパンでプレーしなかった#49山本が復帰。全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権に続く全国での優勝のための布陣が揃った。
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横河電機 vs エクセレンス
 今シーズンは東京都実業団選手権の優勝のみに留まっている横河電機。この試合ではチーム状態が今一つのように見えたが、「本気でやってきてない」とエクセレンスの宮田HC兼選手が言いたくなるような状況だっただけに、本来の力が読めない。
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大塚商会 vs 横浜ギガスピリッツ
 オールジャパンに出場した大塚商会は1回戦で敗退。今回のゲームでは課題の修正部分を実戦で試していた。
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葵企業 vs 弥生クラブ
 葵企業は公式戦ではないためか、今一つ勢いに乗れない様子が見られた。
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三井住友銀行 vs ファミリーテンス東京
 試合中盤から控えメンバーを主体にした三井住友銀行。
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東京都実業団バスケットボール連盟

☆全日本実業団選手権2012
 2月4~7日に愛媛県松山市で開催される『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会要項』。実業団のシーズンを締めくくる大会は男子32チーム(今大会は東北2位のチームが出場辞退したため31チーム)、女子16チームが出場する。ブロック予選は1ブロック4チームずつで男子8ブロック、女子4ブロックに分けられ、それぞれのブロックで総当たり戦を行い、上位1チームのみが決勝トーナメントに進むことができる。決勝トーナメントは男子が準々決勝から、女子は準決勝からそれぞれ決勝まで行われる。なお、3位決定戦は行われない。
 ブロック予選の試合数が多いこともあり、1・2日目は6~7コートが必要になるため、今回は3会場を使用することとなった。また、3日目も2会場を使用し、男子準々決勝と女子準決勝はそれぞれ男子は2試合ずつ、女子は1試合ずつ別会場で行われることとなる。
 大会展望を31日(火)に掲載予定。
日本実業団バスケットボール連盟

☆JBL
 後半戦がスタートしたJBL(日本バスケットボールリーグ)は1月20~22日に第12週となる8試合を行なった。オールジャパンで優勝したトヨタ自動車アルバルクは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに1勝1敗、そしてオールジャパン準優勝のアイシンシーホースは日立サンロッカーズに2連敗となった。また、リンク栃木ブレックスはレバンガ北海道に、パナソニックトライアンズは東芝ブレイブサンダースにそれぞれ2連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

JBL2 2011-2012 第17週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月21・22日に第17週となる7試合を行った。1位の豊田通商と2位のアイシンAWの対戦は延長戦までもつれたが、豊田通商が延長戦で突き放し勝利、首位の座を守った。また、2連戦となった2試合はそれぞれ兵庫がDライズに、レノヴァがビッグブルーに連勝し、兵庫が3位に、レノヴァが4位に浮上した。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第17週の結果>
1月21日(土)
●ビッグブルー 65 ( 17-30  17-14  17-27  14-21 ) 92 レノヴァ
●Dライズ 75 ( 25-21  17-14  12-24  21-20 ) 79 兵庫
1月22日(日)
●ビッグブルー 59 ( 19-28  16-10  11-20  13-16 ) 74 レノヴァ
石川 73 ( 15-18  27-11  17-23  14-13 ) 65 黒田電気●
豊田通商 94 ( 13-23  24-22  24-9  15-22  18-3* ) 79 アイシンAW●
●豊田合成 63 ( 20-25  15-17  16-27  12-14 ) 83 日立電線
●Dライズ 69 ( 14-22  17-24  19-14  19-23 ) 83 兵庫

<現在の順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 14勝3敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城 13勝4敗
3位:兵庫ストークス 12勝7敗
4位:レノヴァ鹿児島 12勝7敗
5位:TGI・Dライズ 10勝8敗
6位:日立電線ブルドッグス 9勝8敗
7位:黒田電気ブリットスピリッツ 7勝10敗
8位:石川ブルースパークス 7勝11敗
9位:豊田合成スコーピオンズ 3勝14敗
10位:ビッグブルー東京 2勝17敗

<第18週の予定>
1月28日(土)
会場:茨城県/日立電線日高体育館 ※有料
13:00 日立電線 vs 兵庫
会場:栃木県/フォレストアリーナ(鹿沼総合体育館) ※有料
13:30 Dライズ vs レノヴァ
1月29日(日)
会場:愛知県/安城市体育館 ※有料
13:00 アイシンAW vs 黒田電気
会場:石川県/北陸電力石川体育館 ※サポーター会員のみ(当日入会可)
13:30 石川 vs 豊田合成
会場:東京都/目黒区立中央体育館 ※無料
16:00 ビッグブルー vs 豊田通商

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.3

☆JBL2 2011-2012
 オールジャパン2012を挟んで後半戦がスタートしたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月14・15日に第15・16週となる9試合を行った。
1月14日(土)
○兵庫 79 ( 23-15  16-14  20-17  20-21 ) 67 アイシンAW●
 第1ピリオド序盤から兵庫がリードしアイシンAWが追いつく展開が続く。しかし残り3分半から兵庫が連続得点で引き離す。残り5秒にアイシンAW#34庄司がオフェンスリバウンドをバスケットカウントでねじ込み1スローも決めるも、兵庫が8点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド開始早々から兵庫が中外絡めて連続得点し、開始から2分半で15点差にする。ここでアイシンAWはゾーンディフェンスに変え兵庫のリズムを崩すと10点差に詰める。しかし、兵庫が#33ナイスのゴール下へのパスを上手く通し、確実に決めていく。アイシンAWも#55熊澤の得点などで引き離されないものの、兵庫#33ナイスを止められず点差は縮まらない。兵庫の10点リードで前半を終える。第3ピリオドに入ると、アイシンAWが追い上げて、兵庫が突き放す展開が続くが、残り3分から兵庫の流れとなると、徐々に兵庫が引き離し、点差を13点に拡げて第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤は交互に点を取り合う展開となるが、残る6分を切って、アイシンAWが厳しいディフェンスから速いオフェンスで流れを作り、連続3ポイントシュートなどで一気に追い上げ、残り5分には5点差に詰める。オフェンスのリズムが崩れた兵庫だが#33ナイスのインサイドなどでつなぐも、残り2分40秒にアイシンAW#3吉田が3ポイントシュートを決め、点差は3点となる。しかし、ここからアイシンAWの得点が止まり、兵庫がまたもジリジリと引き離すと、さらに残り35秒に兵庫#9谷の3ポイントシュートが決まり10点差とし、そのまま兵庫が勝利した。「この試合は絶対に勝ちたかった」という兵庫のテーブスHC。「そのために今日は6人しか試合に使いませんでした。個々の選手がやるべきことをやった結果です」と語る。この試合40分のフル出場となった#3松崎は「試合前に40分出るからということは聞いていたので、体力面やファールなどは意識してやっていました。途中オフェンス面で自分が上手くコントロールできない時間帯がありましたが、みんなでやればいいと声をかけてもらって楽になりましたね」と笑顔だった。敗れたアイシンAWの伊藤HCは「今日はうちのインサイドが機能しなかったのが痛かったですね。明日はこんな試合にならないようにしなくては。連敗はしません」と語った。
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 この他の会場では、豊田通商が日立電線に敗れ3敗目。日立電線はJBL2の前身であるJBL・日本リーグ時代となる2006-2007シーズン以来の豊田通商戦の勝利となった。また、前半戦で勝ち星をあげられなかったビッグブルーが豊田合成に勝利し、今シーズン初勝利を挙げた。Dライズは石川に、黒田電気はレノヴァにそれぞれ勝利した。
1月15日(日)
○豊田通商 82 ( 19-8  9-19  20-13  34-21 ) 61 日立電線●
 前日の試合で日立電線が勝利しての2戦目。第1ピリオドは豊田通商が#0飯田のシュートから勢いに乗る。日立電線は攻守にリズムが作れず開始から5分半で1点しか取れない。豊田通商が日立電線を引き離し11点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入るとスタートから連続得点した日立電線が勢いに乗る。リズムの崩れた豊田通商の得点を抑えると徐々に追い上げ、残り1分51秒に#39梅津の3ポイントシュートで逆転する。しかし残り1分34秒に豊田通商#5伊藤のフリースローで豊田通商が再逆転すると、その後どちらも決めきれない。わずかに豊田通商が1点リードで前半を終える。第3ピリオド、豊田通商がパスからの合わせのプレーで日立電線のゾーンディフェンスを徐々に崩していき、リードを拡げる。日立電線も#23水野の3ポイントシュートなどでつなぎ、なんとか点差を8点差に留め第3ピリオドを終える。第4ピリオドは完全に流れが豊田通商に傾き、開始から2分半で18点差まで拡げる。粘りたい日立電線だったがファールトラブルもあり豊田通商の得点を止められない。最後まで豊田通商の流れは変わらず、豊田通商が21点差をつけ勝利した。前日に今期3敗目の敗戦となったものの、連敗はしない豊田通商。後半戦からスタートに入った#0飯田はゲーム序盤の流れを作る活躍を見せた。「一緒に出ている神津(#11)との合わせとかを意識してやっています。折角スタートで出してもらっているのでしっかりとやらないといけないと思っています。ゾーンに対しては試合前に選手みんなでオフェンスを確認して臨みました。前半はダメでしたが、後半からはできてきたのでよかったです」と勝因を語った。敗れた日立電線はゾーンを破られた後の対応が十分にできなかった。「一応ゾーンの形態を変えることで対応しようとしたのですがダメでした。もっといいディフェンスができるように改善します」と野田HC。この試合は敗れたものの、前日の試合で久しぶりに豊田通商に勝利した日立電線だが、昨シーズン終了後#5姿は「以前は外国人選手がいても豊田通商に勝ててました。もう一度そういう状態になれるようにしたいです」と語っていた。「今シーズンはチーム状態がいいのでできるかなとは思っていましたが、できてプレーオフくらいかなとも思っていました。これで若い選手が自信を持ってくれるといいと思います。でもこの後をしっかりと勝っていかないとこの勝利も意味がないので、プレーオフに出られるように頑張ります」と意気込みを語った。
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 この他の会場では、ビッグブルーが前日のゲームに続き豊田合成に勝利、2勝目を挙げた。Dライズはわずかに1点差で石川に勝利、2連勝で3位に浮上した。アイシンAWは兵庫に勝利し連敗は免れた。
 第17週では現在1位の豊田通商と2位のアイシンAWの直接対決となる。現在勝率は並んでいるため、勝った方が1位となる。また、3位のDライズと4位の兵庫は2連戦を行なう。Dライズにはリンク栃木ブレックスからライスが移籍となりこのゲームから出場可能となる予定。外国人選手の加入でチームがどう変わるかが注目される。
第15・16週の結果と第17週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆クラブ・実業団交流戦
 恒例となってきたクラブ・実業団交流戦が1月21日(土)に今年は江東区スポーツ会館で行われる。男子はクラブ・実業団ともに8チームずつ参加し全8試合、女子は各4チームずつ参加し全4試合をそれぞれ行う。実業団は東京都実業団連盟の企画であり、参加チームは東京都実業団選手権のベスト8のチームとなっている。クラブは東京都のチームが主だが、昨年同様横浜ギガスピリッツも参加する。実業団は参加チーム中6チームが2月に行われる全日本実業団選手権に出場するため、チーム状態の調整などの意味合いもある。また、クラブにも同じく2月に行われる関東クラブ選手権(全日本クラブ選手権関東予選)を控えているチームもある。
試合予定
女子
10:00
A 特別区 vs B・J
B 東芝府中 vs ブルドック
11:30
A 三井住友銀行 vs LITTLE FIENDS
B 丸紅 vs D.C.T
男子
13:00
A 東京日産 vs UNDERDOG
B メディセオ vs 代官山MADMAX
14:30
A 新生紙パルプ商事 vs 葛飾バックボーン
B 日本無線 vs RBC東京
16:00
A 横河電機 vs エクセレンス
B 大塚商会 vs 横浜ギガスピリッツ
17:30
A 葵企業 vs 弥生クラブ
B 三井住友銀行 vs ファミリーテンス東京

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

オールジャパン2012 更新のお知らせ

 オールジャパン2012の関連記事を掲載しました。

フォトアルバム

<1回戦>
 ホシザキ  JR東日本秋田  日本無線  大塚商会  宮田自動車  三井住友銀行  九州電力  レノヴァ鹿児島

<2回戦>
 ホシザキ  日本無線  豊田通商  宮田自動車  アイシンAW  九州電力  レノヴァ鹿児島

<3回戦>
 豊田通商  九州電力  アイシンAW

出場チーム紹介

  JBL2(3チーム) 

  実業団:社会人(2チーム)地方ブロック(5チーム)

JBL2 2011-2012 第15・16週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月14日・15日に2011-2012レギュラーシーズン後半戦のスタートとなる第15・16週の9試合を行った。2連戦が4組と1戦のみが1組だったが、その中でDライズとビッグブルーがそれぞれ石川と豊田合成に2連勝した。また豊田通商vs日立電線戦と兵庫vsアイシンAW戦はそれぞれ一つずつ星を分けた。さらに、一試合のみだったレノヴァvs黒田電気戦は黒田電気が勝利した。
 第17週は土日の連戦となる組み合わせもあるため、2日間で6試合が行われる。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第15・16週の結果>
上段:1月14日(土) 下段:1月15日(日)
●豊田通商 68 ( 24-18  17-13  11-21  16-22 ) 74 日立電線
豊田通商 82 ( 19-8  9-19  20-13  34-21 ) 61 日立電線●
●石川 70 ( 23-15  11-26  17-15  19-17 ) 73 Dライズ
●石川 80 ( 23-24  25-17  21-19  11-21 ) 81 Dライズ
●豊田合成 78 ( 21-24  23-23  16-15  18-21 ) 83 ビッグブルー
●豊田合成 65 ( 15-19  19-10  11-21  20-22 ) 72 ビッグブルー
兵庫 79 ( 23-15  16-14  20-17  20-21 ) 67 アイシンAW●
●兵庫 67 ( 19-22  21-15  12-24  15-16 ) 77 アイシンAW
●レノヴァ 58 ( 16-19  21-11  4-18  17-13 ) 61 黒田電気○(※1月14日のみ)

<現在の順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 13勝3敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城 13勝3敗
3位:TGI・Dライズ 10勝6敗
4位:兵庫ストークス10勝7敗
5位:レノヴァ鹿児島 10勝7敗
6位:日立電線ブルドッグス 8勝8敗
7位:黒田電気ブリットスピリッツ 7勝9敗
8位:石川ブルースパークス 6勝11敗
9位:豊田合成スコーピオンズ 3勝13敗
10位:ビッグブルー東京 2勝15敗

<第17週の予定>
1月21日(土)
会場:東京都/東京海上日動石神井体育館 ※無料
13:00 ビッグブルー vs レノヴァ
会場:群馬県/千代田町総合体育館 ※有料
15:00 Dライズ vs 兵庫
1月22日(日)
会場:東京都/東京海上日動石神井体育館 ※無料
13:00 ビッグブルー vs レノヴァ
会場:石川県/いしかわ総合スポーツセンター ※サポーター会員(当日入会可)
13:30 石川 vs 黒田電気
会場:愛知県/大府市民体育館 ※無料(記名要)
13:30 豊田通商 vs アイシンAW
会場:愛知県/豊田合成健康管理センター ※無料
14:00 豊田合成 vs 日立電線
会場:栃木県/西方総合文化体育館 ※有料
15:00 Dライズ vs 兵庫

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.2

☆オールジャパン2012特集<後編>
 男子はトヨタ自動車アルバルクがアイシンシーホースの5連覇を阻止し、5年ぶり2回目の優勝で幕を閉じた『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』(オールジャパン)。今大会では九州ブロック代表で出場した九州電力が現在の対戦形式となってから初の3回戦に進出した。また、個人成績では日本無線#6鈴木伸がアシスト合計・平均ともに2位に、大塚商会#24長谷川聖が得点平均で1位、三井住友銀行#92小松がリバウンド平均で1位に、JR東日本秋田#9石橋がリバウンド平均で2位に入った。JBL2ではレノヴァ#4のジョンソンが得点合計で1位、平均で2位に、リバウンド合計・平均ともに2位に入った。
 オールジャパン2012特集の後編となる今号は3回戦でJBLに挑んだJBL2の2チームと実業団の1チームのゲームをレポートする。
<3回戦>
○日立サンロッカーズ 90 ( 18-15  23-14  23-16  26-11 ) 56 豊田通商ファイティングイーグルス●
 昨年と同じ3回戦での顔合わせとなった両チーム。豊田通商はスタートに#11神津、#0飯田の2選手を入れる高さの差をカバーする布陣で挑んだ。序盤、日立サンロッカーズがリードしていくが、メンバーチェンジなどもあり、徐々に豊田通商がオフェンスのリズムを作っていき追い上げると、3点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドも豊田通商の勢いは続き、残り8分13秒には2点差まで迫るが、ここは日立サンロッカーズが突き放す。しかし引き離しきれない日立サンロッカーズに対し豊田通商がまたも追い上げ、残り4分32秒には再び2点差となる。しかしここで日立サンロッカーズが引き離し、12点差で前半を終える。後半に入りディフェンスを厳しくした日立サンロッカーズに対しなかなかオフェンスがつながらなくなった豊田通商は厳しい展開に。ここから日立サンロッカーズが引き離していくと追い上げの隙を与えず、34点差をつけて日立サンロッカーズが勝利した。前回と同じく日立サンロッカーズに敗れた豊田通商だが力を出せないまま終わった前回に比べるといいゲームができたと#1宮崎。「出だしは去年に比べすとできたところはありますが、後半の勝負がかかったところでの集中力の差が出ました。向こうのディフェンスが厳しいことは前回の対戦で分かっていたのですが、それでもそれ以上のすごさがありましたね。前回も対戦後にあのディフェンスを目標にしようと話したのですが、今回もこの対戦での経験を後半戦に活かしていきたいです」と語った。
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○トヨタ自動車アルバルク 102 ( 29-9  20-12  34-8  19-19 ) 46 九州電力●
 オールジャパン3回目の出場にして初の3回戦進出を果たした九州電力はJBL1位のトヨタ自動車アルバルクと対戦した。序盤は硬さもあり、開始から3分半無得点が続く。残り6分28秒に初得点となるも、その後もトヨタ自動車アルバルクのオフェンスを止められず、九州電力のシュートはなかなか決まらず、20点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドもトヨタ自動車アルバルクの流れは変わらないが、九州電力のオフェンスも徐々につながるようになる。しかし点差が詰まることはなく、この後もトヨタ自動車アルバルクがリードを拡げ、56点差をつけて勝利した。敗れた九州電力だが、こういう展開は予想通りだと山口コーチは言う。「うちは学生のようにシュートが入るわけではないし、どうやって得点を取ろうかと考えていました。このような公式戦という真剣勝負の中でJBLのチームと対戦できることはこの大会以外はないですから、今回体感したことをみんなで次に活かしていきたいです」と山口コーチは語った。また、「これからもJBLにチャレンジしていきたいので、来年もオールジャパンに出て、またここまで進んできたい」と山口コーチをはじめ、#5中川、#45根岸らは口を揃えて言った。
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○リンク栃木ブレックス 106 ( 23-19  25-10  36-13  22-17 ) 59 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城●
 序盤、動きが硬いアイシンAWは開始から4分半近く無得点が続く。しかし残り4分を切ってから、アイシンAWのフォワード陣が積極的に得点を取りにいくと徐々に追い上げ、4点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ってからはリンク栃木ブレックスがリバウンドを制し、徐々に引き離していく。粘りたいアイシンAWだが、厳しいディフェンスにミスも多くなり、リズムに乗れない。前半で19点差となると、後半に入ってもリンク栃木ブレックスが点差を拡げていき、45点差で勝利した。敗れたアイシンAWは後半になって足が止まることも増え、プレーの厳しさを伺えるゲームとなった。「かなり体力消耗が激しくて、動けなくなっていました。頑張れた部分もあるし、消極的になったところもあって、いい面も悪い面も出ましたね。しかし頑張れば通用するっていうところもあったと思うので、その辺りを後半戦につなげたいです」と今シーズンから指揮を取る伊藤HCは言う。好ディフェンスを見せた#1藤村は「全くレベルが違うとは思いますが、その中でも諦めずに最後までやれたことはこれからにつながると思います。今シーズンはうちのチームとしては得点力を挙げていくことを第一にしているのですが、自分自身のプレーとしてはディフェンスからっていうことを意識しているので、そこはしっかりとやっていきたいです」と語った。また、リンク栃木ブレックスのメンバーに入ってプレーしたDライズの#11多嶋は「チャンスをもらえたことに感謝したいです。Dライズでは勝ててない相手なのですが、今シーズンはまだチャンスもあるのでいい試合をして勝ちたいですね」と後半戦への意気込みを語った。
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 オールジャパンが終わると、JBL2はレギュラーシーズンの後半戦からプレーオフへ、実業団はシーズンの締めくくりとなる全日本実業団選手権大会へと続く。
スポーツのミカタ オールジャパン2012:チームインタビューやフォトアルバムなどを掲載
『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』公式サイト

☆JBL2 2011-2012
 オールジャパンを挟んで休止中だったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)のレギュラーシーズン後半戦が1月14日からスタートする。リーグ戦再開早々に同じ組み合わせでの土日2連戦(レノヴァvs黒田電気線を除く)となるこの週末だが、現在2位のアイシンAWと4位の兵庫の2連戦は後半戦を、そしてさらにプレーオフをうらなう重要なゲームになってくるだろう。
第13・14週の結果と第15・16週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.1

☆オールジャパン2012特集<前編>
 2012年年明け早々の1月1日からスタートした『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』(オールジャパン)。1回戦では実業団の7チームとJBL2の1チームが登場し、実業団の4チームとJBL2の1チームが2回戦に進んだ。2回戦ではJBL2の残り2チームが登場、その2チームと実業団1チームが3回戦に進んだ。今の形式になってから初の実業団チームの3回戦進出となった。3回戦ではJBL2・実業団ともにJBLのチームに敗れた。
 この10チームのゲームを写真を交え振り返るオールジャパン特集。今号では1・2回戦を振り返る。
<1回戦>
○ホシザキ 65 ( 22-13  8-10  18-13  17-18 ) 54 JR東日本秋田●
 同じ実業団のチーム同士でほぼ毎年2回の実業団の全国大会に出場していながらこの 年間1度も対戦のなかった両チーム。この間にホシザキのメンバーは全員入れ替わったため、初の対戦と言えるだろう。今シーズンはメンバーが減り、センターが1人とインサイドが厳しいホシザキと、実業団の強豪チームながら今シーズンは社会人選手権の出場を逃すなど結果につながらないJR東日本秋田。インサイドで有利に立つJR東日本秋田だったが、シュートがなかなか決まらず得点が伸びない。ホシザキは好ディフェンスで流れを作ると、最後まで崩れることなくプレーし、初出場のオールジャパンで初勝利を挙げた。初出場ながら初戦を突破したホシザキの増田HCは「今日はある程度うちのバスケットができました。1センターの吉田もファールをしないで最後まで頑張ってくれたし、三浦を中心にオフェンスも積極的に攻める姿勢を見せてくれました。明日は大学王者の青山学院大なので、強い相手ですが全力でやりたいです。」とホッとした表情を見せながらも2回戦に向けて気持ちを引き締めた。敗れたJR東日本秋田の柿崎HCは「今日はシュートが入らず、リバウンドを取っていてもブレークも出なくて、最後までうちのリズムでバスケットをすることができませんでした。12月が時期的に仕事が忙しく練習があまりできないこともあって、上手くコンディションを整えることができなかったということもありますが、2月の全実に向けてはそんなことも言ってられないのでしっかりと修正して臨みたいです」と語った。
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●愛媛教員クラブ 73 ( 17-15  16-18  14-33  26-16 ) 82 日本無線○
 昨年のこの大会と同じ顔合わせ。昨年は日本無線がスタートから流れをつかみ一気に引き離したが、今回は愛媛教員クラブがスタートダッシュに成功。劣勢に回った日本無線は動きが硬く、なかなかリズムに乗れない。しかし後半に入って本来の動きを取り戻した日本無線が愛媛教員クラブを引き離し勝利、昨年に続き1回戦を突破した。
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●大塚商会 93 ( 13-21  22-15  25-27  26-23  7-20* ) 106 中央大学○
 選手兼Aコーチとして登録している岡村がベンチのまま試合を進める大塚商会。なかなかリズムに乗れなかったが、終盤追い上げなんとか延長戦に持ち込む。しかし、延長では中央大の勢いに乗って速い展開に対応できず一気に引き離され敗れる。岡村Aコーチは「今日はチームに試練を課す意味で自分が出ないことにしました。来シーズンは自分は絶対にプレーしないので、今からそういう準備をしておかなくてはいけないと思いました。試合の途中で何度も出ようかと思ったのですが、ここで自分が出てもし勝てたとしてもそれはチームのためになるのだろうかと考えると出ない方がいいと思ってベンチで見ていました。結果は残念ですが、これをそれぞれの選手がしっかりと受け止めて次につなげたいですね」と語った。
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●北陸高等学校 68 ( 19-19  10-21  14-18  25-16 ) 74 宮田自動車○
 スタートはどちらもリズムを作れないまま進むも、第2ピリオドに入って宮田自動車が流れをつかみリードを奪う。後半に入っても宮田自動車がリードを拡げると、第4ピリオドに北陸高等学校の追い上げをしのぎ、宮田自動車が逃げ切った。昨年は1回戦で中央大に敗れた宮田自動車だったが、今シーズン即戦力の新人が入りチーム力がアップ、1回戦を突破した。「得点力のある新人が入ったことで、これまで偏っていた得点が分散されるようになり、チームとしてはいい形で得点を取れるようになりました。しかし、ゲームをコントロールできずバタバタしてしまったのは、まだまだ力が足りないということです。明日の東海大は学生のチームではありますが、目標にしているチームでもあるので、胸を借りるつもりでしっかりとやりたいです」と宮田自動車の佐々木HCは語った。
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●三井住友銀行 54 ( 8-18  11-15  12-13  23-25 ) 71 九州電力○
 序盤は重たいスタートだったが、九州電力が先にリズムに乗ると得点を重ねる。なかなか本来の動きにならない三井住友銀行はシュートも決まらず得点が伸びない。第2ピリオド以降は三井住友銀行も粘りを見せるも、序盤の得点差を縮めることができない。九州電力が初出場の三井住友銀行を破り、3回目にしてオールジャパン初勝利を挙げた。大応援団の中での初のオールジャパンとなった三井住友銀行、「硬くなるよりもう少し悪いところまで行っていました」と黒木HCは振り返る。「うちがやりたかったことが全然できませんでした。得点を見るとロースコアですから、決して相手も調子がいいとはいえなかったと思うのですが、それ以上にうちが悪かったです。初めてだし、応援の方々がたくさん来てくださっていることでそういう状態になることはある程度分かっていたし、対策もしていたつもりでしたが、ダメでした。今日の試合でうちの悪いところが改めて出てきたので、あと1ヶ月で少しでも修正して全実に臨みたいです」と語ると、「また来年もオールジャパンに出場して今度こそ勝ちたい」と厳しい表情で言った。
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○レノヴァ鹿児島 85 ( 24-19  15-22  25-15  21-11 ) 67 延岡学園高等学校●
 前半はシュートが決まらず厳しい展開となったレノヴァ鹿児島だが、後半に入って流れをつかむと一気にリードし、そのまま勝利した。3冠を取った高校生王者とはいえ、負ければ「プロが高校生に負ける」と言われる“十字架”を背負ったレノヴァ鹿児島は序盤こそ硬さが出たが、後半になってようやくチームらしさを発揮することができた。
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<2回戦>
○青山学院大学 98 ( 27-13  27-16  25-17  19-19 ) 65 ホシザキ●
 序盤から青山学院大学が好調に得点を重ねる。開始から5分間無得点だったホシザキだったが3ポイントシュートでの得点から徐々に得点が入るようになってくる。青山学院大のオールコートプレスにも対応し、徐々に得点を重ねるも、青山学院大の得点を止められず点差は開いていく。最終ピリオドは青山学院大がベンチメンバー主体としたこともあり同点で終えるが、33点差で敗れた。「大学チャンピオン相手に試合ができたことは本当にいい経験になりました」と#12三浦。「確かに力の差はありましたが、自分たちらしさは出せたと思います。この経験を2月につなげられるようにということを意識してやっていました。ここからあと1ヶ月をしっかりと追い込んでやっていきたいです」と語った。
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●日本無線 70 ( 24-19  19-17  9-33  18-31 ) 100 豊田通商ファイティングイーグルス○
 この2回戦も1回戦に引き続き昨年と同じ顔合わせとなった。序盤は攻守に集中したプレーを見せた日本無線がリードを奪う。前半を終え日本無線が7点リードとなるも、後半に入りディフェンスを厳しくした豊田通商ファイティングイーグルスが一気に逆転し、さらにリードを拡げる。なんとか粘りたい日本無線だったが、主力の運動量が落ちてきたこともありシュートが決まらず厳しい展開に。豊田通商ファイティングイーグルスが後半で64点を取り勝利した。前半の日本無線の勢いを作るプレーを見せた日本無線#1福田大は「試合中はとにかくシュートを打つことしか考えてなかったです。最後のファールアウトは出る時にファールが4つだから気をつけるように言われていたのにすっかり忘れてました。そのくらい集中していたんですかね。残念ですし、悔しいですけど、来年もまたオールジャパンに出て次こそ3回戦に行きたいです」と語った。
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●東海大学 96 ( 21-20  27-13  19-18  29-16 ) 67 宮田自動車○
 第1ピリオドは東海大が思い切りのいい宮田自動車のオフェンスに対し、東海大はリズムに乗り切れず接戦に。しかし第2ピリオド、東海大が抜け出しリードを拡げる。粘る宮田自動車だが終盤にも点差を拡げられ、29点差で敗れた。宮田自動車には今シーズン2名の即戦力の新人が加入、このゲームも#22鈴木がPGとしてゲームをコントロールし、#31小川が積極的に点を取りにいき、チームに貢献した。40分のフル出場となった#22鈴木はこのチームに加入後SGからPGにコンバートした。「PGは難しいですね。まだまだダメです。大変ですが、やりがいがあります。小川とは小学生のころから対戦したりして、幼馴染みたいな関係ですね。大学では同じポジションだったので一緒にコートに立つことはあまりなかったのですが、今は一緒にやれるので楽しいし、心強いです。2月の全実は初めての実業団の全国大会なので頑張りたいです」と語った。
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●大東文化大学 58 ( 11-15  17-10  16-23  14-16 ) 64 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城○
 前半はアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城のシュート確率が悪く得点が伸びないこともあり大東文化大学がリードする。しかし第3ピリオドで逆転したアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城が最後までリードを守り切り勝利した。大学生相手に苦戦したアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城は「休みボケですね」と伊藤HCも#55熊澤も苦笑いだった。
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○九州電力 83 ( 26-18  19-13  19-22  19-15 ) 68 日本大学●
 スタートから九州電力が勢いに乗りリードを奪う。その後は好ディgフェンスで日本大の追い上げを許さずリードを守り切り、3回目の出場にして初の3回戦進出を決めた。念願の3回戦進出に山口Aコーチはホッとした表情だった。「本当にここまで長かったです」と#5中川。この日35分とチームの中で最も出場時間の長かった#75田中は「自分の仕事をすることだけを考えていました。次はJBLとの試合ですが、いつも通り自分の仕事をしっかりとやりたいです」と意気込みを語った。
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○拓殖大学 108 ( 23-23  30-17  25-21  30-35 ) 96 レノヴァ鹿児島●
 拓殖大学が第2ピリオドでレノヴァ鹿児島を引き離す。レノヴァ鹿児島は終盤追い上げるも、拓殖大の勢いを止めることができず2回戦で敗退した。敗れたレノヴァ鹿児島の鮫島HCは「今日のゲームはここまでモチベーションを高くやってきた拓殖大にあっぱれという感じです。我々の問題ももちろんありますが、向こうの選手たちが素晴らしかった。今回オールジャパンに出たことでチームとしても収穫がありました。これをリーグの後半戦につなげないといけないです」と語った。
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取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:JBL2

 オールジャパン2012に出場するJBL2の3チームを紹介。

豊田通商(JBL2・1位)

アイシンAW(JBL2・2位)

レノヴァ(JBL2・3位)

オールジャパン2012 出場チーム紹介:アイシンAW

アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(JBL2・2位) 4年連続5回目
 強固なディフェンスでJBL2で2位を守っている日本人のみのチーム。今シーズンは補強もありオフェンス面が増強している。

Hコーチ:伊藤 篤司
『まだチームは出来上がっていない』
 リーグ戦では当然全部勝ちたいのは勝ちたいのですが、負けが必要な時もあるかもしれないですね。必要というか、その負けたことをどう解釈して次につなげていけるかっていうのが非常に重要かなと。自分としてはまだチームはそれほど出来上がってないのに結果的には今まで9勝1敗という形で来ていました。正直決して安定してないなとは思っていたのですが、やはり結果が付いてきている以上選手は安心してしまうという感じはありましたね。オールジャパンの初戦は倒産大か大東大のどちらかですが、実力からしてどちらが来るかわからない感じですよね。京産大は自分の母校なのでやはり楽しみですが、大東大はインサイドには鎌田君がいますし、岸本君とか遠藤君とか能力も高いので、ああいうチームとやれるっていうのもすごく楽しみです。初戦はやはり入り方が重要ですよね。向こうは2戦目になりますが、うちは1戦目なので乗せてしまうとドンドン調子が上がっていってしまいますし、そこは注意するところですね。
『一生懸命やっている姿を見せたい』
 3回戦のリンク栃木との対戦については我々はチャレンジャーですから好きにやればいいと思いますよ。かしこまってやる必要もないと思っています。もちろんHCとしてはどんな大会でも勝ちを虎視眈々と狙っていくっていうことは常にあります。それに今回はテレビ中継もありますから、2部のチームでもJBLのチームに対して一生懸命やるっていう姿を見せていくチャンスなので、そこは大きくいえばJBL2でやっているチーム全体の期待も僕らは含んでいるんじゃないかと感じています。JBL2をアピールするいいチャンスなのかなと思いますね。ただ、やはり我々は実業団ですから仕事をして練習という形をやっている疲労も溜まってきてるだろうし、お正月はみんな休みたいという気持ちは少なからずあると思うんですよね。そういうテンションでやらないといけないというのは非常に難しいところはあります。上手く疲労を抜きつつも、そこはチャレンジャーですから頑張って戦っていきたいです。

キャプテン:#21鈴木 鉄夫
 JBLでの経験を生かし、プレーでチームを牽引する。多くのチームや選手から目標にされる選手の一人となっている。
『うちのいいところを出していきたい』
 今のところチームはそんなにいい状態ではないですね。昨シーズンよりシュートがよく入るようになったので点は取れるようになったのですが、ボールが上手くまわらない時とかはシュートそのものが打てなくて苦しんでます。そうなるとどうしても熊澤の1対1に頼ってしまったりして、チームとしてのバスケットはよくない状態ですね。オールジャパンに対しては正直あまり意識していないのですが、初戦で負けないようにっていうくらいですかね。京産大か大東大ですが、どちらにせよ大学生なので、そこはやはりJBL2の2位というプライドを持ってやっていこうという感じです。勢いとか運動量ではやはり大学生の方が練習もしているしあると思うので、ポイントポイントで上手くその波を切って、うちのいいところを出していけるようにしたいですね。3回戦でJBLとの対戦ですが、勝ってやろうとかいう気持ちはないですね。まあ、できればいいですけど…って感じです。まずは2回戦を勝って、3回戦にですね。あとは自分のプレーがJBLでやっていたころに比べてどのくらい落ちてるのか、そしてどのくらい通用するのかっていうのはちょっと楽しみです。

ピックアップ:#55熊澤 恭平
 新人ながら今シーズンから新設されたJBL2・月間MVPで開幕月である10月のMVPに選出される活躍でチームのスタートダッシュに貢献。驚異の身体能力と高いバスケIQから繰り出されるプレーは見る人を魅了する。
『オールジャパンに出られることに感謝してプレーしたい』
 オールジャパンは初戦が大学生ということで間違いなく元気がありますし、走ってくるとでしょうから、うちも走るチームだし、JBL2の2位というプライドがあるので大学生に走り負けないようにしていかないといけないです。自分としては3回戦のリンク栃木、そこに挑戦したいという気持ちがあります。そこで今の自分の力がどのくらい通用するかっていうのを試したいかなと思います。オールジャパンという大会に出られるということがすごいことなんだなっていうことをJBL2に入ってから気づいたっていうのはすごく自分としては大きくて、出られることを感謝したいですね。社会人になって月から金まで仕事をしながら試合をする大変さを本当に感じていて、オールジャパンのような大きな大会に出られるということを自分の中で重く受け止めてプレーしたいっていうのは大学の時にはなかった感じですね。
『大人のバスケットを学んでいる』
 初戦の相手は大東文化大か京都産業大ですが、大東文化に関してはすごく若くて勢いのあるチームというイメージで、京産に関しては関西のチーム全体に言えるのですが、アウトサイドを多く打ってくるすごく積極性のあるチームだなという印象ですね。大学生についてはチームの中では僕が一番年が近いので、ある程度考えていることとかも分かるとは思います。だけど僕はJBL2に入ってJBL2の選手の皆さんのプレーを見て、すごく上手くスクリーンをかけるとか、ファールをするポイントとかそういうのをすごく感じています。これが大人のバスケットなんだなっていうのを学んでいるところなのですが、そういう大人のバスケットっていう部分が逆に大学生に対しては通用するんじゃないかなと思いますね。

取材日:2011年12月11日(日)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:豊田通商

豊田通商ファイティングイーグルス(JBL2・1位) 9年連続13回目
 2008-2009シーズンからJBL2では無敗を誇っていたが、今シーズンは3年ぶりにレギュラーシーズンでの黒星となり現在2敗。負けを知ってからの強さを見せたい。オールジャパンでJBLに勝利することがチームにとっての目標の1つとなっている。

Hコーチ:渡邊 竜二
『妥協しないこと』
 1敗してから出し切ること、妥協しないことっていうのを言い続けて、何かを変えるというよりは自分たちが変わることを目指していますがまだまだです。今までも勝っているけどモヤモヤしているという試合がほとんどなんですよ。なので本当に起こるべくして起きた負けだったのかなと思いますね。オールジャパンは多分初戦は前回と同じ日本無線になると思いますが、外からのシューターがたくさんいる印象なので、やはり気持ちよく打たせないことですね。激しいディフェンスができれば大丈夫だとは思いますが、ディフェンスが後手に回って締まって向こうのシュートが入り出すと怖いかなとは思っています。相手がどうとかでなく、自分たちの中でチームディフェンスが本当に機能するかというのがあって、負けた試合もそうでしたがうちはディフェンスが崩壊する時間があるんですよ。そういう時間帯をいかに短くしてなくせるかがポイントなのかなと思います。
『JBL2の力を見せられるように』
 3回戦の日立はアウトサイドシュートがガードが中心で、3ポイントシューターがいなくなったことは大きいかなとは思います。とはいえあのチームはディフェンスのチームだと思っているので、いかに点を取るかが重要なのかなと思います。どうしても竹内がいるとミスマッチが絶対1か所はできてしまうんですよね。竹内のところ以外はそんなにサイズ的に差が出ると言うことはないのですが。今のチーム状態ではなかなか今ここを見てほしいというアピールするところがないのが正直なところですが、それでもやはりJBL2もそこそこやるぞっていうところはなんとか示したいと思いますね。

キャプテン:#1宮崎 恭行
 攻撃型PGとしてチームを勝利に導くキャプテン。厳しいマークも物ともしない得点力をもつ。
『負けた時の悔しさは大きい』
 今年に入ってからは負けたDライズ戦以外でも負けてもおかしくない試合がいくつかあったので危ないなという気持ちはあったのですが、やはりどこかに油断があったのだと思います。みんな一生懸命にはやっているのですが、どこしらそういう気持ちがあって、それがあの試合では出てしまったように思います。相手を格下という風に捉えてしまうと試合へのモチベーションも落ちてしまって、集中力も続かなかったりと、やはり気持ちの面が全てですね。確かに勝ち続けるプレッシャーというのもありましたけど、それ以上に負けた時の悔しさは大きいです。全員選手は悔しいという気持ちがあったと思うので、その後は集中していい練習ができたと思うし、まだ100%ではないですけどいい方向には進んでいるかなと思います。でもまだまだこれから変えていかないといけないとは思っています。やはり全て練習ですので、普段の練習から試合を意識した練習ができていたかといえばできてなかったですし、そこは変えていかないといけないし、もっと僕がみんなに声をかけて気持ちの面でも引っ張っていかないといけないと思いますね。
『泥臭いところも必死で』
 今回の組み合わせは一瞬昨年のかなと思ってしまいました。前回の日本無線との対戦の時は珍しく前半からいい調子でいけましたが、当然向こうも勝ちたいと思っていると思いますし、そういう挑んでくる相手に受け身にならないようにしたいですね。次の3回戦のこともありますし、初戦からチャレンジャー精神というのを持って臨みたいです。その日立との対戦では前回、何もできず、悔しい思いをしました。JBLのスタッツを見ても日立はディフェンスのチームなので、なかなか崩しづらいところはあります。なので前回はオフェンスが悪い流れになって、それをディフェンスにも引きずってしまいました。日立に今シーズン入った柏倉さんとはこれまで一度も対戦したことがないです。マッチアップしながらたくさん学べることもあるでしょうし、学ぶだけじゃなくてドンドン挑んでいきたいですね。前回と同じ相手なので、やはりチャレンジャーという気持ちで一生懸命臨んでいるところを見てもらいたいですね。全力でプレーして、泥臭いところでも必死でやっていかないと相手にはならないので、そういうところを見てほしいと思います。オールジャパンでのJBLのチームに勝利するというのはうちのチームの最大の目標で、チームが一つになって向かっていかないと達成できないものなので頑張っていきたいです。

ピックアップ:#11神津 祥平
 2010-2011シーズンの新人王。インサイドでの強さを発揮すれば、得点やリバウンドで活躍、勝利に貢献する。
『気まずい感じで試合を終えたくない』
 負けてからは全員練習に対しての気持ちも変わってきました。そういう意味では負けたことがいいきっかけというか、自分を改めることができたように思います。やはり勝ち続けることでどこかに勝てるんじゃないか、勝てるだろうと言う気持ちがあったのですが、負けがきっかけで自分のやらないといけないことを再確認したっていうのはあります。初戦となる2回戦は多分日本無線が来ると思いますが、大学の先輩もいますがあまり意識せず、まずは手堅くいきたいですね。トーナメントは入りが大事なので気を抜かないようにしっかりとしたゲームをしたいです。3回戦の日立との対戦は多分竹内譲次さんとのマッチアップになるんじゃないかと思いますが、身長では完全にミスマッチになってしまいますね。普段あまり自分は相手の方が自分より大きいという状況になることが少ないので厳しいところはありますが、あの人より僕の方が少しは速いと思うので、しっかり動いてなるべくボールを持たせないようにできればいいかなと思います。今回ハニーカットが入って、彼はずっとJBLにいたので日立に対してもいろいろと情報ももらって練習してますし、頑張って少しはひと泡吹かせたいですね。前回がそうでしたが、もう気まずい感じでは帰りたくはないですから。お正月からそんな雰囲気になるのは嫌なので、頑張っていきたいです。

取材日:2011年12月18日(日)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:実業団:地方ブロック

 オールジャパン2012に出場する実業団のチームの中で、地方ブロックからの出場の5チームを紹介

宮田自動車(北海道)

JR東日本秋田(東北)

大塚商会(関東)

ホシザキ(東海)

九州電力(九州)

オールジャパン2012 出場チーム紹介:レノヴァ鹿児島

レノヴァ鹿児島(JBL2・3位)
 昨シーズン、プレーオフを目前にシーズンが中止となった。選手の入れ替えは多かったが、昨シーズンからのチーム力はつながっており、初のオールジャパン出場を決めた。

Hコーチ:鮫島 俊秀
『プロチームという十字架』
 オールジャパンは3年ぶりですね。レッドシャークスが最後の年に有終の美で出て、3回戦まで行きました。久しぶりの出場ですが、正直言って勝つ自信はないですね。まだまだうちのチームの強さは危うものなので。あと延岡学園高とは一番やりたくなかったんですよ。隣の県で、それに何より彼らは強い。彼らのモチベーションが落ちてくれることを望みたいですけどね。みんな高校生は大丈夫でしょうって言ってますが、どこにもそんな保証はない。なんだ高校生にプロが負けるのかってそんな十字架を背負わされてますからね。正直言って今年のオールジャパンは非常に辛いですね。それにうちは中園でさえオールジャパンを経験してなくて、経験している西堂は勝ち上がってというのではなく出るべくして出てるわけでしょう。あの怖さを彼らはまだ分かってないんですよね。
『辛い大会です』
 2回戦勝つと拓殖大ですが、ここは長谷川が出られないもしくは出ても本調子ではないので、そこは何とかなるかなという気はしています。何より怖いのはあの雰囲気ですね。ほとんどの選手が初めてでしょう。おのぼりさんになってしまうような気がするんですよね。うちは真面目さでは負けないけど、あの雰囲気はね。でも今はまだ早いのでわざと何もオールジャパンには触れてない状態なんですよ。ここからモチベーションをどうもっていくかなので。それにしても九州同士を1回戦から当てるなって思いますよね。自分としては千葉とやりたかったですね。本当に辛い大会ですが頑張ります。

キャプテン:#39中園 隆一郎
 これまでエースとしてチームを牽引してきたが、今シーズンからチームキャプテンとしてもチームを率いることとなった。シュート力はもちろん、豊富な経験からのバランスのとれたプレーでチームをまとめる。
『雰囲気を楽しみたい』
 チームとしてはまだコミュニケーションが足りないと思うのですが、それは今シーズンが始まる前にもシーズン通してのテーマだと思っていて、西堂もだし、ラフもだし、新しい選手にも声をかけて、もっとそこを改善できるようにしたらもっといいチームになると思いますね。これまでも発言だったり、チームをまとめようという気持ちはなかったわけではないのですが、キャプテンになったことで増えましたよね。自分はオールジャパンは初めてですね。レッドシャークスが出た時は別のチームにいましたから。オールジャパンはJBLとかクラブチームとか、普段のリーグとは全然違う雰囲気だと思いますね。行ってみないと分からないのですが、高校生だったり大学生だったりと対戦するので、その雰囲気を楽しみながら勝ってJBLに挑戦したいです。
『自分たちのペースでやること』
 やはり1回戦が高校生なのでそれで絶対負けられないというのが硬さにならないといいなと思いますね。それがちょっと怖いですね。延岡学園高はセネガル人がいて、高校生だから元気よく走りまわると思うんです。そこでどこまで自分たちが向こうのペースではなくて自分たちのペースでやれるかだと思うんです。こちらにはラフもいるし、西堂もいるので、落ち着いてやればいいと思ってはいます。気をつけることは向こうの動きに惑わされないことですかね。2回戦の拓殖大は話ではオールアウトとは聞いているので、正直僕たちにとっては面倒くさいとは思うのですが、そこに振り回されずにどれだけ僕たちのバスケットができるかだと思います。勝ち上がれば東芝ですが、そこにもあまりイメージはないですね。チャレンジャーなので個人としてはいろいろなことに挑戦したいし、チームとしてもいろいろなことを経験してもっとチームを作っていけるようにしたいです。もちろん勝てたら最高ですが、そうなれるチームに、いい試合ができるチームにしていきたいと思います。

ピックアップ:#9西堂 雅彦
 JBL・トヨタ自動車アルバルクから今シーズン移籍。環境の違いに戸惑いながらも、チームを支え、牽引する意識を強く持ってコートに立つ。
『環境の違い』
 JBLとの違いとしては一番は環境ですよね。バスケットをする環境っていうのが、JBL2はほとんどが企業チームで仕事をしながらという環境なので、練習時間もそうですし、練習環境っていうのも整っていないっていうのが多いですよね。レノヴァもまだ発展途上のチームですから、練習環境的に難しい状況ですね。大学卒業後少しの間、黒田電気でプレーしていたのですが、その頃に比べてプロチームが増えてきて活性化している面はあると思います。ただ企業チームが多くて、力の入れ方がマチマチなのかなと思いますね。チーム練習というのが少ないので、コンディションを整えることとかが個人の意識の問題になってしまうんですよね。なかなか自分で判断してやっていくのは難しいですから、その辺もかなり大きいと思います。このチームではこれまでとは単純に求められているものが違うので、責任感っていうものは増えてきますよね。質が悪くなって、プレータイム増えて、責任が増える中で自分のプレーに納得できていないのでそこは辛いですね。
『元気なプレーを見せたい』
 今までは勝って当たり前のチームにいたのですが、今は出ることすら厳しい状況ですから、鹿児島のチームとしてJBL2から初めてオールジャパンに出るっていうことは、鹿児島の人たちにとっては大きいものがあるので、そういった意味でも本当に出れて良かったし、1回でも勝ってもっと注目してもらいたいというのはあります。延岡学園高については完成されたチームというのはありますね。高校生というよりは大学生に近いイメージですね。だけど相手がどこでも自分たちのバスケットをしたいという気持ちはあります。高校生だからというのではなく、同じ目線でやれたらと思います。相手が高校生で、僕らはプロチームっていうのを謳っているので、東京体育館というのもあるし、そこは初めての全国大会というのもありますからやはりいろいろなプレッシャーがあるとは思いますが、一人ひとりがどこまで自分をコントロールできるかというのが大事なんじゃないかと思います。これまでの自分を見てくれていた方々には下手になったなと思われないように、まずはプレーをしっかりと作らないといけないなと思います。自分でも感じてるってことは周りでも感じてると思いますが、一応僕は鹿児島でもプロでやっているので、質が落ちるっていうのはやはりあってはならないことなので、その質をできるだけ上げて、元気なプレーを見せたいと思います。

取材日:2011年12月11日(日)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:九州電力

九州電力(九州) 2年連続3回目
 前回は社会人選手権で優勝してのオールジャパン出場だったが、今回社会人選手権の出場自体を逃し、九州総合のみに絞って臨んだ。個々の能力もチーム力も高いが、なかなかチームとして安定してその力を出せていない。オールジャパンでも過去2回の出場は1回戦敗退となっており、今回初勝利を目指している。

コーチ:山口 健太郎
『受けにまわることなく、挑む気持ちで臨みたい』
 前回大会は2回戦の東海大戦を意識してしまって、地に足がつかなかないまま終わってしまったという感じでした。持っていき方のミスですね。今回、1回戦の三井住友銀行はこれまでも何度か対戦しているチームなのですが、これまで負けていないからと言って決して気を抜けないと思っています。昨シーズンの2月の大会で勝っていますが、その時と同じチームとは思ってないですし、今年に関しては向こうの方が成績は上なので、逆に胸を借りるつもりで、しっかりと自分たちのバスケットをやってきたいです。うちとしてはディフェンスから速い展開に持っていけるようにして、向こうのチャンスを極力潰して、タフショットを選択させて、しっかりみんなでボックスアウトをしてっていうところをみんなで頑張れるように練習しています。三井住友銀行はすごく頑張るチームで、大崩れしないという印象ですね。全日本実業団競技大会での横河戦を見ていたのですが、みんなの勝ちたい気持ちがすごく現れてて、いいチームだなと思いました。自分たちが受けに回ってしまうといい結果が得られないはずなので、挑む気持ちで臨みたいです。
『オールジャパンに出続けることが目標』
 2回戦の日本大はやはり石川君ですよね。なんだかんだ言って石川君のチームだなっていうのが強くて、あそこをどう止めていけるかというのがあります。あとはボールをつぶすディフェンスとか、ペネトレイトに対していかに早くチェックを入れて、ローテーションをするかというのは1回戦の銀行でも佐藤君とかシューターがいるから、そこはしっかりとやっていって、相手のプレーをどこまで限定させていけるかというのが重要ですね。相手にセカンドチャンスを与えないように、いかに相手の攻撃をつぶしていけるかというところで、それが上手くできればと思っています。僕としてはオールジャパンに出るということがチームの成長のためにも重要だと思っています。オールジャパンでは実業団以外のカテゴリーのチームともやれますし、上のカテゴリーとやれるいいチャンスですからね。オールジャパンに出続けるということを一つの目標にして、出たからは何かを残すということですね。これまでは出たことにある程度満足するところがあったのでしょうが、今はそれではダメで、もっと上へという感じです。前回のようなことは今回は大丈夫と言い切りたいところですが、9月の結果もあるので。みんながやることをやらないとどこにも勝てないということを自覚していてくれれば問題ないと思うのですがね。試合時間が遅いのでそこまでの持っていき方も難しいですね。
『言い合える環境から目標意識を浸透』
 9月の時に試合が終わってすごく長いミーティングをしたのですが、あの時にチームとして上を目指すのであれば慣れ合いというか、仲良し軍団はやめて、言いたいことは言っていかないとダメだって。それができないならもうバスケ止めようやっていうことを言って、みんなで時間をかけて話しました。そこでみんながしっかりと目標意識を持てるようになって、お互いに言い合える環境ができて、今は練習自体すごくよくやるようになっていますね。今回もポイントの1つは入り方ですね、やはり。とにかくしっかりと自分たちのやることができれば負けないと思うんです。うちはまだ1回戦勝ったことがないので、そういう意味では初出場の三井住友銀行とはそんなに変わらない状況だと思います。今回の対戦は社会人選手権に出れてない自分たちにとっては、社会人2位のチームとの対戦ということである意味よかったなと思っています。

キャプテン:#1平山 稔
 若い選手の多いチームをまとめ、引っ張るチームキャプテン。コートではアグレッシブに、ベンチでは誰よりも声を出して熱くチームを鼓舞する。
『チームディフェンスがどこまでできるかが大切』
 社会人選手権は第3回以来連続して出てましたから、出場できなかったのはちょっともどかしい感じでしたね。しかし、社会人選手権がなかったことで九州総合に集中できたところはありますね。今回、2年連続で3回目になりますが、そこはもう何も変わらないです。1回戦から始まりますし、うちはまだ勝ててないので。三井住友銀行に関しては今年は多分、相当チーム的にはいいと思っています。これまでの対戦ではうちが勝っていますが、かなり集中してやらないと足元すくわれるんじゃないかなと思いますね。どんな形であれ1回戦を勝てば、次はいけるかなという気もしているんですけどね。日本大に関しては関東の1部でインカレ上位のチームだと思っているので、ある意味今の自分たちの力を試すのにいいチームだと思っています。ポイントはやはりディフェンスだと思います。チームディフェンスがどこまでできるかでしょう。ディフェンスをサボるとうちはもうアウトなので、そこをしっかりみんなが理解して、コートに出た人がしっかりとディフェンスをできる環境が作れればいいと思います。目標はやはり3回戦まで行きたいですね。今一番強いトヨタとですが、そういうのがいい経験にもなると思いますし、オールジャパンでしか対戦できない相手ですから、対戦できれば全力で臨みたいです。

ピックアップ:#5中川 直之
 九州電力が全国の舞台に進む原動力となった選手。誰よりも勝ちたい気持ちが強いが、ポイントガードとしてチームを冷静に見ることもできる。
『続けて優勝することが大切』
 社会人選手権に出られなかったことはやはりなんだかちょっと一線から離れたっていう感じがしていました。今年はたまたま仕事が忙しくて、時間が経つのが早く感じたのでそういう取り残された感っていうのは感じる暇はなかったのですが、ただ普通に考えたらぽかんと穴が開いたなという感じでしたね。前回は社会人選手権で優勝してオールジャパンを決めてからの九州総合でしたが、そこで優勝したことで自信が付いたってことと、1回優勝したらその後も続けて優勝したいっていうのはありますね。昨年まで全国では勝っているけど九州総合では優勝したことがなかったので、九州で一番になろうと言うのが去年の目標でした。実業団では勝つのに高校生や大学には負けるって言われる頃があったので、それを払拭できたのはすごくうれしかったのですが、それを2年、3年と続けていくことがすごく意味のあることだと思ったので、そういった意味でも今回の九州総合は負けられないなと思いました。
『トスアップの瞬間から集中していくこと』
 9月の全日本実業団競技大会の1回戦で負けて、あの負けを簡単に流したくなかったので、交流戦の後みんなで長いミーティングをしました。それでまたそれぞれがしっかりと考えて、今後どうしていくかというのをチームで決めることができたので、そこでみんなで自覚を持ってやるようになったかなと思います。それでも人間なので手を抜くところがあるのですが、なるべく高いところにチームの基準をつけるように一生懸命やっています。三井住友銀行はすごく考えてやってくるし、すごく勝ちたい気持ちも伝わってくるチームで、これまではたまたまうちが勝たせてもらっているけど、最後まで集中を切らさないので、やりづらいなという印象はあります。今年は横河を2回倒したりとかコンスタントに結果を残しているチームなので、相当力をつけてきているんだろうなと思うと厳しい試合になるのではないかなと思います。初戦がそういう相手というのはこれまでうちにとって鬼門で、うちはトーナメントの入りがすごく悪いので、本当にしっかりとイメージを作って、トスアップの瞬間から全国大会の準決や決勝のように集中してやることが一番大切だと思っています。
『スピードのあるオールコートの展開を見てもらいたい』
 日本大はやはり学生なのでスピードとフィジカル、それと元気ですよね。シュートの確率とかその辺は怖いので、同じペースに付き合わないようにしないといけないです。いかに考えて上手くしのいでいって、さらに自分たちのペースに持ち込んでいけるかが重要だと思います。今までオールジャパンでは地に足がついた試合をしたことがないので、今度こそはちゃんと試合をして帰ってきたなと思える試合をしたいですね。うちのチームの良さはオールコートの展開だと思います。激しいディフェンスして、いいリバウンドとって、そこからの反応っていうのは見てもらいたいところですね。スピードのあるバスケットを展開できたらなと思います。

取材日:2011年12月21日(水)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:ホシザキ

ホシザキ(東海) 初出場
 APEXともに東海地区の実業団を牽引するチーム。今シーズンは選手の人数が減り、なかなか結果が出せなかったが、秋以降はオールジャパンに照準を絞ってやってきた。人数は少ないが、能力のある選手が多く、チーム力は高い。

コーチ:増田 浩二
『みんなで決めて進むことでチーム全体が変わってきた』
 始まった当初から来年新人が入ってくるまではこの人数でやるっていうことは決まっていましたし、戦力的には揃っているとは思っていたのですが、チームがなかなかまとまらなくて、さらにそれに対しての時間が費やせなかったこともあって、結果が残せないまま9月に入ってしまいました。でも9月に全日本実業団競技大会で負けてミーティングをやった時にみんなで意識統一ができたかなと思います。僕が決めるのではなくみんなで決めていこうということで、今回は東海総合に照準を絞ってやろうということを決めて、そこから選手自身がよく声が出るようになって、チーム全体が変わってきたかなと思います。9月の大会以降はうちは選手が9人しかいないので練習の中でゲームはできないのですが、個々のスキルをつけようということで体力をつける練習に取り組みました。人数が少ないということもあって、怪我人等が出れば6~7人でまわさないといけなくなりますから40分走れる力が必要なことは選手たちも分かっていましたがなかなか自分たちではやれないところがあるので、そこはやらせていこうかなと思って結構走らせました。東海総合ではSWOOPSとO55との対戦いうのはある程度分かっていたので、チームで何をしていくかというのを考えていきました。キャプテンの三浦と同期の水谷の2人がチームを引っ張っていますので、彼らがやれば他のメンバーもついていきますから、それで個々に意識を持って練習ができたことが結果につながったと思います。」
『一生懸命、真面目にやっているところを見せたい』
 JR東日本秋田に対しては僕は外のシューターよりもインサイドの選手の印象が強いですね。うちはそんなに高さがあるわけではないので、そこでうちのセンターがファールが嵩んだらどうしようかなというのはあります。リバウンドも重要になってくるので、そこは意識させてます。オールジャパンに出られたということはもちろん選手たちの自信にはなると思うのですが、それ以上に2月の大会やさらに今後につながってくるものでもありますから、なかなか大会レベルのチームと対外試合ができない環境でもありますので、1試合でも多く試合がしたいというのはあります。2回戦の青山学院大については正直レベルが違うので、少しでもいい試合ができればいいかなと思っています。経験をすることがまずは大切かなと。基本的に企業スポーツなので、名前を売っていく必要もありますから、社会人でも一生懸命、真面目にバスケットをやっているというところは見せたいですね。今回のオールジャパン出場は結果が新聞に載ったくらいですが、社内や取引先のお客さんにも声をかけていただいています。関東の営業所の方々からも応援に行こうかなという言葉をもらってて、非常にうれしいですね。会社からお金を出してもらって遠征なども行かせてもらっていますので、それで結果を残せないっていうのは会社にも申し訳ないですから、少しでも頑張ってきたということがアピールできて、応援してくださっている方にも見ていただけるので出場できてよかったと思っています。出場経験者は少ないのですが、大会に向けては自分たちだけでなく東海の代表として出るんだってことをしっかりといっていきたいですね。選手たちにはそういう自覚を持って臨んでもらいたいです。

キャプテン:#12三浦 正和
 チームのエースからチームを牽引する柱となった。若い選手からの信頼も厚く、その分責任も重いが、チームのさらなる上昇にむけて取り組んでいる。
『東海総合は優勝したいという気持ちが強かった』
 自分が大学の時は東海総合は優勝して当たり前だったので、オールジャパンは出れて当然という感じだったのですが、社会人になってみて東海総合で優勝する難しさを知りました。JBLとか他のカテゴリーが参加する大会に出られることがうれしいし、本当に価値のある大会だと思うので、自分のキャリアの中でも誇らしいことだと思います。チームとしては今年は東海でも勝てない試合があったり、愛知県でもAPEXに負けたりと安定してないです。9月の全日本実業団競技大会で三井住友銀行に対してそれなりにゲームはできたのですが、安定して力が出せなくて、自分たちの力はこれくらいなのかなと思ってしまうような部分があったので、東海総合は優勝したいという気持ちは強かったです。社会人選手権に出られなかったことで逆に東海総合1本に絞って大会に臨めたということはあります。取り組みとしては9月までの練習で何が足りなかったかという反省でやはり走る練習が少なかったということで、人数も少ないのに試合の中で走りきれなかったというところはあったので、この1ヶ月頑張って走っていこうと取り組みました。それが東海総合で成功したかなと思います。
『思い切ってやるしかない』
 JR東日本秋田に対しては東北のチームなので、走ることとディフェンスすることがしっかりしている印象です。対策としてはトランジションにちゃんとついていけるようにすることですね。ガード陣がすごく速いイメージがあって、シューターがいて、インサイドががっちりして、リバウンドを取って、外回りはどんどん1対1をしかけて3ポイントを打ってっていう印象、シンプルに一生懸命にやってくるチームなので、僕らもそれに負けないように思い切ってやるしかないと思っています。2回戦の青山学院大についてはリーグ戦やインカレのビデオを見て、本当に強いチームだなと感じるし、一人ひとりの能力も高いし、インサイド陣はドンドンと成長していっている印象ですね。全然うちの方が弱いのは分かっているので正直やりたくない気持ちもなくはないのですが、JR東日本秋田に勝ってやれるのであれば、自分のキャリアの中でもそういう相手とやれるって言うのはそんなにあることではないので楽しみというか目標にしたいですね。
『一生懸命やることが一番の売り』
 今考えているのは1回戦だけなので、青学がどうこうっていうことはみんな考えてないですね。JR東日本秋田の方がうちより格上なので、その中でなんとか勝ちたいですし、試合の内容的にもこれから2月の全実につなげていけるようにしたいですね。うちもなかなかスタイルが出せないというか、外のシュートが入らなかったら負けるっていう試合ばかりしているので、ディフェンスをしっかりやってその中で自分たちのリズムを作っていけるようにしていきたいです。それをやれればJR東日本秋田との試合もいい結果につながると思うし、2月にもいい形でつながっていくと思います。うちは吉田が1人ワンセンターで、あとはオールフォワードと言えるくらいの状態ですが、それぞれが自分の役割をやっていけるチームだと思います。一生懸命やるということが一番の売りで、その中でシュート力とか、走る力とかを見てもらいたいですね。みんなから応援されるようなチームを、会社内でも職場の人がまた観にきてくれるような、応援してくれるようなそんなチームを目指していきたいですね。実業団のチームとして会社の宣伝的な部分もありますが、社内の人に応援してもらえることが大切なので、自分たちの試合をまた観たい、応援したいと思ってもらえるように頑張りたいです。

ピックアップ1:#22藤田 大貴
 シューターとして期待されるも、チームがなかなか浮上できず苦しい状況の中、誰よりも強く勝ちたい気持ちを見せる選手。
『自分たちの力を出し切ってやりたい』
 オールジャパンは大学1年の時からですから7年ぶりくらいですね。JBLから高校生まで含めたすべての中の日本一を決める大会ですから、それに出られるっていうのはすごく光栄ですよね。自分たちの力というだけでなく、これをきっかけにチーム状態も上がっていければいいなと思いますね。JR東日本秋田はしっかりやってくるなという印象はあります。ガードやフォワードはのびのびやってきて、インサイドがまとめてっていう、本当に一丸となっているチームという感じですし、波があまりなくて、必ずどんな相手でも接戦に持っていける力がありますから、本当にいいチームですよね。うちはここ最近ずっと波があって負ける時は20点差30点差をつけられます。それが9月に三井住友銀行との試合では負けましたけど自分たちの中ではここ2年くらいの中でもかなりいいゲームができたなと思いました。オールジャパンではまずはJR東日本秋田にという気持ちが強くありますから、それに勝てればチームとしても力になると思うので、頑張りたいですね。オールジャパンはこれからも簡単に出られる大会ではないと思っていますから、自分たちのプレーをしっかりして絶対悔いの残らないようにしたいです。なかなかそんな大舞台では試合はできないので、雰囲気も楽しみながら、飲まれないようにしたいですね。自分たちの力を出し切ってやれればいい試合ができると思いますし、それが絶対自信につながると思います。

ピックアップ2:#1吉田 雄治
 今シーズンからチーム唯一のセンタープレーヤーとなったことで、これまで以上にチームの要である自覚をもってプレーしている。
『センターとして相手チームから学び、吸収したい』
 うちはセンターが自分しかいないので、自分がファールトラブルとかで抜けると他のメンバーは小さいのでそこは責任持ってやらないといけないなと思いますね。JR東日本秋田はインサイドが頑張ってくるイメージです。オフェンスリバウンドにしっかり絡んでくる感じで見ているので、まずは自分たちがディフェンスリバウンドをしっかり取っていけるようにしたいです。オールジャパンは特に今年はここまで成績的にいいものを残せてなかったので、2011年最後にオールジャパンだけは絶対出場権を取って終わろうって、みんなでその目標に向かっていけたのがよかったですね。自分たちのチームは今人数が少ないので、5対5をやれることがなかなかないんですよ。なのでオールジャパンというところで強豪チームとできると言うのは本当にありがたいなと思っているので、一つでも多く試合をしたいですね。JR東日本秋田からはいろいろ勉強をさせてもらうことも多いと思います。やはりあれだけセンターがしっかりしているチームは大きく崩れることがあまりないですよね。だから試合をしながら相手の動きを見て、少しでも吸収できればと思っています。

取材日:2011年12月24日(土)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:JR東日本秋田

JR東日本秋田(東北) 2年連続4回目
 実業団の強豪チームの1つだが、今シーズンは9月の全日本実業団競技大会で2回戦敗退、順位決定戦にも敗れ社会人選手権出場を逃した。震災の影響もあり対外試合も少ない中、チームを立て直し東北総合で優勝、2年連続オールジャパン出場を果たした。

コーチ:柿崎 智弥
『オールジャパン予選は絶対落とせない』
 今は大きい怪我はないのですが、ちょこちょこ古傷って言うかどこかしら痛めてる選手もいますが、プレーには影響はしないと思います。オールジャパン予選は負けてしまったら今後に響いてしまうなと思ったので、絶対落とせないとは選手たちには伝えていました。チームの中心は一戸と石橋ですが、今は畠山がすごくいいんですよね。あとは控えで出てくるメンバーもすごいよくなってきています。東北総合の決勝に関してはセンター陣がうちの方がよかったのでリバウンドをこちらが支配して試合できたので流れがこちらに来ましたね。今回の東北総合では4試合中3試合が大学だったのですが、大学は185㎝前後くらいですごく動く選手が多いんですよね。なのでうちはスクリーンの意識をしっかりと植え付けさせて、その中に走るっていうところを付け加えて東北総合に行ったんです。ただ、体格差もあって実業団とやるより簡単にスクリーンにかかってしまうところがあったので、オールジャパンに向けてはさらに重要視して練習しているつもりです。
『もう1回最初からという気持ち』
 自分が現役だった時にやってますが、どちらもメンバーが変わってますね。ホシザキさんもいいチームだと思うのですが、全国では組み合わせとかでなかなか上に上がってこられないと思いますね。実業団同士の対戦は少し面白くないところはありますが、実業団のチームが多く出てきているということでは当たる機会も増えると思うし、仕方ないと言えば仕方ないのかなと。2月の大会に向けてという部分では本当にいい対戦相手だと思うので、一生懸命やりたいです。2回戦の青山学院大は大学のトップのチームとですから、どこまでできるか楽しみですね。強いと言ってもそこはやはり学生ですから、対戦できれば我々は実業団の誇りを持ってやりたいなと思っています。何よりも今年は成績を残せてないので、オールジャパンでもう1回立て直して、2月の大会で力を発揮できればと思いますね。社会人選手権を逃したことは自分を含め、スタッフ・選手もみんな悔しい思いをしているので、そういった意味では何が何でもオールジャパン出場って言ってやってきました。我々としてはもう1回最初からという気持ちでやるつもりなので、まずは1回戦からしっかりとやっていきたいと思っています。
『ひたむきにプレーする姿を見てほしい』
 ホシザキはサイズがあって、能力があるチームだなという印象。サイズはうちよりもあると思いますが、インサイドっていうイメージはないですね。うちとしてはチームという組織で勝ちたいなと思いっています。オールジャパンでは実業団でも一つ一つのプレーをひたむきにやっているという部分と、こういうサイズのないチームでも頑張ってるっていうところを見せて、感動を与えられるような試合をしたいと思っています。今年はことごとく応援してくださっている方々の期待を裏切るような結果しかなかったので、今回はしっかりとしたバスケットを見せたいと言う気持ちは強いです。そして2月の全実に上手く持っていけたらなって思っています。ひたむきな面を表現したいですね。バスケットボールプレーヤーとしてやはりトップの大会という認識はありますし、各カテゴリーのトップが集まるので、代々木や東京体育館で正月からバスケットができることは本当に光栄です。

キャプテン:#9石橋 拓
 同期の一戸(#11)とともにチームを牽引。今シーズンはキャプテンに就任し、チームをまとめることにも尽力している。
『出だしでしくじらないように』
 今年は震災の影響もあって試合が絶対的に少なくて、その上社会人選手権にも出れなくて、確かに試合は少ないですね。東北総合も学生が多かったので、そういう意味では経験値が足りないなというのはあります。オールジャパンでは正直実業団とは当たりたくないなと、他のカテゴリーとやりたいなというのはありました。実業団の大会で一度も当たったことがなくて、オールジャパンで当たるっていうのも不思議ですよね。ホシザキに対してはシステムでガチガチというよりは結構みんな能力が高くて、動きまわるプレーが多いなっていうイメージですね。機動力っていうか、センターもアグレッシブに動いてくる感じで、すばしっこくて厄介なチーム、実業団の強豪のイメージです。青山学院大はエリート集団ですよね。各ポジションでうちよりは上でしょうし、まともにやっても勝てないので、なにかポイントを絞ってやらないといけないなとは思っていますけど。どういうめぐりあわせか、3年前の1回戦でうちは延学とやってて、その時に今の青学のセンターの永吉とマッチアップしてるんですよ。だから彼が大学に入ってどういう風に成長しているのかも楽しみです。しかしまずは一つ一つ勝っていかないといけないですね。ホシザキとは前回の1回戦のようにこれはいけるなって言うような感じにはならないと思うので、出だしでしくじったりしないように気をつけたいです。
『アグレッシブにやる姿を今年も』
 東京体育館は広いって感じですよね。独特の大会ですからまずは入りをしっかりできればと思いますね。ホシザキも強いチームですし。見ている人に実業団のチームに魅力があるっていうように思ってほしいですね。うちのチームは誰かしらスターがいてっていうようなチームじゃなくて、ひたむきにやって、走るところは走って、守るところはしっかり守って、リバウンドもみんなで一生懸命行くと、そういうひたむきにやっているところをみんなに見せることができたらと思いますね。前回の2回戦では負けはしましたけど自分たちのいい形を出すことができて、見ている人にもなにかしら印象を残すことができたと思うので、ああいう風にアグレッシブにやる姿を今年も出せたらと思いますね。

電話インタビュー:2012年16・20日
取材・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:大塚商会

大塚商会(関東) 5年ぶり3回目
 JBL・日本リーグに昇格後、残った選手や別のメンバーで関東実業団最下部の5部からスタート。昨シーズン2部に昇格し、戦力も補強して全国大会出場も果たした。今シーズンは東京都実業団でベスト4入りし、関東総合に向けてのステップとなった。

コーチ:岡村 憲司(選手兼)
『プレーするのは今回が本当に最後になる』
 自分はこれまでいろいろなカテゴリーで出ているので、そのカテゴリーで違うところはありますね。大塚は最近1部とやるようになって何が足りないかとか個人的にもチーム的にも大分分かるようになってきたと思うので、それをこの大会で改めて確認して2月の全国大会に臨みたいなというように思っています。1ヶ月しかないですから、このオールジャパンでチームをある程度まで仕上げて、そこから2月に向けてさらに強化するという感じですね。ここで変な試合をして1回戦で負けたくはないです。強いチームとやって、自分たちの力を出し切って終わりたいなという気持ちはあります。目標は3回戦まで行きたいですね。うちは出場経験者が少ないので、お正月から試合をするという状況に飲まれないこと、あとは会場に飲まれないこと、そこが一番だと思うんですよね。コンディションもそうだし。うちの選手は大舞台に弱いから心配ではあります。今後もオールジャパンには多分出ますが、プレーするのは今年が本当に最後だと思います。俺としては全国大会と来シーズンにつなげたいというのがあるので今シーズンは頑張りますが、来シーズンはないです。俺としては来年は絶対出ないので、俺がいない状態で上手くやってもらいたいと思っているのですが。
『オールジャパンに出ることはすごいこと』
 オールジャパンは各県で1位になって、関東で1位にならないといけないってすごくハードルの高い大会だと思いますよね。前回自分がクラブチームから出たので勧めたのですけど、そう簡単には出られないと思っていました。東京都で勝ち、関東で勝って出場を決めたことは選手たちにも自信になっていると思います。オールジャパンに出るってことはすごいことなんですよね。そういう意味では本当に価値のある大会だなっていうのが初めて分かった。今まで出られなかった人が出られるという喜び、すごい伝わるんですよ。出れて本当によかったなって思います。うちは企業チームで社員が応援しに来てくれるようなチームにしたいと思っているんです。今年はまだ社内でもあまり意識されていませんが、こういう大会に出ることで少しずつ浸透していけばいいなと思いますね。そのためにもどうにかして3回戦に行きたいですね。でも12月は忙しくて全く練習できないです。そこはなんとかするしかないですけどね。三菱と対戦できるように頑張ります。

Aコーチ:藤原 大地
 岡村HCが多くの時間コートに出ているため、ベンチでの采配はすべて任されている。
『オールジャパンは選手にとってもコーチにとっても出たい大会』
 試合に出てても状況の把握っていうのは岡村さんはできているので、そういう意味ではベンチにいてもいなくてもそんなに変わらないのかなと思いますね。一応基本的にはメンバー交代とタイムアウトっていうのは任せてもらってます。岡村さんは基本的に任せるっていったものは任せてくれるので、その交代はなかったとかそういったことは基本的にないですね。試合前に誰と誰をこういうタイミングになったら交代するとか、そういう話はしています。岡村さんはプレーヤーとしてJエナの時から見ているので、その時の印象からしてもすごいなっていう、見えないところで支える選手っていう感じですよね。このチームにきてからもそれぞれに役割を与えてくれるような感じなので、そういう意味では自分がどこを伸ばしていったらいいか選手たちが分かってきていると思います。自分はオールジャパンの出場経験はないです。オールジャパン自体はずっとバスケットをやっている人なら選手にしてもコーチにしても出たいものですよね。できればもっと若いうちに出たかったです。
『来年につながる大事な試合』
 大塚商会に入ったころはオールジャパンに出るようなチームになることは全く思ってなかったです。一昨年、以前からいた選手たちと今のような中途半端なチームは嫌だ、しっかりやるのか、やらないのかはっきりしようという話をしていて、みんなで集まって勝つことを目的にしたチームにしていこうということを話して、GMにも話をして、長谷川(武)とか岡村さんとかを呼んでいただいて、今のようになりました。来年は新人もたくさん入る予定なので、今のメンバーでやるのは今年が最後になると思います。熱いチーム、全員が目的を持ってやったチームなので、そういう意味ではこの先に続いていくための大事な試合だと思っています。今のメンバーでいけるところまで行って、その結果来年いい形で入れればいいと思うので。予選で曙ブレーキ工業とやった時にうちかなり波があって、シュートが非常に悪い確率でしたが、その中でもディフェンスを頑張って勝てたっていうのはすごく大きいことだと思います。あとは実績を残したいです。学生との対戦は体力勝負なところもあるので、ベンチ采配が重要になってくると思いますから、僕自身もちゃんと気を引き締めてやらないといけないです。なんとか三菱と対戦できるところまでいきたいですね。岡村さんの古巣でもありますし、そこまで頑張ります!

キャプテン:#6森野 耕輔
 個性派ぞろいのチームをキャプテンとしてまとめる。
『目標ができたことは大きかった』
 オールジャパンは初めてです。今まで縁がなかったので意識したことはなかったのですが、一番メジャーな大会なんだなという感じはします。ずっと関実の下部だったのであまりイメージはないのですが、一昨年、坂本が入った時くらいから少しずつですが、ここからさらに上にいけるかもしれないというのは思いました。岡村さんが来てチームは変わりましたね。目標ができたというか、ある程度こういう風にやっていこう、ここを目指していこうということが決まったので、それが大きかったですね。今年の目標はオールジャパンの出場と全国のベスト8を目指していたので、まずはその一つが達成できてよかったです。オールジャパンの出場経験がある選手は少ないのですが、うちはいろいろな経歴の選手がいて、経験も豊富な選手がいますから、そこは助かっています。みんなバスケが好きだから続けているので、まとめるのに苦労はしてないですね。年が結構離れているので、今年から坂本を副キャプテンにして、若い選手を見てもらっているので、そこは助かっています。
『今まで通り自分たちのやってきたことをやる』
 学生との対戦ですが、うちは体力はないので、あまりそっちの試合に持ち込まないようにっていうのはありますね。まあ、今まで通り自分たちがやってきたことをやるしかないかなと思っています。学生と実業団ではバスケットの質が違いますね。試合の取り組み方というか、いい方は悪いですけど、ある程度手を抜いて勝つというか、体力がないですから、できるだけ抜けるところは抜いてっていうのが重要になってきます。目標はやはり大学に2つ勝ってJBLとやることですね。JBLとの対戦は経験したことがないから分からないですけど、幸いうちにはJBLの経験者も何人かいますので、あまりJBLだからという気負いみたいなのはないです。東京体育館でやれるのはちょっとうれしいですね。

副キャプテン:#2坂本 裕基
 3年目の若手だが、若い選手が増える中そのまとめ役を任されている。足を使った勢いのあるプレーが魅力の選手。
『2年でここまでこれて、今はバスケットが面白い』
 オールジャパンは大学2年生以来なので5年ぶりくらいですかね。学生の時は正直みんなあまりモチベーションは高くなかったのですが、今年は普通に出たいなとは思っていました。昨シーズン終了した3月にミーティングをして、次のシーズンの目標はどこに設定するかというのをチームみんなで確認して、それを一応オールジャパンと2月の全国に定めました。今シーズンはまず長谷川聖さんが入ってきて、チームの雰囲気がすごく良くなりました。みんなコミュニケーションをする場とか機会が多くなったので、バスケット以外のところですごく関わることが増えましたね。それでみんなが何を考えているかというのを理解できるようになったっていうのがチームがまとまってきた理由としてあるんじゃないですか。岡村さんが来て2年目でここまでこれたのは早いと思いますね。ちょっと無理はあったかもしれませんが、チームとしての浸透力は高かったんじゃないかなと思いますね。大塚商会にはバスケットがやれる環境があればいいかなという思いで入りました。みんながもう一度しっかりとやりたいというのをいろいろ話をして、今チャレンジしている感じなので、今は面白いですね
『チームの活躍に期待してほしい』
 オールジャパンはすごく楽しみで、自分たちがやってきた岡村さんのバスケットをどこまでできるかというのは試したいところです。会場の東京体育館は僕は結構相性が良かったんですよね。高校の時のウインターカップでも結構よくて、あまり悪いイメージはないので楽しみです。自分個人的な活躍には期待してもらうのは厳しいのですが、チームの活躍に期待してもらいたいですね。目標はやはり3回戦の三菱との対戦です。三菱には大学の後輩もいますし、なんとかそこまで行けたらいいなと思っています。まずは大学2つに勝たないといけないのですが、やらなくてはいけないことをしっかりとやれば結果はついてくると思って頑張ります。

取材日:2011年12月10・15日
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:宮田自動車

宮田自動車(北海道) 3年連続13回目
 北海道の実業団のトップ3のうちの1つ。3チームで切磋琢磨しながらチームの強化を進めている。今シーズンは即戦力の新人が入り、オールジャパンと2月の全日本実業団選手権の出場を決めている。
※メールでのインタビュー回答となります。

コーチ:佐々木 明彦
 真の日本一を決める大会に参加する事はバスケットボールにかかわる者して大変名誉な事だと思います。カテゴリーを越えて様々なチームと対戦出来ることや北海道に居ては絶対に見れないプレーを見れたり毎年多くの刺激を貰っています。選手の時からオールジャパンに出場した時には自分の試合、参加チームの試合観戦を通して昨年1年間の反省・今年1年間の目標を正月の東京で考えるようにしています。元旦にバスケットボールが出来る限られた者として、各カテゴリーを越えて参加するチーム・選手から多くの事を学ばさせてもらっています。
 市役所さんとはお互いに手の内を知り合っている上、お互い絶対に負けたくない気持ちが強いので毎回厳しいゲームになります。10月の全実予選の時も最後までどちらが勝ってもおかしくない試合でした。今年は春に行われた全日本実業団競技大会予選では自滅する形で市役所さんに負けているので、春から比べるとチームとして精神的に成長できたと思います。
 チームとしては絶対に1回戦を突破し、東海大学と戦いたいと思っています。今年新人2名を加え一年間取組んできたプレッシャーディフェンスとトランジションオフェンスがオールジャパンでどこまで機能するかを確認し、2月の全実に向けた足掛かりにしたいと考えています。1回戦の対戦相手である北陸高校はOBに日本代表選手も沢山いますし高校バスケ界の名門チームという印象です。まずは受身にならずしっかりと自分達のバスケットをする事、アップテンポなスタイルでくると思うのでしっかりとポイントになる選手を押さえ我々のペースに持って行きたいと思います。勝ち上がれれば2回戦で対戦する東海大についてはチームとして一体感が有りすごく良いチームだと思います。大学生のチームですが逆に多くの事を学ばさせてもらってます。Shu's Campに何度か参加し陸川監督のチームフィロソフィーやバスケット理論に共鳴し勉強させてもらっています。又、今年アシスタントコーチになった原田コーチとは同じ宮城出身で昨年まで札幌校いたことも有りチームとしてもそうですが、個人的にも対戦する事を大変楽しみにしています。厳しい戦いになると思いますが実業団チームとしてしっかりと戦う姿勢を見せたいと思います。ディフェンスはサイズ的にインサイドがミスマッチになるので粘り強くプレッシャーをかけ全員リバウンドを徹底する。オフェンスは積極的にアップテンポな仕掛けをしていきたいです。
 実業団チームとして会社の看板を背負ってプレーするので、チームとしてのまとまりや一生懸命戦う姿勢を見てほしいと思います。前回のオールジャパンの中央大戦で悔しい試合をしてしまったので同じ過ちを繰返さないようにチームとしてしっかりと戦いたいです。その上でチームとして目指すバスケットボールを展開していこうと思います。
 オールジャパンはバスケットボールの大会の中では一番メディアへの取上げが多い大会なので会社のPRになります。仕事中お客様から元旦から試合大変ですねと声を掛けられることもかなりありますので実業団としてオールジャパンに出場することは仕事・バスケット両面で大きな意味があります。また、ミニやジュニア・高校でバスケットをしている選手達に仕事をしながらでも頑張ればオールジャパンに出場する事が可能である事を伝えていってバスケットボールの普及に繋げていければと思っています。
 昨年迄の7年間は2月の全実への出場を逃していましたので、オールジャパンへ出場しなければ会社の繁忙期と重なる事もあり基本的にはオフ(自主練)になります。理想としてはオールジャパン⇒全実という流れがコンディション・モチベーション的にベストだと考えているので来年以降も頑張って出場していきたいと思います。
 今年は実業団のチームが多く出場していて大変良い事だと思います。近年バスケットボール以外の競技でも企業のスポーツ離れプロ化が進む中、仕事とバスケットボールを両立している実業団チームが今回7チームもオールジャパン出場を果す事はすごい事だと思います。我々もそうですが皆さんもバスケットボールが本当に大好きなんだと思います。バスケットが出来る環境を提供して頂いている会社には強い感謝の気持ちを持って仕事・バスケットに取組んでいます。 
 北海道代表としてしっかりと戦います。そしてオールジャパンで得た経験を北海道全体の競技力向上に繋げていければと考えています。頑張りますので応援宜しくお願いします。

キャプテン:#2田内 啓賢
 各カテゴリーからの上位のチームが集まり日本一を決める1番大きな大会。普段、対戦する事のない相手と戦える楽しみもありますが、格上のチームに挑戦し、全国レベルを肌で感じ、今の自分やチームに足りない所をいつも気ずかされとても刺激になっています。予選大会での札幌市役所との決勝戦は、ゲーム序盤の出だしが良くリードできた事でその後も積極的に、また冷静にゲームを進めることができた。今シーズン、北海道では最後の試合を良い結果で終われてホッとしてます。
 今回の目標は初戦を突破して東海大と試合をすることです。1回戦の対戦相手・北陸高校に対しては粘り強いディフェンスと、よく走る印象があります。北陸高校に限らずどんな試合でも初戦の入り方というのはとても難しいので、メンタル面やコンディションの面でしっかりとした気持ちで臨みたいです。勝ち上がれば次に対戦する東海大については攻守において個々の能力が高く、堅実なディフェンスをする印象です。うちは高さで分が悪いのでそこを衝かれて一方的なゲーム展開になってしまうのは避けたいです。その為には、激しいプレッシャーディフェンスや課題になるリバウンドをチーム全員でどれだけ頑張れるかという所に重点を置き臨みたいです。
 これまで一試合を通じてのプレッシャーディフェンスとそこからの速い展開のバスケットを目指し練習してきました。自分たちのバスケットがどこまで通用するかわかりませんが最後までチームを信じて必死になって頑張る姿を見て下さい。
 昨今の不景気により企業のスポーツの撤退や規模の縮小が相次ぐなか、私たち宮田自動車は会社や社員のバックアップや、地域のバスケットボール関係者、そしてチ-ムを応援、サポートして下さる皆様の協力があって成り立っています。オールジャパンに出ることで日頃の感謝の気持ちをプレーで返すと共に、僕達の活動を通じて少しでも会社のPRになればと思っています
 今年はオールジャパンに実業団のチームがたくさん出場しますが、どのチームも実業団では常に上位にいる強豪チームで、厳しい予選を勝ち上がってきているので同じ実業団のチームとしてライバルチームが力をつけている事には非常に警戒しなければならないと思っていますし、同時にどのチームも頑張ってほしいと思います。

ピックアップ:#22鈴木 航
 私にとって、オールジャパンという大会は、バスケットの大会の中で一番大きく、そして元旦から公式戦としてバスケットができるという特別な大会だと考えています。そして、この大会には日本で限られている人しかプレー出来ない、高いレベルの大会だと感じると同時に、出場できることを誇りに思います。私はこの大会でまだ活躍や試合に勝利したことがないので、いろんな人のプレーをみて感じて、たくさんのことを学び、初勝利を目指し頑張りたいと思っています。
 北海道予選については今回初めて参加した大会でしたが、対戦相手は何度か対戦したことがあるチームでした。OBのチームや大学生、いつも対戦している札幌市役所。札幌市役所との試合は、いつも接戦で厳しい戦いになります。ひとつひとつのプレーが試合全体に影響したりでかなり緊張感があります。最後は全国に出たいという強い気持ちで勝つことが出来ました。今年の春に初めて対戦して敗北して以来、札幌市役所には絶対に負けたくないという気持ちが個人的にはすごく強いので、今回勝つことができて嬉しかったですね。
 オールジャパンの目標は個人としては、対戦相手のマッチアップした選手には負けたくないです。自分が納得でき、後悔したくないようにしたいです。チームとしてはまず初戦突破。高校生には負けたくないです。そして一試合でも多く試合を行えるようにしたいです。1回戦の相手・北陸高校については、今まで1回も対戦したことはないのですが、やはり毎年全国で活躍をする、強豪の名門というイメージが強いです。実際自分が高校時代の同級生もすばらしい選手が多かったですし、バスケットをしていれば知らない人はいないんじゃないかと思うくらいです。相手は高校生なので、アップテンポな速い展開を狙ってくると思うので、チームとしてはまずそれに負けないように自分たちも走りこんで、走り負けはしないようにしたいです。個人としては、相手は名門の選手ですが、やはり年下なので、社会人として面子を保てるように、チームとしても個人としても勝負に勝ちたいと思います。2回戦の東海大に関しては、正直憧れのような感情があります。能力の高い選手が多く、誰が試合にでても遜色はなく、また能力だけではなく、おごりというのを一切感じさせない一生懸命さと、チーム力があると思っています。対戦することになったら、自分も学ぶことが多いと思うので、ぜひ対戦したいと思っています。自分としてはやはり選手はみんな年下なので、全部のプレーにおいて負けたくないです。でも、素直に相手のうまいところは認めて、良い経験としてこれからの自分のプラスにし、自分自身を向上していきたいと思っています。チームとしては、自分たちが得意としてるプレーを全面に出していき、出し惜しみのないようにいろんな面で大学のトップレベルに挑戦していきたいとい思っています。また何が通用して、何がダメかはっきりする良い機会だとも思っているので、これからのチームにおいてとても大事な試合になると思います。なにより、気持ちでは負けたくないです。
 今回の会場である東京体育館で最初にプレーしたのは中学生の時でした。初めて会場に入った時、会場の広さに圧倒されたのを今でも覚えています。それ以来、また東京体育館でプレーしたいと憧れの会場になっています。しかし、東京体育館での相性はあんまりよくないです。正直良いプレイをした記憶がないので、今回頑張りたいと思います。
 宮田自動車は、全国的には小さいチームです。高さはありませんが、その分厳しいディフェンスからアップテンポな速い展開で自分たちの流れを作りたいと思っています。ディフェンス、速い展開を中心にみてほしいです。
 社会人になって自分のバスケットで一番の変化はポジションが変わったところです。今までリードガードとしてプレーしたことがないので、毎日が挑戦と壁の繰り返しです。チームには慣れましたが、自分としては勉強しないといけないことがたくさんあります。しかし、学生のころは好きなようにやっていたので、またこの年で、壁にぶつかって、それを乗り越えようと努力できることが嬉しいです。早くもっとチームに貢献できるようになりたいです。また、出身大学である東北学院大からは実業団にも先輩方がいろんなところで活躍しているのはとても嬉しいことです。誇りに思いますし、また自分も同じステージに立ちたいと目標にもなります。逆に後輩が頑張ってくれていると嬉しいものだと思うので、面識のない先輩方にもそんな風に感じでもらえるように、これからも頑張っていく上での糧にもなります。
 社会人と学生の違いは、大学の時は同級生や1つしたなどの同年代としかプレーしてませんでした。しかし、実業団というのは年齢の幅がすごく広いくて、自分のように大学を卒業したばかりの23歳やさらに年下から、上では30代後半など、たくさんのバスケットに対する価値観、考え、知識、巧さがコート、ベンチ、練習にあると思います。そこから学ぶことはたくさんありますし、バスケットのプレーだけではなく、人間として成長出来るとも感じています。そういったいろんな年代のバスケットに対する気持ちがあるというのが、大学と実業団の大きな違いだと考えています。
 実業団に入る前はどうすればうまくなれるか、どうしたらすぐに試合にでれるかなどバスケットのことばかり考えていました。入ってからは、バスケットだけだはなく、仕事をしながらバスケットをするというのが、とても大変なことに気づかされました。でも、仕事しながらも自分が好きなバスケットをやれるという幸せな環境にいるんだなと考えるようになりました。学生のときはやって当たり前、今はやれることのありがたさを感じることができるようになったことが一番の自分の中で変化したところです。
 最後に宮田自動車というチームは全国的に無名のチームですが、全国でもやれるとこの証明して、北海道のバスケットは通用するところを見せ付けたいと思います。

インタビュー・構成 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:実業団:社会人

 オールジャパン2012に出場する実業団のチームの中で、社会人選手権からの出場の2チームを紹介

日本無線(社会人1位)

三井住友銀行(社会人2位)

オールジャパン2012 出場チーム紹介:三井住友銀行

三井住友銀行(社会人2位) 初出場
 昨年、社会人選手権に初出場し、2回目の出場で準優勝してオールジャパン出場を決めた。若い選手が多い中、1年ごとにチームが成長、今シーズンはここまでの5大会全てでベスト4入り、3大会で決勝進出を果たしている。

コーチ:黒木 健
『オールジャパン出場でバスケット部に対する見方を変えたい』
 オールジャパンは大学の3年、2004年に出てるので9年ぶりになりますね。学生の時は出て当たり前みたいな感じでしたが、社会人になってそういうチャンスは狭き門になっていたからちょっと厳しいかなと思っていました。特に入った当時は弱かったですし。しかし今年は本当にチャンスだったので、そこだけは取りにいくと言っていて、実際出られることになったので非常によかったですね。本当は昨年狙っていたのですが、チームがまだ固まってなかったのでできませんでした。今年はリーグ戦からずっとある程度のところまできていたので自分としてはいけると思っていました。予選大会である社会人選手権の直前に小松が怪我をしてたのですが、そこでなんとか踏ん張ってくれて、1回戦のクラブチームとの試合に勝った時になんとなくそこでいけるんじゃないかっていう気がしていました。オールジャパンはみんな出たいところだし、出たことがない選手の方が多いので1回は出ておきたいと思っていました。そのことで会社としてもバスケット部に対する見方が変わってくれるという思いもありましたし。
『脆さがなくなってきている』
 九電は僕が1年目の2月の札幌(全日本実業団選手権2006)で初めてやって、そこから今年の2月の対戦まで全部負けてるんですよ。イメージとしてはディフェンスをさぼらない、オフェンスも走ってくるし、うちと似たようなチームなのですが、根本的な部分で個人の能力がうちより秀でてると思っています。なのでうちとしてはチームでどう勝つかというところだと思うんですよね。うちのチームは脆さがなくなってきているので、悪かったら悪いままで終わってしまうというのではなく、そこからまた違う戦い方ができるようになってきています。日大に関してはやはりガードですよね。石川がいいので、そこのガードのところに引っ張られてしまうので、コーナーとか45度のところで待っている選手がフリーになってしまう。そこに対してどこまで対応できるかだと思いますね。学生なのでほとんどノーマークのシュートは決めてきますから、そこを決められないようにして、こちらはしっかりと走ってブレイクを出していければいいかなと思っていますね。
『諦めの悪さを見てほしい』
 一応組み合わせが決まった時点でみんなには俺はトヨタまで行くつもりだから、4日はしっかり休みをもらえと言っていたのですが、何よりも最初の九電ですよね。実業団同士で1回戦でつぶし合うのだから、勝った方が3回戦まで上がっていきたいですよね。初出場ですが緊張は大丈夫かなと思っています。逆に舞い上がってしまうタイプが多いから、そこはさせないようにね。僕らができることっていうのはそういう入り方のところだと思うので。あとは、夜7時からというのがあまり経験してないことなので、そこがどうなるかという不安はありますが、そこは対策を立てて臨みたいです。銀行っていう会社のイメージがあると思うのですが、そのイメージとはちょっと違うような、例えばルーズボールやリバウンド、シュートといった基本的なところを一生懸命やっている姿を見てもらいたいですし、そう簡単に諦めるチームにはしていないので、そういう諦めの悪さを見てほしいですね。

キャプテン:#4菊地 大
 ベテラン陣が一気にチームを離れた中、ただ一人残り若い選手ばかりのチームを下から支えている。
『どういう戦いができるか楽しみ』
 初めてですね。自分にとってはずっと現実味のない大会だったのですが、去年からそれにつながる大会に出られるようになりました。それで今までは2月の全国優勝というのを目標にしてきたのですが、今年はそれにオールジャパン出場というのを加えました。達成できてよかったです。社会人選手権が予選大会になって、関実のチームがオールジャパンに出るようになったことはやはりそれなりに刺激にはなりました。力的には勝ったり負けたりしているようなチームが出ているので、自分たちも出られるのではないかというのはありましたね。1回戦の九州電力にはこれまで勝ててないのですが、今年は今まで勝ててなかった横河電機に2回勝てているので、勝ててないことはそれほど気にはなりません。オールジャパンという大会の中でどういう戦いができるのかというのが楽しみですね。
『年数をかさね、チームがまとまってきた』
 いつもならこの時期はやっていないので、できるうれしさっていうのはあります。学生の時に出てた選手にとっては毎年当たり前のように出てるじゃないですか。それが社会人になると予選を経ていっているわけなので、結構重みとしては大きいかなと。そこまでたどり着くのに、まずはリーグ戦で上位に入って、JICで勝って、そして社会人で2位以上にっていうことで3大会で勝たないといけなので、長い期間好調を維持しないといけないし、その間に怪我人も出ると思うので、入替えもしながらなんとか最後結果を出さないといけない。小松以下の若いメンバーが入ってきて、練習はやれて土日、社会人は試合が多いというのもあって、小松たちが入って4~5年経つのですが、ちょうど大学で言うと2年間くらい一緒に練習してきたかなというくらいの感じだと思うので、そういう意味でチーム全体があってきたというのが結果につながっているのではないかと思います。
『これからにつなげたい』
 初出場の緊張については結局体験しないと分からないことだと思います。うちはまだまだ若いチームなのでこれからも出る機会があると思いますし、どういう結果にしてもこれからに生きてくればいいと思います。我々は週5~6日仕事して、土日に練習、平日はほとんど練習できないという状況の中で、銀行内でも真剣にやっているというのではなく、ただバスケ好きが集まってやっているという感じで捉えられているところはあります。うちは本当にまじめにやっているし、メンバーも揃えているし、大会でも結果を出している、仕事をしながらも高いレベルの他のチームを相手に戦っているぞという姿を見てもらいたいですね。会社内で応援してくれる人を集めてて、100人くらいはきてもらえるということも聞いてますので、普段仕事をしているところしか見てないと思うのですが、そういったところを見てもらってこれからの会社内での応援につながっていけるように、この大会の出場はいい機会だと思っています。

ピックアップ1:#92小松 昌弘
 高校、大学で第一線で活躍。三井住友銀行入社時は2部だったチームを全国でもベスト4に入るチームにするべく牽引してきた。オールジャパン予選となる社会人選手権では肋骨骨折の状態でコートに立ちチームの勝利に貢献した。
『入社当時から出たいと思っていた』
 筑波大の1年生の時以来ですから7~8年ぶりですね。学生の時はあまり出たいとは思ってなくて、社会人になってから出たいと思うようになりました。意味合いが全然違うので目指すもとしてはそこが一番だと思うようになってからですね。だから社会人選手権で横河に勝った時は素直にうれしかったです。組み合わせを見て初戦が九電で、勝ったら日大ということで、なんとかトヨタまではいきたいと思っています。まず結果を残して、見てくれる方も結構増えてきたので、支えていただいてるってことを前面にプレーに出せればなと思います。九電には自分が入ってからでも3連敗中で勝ってないです。今年の成績はうちの方が上ですが相性もありますからどうなるかわからないですよ。先手を取れるといいかなとは思っています。
『感謝の気持ちを忘れずに』
 東京体育館は久しぶりですが全然緊張しないですよ。そういうのってどれだけチームとしてまとまっているかってあるじゃないですか。僕は高校時代、仙台高校でずっと東京体育館で戦っていましたから、よそいきのプレーとかっていうのはないかと思います。1回戦で実業団っていうのは正直やりたくなかったですね。日大に関しては僕の仙台高校時代の恩師の教え子(日大・石川)とインサイドですかね。試合見た感じやはりガードかなという感じがしました。うちの監督がよく言うのは、感動を与えられるプレーをって言うことですね。まずは自分たちがコートでプレーできることの喜びを本当にかみしめてやるっていうことと、本当に感謝の気持ちを忘れずに、今回本当にたくさんの方々にご支援いただいてますので、その方々の思いを忘れないようにしたいです。

ピックアップ2:#31佐藤 基一
 シューターとしてチームに貢献する。今シーズンはシュート以外の面でも成長がみられている。厳しいマークの中でも要所で決めきる力を持つ。
『応援されるチームを目指す』
 オールジャパンは初めてなのですごく楽しみです。大学でも出られなかったので、社会人になってから出られるとは思ってなかったですね。昨年から目標にはしてましたけど、そこまでの道のりが結構厳しいじゃないですか。だから今年は縁あっていけることになったので、気持ち的にはうれしいのと、ワクワクするのとですね。年始にある大会で、それをきっかけにいろいろなカテゴリーの実力とか見れたりするので、それはそれでこれからの目標ができるような大会だと思います。1回戦の九電はこれまで1回も勝ててないのですが、そこはもう頑張るしかないかなと。自分の得点というのもマークされるかもしれませんが、やらなきゃいけないという責任感もあるので頑張らないといけませんね。九電に勝てたら、次の日大は向こうが初戦ということもあって勢いでいけそうな感じもあります。3回戦まで行ければトヨタとはどれだけの実力差があるのかと肌身で感じられれ場と思いますね。勝ちたいですけど正直厳しいというか無理だと思うので。今のチームの実力を確かめられると思いますから、チーム一丸となって頑張りたいと思います。見ている人から応援されるようなチームを目指して頑張ります!

取材日:2011年12月23日(金・祝)
取材・写真・文 渡辺美香

オールジャパン2012 出場チーム紹介:日本無線

日本無線(社会人1位) 2年連続3回目
 前回、社会人選手権で準優勝し42年ぶりのオールジャパン出場を果たした。今シーズンはリーグ戦5位からスタートしたが、全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権大会で優勝と全国で結果を残している。能力の高い選手が揃い、集中した時のチームの強さは絶大。

コーチ:小野 豊
『応援と雰囲気にのまれないように』
 前回と全て同じ対戦で、正直みんな少しテンションが下がるところはありました。折角出てるのだからJBL2でももっと違うチーム、日本人だけのチームとやりたかったし、今回はレノヴァもいますし、って思いましたね。愛媛教員さんは今年はまだ見てないのですが、外国人選手が一人入っているっていうことですし、豊通も外国人が変わってJBLでやっていた選手が入りましたよね。愛媛教員は前回うちが第1ピリオドで一気に離したのですが、今回はやってみないと分からないと思います。基本的に相手どうこうというよりは、会社も今回かなり応援してくれて前回以上の応援団みたいな話なので、まずは自分たちがそれに飲まれないようにやりたいとは思っています。豊田通商には正直難しいとは思います。前回は第3ピリオドで一気に引き離されましたが、あの差っていうのは身体の当たりの違いというのが大きくて、そこでうちのスタミナが切れてしまったかなというのはあります。そこはやはりどこまで粘れるかっていうのが大切ですよね。今シーズンはDライズが勝ってくれたので、うちだって絶対ないってわけではないと思うし、外国人がいても平面のバスケットで頑張りたいですね。
『集中している時の一生懸命さを見てほしい』
 まだ社会人からは3回戦に進んだチームが男子ではないのですが、前回の女子の山形銀行さんみたいに社会人でもそういうチームが出てくれば面白いかなと思いますし、うちが一番最初のチームになるように頑張りたいですね。東京体育館はほとんどやることがないので少し気になるところはあるかもしれませんが、どこのコートだろうとオールジャパンでやれるってことを喜んでプレーしたいですね。うちのチームは見た目には今風かもしれませんが、集中している時の一生懸命さっていうのは学生にも負けないと思うし、そういうところを見てもらいたいですね。

キャプテン:#6鈴木 伸之
 チームキャプテンとして、そしてポイントガードとしてチームとゲームをコントロールするチームリーダー。
『勝ちにこだわらず、安定した力を出せるように』
 1回戦の愛媛教員は前回大会でも対戦したのですが、一生懸命頑張るチームだと思いました。前回はうちのシュートがボンボコ入ったのでああいう展開になったのですが、今回はうちも怪我人もいるし力的には9月や12月に比べると50%もいってない状態なので、前回のようにはいかないと思います。しかしあまり変に硬くなっても仕方ないのでそこは頑張ってしっかりと勝っていきたいです。勝てば2回戦で豊田通商ですが、ここも前回対戦しているんですよね。めちゃめちゃ強いと思いました。JBL2ですらなかなか勝てるチームがない状況ですから、関実が倒す倒さないは別にして、胸を借りる気持ちでいい試合をして、2月につなげたいですね。まあ、気持ちとしてはやはり前回のようにはいかないぞっていう思いはありますね。しかしこれは僕の個人的な意見ですけど、そんなに勝ちとかにこだわってはいないんですよ。まだうちのチームは浮き沈みが激しいので、ゲームでどこまで安定して力を出せるかというところで、やはり自分たちのバスケットをやれるかということにこだわって、どんな展開であろうともその中で気持ちが浮き沈みしないで、調子悪くても自分たちのスタイル、ディフェンスからブレイクというのが出せるような状態にはしたいと思っています。そういうのをイメージしてやりたいですね。
『優勝して臨む大会、恥じないような試合をしたい』
 前回は結構いい評価をしてもらえたということですが、一生懸命に頑張った結果がそういう風に印象付けられたのかなと思います。今回は全国で優勝しているという目で見られるので、それに恥じないような試合展開ができればいいなと思いますね。オールジャパンの出場で会社内でもバスケットを頑張っているなという風にも見られていると思いますし、全国で優勝してさらに立て看板とか出されてたので、会社でもオールジャパン頑張れって声もかけてもらっていますね。シュートが入る入らないにこだわらないで、とにかく気持ちですよね。ディフェンスを頑張って、ここだって時に頑張れるような気持ちの切り替えを保てればいいなと思います。今は練習中もいい感じに追いこんで、追い込んだ状態でどこまでできるかということをちゃんとやっていかないといけないと思っています。とにかく楽しく、あくまでも実業団のアマチュアのバスケットなので、実業団ならではの楽しみながらやっているバスケットっていうのをみんなで表現して、チーム一丸となって9月に全国優勝した時のような試合ができたらいいなと思います。期待に恥じないような試合をしっかりとやって、実業団ならではの試合を見せたいです。

ピックアップ:#2福田 侑介
 1歳差の兄・大祐を追うように同じ日本無線に入って3年目。確実にシューターとして得点を取るだけの存在ではなくなってきている。兄弟でチームを牽引することも多い。
『チームは変わってきている』
 前回と同じ対戦ですが、愛媛教員にはそれほどやりづらいという印象はなくて、まずは自分たちの力を出せればと思います。豊田通商に対してはやはりリベンジというのがあるので楽しみではありますね。前回オールジャパンに出てから会社でも壮行会や祝賀会をやってくれるようになったし、周りの評価も違いますよね。チームも確実に変わってきていると思います。自分は3年間やったけど、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目とよくなってて、すごく頑張ってやるようになったなと思いますね。今シーズンは周りには不安定だって評価されるけど、今年のような強硬スケジュールって初めてなんですよ。東京都実業団選手権も国体組が本国体終わってすぐにチーム練習もなしで参加して、なんだか合わないまま終わった感じでした。そして社会人選手権があるからって一生懸命練習して優勝して帰ってきた次の週に関東実業団選手権があって、社会人選手権の決勝でやった三井住友銀行とまたやらないといけなくて、そこに負けてしまいました。乗ってる時の無線は見てても楽しいのですが、乗ってない時はなんだこのチームって感じですよね。それって技術じゃなくて精神面ですかね。
『プレーの幅が広がった』
 自分は3年目に入って結構落ち着いてきたと思います。イラっとするところでも逆の発想で捉えられるようになってて、試合中に切れることが今はほとんどないんですよね。そういうところ、今チームは全体的に若いからまだまだこれから変わってくると思うんですよね。社会人になって自分が一番変わったと思うのは精神面とプレーの幅ですね。3ポイントシュートが入るか入らないかっていうのが今まではまずあったのですが、そこでディフェンスを頑張らないといけないと思って、1年目と2年目でディフェンスを頑張るようになって、オフェンスでも周りのつなぎ役ができるようになってきました。今はチームで一番点数取ることが多いけど、3ポイントはそんなに多くないんですよ。2点で点を取れるようになったっていうのが大きいです。兄貴の大祐も変わりましたよね。最初自分がチームに入った時は前はもっと勝ちにこだわったのになって感じるところがあったのですが、今はちゃんと頑張れるようになったと思います。
『見てもらうしかないし、絶対見てもらいたい』
 上手く表現ができないのですが、うちのチームって他の実業団とはちょっと違うじゃないですか。そういうところも含め無線っていいなって思ってもらいたいですね。あとは実業団ってどんな感じなので知ってもらいたいです。自分も学生の時実業団とかどんな所なのか兄貴がいても知らなかったので、その辺で実業団にこういうチームがあるんだって思ってもらいたいですね。仕事もしっかりやって、バスケもしっかりやるけど、硬くないっていうそういうところを見てほしいですね。見てもらうしかないと思います。絶対見てもらいたいですね。やはりオールジャパンって大事ですよね。今回なんて社会人1位って組み合わせに乗るだけですごいですよね。日本無線って結構強いなって、そして相変わらずいいシュート打つなって思ってもらえたらいいなって思います。

取材日:2011年12月12日(月)
取材・写真・文 渡辺美香

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