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オールジャパン2012 出場チーム紹介:九州電力

九州電力(九州) 2年連続3回目
 前回は社会人選手権で優勝してのオールジャパン出場だったが、今回社会人選手権の出場自体を逃し、九州総合のみに絞って臨んだ。個々の能力もチーム力も高いが、なかなかチームとして安定してその力を出せていない。オールジャパンでも過去2回の出場は1回戦敗退となっており、今回初勝利を目指している。

コーチ:山口 健太郎
『受けにまわることなく、挑む気持ちで臨みたい』
 前回大会は2回戦の東海大戦を意識してしまって、地に足がつかなかないまま終わってしまったという感じでした。持っていき方のミスですね。今回、1回戦の三井住友銀行はこれまでも何度か対戦しているチームなのですが、これまで負けていないからと言って決して気を抜けないと思っています。昨シーズンの2月の大会で勝っていますが、その時と同じチームとは思ってないですし、今年に関しては向こうの方が成績は上なので、逆に胸を借りるつもりで、しっかりと自分たちのバスケットをやってきたいです。うちとしてはディフェンスから速い展開に持っていけるようにして、向こうのチャンスを極力潰して、タフショットを選択させて、しっかりみんなでボックスアウトをしてっていうところをみんなで頑張れるように練習しています。三井住友銀行はすごく頑張るチームで、大崩れしないという印象ですね。全日本実業団競技大会での横河戦を見ていたのですが、みんなの勝ちたい気持ちがすごく現れてて、いいチームだなと思いました。自分たちが受けに回ってしまうといい結果が得られないはずなので、挑む気持ちで臨みたいです。
『オールジャパンに出続けることが目標』
 2回戦の日本大はやはり石川君ですよね。なんだかんだ言って石川君のチームだなっていうのが強くて、あそこをどう止めていけるかというのがあります。あとはボールをつぶすディフェンスとか、ペネトレイトに対していかに早くチェックを入れて、ローテーションをするかというのは1回戦の銀行でも佐藤君とかシューターがいるから、そこはしっかりとやっていって、相手のプレーをどこまで限定させていけるかというのが重要ですね。相手にセカンドチャンスを与えないように、いかに相手の攻撃をつぶしていけるかというところで、それが上手くできればと思っています。僕としてはオールジャパンに出るということがチームの成長のためにも重要だと思っています。オールジャパンでは実業団以外のカテゴリーのチームともやれますし、上のカテゴリーとやれるいいチャンスですからね。オールジャパンに出続けるということを一つの目標にして、出たからは何かを残すということですね。これまでは出たことにある程度満足するところがあったのでしょうが、今はそれではダメで、もっと上へという感じです。前回のようなことは今回は大丈夫と言い切りたいところですが、9月の結果もあるので。みんながやることをやらないとどこにも勝てないということを自覚していてくれれば問題ないと思うのですがね。試合時間が遅いのでそこまでの持っていき方も難しいですね。
『言い合える環境から目標意識を浸透』
 9月の時に試合が終わってすごく長いミーティングをしたのですが、あの時にチームとして上を目指すのであれば慣れ合いというか、仲良し軍団はやめて、言いたいことは言っていかないとダメだって。それができないならもうバスケ止めようやっていうことを言って、みんなで時間をかけて話しました。そこでみんながしっかりと目標意識を持てるようになって、お互いに言い合える環境ができて、今は練習自体すごくよくやるようになっていますね。今回もポイントの1つは入り方ですね、やはり。とにかくしっかりと自分たちのやることができれば負けないと思うんです。うちはまだ1回戦勝ったことがないので、そういう意味では初出場の三井住友銀行とはそんなに変わらない状況だと思います。今回の対戦は社会人選手権に出れてない自分たちにとっては、社会人2位のチームとの対戦ということである意味よかったなと思っています。

キャプテン:#1平山 稔
 若い選手の多いチームをまとめ、引っ張るチームキャプテン。コートではアグレッシブに、ベンチでは誰よりも声を出して熱くチームを鼓舞する。
『チームディフェンスがどこまでできるかが大切』
 社会人選手権は第3回以来連続して出てましたから、出場できなかったのはちょっともどかしい感じでしたね。しかし、社会人選手権がなかったことで九州総合に集中できたところはありますね。今回、2年連続で3回目になりますが、そこはもう何も変わらないです。1回戦から始まりますし、うちはまだ勝ててないので。三井住友銀行に関しては今年は多分、相当チーム的にはいいと思っています。これまでの対戦ではうちが勝っていますが、かなり集中してやらないと足元すくわれるんじゃないかなと思いますね。どんな形であれ1回戦を勝てば、次はいけるかなという気もしているんですけどね。日本大に関しては関東の1部でインカレ上位のチームだと思っているので、ある意味今の自分たちの力を試すのにいいチームだと思っています。ポイントはやはりディフェンスだと思います。チームディフェンスがどこまでできるかでしょう。ディフェンスをサボるとうちはもうアウトなので、そこをしっかりみんなが理解して、コートに出た人がしっかりとディフェンスをできる環境が作れればいいと思います。目標はやはり3回戦まで行きたいですね。今一番強いトヨタとですが、そういうのがいい経験にもなると思いますし、オールジャパンでしか対戦できない相手ですから、対戦できれば全力で臨みたいです。

ピックアップ:#5中川 直之
 九州電力が全国の舞台に進む原動力となった選手。誰よりも勝ちたい気持ちが強いが、ポイントガードとしてチームを冷静に見ることもできる。
『続けて優勝することが大切』
 社会人選手権に出られなかったことはやはりなんだかちょっと一線から離れたっていう感じがしていました。今年はたまたま仕事が忙しくて、時間が経つのが早く感じたのでそういう取り残された感っていうのは感じる暇はなかったのですが、ただ普通に考えたらぽかんと穴が開いたなという感じでしたね。前回は社会人選手権で優勝してオールジャパンを決めてからの九州総合でしたが、そこで優勝したことで自信が付いたってことと、1回優勝したらその後も続けて優勝したいっていうのはありますね。昨年まで全国では勝っているけど九州総合では優勝したことがなかったので、九州で一番になろうと言うのが去年の目標でした。実業団では勝つのに高校生や大学には負けるって言われる頃があったので、それを払拭できたのはすごくうれしかったのですが、それを2年、3年と続けていくことがすごく意味のあることだと思ったので、そういった意味でも今回の九州総合は負けられないなと思いました。
『トスアップの瞬間から集中していくこと』
 9月の全日本実業団競技大会の1回戦で負けて、あの負けを簡単に流したくなかったので、交流戦の後みんなで長いミーティングをしました。それでまたそれぞれがしっかりと考えて、今後どうしていくかというのをチームで決めることができたので、そこでみんなで自覚を持ってやるようになったかなと思います。それでも人間なので手を抜くところがあるのですが、なるべく高いところにチームの基準をつけるように一生懸命やっています。三井住友銀行はすごく考えてやってくるし、すごく勝ちたい気持ちも伝わってくるチームで、これまではたまたまうちが勝たせてもらっているけど、最後まで集中を切らさないので、やりづらいなという印象はあります。今年は横河を2回倒したりとかコンスタントに結果を残しているチームなので、相当力をつけてきているんだろうなと思うと厳しい試合になるのではないかなと思います。初戦がそういう相手というのはこれまでうちにとって鬼門で、うちはトーナメントの入りがすごく悪いので、本当にしっかりとイメージを作って、トスアップの瞬間から全国大会の準決や決勝のように集中してやることが一番大切だと思っています。
『スピードのあるオールコートの展開を見てもらいたい』
 日本大はやはり学生なのでスピードとフィジカル、それと元気ですよね。シュートの確率とかその辺は怖いので、同じペースに付き合わないようにしないといけないです。いかに考えて上手くしのいでいって、さらに自分たちのペースに持ち込んでいけるかが重要だと思います。今までオールジャパンでは地に足がついた試合をしたことがないので、今度こそはちゃんと試合をして帰ってきたなと思える試合をしたいですね。うちのチームの良さはオールコートの展開だと思います。激しいディフェンスして、いいリバウンドとって、そこからの反応っていうのは見てもらいたいところですね。スピードのあるバスケットを展開できたらなと思います。

取材日:2011年12月21日(水)
取材・写真・文 渡辺美香

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