全日本実業団選手権2012(44th)

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.6

☆全日本実業団選手権2012
 2月4~7日に愛媛県松山市で『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』が開催された。実業団のシーズンを締めくくる意味合いもあるこの大会は男子32(今回は出場辞退があり31)チーム、女子16チームが出場し、4チームずつブロックに分かれてのブロック予選リーグから、各ブロックの1位のみが進み事ができる決勝トーナメントで優勝が決まる。
1日目の結果 2日目の結果 3日目の結果 最終日(4日目)の結果
 男子は31チームが8ブロックに分かれ2日間ブロック予選が行われ、3日目に準々決勝、4日目(最終日)に準決勝と決勝を行なった。
<ブロック予選>
Aブロック
 タツタ電線が初戦を延長戦で制し、昨年の王者・九州電力に挑んだ。しかし、九州電力が粘るタツタ電線を後半引き離し勝利、決勝トーナメント進出を決めた。
○九州電力 84 ( 23-9  18-11  19-25  24-19 ) 64 東レ愛媛●
Dsc_0198 Dsc_0412 Dsc_0418 Dsc_0616
○タツタ電線 71 ( 17-18  14-14  12-12  15-14  13-7* ) 65 三井住友海上●
Dsc_0096 Dsc_0185 Dsc_0242 Dsc_0290 Dsc_0546 Dsc_0571 Dsc_0693 Dsc_0784
1位:九州電力 3勝0敗
2位:タツタ電線 2勝1敗
3位:三井住友海上 1勝2敗
4位:東レ愛媛 0勝3敗

Bブロック
 関東1位の新生紙パルプ商事が東海1位のAPEXを振り切り、ベスト8入りを決めた。
○新生紙パルプ商事 73 ( 22-18  13-17  11-13  27-13 ) 61 APEX●
A_12 A_1 A_22 A_2 P_12 P_13 P_14 P_1
○黒田電気 86 ( 30-14  21-21  20-16  15-18 ) 69 西野製作所●
Dsc_0140 Dsc_0148 Dsc_0316
Dsc_0899 Dsc_0902 Dsc_0905
1位:新生紙パルプ商事 3勝0敗
2位:APEX 2勝1敗
3位:黒田電気 1勝2敗
4位:西野製作所 0勝3敗

Cブロック
 富士通が4年連続7回目の出場にして初の決勝トーナメント進出を決めた。
●JR東日本秋田 61 ( 30-17  11-16  14-16  6-23 ) 72 富士通○
Dsc_0018 Dsc_0104 Dsc_0214 Dsc_0357 Dsc_0591 Dsc_0662 Dsc_0780 Dsc_0815
○NTT西日本東海 73 ( 24-16  22-13  10-14  17-18 ) 61 信和建設●
Dsc_0280 Dsc_0703 Dsc_0718 Dsc_0719
1位:富士通 3勝0敗
2位:JR東日本秋田 2勝1敗
3位:NTT西日本東海 1勝2敗
4位:信和建設 0勝3敗

Dブロック
 三井住友銀行が3戦とも危なげなく勝利し、決勝トーナメント進出。浪速酸素がブロック2位に入った。
○三井住友銀行 96 ( 24-9  22-12  25-5  25-22 ) 48 昭和四日市石油●
Dsc_0422 Dsc_0465 Dsc_0490 Dsc_0630 Dsc_0781 Dsc_0838 Dsc_0861 Dsc_0865
●日立笠戸 60 ( 15-25  15-18  15-30  15-24 ) 97 浪速酸素○
Dsc_0363 Dsc_0377 Dsc_0512 Dsc_0562 Dsc_0748 Dsc_0870 Dsc_0882 Dsc_0897
1位:三井住友銀行 3勝0敗
2位:浪速酸素 2勝1敗
3位:日立笠戸 1勝2敗
4位:昭和四日市石油 0勝3敗

Eブロック
 葵企業が粘るナカシマプロペラを振り切り勝利、2年連続の決勝トーナメント進出を決めた。
○葵企業 94 ( 22-11  17-2  22-19  33-14 ) 46 丸紅●
Dsc_0016 Dsc_0068 Dsc_0948 Dsc_0975 Dsc_0083 Dsc_0113 Dsc_0161 Dsc_0181
○葵企業 77 ( 21-19  16-18  20-22  20-14 ) 73 ナカシマプロペラ●
Dsc_0008 Dsc_0049 Dsc_0058 Dsc_0118 Dsc_0167 Dsc_0264 Dsc_0304
1位:葵企業 2勝0敗
2位:ナカシマプロペラ 1勝1敗
3位:丸紅 0勝2敗

Fブロック
 プレス工業が2戦を快勝し横河電機に挑んだが届かず。横河電機が決勝トーナメント進出を決めた。
○横河電機 74 ( 16-15  23-17  25-15  10-17 ) 64 プレス工業●
Dsc_0122 Dsc_0164 Dsc_0181_2 Dsc_0257 Dsc_0606 Dsc_0679 Dsc_0771 Dsc_0816
○宮田自動車 91 ( 22-6  26-9  22-14  21-6 ) 35 三菱重工長崎●
Dsc_0741 Dsc_0757 Dsc_0970 Dsc_0987
1位:横河電機 3勝0敗
2位:プレス工業 2勝1敗
3位:宮田自動車 1勝2敗
4位:三菱重工長崎 0勝3敗

Gブロック
 曙ブレーキ工業とホシザキの決戦はホシザキがファールトラブルで苦しむ中、曙ブレーキ工業が延長戦を制し勝利した。
○曙ブレーキ工業 64 ( 9-16  14-15  15-15  16-8  10-6* ) 60 ホシザキ●
Dsc_0035 Dsc_0089 Dsc_0133 Dsc_0295 Dsc_0315 Dsc_0614 Dsc_0653 Dsc_0673
○四国電力 74 ( 24-14  22-9  19-8  9-11 ) 42 三菱電機三田●
Dsc_0338 Dsc_0348 Dsc_0353 Dsc_0374
1位:曙ブレーキ工業 3勝0敗
2位:ホシザキ 2勝1敗
3位:四国電力 1勝2敗
4位:三菱電機三田 0勝3敗

Hブロック
 日本無線と大塚商会が2試合を快勝し、ベスト8入りをかけた最終戦で大塚商会が勝利した。
○日本無線 94 ( 19-21  16-13  25-19  34-13 ) 66 日新シール工業●
Dsc_0087 Dsc_0091 Dsc_0117 Dsc_0279 Dsc_0853 Dsc_0907 Dsc_0936 Dsc_0943
○大塚商会 81 ( 24-12  18-18  24-10  15-12 ) 52 豊田自動織機●
Dsc_0001 Dsc_0005 Dsc_0880 Dsc_0143 Dsc_0147 Dsc_0183 Dsc_0239
1位:大塚商会 3勝0敗
2位:日本無線 2勝1敗
3位:日新シール工業 1勝2敗
4位:豊田自動織機 0勝3敗

準々決勝
○九州電力 97 ( 27-23  24-23  24-11  22-21 ) 78 大塚商会●
Dsc_0330 Dsc_0340 Dsc_0348_2
●葵企業 74 ( 19-25  16-18  20-12  19-24 ) 79 三井住友銀行○
Dsc_0373 Dsc_0375 Dsc_0404
●富士通 71 ( 18-25  19-15  21-19  13-20 ) 79 横河電機○
Dsc_0042 Dsc_0059 Dsc_0092 Dsc_0270
○曙ブレーキ工業 65 ( 16-18  14-6  15-16  20-22 ) 62 新生紙パルプ商事●
Dsc_0207 Dsc_0229 Dsc_0246 Dsc_0294

準決勝
○九州電力 68 ( 16-18  11-18  24-3  17-28 ) 67 三井住友銀行●
Dsc_0062 Dsc_0207_2 Dsc_0224 Dsc_0242_2 Dsc_0347 Dsc_0348_3 Dsc_0486 Dsc_0507
○横河電機 76 ( 18-9  14-18  23-18  21-19 ) 64 曙ブレーキ工業●
A_1_2 A_2_2 A_2_3 A_2_4 Y_1_2 Y_1_3 Y_1_4 Y_1

決勝
○九州電力 69 ( 13-14  4-12  31-13  21-8 ) 47 横河電機●
Dsc_0039 Dsc_0082 Dsc_0100 Dsc_0138 Dsc_0242_3 Dsc_0248 Dsc_0355 Dsc_0436

 レポートは18日(土)中に掲載します。もうしばらくお待ちください。

Dsc_0690 Dsc_0719
Dsc_0683_3 Dsc_0684

日本実業団バスケットボール連盟

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月4・5日に第19週となる6試合を行なった。現在1位の豊田通商と2位のアイシンAWはそれぞれ黒田電気とビッグブルーに勝利した。また4位だったレノヴァが日立電線に2戦目は延長まで持ち込まれながらも連勝し、3位に浮上した。兵庫とDライズも勝利。全て上位陣が勝利したことで、順位の大きな変動はない。2月11・12日は2日連続同カードの連戦となる。特に現在1位の豊田通商と4位の兵庫の2連戦は今後をうらなう上でも重要なゲームとなってくる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2月3~5日に第14週となる8試合を行なった。首位決戦となったトヨタ自動車アルバルクとアイシンシーホースの対戦はアイシンシーホースが2連勝し、首位に浮上した。日立サンロッカーズと三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ、パナソニックトライアンズとレバンガ北海道、東芝ブレイブサンダースとリンク栃木ブレックスはそれぞれ星を分けた。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東クラブ選手権
 全日本クラブ選手権の関東予選となる関東クラブ選手権が2月4・5日に栃木県宇都宮市と栃木市で行われた。男子はベスト4に東京の1位:エクセレンスと2位:RBC東京、千葉1位の千葉エクスドリームス、神奈川1位の横浜ギガスピリッツが入った。接戦となった準決勝で千葉エクスドリームスとRBC東京が勝ちぬくと、決勝でRBC東京が勝利し優勝。女子は山梨1位の山和が優勝した。男子は上位5チーム、女子は上位6チームが3月17~19日に大分県で開催される全日本クラブ選手権に出場する。

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 最終日(4日目)の結果

 2月4日から愛媛県松山市で開催された『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は2月7日(火)に最終日を迎えた。男子は準決勝で三井住友銀行が昨年優勝の九州電力にあと一歩のところまで迫ったが、わずかに1点差で九州電力が勝利した。横河電機は序盤のリードを守り切り、曙ブレーキ工業に勝利した。5年連続同じカードとなった決勝は九州電力が後半に入って横河電機を引き離し勝利、2年連続3回目の優勝を決めた。女子は山形銀行が終始リードする展開で鶴屋百貨店に勝利、4年連続4回目の優勝を果たした。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
準決勝
九州電力 68 ( 16-18  11-18  24-3  17-28 ) 67 三井住友銀行●
横河電機 76 ( 18-9  14-18  23-18  21-19 ) 64 曙ブレーキ工業●

決勝
九州電力 69 ( 13-14  4-12  31-13  21-8 ) 47 横河電機●

最終順位
優勝:九州電力(九州1位)2年連続3回目
準優勝:横河電機(関東4位)
3位:三井住友銀行(関東2位)、曙ブレーキ工業(関東5位)

最優秀選手賞:田中 喜陽(九州電力#75)初
敢闘賞:神崎 健(横河電機#8)初

<女子>
決勝
山形銀行 91 ( 33-10  19-17  19-8  20-35 ) 70 鶴屋百貨店●

最終順位
優勝:山形銀行(東北1位)4年連続4回目
準優勝:鶴屋百貨店(九州)
3位:秋田銀行(東北2位)、滋賀銀行(近畿1位)

最優秀選手賞:高橋 清香(山形銀行#9)初
敢闘賞:中島 雪枝(鶴屋百貨店#11)初

全日本実業団選手権2012 更新のお知らせ

2012年2月7日 最終日(男子準決勝&決勝、女子決勝)の展望 を掲載しました。

2012年2月6日 男子準々決勝の展望 を掲載しました。

2012年1月31日 大会展望(ブロック予選) を掲載しました。 

全日本実業団選手権2012 最終日の展望

 『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は2月7日(火)に最終日を迎え、男子準決勝と男女決勝の4試合が松山市総合コミュニティセンターで行われる。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
10:00 準決勝
九州電力vs三井住友銀行
 今シーズンは1月1日にオールジャパン1回戦で対戦している。この時は初出場である三井住友銀行に硬さもあり、九州電力が勝利した。これまでの対戦でも九州電力が勝っている。#91酒井が加入し、選手層にさらに厚みが増した九州電力。PG#5中川の安定感はチームを支えている。対する三井住友銀行は今シーズンすでに3大会で決勝に進んでいるがまだ優勝はないだけに、AJのリベンジの意味も含め勝ちたい気持ちは強い。インサイドの出来が勝敗の行方を左右しそう。また、フォワード陣のシュート確率も大きく影響するだろう。どちらも速い展開をするチームだけに、ゲームは白熱するだろう。

横河電機vs曙ブレーキ工業
 今シーズンの対戦はリーグ戦での2試合のみで、どちらも横河電機が勝利している。横河電機は今シーズンずっと調子が上がらないまま、優勝も東京都実業団選手権のみという結果だが、シーズン最後の大会は故障の選手も復帰し、チーム状態は上向いている。対する曙ブレーキ工業はフォワード陣が少なくなり厳しいところもあるが、それ以上に#13柴田の復帰がチームに与える好影響は大きい。またこの大会では#15田中が安定したプレーを見せており、これまで控えとしてあまりプレータイムのなかった運動量のあるPG#16根元を積極的に使うことで、相手のPGの勢いを止めることに成功している。元々、接戦となることの多いと言われていたこのカード。好ゲームに期待したい。

14:00 決勝戦
 決勝に進んだ場合、九州電力が6年連続、横河電機は5年連続、曙ブレーキ工業は優勝した第17回大会以来27年ぶり、三井住友銀行は初となる。また、この4チームは全て今シーズン全国大会での優勝はない。

<女子>
12:00 決勝
山形銀行vs鶴屋百貨店
 準決勝で秋田銀行とのロースコアの接戦を勝利した山形銀行は4連覇がかかる決勝戦となる。今シーズンは実業団トップの座を守ってきた山田HCがチームを離れ、福島HCが新たにチームを指揮している。全日本社会人選手権の決勝で秋田銀行に敗れたが、強さは健在。鶴屋百貨店はブロック予選最終戦の対メディセオは90得点と強さを見せたが、準決勝の滋賀銀行戦はわずかに6点差と辛勝。まずはどこまで山形銀行の得点を抑え、ロースコアの展開に持ち込めるかが鍵となりそうだ。

取材・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 3日目の結果

 2月4日(土)から始まった『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は3日目の対戦を終えた。準々決勝の4試合を行った男子は昨年の優勝チーム・九州電力はわずなに6人で戦った大塚商会に危なげなく勝利したが、その他の3試合は接戦となった。ベスト4入りしたのは九州電力の他、三井住友銀行、横河電機、曙ブレーキ工業となった。女子はブロック予選の最終戦で滋賀銀行が三井住友銀行に勝利し、初のベスト4入りを果たした。同日に行われた準決勝では山形銀行がロースコアの接戦から抜け出し秋田銀行に勝利、鶴屋百貨店も序盤のリードを守りきり勝利した。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
準々決勝
九州電力 97 ( 27-23  24-23  24-11  22-21 ) 78 大塚商会●
●葵企業 74 ( 19-25  16-18  20-12  19-24 ) 79 三井住友銀行
●富士通 71 ( 18-25  19-15  21-19  13-20 ) 79 横河電機
曙ブレーキ工業 65 ( 16-18  14-6  15-16  20-22 ) 62 新生紙パルプ商事●

<女子>
Wブロック
山形銀行 89 ( 19-5  12-14  30-13  28-18 ) 50 日立笠戸●
紀陽ホールディングス 81 ( 14-16  28-9  19-13  20-12 ) 50 東芝府中●
1位:山形銀行 3勝0敗
2位:紀陽ホールディングス 2勝1敗
3位:日立笠戸 1勝2敗
4位:東芝府中 0勝3敗

Xブロック
鶴屋百貨店 90 ( 22-16  25-17  15-6  28-17 ) 56 メディセオ●
今治オレンジブロッサム 71 ( 24-15  11-16  20-6  16-12 ) 49 OTCくきや●
1位:鶴屋百貨店 3勝0敗
2位:メディセオ 2勝1敗
3位:今治オレンジブロッサム 1勝2敗
4位:OTCくきや 0勝3敗

Yブロック
●三井住友銀行 59 ( 15-12  20-18  11-21  13-17 ) 68 滋賀銀行
イカイ 97 ( 21-18  19-6  22-14  35-8 ) 46 特別区●
1位:滋賀銀行 3勝0敗
2位:三井住友銀行 2勝1敗
3位:イカイ 1勝2敗
4位:特別区 0勝3敗

Zブロック
秋田銀行 82 ( 15-18  14-11  24-20  29-25 ) 74 TOTO●
丸紅 90 ( 29-17  21-23  19-20  21-16 ) 76 第一生命●
1位:秋田銀行 3勝0敗
2位:丸紅 1勝2敗(1.013)
3位:TOTO 1勝2敗(1.007)
4位:第一生命 1勝2敗(0.982)
※2~4位は該当チーム間のゴールアベレージ(カッコ内)により決定。

準決勝
山形銀行 64 ( 10-13  11-6  14-15  29-13 ) 47 秋田銀行●
鶴屋百貨店 56 ( 14-9  13-13  11-10  18-18 ) 50 滋賀銀行●
3位:秋田銀行、滋賀銀行(3位決定戦は行わない。)

全日本実業団選手権2012 男子準々決勝の展望

 大会2日目が終わり、男子はベスト8が出そろった。ここ数年、関東優位の傾向が続いていたが、今大会ではJR東日本秋田(東北1位)がずっと守ってきたベスト8の座から陥落、関東の富士通(関東9位)がベスト8入りを果たした。結果、ベスト8は関東7、九州1と関東以外はわずかに昨年の優勝チームである九州電力(九州1位)のみとなった。準々決勝は2月6日(月)13時30分から、松山市総合コミュニティセンターと愛媛県武道館の2会場で4試合をほぼ同時に行う。

日本実業団バスケットボール連盟

会場:松山市総合コミュニティセンター
九州電力(九州1)vs大塚商会(関東7)
 昨年のこの大会で同じブロックとなり対戦している両チーム。ともに今年のオールジャパンにも出場していている。昨年の対戦は中盤まで競ったものの、九州電力が引き離し勝利している。今シーズンは大塚商会に#24長谷川聖が入り、さらに昨シーズンはHコーチのみだった#33岡村がプレーヤーとなった点が大きく変わっている。九州電力は慶應義塾大出身の#91酒井が加入、フォワード陣は充実している。九州電力のインサイド(#21毛利、#75田中)vs大塚商会のインサイド(#32長谷川武、#24長谷川聖)の戦いは注目したい。大塚商会は仕事の都合で6人程度しか残らないという情報だが、ブロック予選の最終戦である日本無線戦でも7人しかプレーヤーを使っていないこともあり、このメンバーがほとんど残るとしたら大きな影響はないか。

葵企業(関東3)vs三井住友銀行(関東2)
 同じ関東実業団1部のチームであり、今シーズンもすでに2回対戦している両チームだが、ここまでの成績は三井住友銀行がリーグ戦では1点差で、関東実業団選手権準決勝では10点差で勝利、三井住友銀行の2戦全勝となっている。今シーズンは全ての大会でベスト4以上、3大会で決勝進出という好成績を残している三井住友銀行だが、まだタイトルはない。シーズン最初で最後のタイトル奪取のためには負けられない。葵企業は昨年初のベスト8入りを果たすも、準々決勝で日本無線に22点差をつけられての悔しい敗戦となった。初のベスト4入りを目指して、そして今シーズン勝利できていない三井住友銀行へのリベンジの意味でも勝ちたい気持ちは強い。どちらも得点力のあるチームだけに、ディフェンスが鍵になりそうだ。

会場:愛媛県武道館
富士通(関東9)vs横河電機(関東4)
 富士通は4年連続出場の末、ようやくつかんだ決勝トーナメント進出。今シーズンはチームの状態が安定せず、5年ぶりに神奈川県実業団選手権の優勝逃すなど結果が残せていないが、リーグ戦の入替戦では大塚商会に快勝するなどここ1番で強い印象がある。若い選手が多いだけに勢いに乗れば怖い。対する横河電機は今シーズンまだ東京都実業団選手権の1冠のみという苦しいシーズンとなっている。鉄壁のインサイド陣が昨シーズン九州電力に崩されると、その後あの強さを回復できないでいるが、ベンチメンバーが徐々に上がってきており、新たな強さを見せつつある。シーズン最後の大会で有終の美を飾るためにもここでは負けられない。経験から見ても横河電機が有利だが、富士通が初の決勝トーナメントに硬くなることなく、さらに通常以上の力を出せれば勝機はあるだろう。

曙ブレーキ工業(関東5)vs新生紙パルプ商事(関東1)
 リーグ戦で2試合対戦し1勝1敗、全日本実業団競技大会準決勝では新生紙パルプ商事が22点差で勝利し、今シーズンの対戦成績は新生紙パルプ商事が2勝1敗とリードしている。新生紙パルプ商事は今シーズン、関東2冠(リーグ戦、選手権)、全日本実業団競技大会準優勝と結果を出している。準優勝はあるものの、優勝はまだないこの大会、初制覇を目指すチームにとって負けられない戦い。ブロック予選最終戦を延長で制した曙ブレーキ工業はフォワード陣が手薄になっているが、その分チームの団結は強くなっている様子。この大会では長くベスト4入りを果たしていない曙ブレーキ工業にとってはリベンジマッチとしてはもちろん、選手たちにとっては初のベスト4入りのためにも勝ちたいところ。攻守にバランスのいい新生紙パルプ商事を崩せるか。

取材・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 2日目の結果

 2月4日から愛媛県松山市で行われている『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は2日目を迎えた。男子はブロック予選最終日となり、決勝トーナメントに進む8チーム(各ブロック1位)が決定した。全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権の2冠を取っている日本無線は大塚商会に、ベスト4の常連となっているJR東日本秋田は富士通にそれぞれ敗れ、予選敗退となった。

テーブルスコアや星取表などは 日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
Aブロック
タツタ電線 86 ( 21-17  20-13  25-14  20-21 ) 65 東レ愛媛●
●三井住友海上 66 ( 18-30  15-14  12-32  21-22 ) 98 九州電力
九州電力 59 ( 16-8  5-10  20-12  18-12 ) 42 タツタ電線●
●東レ愛媛 50 ( 10-32  14-24  17-19  9-22 ) 97 三井住友海上
1位:九州電力 3勝0敗
2位:タツタ電線 2勝1敗
3位:三井住友海上 1勝2敗
4位:東レ愛媛 0勝3敗

Bブロック
新生紙パルプ商事 73 ( 22-18  13-17  11-13  27-13 ) 61 APEX●
黒田電気 86 ( 30-14  21-21  20-16  15-18 ) 69 西野製作所●
1位:新生紙パルプ商事 3勝0敗
2位:APEX 2勝1敗
3位:黒田電気 1勝2敗
4位:西野製作所 0勝3敗

Cブロック
●JR東日本秋田 61 ( 30-17  11-16  14-16  6-23 ) 72 富士通
NTT西日本東海 73 ( 24-16  22-13  10-14  17-18 ) 61 信和建設●
1位:富士通 3勝0敗
2位:JR東日本秋田 2勝1敗
3位:NTT西日本東海 1勝2敗
4位:信和建設 0勝3敗

Dブロック
日立笠戸 87 ( 22-21  12-23  23-19  30-14 ) 77 昭和四日市石油●
●浪速酸素 54 ( 11-36  19-14  10-34  14-21 ) 105 三井住友銀行
三井住友銀行 107 ( 24-20  20-12  39-11  24-10 ) 53 日立笠戸●
●昭和四日市石油 56 ( 19-19  11-24  15-29  11-25 ) 97 浪速酸素
1位:三井住友銀行 3勝0敗
2位:浪速酸素 2勝1敗
3位:日立笠戸 1勝2敗
4位:昭和四日市石油 0勝3敗

Eブロック
ナカシマプロペラ 75 ( 16-20  20-8  18-17  21-26 ) 71 丸紅●
葵企業 77 ( 21-19  16-18  20-22  20-14 ) 73 ナカシマプロペラ●
1位:葵企業 2勝0敗
2位:ナカシマプロペラ 1勝1敗
3位:丸紅 0勝2敗

Fブロック
横河電機 74 ( 16-15  23-17  25-15  10-17 ) 64 プレス工業●
宮田自動車 91 ( 22-6  26-9  22-14  21-6 ) 35 三菱重工長崎●
1位:横河電機 3勝0敗
2位:プレス工業 2勝1敗
3位:宮田自動車 1勝2敗
4位:三菱重工長崎 0勝3敗

Gブロック
曙ブレーキ工業 64 ( 9-16  14-15  15-15  16-8  10-6* ) 60 ホシザキ●
四国電力 74 ( 24-14  22-9  19-8  9-11 ) 42 三菱電機三田●
1位:曙ブレーキ工業 3勝0敗
2位:ホシザキ 2勝1敗
3位:四国電力 1勝2敗
4位:三菱電機三田 0勝3敗

Hブロック
大塚商会 102 ( 30-13  23-21  25-11  24-4 ) 49 日新シール工業●
●豊田自動織機 56 ( 19-29  8-17  22-20  7-22 ) 88 日本無線
●日本無線 67 ( 22-12  15-20  10-17  20-31 ) 80 大塚商会
日新シール工業 108 ( 31-16  24-25  23-22  30-33 ) 96 豊田自動織機●
1位:大塚商会 3勝0敗
2位:日本無線 2勝1敗
3位:日新シール工業 1勝2敗
4位:豊田自動織機 0勝3敗

<女子>
Wブロック
●東芝府中 43 ( 17-29  6-27  9-27  11-25 ) 108 日立笠戸
●紀陽ホールディングス 43 ( 18-18  6-15  12-23  7-12 ) 68 山形銀行
山形銀行 2勝0敗
日立笠戸、紀陽ホールディングス 1勝1敗
東芝府中 0勝2敗

Xブロック
●OTCくきや 61 ( 17-20  13-28  13-12  18-16 ) 76 メディセオ
●今治オレンジブロッサム 61 ( 15-20  11-16  19-27  16-24 ) 87 鶴屋百貨店
鶴屋百貨店、メディセオ 2勝0敗
今治オレンジブロッサム、OTCくきや 0勝2敗

Yブロック
●イカイ 69 ( 12-19  25-19  13-27  19-24 ) 89 三井住友銀行
●特別区 40 ( 11-19  8-21  10-32  11-33 ) 105 滋賀銀行
三井住友銀行、滋賀銀行 2勝0敗
イカイ、特別区 0勝2敗

Zブロック
●丸紅 48 ( 12-22  19-29  10-21  7-8 ) 80 秋田銀行
第一生命 86 ( 19-31  24-12  23-18  20-14 ) 75 TOTO●
秋田銀行 2勝0敗
TOTO、第一生命 1勝1敗
丸紅 0勝2敗

全日本実業団選手権2012 1日目の結果

 2月4日(土)、愛媛県松山市で『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』がスタートした。1日目のこの日は男女ともにブロック予選1日目(男子は2日間、女子は3日間のうち)となり、男子23試合、女子8試合を行った。各ブロックすべて第1シードのチームは勝利した。

ゲーム毎のテーブルスコアや星取表は 日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
Aブロック
九州電力 84 ( 23-9  18-11  19-25  24-19 ) 64 東レ愛媛●
タツタ電線 71 ( 17-18  14-14  12-12  15-14  13-7* ) 65 三井住友海上●
九州電力、タツタ電線 1勝0敗
三井住友海上、東レ愛媛 0勝1敗

Bブロック
APEX 79 ( 18-14  21-16  27-6  13-24 ) 60 黒田電気●
新生紙パルプ商事 119 ( 26-17  26-12  35-20  32-21 ) 70 西野製作所●
●黒田電気 78 ( 17-20  16-25  28-23  17-27 ) 95 新生紙パルプ商事
●西野製作所 65 ( 12-26  15-22  12-17  26-17 ) 82 APEX
新生紙パルプ商事、APEX 2勝0敗
黒田電気、西野製作所 0勝2敗

Cブロック
富士通 105 ( 33-11  21-12  26-18  25-19 ) 60 NTT西日本東海●
JR東日本秋田 115 ( 27-14  31-8  31-10  26-14 ) 46 信和建設●
●NTT西日本東海 57 ( 11-23  14-19  21-20  11-23 ) 95 JR東日本秋田
●信和建設 58 ( 15-30  10-22  21-35  12-28 ) 115 富士通
JR東日本秋田、富士通 2勝0敗
NTT西日本東海、信和建設 0勝2敗

Dブロック
三井住友銀行 96 ( 24-9  22-12  25-5  25-22 ) 48 昭和四日市石油●
●日立笠戸 60 ( 15-25  15-18  15-30  15-24 ) 97 浪速酸素
三井住友銀行、浪速酸素 1勝0敗
日立笠戸、昭和四日市石油 0勝1敗

Eブロック
葵企業 94 ( 22-11  17-2  22-19  33-14 ) 46 丸紅●
葵企業 1勝0敗
丸紅 0勝1敗
ナカシマプロペラ

Fブロック
プレス工業 72 ( 24-19  17-8  12-12  19-11 ) 50 宮田自動車●
横河電機 90 ( 19-8  30-13  23-13  18-8 ) 42 三菱重工長崎●
●宮田自動車 66 ( 18-29  10-21  17-27  21-11 ) 88 横河電機
●三菱重工長崎 62 ( 15-25  9-21  19-25  19-16 ) 87 プレス工業
横河電機、プレス工業 2勝0敗
宮田自動車、三菱重工長崎 0勝2敗

Gブロック
ホシザキ 59 ( 11-14  10-17  17-14  21-9 ) 54 四国電力●
曙ブレーキ工業 99 ( 22-12  23-13  26-10  28-12 ) 47 三菱電機三田●
●四国電力 55 ( 24-19  10-23  9-27  12-25 ) 94 曙ブレーキ工業
●三菱電機三田 41 ( 12-18  11-14  6-21  12-28 ) 81 ホシザキ
曙ブレーキ工業、ホシザキ 2勝0敗
四国電力、三菱電機三田 0勝2敗

Hブロック
日本無線 94 ( 19-21  16-13  25-19  34-13 ) 66 日新シール工業●
大塚商会 81 ( 24-12  18-18  24-10  15-12 ) 52 豊田自動織機●
日本無線、大塚商会 1勝0敗
豊田自動織機、日新シール工業 0勝1敗

<女子>
Wブロック
山形銀行 105 ( 28-12  22-4  23-9  32-14 ) 39 東芝府中●
●日立笠戸 50 ( 15-12  4-23  16-14  15-21 ) 78 紀陽ホールディングス
山形銀行、紀陽ホールディングス 1勝0敗
日立笠戸、東芝府中 0勝1敗

Xブロック
鶴屋百貨店 69 ( 16-16  20-2  10-24  23-15 ) 57 OTCくきや●
メディセオ 79 ( 17-20  21-15  20-14  21-24 ) 73 今治オレンジブロッサム●
鶴屋百貨店、メディセオ 1勝0敗
今治オレンジブロッサム、OTCくきや 0勝1敗

Yブロック
三井住友銀行 101 ( 29-7  25-8  19-11  28-19 ) 45 特別区●
滋賀銀行 60 ( 15-21  12-2  11-19  22-5 ) 47 イカイ●
三井住友銀行、滋賀銀行 1勝0敗
イカイ、特別区 0勝1敗

Zブロック
秋田銀行 85 ( 25-13  22-17  23-13  15-11 ) 54 第一生命●
TOTO 79 ( 20-19  22-12  16-16  21-20 ) 67 丸紅●
秋田銀行、TOTO 1勝0敗
丸紅、第一生命 0勝1敗

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.5

☆JBL2 2011ー2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月28・29日に第18週となる5試合を行った。
●Dライズ 77 ( 23-18  7-21  23-14  17-17  7-10* ) 80 レノヴァ○
 現在4位のレノヴァと5位のDライズのプレーオフ進出にも大きく影響すると思われる1戦は延長戦でわずかに3点差という白熱した戦いとなった。第1ピリオド、Dライズが#11多嶋のスチールからの速攻が連続で決まりリードする。レノヴァもすぐに追いつくが、Dライズが#6藤江、#88高村、#33ライスの得点で残り5分11秒には6点差とすると、さらにDライズのブレイクが続き、残り3分47秒でDライズのリードが8点となりレノヴァはタイムアウトを取る。タイムアウト直後にレノヴァ#16尾崎が3ポイントシュートを決めるも、すぐにDライズ#2井手が3ポイントシュートをいれ返す。ここでレノヴァは#39中園がオフェンスリバウンドに絡みフリースローを得ると2本とも決め流れを立て直す。さらの残り24秒にはレノヴァ#34大城がドライブで切り込みバスケットカウントと1スローを決め点差を5点に縮め第1ピリオドを終える。第2ピリオド序盤でレノヴァが追いつき同点とすると、残り7分29秒にはレノヴァ#9西堂の1対1で逆転する。残り6分を切ってDライズはディフェンスをゾーンに変えレノヴァのオフェンスの流れを止めるも、Dライズも得点が入らず追いつけない。レノヴァが徐々にオフェンスのリズムを取り戻すと、残り43秒にはレノヴァ#34大城が3ポイントシュートを決め、レノヴァが9点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、レノヴァが#4ジョンソン、#39中園のシュートでリードをひろげるが、Dライズも#2井手の3ポイントシュートなどで粘りを見せると、#33ライスが1対1から積極的にシュートを放ち、残り3分27秒には2点差まで詰めて、レノヴァにタイムアウトを取らせる。残り1分54秒にレノヴァ#16尾崎が3ポイントシュートを決めレノヴァがリードを守るが、残り1分半からDライズ#88高村が連続で得点し、残り28秒にDライズが同点に追いつき第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤はレノヴァがリードしてDライズが追いつく展開が続くが、残り4分4秒にDライズ#33ライスが3ポイントシュートを決めDライズが逆転する。レノヴァも#4ジョンソンが1対1から得点し西逆転するも、すぐにDライズ#11多嶋のドライブからのバスケットカウントと1スローでDライズが2点リードとなる。さらに残り1分20秒にはDライズ#33ライスがミドルシュートを決め4点差となったところでレノヴァがタイムアウトを取る。サイドからのスローインからレノヴァ#10伊藤がドライブで切り込み2点差とする。そこからどちらも得点が決まらず一進一退の攻防が続いたが、残り5.3秒にレノヴァ#39中園が身体をゴールに投げ込むようにしてシュートを決め同点とすると、最後のDライズのオフェンスをしのぎ延長戦に持ち込んだ。延長序盤はどちらもオフェンスのリズムが悪く、開始から1分半無得点が続く。先の得点したのはDライスで、#33ライスが3ポイントシュートを決め3点リードとする。直後にレノヴァ#39中園がカットインからバスケットカウントと1スローを決め同点に。Dライズはレノヴァのバックコート陣の好ディフェンスにボールの周りが悪くなるが、#33ライス、#88高村の得点でなんとかリードし、残り1分54秒にはDライズ4点リードとなる。しかし、足の止まってないレノヴァはボールを回し、#16尾崎が思い切りよく3ポイントシュートを決め残り1分28秒に1点差とすると、残り43秒に#39中園がドライブでゴール下に切り込み逆転する。Dライズはタイムアウトを取ると、サイドからのスローインでオフェンスを展開するもリズムが作れず、逆にレノヴァ#16尾崎にカットインからのレイアップでダメ押し点を取られ3点差となる。その後のDライズのオフェンスでリバウンドをつなぎ2本の3ポイントシュートを放つも決まらず、レノヴァが3点差を守りきり貴重な1勝をあげた。この試合で得点力のあるDライズのガード陣に対しディフェンスでキーとなったレノヴァのガード陣。スタートガードである#10伊藤は「今日は勝ててホッとしました。今ガードが増えて細かにメンバーチェンジをしてもらえるので、いつ出ても全力で飛ばしていけますね。自分は特にコントロールとディフェンスを期待されていると思うので、そこは頑張っていきたいです。優勝が目標なのでこの後もしっかりと勝ってまずはプレーオフを決めてたいです」と語る。チーム上昇のポイントの一人でもあり、延長戦で流れを引き寄せる3ポイントシュートを決めた#16尾崎は後半戦初戦の敗戦が大きかったと言う。「あの試合で負けてからもう一度自分たちのバスケットを見直して、うちはインサイドが強いのでどうしてもそこに頼ってしまうところがあるからもっと外からもしっかりと攻めていこうということを確認しました。なので、あの3ポイントもカットインからのレイアップも躊躇なく行けましたね。残りの試合もすべて大事な試合ばかりなので気持ちを引き締めて、しっかりと勝ってプレーオフに進みたいです」と語った。敗れたDライズのキャプテン#88高村は「負けてはいけない試合だった」と敗戦を悔やんだ。「大事なところでチームとしてどうするのかっていうのがまだちゃんとできてないところがあります。延長の出だしもミスがありましたが、それはその選手が悪いんじゃなくてチームがそうさせてしまったのだと思いますね。本当に悔しいし、応援してくださるファンの皆さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。うちはバスケットをする環境としてはJBL2の中では一番いいと思っているので、これからみんなで悪いところを修正してチームを変えていきます。絶対にプレーオフに出たいです」とこれからに望みをつないだ。
Dsc_0208 Dsc_0238 Dsc_0268 Dsc_0351 Dsc_0557 Dsc_0582 Dsc_0612 Dsc_0653 
●ビッグブルー 63 ( 15-18  14-16  14-20  20-23 ) 77 豊田通商○
 この試合、豊田通商は#1宮崎と#9金井を体調を考慮し休ませることにしたが、それが影響したのか最下位のビッグブルーにあわやというところまで追いつめられる展開となった。第1ピリオド、開始早々豊田通商#11神津がフリースローを得るが決められない。その後、ビッグブルーが先制すると、ビッグブルーがリードし豊田通商が追い付く展開が続く。しかし、残り4分を切って豊田通商#23ダーニッシュの連続得点で豊田通商が逆転。ビッグブルーも#36阿部の得点で粘り、豊田通商の3点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入っても先にリズムに乗ったのはビッグブルーで、残り6分50秒には#5坂上の3ポイントシュートが決まり逆転する。豊田通商は#4ハニーカット、#10岩田のインサイドで得点、残り2分31秒に追いつくと、残り51秒には#17加藤の3ポイントシュートが決まり、豊田通商が5点リードで前半を折り返す。第3ピリオドはスタートから豊田通商が勢いに乗り、#23ダーニッシュ、#5伊藤、#11神津の連続得点で開始から2分間でリードを11点に拡げる。修正したいビッグブルーだが、#13深尾の個人技での得点に留まり、ジリジリと点差がひらいていく。残り2分には豊田通商#17加藤の3ポイントシュートで豊田通商のリードが17点まで拡がるが、そこから豊田通商のオフェンスが崩れ得点が止まる。その間にビッグブルーは#13深尾がドライブからの得点を連続で決め、点差を11点差に縮めて第3ピリオドを終える。第4ピリオド、ビッグブルーが#13深尾を中心とした積極的なオフェンスで流れをつかみ、残り7分45秒には3点差まで迫る。開始から2分半無得点が続いた豊田通商は残り7分半に#4ハニーカットのオフェンスリバウンドでようやく得点するも、なかなか流れを引き寄せることができない。残り5分21秒にはオフェンスリバウンドをつないだビッグブルーが#5坂上の3ポイントシュートで2点差にする。ここで豊田通商も#21山下の3ポイントシュートなどでリードを守るも、残り2分25秒にビッグブルー#13深尾がバスケットカウントでジャンプシュートを決める。しかし深尾がこのプレーで足を傷めベンチに下がる。代わった#11岩本がフリースローを決め再び2点差にするも、ここから流れは豊田通商に。豊田通商が速攻などで得点を重ねビッグブルーを引き離すと、14点差で勝利した。勝った豊田通商だが、ピリッとしない内容にベテラン#12竹原がチームをまとめる時間が多くみられた。「チームとしての柱がまだ決まってないところがあって、いい時間が続かない、崩れた時に立て直せる状況に自分たちでもっていけないというのがあります。ただ、それでなんとなく勝ててしまっているから。集中することは簡単なことなのにそれができてない。自分たちでやろうと言っていたことが徹底できない。うちのチームは全員が出るってことが当たり前になってしまってて、今シーズンは緊張感がないんですよね。自分は年齢も高いのでどうしてもプレータイムに制限があるのですが、その分危機感を持ってやっています。みんながしっかりと緊張感を持ってやれるようにしていかないといけないです」と厳しい言葉が続いた。ビッグブルーのキャプテン#13深尾はあと一歩届かなかった勝利に悔しさを滲ませた。「足がつってしまって出られなくなって、点差をつけられたところでは本当に涙が出そうでした。自分たちにとって特別な位置付けであるホームタウンゲームなので、応援してくださる皆さんに勝利を見てもらいたかったです。今日は気持ちの面で相当気合が入っていたのですが、先週のゲームで捻挫した足をかばったこともあって最後までもたなかったですね。後半チームの状態がよくなってきたのは、みんなが気持ちの面で吹っ切れて後半戦に入れたのがよかったのかなと思います。でも今日のような試合で勝ち切れる力をつけないといけないですね。昨年の4勝を上回ることももちろんですが、最下位を脱出することも目標にして頑張っていきたいです」と語った。スタートに復帰したベテランの#4柳は「昨シーズンは故障の影響もあって調子が出なかったのですが、今シーズンは走ることをしっかりやったことで体調はかなりよくなって、年齢をカバーできるようになりました。うちは新人がなかなか入ってこないので、自分たちベテランもできる範囲で頑張ってチームに貢献していかないといけないですね。今日はもうちょっと踏ん張れれば良かったのですが、いいところでシュートが決まらないのが痛かったです。でも、昨シーズンなら大差で負けていたところをこういうゲームができたのはよかったかなとは思います。ホームタウンなので応援してくれている子どもたちに勝ちゲームを見てもらいたかったのですが、それは来シーズンに持ち越しですね。この後さらに勝ち星が増やせるように頑張ります」と意気込みを語った。
Dsc_0115 Dsc_0188 Dsc_0322 Dsc_0435 Dsc_0750 Dsc_0854 Dsc_0875 Dsc_0910
 この他、アイシンAWは黒田電気に、兵庫は日立電線にそれぞれ快勝、連敗が続く豊田合成は石川にわずかに3点差で勝利し連敗を脱出した。
第18週の結果と第19週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆全日本実業団選手権2012
 2月4~7日の4日間、愛媛県松山市で『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』が開催される。1日目、2日目は男女ともにブロック予選が、3日目は男子は準々決勝、女子はブロック予選最終戦と準決勝が、そして最終日の4日目は男子準決勝と男女決勝が行われる。
大会展望(ブロック予選)
日本実業団バスケットボール連盟

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は1月27~29日に第13週となる8試合を行った。2位のアイシンシーホースが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝したのに対し、1位のトヨタ自動車アルバルクが日立サンロッカーズと1勝1敗となったため、この2チームの星の差は1となった。パナソニックトライアンズはリンク栃木ブレックスに、レバンガ北海道は東芝ブレイブサンダースにそれぞれ連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 大会展望

 2月4日から愛媛県松山市で行われる『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』。実業団のシーズンを締めくくるこの大会は各地方ブロックの予選を勝ち抜いた男子32(今回は出場辞退のチームがあるため31)チーム、女子16チームが集う実業団の全国大会としてはもっとも規模の大きい大会となる。
 大会は男女ともに4チームを1ブロックとして総当たり戦を行うブロック予選と各ブロックの1位のみが進むことのできる決勝トーナメントに分けられる。男子は8ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準々決勝からとなっている。女子は4ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準決勝と決勝のみとなる。日程としては男子は1・2日目がブロック予選、3日目は準々決勝のみ、最終日の4日目に準決勝と決勝を行う。女子は1~3日目までブロック予選となり、3日目はブロック予選最終戦の後に準決勝を行うと、最終日に決勝となっている。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
 実業団界の新たな時代の幕開けを予感させるものとなった昨シーズン。全日本実業団競技大会こそ横河電機の4連覇となったが、全日本社会人選手権は九州電力が3年ぶりに優勝、日本無線が初の決勝進出で準優勝しオールジャパン出場を果たした。そしてシーズン最後の大会である全日本実業団選手権ではまたも九州電力が横河電機を破り4連覇を阻止、4年ぶり2回目の優勝を果たした。2冠を取った九州電力の時代がくるかと思われた今シーズンだったが、全日本実業団競技大会では1回戦で九州電力を破った日本無線が10年ぶりの優勝を果たすと、全日本社会人選手権でも初の優勝と2冠を達成。また、優勝こそないものの全日本社会人選手権を含む3大会で決勝に進んだ三井住友銀行、全国では全日本実業団競技大会の準優勝のみに終わっているが、関東ではリーグ戦と選手権の2冠を取っている新生紙パルプ商事と関東3チームがトップを独占してきた。起死回生を誓う九州電力と横河電機、そして東北の雄・JR東日本秋田がシーズン最後の大会でどういう戦いを見せるか。地方では、初めて全日本実業団競技大会ベスト8と東海実業団優勝を果たしたAPEX、東海実業団選手権の5連覇は逃したがオールジャパン出場を果たしたホシザキ、久しぶりに全日本実業団競技大会でベスト8入りしたナカシマプロペラ、オールジャパンで1回戦を突破した宮田自動車ら実力のあるチームが虎視眈々と決勝トーナメント進出を狙っている。

ブロック予選

Aブロック
九州電力(九州1位)、タツタ電線(近畿1位)、三井住友海上(関東10位)、東レ愛媛(四国2位)
 このブロックは力的には九州電力が抜けていると思われるが、近畿1位のタツタ電線がどこまで迫れるか。今シーズン、チーム力にムラがある様子の九州電力だが、この大会では当然連覇を狙ってくるはずで、そのためにも大会の入りが重要となってくるだろう。

Bブロック
新生紙パルプ商事(関東1位)、APEX(東海1位)、黒田電気(近畿2位)、西野製作所(北陸)
 今シーズン結果を残してる新生紙パルプ商事と全日本実業団競技大会で初のベスト8入りし全日本社会人選手権に初出場したAPEXのトップ争いとなるか。黒田電気がその争いに加わりたいところ。新生紙パルプ商事は全日本社会人選手権で負傷した選手も復帰、初の全国制覇に向けて万全の体制となっている。

Cブロック
JR東日本秋田(東北1位)、富士通(関東9位)、NTT西日本東海(東海3位)、信和建設(近畿7位)
 JR東日本秋田と富士通は2年連続同じブロックとなった。富士通がどこまで迫れるか。JR東日本秋田は練習不足が気になるところ。富士通も今シーズンは途中で指揮官が変わるなどチームが安定していない。

Dブロック
三井住友銀行(関東2位)、日立笠戸(中国2位)、浪速酸素(近畿3位)、昭和四日市石油(東海5位)
 三井住友銀行が抜き出ている。他の3チームがどれだけ三井住友銀行を苦しめることができるか。三井住友銀行はシーズン最後の大会で念願のタイトル奪取に向けて、いい状態でブロック予選を勝ちあがりたいところ。

Eブロック
葵企業(関東3位)、ナカシマプロペラ(中国1位)、丸紅(近畿6位)※東北2位が出場辞退のため3チームのみ
 昨年のこの大会で初のベスト8入りを果たした葵企業と、今シーズンの全日本実業団競技大会で久しぶりにベスト8入りしたナカシマプロペラの争いになりだろう。葵企業の機動力にナカシマプロペラのディフェンスがどう対抗するか。また、ナカシマプロペラの高さを生かしたオフェンスにも期待したい。

Fブロック
横河電機(関東4位)、プレス工業(関東8位)、宮田自動車(北海道)、三菱重工長崎(九州2位)
 昨年準優勝に終わった横河電機は今シーズンまだ全国大会では決勝まで進んでいないだけにシーズン最後の大会にかける思いは強い。即戦力の新人が入りオールジャパンで2回戦に進んだ宮田自動車が横河電機を相手にどう挑むのか興味深い。プレス工業は関東実業団選手権の準々決勝で横河電機と対戦し敗れているが、どこまで修正してくるか。7年ぶりの出場となる三菱重工長崎は1勝を狙いたい。

Gブロック
曙ブレーキ工業(関東5位)、ホシザキ(東海2位)、四国電力(四国1位)、三菱電機三田(近畿5位)
 秋の大会以降、チーム状況が変化しているという曙ブレーキ工業と、初のオールジャパン出場で1回戦を突破したホシザキの1位争いか。2年連続でベスト8入りしている曙ブレーキ工業に対し、昨年はベスト8入りを逃したホシザキだが、チームの力は拮抗していると思われる。また、四国電力もこの争いに加わりたいところ。

Hブロック
日本無線(関東6位)、大塚商会(関東7位)、豊田自動織機(東海4位)、日新シール工業(近畿4位)
 全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権の2冠を取っている日本無線だが、関東実業団選手権は準々決勝で敗れ6位に終わった。そして大塚商会とは東京都実業団選手権の準々決勝で対戦し敗れている。日本無線としてはきっちりと勝って決勝トーナメントに進みたいところ。昨年のこの大会は優勝した九州電力と同じブロックとなり予選敗退となった大塚商会の予選突破への思いは強い。チーム力としては日本無線の方が上とも思われるが、選手としてはこの大会が最後と決めている大塚商会#33岡村を中心に大塚商会がどこまで力を出し切れるか。

※決勝トーナメントの展望はブロック予選が終わってから作成しますので、3日目(6日)の朝までに掲載します。

<女子>
 現在3連覇中の山形銀行は今シーズン全日本社会人選手権で秋田銀行に敗れ2位に終わった。しかし、東北実業団選手権では山形銀行が勝っており、東北1位となっている。新規参入のチームや戦力アップのチームなどが出てきているが、トップ3を脅かす存在となるチームは現れるか。

ブロック予選

Wブロック
山形銀行(東北1位)、日立笠戸(中国)、紀陽ホイールディングス(近畿2位)、東芝府中(関東6位)
 山形銀行が力の差を見せるか。今シーズンから実業団に加入し1年目で近畿2位となった紀陽ホールディングスにも注目したい。

Xブロック
鶴屋百貨店(九州)、メディセオ(関東3位)、今治オレンジブロッサム(四国)、OTCくきや(近畿4位)
 力のあるチームが揃っているが、鶴屋百貨店がやはり強いと思われる。

Yブロック
三井住友銀行(関東1位)、滋賀銀行(近畿1位)、イカイ(東海)、特別区(関東5位)
 関東・近畿・東海のトップチームが集まったブロック。3チームともに力のあるチームだけにどこがあがってくるか予想しにくい。

Zブロック
秋田銀行(東北2位)、TOTO(関東2位)、丸紅(関東4位)、第一生命(近畿3位)
 秋田銀行にTOTO、丸紅が挑む形となるか。丸紅は2年前のこの大会で秋田銀行に勝利しベスト4入りを果たしているが、その再現はなるか。

※女子はブロック予選最終戦と決勝トーナメント1回戦(準決勝)が同日のため、決勝トーナメントの展望は掲載致しません。男子とともに最終日(決勝戦)の展望を掲載する可能性はあります。

文 渡辺美香

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