全日本実業団競技大会2013

全日本実業団競技大会2013 掲載のお知らせ

 平成25年度全日本実業団バスケットボール競技大会の記事を掲載しました。

2013年9月11日 大会展望

全日本実業団競技大会2013 大会展望

 まもなく平成25年度の全日本実業団バスケットボール競技大会が開催される。例年関東地区で行われているが、今年度は13年ぶりに関東を離れ愛知県岡崎市での開催となる。この大会は11月に広島県広島市で行われる第9回全日本社会人バスケットボール選手権大会の実業団予選となっており、全日本社会人選手権は全日本総合選手権(通称・オールジャパン)の予選を兼ねていることからオールジャパンにつながる大会という位置づけもある。

平成25年度全日本実業団バスケットボール競技大会(兼 第9回全日本社会人バスケットボール選手権大会予選)
2013年9月14日(土)~16日(月・祝)
愛知県岡崎市 岡崎中央総合公園総合体育館

日本実業団バスケットボール連盟

男子
 16チームによるトーナメント。今大会では初出場チームはなく、JR東日本秋田と四国電力の16回目から富士通の2回目まで16チーム全てが出場経験がある。また、16チーム中13チームが2年以上の連続出場で、最澄がJR東日本秋田の16年連続(16回目)となっている。旭川キシイが2年ぶり、三菱自動車が3年ぶり、そして今シーズンから実業団登録に復帰した日立金属(旧・日立電線)は14年ぶりの出場となる。優勝回数は横河電機の4回がトップで、JR東日本秋田の2回が続き、日立金属、日本無線、黒田電気、九州電力が1回となっている。
 優勝の行方は前回大会の覇者の九州電力を中心に、日立金属、日本無線などの関東上位チームの争いに、JR東日本秋田やホシザキ、旭川キシイなどの力のあるチームが加わっていきたいところ。全日本社会人選手権には上位6チームが出場できるが、社会人選手権の常連である九州電力、横河電機、日本無線、JR東日本秋田の他、出場できれば初となる日立金属、昨年関東ブロック予選を勝ち上がりオールジャパンに出場した曙ブレーキ工業、この大会2回目の出場で初の社会人選手権を狙う富士通などが狙っている。

1回戦の展望
<左上ブロック>
上から 九州電力(九州)-黒田電気(近畿2) ナカシマプロペラ(中国)-ホシザキ(東海1)
 この大会では昨年初優勝し今大会第1シードの九州電力と近畿2位の黒田電気が対戦。九州電力は新人・中深迫(青山学院大)が加入している。昨シーズン9月以降を怪我で欠場している#91酒井の復帰はあるか。2年目でチームの主力となっているであろう#12織田、#35熊谷の活躍にも期待したい。黒田電気は昨年に続き2年連続で第1シードとの1回戦となる。新人の加入はないが元JBL2(現・NBDL)の黒田電気から#6竹松、#20村上が移籍している。先に移籍した#8大前、#11村岸とともにJBL2での経験を生かしたいところ。8月に行われた大阪府総合選手権(オールジャパン近畿予選大会の大阪府予選)で優勝しており、チーム状態はいいか。
 ナカシマプロペラとホシザキの対戦は好ゲームが期待できる。両チームともに今シーズンの新人はいない。ナカシマプロペラは今年2月に石川県金沢市で行われた全日本実業団バスケットボール選手権大会を出場辞退しており、全国大会は1年ぶりとなる。一昨年の新人が3年目となりチームの主力となっているか。ホシザキはスコアラーの一人でもあった溝口がbjリーグ・滋賀レイクスターズに移籍、インサイドの吉田もチームを離れている。先週末に行われた東海実業団選手権ではAPEXに勝利し優勝したということだが、主力のメンバーが変わったことでチーム状況はどう変化したか。

<左下ブロック>
下から 曙ブレーキ工業(関東3)-四国電力(四国) APEX(東海2)-横河電機(関東4)
 昨年準優勝の曙ブレーキ工業が関東予選(関東実業団リーグ戦)で3位となり第4シードとなった。リーグ戦終盤になってチーム状態が不安定になったが、どこまで修正してくることができたか。四国電力は新人が2名加入したが、チームを牽引してきたベテラン佐賀の登録がない。若手の活躍に期待したいところ。
 APEXは有村(大東文化大)、井上(愛知学泉大)、竹中(日本体育大)の3選手が新規加入した。しかし、チームの要でもあった高久がチームを離れたことの影響は大きいか。関東実業団リーグ戦では4位に終わった横河電機は怪我人の状況が気になるところ。国体関東予選で神奈川県選抜メンバーとして活躍した小林、今リーグ戦ではようやくらしさを見せるようになった山田などこれまでの横河電機とは一味違うバスケットに期待したい。

<右上ブロック>
上から 日本無線(関東2)-旭川キシイ(北海道) 北陸電力石川(北陸)-JR東日本秋田(東北)
 日本無線は関東実業団リーグ戦で結果としては2位に終わったが、全11試合中わずかに1試合しか敗戦がなかった。長いリーグ戦中はほとんどチームが崩れることはなかったが、あれから2ヶ月弱が経過しチーム状態に変化はあるか。旭川キシイは今シーズン1名の新人が加入しているが、昨年も1名加入しており、登録選手が10名と二桁になった。新人2名は道内の大学で活躍した選手であり、即戦力の加入の影響からか今シーズンの北海道での大会はほとんど勝利している。新人の勢いと、このチームの魅力である粘り強さが絡んだ新たなチームの姿を期待している。
 北陸電力石川は2名の新人が加入。若い選手が多いが、昨年の経験を生かし勝利につなげたい。JR東日本秋田は新人が1名加入。昨シーズンから若手の選手の台頭も見られ、チーム力が徐々に向上してきている様子がある。チーム一丸となって優勝を目指したい。

<右下ブロック>
下から 日立金属(関東1)-三菱自動車(東海3) タツタ電線(近畿1)-富士通(関東5)
 昨年度までJBL2(現NBDL)で活動していた日立金属(旧・日立電線)は今シーズンから実業団登録となり、最初の大会である関東実業団リーグ戦では選手層の薄い中でも個々のフィジカルの強さとチーム力で優勝を果たした。リーグ戦ではベンチだった選手の復帰もみられるが、逆に怪我で離脱する選手もいる様子。三菱自動車は新人はいないものの若い選手が多いチーム。3位以下が混戦の東海ブロックではこの大会の経験は大きいだろう。走り負けない展開を期待したい。
 タツタ電線は新人の加入もなく、2月の全日本実業団選手権大会で怪我をした#8高階の復帰も厳しい状況か。今シーズンのここまでの成績はあまり芳しくはないが、どこまで修正出来ているか。富士通は昨年この大会に初出場し1回戦は突破したが、2回戦と5-6位決定戦に敗れ、全日本社会人選手権の出場はならなかった。リーグ戦では2次リーグに入ってチーム状態がかなりよくなり、下位ブロックを1位(全体の5位)となった。若い選手が多いだけにどこまで安定して力を出せるかがまだ課題として残るが、初の全日本社会人選手権出場に向けてチーム一丸となる姿を見せてもらいたい。

女子
 12チームによるトーナメント。男子と同じく初出場はなく、鶴屋百貨店の21回目からイカイと紀陽銀行の2回目まで12チーム全てに出場経験がある。また12チーム全て2年以上の連続出場で、鶴屋百貨店が最長で18年、続いて山形銀行15年、秋田銀行12年と連続出場を果たしている。優勝経験もこの3チームのみで、現在2連覇中の山形銀行が4回、秋田銀行と鶴屋百貨店が3回と、本大会過去21回中10回の優勝回数を占めている。
 優勝の行方もこの3チームを中心に展開するか。5月に行われた中国・四国・九州実業団選手権で鶴屋百貨店に勝利し優勝した紀陽銀行がこの大会でも鶴屋百貨店のブロックに入っている。また、3チームの入っていないブロックは関東1位の三井住友銀行と2位の東京海上日動の争いか。

文 渡辺美香

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