全日本実業団選手権2015

全日本実業団選手権2015 掲載のお知らせ

2015年1月23日 大会展望

全日本実業団選手権2015 大会展望

 1月24日(土)から北海道札幌市で開催される『東日本大震災復興支援 高松宮記念杯  第47回全日本実業団バスケットボール選手権大会』。過去の大会を振り返りながら、今大会を展望していく。

東日本大震災復興支援 高松宮記念杯  第47回全日本実業団バスケットボール選手権大会
会期:2015年1月24日(土)~27日(火)
会場:北海道立総合体育センター(北海きたえーる)
日程:男子 ブロック予選 1月24・25日
        決勝トーナメント 準々決勝 1月26日
        決勝トーナメント 準決勝・決勝 1月27日
   女子 ブロック予選 1月24~26日
       決勝トーナメント 準決勝 1月26日
       決勝トーナメント 決勝 1月27日

 この大会が札幌市で開催されるのは今回で3回目となる。1回目は第20回大会(1988年)で、当時は現在の全日本実業団バスケットボール競技大会の時期に行なわれていた。この年の男子の優勝が豊田通商(現・NBDL豊田通商ファイティングイーグルス名古屋)、準優勝がアイシン精機(現・NBLアイシンシーホース三河)、女子の優勝が東芝名古屋、準優勝がトヨタ自動車(現・WJBLトヨタ自動車アンテロープス)だった。

 札幌での2回目の開催となったのが9年前の2006年(第38回大会)。この前年度から選手権大会と競技大会の時期が入れ替わり、さらにこの年から全日本社会人バスケットボール選手権大会がスタートした(1・2回大会は全日本総合選手権の出場枠なし)。この年、男子は現在NBDLの豊田合成が全日本実業団競技大会で優勝し日本リーグ(現・NBDL)参入を表明。さらに全日本社会人選手権大会の初代王者となり、最後となるだろう実業団全国3冠をかけて臨んだ全日本実業団選手権大会だった。その豊田合成の3冠を阻んだのは新生紙パルプ商事。準決勝で豊田合成と対戦し劇的な幕切れで勝利を飾り、初の決勝に進んだ。しかし、決勝では関東で絶対的な強さを持ち始めていた横河電機が勝利し、横河電機がこの大会の初優勝を果たした。また、この年は九州電力が初出場した大会でもあった。九州電力の初の全日本実業団選手権大会は予選で豊田合成と同じブロックとなり、予選敗退で終わった。予選終了後、その年九州電力の新人だった中川直之(昨年度で引退)は「絶対全国で優勝します」と語っていたが、その言葉通り翌年の仙台大会で九州電力は2回目の出場ながら初優勝を飾り、そこから昨年準決勝で敗れ3位に終わるまで7年連続で決勝に駒を進めることとなる。

 そして9年ぶりの札幌での開催となる本大会は九州電力は3冠が、昨年13年ぶりの出場で優勝した日立金属(昨年の優勝時は日立電線)は2連覇がそれぞれかかった大会となる。3冠も2連覇もこの2チームにしかできないことであり、逆に他のチームはそれを阻み自分たちのチームが優勝を果たすことを目指しているだろう。優勝候補としてはこの2チームの他に今年度関東では強さを見せている新生紙パルプ商事、昨年度惜しくも3冠を逃した日本無線、九州電力と並ぶ4回の優勝回数を持つ横河電機、今年度関東実業団リーグ戦を制した曙ブレーキ工業などが挙げられる。

 昨年度の大会では関東9位と予選下位の日立電線(現・日立金属)が優勝した。MVPとなった#3宇佐美は「秋以降本当にチームの状態が悪くて、この大会入るまでずっとそういう状態が続いていました。でも大会に入って試合を重ねる中で尻上がりにチーム状態がよくなってきました」と語っていたが、試合数が多く、チーム状態が良くも悪くも大会中に変化が出やすいのがこの大会の特徴でもある。また、ここ数年ベスト8は関東が6~7チームに九州と東北もしくは東海が入るパターンが多くなっているが、今年はこのバランスが崩れることがあるのかにも注目したい。

~ブロック予選の行方~
 この大会ではまず4チームずつ分けられたブロック毎にリーグ戦を行い、各ブロックの1位のチームのみが決勝トーナメントに進むことができる。各ブロックは昨年度の成績(地区)と予選の地区順位で決定される。なので、基本的にブロックトップがシードとなっており、ほとんどのブロックで力的にもトップチームが抜き出ているが、今年は力が拮抗しているブロックが多い。関東4位の横河電機と関東7位で昨年の王者・日立金属が入るFブロック、黒田電気東京とJR東日本秋田のHブロックなどはどちらが勝ち上がるかわからない。その中でも注目はEブロックで、東海実業団選手権で初優勝したイカイレッドチンプスがシードとなり、そこに関東ベスト8に入ったプレス工業やチーム力のあるナカシマプロペラが入っており、これまであまり対戦していないことがないチーム同士ということもありどのチームにもチャンスがあるだろう。この他にもCブロックはシードの三井住友銀行の状態次第で激戦ブロックとなる可能性もある。

Aブロック
新生紙パルプ商事(関東1)
三井住友海上(関東11)
黒田電気大阪(近畿2)
旭川キシイ(北海道2)

Bブロック
日本無線(関東2)
タツタ電線(近畿1)
APEX(東海2)
西野製作所(北陸)

Cブロック
三井住友銀行(関東3)
富士通(関東10)
ホシザキ(東海3)
丸紅(近畿7)

Dブロック
九州電力(九州1)
葵企業(関東9)
信和建設(近畿3)
JFEスチール(中国2)

Eブロック
イカイレッドチンプス(東海1)
プレス工業(関東8)
浪速酸素(近畿4)
ナカシマプロペラ(中国1)

Fブロック
横河電機(関東4)
日立金属(関東7)
リンタツ(東海4)
三菱電機三田(近畿6)

Gブロック
曙ブレーキ工業(関東5)
四国電力(四国1)
宮田自動車(北海道1)
NTT西日本関西(近畿5)

Hブロック
黒田電気東京(関東6)
JR東日本秋田(東北)
NTT西日本東海(東海5)
三菱重工長崎(九州2)

 女子は山形銀行、秋田銀行、鶴屋百貨店の3強状態がここ数年続いているが、今年度の全日本実業団競技大会では2回戦から登場の秋田銀行に勝利した紀陽銀行が決勝まで進み準優勝し、全日本社会人選手権でも3位に入り全日本総合選手権出場を果たしている。山形銀行の安定感、鶴屋百貨店の粘り強さは相変わらずの中、秋田銀行は全日本実業団競技大会初戦(2回戦)で敗退したため全日本社会人選手権の出場もなく、実業団の全国では結果を残せていない。国体優勝や全日本総合選手権出場と実業団以外では結果を出しているだけに、この大会で真価が問われることとなるだろう。紀陽銀行は11月に行われた近畿実業団選手権の決勝で滋賀銀行に敗れ、今大会も近畿2位で出場となっている。その他、初出場となる山梨クイーンビーズがブロック予選で鶴屋百貨店にどこまで迫れるか。創部1年目で全日本実業団選手権出場を果たしたヤマト運輸にも注目したい。

Wブロック
秋田銀行(東北1)
TOTO(関東4)
ヤマト運輸(関東6)
OTCくきや(近畿4)

Xブロック
山形銀行(東北2)
滋賀銀行(近畿1)
丸紅(関東5)
今治オレンジブロッサム(四国1)

Yブロック
三井住友銀行(関東1)
メディセオ(関東3)
紀陽銀行(近畿2)
日立笠戸(中国1)

Zブロック
鶴屋百貨店(九州1)
山梨クイーンビーズ(関東2)
第一生命(近畿3)
イカイ(東海1)

文 渡辺美香

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