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関東実業団リーグ戦2017 プレビュー(男子1部)

 関東実業団リーグ戦はすでに4月から始まっているが、5月28日(日)からいよいよ男女1部および男子2部がスタートする。
 バスケット界のシステム改革により来年度から大きく変わってくることもあり、今年度はその移行期としてどの大会も重要となってくる。さらにシーズン最初の大会であり、この時期に10試合行えるという意味では、今シーズンをうらなう大会ともいえるだろう。リーグ戦中にチーム力の向上が図れれば、その後の全国大会などでの上位進出も十分に狙えるが、逆にリーグ戦中にチームが作れなかった場合、シーズン後半戦が厳しいものとなってくる可能性が高い。
 リーグ戦男子1部は1次リーグで全8チームの1回戦総当たりを行い、1次リーグ上位4チームが2次リーグで上位ブロック、下位4チームが下位ブロックとなり、2次リーグはそれぞれ4チームでの総当たり戦を行い最終順位を決める。
 
 
男子1部
 昨年の入替戦で横河電機と三井住友海上が1部復帰を果たし、今リーグ戦は以下の8チームで戦うこととなる。どのチームにも新人が入っていると同時に、引退などでチームを離れている選手がいて、シーズンの初戦を迎えるまでチーム状態がつかめない。その中でも昨年若い選手が主体で結果を残した富士通、少人数ながら優勝争いに絡んでいた日立金属、1部復帰後の初リーグ戦とはなるが昨年今年と即戦力を補強した三井住友海上などが優勝候補にあげられる。昨年度チーム初の全国優勝を果たした新生紙パルプ商事は主力の離脱がどう影響してくるか。また、日本無線はチームとしては大きな変化はないが、昨年のままでは厳しい戦いになる可能性もあるだろう。
 新人など各チームの状況をスポーツのミカタ的に考察した。なお、チーム名の後の()内は昨年度のリーグ戦の順位で、最後の太斜字は新人。
 
富士通(優勝)
 昨年関東2冠の富士通は2年目の赤石が昨シーズン後半にチーム内での存在感を高めており、今リーグ戦でもキーマンとなってくる。山崎が抜けたが、攻守にチームに貢献する池田、怪我から復帰の大垣らが活躍できれば戦力ダウンはないだろう。チームを牽引するキャプテン三浦、ゲームをコントロールするPG田中の同期コンビがチームをリーグ戦連覇に導くことができるか。
#68 花井 大悟 大東文化大 180cm 
 
新生紙パルプ商事(準優勝)
 昨年度は全日本実業団選手権で初の全国優勝を果たした新生紙パルプ商事だが、攻守にチームを支えた流田の離脱の影響は大きいだろう。さらに遠藤も引退し、新人1名入っているものの、総勢9名と少数チームとなった。今リーグ戦は土日の連戦が少ないので体力的な部分での影響は最小限に抑えることができるだろうが、流れを変えたい時などにどの選手がキーとなっていくかなど、チーム状態はリーグ戦が始まってみないと分からない部分も大きい。
#11 大崎 裕太 青山学院大 177cm

日立金属(3位)

 昨年は優勝こそなかったものの、ほとんどの大会でベスト4入りをするなどチーム力の高さを見せた。長年チームを牽引した一戸が引退したが、昨年の新人の岩田と藤沢が昨年以上にチームにフィットした状態での活躍ができれば十分に優勝が狙えるだろう。少数であることは変わりがなく、一番怖いのは怪我による選手の離脱。長いリーグ戦をベストな状態で戦い切れるか。
#55 藤井 駿 拓殖大 186cm 
 
日本無線(4位)
 個々の能力がチームとして発揮された時の強さは誰もが認めるものであるが、ベンチメンバーが少ないこともあり、流れが悪くなった時に修正が難しいことが課題。昨年新人ながらチームをバックアップする活躍を見せた山岸がスタートの選手のポジションを奪うような状態になっていれば、チームとしては大きい。バックアップPGの近藤が流れを変えるだけでなく、ゲームとチームをコントロールできれば、さらにチームとして大きな戦力アップとなるだろう。
#21 石黒 岳 青山学院大 189cm 
 
曙ブレーキ工業(5位)
 新人が3名加入したが、金城、菊沢、石井の3選手が引退、昨年以上に選手の入れ替わりが大きいシーズンとなる。新チームは引退した石井がヘッドコーチとして指揮をとり、白川GMが就任、若いチームを支える。流れが悪くなった時に昨年得点王のキャプテン河本が得点力を背負い込むことなく、チームで戦う形をやり続けていけるか。昨年度後半、PGとして成長した姿を見せた占部のゲームコントロールが鍵となってくるだろう。
#5 山本 大貴 東洋大 190cm
#13 石ケ守 遼 東北学院大 180cm
#27 舟越 徹 九州産業大 192cm 
 
黒田電気(6位)
 今年度は新人2名と大阪から村岸が移籍(復帰)した以外大きな変化はない。チームの中心である小野寺、吉留、堀らベテランの体力的な課題はあるが、連戦が少ないことは救いとなるだろう。ベテラン陣の力はある程度計算できるものの、長丁場のリーグ戦では新人及び2年目の荒谷がどこまでチームの中で存在感が出せるかが重要となる。
#24 福永 雅刀 立命館大 195cm
#33 佐々木 大輔 同志社大 180cm 
 
横河電機(2部Aブロック優勝・2部1位)
 1年で2部から1部に復帰した横河電機だが、昨年度のチーム状態では1部で勝ち切るのは厳しいと思われる。2年目の選手と新人のセンター馬が活躍できる状態が作れれば、上位に入ってくる可能性もあるだろう。昨年は2部のチームという感じの試合が多かったが、1部のチームの状態にどこまでもっていけているか。
#66 馬 浩然 国士舘大 197cm 
 
三井住友海上(2部Bブロック優勝・2部2位)
 昨年は新人補強が成功しチーム力がアップ、1部復帰だけでなく、東京都実業団選手権優勝、関東ベスト4入りなどの結果を残した。今年も即戦力の新人が加入しているが、1部リーグは1・2年目が主体で勝ち抜けるほど甘くはないだろう。チームキャプテンとなった宇野をはじめとしたこれまでの主力の選手たちがどこまでチームを支え、牽引することができるか。
#8 木林 毅 筑波大 196cm
#20 三上 健人 立教大 179cm
#24 望月 孝祐 立教大 180cm
#26 小谷 拓哉 明治大 185cm 
 
文 渡辺美香

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