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2017年9月

全日本実業団競技大会2017 更新のお知らせ

平成29年度全日本実業団バスケットボール競技大会の記事を更新しました。

2017.9.8 大会展望

全日本実業団競技大会2017 大会展望

 9月9日(土)から3日間、神奈川県平塚市のひらつかサン・ライフアリーナで全日本実業団バスケットボール競技大会が開催される。実業団カテゴリーのラストイヤーである今年度の今大会、男女ともに16チームでのトーナメントで優勝を争う。また、11月に愛知県小牧市で行われる全日本社会人バスケットボール選手権プレ大会の予選大会も兼ね、今大会の男子上位6チーム、女子上位3チームが同大会の出場推薦を受けることができる。

平成29年度全日本実業団バスケットボール競技大会(兼 全日本社会人バスケットボール選手権プレ大会予選)
 平成29年9月9日(土)~11日(月)
 ひらつかサン・ライフアリーナ(馬入ふれあい公園内)

日本実業団バスケットボール連盟
  大会特設サイト


大会展望

男子
 平成2年から始まり今年で27回目(途中1回開催されなかった年あり)となるが、トップチームが上のカテゴリーに進み、上位の顔ぶれが大きく変わった平成11年以降、多少の入替があるもののある程度出場チームが固定されてきたが、ここ5年は関東の出場チームの入れ替わりが激しく、連続出場が5年を切るチームが多くなっている。20年連続出場のJR東日本秋田や18年連続出場の日本無線などの古豪や初出場から連続して出場している九州電力(13年連続出場)などの常連組と、昨年初出場したリンタツや今大会初出場の信和建設、18年ぶり2回目の出場となる三井住友海上などのフレッシュな顔ぶれも見られる。全国からわずか16チームの出場ということもあり、力のあるチームがそろっており、アップセットが起こりやすいのもこの大会の特徴でもある。
 優勝争いとしては4連覇を狙う九州電力、実力のある関東1位の日本無線、昨年ブレイクした東海1位のリンタツ、今年の関実リーグ戦で強豪チームばかりの中で準優勝した三井住友海上のトーナメント4隅が有力候補だろう。その他にも昨年からチームの若返りが著しい古豪・JR東日本秋田や関実リーグ戦では3位と4位に終わったがともにチーム力の高い黒田電気(関東3位)と新生紙パルプ商事(関東4位)あたりも優勝争いに入ってくる力は十分ある。

1回戦の展望
9月9日(土)ひらつかサン・ライフアリーナ
16:20~

Aコート:九州電力(九州)-黒田電気大阪(近畿2位)
 現在3連覇中の九州電力は#1寺園(東海大)が新規加入。昨年後半から怪我で離脱している#35熊谷の復帰具合にもよるが、3年目となる#22伊集らとのバックコートでの活躍が期待できる。2週間前に行われたAJ1次ラウンド福岡県大会では決勝で福岡第一高に惜敗しており、その悔しさをバネにして臨む今大会は優勝、そして4連覇も十分期待できる。黒田電気大阪は昨年に続いて新規加入がなく、チームの平均年齢も上がっており厳しい戦いが予想される。試合の入りで勢いをつけることができれば競る展開に持ち込めるか。

Bコート:西野製作所(北陸)-三井住友海上(関東2位)
 関東実業団リーグ戦で2部から復帰したばかりで優勝争いに加わり準優勝した三井住友海上は18年ぶりの出場。選手・スタッフともに初出場となるが、全国大会としては2月の全実には出場しており、入り方に気をつければ1回戦の突破はかなり可能性が高いだろう。若いチームだけに流れを粘り強く流れを作っていくことが上位進出の鍵となるだろう。新人が2名加入した西野製作所はどこまでチームとしてのバスケットが展開できるか。

Cコート:ホシザキ(東海2位)-JR東日本秋田(東北)
 ホシザキは今年度の新規加入はないが、チーム力は健在か。若いチームであるJR東日本秋田に対し、どこまで粘り強くディフェンスができるかがポイントとなるか。今年度も3選手が新規加入したJR東日本秋田は2年目になる#99山崎を中心にオフェンシブなチームとなっていることが予想される。昨年はこの大会で東海からの出場のAPEXに1回戦で敗れており、今大会でも試合巧者のホシザキに対してはディフェンスが機能することが必須と思われる。

Dコート:宮田自動車(北海道)-新生紙パルプ商事(関東4位)
 宮田自動車はベテラン陣がチームを離れたこともあり、1名の新規加入を合わせても少数精鋭となっている。2週間前に行われたAJ1次ラウンド北海道大会で優勝し、チームは勢いに乗っているだろう。新生紙パルプ商事はリーグ戦は4位に終わったが、チーム力はリーグ戦中徐々に上がっていた。この大会ではリーグ戦でいなかった#33遠藤が選手としてエントリーされており、メンバーが減って活気が乏しくなっていたチームに活力を与えるサポートが期待される。リーグ戦中はチーム状態に波が大きかったが、トーナメントに強いこともあり、勢いに乗れば優勝まで狙える力はある。

18:00~
Aコート:リンタツ(東海1位)-信和建設(近畿1位)
 昨年度のこの大会で3位に入り、初出場の社会人選手権で優勝と一躍全国トップレベルに駆け上がったリンタツにとって優勝を目指すこの大会はプレッシャーとの戦いとなることも予想される。若い選手ばかりのチームがどこまでそのプレッシャーを振り切って、力を出し切ることができるかがポイントの一つとなるだろう。信和建設は昨秋初の近畿1位となり、今年度は新人加入もあり、AJ1次ラウンド兵庫県大会で優勝とチームは勢いに乗っている。好ゲームが期待できる。

Bコート:APEX(東海3位)-日本無線(関東1位)
 APEXは2m越えのインサイドが新規加入しており、昨年以上の勢いが予想される。ポイントはディフェンスか。日本無線は関実リーグ戦で優勝し関東1位で出場。選手のコンディションが気になるところだが、優勝を決めたリーグ戦の最終戦ではベンチメンバーが活躍しての勝利とこれまでにない選手層の厚さを見せた。今大会でもチーム一丸となったバスケットができれば十分に優勝も狙えるだろう。APEXは勢いに乗ると怖いチームだけに、ゲームの入りが重要となるか。

Cコート:四国電力(四国)-富士通(関東5位)

 昨年度のAJで実業団としては唯一3回戦に進んだ四国電力だが、2月の全実では予選敗退となり悔しい結果となった。今年度は2選手が新規加入しバックコートはさらに強さを増したことが予想されるが、どこまでインサイド陣の負担を減らし、チームとしてのバスケットが展開できるか。昨年度は関東2冠と強さを見せた富士通だったが、今年度のリーグ戦では5位に終わった。メンバー的には申し分なく、あとはどこまでチームとして戦えるかが鍵となるだろう。ここも好ゲームが期待できる。

Dコート:ナカシマ(中国)-黒田電気(関東3位)
 ナカシマは1選手が新規加入しているが、インサイドが厳しく、昨年コーチの#41松本が選手復帰し、佐宮Aコーチがベンチワークをサポートする体制になっている。10年目の#14山野がチームを牽引する選手に成長し、チーム全体の底上げにつながっている。黒田電気は2選手が新規加入しているが、リーグ戦では2年目の#35荒谷の奮起が苦しいところでチームを救っていた。AJ1次ラウンド東京大会でも決勝まで進み、B3チーム相手に引けを取らないバスケットをしており、今大会も期待できる。

女子
 初出場は越前HOOPSTARの1チームのみだが、2年連続2回目の出場となるプレステージやOTCくきやなどフレッシュな顔ぶれと、22年連続25回目の出場の鶴屋百貨店や19年連続21回目の出場の山形銀行などの古豪も健在。また、16チームすべてに新人が加入しており、中にはメンバーの半数以上が新人というチームもあり、活気のある大会となることが予想される。現在2連覇中の鶴屋百貨店の3連覇があるかが見どころの一つだが、昨年ベスト4入りを逃した東北勢の巻き返しにも期待したい。どのチームも新人加入などでチーム状況が変わっており、昨年同様予想外の展開となる可能性も十分あるだろう。

1回戦の予定
9月9日(土)ひらつかサン・ライフアリーナ
13:00~

Aコート:鶴屋百貨店(九州)-メディセオ(関東5位)
Bコート:越前HOOPSTAR(北陸)-ミツウロコ(関東1位)
Cコート:三井住友銀行(関東2位)-プレステージ(東北3位)
Dコート:今治オレンジブロッサム(四国)-TOTO(関東3位)
14:40
Aコート:滋賀銀行(近畿2位)-日立笠戸(中国)
Bコート:イカイ(東海)-紀陽銀行(近畿1位)
Cコート山形銀行(東北2位)-OTCくきや(近畿3位)
Dコート:丸紅(関東4位)-秋田銀行(東北1位)


文 渡辺美香

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