全日本実業団選手権2017

全日本実業団選手権2017 更新のお知らせ

2017.2.10 大会展望

全日本実業団選手権2017 大会展望

 高松宮記念杯 第49回全日本実業団バスケットボール選手権大会が2月11日(土・祝)から愛知県豊田市で4日間にわたって開催される。男子は全32チームを8つのブロックに、女子は全16チームを4つのブロックにそれぞれ分け、まずはブロック毎にリーグ戦を行い、各ブロックの1位のチームが決勝トーナメントに進む。男子は1日目と2日目でブロック予選を行い、3日目に決勝トーナメント1回戦(準々決勝)、最終日の4日目に準決勝と決勝を行う。女子は1~3日目までの3日間でブロック予選を行い、順位が確定した後の3日目に決勝トーナメント1回戦(準決勝)、最終日に決勝を行う。決勝まで進んだ場合、男子は4日間で6試合、女子は4日間で5試合と、厳しい日程を勝ち抜いていくこととなる。
 
高松宮記念杯 第49回全日本実業団バスケットボール選手権大会
 2017年2月11日(土・祝)~2月14日(火)
 スカイホール豊田(豊田市総合体育館)
 
 
男子展望
 昨年優勝の九州電力は12年連続12回目の出場で男子最多の5回の優勝、さらに準優勝が3回、3位が2回と、実に過去11回の出場のうちベスト4入りしなかったのは1回のみという成績を残している。九州電力に続く優勝回数4回の横河電機は18年連続20回目の出場。最多出場は日本無線の47回目、続いて黒田電気大阪が40回目となっている。今大会の特徴としては初出場チームが多いことがあげられる。ここ数年は1~2チームだったが、今大会は4チームと多い。中でも注目なのが九州から初出場のイカイ九州。今年度から実業団登録した大学を卒業したばかりの選手が多い若いチームだが、その多くが九州の強豪大学出身で、主に九州で活動している「ONE Basketball Academy」と強化契約し、この団体の主催者でもありJBL時代の東芝などで活躍したシューターの小野元氏がヘッドコーチとなりチームの指揮を執っている。
 優勝候補は昨年優勝の九州電力、社会人選手権優勝のリンタツ、関東の覇者の富士通などがあげられるが、ブロック予選で九州電力は四国電力や黒田電気東京、リンタツは葵企業やナカシマ、富士通はAPEXといった強豪との対戦があり、予選の結果次第では全く違う展開となる可能性もある。また、九州電力とリンタツは予選を勝ち上がった場合、決勝トーナメント1回戦で対戦するため、どちらかがベスト8で敗退となる。この他にも関東の強豪である日本無線や新生紙パルプ商事など優勝を狙えるチームは多い。今シーズン急成長の信和建設にも注目したい。
 
<ブロック予選>
Aブロック
九州電力(九州1位・前回優勝) 四国電力(四国・4年ぶりの出場) 黒田電気東京(関東10位・3年連続出場) 昭和四日市石油(東海6位・5年ぶり)
 過去5回と男子最多優勝を誇る九州電力の1強に黒田電気東京がどこまで迫れるか…と思われていたAブロックだが、思わぬ強豪の存在が。この大会4年ぶりの出場となる四国電力は9月の全日本実業団競技大会も出場しておらず、チーム情報もあまりない中、愛媛国体に向けて強化を続ける東レ愛媛を破って今大会の切符を掴んだ。オールジャパン予選も勝ち抜き本戦出場を果たし、1回戦宮田自動車、2回戦は社会人選手権優勝のリンタツを撃破しB1チームとの対戦となる3回戦まで駒を進めた。オールジャパンは大会の質が違うこともありその結果がそのまま実業団でのチーム力に直結するものとは言い難いが、3試合を通しての印象としては攻守に崩れない強さがあり、それはそのまま今大会でも発揮できるのではないかと予想される。逆にオールジャパンでは主力選手の欠場もあり本来の力を出し切れなかった九州電力との対戦はブロック予選の中でも屈指の好カードとなるかもしれない。黒田電気東京は九州電力のみに照準を合わせていくと昨年度の大会のように厳しい展開となるかもしれない。
 
Bブロック
富士通(関東1位・2年ぶりの出場) APEX(東海3位・4年連続出場) NTT西日本関西(近畿3位・5年連続出場) JFEスチール福山(中国2位・4年連続出場)
 昨年度はこの大会の出場を逃し悔しい思いをした富士通が今大会は関東1位として出場する。チーム力は確実に上がっているが、今シーズンも長年チームの課題である不安定さも見せており、大会に入ってみないとチーム状況がつかめない。スタートとベンチメンバーに大きな差がなく、状況に合わせて選手を組み合わせるなど、ベンチワークが重要となってくるだろう。APEXは今シーズンチームディフェンスがよくなったこともあり、チームの状態が上がってきている。若い選手が多く、勢いに乗るとより強さを発揮する。NTT西日本関西は久しぶりに近畿3位以内に入り、チーム状態は上がっているか。JFEスチール福山はまずは1勝を確実に取りたいところ。
 
Cブロック
曙ブレーキ工業(関東2位・前回ベスト8) 横河電機(関東9位・18年連続出場) イカイレッドチンプス(東海4位・5年連続出場) 友広会(近畿7位・初出場)
 今年度は昨年度までの主力がチームを離れ厳しいスタートになった曙ブレーキ工業だが、秋の関東実業団選手権ではチームが機能するようになったことで関東2位に入った。横河電機は選手の入れ替わりもあり今一つ安定した強さを見ることはできていないが、1部復帰する来年度のことを考えても、この大会である程度の結果を残したいところだろう。イカイレッドチンプスは若い選手が多いが、ベテランが上手くコントロールできれば強さをみせることができるか。初出場の友広会は全国レベルにどこまで対応できるか。
 
Dブロック
日本無線(関東3位・前回準優勝) 黒田電気大阪(近畿2位・27年連続出場) 宮田自動車(北海道・3年連続出場) YKK(北陸・初)
 ここはこれまでの実績から見ると日本無線が頭一つ抜けているか。黒田電気大阪はこの大会のブロック予選でいいゲームをすることが多く、アップセットを狙ってくるだろう。オールジャパンにも出場した宮田自動車はディフェンスがどこまで機能するか。初出場のYKKはこの大会に向けてかなり力を入れて練習してきた様子もあり、実業団の全国デビューでまずは1勝を目指したい。
 
Eブロック
三井住友海上(関東4位・前回ベスト8) ホシザキ(東海2位・9年連続出場) 大塚商会(関東11位・5年ぶりの出場) AwesomeAnswer(近畿6位・初出場)
 新人の加入もあり今シーズンチーム力がアップした三井住友海上は関東実業団選手権で4位に入る健闘を見せた。ホシザキ、大塚商会と上手い試合展開ができるチームが相手だけに、若さをコントロールできるベテラン陣やベンチの活躍が期待される。ホシザキは自分たちのパターンをしっかりと持っている分、上手くいかないときの修正が難しい面があり、連戦を勝ち抜くことが厳しいところもあるが、どうチームをコントロールしていくか。大塚商会は力のある選手が多いが、チームバランスとしては難しいところがあり、ベンチワークが重要となってくるだろう。初出場のAwesomeAnswerだが、他の3チームが力のあるチームだけに、自分たちのバスケットがどこまでできるか。
 
Fブロック
新生紙パルプ商事(関東5位・前回3位) 信和建設(近畿1位・6年連続出場) JR東日本秋田(東北・11年連続出場) イカイ九州(九州2位・初出場)
 今年度半ばまでの印象ではこの4チームの中では新生紙パルプ商事が抜けていると思われたが、オールジャパンに出場したJR東日本秋田が1回戦敗退に終わった全日本実業団競技大会の時に比べかなりチーム力がアップしている様子を見せた。初の近畿1位となった信和建設も新人の加入もありチーム力はかなり高いと思われ、先に紹介したイカイ九州もチーム力はある程度あるだろうと思われるが、どちらもシーズンの対戦成績を全国レベルで比較することが難しく、実際に戦ってみなくてはわからないところが多い。
 
Gブロック
日立金属(関東6位・前回3位) 三井住友銀行(関東8位・前回ベスト8) NTT西日本東海(東海5位・4年連続出場) 日新シール(近畿5位・3年ぶりの出場)
 唯一各地区の上位チームが入っていないブロックだが、実績からみれば日立金属が予選突破候補筆頭となるだろう。チームの力からみるともっと上位に入ってもいいと思われる三井住友銀行だが、この大会との相性は悪くない。チームとしてまとまれば予選突破も狙えるだろう。NTT西日本東海と日新シール工業はこの2チームに比べるとチーム力的には厳しいかもしれないが、崩れず試合を進めることでチャンスが訪れる可能性もある。
 
Hブロック
葵企業(関東7位・前回ベスト8) リンタツ(東海1位・4年連続出場) ナカシマ(中国1位・4年連続出場) タツタ電線(近畿4位・11年連続出場)
 今年度の社会人選手権で初出場ながら初優勝を果たしたリンタツが頭一つ抜けている感もあったが、オールジャパンを見ている限りチームの状態が今一つ上がっておらず気になるところ。逆にナカシマはオールジャパンで9月の全日本実業団競技大会の状態からさらに上げてきている様子が見られ期待できる。試合巧者の葵企業は過去にもこの大会である程度の結果を残してきており、戦い方を知っているだけに怖い存在となるだろう。近畿4位となったタツタ電線はこのブロック予選3試合の中で来シーズンにつながる勝利を手にすることができるか。
 
女子の展望
 これまでの3強(鶴屋百貨店、山形銀行、秋田銀行)が今年度の全日本実業団競技大会では大きく崩れたが、このシーズン最後の大会ではどうなるか。昨年12年ぶりにこの大会で優勝した鶴屋百貨店が優勝候補の筆頭だが、9月の全日本実業団競技大会で結果が残せなかった山形銀行と秋田銀行の巻き返しはあるか。この3チームを追い越す勢いも感じさせる紀陽銀行、滋賀銀行、ミツウロコにも期待したい。
 
Wブロック
鶴屋百貨店(九州・前回優勝) 滋賀銀行(近畿2位・10年連続出場) 三井住友銀行(関東4位・18年連続出場) イカイ(東海・9年連続出場)
 
Xブロック
山形銀行(東北1位・前回準優勝) 紀陽銀行(近畿1位・6年連続出場) 今治オレンジブロッサム(四国・10年連続出場) 丸紅(関東6位・20年連続出場)
 
Yブロック
ミツウロコ(関東1位・前回3位) TOTO(関東3位・9年連続出場) OTCくきや(近畿3位・12年連続出場) 日立笠戸(中国・11年連続出場)
 
Zブロック
メディセオ(関東2位・17年連続出場) 秋田銀行(東北2位・17年連続) ヤマト運輸(関東5位・2年ぶりの出場) 第一生命(近畿4位・2年ぶりの出場)
 
 
文 渡辺美香

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