関東実業団選手権2回戦の模様を中心に、各カテゴリーの大会やリーグの状況を掲載。
目次
☆関東実業団選手権
☆オールジャパン予選
☆JBL2
☆関東大学リーグ戦
☆JBL
★関東実業団選手権
関東実業団バスケットボール選手権は11月3日(火・祝)に男女2回戦を行い、男子はベスト16、女子はベスト8が出そろった。
10月31日に行われた男子1回戦では、初出場のALSOK新潟(新潟1)が来シーズンから関実リーグ2部に昇格する大塚商会東京(東京13位)に挑んだが、リズムに乗り切れぬまま敗退。その大塚商会東京と2回戦で対戦する大陽ステンレススプリングス(埼玉2位)は日立ハイテクノロジーズ(茨城2位)に快勝し好調さを見せた。
11月3日に駒沢屋内球技場で行われた男女2回戦。昨年ベスト16に入ったチーム同士の対戦となった大塚商会東京vs大陽ステンレススプリングス戦は序盤点の取り合いとなるも、第2Pに入って大陽ステンレススプリングスが厳しいディフェンスで大塚商会東京を7得点に抑え、一気に18点差をつけて後半に入る。「後半は流れが変わるだろうとは予想していました」と大陽ステンレススプリングス#4清水が言うとおり、大塚商会東京のオフェンスがリズムをつかみ始めるとじりじりと点差がつまる。しかし粘る大陽ステンレススプリングスも要所でこの日好調な#17山崎のシュートが決まりリードを守る。残り1分で大塚商会東京が4点差にまで詰めるも大陽ステンレススプリングスのディフェンスは最後まで崩れず。わずかに5点差で大陽ステンレススプリングスが勝利し、ベスト16に入った。チームの要である金子を欠く警視庁(東京10位)はケーエス(東京15位)の勢いのあるオフェンスに苦しみ第1Pは11点のビハインドで始まった。徐々にリズムを取り戻し追い上げを見せる警視庁だったが、粘るケーエスからなかなかリードを奪えない。ようやく第4Pに入ってケーエスの足が止まり始めると一気にリードを広げ、8点差で勝利した。格上チームに接戦を見せたケーエスだったが、稲本監督は冷静に戦況を見ていた。「向こうは戦力が変わっていましたよね。それでもやはり力負けです。来シーズンから3部ですから今のままでは勝てないというのもよくわかりました。いい経験になりました」と振り返る。エースを欠きチームが整わない中なんとか勝ち切った警視庁は次の3回戦で横河電機と対戦する。「こちらは失いものがないですから、ぶつかっていくだけです」(警視庁・三木コーチ)と、ここ数年実業団のトップに立つチームへの挑戦に挑むこととなる。この他上位の東京電力(東京7位)、三井住友海上(東京8位)、メディセオ(旧・クラヤ三星堂、東京9位)はそれぞれアンリツ(神奈川5位)、JFE東日本京浜(神奈川3位)、東芝青梅(東京17)に勝利し3回戦に進んだ。NTTデータ(東京11位)、プレス工業(神奈川2位)、日立大みか(茨城1位)もそれぞれ東京三菱UFJ銀行(東京21位)、富士ソフト(東京16位)、伊藤忠商事(東京12位)に粘られながらも勝利した。
女子は山武(神奈川2位)、東芝府中(東京4位)、特別区(東京5位)、伊藤忠商事(東京6位)とそれぞれ上位チームが勝利し3回戦(準々決勝)へと駒をすすめた。
シード8チームが登場する男子3回戦は11月8日(日)に横河電機体育館と東芝小向体育館の2会場に分かれて行われる。
関東実業団選手権 3回戦の予定(スポーツのミカタ内)
関東実業団バスケットボール連盟
★オールジャパン予選
2010年1月1日から開催される第85回天皇杯・第76回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会(通称:オールジャパン)の地方ブロック予選が各地で行われている。
先週末は中国ブロック予選である第36回中国総合選手権大会が行われ、男子は広島代表のBeansが勝利し、オールジャパン出場を勝ち取った。
今週末は3ブロックで予選大会が行われる。男女それぞれ16チームで争われる第64回東北男女総合バスケットボール選手権は優勝までに2日間で4試合を戦い抜かなければいけない。昨年は明成高(宮城県)が優勝。昨年準優勝だったJR東日本秋田(秋田県)は社会人選手権で出場権を獲得していたが、今年はその社会人選手権枠でのオールジャパン出場を決めることができずこの大会にかける。女子は推薦1位の山形銀行がすでに社会人選手権優勝でオールジャパン出場を決めており、山形銀行を除く上位1チームがオールジャパン出場権を得ることとなる。北信越ブロックは5県から代表1チームずつのトーナメントとなる。新潟教員がオールジャパン連続出場を狙う。9県から各2チームずつ出場する第61回全九州総合バスケットボール選手権も2日で4試合のハードスケジュール。福岡県からは福岡第一高(福岡2位)が出場しているが、すでに高校選手権(高校総体)での優勝でオールジャパン出場権を獲得しており、福岡第一高を除くトップ1チームのみがオールジャパン出場を果たすことができる。女子もオールジャパンの常連となっている鶴屋百貨店(熊本1位)が先に行われた社会人選手権でオールジャパン出場を決めており、鶴屋百貨店を除く上位1チームが出場権を得ることとなる。
スポーツのミカタ内 オールジャパン予選(1)、(2)
※各大会の詳細はオールジャパン予選(1)(2)内の各主催協会リンクへ。
★JBL2
第3週を迎えたJBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構。JBL2はオールジャパンに上位4チームのみが出場できるが、その順位決定が1回戦の全てが終わる第7週終了時点となり、現在折り返しにかかっているところ。
開幕から2連勝同士のチームの対戦となった石川ブルースパークスvs日立電線ブルドッグス戦はホームの石川ブルースパークスが後半に入って日立電線ブルドッグスを引き離し勝利、無敗を守った。ここまで2連敗とまだ勝ち星のない豊田合成スコーピオンズは同じく2連敗中のレノヴァ鹿児島と対戦。第3Pでオフェンスが爆発した豊田合成スコーピオンズが一気に引き離すと、第4Pのレノヴァ鹿児島の追い上げをしのぎ今リーグ戦初勝利を挙げた。#21鈴木、#1藤村が調子を戻したアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城はスタートを昨年と同じメンバーに戻しビッグブルー東京に勝利し2勝目。敗れたビッグブルー東京は3連敗となった。昨年の王者・豊田通商ファイティングイーグルスは黒田電気ブリットスピリッツに勝利、3連勝を連勝を伸ばしている。敗れた黒田電気ブリットスピリッツは昨年の1位、2位との連戦を落とし1勝2敗と4位以内から一歩後退。
オールジャパン出場圏の4位以内は7試合ということもあり4勝以上が一つのラインとなるか。現在3勝0敗の豊田通商ファイティンイーグルスと石川ブルースパークスが有力だが、現在1勝2敗ながら昨年の1位・2位との対戦を終えた黒田電気ブリットスピリッツも十分巻き返し可能。石川ブルースパークスとの試合を落とした日立電線ブルドッグスは第1戦でアイシンン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城に勝利した1勝が大きいか。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
★関東大学リーグ戦
1部最終週となった先週末。1日目で優勝を争う慶應義塾大が筑波大との接戦を落とし、ここまで勝ち星のない専修大との対戦となっている日本大が優勝に向けて一歩前進。最終日に先に行う慶應義塾大が敗れれば日本大の優勝が決まるがここは意地を見せ勝利。優勝決定は日本大vs専修大戦に持ち越された。敗れれば慶應義塾大と星が並び、直接対決の結果で順位が下回り優勝を逃す日本大だったが専修大を圧倒し勝利、14年ぶりの優勝を決めた。1日目に東海大との接戦を落とした青山学院大だったが、最終戦をしっかり勝ち切り3位を死守。法政大が4位に入った。
個人賞はMVPに日本大の栗原(#4)、敢闘賞を慶應義塾大の小林(#5)が獲得した。小林はMIP賞(観客の投票で決定される大会でもっとも印象に残った選手)も受賞した。
例年ならば下位の7・8位は2部1・2位との入替戦を3戦2先勝方式で行うが、来シーズンからリーグ編成が変わり1部が10チームとなるため、2部上位2チームは自動昇格となる。このため入替戦は行われず、順位決定戦をそれぞれ1試合のみ行うこととなる。
1部8チームと2部の上位4チームは12月2日から大阪市で行われる全日本大学選手権(インカレ)に出場し、学生日本一を目指す。
※インカレはすでに組み合わせが決定。詳細は第61回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)公式サイトへ。
関東大学バスケットボール連盟
★JBL
第4週でアイシンシーホースと星を並べた東芝ブレイブサンダースだったが、第5週ではアイシンシーホースに連敗。連勝したアイシンシーホースは8勝2敗で単独1位に。第5週でパナソニックトライアンズと星を分けたリンク栃木ブレックス、レラカムイ北海道に連勝したトヨタ自動車アルバルクが東芝ブレイブサンダースに並び6勝4敗となった。ここまで1勝の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは第5週でも日立サンロッカーズに連敗し勝ち星を増やすことができなかった。
JBL-日本バスケットボールリーグ
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香