全日本実業団選手権2011 大会展望
2月11~14日までの4日間、山口県周南市と下松市(11・12日のみ)で行われる高松宮記念杯第43回全日本実業団バスケットボール選手権大会。今大会は日本実業団バスケットボール連盟創立50周年の記念大会でもある。シーズンを締めくくる大会で、男子は32チーム、女子は16チームが出場する。
大会はまず男女ともに4チームずつのブロックに分かれリーグ戦を行う(ブロック予選)。各ブロック1位のチームのみが決勝トーナメント(男子8チーム、女子4チーム)に進むことができる。
前回大会では男子が横河電機の3連覇、女子が山形銀行の2連覇となった。また、男子の決勝は3年連続横河電機vs九州電力の顔合わせとなっている(九州電力は4年連続決勝進出)。
高松宮記念杯第43回全日本実業団バスケットボール選手権大会
会期:2011年2月11日(金・祝)~14日(月)
会場:キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター(11~14日)、下松スポーツ公園体育館(11・12日)
<大会展望>
男子
今大会出場チームの中では最多出場が日本無線の41回(2位が黒田電気の34回)、最多優勝回数が横河電機の4回(2位がJR東日本秋田の2回)、最多連続出場が黒田電気の21年連続(2位が三井住友銀行の17年連続)。初出場は仙台銀行、また豊田自動織機は20年ぶりの出場となっている。
トップ4シードの横河電機、九州電力、JR東日本秋田、日本無線の4チームが優勝候補の筆頭にあげられるだろう。前回大会3位(ベスト4)に入った三井住友銀行はブロック予選を勝ち上がると決勝トーナメント1回戦(準々決勝)で同じく決勝トーナメントを勝ち上がった場合の九州電力との対戦となる。過去のこの2チームの対戦は全て九州電力が勝利している(前回大会では準決勝で対戦)。また、昨年ベスト8入りした8チームのうちホシザキと新生紙パルプ商事が同じブロック、4年前準優勝し4年ぶりに出場する旭川キシイは前回大会で9年ぶりに決勝トーナメント進出を果たした曙ブレーキ工業と同ブロックとなっている。Eブロックは惜しいところで決勝トーナメントを逃してきた葵企業と9月の全日本実業団競技大会で初のベスト8入りを果たしたタツタ電線が入っている。
ブロック予選
Aブロック
横河電機(関東1位)、APEX(東海2位)、三井住友海上(関東9位)、浪速酸素(近畿7位)
ここは横河電機が盤石か。今シーズンは今一つ爆発力に欠ける感はあるが、やはり安定感は頭一つ抜けている。APEXは怪我人が復帰し、#7高久がチームにフィットしてきていれば横河電機を脅かす可能性もある。2年ぶりの出場の三井住友海上は全員バスケでトップチームに挑みたいところ。
Bブロック
九州電力(九州1位)、黒田電気(近畿2位)、大塚商会(関東10位)、豊田自動織機(東海6位)
ここも九州電力がトップだろう。今シーズン怪我人などで苦しい状況の黒田電気はどこまでチームを回復させているか。また、大塚商会は岡村HCのもと厚い選手層で関東10位ながら上位進出を目指している。これら強豪を相手に20年ぶりの出場となる豊田自動織機には最後までチームとして戦っていきたい。
Cブロック
JR東日本秋田(東北1位)、富士通(関東8位)、NTT西日本大阪(近畿3位)、三菱自動車(東海5位)
JR東日本秋田がやはり頭一つ抜けている。前回大会のブロック予選で九州電力相手に最後まで粘りのプレーで接戦を見せた富士通は若い選手が多く、勢いに乗れば怖い存在だろう。
Dブロック
日本無線(関東2位)、日立笠戸(中国2位)、三菱電機三田(近畿4位)、ルネサスSKY(九州2位)
ここも日本無線が勝ちあがる可能性が高いだろう。対抗できるチームを挙げるのはなかなか厳しい。地元山口での大会、日立笠戸は十分に力を発揮していきたい。日本無線を脅かすチームは現れるか。
Eブロック
葵企業(関東3位)、タツタ電線(近畿1位)、昭和四日市石油(東海3位)、西野製作所(北陸)
激戦ブロックの一つ。葵企業とタツタ電線、どちらが1位になってもおかしくない。葵企業はタツタ電線のインサイドにどう対抗するか、逆にタツタ電線は葵企業の得点力のあるフォワード陣をどこまで止めていけるかが鍵となるか。粘り強いプレーを見せる昭和四日市石油と西野製作所も上位チームを脅かしたいところ。
Fブロック
ホシザキ(東海1位)、新生紙パルプ商事(関東6位)、日新シール工業(近畿5位)、四国電力(四国)
激戦ブロックとなるだろう。前回大会でベスト8入りしたホシザキと新生紙パルプ商事の争いとなるか。両チームともに9月に行われた全日本実業団競技大会で1回戦敗退、社会人選手権出場も逃している。また両チームともに波のあるチームのため今大会でもどうなるかが予想できないところがある。古豪チームの1つである四国電力は1位争いに絡めるか。昨年初出場を果たした日新シール工業は1勝を目指したい。
Gブロック
三井住友銀行(関東4位)、東京日産(関東7位)、仙台銀行(東北2位)、丸紅(近畿6位)
ここは三井住友銀行がトップか。東京日産も勢いに乗れれば迫ることができるだろう。初出場の仙台銀行は#21川崎(明治大)や#54相澤(東北学院大)ら若いメンバーが主力のチームという。これからに期待する意味でも今大会での戦い方が気になるところ。
Hブロック
曙ブレーキ工業(関東5位)、ナカシマプロペラ(中国1位)、旭川キシイ(北海道)、NTT西日本東海(東海4位)
ここも激戦が予想されるブロック。曙ブレーキ工業が前回大会で決勝トーナメントに進んでいるが、今年9月の全日本実業団競技大会では旭川キシイに敗れている。また、ナカシマプロペラも今年は怪我人などで全日本実業団競技大会でも1回戦で曙ブレーキ工業に敗れているが、前回大会では僅差の接戦となっていた。旭川キシイは4年前に準優勝して以来の出場となる。過去6回出場しベスト4に3回入っている強豪チーム。
女子
現在2連覇中で今年のオールジャパンで3回戦まで進んだ山形銀行が最有力。追うのは女子最多出場(29回)の鶴屋百貨店と丸紅、もしくは秋田銀行、三井住友銀行か。丸紅と秋田銀行はブロック予選で対戦。前回大会で丸紅が勝利しベスト4入りを果たしている。
Wブロック
山形銀行(東北1位)、OTCくきや(近畿2位)、メディセオ(関東4位)、NEC府中(関東7位)
Xブロック
鶴屋百貨店(九州)、TOTO(関東3位)、日立笠戸(中国)、今治オレンジブロッサム(四国)
Yブロック
丸紅(関東1位)、秋田銀行(東北2位)、大阪ガス(近畿3位)、特別区(関東6位)
Zブロック
三井住友銀行(関東2位)、滋賀銀行(近畿1位)、イカイ(東海)、東芝府中(関東5位)
リサーチ・文 渡辺美香











































