実業団

全日本実業団選手権2012 最終日(4日目)の結果

 2月4日から愛媛県松山市で開催された『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は2月7日(火)に最終日を迎えた。男子は準決勝で三井住友銀行が昨年優勝の九州電力にあと一歩のところまで迫ったが、わずかに1点差で九州電力が勝利した。横河電機は序盤のリードを守り切り、曙ブレーキ工業に勝利した。5年連続同じカードとなった決勝は九州電力が後半に入って横河電機を引き離し勝利、2年連続3回目の優勝を決めた。女子は山形銀行が終始リードする展開で鶴屋百貨店に勝利、4年連続4回目の優勝を果たした。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
準決勝
九州電力 68 ( 16-18  11-18  24-3  17-28 ) 67 三井住友銀行●
横河電機 76 ( 18-9  14-18  23-18  21-19 ) 64 曙ブレーキ工業●

決勝
九州電力 69 ( 13-14  4-12  31-13  21-8 ) 47 横河電機●

最終順位
優勝:九州電力(九州1位)2年連続3回目
準優勝:横河電機(関東4位)
3位:三井住友銀行(関東2位)、曙ブレーキ工業(関東5位)

最優秀選手賞:田中 喜陽(九州電力#75)初
敢闘賞:神崎 健(横河電機#8)初

<女子>
決勝
山形銀行 91 ( 33-10  19-17  19-8  20-35 ) 70 鶴屋百貨店●

最終順位
優勝:山形銀行(東北1位)4年連続4回目
準優勝:鶴屋百貨店(九州)
3位:秋田銀行(東北2位)、滋賀銀行(近畿1位)

最優秀選手賞:高橋 清香(山形銀行#9)初
敢闘賞:中島 雪枝(鶴屋百貨店#11)初

全日本実業団選手権2012 最終日の展望

 『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』は2月7日(火)に最終日を迎え、男子準決勝と男女決勝の4試合が松山市総合コミュニティセンターで行われる。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
10:00 準決勝
九州電力vs三井住友銀行
 今シーズンは1月1日にオールジャパン1回戦で対戦している。この時は初出場である三井住友銀行に硬さもあり、九州電力が勝利した。これまでの対戦でも九州電力が勝っている。#91酒井が加入し、選手層にさらに厚みが増した九州電力。PG#5中川の安定感はチームを支えている。対する三井住友銀行は今シーズンすでに3大会で決勝に進んでいるがまだ優勝はないだけに、AJのリベンジの意味も含め勝ちたい気持ちは強い。インサイドの出来が勝敗の行方を左右しそう。また、フォワード陣のシュート確率も大きく影響するだろう。どちらも速い展開をするチームだけに、ゲームは白熱するだろう。

横河電機vs曙ブレーキ工業
 今シーズンの対戦はリーグ戦での2試合のみで、どちらも横河電機が勝利している。横河電機は今シーズンずっと調子が上がらないまま、優勝も東京都実業団選手権のみという結果だが、シーズン最後の大会は故障の選手も復帰し、チーム状態は上向いている。対する曙ブレーキ工業はフォワード陣が少なくなり厳しいところもあるが、それ以上に#13柴田の復帰がチームに与える好影響は大きい。またこの大会では#15田中が安定したプレーを見せており、これまで控えとしてあまりプレータイムのなかった運動量のあるPG#16根元を積極的に使うことで、相手のPGの勢いを止めることに成功している。元々、接戦となることの多いと言われていたこのカード。好ゲームに期待したい。

14:00 決勝戦
 決勝に進んだ場合、九州電力が6年連続、横河電機は5年連続、曙ブレーキ工業は優勝した第17回大会以来27年ぶり、三井住友銀行は初となる。また、この4チームは全て今シーズン全国大会での優勝はない。

<女子>
12:00 決勝
山形銀行vs鶴屋百貨店
 準決勝で秋田銀行とのロースコアの接戦を勝利した山形銀行は4連覇がかかる決勝戦となる。今シーズンは実業団トップの座を守ってきた山田HCがチームを離れ、福島HCが新たにチームを指揮している。全日本社会人選手権の決勝で秋田銀行に敗れたが、強さは健在。鶴屋百貨店はブロック予選最終戦の対メディセオは90得点と強さを見せたが、準決勝の滋賀銀行戦はわずかに6点差と辛勝。まずはどこまで山形銀行の得点を抑え、ロースコアの展開に持ち込めるかが鍵となりそうだ。

取材・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 男子準々決勝の展望

 大会2日目が終わり、男子はベスト8が出そろった。ここ数年、関東優位の傾向が続いていたが、今大会ではJR東日本秋田(東北1位)がずっと守ってきたベスト8の座から陥落、関東の富士通(関東9位)がベスト8入りを果たした。結果、ベスト8は関東7、九州1と関東以外はわずかに昨年の優勝チームである九州電力(九州1位)のみとなった。準々決勝は2月6日(月)13時30分から、松山市総合コミュニティセンターと愛媛県武道館の2会場で4試合をほぼ同時に行う。

日本実業団バスケットボール連盟

会場:松山市総合コミュニティセンター
九州電力(九州1)vs大塚商会(関東7)
 昨年のこの大会で同じブロックとなり対戦している両チーム。ともに今年のオールジャパンにも出場していている。昨年の対戦は中盤まで競ったものの、九州電力が引き離し勝利している。今シーズンは大塚商会に#24長谷川聖が入り、さらに昨シーズンはHコーチのみだった#33岡村がプレーヤーとなった点が大きく変わっている。九州電力は慶應義塾大出身の#91酒井が加入、フォワード陣は充実している。九州電力のインサイド(#21毛利、#75田中)vs大塚商会のインサイド(#32長谷川武、#24長谷川聖)の戦いは注目したい。大塚商会は仕事の都合で6人程度しか残らないという情報だが、ブロック予選の最終戦である日本無線戦でも7人しかプレーヤーを使っていないこともあり、このメンバーがほとんど残るとしたら大きな影響はないか。

葵企業(関東3)vs三井住友銀行(関東2)
 同じ関東実業団1部のチームであり、今シーズンもすでに2回対戦している両チームだが、ここまでの成績は三井住友銀行がリーグ戦では1点差で、関東実業団選手権準決勝では10点差で勝利、三井住友銀行の2戦全勝となっている。今シーズンは全ての大会でベスト4以上、3大会で決勝進出という好成績を残している三井住友銀行だが、まだタイトルはない。シーズン最初で最後のタイトル奪取のためには負けられない。葵企業は昨年初のベスト8入りを果たすも、準々決勝で日本無線に22点差をつけられての悔しい敗戦となった。初のベスト4入りを目指して、そして今シーズン勝利できていない三井住友銀行へのリベンジの意味でも勝ちたい気持ちは強い。どちらも得点力のあるチームだけに、ディフェンスが鍵になりそうだ。

会場:愛媛県武道館
富士通(関東9)vs横河電機(関東4)
 富士通は4年連続出場の末、ようやくつかんだ決勝トーナメント進出。今シーズンはチームの状態が安定せず、5年ぶりに神奈川県実業団選手権の優勝逃すなど結果が残せていないが、リーグ戦の入替戦では大塚商会に快勝するなどここ1番で強い印象がある。若い選手が多いだけに勢いに乗れば怖い。対する横河電機は今シーズンまだ東京都実業団選手権の1冠のみという苦しいシーズンとなっている。鉄壁のインサイド陣が昨シーズン九州電力に崩されると、その後あの強さを回復できないでいるが、ベンチメンバーが徐々に上がってきており、新たな強さを見せつつある。シーズン最後の大会で有終の美を飾るためにもここでは負けられない。経験から見ても横河電機が有利だが、富士通が初の決勝トーナメントに硬くなることなく、さらに通常以上の力を出せれば勝機はあるだろう。

曙ブレーキ工業(関東5)vs新生紙パルプ商事(関東1)
 リーグ戦で2試合対戦し1勝1敗、全日本実業団競技大会準決勝では新生紙パルプ商事が22点差で勝利し、今シーズンの対戦成績は新生紙パルプ商事が2勝1敗とリードしている。新生紙パルプ商事は今シーズン、関東2冠(リーグ戦、選手権)、全日本実業団競技大会準優勝と結果を出している。準優勝はあるものの、優勝はまだないこの大会、初制覇を目指すチームにとって負けられない戦い。ブロック予選最終戦を延長で制した曙ブレーキ工業はフォワード陣が手薄になっているが、その分チームの団結は強くなっている様子。この大会では長くベスト4入りを果たしていない曙ブレーキ工業にとってはリベンジマッチとしてはもちろん、選手たちにとっては初のベスト4入りのためにも勝ちたいところ。攻守にバランスのいい新生紙パルプ商事を崩せるか。

取材・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 大会展望

 2月4日から愛媛県松山市で行われる『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』。実業団のシーズンを締めくくるこの大会は各地方ブロックの予選を勝ち抜いた男子32(今回は出場辞退のチームがあるため31)チーム、女子16チームが集う実業団の全国大会としてはもっとも規模の大きい大会となる。
 大会は男女ともに4チームを1ブロックとして総当たり戦を行うブロック予選と各ブロックの1位のみが進むことのできる決勝トーナメントに分けられる。男子は8ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準々決勝からとなっている。女子は4ブロックに分かれ、決勝トーナメントは準決勝と決勝のみとなる。日程としては男子は1・2日目がブロック予選、3日目は準々決勝のみ、最終日の4日目に準決勝と決勝を行う。女子は1~3日目までブロック予選となり、3日目はブロック予選最終戦の後に準決勝を行うと、最終日に決勝となっている。

日本実業団バスケットボール連盟

<男子>
 実業団界の新たな時代の幕開けを予感させるものとなった昨シーズン。全日本実業団競技大会こそ横河電機の4連覇となったが、全日本社会人選手権は九州電力が3年ぶりに優勝、日本無線が初の決勝進出で準優勝しオールジャパン出場を果たした。そしてシーズン最後の大会である全日本実業団選手権ではまたも九州電力が横河電機を破り4連覇を阻止、4年ぶり2回目の優勝を果たした。2冠を取った九州電力の時代がくるかと思われた今シーズンだったが、全日本実業団競技大会では1回戦で九州電力を破った日本無線が10年ぶりの優勝を果たすと、全日本社会人選手権でも初の優勝と2冠を達成。また、優勝こそないものの全日本社会人選手権を含む3大会で決勝に進んだ三井住友銀行、全国では全日本実業団競技大会の準優勝のみに終わっているが、関東ではリーグ戦と選手権の2冠を取っている新生紙パルプ商事と関東3チームがトップを独占してきた。起死回生を誓う九州電力と横河電機、そして東北の雄・JR東日本秋田がシーズン最後の大会でどういう戦いを見せるか。地方では、初めて全日本実業団競技大会ベスト8と東海実業団優勝を果たしたAPEX、東海実業団選手権の5連覇は逃したがオールジャパン出場を果たしたホシザキ、久しぶりに全日本実業団競技大会でベスト8入りしたナカシマプロペラ、オールジャパンで1回戦を突破した宮田自動車ら実力のあるチームが虎視眈々と決勝トーナメント進出を狙っている。

ブロック予選

Aブロック
九州電力(九州1位)、タツタ電線(近畿1位)、三井住友海上(関東10位)、東レ愛媛(四国2位)
 このブロックは力的には九州電力が抜けていると思われるが、近畿1位のタツタ電線がどこまで迫れるか。今シーズン、チーム力にムラがある様子の九州電力だが、この大会では当然連覇を狙ってくるはずで、そのためにも大会の入りが重要となってくるだろう。

Bブロック
新生紙パルプ商事(関東1位)、APEX(東海1位)、黒田電気(近畿2位)、西野製作所(北陸)
 今シーズン結果を残してる新生紙パルプ商事と全日本実業団競技大会で初のベスト8入りし全日本社会人選手権に初出場したAPEXのトップ争いとなるか。黒田電気がその争いに加わりたいところ。新生紙パルプ商事は全日本社会人選手権で負傷した選手も復帰、初の全国制覇に向けて万全の体制となっている。

Cブロック
JR東日本秋田(東北1位)、富士通(関東9位)、NTT西日本東海(東海3位)、信和建設(近畿7位)
 JR東日本秋田と富士通は2年連続同じブロックとなった。富士通がどこまで迫れるか。JR東日本秋田は練習不足が気になるところ。富士通も今シーズンは途中で指揮官が変わるなどチームが安定していない。

Dブロック
三井住友銀行(関東2位)、日立笠戸(中国2位)、浪速酸素(近畿3位)、昭和四日市石油(東海5位)
 三井住友銀行が抜き出ている。他の3チームがどれだけ三井住友銀行を苦しめることができるか。三井住友銀行はシーズン最後の大会で念願のタイトル奪取に向けて、いい状態でブロック予選を勝ちあがりたいところ。

Eブロック
葵企業(関東3位)、ナカシマプロペラ(中国1位)、丸紅(近畿6位)※東北2位が出場辞退のため3チームのみ
 昨年のこの大会で初のベスト8入りを果たした葵企業と、今シーズンの全日本実業団競技大会で久しぶりにベスト8入りしたナカシマプロペラの争いになりだろう。葵企業の機動力にナカシマプロペラのディフェンスがどう対抗するか。また、ナカシマプロペラの高さを生かしたオフェンスにも期待したい。

Fブロック
横河電機(関東4位)、プレス工業(関東8位)、宮田自動車(北海道)、三菱重工長崎(九州2位)
 昨年準優勝に終わった横河電機は今シーズンまだ全国大会では決勝まで進んでいないだけにシーズン最後の大会にかける思いは強い。即戦力の新人が入りオールジャパンで2回戦に進んだ宮田自動車が横河電機を相手にどう挑むのか興味深い。プレス工業は関東実業団選手権の準々決勝で横河電機と対戦し敗れているが、どこまで修正してくるか。7年ぶりの出場となる三菱重工長崎は1勝を狙いたい。

Gブロック
曙ブレーキ工業(関東5位)、ホシザキ(東海2位)、四国電力(四国1位)、三菱電機三田(近畿5位)
 秋の大会以降、チーム状況が変化しているという曙ブレーキ工業と、初のオールジャパン出場で1回戦を突破したホシザキの1位争いか。2年連続でベスト8入りしている曙ブレーキ工業に対し、昨年はベスト8入りを逃したホシザキだが、チームの力は拮抗していると思われる。また、四国電力もこの争いに加わりたいところ。

Hブロック
日本無線(関東6位)、大塚商会(関東7位)、豊田自動織機(東海4位)、日新シール工業(近畿4位)
 全日本実業団競技大会と全日本社会人選手権の2冠を取っている日本無線だが、関東実業団選手権は準々決勝で敗れ6位に終わった。そして大塚商会とは東京都実業団選手権の準々決勝で対戦し敗れている。日本無線としてはきっちりと勝って決勝トーナメントに進みたいところ。昨年のこの大会は優勝した九州電力と同じブロックとなり予選敗退となった大塚商会の予選突破への思いは強い。チーム力としては日本無線の方が上とも思われるが、選手としてはこの大会が最後と決めている大塚商会#33岡村を中心に大塚商会がどこまで力を出し切れるか。

※決勝トーナメントの展望はブロック予選が終わってから作成しますので、3日目(6日)の朝までに掲載します。

<女子>
 現在3連覇中の山形銀行は今シーズン全日本社会人選手権で秋田銀行に敗れ2位に終わった。しかし、東北実業団選手権では山形銀行が勝っており、東北1位となっている。新規参入のチームや戦力アップのチームなどが出てきているが、トップ3を脅かす存在となるチームは現れるか。

ブロック予選

Wブロック
山形銀行(東北1位)、日立笠戸(中国)、紀陽ホイールディングス(近畿2位)、東芝府中(関東6位)
 山形銀行が力の差を見せるか。今シーズンから実業団に加入し1年目で近畿2位となった紀陽ホールディングスにも注目したい。

Xブロック
鶴屋百貨店(九州)、メディセオ(関東3位)、今治オレンジブロッサム(四国)、OTCくきや(近畿4位)
 力のあるチームが揃っているが、鶴屋百貨店がやはり強いと思われる。

Yブロック
三井住友銀行(関東1位)、滋賀銀行(近畿1位)、イカイ(東海)、特別区(関東5位)
 関東・近畿・東海のトップチームが集まったブロック。3チームともに力のあるチームだけにどこがあがってくるか予想しにくい。

Zブロック
秋田銀行(東北2位)、TOTO(関東2位)、丸紅(関東4位)、第一生命(近畿3位)
 秋田銀行にTOTO、丸紅が挑む形となるか。丸紅は2年前のこの大会で秋田銀行に勝利しベスト4入りを果たしているが、その再現はなるか。

※女子はブロック予選最終戦と決勝トーナメント1回戦(準決勝)が同日のため、決勝トーナメントの展望は掲載致しません。男子とともに最終日(決勝戦)の展望を掲載する可能性はあります。

文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.4

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月21・22日に第17週となる7試合を行なった。
○豊田通商 94 ( 13-23  24-22  24-9  15-22  18-3* ) 79 アイシンAW●
 勝率で並ぶ2チームの直接対決は延長戦に突入する熱戦となった。第1ピリオド中盤までは交互に点を取り合う展開となるも、アイシンAWが#3吉田、#6伊與田の3ポイントなどでリードを奪う。豊田通商も#23ダーニッシュ、#11神津がインサイドを攻め点差を詰めるも攻守になかなかかみ合わず、アイシンAWのリードが拡がる。アイシンAWが10点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオド、開始から3分間はアイシンAWがリードを守るも、そこからアイシンAWのミスもあり豊田通商が#4ハニーカット、#1宮崎の3ポイントシュートで一気に追いつき、残り5分20秒に逆転する。この後3分間、交互に点を取り合うも、残り2分半からアイシンAWが速い展開で再び引き離し、アイシンAWが8点リードして前半を折り返す。第3ピリオド序盤に豊田通商#23ダーニッシュが好調にシュートを決め、残り6分32秒に#11神津のオフェンスリバウンドで逆転する。直後にアイシンAW#7横本が入れ返し逆転するも、残り5分を切ってアイシンAWがオフェンスのリズムを作れず、流れは豊田通商に。4分間あまりアイシンAWが無得点の間に豊田通商が徐々にリードを拡げ、豊田通商の7点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入ると、豊田通商はフリースローを決めきれず、アイシンAWが徐々に追い上げる。そして残り5分19秒にアイシンAW#55熊澤が3ポイントシュートを決め、アイシンAWが逆転する。ここから豊田通商がリードし、アイシンAWが追いつく展開が続く。残り3分21秒に豊田通商#11神津が、残り1分30秒にアイシンAW#21鈴木がそれぞれファールアウトとなるも、豊田通商はフリースローの得点でリードを守る。あと一歩のところでシュートが決まらないアイシンAWに対し、残り29秒に豊田通商#0飯田のフリースローで豊田通商が4点リードとなる。しかしその直後の残り24秒にアイシンAW#6伊與田がドライブで切り込みバスケットカウントと1スローで1点差に詰めるが、次の豊田通商のオフェンスで#1宮崎がフリースローを得て1本決め、残り19秒に2点差に。ここでアイシンAW#6伊與田が再びドライブでゴール下に飛び込みフリースローを得ると2本とも決め、残り10秒に同点となる。最後の豊田通商のオフェンスはターンオーバーとなり、アイシンAWのセンターラインからのシュートも決まらず、試合は延長戦に突入する。延長戦に入るとすぐに豊田通商#4ハニーカットがミドルシュートを決め流れを引き寄せると、#5伊藤が連続得点でリードを拡げ、残り3分23秒にアイシンAWがタイムアウトを取る。どちらも疲れからか得点が伸びなくなってきたが、流れは豊田通商が保ち続け、最後は豊田通商#7前村が連続シュートで突き放し勝利した。勝った豊田通商の渡邊HCは今回の会場となった大府市が地元だという。「まずはホッとしました。昨日はこの会場で150人規模のクリニックもやって、今日は大勢の応援に囲まれてゲームをすることができました。まだまだチームは落ち着かないですね。今日はどうしても勝ちたかったのでベテランの(#12)竹原のプレータイムが多くなりました。彼がいないと流れが上手く作れないんですよ、今のチームは。まだまだ厳しいゲームが続くと思いますから、しっかりと気持ちを引き締めてやらないといけないです」と試合を振り返った。今日のゲームでは積極的に点を取るプレーを見せたキャプテンの#1宮崎は「今シーズンは膝の状態があまり良くなくて、昨シーズンまでのように思い切りよく点を取りにいくプレーができなくなっています。しかしそこは周りもしっかりと点を取ってくれるので、自分はコントロールすることを意識するようにしていますが、まだまだですね。自分がキャプテンの時に連勝が止まってしまったのはすごく責任を感じるし、チームを上手くまとめられてないのだと思うので、もっと頑張りたいです」と気持ちを引き締めた。敗れたアイシンAWの伊藤HCは試合終盤、采配に迷った場面が多かったという。「第4ピリオド終盤にチャンスは何度もありましたよね。でもそこで攻め手を欠いていたのは分かっていたのですが、うちの流れもあったので、それを切らないようにということを考えました。難しいですね。まだまだ大事な試合が続きますから、しっかりと勝っていきたいです」と語った。最後に強く攻め気を見せた#6伊與田は「あそこは他にいける人がいなかったので、自分が行くしかないっていう感じになりましたね。延長はもう足が動かなくなってしまいました。残念ですが、切り替えて頑張ります」と振り返った。
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 その他、ともにプレーオフ行きを争う兵庫とDライズの2連戦は兵庫が2連勝、レノヴァもビッグブルーに2連勝し、兵庫が3位、レノヴァが4位に浮上した。また、日立電線は豊田合成に、石川は黒田電気にそれぞれ勝利した。
 第18週では現在4位のレノヴァと5位のDライズが対戦。1戦目はレノヴァが勝っているため、この試合でレノヴァが勝てば対Dライズ戦の勝ち越しが決まる。
第17週の結果と第18週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆クラブ・実業団交流戦
 恒例となってきたクラブ・実業団交流戦が1月21日(土)、江東区スポーツ会館で行われた。今回は男子8試合、女子4試合が行われた。男子の実業団は東京都実業団選手権でのベスト8のチームがすべて参加した。試合は実業団の6チーム、クラブの3チームにとっては2週間後に大会(実業団:全日本実業団選手権、クラブ:関東クラブ選手権)を控えていることもあり、調整の意味あいの強いゲームとなった。
東京日産 vs UNDERDOG
 全日本実業団選手権の出場を逃した東京日産にとって今シーズン最後のゲームとなった。来シーズンのチームの動向はこれから決定するという。
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メディセオ vs 代官山MADMAX
 東京日産と同じく全実に出場しないメディセオは来シーズンからチームに加入する選手も参加した。関実の他のチームでプレーしていた選手もいることもあり、即戦力の新人とのゲームに手応えを感じていた。
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新生紙パルプ商事 vs 葛飾バックボーン
 新生紙パルプ商事は社会人選手権で故障した2選手(#27宇田川、#40木村)がこの試合で復帰した。メンバーが全員揃ったことにより、初の全国優勝に向けていいチーム状態で大会入りができそう。
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日本無線 vs RBC東京
 日本無線も故障のためオールジャパンでプレーしなかった#49山本が復帰。全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権に続く全国での優勝のための布陣が揃った。
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横河電機 vs エクセレンス
 今シーズンは東京都実業団選手権の優勝のみに留まっている横河電機。この試合ではチーム状態が今一つのように見えたが、「本気でやってきてない」とエクセレンスの宮田HC兼選手が言いたくなるような状況だっただけに、本来の力が読めない。
12 14 15 1 23 25 2

大塚商会 vs 横浜ギガスピリッツ
 オールジャパンに出場した大塚商会は1回戦で敗退。今回のゲームでは課題の修正部分を実戦で試していた。
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葵企業 vs 弥生クラブ
 葵企業は公式戦ではないためか、今一つ勢いに乗れない様子が見られた。
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三井住友銀行 vs ファミリーテンス東京
 試合中盤から控えメンバーを主体にした三井住友銀行。
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東京都実業団バスケットボール連盟

☆全日本実業団選手権2012
 2月4~7日に愛媛県松山市で開催される『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会要項』。実業団のシーズンを締めくくる大会は男子32チーム(今大会は東北2位のチームが出場辞退したため31チーム)、女子16チームが出場する。ブロック予選は1ブロック4チームずつで男子8ブロック、女子4ブロックに分けられ、それぞれのブロックで総当たり戦を行い、上位1チームのみが決勝トーナメントに進むことができる。決勝トーナメントは男子が準々決勝から、女子は準決勝からそれぞれ決勝まで行われる。なお、3位決定戦は行われない。
 ブロック予選の試合数が多いこともあり、1・2日目は6~7コートが必要になるため、今回は3会場を使用することとなった。また、3日目も2会場を使用し、男子準々決勝と女子準決勝はそれぞれ男子は2試合ずつ、女子は1試合ずつ別会場で行われることとなる。
 大会展望を31日(火)に掲載予定。
日本実業団バスケットボール連盟

☆JBL
 後半戦がスタートしたJBL(日本バスケットボールリーグ)は1月20~22日に第12週となる8試合を行なった。オールジャパンで優勝したトヨタ自動車アルバルクは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに1勝1敗、そしてオールジャパン準優勝のアイシンシーホースは日立サンロッカーズに2連敗となった。また、リンク栃木ブレックスはレバンガ北海道に、パナソニックトライアンズは東芝ブレイブサンダースにそれぞれ2連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.3

☆JBL2 2011-2012
 オールジャパン2012を挟んで後半戦がスタートしたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月14・15日に第15・16週となる9試合を行った。
1月14日(土)
○兵庫 79 ( 23-15  16-14  20-17  20-21 ) 67 アイシンAW●
 第1ピリオド序盤から兵庫がリードしアイシンAWが追いつく展開が続く。しかし残り3分半から兵庫が連続得点で引き離す。残り5秒にアイシンAW#34庄司がオフェンスリバウンドをバスケットカウントでねじ込み1スローも決めるも、兵庫が8点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド開始早々から兵庫が中外絡めて連続得点し、開始から2分半で15点差にする。ここでアイシンAWはゾーンディフェンスに変え兵庫のリズムを崩すと10点差に詰める。しかし、兵庫が#33ナイスのゴール下へのパスを上手く通し、確実に決めていく。アイシンAWも#55熊澤の得点などで引き離されないものの、兵庫#33ナイスを止められず点差は縮まらない。兵庫の10点リードで前半を終える。第3ピリオドに入ると、アイシンAWが追い上げて、兵庫が突き放す展開が続くが、残り3分から兵庫の流れとなると、徐々に兵庫が引き離し、点差を13点に拡げて第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤は交互に点を取り合う展開となるが、残る6分を切って、アイシンAWが厳しいディフェンスから速いオフェンスで流れを作り、連続3ポイントシュートなどで一気に追い上げ、残り5分には5点差に詰める。オフェンスのリズムが崩れた兵庫だが#33ナイスのインサイドなどでつなぐも、残り2分40秒にアイシンAW#3吉田が3ポイントシュートを決め、点差は3点となる。しかし、ここからアイシンAWの得点が止まり、兵庫がまたもジリジリと引き離すと、さらに残り35秒に兵庫#9谷の3ポイントシュートが決まり10点差とし、そのまま兵庫が勝利した。「この試合は絶対に勝ちたかった」という兵庫のテーブスHC。「そのために今日は6人しか試合に使いませんでした。個々の選手がやるべきことをやった結果です」と語る。この試合40分のフル出場となった#3松崎は「試合前に40分出るからということは聞いていたので、体力面やファールなどは意識してやっていました。途中オフェンス面で自分が上手くコントロールできない時間帯がありましたが、みんなでやればいいと声をかけてもらって楽になりましたね」と笑顔だった。敗れたアイシンAWの伊藤HCは「今日はうちのインサイドが機能しなかったのが痛かったですね。明日はこんな試合にならないようにしなくては。連敗はしません」と語った。
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 この他の会場では、豊田通商が日立電線に敗れ3敗目。日立電線はJBL2の前身であるJBL・日本リーグ時代となる2006-2007シーズン以来の豊田通商戦の勝利となった。また、前半戦で勝ち星をあげられなかったビッグブルーが豊田合成に勝利し、今シーズン初勝利を挙げた。Dライズは石川に、黒田電気はレノヴァにそれぞれ勝利した。
1月15日(日)
○豊田通商 82 ( 19-8  9-19  20-13  34-21 ) 61 日立電線●
 前日の試合で日立電線が勝利しての2戦目。第1ピリオドは豊田通商が#0飯田のシュートから勢いに乗る。日立電線は攻守にリズムが作れず開始から5分半で1点しか取れない。豊田通商が日立電線を引き離し11点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入るとスタートから連続得点した日立電線が勢いに乗る。リズムの崩れた豊田通商の得点を抑えると徐々に追い上げ、残り1分51秒に#39梅津の3ポイントシュートで逆転する。しかし残り1分34秒に豊田通商#5伊藤のフリースローで豊田通商が再逆転すると、その後どちらも決めきれない。わずかに豊田通商が1点リードで前半を終える。第3ピリオド、豊田通商がパスからの合わせのプレーで日立電線のゾーンディフェンスを徐々に崩していき、リードを拡げる。日立電線も#23水野の3ポイントシュートなどでつなぎ、なんとか点差を8点差に留め第3ピリオドを終える。第4ピリオドは完全に流れが豊田通商に傾き、開始から2分半で18点差まで拡げる。粘りたい日立電線だったがファールトラブルもあり豊田通商の得点を止められない。最後まで豊田通商の流れは変わらず、豊田通商が21点差をつけ勝利した。前日に今期3敗目の敗戦となったものの、連敗はしない豊田通商。後半戦からスタートに入った#0飯田はゲーム序盤の流れを作る活躍を見せた。「一緒に出ている神津(#11)との合わせとかを意識してやっています。折角スタートで出してもらっているのでしっかりとやらないといけないと思っています。ゾーンに対しては試合前に選手みんなでオフェンスを確認して臨みました。前半はダメでしたが、後半からはできてきたのでよかったです」と勝因を語った。敗れた日立電線はゾーンを破られた後の対応が十分にできなかった。「一応ゾーンの形態を変えることで対応しようとしたのですがダメでした。もっといいディフェンスができるように改善します」と野田HC。この試合は敗れたものの、前日の試合で久しぶりに豊田通商に勝利した日立電線だが、昨シーズン終了後#5姿は「以前は外国人選手がいても豊田通商に勝ててました。もう一度そういう状態になれるようにしたいです」と語っていた。「今シーズンはチーム状態がいいのでできるかなとは思っていましたが、できてプレーオフくらいかなとも思っていました。これで若い選手が自信を持ってくれるといいと思います。でもこの後をしっかりと勝っていかないとこの勝利も意味がないので、プレーオフに出られるように頑張ります」と意気込みを語った。
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 この他の会場では、ビッグブルーが前日のゲームに続き豊田合成に勝利、2勝目を挙げた。Dライズはわずかに1点差で石川に勝利、2連勝で3位に浮上した。アイシンAWは兵庫に勝利し連敗は免れた。
 第17週では現在1位の豊田通商と2位のアイシンAWの直接対決となる。現在勝率は並んでいるため、勝った方が1位となる。また、3位のDライズと4位の兵庫は2連戦を行なう。Dライズにはリンク栃木ブレックスからライスが移籍となりこのゲームから出場可能となる予定。外国人選手の加入でチームがどう変わるかが注目される。
第15・16週の結果と第17週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆クラブ・実業団交流戦
 恒例となってきたクラブ・実業団交流戦が1月21日(土)に今年は江東区スポーツ会館で行われる。男子はクラブ・実業団ともに8チームずつ参加し全8試合、女子は各4チームずつ参加し全4試合をそれぞれ行う。実業団は東京都実業団連盟の企画であり、参加チームは東京都実業団選手権のベスト8のチームとなっている。クラブは東京都のチームが主だが、昨年同様横浜ギガスピリッツも参加する。実業団は参加チーム中6チームが2月に行われる全日本実業団選手権に出場するため、チーム状態の調整などの意味合いもある。また、クラブにも同じく2月に行われる関東クラブ選手権(全日本クラブ選手権関東予選)を控えているチームもある。
試合予定
女子
10:00
A 特別区 vs B・J
B 東芝府中 vs ブルドック
11:30
A 三井住友銀行 vs LITTLE FIENDS
B 丸紅 vs D.C.T
男子
13:00
A 東京日産 vs UNDERDOG
B メディセオ vs 代官山MADMAX
14:30
A 新生紙パルプ商事 vs 葛飾バックボーン
B 日本無線 vs RBC東京
16:00
A 横河電機 vs エクセレンス
B 大塚商会 vs 横浜ギガスピリッツ
17:30
A 葵企業 vs 弥生クラブ
B 三井住友銀行 vs ファミリーテンス東京

取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.2

☆オールジャパン2012特集<後編>
 男子はトヨタ自動車アルバルクがアイシンシーホースの5連覇を阻止し、5年ぶり2回目の優勝で幕を閉じた『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』(オールジャパン)。今大会では九州ブロック代表で出場した九州電力が現在の対戦形式となってから初の3回戦に進出した。また、個人成績では日本無線#6鈴木伸がアシスト合計・平均ともに2位に、大塚商会#24長谷川聖が得点平均で1位、三井住友銀行#92小松がリバウンド平均で1位に、JR東日本秋田#9石橋がリバウンド平均で2位に入った。JBL2ではレノヴァ#4のジョンソンが得点合計で1位、平均で2位に、リバウンド合計・平均ともに2位に入った。
 オールジャパン2012特集の後編となる今号は3回戦でJBLに挑んだJBL2の2チームと実業団の1チームのゲームをレポートする。
<3回戦>
○日立サンロッカーズ 90 ( 18-15  23-14  23-16  26-11 ) 56 豊田通商ファイティングイーグルス●
 昨年と同じ3回戦での顔合わせとなった両チーム。豊田通商はスタートに#11神津、#0飯田の2選手を入れる高さの差をカバーする布陣で挑んだ。序盤、日立サンロッカーズがリードしていくが、メンバーチェンジなどもあり、徐々に豊田通商がオフェンスのリズムを作っていき追い上げると、3点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドも豊田通商の勢いは続き、残り8分13秒には2点差まで迫るが、ここは日立サンロッカーズが突き放す。しかし引き離しきれない日立サンロッカーズに対し豊田通商がまたも追い上げ、残り4分32秒には再び2点差となる。しかしここで日立サンロッカーズが引き離し、12点差で前半を終える。後半に入りディフェンスを厳しくした日立サンロッカーズに対しなかなかオフェンスがつながらなくなった豊田通商は厳しい展開に。ここから日立サンロッカーズが引き離していくと追い上げの隙を与えず、34点差をつけて日立サンロッカーズが勝利した。前回と同じく日立サンロッカーズに敗れた豊田通商だが力を出せないまま終わった前回に比べるといいゲームができたと#1宮崎。「出だしは去年に比べすとできたところはありますが、後半の勝負がかかったところでの集中力の差が出ました。向こうのディフェンスが厳しいことは前回の対戦で分かっていたのですが、それでもそれ以上のすごさがありましたね。前回も対戦後にあのディフェンスを目標にしようと話したのですが、今回もこの対戦での経験を後半戦に活かしていきたいです」と語った。
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○トヨタ自動車アルバルク 102 ( 29-9  20-12  34-8  19-19 ) 46 九州電力●
 オールジャパン3回目の出場にして初の3回戦進出を果たした九州電力はJBL1位のトヨタ自動車アルバルクと対戦した。序盤は硬さもあり、開始から3分半無得点が続く。残り6分28秒に初得点となるも、その後もトヨタ自動車アルバルクのオフェンスを止められず、九州電力のシュートはなかなか決まらず、20点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドもトヨタ自動車アルバルクの流れは変わらないが、九州電力のオフェンスも徐々につながるようになる。しかし点差が詰まることはなく、この後もトヨタ自動車アルバルクがリードを拡げ、56点差をつけて勝利した。敗れた九州電力だが、こういう展開は予想通りだと山口コーチは言う。「うちは学生のようにシュートが入るわけではないし、どうやって得点を取ろうかと考えていました。このような公式戦という真剣勝負の中でJBLのチームと対戦できることはこの大会以外はないですから、今回体感したことをみんなで次に活かしていきたいです」と山口コーチは語った。また、「これからもJBLにチャレンジしていきたいので、来年もオールジャパンに出て、またここまで進んできたい」と山口コーチをはじめ、#5中川、#45根岸らは口を揃えて言った。
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○リンク栃木ブレックス 106 ( 23-19  25-10  36-13  22-17 ) 59 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城●
 序盤、動きが硬いアイシンAWは開始から4分半近く無得点が続く。しかし残り4分を切ってから、アイシンAWのフォワード陣が積極的に得点を取りにいくと徐々に追い上げ、4点差で第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ってからはリンク栃木ブレックスがリバウンドを制し、徐々に引き離していく。粘りたいアイシンAWだが、厳しいディフェンスにミスも多くなり、リズムに乗れない。前半で19点差となると、後半に入ってもリンク栃木ブレックスが点差を拡げていき、45点差で勝利した。敗れたアイシンAWは後半になって足が止まることも増え、プレーの厳しさを伺えるゲームとなった。「かなり体力消耗が激しくて、動けなくなっていました。頑張れた部分もあるし、消極的になったところもあって、いい面も悪い面も出ましたね。しかし頑張れば通用するっていうところもあったと思うので、その辺りを後半戦につなげたいです」と今シーズンから指揮を取る伊藤HCは言う。好ディフェンスを見せた#1藤村は「全くレベルが違うとは思いますが、その中でも諦めずに最後までやれたことはこれからにつながると思います。今シーズンはうちのチームとしては得点力を挙げていくことを第一にしているのですが、自分自身のプレーとしてはディフェンスからっていうことを意識しているので、そこはしっかりとやっていきたいです」と語った。また、リンク栃木ブレックスのメンバーに入ってプレーしたDライズの#11多嶋は「チャンスをもらえたことに感謝したいです。Dライズでは勝ててない相手なのですが、今シーズンはまだチャンスもあるのでいい試合をして勝ちたいですね」と後半戦への意気込みを語った。
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 オールジャパンが終わると、JBL2はレギュラーシーズンの後半戦からプレーオフへ、実業団はシーズンの締めくくりとなる全日本実業団選手権大会へと続く。
スポーツのミカタ オールジャパン2012:チームインタビューやフォトアルバムなどを掲載
『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』公式サイト

☆JBL2 2011-2012
 オールジャパンを挟んで休止中だったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)のレギュラーシーズン後半戦が1月14日からスタートする。リーグ戦再開早々に同じ組み合わせでの土日2連戦(レノヴァvs黒田電気線を除く)となるこの週末だが、現在2位のアイシンAWと4位の兵庫の2連戦は後半戦を、そしてさらにプレーオフをうらなう重要なゲームになってくるだろう。
第13・14週の結果と第15・16週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.1

☆オールジャパン2012特集<前編>
 2012年年明け早々の1月1日からスタートした『「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会』(オールジャパン)。1回戦では実業団の7チームとJBL2の1チームが登場し、実業団の4チームとJBL2の1チームが2回戦に進んだ。2回戦ではJBL2の残り2チームが登場、その2チームと実業団1チームが3回戦に進んだ。今の形式になってから初の実業団チームの3回戦進出となった。3回戦ではJBL2・実業団ともにJBLのチームに敗れた。
 この10チームのゲームを写真を交え振り返るオールジャパン特集。今号では1・2回戦を振り返る。
<1回戦>
○ホシザキ 65 ( 22-13  8-10  18-13  17-18 ) 54 JR東日本秋田●
 同じ実業団のチーム同士でほぼ毎年2回の実業団の全国大会に出場していながらこの 年間1度も対戦のなかった両チーム。この間にホシザキのメンバーは全員入れ替わったため、初の対戦と言えるだろう。今シーズンはメンバーが減り、センターが1人とインサイドが厳しいホシザキと、実業団の強豪チームながら今シーズンは社会人選手権の出場を逃すなど結果につながらないJR東日本秋田。インサイドで有利に立つJR東日本秋田だったが、シュートがなかなか決まらず得点が伸びない。ホシザキは好ディフェンスで流れを作ると、最後まで崩れることなくプレーし、初出場のオールジャパンで初勝利を挙げた。初出場ながら初戦を突破したホシザキの増田HCは「今日はある程度うちのバスケットができました。1センターの吉田もファールをしないで最後まで頑張ってくれたし、三浦を中心にオフェンスも積極的に攻める姿勢を見せてくれました。明日は大学王者の青山学院大なので、強い相手ですが全力でやりたいです。」とホッとした表情を見せながらも2回戦に向けて気持ちを引き締めた。敗れたJR東日本秋田の柿崎HCは「今日はシュートが入らず、リバウンドを取っていてもブレークも出なくて、最後までうちのリズムでバスケットをすることができませんでした。12月が時期的に仕事が忙しく練習があまりできないこともあって、上手くコンディションを整えることができなかったということもありますが、2月の全実に向けてはそんなことも言ってられないのでしっかりと修正して臨みたいです」と語った。
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●愛媛教員クラブ 73 ( 17-15  16-18  14-33  26-16 ) 82 日本無線○
 昨年のこの大会と同じ顔合わせ。昨年は日本無線がスタートから流れをつかみ一気に引き離したが、今回は愛媛教員クラブがスタートダッシュに成功。劣勢に回った日本無線は動きが硬く、なかなかリズムに乗れない。しかし後半に入って本来の動きを取り戻した日本無線が愛媛教員クラブを引き離し勝利、昨年に続き1回戦を突破した。
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●大塚商会 93 ( 13-21  22-15  25-27  26-23  7-20* ) 106 中央大学○
 選手兼Aコーチとして登録している岡村がベンチのまま試合を進める大塚商会。なかなかリズムに乗れなかったが、終盤追い上げなんとか延長戦に持ち込む。しかし、延長では中央大の勢いに乗って速い展開に対応できず一気に引き離され敗れる。岡村Aコーチは「今日はチームに試練を課す意味で自分が出ないことにしました。来シーズンは自分は絶対にプレーしないので、今からそういう準備をしておかなくてはいけないと思いました。試合の途中で何度も出ようかと思ったのですが、ここで自分が出てもし勝てたとしてもそれはチームのためになるのだろうかと考えると出ない方がいいと思ってベンチで見ていました。結果は残念ですが、これをそれぞれの選手がしっかりと受け止めて次につなげたいですね」と語った。
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●北陸高等学校 68 ( 19-19  10-21  14-18  25-16 ) 74 宮田自動車○
 スタートはどちらもリズムを作れないまま進むも、第2ピリオドに入って宮田自動車が流れをつかみリードを奪う。後半に入っても宮田自動車がリードを拡げると、第4ピリオドに北陸高等学校の追い上げをしのぎ、宮田自動車が逃げ切った。昨年は1回戦で中央大に敗れた宮田自動車だったが、今シーズン即戦力の新人が入りチーム力がアップ、1回戦を突破した。「得点力のある新人が入ったことで、これまで偏っていた得点が分散されるようになり、チームとしてはいい形で得点を取れるようになりました。しかし、ゲームをコントロールできずバタバタしてしまったのは、まだまだ力が足りないということです。明日の東海大は学生のチームではありますが、目標にしているチームでもあるので、胸を借りるつもりでしっかりとやりたいです」と宮田自動車の佐々木HCは語った。
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●三井住友銀行 54 ( 8-18  11-15  12-13  23-25 ) 71 九州電力○
 序盤は重たいスタートだったが、九州電力が先にリズムに乗ると得点を重ねる。なかなか本来の動きにならない三井住友銀行はシュートも決まらず得点が伸びない。第2ピリオド以降は三井住友銀行も粘りを見せるも、序盤の得点差を縮めることができない。九州電力が初出場の三井住友銀行を破り、3回目にしてオールジャパン初勝利を挙げた。大応援団の中での初のオールジャパンとなった三井住友銀行、「硬くなるよりもう少し悪いところまで行っていました」と黒木HCは振り返る。「うちがやりたかったことが全然できませんでした。得点を見るとロースコアですから、決して相手も調子がいいとはいえなかったと思うのですが、それ以上にうちが悪かったです。初めてだし、応援の方々がたくさん来てくださっていることでそういう状態になることはある程度分かっていたし、対策もしていたつもりでしたが、ダメでした。今日の試合でうちの悪いところが改めて出てきたので、あと1ヶ月で少しでも修正して全実に臨みたいです」と語ると、「また来年もオールジャパンに出場して今度こそ勝ちたい」と厳しい表情で言った。
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○レノヴァ鹿児島 85 ( 24-19  15-22  25-15  21-11 ) 67 延岡学園高等学校●
 前半はシュートが決まらず厳しい展開となったレノヴァ鹿児島だが、後半に入って流れをつかむと一気にリードし、そのまま勝利した。3冠を取った高校生王者とはいえ、負ければ「プロが高校生に負ける」と言われる“十字架”を背負ったレノヴァ鹿児島は序盤こそ硬さが出たが、後半になってようやくチームらしさを発揮することができた。
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<2回戦>
○青山学院大学 98 ( 27-13  27-16  25-17  19-19 ) 65 ホシザキ●
 序盤から青山学院大学が好調に得点を重ねる。開始から5分間無得点だったホシザキだったが3ポイントシュートでの得点から徐々に得点が入るようになってくる。青山学院大のオールコートプレスにも対応し、徐々に得点を重ねるも、青山学院大の得点を止められず点差は開いていく。最終ピリオドは青山学院大がベンチメンバー主体としたこともあり同点で終えるが、33点差で敗れた。「大学チャンピオン相手に試合ができたことは本当にいい経験になりました」と#12三浦。「確かに力の差はありましたが、自分たちらしさは出せたと思います。この経験を2月につなげられるようにということを意識してやっていました。ここからあと1ヶ月をしっかりと追い込んでやっていきたいです」と語った。
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●日本無線 70 ( 24-19  19-17  9-33  18-31 ) 100 豊田通商ファイティングイーグルス○
 この2回戦も1回戦に引き続き昨年と同じ顔合わせとなった。序盤は攻守に集中したプレーを見せた日本無線がリードを奪う。前半を終え日本無線が7点リードとなるも、後半に入りディフェンスを厳しくした豊田通商ファイティングイーグルスが一気に逆転し、さらにリードを拡げる。なんとか粘りたい日本無線だったが、主力の運動量が落ちてきたこともありシュートが決まらず厳しい展開に。豊田通商ファイティングイーグルスが後半で64点を取り勝利した。前半の日本無線の勢いを作るプレーを見せた日本無線#1福田大は「試合中はとにかくシュートを打つことしか考えてなかったです。最後のファールアウトは出る時にファールが4つだから気をつけるように言われていたのにすっかり忘れてました。そのくらい集中していたんですかね。残念ですし、悔しいですけど、来年もまたオールジャパンに出て次こそ3回戦に行きたいです」と語った。
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●東海大学 96 ( 21-20  27-13  19-18  29-16 ) 67 宮田自動車○
 第1ピリオドは東海大が思い切りのいい宮田自動車のオフェンスに対し、東海大はリズムに乗り切れず接戦に。しかし第2ピリオド、東海大が抜け出しリードを拡げる。粘る宮田自動車だが終盤にも点差を拡げられ、29点差で敗れた。宮田自動車には今シーズン2名の即戦力の新人が加入、このゲームも#22鈴木がPGとしてゲームをコントロールし、#31小川が積極的に点を取りにいき、チームに貢献した。40分のフル出場となった#22鈴木はこのチームに加入後SGからPGにコンバートした。「PGは難しいですね。まだまだダメです。大変ですが、やりがいがあります。小川とは小学生のころから対戦したりして、幼馴染みたいな関係ですね。大学では同じポジションだったので一緒にコートに立つことはあまりなかったのですが、今は一緒にやれるので楽しいし、心強いです。2月の全実は初めての実業団の全国大会なので頑張りたいです」と語った。
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●大東文化大学 58 ( 11-15  17-10  16-23  14-16 ) 64 アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城○
 前半はアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城のシュート確率が悪く得点が伸びないこともあり大東文化大学がリードする。しかし第3ピリオドで逆転したアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城が最後までリードを守り切り勝利した。大学生相手に苦戦したアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城は「休みボケですね」と伊藤HCも#55熊澤も苦笑いだった。
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○九州電力 83 ( 26-18  19-13  19-22  19-15 ) 68 日本大学●
 スタートから九州電力が勢いに乗りリードを奪う。その後は好ディgフェンスで日本大の追い上げを許さずリードを守り切り、3回目の出場にして初の3回戦進出を決めた。念願の3回戦進出に山口Aコーチはホッとした表情だった。「本当にここまで長かったです」と#5中川。この日35分とチームの中で最も出場時間の長かった#75田中は「自分の仕事をすることだけを考えていました。次はJBLとの試合ですが、いつも通り自分の仕事をしっかりとやりたいです」と意気込みを語った。
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○拓殖大学 108 ( 23-23  30-17  25-21  30-35 ) 96 レノヴァ鹿児島●
 拓殖大学が第2ピリオドでレノヴァ鹿児島を引き離す。レノヴァ鹿児島は終盤追い上げるも、拓殖大の勢いを止めることができず2回戦で敗退した。敗れたレノヴァ鹿児島の鮫島HCは「今日のゲームはここまでモチベーションを高くやってきた拓殖大にあっぱれという感じです。我々の問題ももちろんありますが、向こうの選手たちが素晴らしかった。今回オールジャパンに出たことでチームとしても収穫がありました。これをリーグの後半戦につなげないといけないです」と語った。
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取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.51

☆実学オールスター戦
 第14回関東実業団・関東大学バスケットボールオールスター対抗戦が12月17日(土)に埼玉県戸田市の戸田スポーツセンターで開催された。この大会は大学から実業団に入るためのリクルートに向けた顔合わせを目的に始められたが、現在はリクルートもそれぞれのチームが独自に行うようになり、その要素は少なくなった。また、大学は以前は1~4年生まで全ての学年で構成されていたが、ここ数年4年生のチーム入りは少なくなっている。
<男子戦>
 選手紹介では各選手が個性を出して会場の笑いを誘った実業団に対し、大学は終始淡々とレイアップで終わった。
●実業団 78 ( 18-28  23-12  10-31  28-16 ) 87 大学○
 実業団のスタートは#3立花(新生紙パルプ商事)、#31佐藤(三井住友銀行)、#9高崎(新生紙パルプ商事)、#0田ヶ谷(横河電機)、#61坂口(新生紙パルプ商事)。大学のスタートは#3石川(日本大)、#94長谷川(拓殖大)、#56比江島(青山学院大)、#21熊谷(日本体育大)、#43鎌田(大東文化大)。第1ピリオド序盤はどちらも勢いに乗れなかったが、残り4分半から大学が#21熊谷の連続得点などで一気に引き離し、残り2分を切って9-28と大学が大きくリードする。ここから実業団が#28能登(横河電機)や#15田中(曙ブレーキ工業)、#9高崎の連続得点で追い上げ、18-28と点差を10点にして第1ピリオドを終える。第1ピリオド終盤の勢いのままに第2ピリオドに入っても実業団が得点を重ね、残り5分半には4点差に詰める。ここで大学も速い展開で粘るも、実業団が#1福田大の1on1からの連続得点などで残り35秒には逆転する。直後に大学が得点するも、その後どちらも決め切れず、実業団が1点リードで前半を折り返す。第3ピリオド序盤はどちらも一歩も引かない展開でシーソーゲームとなる。しかし、残り6分を切って大学が#鎌田のインサイドと#3石川の速攻でリードを拡げると、さらに3ポイントコンテストで優勝した#33狩野(東海大)が3連続3ポイントシュートを決め、一気に引き離す。実業団はなんとかファールからのフリースローを得るもすべてはずし、終盤の4分間無得点となる。このピリオドで大学が一気に21点リードとなる。第4ピリオド、実業団が#15田中の1対1からの展開で連続得点し点差を詰める。大学も#11宇都(専修大)の1対1で防戦するも、実業団は#28能登がゴール下で粘りを見せ、さらに#1福田大、#3立花の得点で残り2分3秒には5点差まで詰める。ここで大学は#3石川が3ポイントシュートを決め実業団を突き放す。最後まで粘る実業団は#1福田大の得点で再び4点差まで詰めるも、ここから1本が出ず。大学がフリースローで得点を重ね、9点差で勝利した。MVPは大学選抜の熊谷(日本体育大#21)、敢闘賞は実業団選抜の能登(横河電機#28)が獲得した。
関東実業団バスケットボール連盟
関東大学バスケットボール連盟

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は12月17・18日に第12週となる5試合を行った。
●石川 79 ( 16-29  19-21  25-23  19-34 ) 107 豊田通商○
 第1ピリオド序盤から豊田通商が中外絡めて積極的に攻めリードを奪う。石川も#6山田の得点などで追うも、徐々に点差は開いていき残り1分半には16点差となる。ここで石川は#13八坂の3ポイント、#24高村のミドルシュートで点差を13点にして第1ピリオドを終える。第2ピリオド、豊田通商はベンチメンバーからの構成となり、石川がじりじりと点差を詰め始める。残り6分を切って9点差を一ケタに乗せるが、そこからなかなか点差が詰められない。残り4分を切って石川は#6山田、#4ンジャイの連続得点で8点差とするも、ここで豊田通商が#10岩田の3ポイントシュート、#23ダーニッシュのダンクシュートなどで再びリードを拡げ、豊田通商の15点リードで前半を終える。第3ピリオドではスタートメンバーに戻した豊田通商だが、なかなか石川を引き離すことができない。終盤石川が再び点差を詰め始めるも、豊田通商が粘り13点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドは中盤から豊田通商が勢いに乗り粘る石川を引き離すと、残り2分半には20点差となる。さらに終了間際、豊田通商が連続得点し100点を超えると、最後は28点差で勝利した。前週、Dライズに敗れ、JBL2のシーズンとしては3年ぶりの敗戦となった豊田通商だが、この試合では集中を切らさず勝利した。しかし中盤で引き離せない場面もあり、「まだまだ力を出し切るというところにはいけてません」と渡邊HC。「ここからもう一度上げていきたい」とキャプテンの宮崎も敗戦からの切り替えはできたという。石川はリズムに乗る時間が少なく、流れを引き寄せるプレーがチームの勢いにつながらない部分が見られた。
 この他、前週豊田通商に勝利したDライズは日立電線に勝利し連勝、アイシンAWは豊田合成に延長戦に持ち込まれるも逃げ切り、連敗は免れた。前週アイシンAWに勝利したレノヴァはホームで兵庫に2オーバータイムの末、痛い敗戦となった。黒田電気はビッグブルーに7点差で勝利した。
 2011年の最終週となる12月23・24日は2日間同カードで行う。
第12週の結果と第13・14週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆全日本実業団選手権2012
 2012年2月4~7日まで愛媛県松山市で行われる『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』の組み合わせが12月19日に発表された。男子32チーム、女子16チームが集うこの大会は社会人ということもあり日程が過密であるため、特にブロック予選では1日に少なくとも6つコートを使用し、同時進行で試合を進めていく必要がある。そのため今回は男女ブロック予選が行われる1・2日目が3会場に分かれることとなる。
 男子の第1シードは前回大会年ぶりに優勝した九州電力、第2シードには関東実業団選手権で優勝した新生紙パルプ商事が入った。前回大会は関東から6チームがベスト8入りしたため、関東6位までがシードに、その他の地区は九州が1(第1シード)、東北が1(第3シード)となっている。前回大会準優勝の横河電機は関東4位での出場となり第6シードに入った。
財団法人 日本バスケットボール協会
日本実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は12月16~18日に第11週となる8試合を行い、2011年のレギュラーシーズンの日程を全て終えた。第11週ではトヨタ自動車アルバルクがレバンガ北海道に連勝し、アイシンシーホースがパナソニックトライアンズと星を分けたため、トヨタ自動車アルバルクが単独の首位となった。また、リンク栃木ブレックスが日立サンロッカーズに、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズが東芝ブレイブサンダースにそれぞれ連勝した。これで3位の日立サンロッカーズ、4位のパナソニックトライアンズ、5位のリンク栃木ブレックス、そして同率の6位と7位である三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレバンガ北海道がそれぞれ星一つずつの差となっている。東芝ブレイブサンダースは前半戦でわずかに2勝しかできなかった。
 12月23日(金・祝)には広島県のグリーンアリーナでオールスターゲームが、翌24日(土)には栃木県でJBL選抜とリンク栃木ブレックスが対戦するドリームマッチが開催された。
 JBLのレギュラーシーズンはオールジャパンを挟んで1月20日(金)から後半戦がスタートする。
JBL-日本バスケットボールリーグ

ウインターカップ2011
 第42回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会・ウインターカップ2011が12月23日に開幕した。初日は男子1回戦のうちの半分と女子の1回戦全試合が、2日目の24日は女子2回戦と男子1回戦の残り半分が行われた。3日目の25日は男子2回戦と女子3回戦が、26日には男子3回戦と女子準々決勝、27日は男子準々決勝と女子準決勝、28日が男子準決勝と女子3位決定戦と決勝が、そして最終日の29日は男子の3位決定戦と決勝が全て東京体育館で行われる。
「東日本大震災」被災地復興支援 JX-ENEOS ウインターカップ2011 平成23年度 第42回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会 公式サイト

※写真は全て後ほど掲載します。


取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香

全日本実業団選手権2012 組み合わせ発表

 2012年2月4~7日まで愛媛県松山市で開催される『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』の組み合わせが日本バスケットボール協会と日本実業団バスケットボール連盟のHPで発表された。

 実業団のシーズンを締めくくるこの大会は男子32(今回は出場辞退のチームがあるため31)チーム、女子16チームが出場する。男女ともに4チームずつブロックに分かれ総当たりのブロック予選を行い、各ブロック1位のチームのみが決勝トーナメント(男子は準々決勝から、女子は準決勝から)に進むことができる。
 男子は前回大会優勝の九州電力が第1シードの枠に、関東実業団選手権で優勝した新生紙パルプ商事が第2シードの枠にそれぞれ入った。男子のブロック予選は4・5日の2日間で、6日に準々決勝、最終日の7日に準決勝と決勝が行われる予定。
 女子は山形銀行(東北1位)、鶴屋百貨店(九州)、秋田銀行(東北2位)、三井住友銀行(関東1位)が第1~4シードの枠に入った。また、和歌山国体に向けた選手強化の目的で新設され1年目で近畿2位となり初出場する紀陽ホールディングスは3連覇中の山形銀行と同じブロックとなった。

「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会 組み合わせ決定(日本バスケットボール協会)
日本実業団バスケットボール連盟

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