その他

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.32

 今号ではトピックを4つ(千葉国体予選、全日本教員選手権、JBL2、日本代表)を紹介。

☆千葉国体予選
 9月26日から開催される千葉国体のに出場するチームを決めるミニ国体が今週末からスタートする。今週末は北海道のみで、来週末に東北、関東、北信越、東海、近畿、四国、九州と7ブロックで一斉に行われ、翌週の中国ブロックで全ての出場チームが決定することとなる。今年の2チーム出場は北信越と中国、その他のブロックは1チームのみの出場となる。各地で組み合わせなども発表されているが、九州と四国は県協会などのHP上での発表は今現在行われていない様子。
各ブロックのミニ国体(国体予選)の予定
北海道(1):第65回国民体育大会北海道予選会 8月12日(木)~15日(日) 江別市 北海道バスケットボール協会
東北(1):東北総合体育大会(ミニ国体) 8月21日(土)~22日(日) 岩手県奥州市/水沢総合体育館 組み合わせ・日程は 福島県バスケットボール協会HP に掲載。
関東(1):第65回国民体育大会 関東ブロック大会バスケットボール競技 8月21日(土)・22日(日) 群馬県高崎市/高崎浜川体育館 群馬県バスケットボール協会
北信越(2):第31回北信越国民体育大会 8月21(土)・22日(日) 富山県/富山県西部体育センター 富山県バスケットボール協会
東海(1):東海ブロック国体 8月21日(土)・22日(日) 岐阜県/岐阜アリーナ 岐阜県バスケットボール協会
近畿(1):国体近畿地区大会 8月21日(土)・22日(日) 京都府宇治市/太陽が丘体育館 京都バスケットボール協会(8月15日追記)
中国(2):第30回中国地区ミニ国体 8月28日(土)・29日(日) 鳥取県鳥取市/県民体育館 鳥取県バスケットボール協会
四国(1):四国ミニ国体 8月21日(土)・22日(日) 高知県
九州(1):平成22年度国民体育大会第30回九州ブロック大会 8月20日(金)~22日(日) 鹿児島県
※ブロック名(数字)の数字はそのブロックからの本国体出場枠。

☆全日本教員選手権
 8月9日から12日まで行われた全日本教員バスケットボール選手権大会。この大会は毎年国体リハーサル大会として開催されるため、今大会は来年の国体の開催地である山口県で行われた。
 男子はJBL2・黒田電気に所属していた武田が加入した滋賀県が初優勝。愛知県教員チームAとの決勝戦では武田が31得点、北脇俊宏(金沢大)が19得点と活躍した。女子は千葉教員Aが5連覇を果たした。千葉教員AはWJBL・トヨタ自動車のOBである政木が20得点の活躍で5連覇に貢献した。
2010教員大会 公式サイト

☆JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は9月11・12日に第12回JBL2東海プレシーズンマッチを開催することを発表した。これは東海実業団選手権と同時開催となる(東海実業団選手権大会は2010年度(2011年2月)の全日本実業団選手権と2011年度(2011年9月)の全日本実業団競技大会の予選大会となる)。東海地区(愛知県)の3チーム(豊田通商、アイシンAW、豊田合成)と石川の4チームが出場し、三重県伊勢市で行われる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆日本代表
 男子日本代表は現在レバノンで行われているスタンコビッチカップに出場中。予選ラウンドをAブロック1位で通過した日本は決勝トーナメント1回戦でヨルダンと対戦する。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.31

 9月に行われる全日本実業団競技大会のシステム変更の解説と日本代表や関東大学リーグ戦などのトピックを掲載。

☆日本実業団競技大会2010
 9月18~20日の3日間、神奈川県の平塚アリーナで開催される全日本実業団バスケットボール選手権大会。ここ数年は船橋市総合体育館で行われていたが、千葉国体との日程が近いこともあり、今年は初の平塚アリーナでの開催となった。平塚アリーナは第1回全日本社会人選手権が行われた会場であり、メインフロアにバスケットコート4面が並ぶ。
 今大会からシステムに変更があることがわかった。男子はこれまで1~4位は順位を決定していたが、全日本社会人選手権の出場枠である5位と6位に関してはベスト4を逃した(2回戦敗退)の4チームの中で2月に行われた全日本実業団選手権大会の成績の順に順位を決めていた。しかし今大会から2回戦敗退の4チームを同じブロックの2チームずつで対戦し、5・6位を決定することとなった。5位と6位の決定は優勝チームの出たブロックの方が5位で、準優勝チームのブロックが6位となる。これにより、社会人選手権への出場には最低2勝(交流戦は除く)が絶対条件となる。また、女子は全10チーム中、トップシード(昨年のベスト4)が昨年の1位と2位、3位と4位でそれぞれシード順を争い対戦。勝った方が上位シードとなる。残りの6チームは3チームずつに分けられ総当たりのリーグ戦を行い、上位1チームのみが決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントは先に決めたシード3位と4位のチームがそれぞれブロック1位のチームと1回戦で対戦し、勝った方がシード1位もしくは2位のチームと準決勝で対戦。その勝者が決勝戦に進む。昨年決勝まで進んだ2チーム(鶴屋百貨店、山形銀行)が優勝の場合全3試合、ブロックのリーグ戦から勝ち上がり決勝まで進んだ場合は5試合とトップシードチームとそうでないチームの間に差が大きくなっている。
 出場チームは以下の通り。大会の組み合わせの発表は16日を予定とのこと。
全日本実業団競技大会 出場チーム
男子
北海道:旭川キシイ
東北:JR東日本秋田、北芝電機(初)
関東:横河電機、三井住友銀行、日本無線、曙ブレーキ工業、新生紙パルプ商事
北陸:北陸電力石川
東海:ホシザキ、APEX、イカイレッドチンプス
近畿:タツタ電線
中国:ナカシマプロペラ
四国:四国電力
九州:九州電力
女子
東北:山形銀行、秋田銀行
関東:メディセオ、三井住友銀行、丸紅、TOTO(初)、東芝府中
中国:日立笠戸
四国:今治オレンジブロッサム
九州:鶴屋百貨店
日本実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
日本代表
 男子日本代表はスタンコウビッチカップ出場のため、レバノンに出発。中心選手である田臥(リンク栃木ブレックス)は体調不良で欠場する。田臥の欠場により選手は11名で戦うこととなる。スタンコビッチカップは8月7日から15日まで行われる。
JAB日本バスケットボール協会 日本代表サイト

関東大学リーグ戦
 関東大学バスケットボール連盟は9月から始まる関東大学バスケットボールリーグ戦1部の日程を発表した。今年度から1部、2部ともに8チームから10チームにチーム数が増え、1週(同じ組み合わせで2戦行う)につき4試合から5試合に増える。それに伴い1会場のみで5試合行う場合は土日ともに第1試合が11時スタートとなる。
関東大学バスケットボール連盟

高校総体
 沖縄で開催された高校総体バスケットボール競技は男子が八王子高(東京)、女子が札幌山の手高(北海道)がそれぞれ初優勝を果たした。今大会は男女ともに強豪校が敗退する波乱となった。
 インターハイを終えた高校生たちの多くが休む間もなく、次は国体に向けて単独チーム、もしくは選抜チームで臨むこととなる。女子は国体予選(ミニ国体)から、男子は今年全都道府県出場のため予選はなく9月26日からの千葉国体に進む。
2010美ら島沖縄総体バスケットボール競技(試合結果とボックススコアを公開)

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

関東実業団リーグ戦2010 ミニバスクリニックレポート

 6月5日(土)、男子1部の開幕イベントとして初日の開催地である江東区内のミニバス選手を対象にしたミニバスクリニックが行われた。
 これまでは外部講師(薮内夏美氏)を招いてのクリニックを行っていたが、今回は代々木第2体育館での開催がないこともあり、初の関実のコーチ陣、選手によるクリニックとなった。また、特別講師として昨シーズンまでJBL・トヨタ自動車アルバルクに所属した宮田選手も参加した。

 江東区の小学校4年生から6年生までの80名、関実のコーチや選手も20名以上が参加した。まずここ数年関実の大会でコンディショニングをお願いしているによるウェルネスのトレーナー陣指導によるウォーミングアップからスタート。コーチ陣や選手も参加し、子どもたちと一緒にアップを行った。
 続いて、クリニックのメイン指導者である北郷コーチ(三井住友銀行)と特別講師の宮田選手が紹介された。
 練習はドリブル、パス、シュートの順に進められた。はじめは子どもたちも選手もお互いに遠慮した様子が見られたが、選手たちが積極的にお手本を見せたり、中に入って一緒にやったりしながら、徐々に和気あいあいと楽しそうな雰囲気になっていった。
 クリニック終了後には参加者全員によるフリースロー大会が行われ、ミカサや富士通や各チーム(会社)から提供された賞品が参加者全員に配られた。
 また、開幕イベントの一環として、この日行われた4試合の試合開始前に、クリニックに参加したミニバス選手によるトスアップ(始球式)が行われた。
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北郷コーチ(三井住友銀行)のコメント
「緊張しました。この1ヶ月はクリニックのことが頭から離れなくて。昨夜もほとんど眠れなかったです」
 フリースロー大会がにぎやかに行われている様子を見ながら、ホッとしたように笑顔を見せた。
「普段やっている練習もあったと思うけど、やっていないこともあったのではと思います。オーバーヘッドパスとか、ジャンプストップなどは上手くできない子が多かったことに少し驚きました。子どもたちの将来を考えると大切なことだと思うので、今日参加してくれた指導者の皆さんに少しでも参考にしてもらえるとうれしいですね」

番外編
・最初の挨拶で緊張気味の北郷コーチを横目に逆にリラックスする三井住友銀行の選手たち。
・三角パスでディフェンスに小原(葵企業#9)と篠原(葵企業#21)の2人が入る。自分たちの倍くらい大きなディフェンスに悪戦苦闘の子どもたち。
・鈴木伸(日本無線#6)は誰よりも積極的に子どもたちに関わり、何度も手本を見せていた。
・新人4名(田中洋・金城:曙ブレーキ工業、大熊:新生紙パルプ商事、田中幸:葵企業)は初の関実の公式戦を迎え、それだけで緊張気味の様子。しかし田中幸は先輩たちに「手本を見せろ」と促されるなどする中で徐々に打ち解けてきた。
・子どもたちの多くがクリニック終了後もコートエンドに陣どり試合を観戦。最も多くの選手がクリニックに参加した三井住友銀行の試合では終盤の激戦に子どもたちから自然に応援の声が飛んでいた。

取材・文 渡辺美香

写真展を終えて

 2回目となる写真展を終えた中村斗音氏からのメッセージを紹介します。

2回目が無事に終了してほっとしています。
プレイオフを撮影するのは今回が初めてでしたが、改めて写真を見直してやはり緊張していたなと思いました。
自分自身、まだまだ課題がたくさんあります。少しでも成果が出せるよう、そして3回目となる写真展が開催できるように来シーズンも頑張ります。

今回、青森や広島など遠方からも足を運んでいただき、昨年の3倍以上という多くの皆様にご来場いただきました。本当にありがとうございました。
また、試合会場で声をかけてくださる方々にも感謝しています。
来シーズンもリンク栃木ブレックスの全試合の撮影を予定しています。皆様と会場でお会いできることを楽しみにしています。

                                                バスケットボールフォトグラファー
                                                                                 中村 斗音

中村斗音写真展 メッセージ

 開催まで1週間。中村斗音さんから写真展開催に向けてのメッセージをいただきました。

 今年も開催できてうれしいです。
 この写真展は選手たち、スタッフ、そして何よりもチームを応援してくれた人たちのおかげで出来ました。
 本当にありがとうございました。
 
 今シーズンはチームのスローガンである『BREAK THROUGH』“現状を打破しよう。壁をぶち破れ!”という気持ちを持って撮影に臨みました。
 今回は前回より多い120枚程度を予定しまいます。たくさん撮った中でそこまで減らすのが大変でした。昨年の写真展とは特につながりは意識していないのですが、選手たちが成長していったように自分の写真も成長したと感じてもらえると嬉しいです。チームの写真ですが、バスケットが好きな人、スポーツ写真が好きな人ならどなたでも楽しめるものになっていると思います。
 開催期間中は全日会場にいますので、気軽に声をかけてください。

 バスケットボールフォトグラファーとして「以前は撮れることが楽しかったのですが、最近は撮ることの難しさを感じています」という中村さん。チームとともに過ごした1シーズン。写真の中の選手たちの姿を通して、中村さん自身のフォトグラファーとしての“眼”を感じることができるだろう。


取材・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.12

 先週末行われたJBL2プレーオフのレポートを中心に、JBLの状況と全日本クラブ選手権の結果を紹介。

☆JBL2 プレーオフ
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月20・21日の2日間、岐阜県下呂市でプレーオフ2009-2010を開催した。レギュラーシーズンの4位以上が出場し、20日にはセミファイナル、21日には3位決定戦とファイナルのそれぞれ2試合ずつが行われた。
 会場となった岐阜県下呂市の下呂市交流会館アクティブは3月27日が正式オープンとなる施設で、この大会はプレオープンイベントの一環となった。温(ホット)アリーナはバスケットコートが2面取れる広さで、2階には900余りの観客席を持つ。天井が高く、白と木目を基調とした空間はとても明るい印象が残る。今大会ではメインコートを設置し、コートフロアにも観客席が設けられていた。
 20日(土)セミファイナルの2試合が行われた。第1試合はレギュラーシーズン2位の石川ブルースパークス(以下、石川と表記)と3位のアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(以下、アイシンAWと表記)の対戦。両チームのレギュラーシーズンの対戦成績は石川の1勝2敗だが、その1勝がセミファイナルのわずかに2週間前に行われた第20週での対戦だった。試合は終盤まで一進一退の攻防となるが、最終P中盤にに石川がアイシンAWのディフェンスを崩し連続得点で引き離すと、そこから点の取り合いとなる。最後まで石川の勢いは止まらず、14点差をつけて石川が勝利、初のファイナル進出を決めた。
 昨年はギリギリのところでプレーオフ進出を逃した石川。昨年のプレーオフが石川県で行われたこともあり、悔しい思いは強かった。「2週間前の対戦で勝利したことで、自信というかしっかりやれば勝てるんだということを選手たちが感じることができました。ファイナルは初ですが、ディフェンスから頑張っていい試合をしたいと思います」(石川・木下ヘッドコーチ)、「今シーズンは勝つことが一番で、個人のプレーは後回しにしてでもチームが勝つためにという思いでみんなやれたことで、去年よりもチームとしてレベルが上がったのではないかと思います。明日はシーズン最後の試合なのでいいゲームをしたいです」(石川#24高村キャプテン)。
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 昨シーズンは初のファイナル進出、2位となったアイシンAWだが、今シーズンはセミファイナルで敗れた。どのチームからも高く評価されているディフェンスがこの試合では十分に発揮できなかった。「2週間前の敗戦は、逆に雪辱を果たすという気持ちで臨めていたので影響はないと思っています。今日の負けた事実は変わらないので、明日のシーズン最後に試合に向けて気持ちを切り替えて、勝ち負けではなく自分たちが納得できる試合をしたいです」(アイシンAW・中嶋ヘッドコーチ)。
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 第2試合はレギュラーシーズンを全勝で終えた豊田通商ファイティングイーグルス(以下、豊田通商と表記)と、プレーオフ進出決定が最終戦までもつれ込んだ日立電線ブルドッグス(以下、日立電線と表記)の対戦となった。この2チームはオールジャパンでも対戦しており、今シーズンこれで5試合目となる。試合は第1P中盤に豊田通商が#1宮崎の連続得点で10点差をつけてリードするが、日立電線が追い上げ、2点差まで詰める。第2Pに入って日立電線が追いつくと、シーソーゲームに。豊田通商5点リードで後半に入ると、豊田通商がインサイドを支配し、徐々に点差をひろげていく。日立電線も最後まで粘りを見せるも点差は縮まらず、豊田通商が勝利し、2年連続のファイナル進出を果たした。
 勝利はしたものの、力を見せたとは言い難い試合となった豊田通商。試合後、渡邊ヘッドコーチは「いい薬になりました」と苦笑いだった。「ゾーンの攻め方がちょっと上手くいかなかったですね。今日は個人の能力で勝っただけで、チーム力で勝ったとは言えないです。明日はスカッと勝てるように頑張ります」(豊田通商・渡邊ヘッドコーチ)、「今日はオフェンスがダメでそれがディフェンスにも影響してしまいました。明日はきちんと修正して臨まないと厳しくなると思います。シーズン最後の試合なので、しっかりとしたゲームをやって勝ちます」(豊田通商#44阿部キャプテン)。
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 日立電線はシーズン終盤にかけてチームのまとまりが増してきた状態で迎えたプレーオフ。昨年の王者であり、今シーズンも負けなしの豊田通商に真っ向から挑んだ試合は持ち味は出しながらも敗戦となった。「インサイドを固めて、外から打たせるという形を前半は出来ていたのですが、後半に入ってリバウンドを取られるようになってしまったのは厳しかったです。昨年2連敗でしたから、今シーズンは勝って終わりたいです」(日立電線・野田ヘッドコーチ)、「負けたショックはありますが、そこまで悲観的にはなっていません。これまでの豊田通商戦の中ではベストゲームではないかと思います。明日は上手く気持ちを切り替えて臨みたいです」(日立電線#7中村キャプテン)。
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 21日(日)に行われた3位決定戦。試合序盤は日立電線が9点差をつけリードするが、そこから得点が止まるとアイシンAWに逆転される。第3Pに入ってアイシンAWが速い展開で流れをつかみ引き離すと、粘る日立電線を振り切って勝利し3位を決めた。
 シーズン終盤からアイシンAWらしくない試合が続いていたが、シーズン最終戦はチームの持ち味を出しての勝利となった。「ファイナルに進めなかったことはとても残念ですが、最後は勝てて良かったです。来シーズンに向けての課題はある程度はっきりしているので、来シーズンはもっと良くなると思っています」(アイシンAW・中嶋ヘッドコーチ)。バスケット人生初のキャプテンとして過ごしたシーズンを終えた#21鈴木。「もっとやれることはあったと思う」と反省を口にした。「キャプテンとしてもっと声を出していかないといけないなと毎試合思っていたのですが、結局最後まで十分にはできなかったです。来シーズンキャプテンを続けるかどうかは分かりませんが、どちらにしてももっと声を出してしゃべっていかないといけないと思っています」(アイシンAW#21鈴木キャプテン)。
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 昨年と同じ4位に終わった日立電線。「少しは成長できているかな」という野田ヘッドコーチ。ヘッドコーチとして臨んだ1年目、目標としているチーム状態にはまだ6割程度しか達していないと言う。「自分はリーグで一番若いヘッドコーチですから、ヘッドコーチのところが一番の弱点だとは絶対言われたくなかったです。オフには選手たちに課題を出して、選手たちにはファンダメンタルの大切さを十分に理解していってもらいたいです」(日立電線・野田ヘッドコーチ)昨年のプレーオフ終了後、「チームとしてのオフェンスができなかった」と悔しさを滲ました#15一戸。今シーズン、チームのシステムも変わり、一戸自身の役割も変わる中、手ごたえを感じたプレーオフとなった。「シーズン当初から野田ヘッドコーチの目指すバスケットをチームのスタイルとして作っていこうと言うことで練習から試合まで信念を持って臨むことができました。自分のプレーはもっとやれたのではという思いがあります。来シーズンはさらにチームが上に行けるように自分自身も役割を意識していきたいです」(日立電線#15一戸)。
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 2009-2010シーズンの最終戦は2年連続ファイナル進出となった豊田通商と初のファイナルとなる石川の対戦となった。点の取り合いで始まった試合は第1P終盤豊田通商が連続得点でリードを広げる。しかし第2Pに入って豊田通商の勢いが止まり、4点差で前半を折り返す。ここで修正してきた豊田通商は#11松藤を中心に流れをつかみ、リードを広げていく。石川も最後まで粘りを見せるが豊田通商の勢いは止まらず、23点の差をつけて豊田通商が勝利し、2年連続全勝優勝を果たした。
 勝ち続けることでチームが不安定になる時もありながらも最後まで勝ち抜いた豊田通商。「まずはホッとしています」という渡邊ヘッドコーチだが、来シーズンからは#11松藤がいなくなることもあり来シーズンへの不安はある。「どうしても気持ちの緩みが出てしまうところがあります。来シーズンは(MVPを受賞した#1)宮崎に名実ともにリーダーになっていったもらいたいですね」(豊田通商・渡邊ヘッドコーチ)。MVPの#1宮崎も来シーズンに向けて「これからはプレーだけでなく、もっとコミュニケーションを取って、チームをまとめていくことも考えていかないといけないと思います」と抱負を語った。最後の試合を終えた#11松藤はすっきりとした表情で「個人的には満足です」と言う。「最初(JBL・OSGから)ここにきて、自分としてはそれまでは許されないようなことがいっぱいありました。しかし仕事もしながら、そういう中でどういうチームを作り上げていくのかという楽しみがありますね。これからは指導者となりますが、まずは自分が楽しんでやりたいです」(豊田通商#11松藤)。JBL2での1年目は栃木ブレックスに途中加入し優勝、2年目の昨年は豊田通商に移籍し優勝、そして3年目の今年も優勝とリーグ通してただ一人3年連続優勝を経験している豊田通商#6辻内。豊田通商での2年目は重要な時間帯を任されることも多くなり「ようやく自分の役割がしっかりと分かってきました」と笑顔で語った。
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 準優勝に終わった石川だが、チームとしては最高位でのシーズン終了となる。「応援してくれてる人と選手の力でもらった賞」と木下ヘッドコーチ自身が語るコーチ・オブ・ザ・イヤーの受賞。今シーズンのチームの上昇は大きい。「インサイドに#15宮村くんが入ったことで他のポジションが生かせるようになりました。課題はたくさんありますが、まずは体力をしっかりとつけていきたいです」と木下ヘッドコーチは来シーズンへの抱負を語った。「まだまだダメですね。でもこれでまた新たな目標ができたので、そこにむけて頑張りたいです」と#24高村キャプテン。初のベスト5に選出された#6山田は「ルーキーが入ったことがすごい刺激になりました。来シーズンに向けてもっと自分のプレーの幅が広げられるように頑張りたいです」と、課題の3ポイントシュートにも取り組む意気込みを見せた。
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 これでJBL2の2009-2010シーズンが全て終了した。来シーズンはリンク栃木ブレックスの下部チームであるD-TEAMが加入し、奇数チームのため変則スケジュールとなる。連戦も増えるということで、これまで以上にチーム力が必要となってくるだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 プレーオフの結果
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末に第20週の8試合を行った。リンク栃木ブレックスは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝し、プレーオフ進出を決めた。パナソニックトライアンズも日立サンロッカーズに連勝しプレーオフ進出決定。敗れた日立サンロッカーズも、トヨタ自動車アルバルクがアイシンシーホースに連敗したことによりプレーオフ進出が決定した。東芝ブレイブサンダースとレラカムイ北海道の試合は東芝ブレイブサンダースが2連勝した。
 これでレギュラーシーズンを1週残してプレーオフ進出の4チームが全て決定した(1位のアイシンシーホース以外の順位決定は最終週となる)。これにより栃木で行われるセミファイナルはリンク栃木ブレックスのホームゲームとなることも決まった。チーム創設2年目にして初のプレーオフ進出のセミファイナルは盛り上がること必至だろう。
 3月26~28日に行われるレギュラーシーズン最終週は5位以下の4チームにとってはシーズン最終戦となる。現在5位のトヨタ自動車アルバルクと6位の東芝ブレイブサンダースは直接対決で順位が決定する。レラカムイ北海道と三菱電機ダイヤモンドドルフィンズはすでに7位と8位が決定しているが、シーズン最終戦をいい形で締めくくりたいところだろう。プレーオフに向けての最終順位を争う3チーム。リンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズは直接対決、パナソニックトライアンズは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆全日本クラブ選手権
 3連休に福島県福島市で行われた第36回全日本クラブバスケットボール選手権大会。男女各32チームが出場し、3日間で全62試合が行われた。
 男子は3年連続決勝進出のO55(東海1・三重県)が同じく東海のSWOOPS(東海2・岐阜県)に勝利し、初優勝を果たした。SWOOPSが準々決勝で横浜ギガスピリッツ(関東1・神奈川県)にわずかに3点差で勝利して勝ち上がってきたが、決勝戦では同じく3点差で敗れ準優勝に終わった。また昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなった準決勝、はじめまして(近畿2・大阪府)とO55の対戦はO55が勝利し雪辱を晴らす形となった。この他、ベスト4にはBUBBLES(近畿1・兵庫県)と三種体協琴丘(東北1・秋田県)が入った。
 女子はオールジャパンにも出場したBLUE☆STARS(関東1・埼玉県)が初優勝。準優勝はOMガス石油SS(九州1・沖縄県)、ベスト4には昨年の優勝チームをやぶり準決勝まで勝ち上がったKNC(北信越1・石川県)と、昨年準優勝のFreeクラブ(東海2・静岡県)が入った。
福島県バスケットボール協会 第36回全日本クラブ選手権大会

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.11

 JBL2のレギュラーシーズン最終戦でプレーオフのかかる1戦のレポートを中心に、JBL、クラブ選手権を紹介。

☆JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月13・14日に第21週の4試合を行った。これでレギュラーシーズンは終了し、残すは今週末に岐阜県下呂市で行われるプレーオフのみとなった。

 プレーオフ最終枠となる4位の決定は最終戦の直接対決までもつれた。黒田電気が11勝9敗、日立電線が10勝10敗で臨んだ最終戦は勝った方がプレーオフ進出を果たすこととなる(2チーム間の対戦成績から勝敗が並んだ場合、日立電線が黒田電気を上回る)。
 群馬県前橋市のぐんまアリーナ、翌日のJBLゲームに向けてメインアリーナに設営されたコートでのゲームとなった。試合開始から黒田電気が#77小野寺を中心に得点を重ねリードを奪う。日立電線も#39梅津の好調なシュートで追いつくと、そこから一進一退の攻防となり、黒田電気1点リードで第2Pへ。序盤、ディフェンスが乱れた黒田電気は第2P開始から3分足らずでタイムアウトを取る。日立電線もディフェンスはいいもののオフェンスが滞り、思うように得点が伸びない。どちらも相手を突き放すことができないまま、黒田電気2点リードで前半を折り返す。第3Pに入っても交互に点を取り合う展開が続く。しかし徐々に日立電線のディフェンスが効いてくると、黒田電気のオフェンスにミスが増えてくる。第3P残り3分半に日立電線#11高橋が3ポイントシュートを決め日立電線がリードすると、そこから流れは日立電線に。日立電線#14高村がインサイドを攻め、黒田電気のインサイド陣ファールトラブルになりさらに黒田電気のリズムが崩れる。日立電線7点リードで迎えた最終P、開始早々日立電線#11高橋の3ポイントシュートが決まり勢いづく日立電線。対する黒田電気はオフェンスに焦りが出て、残り6分にはターンオーバーからアンスポーツマンライクファールを取られる。ここから日立電線は#1宮城の連続3ポイントシュートなどで黒田電気を突き放していく。残り3分半を切って点差が20点に乗ると、黒田電気はオフェンスを組み立てられず、ターンオーバーを繰り返す。残り1分半を切って黒田電気#15綿貫の連続3ポイントシュートで追い上げを見せるも、日立電線は焦らず対応。好ディフェンスから勢いのあるオフェンスにつなげた日立電線が黒田電気に勝利し、プレーオフ進出を決めた。
 昨年と同様最終戦での勝利でプレーオフを決めた日立電線。今シーズンから指揮を執る野田HC。今シーズンのチームの伸びに「自分が一番変わったのかもしれない」と笑顔で言う。
「ディフェンスとリバウンドとミスを我慢することがポイントでした。前半はディフェンスができて、あの点差で行けました。後半はリバウンドで流れを作ることができて、選手みんなが頑張ってくれて勝つことができました。今シーズンはずっと練習をやってきた中で、自分は無駄な練習は一つもなかったと思っています。その結果としてシーズン当初から自分がやりたいと思っていたバスケットをここにきて選手全員が理解してくれるようになりました。豊田通商とは5回目の対戦となりますが、最後まであきらめず勝利の可能性を探りたいと思います」(日立電線・野田HC)
 後半、積極的にインサイドに攻め込み流れを引き寄せた#14高村はチームの状況に手ごたえを感じている様子が伺える。また、能代工業高の先輩である黒田電気#13富田に一歩も引かないプレーを見せた#1宮城は笑顔で「疲れました」と一言。今シーズンからキャプテンとなった#7中村は「良かったです」と安堵の表情を見せた。
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 あと一歩が届かなかった黒田電気。新人が加入しオフェンス力がアップ、初めてプレーオフを最後まで争うこととなったが、オフェンス主体のチームだけにディフェンスのいいチームに対しての課題が浮き彫りとなった。
「日立電線のようなディフェンスを頑張るチームに対してうちのバスケットができませんでした。今シーズンは日立電線に一つでも勝ててたら結果は違っていたのですが。同じ関東のチームとしてこれからも切磋琢磨していきたいですね。プレーオフをかけた試合を経験できたことは大きいと思います。現状として来シーズンは新人が入らないので、今のメンバーでより上に行けるようにしていきたいです」(黒田電気・藤本HC)
「球際の強さが相手の方が上手だったというのはあると思います。こちらは経験が少ない分、勝負所で差が出たと思います。しかし初めてこのステージ(プレーオフを最終戦まで争う)まで来たことは大きいです。来シーズンは良かったところは引き継いで、悪かったところは修正していきたいです」(黒田電気チームキャプテン#14堀)
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 この他、レギュラーシーズン1位vs2位の対戦となった豊田通商と石川の対戦は豊田通商が快勝。3位のアイシンAWと敗れれば7位が決定する豊田合成との対戦は、豊田合成が途中追い上げを見せるもアイシンAWが逃げ切った。6位が決まったレノヴァはホームでビッグブルーと対戦。最後まで粘るビッグブルーに終盤逆転されるも、終了間際にレノヴァの決勝点が決まり、わずかに1点差でレノヴァが勝利した。
 これでレギュラーシーズンが終了した。今シーズンから3回戦制となり、これまでより各チーム7試合分が増えた。シーズン中のコンディションやモチベーションの維持など厳しいところもあるが、そこをクリアし、さらにシーズンを通してチームとして上昇することのできた4チームがプレーオフを勝ち取ったと言えるだろう。
 プレーオフは岐阜県下呂市に新しくできた下呂交流会館アクティブの温(ホット)アリーナで開催される。一般入場はわずかに200と少なく、すでに整理券は全て配布されている。1日目(20日)に行われるセミファイナルはレギュラーシーズン2位vs3位と1位vs4位の組み合わせで行われる。
 2位の石川と3位のアイシンAWのレギュラーシーズンでの対戦成績はアイシンAWの2勝1敗となっているが、プレーオフのわずかに2週間前に行われた最終戦(第3戦)では石川が勝利している。これがどう影響するか。アイシンAWは#1藤村の怪我からの復帰が鍵か。またリバウンド争いも大きなポイントとなりそう。第3戦では石川が強みを見せ、リバウンドからの展開を得意とするアイシンAWの勢いを止めている。さらに両チームともに得点源の選手に波があり、この試合に上手くコンディションを合わせ、波に乗った方が優勢となるだろう。
 1位の豊田通商と4位の日立電線の対戦は今シーズン5回目となる。オールジャパン2回戦で対戦している両チーム。その際日立電線の野田HCは「これはうちにとってチャンスだと思っている」と語っている。「日立電線はどこよりもうちに対して気持ちを出してくるチーム」と豊田通商の渡邊HCも評価している。日立電線のプレーオフがかかるレギュラーシーズン終盤戦でのチーム力の伸びは大きい。豊田通商の強さはレギュラーシーズン21戦全勝という結果を見ても明らかだが、それぞれの試合ごとに見れば決して楽に勝っている印象はない。一発勝負のプレーオフに向けてしっかりと気持ちを切り替えてくればやはり強さは他を圧倒するものとなる可能性もある。昨年のMVPである#11松藤が今シーズン限りでチームを離れることが決まっており、有終の美を飾りたいところだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第21週の結果(プレーオフの予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

JBL2 プレーオフ2009-2010
日時:2010年3月20日(土)、21日(日)
会場:下呂交流会館アクティブ 温アリーナ(岐阜県下呂市)
日程:
3月20日(土)セミファイナル
12:30 石川ブルースパークス(2位) vs アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城(3位)
15:00 豊田通商ファイティングイーグルス(1位) vs 日立電線ブルドッグス(4位)
3月21日(日)
12:30 3位決定戦
15:00 ファイナル

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第19週の8試合を行った。第17週の2戦目から連敗が続いているアイシンシーホースはこの第19週でも東芝ブレイブサンダースとの2連戦を落とし、これで5連敗となった。追うリンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズはそれぞれパナソニックトライアンズと三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに1勝1敗と星を分け、トヨタ自動車アルバルクもレラカムイ北海道と星を分けたことで、残り2週となってもアイシンシーホース以外はプレーオフが確定しないという混戦状況となっている。
 第20週では現在2位のリンク栃木ブレックスと3位の日立サンロッカーズ、さらには4位のパナソニックトライアンズと5位のトヨタ自動車アルバルクのどちらかと、一気に残り3チーム全てのプレーオフ進出チームが決まる可能性もある。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆全日本クラブ選手権
 クラブチーム単独では唯一の全国大会である全日本クラブバスケットボール選手権大会が3月20~22日の3日間、福島県福島市で開催される。日本各地から男女各32チームが集結し、クラブチーム日本一を目指す。クラブチームという位置づけが『地域活動』であることも踏まえ、この大会の目的には「楽しむ」「交流する」などが含まれている。
 日程は1日目に男女1回戦の32試合が行われ、2日目に2回戦と準々決勝、最終日の3日目には準決勝と決勝となっている。決勝まで進めば3日間で5試合、2日目と3日目の2日連続でダブルヘッダーというハードスケジュール。技術のみではくチームとしての体力が必要となる。
第36回 全日本クラブバスケットボール選手権大会
日時:2010年3月20日(土)~22日(月・休)
会場:県営あづま総合体育館(20~22日)、福島市国体記念体育館(20日、21日)、福島市西部体育館(20日女子のみ)
日本クラブバスケットボール連盟公式サイト

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.9

 JBL2で4位を争う日立電線のゲームレポートを中心に、JBLの状況やトピックス(WJBL、実業団)を紹介します。

☆JBL2
 いよいよレギュラーシーズンも残り少なくなってきたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。先週末は第19週の4試合が行われ、これで残りは2週(各チーム2戦ずつ)となった。
 豊田通商アイシンAWの(第18週終了時の時点で)1位、2位の対戦は終盤までもつれる接戦となったが、豊田通商が勝利。第18週で黒田電気に敗れ3位になった石川はホームで豊田合成と対戦し勝利、2位に浮上した。
 プレーオフの残り1枠を争っている黒田電気(現在4位)と日立電線(現在5位)はそれぞれレノヴァとビッグブルーと対戦し勝利した。これにより4位の決定は第20週以降に持ち越された。
 第19週で先にゲームを行った黒田電気はアウェーでレノヴァと対戦した。前週からの好調さを維持し、後半でレノヴァを突き放して勝利した。
 その翌日、日立電線はこちらもアウェーでビッグブルーと対戦した。ビッグブルーはすでに8位が決定しているとはいえ、第1回戦での対戦の際、同じ会場で敗れている相手でもあり、さらに日立電線自体連敗が続いていることもあり、しっかりとした立て直しが必要だった。第1Pは点をとしあう展開となり、日立電線がわずかに1点リードで終える。逆に第2Pに入って両チームともにミスが多くなる中、ビッグブルーが#7深尾のコントロールから得点につなげリードする。しかし、ここまでファールが多くなったビッグブルーに対し、日立電線は第2P終盤連続して得たフリースローをきっちりと決め逆転、日立電線の4点リードで前半を折り返す。後半に入って日立電線は#34尾崎が積極的に攻め、ファールの多いビッグブルーのディフェンスを崩すと、一気に引き離し18点のリードとなり最終Pへ。最後までガード陣を中心に粘りを見せるビッグブルーに付け入る隙をみせず、日立電線が勝利した。この日試合途中で負傷しベンチに下がったキャプテンの#7中村だったが、試合後は「自分は捻挫がすぐ治る方なので大丈夫です」と笑顔で答えた。中村の負傷もありプレータイムが長くなった#1宮城も「久しぶりにこんなに出ました。なんとかできましたね。残りの試合も頑張ります」と笑顔だった。第18週の豊田通商戦で終盤、積極的に攻め込む姿が多く見られた#34尾崎はこの日も相手を突き放すビッグチャンスで速攻からのバスケットカウントを決めるなどの活躍を見せた。
「先週の豊田通商戦は開き直ったところもあったのですが思い切って攻めたらいけたので、そのイメージを今日も忘れないようにやりました。最近は練習でしっかりと走ることを意識して追いこんだものになっているので、今日もバテることなく最後までやれましたね。今の状況はプレッシャーもなくはないのですが、みんなでいかに楽しんでやれるかという話もしています。楽しんでやれて、それで勝てれば最高なので。もう残りを全て勝つしかないので、そういう意味では気持ち的にはすっきりしています」(#34尾崎)
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 1勝18敗となったビッグブルー。今シーズン唯一の勝利が日立電線からだったが、プレーオフがかかる日立電線のモチベーションの高さも影響し、大きく引き離されて終わった。しかし今シーズンは引き離されても大きく崩れないところが見えてきている。今シーズンからチームに入った新人の#3坂上は初めてのJBL2シーズンをあと2試合で終えることとなる。
「昨シーズンは全敗だったということで、少しでもいい影響が与えられるような貢献をしたいという思いで入ってきたのですが、負けが込んでくるとどうしてもモチベーションが下がってしまうところはありました。練習量が少ないのでシュート確率も良くない分、もっと頭を使った展開をしていかないといけないのですがそれが分かっていてもなかなかできない状況です。今シーズンは接戦も多く、あと一歩のところで壁があると言うか、足りないところがあるんですよね。そこが越えられたらもっと勝てるチームになると思うんです。会社のみなさんも応援してくれていますし、もっとしっかりとやらないといけないと思っています。来シーズンに向けてはまずオフにもっと身体を絞って、いい形でシーズンインできるようにしたいですね」(#3坂上)
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 第20週は2位の石川と3位のアイシンAWの対戦が行われる。ここで石川が勝利した場合、星の差が2となり石川のレギュラーシーズン2位が決定する。アイシンAWが勝利した場合、2-3位の順位決定はレギュラーシーズン最終戦(第21週)に持ち越されることとなる。
 また、第20週でプレーオフ圏内である4位が決まるとすれば、黒田電気が勝利し、日立電線が敗れた場合のみとなる。この場合、勝ち星が黒田電気が11勝9敗、日立電線が9勝11敗となり、最終戦となる第21週の直接対決で黒田電気が敗れたとしても黒田電気の勝ち星が上回るため、第20週で黒田電気の4位が決まる。日立電線が勝利し、黒田電気が敗れた場合は勝ち星が並ぶだけなので、4位の決定は最終戦に持ち越される。同様に2チームともに勝利、もしくはともに敗戦の場合も黒田電気が1勝多い状態で最終戦での決定となる(勝ち星が並んだ場合、直接対決ですでに2勝している日立電線の方が上になる)。
 絶対に負けられない日立電線はホームでレノヴァを迎える。また、黒田電気は同じくホームで同じ東京のチームであるビッグブルーと対戦することとなる。この2チームの試合は茨城県と東京都で行われるが、黒田電気の方が開始が早く、日立電線の試合開始直後には黒田電気戦の勝敗が決まっていることとなる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第19週の結果(第20週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末第17週の8試合を行った。
 1位のアイシンシーホースと2位のリンク栃木ブレックスの直接対決は秋田県秋田市で行われた。2試合ともに接戦となったが、1試合目はアイシンシーホースが勝利。2試合目はリンク栃木ブレックスが#0田臥の決勝シュートが終了のブザーと同時に決まる劇的な幕切れで勝利した。3位の日立サンロッカーズはアウェーでレラカムイ北海道と対戦、1試合目をわずかに1点差で辛くも勝利すると、2戦目も6点差を接戦で勝利し2連勝。4位のトヨタ自動車アルバルクも三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝した。5位のパナソニックトライアンズと6位の東芝ブレイブサンダースの対戦はパナソニックトライアンズが連勝した。
 第17週の結果での順位の変動はないが、5位と6位の差は広がり、現在5連敗中の東芝ブレイブサンダースはプレーオフ出場にむけて苦しい状況となってきた。また、現在28勝6敗と首位を独走しているアイシンシーホースは早ければ今週末の結果でレギュラーシーズン1位が決定する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆トピックス
WJBL
 昨シーズンの覇者のJOMOと初のファイナル進出となったトヨタ自動車との対戦で行われたWJBLファイナルは、JOMOが3連勝で優勝、2連覇を果たした。
WJBL official site
 過去にオールジャパン優勝も果たし、今シーズンもセミファイナルに進出した日本航空が来シーズン終了を以ってのチーム廃部を発表した。
JAL RABBITS 日本航空女子バスケットボール部 公式サイト

実業団
 先週最終日を迎えた埼玉県実業団リーグ戦。全日本実業団選手権の翌週から参戦した曙ブレーキ工業は全日本実業団選手権での怪我でPG#4藤原を欠くものの全勝で優勝。関東実業団選手権でベスト16に入った大陽ステンレススプリングが曙ブレーキとの1敗のみで2位となった。
 第34回東海北陸実業団バスケットボール選手権大会は3月20・21日に富山県西部体育センターで開催される。出場チームは東海ブロックから全日本実業団選手権に出場したAPEX、東邦ガス、イカイマリンズや北陸ブロックから全日本実業団選手権に出場した北陸電力石川など。
石川県バスケットボール協会 実業団連盟のサイトに詳細が発表されています。

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.8

 JBL2プレーオフに向けて残り1枠の争いのレポートを中心に、JBLやトピックなどを掲載。

☆JBL2
 第18週を迎えたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。すでにプレーオフ進出の3チームは決定し、残りの1枠を日立電線と黒田電気が争っている。
 この第18週ではその2チーム間の順位に動きが出た。まず、20日(土)に行われた日立電線vs豊田通商戦。ここまで全勝、すでにレギュラーシーズン1位を決めている豊田通商を相手に、日立電線はスタートから勢いのある様子を見せるが、力の差が出て中盤からは豊田通商ペースとなる。最後まで戦う姿勢は見せたものの、追い上げることはできず、29点差で敗れた。「この試合に関してはある程度計算の範囲内」と野田HC、中村キャプテンともに言う。また、後半戦から復帰した#5姿は「チームが若い選手が多くて、接戦になると経験値がすくない状態なので、その辺は修正しなくてはいけないと思っています」と今のチーム状況を冷静に見ている。若い選手が主体のこのチームにとって貴重なファイナル(旧日本リーグ時代)経験者でもある。「自分の経験を上手く活かしていきたいです。今はもうやるしかないので、残り3試合でプレーオフ出場を目指します」と力強く語った。
「豊田通商とはオールジャパンでも対戦し、他のチームより多く試合ができています。プレーオフに向けていい経験ができたと思っています。(プレーオフに出場した場合4位となり、セミファイナルは1位の豊田通商との対戦となる)これで4連敗となりましたが、選手は頑張っています。だから後はヘッドコーチである自分の責任だと思っています。とにかく残りを勝たなければプレーオフはないので確実に勝っていかなといけないです」(野田HC)
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 翌日行われた4位黒田電気のゲーム。これまでの2戦を接戦の末敗れている石川との対戦だった。「チャンスだとは思っています」と試合前黒田電気・藤本HCはこの試合にかける思いを語った。その思いがそのままに序盤から勢いで押す黒田電気だったが、石川も力のあるところを見せ、前半は石川の7点リードで折り返す。しかし後半に入ってゾーンとマンツーを駆使してのディフェンスに変え石川のリズムを崩すと、オフェンスでは#13富田と#6清水のツーガードが機能し速い展開で得点につなげ逆転。最後まで勢いに乗った黒田電気が第15週のアイシンAW戦に続き、石川を破ってのアップセットで4位に浮上した。勝利の立役者の一人である#13富田は序盤、自分自身では攻めることなく、コントロールに徹していた。試合後は終始笑顔だった。
「シーズン当初は自分で何でもやりたい感じだったのですが、今はまずはまわりを生かしていくことを考えてやっています。うちは能力のある選手が揃っているので、その方がいいと思うようになりました。あとは積極的に声を出して、自分の意見を言うようにしています。今はそれらがうまくいってきていると思います。日立電線には能代工業高の後輩が2人(#1宮城、#39梅津)がいるので負けられません」(#13富田)
「チーム全体で調子が上がっています。これで勝ち星は日立電線に上回れましたが、うちは直接対決で負けているので全く油断はできません。この後も気の抜けない試合が続きますが、最後の日立電線戦まですべてしっかりと勝って、今年こそプレーオフに進みたいです」(藤本HC)
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 この他、アイシンAWはレノヴァに勝利し、石川が敗れたことで2位に浮上。ビッグブルーに勝利した豊田合成はレノヴァと勝ち星が並んだ。
 残り3週となったが、4位を争う2チームは残り2試合を同じレノヴァ、ビッグブルーとの対戦となる。そして、レギュラーシーズン最終戦となる第21週にぐんまアリーナで黒田電気と日立電線の直接対決となる。もし残り2試合で日立電線が1勝以上のリードとなった場合、最終戦を待たず日立電線の4位が決定する。また、黒田電気が2勝以上のリードとなった場合、黒田電気の4位が決定となる。黒田電気が1勝上回った状態、もしくは勝ち星が並んだ場合、最終戦で勝利した方が4位となる。(直接対決で日立電線が現在2勝。そのため黒田電気が最終的に日立電線を上回るためには勝ち星が1以上上回らなくてはならない。勝ち星が並んだ場合、日立電線が4位となる。)
 今週末の第19週では日立電線が1回戦で敗れたビッグブルーとの対戦となる。2回戦ではしっかりと勝利できているが、今回はビッグブルーのホームコートであることもあり厳しい試合が予想される。また、黒田電気もアウェーでのレノヴァ戦となる。これまで下位には取りこぼしのなかった黒田電気だが、最後まで集中を続けることができるかがポイントとなるか。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:第18週の結果(第19週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第16週まで終了。1位のアイシンシーホースはパナソニックトライアンズに連勝。2位のリンク栃木ブレックスも東芝ブレイブサンダースに連勝し追っている。また、プレーオフ圏内を争う混戦の中、日立サンロッカーズがトヨタ自動車アルバルクに連勝し3位に浮上した。下位の7位レラカムイ北海道と8位三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの対戦は、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズが今シーズン初の連勝となり、2チームの差が4勝に縮んだ。
 第17週は1位アイシンシーホースと2位リンク栃木ブレックスの対戦が秋田県秋田市で行われる。その他、3位に浮上した日立サンロッカーズがレラカムイ北海道と対戦。初の連勝で勢いに乗りたい三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは本日(26日)から代々木第2体育館で豊田自動車アルバルクと対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆トピックス
日本代表HC内定
 今シーズン、ヘッドコーチ(代行含め)3回変わった男子日本代表。来シーズン以降のヘッドコーチは公募も含め選考された。この度日本バスケットボール協会は、現在リンク栃木ブレックスのヘッドコーチであるトーマス・ウィスマン氏が内定したと発表した。まだ契約内容が正式に決まっていないこともあり、今後の方針や予定などは発表されていない。
日本バスケットボール協会

全日本クラブ選手権
 3月20~22日に福島県福島市で行われる第36回全日本クラブバスケットボール選手権大会の組み合わせが発表となった。先週末行われた関東予選では横浜ギガスピリッツが優勝、2位にALSOK GUNMA CLUBとなった。東海は1位にO55、2位にSWOOPS、近畿は1位にBUBBLES、2位にはじめまして、北信越は1位にGROUSES.NET、2位にHEDGE HOGとなり、上位チームの力が拮抗していることが伺える。
 決勝戦まで進めば3日で5試合(2日目、3日目はダブルヘッダー)と厳しい試合日程の中、チーム力が問われる大会となる。
大会概要 男子組み合わせ 女子組み合わせ

実業団
 関東のトップは現在オフシーズンに入っているが、東京都では下位リーグを中心に東京都実業団冬季大会が行われている。また、神奈川県は県実業団リーグ戦を開催中。埼玉県では今週末まで県実業団リーグ戦が行われる。3月には東海北陸実業団選手権大会も行われ、全日本実業団選手権終了後もオフにならない地区のチームも多い。
 来年度のスケジュールは関東ではすでに発表となっている。関東実業団リーグ戦は4月10日からスタートするが、1部は6月からとなる。また、来年度の全日本実業団競技大会はこれまでの船橋アリーナではなく平塚市ひらつかアリーナが予定されている。

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.7

 佳境に入ったJBL2を中心に、JBL、WJBLの状況と、現在開催中の東京都実業団冬季大会を紹介。

☆JBL2
 第17週まで終了したJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。現在、豊田通商が17戦全勝でトップを独走している。追っているのが昨年惜しいところでプレーオフを逃した石川。今シーズンは接戦に強く、現在13勝4敗と取りこぼしのない成績で2位となっている。ただし、1位の豊田通商とプレーオフ1回戦で対戦するだろうアイシンAW(石川とアイシンAWが2位か3位のどちらかに入ることがすでに決定している)には現在1勝もできていない。3位のアイシンAWは今シーズン下位のチームに取りこぼしが多く、現在12勝5敗。すでに2位か3位という最終順位が確定しており、残りの4試合はプレーオフに向けての調整的な部分も多くなりそうだが、選手のモチベーションの維持も重要となる。
 そして昨年同様最後まで争うことになりそうなのがプレーオフ最後の1枠である4位。現在日立電線黒田電気が8勝9敗で星は並んでいるが、すでに行われた2戦の直接対決をどちらも日立電線がとっており、日立電線がやや有利と思われる(対戦は3戦であり、すでに2勝の日立電線が直接対決最終戦の結果にかかわらず上位となる)。これまでの17戦をみると直接対決で上回る日立電線だが、下位の取りこぼしは日立電線の方が多い。逆に黒田電気は先週末の試合で3位のアイシンAWに勝利し、下位の取りこぼしもない状態。この2チームの残り4試合は今週末のvs豊田通商(日立電線)とvs石川(黒田電気)のみが違うだけで、残りはビッグブルー、レノヴァ、そしてお互いの直接対決が最終戦となっている。現在5勝12敗で6位のレノヴァは残り4試合すべて勝利して9勝12敗となるが、日立電線と黒田電気のどちらかが直接対決以外を全て負けて最終戦のみで勝った場合同じ9勝12敗となる。レノヴァは日立電線にも黒田電気にもすでに2敗しており、勝ち星が並んだのでは順位は上回ることができない。
 昨シーズンはプレーオフに進出した豊田合成だが、今シーズンはスタッフが変わり、怪我人も多く、思ったようなゲームができていない。第16週では日立電線に2点差で勝利したものの、第17週でレノヴァに2点差で敗れると不安定な状態が続いている。8位のビッグブルーは今シーズン第5戦で勝利を挙げ、さらにシーズン中盤からは外国人選手も加入し、競った試合も増えてきているがなかなか勝ち星につながらない。
 レギュラーシーズン残り4試合、各チームがどのように臨むのかが注目される。プレーオフは3月20・21日に岐阜県下呂市で行われる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第17週の結果(第18週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010


☆東京都実業団冬季大会

 東京都実業団バスケットボール連盟は現在冬季大会を開催している。これは参加を希望するチームを強化リーグと活性化リーグに分け、さらにそれぞれを4~5チームのブロックに分けての総当たり戦で行われる。東京都の実業団は全国大会に出るチーム以外は早ければ9月、遅くとも11月にはシーズンが終了し、関東実業団リーグ戦が始まる4月までの間隔が空くこと、リーグ戦が年度早々から行われることもあり、リーグの活性化を目的に始められた。強化リーグは2部および3部が中心、活性化リーグは4部以下のチームとなっており、今大会は強化リーグ17チーム(4ブロック)、活性化リーグ29チーム(7ブロック)の全46チームが参加している。2部のチームではNTT東日本東京、NTTデータが参加しているが、そこに来シーズンから2部に昇格する大塚商会も入っている。大会は3月14日まで行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟


☆JBL

 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末で第15週を終了、現在アイシンシーホースが25勝5敗と2位以下を大きく引き離しての首位を独走している。
 先週末もアイシンシーホースは2戦2勝。敗れた三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは現在3勝27敗と黒星が大きくなっている。チケットが前売りで完売した2位のリンク栃木ブレックスvs3位のトヨタ自動車アルバルク戦は1勝1敗と星を分け、順位に変動はない。パナソニックトライアンズがレラカムイ北海道に2連勝し4位。追う日立サンロッカーズは東芝ブレイブサンダースと1勝1敗と星を分けた。2位のリンク栃木ブレックスから6位の東芝ブレイブサンダースまでの勝ち星の差はわずかに3勝と順位争いも白熱している。
 残り6週(12戦)となった。プレーオフ争いは最後までもつれそうだ。
JBL-日本バスケットボールリーグ


☆WJBL

 WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)はレギュラーシーズンを終え、先週末にプレーオフセミファイナルと入替戦を行った。
 セミファイナルはトヨタが日本航空に2連勝しチーム初のファイナル進出を決めた。そして第3戦までもつれたJOMOと富士通の対戦は第3戦をJOMOがわずかに4点差で勝利し、ファイナル進出となった。
 Wリーグ8位の三菱電機とW1リーグ1位の日立ハイテクの対戦となった入替戦も第3戦までもつれる展開となった。第1戦が9点差で日立ハイテク、第2戦が4点差で三菱電機とほぼ互角の戦いとなったが、最終戦の第3戦も最後まで白熱した激戦となった。わずかに2点差で日立ハイテクが勝利し、2年ぶりのWリーグ復帰を決めた。
 Wリーグファイナルは2月25日の松本市総合体育館を皮切りに27日(ぐんまアリーナ)、28日(代々木第2体育館)と続く。※5戦3勝方式のため、第4戦(3月2日代々木第2体育館)と第5戦(3月4日代々木第2体育館)は結果により行われない場合もあり。
WJBL official site

編集・作成 渡辺美香

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