関東実業団選手権2008

関東実業団選手権 最終日の結果

 11月23日(日)、代々木第2体育館で関東実業団バスケットボール選手権(兼高松宮記念杯第41回全日本実業団バスケットボール選手権大会関東予選)の最終日の試合が行われた。

 昨年の優勝チームである横河電機に3年ぶりの決勝進出となった古豪・日本無線が挑んだ男子決勝は、横河電機が粘る日本無線を抑え2年連続2回目の優勝を決めた。3位には新生紙パルプ商事の追い上げを凌ぎわずかに1点差で勝利した葵企業が入った。

男子
<試合結果>
決勝
日本無線 76 ( 17-17  17-23  22-24  20-22 ) 86 横河電機
3位決定戦
新生紙パルプ商事 67 ( 14-19  9-14  18-18  26-17 ) 68 葵企業

<最終順位>
優勝:横河電機(2年連続2回目)
2位:日本無線
3位:葵企業
4位:新生紙パルプ商事
5位:三井住友銀行
6位:曙ブレーキ工業
7位:富士通
8位:三井住友海上
9位:東京電力
10位:東京日産

<個人賞>
最優秀選手賞(MVP)
笹 義仁(横河電機#5・初)
優秀選手賞(ベスト5)
高木 賢伸(横河電機#17・2年ぶり2回目)
田ヶ谷 治(横河電機#20・3年連続3回目)
鈴木 伸之(日本無線#6・2年ぶり3回目)
福田 大祐(日本無線#13・初)
永田 晃司(葵企業#15・初)

女子
<試合結果>
決勝
三井住友銀行 69 ( 23-20  11-13  18-19  17-15 ) 67 丸紅
3位決定戦
TOTO 77 ( 23-14  18-12  17-21  19-15 ) 62 クラヤ三星堂

<最終順位>
優勝:三井住友銀行(2年連続3回目)
2位:丸紅
3位:TOTO
4位:クラヤ三星堂
5位:特別区
6位:東芝府中
7位:伊藤忠商事

<個人賞>
最優秀選手賞(MVP)
鈴木 直美(三井住友銀行#13・2年連続2回目)
優秀選手賞(ベスト5)
深見 沙代(三井住友銀行#17・初)
陳 美智(三井住友銀行#18・2年連続2回目)
宮本 早紀(丸紅#6・2年連続2回目)
出水 絵里(丸紅#11・初)
中尾 宰子(TOTO#19・初)

※男子10位まで、女子7位までが高松宮記念杯第41回全日本実業団バスケットボール選手権大会に関東実業団バスケットボール連盟より推薦されます。

関東実業団選手権 準決勝&順位決定戦2回戦の結果

 10月25日から行われている関東実業団バスケットボール選手権。11月22日(土)は平塚市運動公園体育館で男女準決勝と順位決定戦を行った。

 男子の準決勝では第1シードの新生紙パルプ商事が第4シードの日本無線に敗れ、3年連続の決勝進出はならなかった。勝った日本無線は3年ぶりの決勝進出となる。第2シードの横河電機は葵企業に勝利し、3年連続決勝進出。明日の決勝は日本無線vs横河電機。日本無線が勝てば4年ぶり6回目、横河電機が勝てば2年連続2回目の優勝となる。

<11月22日(土)の試合結果>
準決勝
新生紙パルプ商事 59 ( 16-14  14-17  17-16  12-26 ) 73 日本無線
葵企業 73 ( 16-25  18-14  24-29  15-29 ) 97 横河電機

順位決定戦
東京電力 86 ( 16-24  23-12  22-15  25-13 ) 64 プレス工業
東京日産 112 ( 27-6  35-24  23-18  27-18 ) 66 大塚商会東京
※勝った東京電力と東京日産が2月に兵庫県神戸市で行われる全日本実業団バスケットボール選手権に関東9位、10位として出場。

<最終日の予定>
11月23日(日) 会場:代々木第2体育館 ※有料
9:30  女子7位決定戦 東芝柳町 vs 伊藤忠商事
11:00 女子3位決定戦 TOTO vs クラヤ三星堂

12:30 男子3位決定戦 新生紙パルプ商事 vs 葵企業
14:00 女子決勝 三井住友銀行 vs 丸紅
15:30 男子決勝 日本無線 vs 横河電機

関東実業団選手権 準々決勝&順位決定戦1回戦の結果

 全日本実業団バスケットボール選手権の予選大会となっている関東実業団バスケットボール選手権の準々決勝と順位決定戦1回戦が埼玉県のさいたま市記念体育館で行われた。

 男子のベスト4は順当に第4シードまでが進んだ。準決勝と順位決定戦2回戦(決勝)は11月22日(土)に神奈川県の平塚市総合体育館で行われる。

<試合結果>
準々決勝
新生紙パルプ商事 75 ( 17-8  21-22  18-7  19-20 ) 57 三井住友海上
三井住友銀行 65 ( 24-26  11-13  11-20  19-15 ) 74 日本無線
葵企業 92 ( 22-16  21-11  21-20  28-12 ) 59 富士通
曙ブレーキ工業 61 ( 6-30  15-18  12-15  28-19 ) 82 横河電機
順位決定戦1回戦
大陽ステンレススプリング 74 ( 19-14  17-24  20-21  18-31 ) 90 東京電力
警視庁 65 ( 18-17  10-24  17-26  20-25 ) 92 プレス工業
クラヤ三星堂 66 ( 11-19  18-16  30-28  7-20 ) 83 東京日産
大塚商会東京 78 ( 15-15  15-19  34-6  14-31 ) 71 NTTデータ

<今後の試合予定>
11月22日(土) 会場:平塚市総合体育館Aコート
順位決定戦2回戦(決勝)
10:00 東京電力 vs プレス工業
11:30 東京日産 vs 大塚商会東京
準決勝
13:00 新生紙パルプ商事 vs 日本無線
14:30 葵企業 vs 横河電機

11月23日(日) 会場:代々木第2体育館
9:30  女子7位決定戦
11:00 女子3位決定戦
12:30 男子3位決定戦
14:00 女子決勝
15:30 男子決勝

スポーツのミカタ ウィークリー vol.7

目次
★オールジャパン予選
★全実への道・6
★JBL2
★Xリーグ

☆オールジャパン予選
 現在各地で行われているオールジャパン予選。先週末の11月8・9日は東北、北信越、九州の3地区でブロック予選が行われた。先に行われた近畿、中国とあわせ9ブロック中5ブロックの地区代表が決定したこととなる。
 東北ブロックは昨年東北代表としてオールジャパンに出場した三種体協琴丘を準決勝で破った明成高がオールジャパン出場権を獲得、さらに決勝でJR東日本秋田を接戦の末破り、東北総合優勝している。北信越は昨年度も代表となった新潟教員が優勝し、2年連続オールジャパン出場を決めた。九州では鹿屋体育大が決勝で福岡第一高を破り、インカレ前にオールジャパン出場を決めた。
 今週末は北海道(14~16日、江別市)、東海(15・16日、三重県四日市市)、四国(16日、香川県)のブロック予選が行われる。北海道はここ数年実業団のチームが代表として出場している。今年も2年連続でオールジャパン出場を果たしている札幌市役所、過去に連続出場もしている宮田自動車を中心に展開か。10月に行われた北海道実業団選手権では札幌市役所が決勝で宮田自動車を破り、全日本実業団選手権の出場権を獲得している。東海は各県から2チーム出場する。昨年度の代表である三重県のクラブチームのO55、静岡県1位で東海学生リーグ戦を全勝で優勝した浜松大が候補と思われるが、同じブロックのため順当に行けば準決勝で対戦することとなる。四国は昨年度代表となった東レ愛媛が愛媛県予選で敗れ、愛媛県からは愛媛教員クラブが出場する。数年前まで連続出場を果たしていた四国電力も徐々に調子を戻しており、期待できそうだ。
 今週末の3ブロックを終えると残るは関東だけとなる。その関東ブロックは11月10日に東京都総合の決勝が行われ、すべての代表チームが出そろった。今週中には組み合わせも決定する。昨年度関東ブロック代表となった順天堂大は千葉県予選決勝で千葉ピアスアローバジャーズに敗れた。千葉ピアスアローバジャーズは今年度から千葉県実業団連盟所属となっているが、実業団の大会には出場せず、オールジャパン出場に絞ってきている。神奈川県からは2年前にオールジャパン出場を果たしている横浜ギガスピリッツが関東総合に進んだ。
 10日の東京都総合決勝は拓殖大と葛飾バックボーンが対戦。序盤は拓殖大が速い展開から3ポイントシュートを好調に決め、一度は10点以上リードする。しかし後半に入って葛飾バックボーンが篠原を入れると、リバウンドを確実にし、シュートブロックで拓殖大のリズム崩し追いつく。さらに第4P、野間の3ポイントシュートが効果的に決まり逆転すると一気に引き離して勝利した。
現在決定している出場チーム(JBL・JBL2は除く)
※インカレの結果などによって変更される場合があります。
延岡学園高(高校総合)
横河電機(社会人1位)
JR東日本秋田(社会人2位)
洛南高(近畿)
ツースリー(中国)
明成高(東北)
新潟教員(北信越)
鹿屋体育大(九州)

☆全実への道・6 関東実業団選手権3回戦の結果はこちら
 現在関東では2月に兵庫県神戸市で行われる全日本実業団バスケットボール選手権に向けての予選が行われている。先週末に3回戦を行い、勝ったチームはベスト8となり全実出場が決定した。敗れた8チームの中から2チームが全実の出場権を獲得する。本来の力を出しつつある三井住友海上が東京電力を破りベスト8入り。さらに2部1位で来年度から1部昇格を決めている富士通が全日本社会人選手権で4位に入った東京日産を破りベスト8、久しぶりの全実出場を決めた。
 日本無線、新生紙パルプ商事、三井住友銀行の3回戦は今ひとつの出来だった。「もっと個々がやることをしっかりやらないといけない」(日本無線・尾崎キャプテン)、「気持ちの問題です」(新生紙パルプ商事・茂木コーチ)と厳しい言葉。三井住友海上は「チームの状態は確実に良くなっています。ここからは挑戦者ですが、やるからには勝ちたいです。接戦でいい試合だったではダメだと思っています」(田邉キャプテン)と決意を新たにした。
 今週末は準々決勝と順位決定戦がさいたま市記念体育館で行われる。新生紙パルプ商事に好調な三井住友海上が挑戦。葵企業と富士通の対戦は力的には葵企業と思われるが、チャレンジャーの富士通の勢いにも期待したい。日本無線と三井住友銀行の対戦もおもしろい。曙ブレーキ工業と横河電機はこれまでも接戦となる試合が多い。
 同時に隣のコートで行われる順位決定戦。8チーム中2チームが全実出場権を得る。上のブロックは東京電力、プレス工業、警視庁と力の差はそれほどない。大陽ステンレススプリングはリーグ戦に加入していないため予想は難しい。確実にチーム力を挙げてきているプレス工業は「自分たちのバスケットが最後までしっかりできるようにしたい」(瀬戸コーチ兼選手)と全実初出場に向けて士気があがっている。ベスト8入りを逃した東京電力はシーズン途中でキャプテンが変わるなどチーム状態が不安定なまま。「まだどうしていいか分からないところはありますが、ここは切り替えて臨みたいです」(涌井キャプテン)。下のブロックは本来ここに来るはずはないと思われた東京日産がこの後順当に勝ちあがるか。しっかりと切り替えていきたいところ。葵企業と接戦を見せたクラヤ三星堂、個々の能力のある大塚商会東京、チーム力のNTTデータとどこも侮れないチームばかり。
 土曜日の試合は一度も練習ができないまま挑まなくてはいけないチームもある。チーム練習ももちろんだが、個々の意識も重要となってくる。
関東実業団バスケットボール連盟

☆JBL2 第4週の結果と第5週の予定はこちら
 第4週を終えてすでに4試合を行ったチームからようやく2試合目となったチームまで状況にばらつきのあるJBL2。現在全勝はまだ2試合しかしていない豊田通商とアイシン・エイ・ダブリュの2チームのみ。すでに4戦行っている豊田合成と石川は2勝2敗。開幕から2連敗の黒田電気だったが、第4週のレノヴァ戦で初勝利を上げた。3週連続で試合を行ったビッグブルーはまだ白星をあげていない。
 今週末は第5週にしてはじめて8チーム全てが試合を行う。特に16日(日)の東京海上日動石神井体育館では4チームが集い2試合行われる。入場は無料。黒田電気vs石川は両チームとも開幕2連敗から立ち直るところ。ビッグブルーvs豊田合成は両チームとも連敗中ということで、ここで連敗脱出といきたい。特にビッグブルーは初勝利をホームで飾りたいところ。その他現在無敗の豊田通商は日立電線、アイシン・エイ・ダブリュはレノヴァとそれぞれ対戦する。
JBL2

☆Xリーグ-日本社会人アメリカンフットボール
 日本社会人アメリカンフットボールXリーグは秋季のリーグ戦を終え、16日からプレイオフとなるファイナル6が始まる。11月2・3日に行われたレギュラーシーズン最終戦は各ディビジョン(EAST、CENTRAL、WEST)の優勝を決める試合が行われた。昨シーズンのRICE BOWLを制したパナソニック電工(旧:松下電工)はアサヒ飲料に敗れWESTディビジョン2位に、そのパナソニック電工と昨シーズンのJAPAN X BOWLで戦った富士通もオンワードに敗れEASTディビジョン2位となった。CENTRALディビジョンは鹿島がオービックに競り勝ちディビジョン1位となった。
 ファイナル6の組み合わせは16日が鹿島vs富士通(横浜スタジアム)とパナソニック電工vsオービック(長居球技場)となり、それぞれの勝者がオンワードとアサヒ飲料とそれぞれ対戦する。パナソニック電工vsオービックは3年前のJAPAN X BOWL、そして昨年のファイナル6の2回戦とどちらも劇的な展開の試合をしている。昨年は延長タイブレークの末パナソニック電工が勝利したが、今年はどちらが勝ちあがるか。
 なお、今年のJAPANXBOWLは12月13日に京セラドーム大阪で開催される。
日本社会人アメリカンフットボールXリーグ公式サイト

(取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香)

関東実業団選手権 3回戦の結果

 シード8チームの初登場となった3回戦は勝てばベスト8で全日本実業団選手権出場が決まる(関東からは10チーム出場するため)。1部8チームがそのままシードになっていたが、東京6位(1部5位)の東京日産が神奈川1位(2部1位)の富士通に、東京7位(1部8位)の東京電力が東京9位(2部3位)の三井住友海上に敗れ、全実出場をかけた順位決定戦に回ることとなった。
 準々決勝と順位決定戦1回戦は11月15日(土)さいたま市記念体育館で行われる。

<3回戦の結果>
会場:東芝小向体育館
プレス工業 67 ( 9-21  18-21  17-17  23-28 ) 87 日本無線
三井住友銀行 88 ( 15-17  19-12  22-17  32-19 ) 65 警視庁
三井住友海上 101 ( 29-11  27-11  28-15  17-14 ) 51 東京電力
新生紙パルプ商事 97 ( 19-15  17-17  37-19  24-22 ) 73 大陽ステンレススプリング
会場:JFE水江体育館
葵企業 78 ( 25-20  15-16  15-15  23-22 ) 73 クラヤ三星堂
富士通 70 ( 22-9  16-18  11-19  21-18 ) 64 東京日産
曙ブレーキ工業 89 ( 27-17  24-13  18-17  20-23 ) 70 大塚商会東京
NTTデータ 65 ( 18-35  12-32  11-18  24-11 ) 96 横河電機

<11月15日(土)の組み合わせ>
会場:さいたま市記念体育館
準々決勝 Aコート
10:00 新生紙パルプ商事 vs 三井住友海上
11:30 三井住友銀行 vs 日本無線
13:00 葵企業 vs 富士通
14:30 曙ブレーキ工業 vs 横河電機

順位決定戦1回戦 Bコート
10:00 大陽ステンレススプリング vs 東京電力
11:30 警視庁 vs プレス工業
13:00 クラヤ三星堂 vs 東京日産
14:30 大塚商会東京 vs NTTデータ

スポーツのミカタ ウィークリー vol.5

目次
★全日本社会人選手権
★全実への道・4
★JBL2
★オールジャパン予選
★関東大学リーグ戦入替戦

☆全日本社会人選手権 プレビューはこちら
 11月2・3日に宮城県白石市で第4回全日本社会人バスケットボール選手権(兼全日本総合バスケットボール選手権予選)が行われる。前回大会からオールジャパン枠が与えられ、実業団、教員、クラブのオールジャパン出場の可能性が広がった。
 第1回と第3回はベスト4が全て実業団で占められた。第2回のみガリバークラブ(埼玉)が準優勝し、初めてクラブチームがベスト4に入った。第3回も横浜ギガスピリッツや葛飾バックボーンがベスト4入りを期待されたが、実業団相手に接戦を落とし敗退している。
 実業団の上位4チームは実力伯仲。ここにクラブ上位の三種体協琴丘や055、教員1位の新潟教員が絡んできそうだ。
 ベスト4に入れば2日間で4試合の強行スケジュール。個々の選手の体力はもちろんだが、チームとしての持久力も必要とされる。さらにトーナメントということで瞬発力も必要。身体的にも精神的にも厳しい大会だけに見所は満載。高校や大学で活躍した選手のその後を見ることのできる貴重な大会の1つでもある。
第4回全日本社会人バスケットボール選手権大会公式サイト

☆全実への道・4~関東実業団選手権がスタート
 全日本実業団選手権に最も多く出場チームを出す関東実業団選手権が10月25日から始まった。全40チーム中シード8チームを除く32チームが1回戦から登場する。
 前号で挙げたベスト16に入ると予想されるチーム(三井住友海上、警視庁、富士通、プレス工業、クラヤ三星堂)は全て勝利。
 2回戦は11月3日(月・祝)に神奈川県川崎市の旭化成体育館と東京都日野市のコニカミノルタ体育館の2会場でそれぞれ4試合ずつ行われ、シード8チームに挑むベスト16の8チームが決定する。
関東実業団バスケットボール連盟

☆JBL2 第2週の結果と第3週の予定はこちら
 2週目に入ったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は、優勝候補の筆頭といえる豊田通商が初戦を迎えた。石川相手に100点越えの猛攻撃で強さを発揮した。敗れた石川は開幕から2連敗。次は日立電線とホームでの開幕戦となる。その日立電線は第2週で初戦となるビッグブルー東京とホームの日立市で対戦。終始リードする展開でホーム開幕戦を勝利で飾った。敗れたビッグブルー東京は次週の11月2日、代々木第2体育館で新規参入のレノヴァ鹿児島と対戦する。開幕戦を快勝した豊田合成は黒田電気と対戦。黒田電気はスタートを入れ替えて臨むが勝てず、対豊田合成戦の連敗が続くこととなった。2連勝の豊田合成はスタートに起用した新人が活躍している。変則スケジュールのため3週連続で試合のある豊田合成は次週アイシン・エイ・ダブリュと対戦する。昨シーズンは1勝1敗。両チームともに新人(移籍も含む)が多くプレータイムをもらっており、昨年とは違う展開が見られそうだ。
JBL2

☆オールジャパン予選
 年明け早々に行われる全日本総合バスケットボール選手権の予選が現在各地で行われている。最も早い代表決定となった近畿ブロックは昨年と同様に洛南高校が優勝。高校総合(延岡学園高)に続いて最初に決まったブロック枠は奇しくも同じ高校チームとなった。
 次の予選大会は中国ブロックで11月1・2日に広島県福山市で行われる。昨年は鳥取県のB・B・C・Tがオールジャパンに出場したが、過去には島根県の松江工業クラブなども出場している。B・B・C・T、松江工業クラブともに中国総合に出場。その他も全てクラブチームで、各県から1チームのみ出場となっている。
 この連休の11月2・3日にはオールジャパン枠が2チームある全日本社会人選手権も開催され、連休中に3チームがオールジャパン出場を決めることとなる。

☆関東大学リーグ戦入替戦 入替戦の結果はこちら 関東大学リーグ戦関連はこちら
 関東大学リーグ戦の入替戦が10月27日~29日まで代々木第2体育館で行われた。入替戦は来年のリーグ戦の舞台を決める重要な試合となる。
 1部から2部との入替戦となったのは日本体育大と大東文化大。2部から1部との入替戦に進んだのは慶應義塾大と筑波大。
 大東文化大は昨年の入替戦で1部に昇格した。そして昨年、その大東文化大に敗れ2部降格となったのが慶應義塾大。1年後の入替戦は奇しくもそれぞれの立場を逆にした形での同じ組み合わせとなった。昨年1部昇格に貢献した4年生が卒業し、経験も少ない下級生が主体で1部の中で戦わなくてはならなかった大東文化大は結果としてわずかに2勝しかあげることができなかった。それでも力のある1部のチームとの対戦を接戦に持ち込むこともあり、リーグ戦14試合を通しての成長が慶應義塾大に対してのアドバンテージだった。慶應義塾大は昨年4年生が怪我などでコートに立つことができず、下級生主体で臨み2部降格となった。その下級生たちが春のトーナメントとリーグ戦で経験をつんで手中に収めた2部優勝。途中明治大に2連敗してしまったが、見事に建て直し、その他全てを勝利した。そして入替戦は結果として慶應義塾大の2連勝で終わった。「やはり鈴木ですよ。それほど声を出して引っ張るタイプではなかったのですが、今回は本当に頑張ってくれました」と1部復帰を決めた試合後、慶應義塾大の佐々木コーチは言った。その鈴木は試合後、疲れは感じられるものの晴れやかな笑顔を見せていた。
 3戦までもつれ込んだのは日本体育大vs筑波大の対戦。毎年4月29日に定期戦を行っている両チームが入替えを争うこととなった。1部で惜しい試合もありながらなかなか勝利につながらず2勝にとどまった日本体育大。対する筑波大も慶應義塾大に連敗し入替戦に黄色信号がともったが、最終週の明治大戦を2連勝し2位での入替戦切符をつかんだ。第1戦は筑波大が先勝、しかし第2戦で日本体育大が粘りを見せる。第1Pこそ筑波大にリードを奪われるが、第2Pで一気に逆転し、その後も完全に試合を掌握。筑波大に付け入る隙を見せず勝利、1勝1敗として最終戦に持ち込んだ。そして決戦となる第3戦。スタートから日本体育大が好調なオフェンスでリードを奪う。筑波大はエース梁川のシュートが決まらず、日本体育大の当りの強いディフェンスにリズムがつかめない。第1Pで12点差がつくと、その後筑波大は何度も追い上げながら、10点の壁が破れない。13点差で入った第4P、なかなか点差を一桁に持ち込めない筑波大だったが、開始から1分に鹿野の3ポイントシュートが決まり10点差としてチャンスを握る。その直後の日本体育大のオフェンスを厳しいディフェンスでターンオーバーに追い込むと、すかさず筑波大はトランジションから高橋がファールをもらう。このファールがここまで粘り強く得点に絡んできた日本体育大の宮村徹の4個目のファールとなるが、宮村徹はベンチに下がらずプレーを続けた。筑波大の鹿野はきっちり2本とも決め、ようやく点差が一桁になる。宮村がファールができない状況で動きが悪くなった影響もあって、日本体育大全体のリズムが崩れる。ここで筑波大が一気に追いつき、さらに残り6分をきったところで筑波大がトランジションから鹿野の3ポイントシュートにつなげ、2点リードと逆転する。ここから日本体育大も粘りを見せ、横江、冨江の3ポイントシュートで追いすがるが、筑波大はようやく当りが出た梁川が要所で決め、リードを守る。残り2分をきって点差は3点。日本体育大は眞庭の3ポイントシュートにかけるが、決まらない。横江、佐藤の3ポイントシュートも決まらず、追いつけない。第4Pで好機を逃さず勝負に出た筑波大が日本体育大を振り切り2勝目を上げ、1部昇格、4年ぶりとなる1部への復帰を決めた。試合終了後、応援席の部員も一体になり喜ぶ筑波大とは対照的に、言葉もなく応援席に頭を下げる日本体育大の選手たち。中にはユニフォームで涙を拭う選手もいた。
 2部の残留をかけて3部Aとの入替戦に臨んだのは拓殖大と順天堂大。どちらも快勝で2部残留を決めた。リーグ戦の後半怪我でコートに立つことのなかった拓殖大の寒竹もスタートで出場。序盤から3ポイントシュートを決めるなどチームに勢いをつける。30分を越えるプレータイムで30得点と怪我の影響を感じさせないプレーでチームを引っ張り勝利に導いた。
 まさに悲喜こもごもの入替戦が終わり、ここから大学バスケットはインカレ一色に変わっていく。
関東大学バスケットボール連盟
日本学生バスケットボール連盟

(取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香)

スポーツのミカタ ウィークリー vol.4

目次
★関東大学リーグ戦
★全実への道・3
★JBL2
★オールジャパン予選

☆関東大学リーグ戦 1部の結果はこちら 2部の結果はこちら 関東大学リーグ戦関連の全ての記事はこちら
 2ヶ月に及ぶリーグ戦も10月19日に終了。優勝した青山学院大は春のトーナメントに続いて2冠となり、さらに2連覇を達成した。「勝ち続けることにはプレッシャーはありますよ」という青山学院大の長谷川監督。青山学院大は昨年のリーグ戦第4戦で日本体育大に敗れて以来リーグ戦10連勝、インカレ優勝、今年度に入って関東大学選手権(トーナメント)優勝と丸1年以上負けなしを続けていた(新人戦は除く)。その青山学院大におよそ1年ぶりの黒星をつけたのが準優勝の東海大だった。第6週、2連敗すれば最終週を残して青山学院大の優勝が決まる可能性のある2連戦の第1戦だった。「昨年のリーグ戦で青山学院大に大差で2連敗して、そこから最後まで勝てず6連敗をしてしまいました。あの時の悔しさが今につながっています。怪我などもあって決して万全の状態ではありませんでしたが、選手みんなが頑張ってくれました」とリーグを振り返り、東海大の陸川監督はそう語った。開幕前の大方の予想に反して好成績を残したのが専修大。優秀選手賞を獲得した能登の復帰が大きかった。派手なイメージのある専修大だが、インサイドは粘り強くリバウンドを取っていく選手がこれまでにも多く出ている。今リーグ戦の特徴として怪我に泣いたチームが多かったことが挙げられる。4位とはいえ最終週の青山学院大戦で大差をつけられての2連敗で終わった日本大もその1つ。新たな選手の台頭は見られたものの、チームとしての安定感に欠けたリーグ戦となった。優秀選手賞の篠山も受賞には複雑な表情。「今日の最終戦はほとんど出られなくて…。まだまだです」とうなだれる様子も見られたが、「試合に出ないと始まらないのでこれからも頑張ります」と最後は笑顔で言った。例年とは違う様子を見せながらもエースの不在もあり昨年同様連敗で始まった法政大だったが、尻上がりに調子を上げ終盤は6連勝。神津がいない中で各選手の意識も高まったが、神津が出ると頼ってしまうのか積極性に欠けるプレーが多くなったのが気になるところ。最終戦は1年生ながらスタートで頑張る長谷川の個人タイトル(3ポイント王)に向けてもチームでバックアップしていたが、これも順位に影響がない試合だからこそとも言える。課題は個々で感じ取って次につなげてくれることに期待したい。やはりエース不在で苦しいリーグ戦となった中央大だったが、小野の不在が急でなかったことである程度準備はできていたことが幸いした。春のトーナメントでの苦い敗戦もいい意味で生かされている。「まだまだ波があって安定しない」とキャプテンの#4中野は厳しいコメントだが、これまで試合経験の少なかった下級生の成長が結果につながった。惜しい試合があったが勝ち星につながらなかった日本体育大と大東文化大は2部との入替戦に。チームコンセプトが1試合を通じてやり切れていなかったのが悔やまれるところ。2戦先勝の入替戦では集中して臨みたい。
 2部は明治大戦での2連敗から立ち直り連勝を重ねた慶應義塾大が優勝。最終週の明治大との決戦で2連勝し2位を決めた筑波大とともに1部復帰をかけた入替戦に臨むこととなる。今リーグ台風の目となった国士館大はわずかに及ばず3位。慶応義塾大に2連勝しながら、終盤司令塔の伊與田を欠き、筑波大に連敗した明治大は4位に終わった。インカレ出場を逃すのではないかと心配された早稲田大はなんとか踏ん張り5位を守った。インカレ出場の可能性もあった拓殖大だったが最終週に白鴎大に連敗。勝った白鴎大が3部Aとの入替戦を逃れ6位に。拓殖大は春のトーナメントの好調さをリーグ戦につなげることができなかった順天堂大とともに3部Aとの入替戦に進む。2部-3部Aの入替戦は一発勝負。10月29日(水)に行われる。
結果の詳細や入替戦の予定などは 関東大学バスケットボール連盟公式サイト

☆全実への道・3~関東実業団選手権プレビュー
 10月13日に東京都実業団バスケットボール選手権が終了し全ての出場チームが決定した関東実業団バスケットボール選手権が早速今週末の10月25日からスタートする。東京都22、神奈川県7、埼玉県4、千葉県3、茨城県2、長野県1、新潟県1のあわせて40チーム。シードは昨年の結果から東京都7と埼玉1となり、関東実業団リーグ1部の8チームがシードとなった。ただし東京都実業団選手権の結果から1位と2位、3位と6位が入れ替わっている。シードチームはベスト8を決める3回戦から登場。10チームが出場できる全日本実業団バスケットボール選手権の出場権は1つ勝てば得ることができる。シード以外のチームにとってはまずベスト16に入ることが1つの目標となる。3回戦で敗れても順位決定戦で2回勝てば9・10位に入り全実に出場することができる。昨年は1部の8チームと2部の上位2チームの10チームが順当に出場権を得たが、今年は波乱があるだろうか。16に上がってくると予想されるのが三井住友海上(東京8)、警視庁(東京10)、プレス工業(神奈川2)、クラヤ三星堂(東京11)、富士通(神奈川1)など。2回戦が大塚商会東京(東京16)とNTT東日本東京(東京9)、NTTデータ(東京12)と東京トヨペット(東京14)と予想される対戦は結果の予想が難しい。ここで一番気になるのは来年1部に上がる富士通。来年の1部での戦いを考えると2月の全実に出場し、経験を拡げておきたいところ。また、今年入替戦を逃した三井住友海上だが、東京都実業団選手権では横河電機相手に好ゲームを見せた。得点力のある新人が伸び伸びとプレーしていたのが印象的だったが、3回戦に進めば東京電力が対戦相手となる。若いチームだけに気持ちの持ちようが重要になるだろう。
 11月2・3日に宮城県白石市で行われる全日本社会人選手権にシード8チームのうち4チームが出場するため、3回戦は翌週の11月9日に2会場に分かれて一斉に行われる。同時に開催されるため8試合全てを見ることができないのが残念なところ。決勝戦は11月23日(日)代々木第2体育館で行われる。
詳しい日程は 関東実業団バスケットボール連盟

☆JBL2が開幕 第1週の結果はこちら
 学生、JBLに続いてbjリーグもシーズンインしたが、JBL2も10月18日に開幕した。日程が変則のため第1週は3試合が行われ、豊田通商とビッグブルー東京は試合がなかった。3試合のうちの黒田電気vs日立電線とアイシン・エイ・ダブリュvs石川の試合はロースコアの接戦となった。特に黒田電気vs日立電線戦は両チームともに50点以下というロースコア。「うちはミスが多くてなかなかシュートまでいけなかった。石川はシュートが入らなかったね。ホームでこんな試合をしてしまって応援に来てくれた方たちに申し訳なかった」と黒田電気の技術顧問である今井氏は振り返った。自社体育館でまさに“ホームゲーム”となったアイシン・エイ・ダブリュは藤村と吉田(新人・筑波大)の2ガードに、OSGから移籍した鈴木もスタートに。第1Pでついたリードを守りきり、体育館に詰め掛けた応援に応えて初戦を勝利で飾った。今シーズンから参戦し、初戦をホームで迎えたレノヴァ鹿児島は豊田合成に20点差で敗れた。豊田合成は得点源の大原の24得点を筆頭に5人が二桁得点。スタートに起用した2人の新人も30分前後のプレータイムで二桁得点と活躍し、いい形でシーズンスタートができた。
 第2週も3試合。初戦となるビッグブルー東京は日立電線と、豊田通商は石川と対戦する。また同時にJBL2(当時はJBL・日本リーグ)に昇格した豊田合成と黒田電気の対戦は実業団時代から豊田合成が負けなしとなっている。黒田電気が一矢報いることができるか。
JBL2・日本バスケットボールリーグ2部機構

☆オールジャパン予選~地方ブロック予選
 新年の年明け早々に行われる全日本総合バスケットボール選手権(オールジャパン)。男子は天皇杯、女子は皇后杯を冠するこの大会は日本バスケットボール協会に登録している全てのチームに出場の可能性がある。JBLから12(JBL8チームとJBL2から4チーム)、学生(大学)から8、社会人選手権から2、高校総合(インターハイ)から1、地方ブロックから9の32チームが出場する(社会人選手権2とインターハイ1は昨年度から出場権を得た)。学生は11~12月にかけて行われる全日本学生総合選手権(インカレ)の結果(ベスト8)で決定。社会人選手権は11月2・3日に行われる。そして地方ブロックは現在都府県レベルの予選大会が行われている。最も早いブロック予選大会が近畿で今週末の10月25・26日に滋賀県で行われる。
各地方ブロック予選大会の予定
(細かな日程に違いがある可能性があります。ご了承ください。)
北海道 11月14~16日
東北  11月7~9日(秋田県)
関東  11月29・30日(東京都)
北信越 11月8・9日(福井県)
東海  11月15・16日(三重県)
近畿  10月25・26日(滋賀県:滋賀県立体育館・におの浜)
中国  11月1・2日(広島県)
四国  11月16日(香川県)
九州  11月8・9日(熊本県)
 現在JBL以外で決定しているのはインターハイ優勝の延岡学園のみ。2番目にきまるのが近畿ブロック代表となる。昨年度近畿ブロックから出場したのは洛南高校で、今年も京都1位で近畿総合に出場する。その他大阪1位のはじめまして、兵庫1位の流通科学大などが出場。男子の会場は2日間とも滋賀県立体育館となっている(女子は1日目がにおの浜で行われる)。
 前回のオールジャパンではクラブチーム(4)、実業団(2)、教員チーム(1)、大学(1)、高校(1)と様々なカテゴリーからの出場が見られた地方ブロック代表。今年はどんなチームが勝ちあがってくるのだろうか。

(取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香)

スポーツのミカタ ウィークリー vol.2

目次
★全実への道・1~東京都実業団選手権~
★関東大学リーグ戦
★コラム:おおいた国体・成年男子

☆全実への道・1~東京都実業団選手権 準々決勝の結果と今後の予定は こちら
 毎年2月に行われる全日本実業団バスケットボール選手権大会は実業団のシーズンラストを飾る、最も出場チームの多い全国大会となる。競技大会がわずかに16チームしか出場できないのに比べ、選手権は2倍の32チームが出場する。現在は各地で予選大会が行われているが(すでに終了している地区もある)、もっとも出場チームの多い関東は東京都予選で1ヶ月、関東予選(関東実業団選手権)で1ヶ月の長丁場の予選大会となっている。
 東京都選手権のシードは関東実業団リーグの1部7チーム(曙ブレーキ工業は埼玉県)と、2部の最も上位のチームが第8シードとなる。今年は2部の1・2位が神奈川県だったので、2部3位のチームが第8シードに入った。シードチームはベスト16からスタートするので、東京都から22チームが進める関東実業団選手権の出場は決まっている。9月27・28日に行われた5回戦でベスト8が決まったが、全てシードチームが勝ちあがった。
 10月5日(日)、準々決勝で第6シードの葵企業が第3シードの三井住友銀行をやぶるアップセットがあった。葵企業はこの大会からインサイドに石田(中央大、bjリーグでプレー)が加入。夏前から練習には参加していたが、「試合感覚が戻ってないです」と本人が言うように、初戦のクラヤ三星堂戦は思うように動けないほろ苦い関実デビューとなった。しかし第2戦となる準々決勝では三井住友銀行の小松と真っ向から対決。永田や柳沢との合わせのプレーからゴール下で次々と決めると、終了間際には速攻のパスを受け取りそのままダンクに行く余裕も見せた。松岡を怪我で欠く葵企業だが、インサイドが強化されたことでオフェンスが膨らみ、ゲーム展開に無理がなくなってきた。対する三井住友銀行は全日本実業団競技大会でのイカイ戦同様、競った試合の中で流れを引き寄せることができないまま終わってしまった。関東実業団選手権での奮起に期待したい。
 インサイドの選手が2人不在の東京電力だったが、逆にそれで集中できたのか、中盤まで新生紙パルプ商事に一歩もひかない試合を見せた。新人の中牟田が使えるようになり、涌井だけだったゲームコントロールをひろげることができている。ベテラン川上が粘り強いリバウンドでつなげ、簡単には新生紙パルプ商事に流れを持っていかせない。後半に入り力の差を見せた新生紙パルプ商事だったが、スタートの5人中4人が国体出場ということもあり調整不足は否めない様子。準決勝は上り調子の葵企業との対戦となる。
 日本無線と東京日産戦は第1Pでついたリードを日本無線が終始キープする展開。東京日産も眞部が粘り強いリバウンドを見せるなど好プレーもあったが、オフェンスが個人技中心となり、試合巧者の日本無線に太刀打ちできなかった。東京日産の次の大会は11月2・3日の日本社会人選手権となるだろう。あと1ヶ月でどこまで調整できるか。日本無線は次週の準決勝で横河電機と対戦する。全日本実業団競技大会で大敗した悔しさをバネに好ゲームを期待したい。
 昨シーズン、社会人選手権以外の全ての大会に優勝した横河電機にとってはこの大会は「できるだけたくさんの選手を使っていきたい」(横河電機・藤本コーチ)大会となっている。今回「国体出場選手は使わない」方針だった横河電機の予定を狂わせたのが、リーグ戦2部3位の三井住友海上だった。「今日は奇策で行きます。上手く行けばスタートで大きくリードできるけど、下手をすると逆に0ー20とかになってしまうかもしれない」と試合前、三井住友海上#13数馬は語った。全国でもトップの横河電機に普通にやって勝てるわけがない…三井住友海上は一か八かの勝負に出た。
 奇策は変則のゾーンディフェンスだった。ボールマンに対して徹底的にガード、インサイドにはWチーム。全員が声を掛け合い、常に動き続けるディフェンス。最初こそは動きが硬くボールを回されて得点されたが、次第にディフェンスのプレッシャーが横河電機のリズムを崩していった。リズムに乗れずリードを奪われた横河電機はまず国体でのプレータイムがそれほど多くはなかった梶原を出した。しかし勢いに乗った三井住友海上の新人の長谷川(法政大)と鈴木(明治大)のシュートを止められず追いつけない。三井住友海上が10点リードで前半を終える。
 ハーフタイム、横河電機のコートでは国体優勝チームの主力だった高木が熱のこもったシュート練習をしていた。後半、“勝ちに来た”横河電機はいよいよ高木をコートに入れる。速いパス回しで三井住友海上のディフェンスを崩すと、笹のインサイドと高木、梶原のアウトサイドで好調に得点を重ねる。攻守にリズムを崩した三井住友海上はメンバーを入れかえて流れを変えようとするが、横河電機の勢いは止まらない。第3Pで一気に逆転した横河電機がそのまま逃げ切った。この試合で三井住友海上は新人が伸び伸びとしたプレーを見せた。10チームという全実出場権の関東枠に入るためにも、この経験を生かしたい。今シーズン神﨑の成長もあり、小納真良が出なくても強さが出せるようになってきた横河電機。リーグ戦は浦中がチームを支えていたが、今回は浦中もいない。この大会の次が昨年唯一取れなかった社会人選手権ということもあり、残り2試合でプレーの内容をより高めていきたいところ。
※最終日となる10月13日(月・祝)は代々木第2体育館で、有料入場となります(500円、高校生以下無料)。男女の3位決定戦と決勝戦の他、元日本代表の薮内夏美さん(現・富士通レッドウェーブアシスタントコーチ)のミニバスクリニックも行われます。

☆関東大学リーグ戦 第5週の結果と第6週の予定は こちら
 後半戦に突入した関東大学リーグ戦は早速勝敗に動きが出た。
 1部ではここまで全勝だった東海大が日本大に1敗、専修大が同じく全勝の青山学院大に2連敗し、全勝は青山学院大のみとなった。今週末の第6週には全勝の青山学院大と1敗の東海大が直接対決。東海大はこの2連戦で最低1つは必ず取らなくてはいけない。ここで東海大が2連敗すると、最終週を待たず青山学院大の優勝が決まる可能性も出てくる(専修大が日本大に1つでも落とすと青山学院大以外の全てのチームが3敗以上となり、優勝が決まる)。下位では大東文化大相手に格の違いを見せつけた法政大が2連勝し2部との入替戦の可能性をかなり少なくする結果となった。ベンチに入ったもののプレータイムはなかった神津、前週の試合で胸部を強打し欠場の信平という中、第1戦の序盤はペースに乗れないところも見せたが、第2戦では大東文化大を圧倒。「入替戦回避もそうだけど、インカレにむけてという気持ちはあるね」と今井監督。このリーグ戦中に神津をスタートにまで戻したいという気持ちがある。実戦的な練習を始めてまだ10日あまりという神津が今週末、リーグ戦初プレーをみせることができるだろうか。その他、日本体育大が接戦をものにし初勝利、中央大とは1勝1敗と星を分けた。大東文化大はまだ勝ち星を挙げていない。
 2部は前半戦唯一全勝できていた慶應義塾大が前週に国士舘大に2連敗した明治大との対戦を2戦とも落とす。明治大は前週の連敗から立ち直り、さらに第2戦はチームを牽引する司令塔の伊與田を怪我で欠くこととなったが、それでも勝ち切れたことはチームに勢いを与えたことだろう。慶應の連敗で1位に躍り出た筑波大だが、早稲田大相手に圧勝とは言い切れない2連戦だった。早稲田大が2連敗、国士舘大が1敗したことにより、1部との入替戦キップとなる1・2位は1敗の筑波大、2敗の慶應義塾大と明治大の3チームに絞られてきた。国士舘大がここにくいこむには残り4戦を全勝もしくは3勝1敗でいって可能性が出てくるというところ。現在4勝の早稲田大は残り4戦を全勝しても8勝止まりで、1つでも負けるか、慶應大と明治大が残り1つでも勝てば入替戦(1・2位)の可能性は消える。下位も拓殖大が国士舘大をやぶり、順天堂大が初勝利を挙げるなど混沌とした様子。国士舘大は上のチームに向かっていった時と同じような気持ちで試合に臨んでいくことが必要だろう。ようやく1勝の順天堂大だが、これからの4試合の結果次第では入替戦回避が見えてくる。まずは次の拓殖大戦を1つは必ず取りたい。

☆おおいた国体・成年男子 おおいた国体関連記事は こちら
 全県出場のおおいた国体バスケットボール競技成年男子は千葉県の2連覇で幕を閉じた。今年はJBL2単独チームでの出場、bjリーグの選手の参加とこれまでとはひと味違う大会となった。
 3チームが単独チームとして出場したJBL2は総勢64名の選手が参加した(全出場選手は517名)。しかしその結果ははっきりと明暗を分ける形となった。単独チームの内、愛知県(アイシンAW)と茨城県(日立電線)と、わずかに2名ほど他のメンバーが混じっただけの鹿児島県(レノヴァ鹿児島)が1回戦で敗れた。11人中7人がそろった石川県(石川ブルースパークス)も2回戦で敗れ、姿を消した。そして唯一残った東京都(黒田電気)はそのほとんどが成年男子の国体では初出場の選手ばかりの中、決勝まで進んだ。
 実業団の選手の参加も年々増えている。ベスト8のチームの中では、千葉県に横河電機の高木、梶原、秋田県に横河電機の小納真良とJR東日本秋田の佐藤哲朗、若月、村山、一戸、山形県に山形市役所の中村と小野と岡崎、田苗の4選手と東北電力宮城の五十嵐、神奈川県に新生紙パルプ商事の遠藤と坂口、静岡県にイカイの一杉と石谷と8チーム中5チームに参加している。
「初めて参加する年が全県出場って言うのはラッキーでした。すごく楽しかったです」と初の国体参加の坂口(神奈川県、新生紙パルプ商事)は声を弾ませて言った。同じチームで元東芝の折腹という上のレベルでやっていた選手とともにできた経験も大きい。
「1回戦を勝てただけでもよかったです。県内の選手たちにはいい経験になったことと思います」地元のクラブチームの選手が多い山口県は3年前準優勝したチームだ。実業団のチームで全国でもトップクラスの九州電力でプレーしている中川は2回戦敗退の今国体をそう振り返った。山口県はふるさと選手制度ができた年から中川と近森(新生紙パルプ商事)をチームに招くと、さらに今年は2011年の山口国体に向けての強化も含め県外の大学に行っている現役大学生選手を加えた。
 決勝戦は千葉県の圧勝に終わった。千葉県には昨年までJBL2・千葉ピアスアローバジャーズでプレーしていた岡村がいることが大きい。千葉ピアスアローバジャーズを作ってきたのも岡村だが、この千葉国体チームを作ってきたのも岡村だった。さらに黒田電気とは対戦経験もあり、チームや各選手の情報もきっちり入っていたことだろう。逆に黒田電気は国体初出場の選手もおり、さらに今シーズンからコーチが新たになった。藤本・新コーチにとっては初の公式戦のベンチワークとなったが、JBL2リーグ戦開幕に向けて決勝戦まで進めたことは大きな経験になったことだろう。
 現在改革が進められている国民体育大会。競技人口の減少や国際的な競技でないなどの理由で廃止となる競技も出てきている。バスケットボール競技は今後JBLの選手も出場するような大会になっていくのだろうか。地域格差が大きくなるようだと競技としての面白さは少なくなる。みんなが楽しめる大会、いろいろな人が参加できる大会、見たいと思わせる内容のゲームができる大会、目標とされる大会…これから国体はどういう大会になっていくのだろうか。

(取材・編集・作成 渡辺美香)

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