日本代表

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.33

 今号では組み合わせが発表された全日本実業団競技大会と今週末各地で行われる国体予選、および日本代表の活動を紹介。

☆全日本実業団競技大会2010
 9月18日から3日間、神奈川県平塚市で行われる全日本実業団バスケットボール競技大会の組み合わせが発表された。この大会は11月に高知県で行われる全日本社会人選手権の予選も兼ねており、男子上位6チーム、女子上位3チームが出場できる。
 16チームで争われる男子は、北芝電機(東北2位)が初出場。東北はここ数年、JR東日本秋田と山形市役所が連続出場を続けていたが、今シーズン山形市役所が実業団登録を行わなかったため他のチームにチャンスが巡り、それを北芝電機がつかんだ形となった。その北芝電機は1回戦で現在3連覇中の横河電機と対戦する。北陸電力石川とナカシマプロペラ、四国電力が2年ぶりの出場となる。昨年のベスト8入りしたチームは全て出場しているが、昨年3位の新生紙パルプ商事が関東5位となったため、1回戦で昨年ベスト8で敗退となった九州電力と対戦することとなる。この顔合わせは昨年のこの大会の2回戦と同じ。また、2月に行われた全日本実業団選手権で接戦となったナカシマプロペラvs曙ブレーキ工業戦、昨シーズンはオールジャパンに出場ながらもまだ実業団の大会ではベスト8入りを果たしていないタツタ電線と昨年もベスト8入りしたホシザキの対戦は注目される。その他にも、北海道の強豪チーム・旭川キシイと東海で力をつけてきているAPEXの対戦や、JR東日本秋田と並んで男子最多となる13回出場の四国電力と12回出場の日本無線の古豪対決も興味深い。
 今大会から5・6位も決定戦を行うこととなり、全日本社会人選手権出場には最低2回(交流戦除く)勝たなくてはいけなくなった。逆に、2月の全日本実業団選手権の成績がよくなかったチームにもチャンスはあることになり、より激戦が予想される。
日本実業団バスケットボール連盟

☆成年男子国体予選
 先週末から始まった千葉国体予選。先週は北海道ブロックのみで行われたが、今週末の中国ブロックを除く7ブロック(東北、関東、北信越、東海、近畿、四国、九州)で開催される。中国ブロックは28・29日に行われる。
 ミニ国体はブロックによって予選の形式が異なる。北海道や関東、東海はトーナメントのみ、北信越や中国はリーグ戦のみ、その他はリーグ戦とトーナメントを組み合わせる、もしくはリーグ戦を2回行う形で2次に分けて行う。
 他に先駆けて行われた北海道ブロックは旭川選抜が札幌選抜に勝利し優勝した。
 東北ブロックは昨年は2チーム出場で山形県と秋田県が本国体に出場したが、今年は1チームのみ。山形県は昨年の本国体で優勝しており、予選突破を果たしたいところ。対する秋田県も昨年ミニ国体でも山形県に敗れていることもあり、チーム強化して臨むだろう。
 関東はここ数年本国体に出場し、過去に本国体優勝もある千葉県が今年は開催地ということで予選不出場。奇数チームとなるため、昨年準優勝の埼玉県は1回戦免除となる。千葉県が出場しないこともあり、どこのチームにとってもチャンスの年となる。
各ブロックのミニ国体(国体予選)の予定と結果
北海道(1):旭川選抜 北海道バスケットボール協会
東北(1):東北総合体育大会(ミニ国体) 8月21日(土)~22日(日) 岩手県奥州市/水沢総合体育館 組み合わせ・日程は 福島県バスケットボール協会HP に掲載。
関東(1):第65回国民体育大会 関東ブロック大会バスケットボール競技 8月21日(土)・22日(日) 群馬県高崎市/高崎浜川体育館 群馬県バスケットボール協会
北信越(2):第31回北信越国民体育大会 8月21(土)・22日(日) 富山県/富山県西部体育センター 富山県バスケットボール協会
東海(1):東海ブロック国体 8月21日(土)・22日(日) 岐阜県/岐阜アリーナ 岐阜県バスケットボール協会
近畿(1):国体近畿地区大会 8月21日(土)・22日(日) 京都府宇治市/太陽が丘体育館 京都バスケットボール協会
中国(2):第30回中国地区ミニ国体 8月28日(土)・29日(日) 鳥取県鳥取市/県民体育館 鳥取県バスケットボール協会
四国(1):四国ミニ国体 8月21日(土)・22日(日) 高知県
九州(1):平成22年度国民体育大会第30回九州ブロック大会 8月20日(金)~22日(日) 鹿児島県/サンアリーナせんだい 川内高体育館(21日のみ) 鹿児島県バスケットボール協会
※ブロック名(数字)の数字はそのブロックからの本国体出場枠。

☆日本代表
 男子日本代表はスタンコビッチカップで決勝まで進んだが、決勝戦でレバノンに敗れ準優勝に終わった。この大会は開幕前に田臥(リンク栃木ブレックス)が体調不良で同行せず、その後もけが人が出るなどした中での準優勝となった。
 これでしばらくは代表の活動は休止期間に入り、次は11月12日から中国・広州で行われるアジア選手権に向けて11月1~3日の第7次強化合宿から再スタートとなる。
 また、現在シンガポールで行われている第1回ユースオリンピック競技大会に女子日本代表チームが出場している。この大会はFIBA33ルールにのっとり、5分×2ピリオド33点先取(33点になった時点で試合終了)となるハーフコートの3on3で行われる。日本代表は長岡(札幌山の手高2年)をキャプテンとする4選手。日本は予選ラウンドを2位で通過し21日の準々決勝へと駒をすすめた。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.32

 今号ではトピックを4つ(千葉国体予選、全日本教員選手権、JBL2、日本代表)を紹介。

☆千葉国体予選
 9月26日から開催される千葉国体のに出場するチームを決めるミニ国体が今週末からスタートする。今週末は北海道のみで、来週末に東北、関東、北信越、東海、近畿、四国、九州と7ブロックで一斉に行われ、翌週の中国ブロックで全ての出場チームが決定することとなる。今年の2チーム出場は北信越と中国、その他のブロックは1チームのみの出場となる。各地で組み合わせなども発表されているが、九州と四国は県協会などのHP上での発表は今現在行われていない様子。
各ブロックのミニ国体(国体予選)の予定
北海道(1):第65回国民体育大会北海道予選会 8月12日(木)~15日(日) 江別市 北海道バスケットボール協会
東北(1):東北総合体育大会(ミニ国体) 8月21日(土)~22日(日) 岩手県奥州市/水沢総合体育館 組み合わせ・日程は 福島県バスケットボール協会HP に掲載。
関東(1):第65回国民体育大会 関東ブロック大会バスケットボール競技 8月21日(土)・22日(日) 群馬県高崎市/高崎浜川体育館 群馬県バスケットボール協会
北信越(2):第31回北信越国民体育大会 8月21(土)・22日(日) 富山県/富山県西部体育センター 富山県バスケットボール協会
東海(1):東海ブロック国体 8月21日(土)・22日(日) 岐阜県/岐阜アリーナ 岐阜県バスケットボール協会
近畿(1):国体近畿地区大会 8月21日(土)・22日(日) 京都府宇治市/太陽が丘体育館 京都バスケットボール協会(8月15日追記)
中国(2):第30回中国地区ミニ国体 8月28日(土)・29日(日) 鳥取県鳥取市/県民体育館 鳥取県バスケットボール協会
四国(1):四国ミニ国体 8月21日(土)・22日(日) 高知県
九州(1):平成22年度国民体育大会第30回九州ブロック大会 8月20日(金)~22日(日) 鹿児島県
※ブロック名(数字)の数字はそのブロックからの本国体出場枠。

☆全日本教員選手権
 8月9日から12日まで行われた全日本教員バスケットボール選手権大会。この大会は毎年国体リハーサル大会として開催されるため、今大会は来年の国体の開催地である山口県で行われた。
 男子はJBL2・黒田電気に所属していた武田が加入した滋賀県が初優勝。愛知県教員チームAとの決勝戦では武田が31得点、北脇俊宏(金沢大)が19得点と活躍した。女子は千葉教員Aが5連覇を果たした。千葉教員AはWJBL・トヨタ自動車のOBである政木が20得点の活躍で5連覇に貢献した。
2010教員大会 公式サイト

☆JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は9月11・12日に第12回JBL2東海プレシーズンマッチを開催することを発表した。これは東海実業団選手権と同時開催となる(東海実業団選手権大会は2010年度(2011年2月)の全日本実業団選手権と2011年度(2011年9月)の全日本実業団競技大会の予選大会となる)。東海地区(愛知県)の3チーム(豊田通商、アイシンAW、豊田合成)と石川の4チームが出場し、三重県伊勢市で行われる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆日本代表
 男子日本代表は現在レバノンで行われているスタンコビッチカップに出場中。予選ラウンドをAブロック1位で通過した日本は決勝トーナメント1回戦でヨルダンと対戦する。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.31

 9月に行われる全日本実業団競技大会のシステム変更の解説と日本代表や関東大学リーグ戦などのトピックを掲載。

☆日本実業団競技大会2010
 9月18~20日の3日間、神奈川県の平塚アリーナで開催される全日本実業団バスケットボール選手権大会。ここ数年は船橋市総合体育館で行われていたが、千葉国体との日程が近いこともあり、今年は初の平塚アリーナでの開催となった。平塚アリーナは第1回全日本社会人選手権が行われた会場であり、メインフロアにバスケットコート4面が並ぶ。
 今大会からシステムに変更があることがわかった。男子はこれまで1~4位は順位を決定していたが、全日本社会人選手権の出場枠である5位と6位に関してはベスト4を逃した(2回戦敗退)の4チームの中で2月に行われた全日本実業団選手権大会の成績の順に順位を決めていた。しかし今大会から2回戦敗退の4チームを同じブロックの2チームずつで対戦し、5・6位を決定することとなった。5位と6位の決定は優勝チームの出たブロックの方が5位で、準優勝チームのブロックが6位となる。これにより、社会人選手権への出場には最低2勝(交流戦は除く)が絶対条件となる。また、女子は全10チーム中、トップシード(昨年のベスト4)が昨年の1位と2位、3位と4位でそれぞれシード順を争い対戦。勝った方が上位シードとなる。残りの6チームは3チームずつに分けられ総当たりのリーグ戦を行い、上位1チームのみが決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントは先に決めたシード3位と4位のチームがそれぞれブロック1位のチームと1回戦で対戦し、勝った方がシード1位もしくは2位のチームと準決勝で対戦。その勝者が決勝戦に進む。昨年決勝まで進んだ2チーム(鶴屋百貨店、山形銀行)が優勝の場合全3試合、ブロックのリーグ戦から勝ち上がり決勝まで進んだ場合は5試合とトップシードチームとそうでないチームの間に差が大きくなっている。
 出場チームは以下の通り。大会の組み合わせの発表は16日を予定とのこと。
全日本実業団競技大会 出場チーム
男子
北海道:旭川キシイ
東北:JR東日本秋田、北芝電機(初)
関東:横河電機、三井住友銀行、日本無線、曙ブレーキ工業、新生紙パルプ商事
北陸:北陸電力石川
東海:ホシザキ、APEX、イカイレッドチンプス
近畿:タツタ電線
中国:ナカシマプロペラ
四国:四国電力
九州:九州電力
女子
東北:山形銀行、秋田銀行
関東:メディセオ、三井住友銀行、丸紅、TOTO(初)、東芝府中
中国:日立笠戸
四国:今治オレンジブロッサム
九州:鶴屋百貨店
日本実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
日本代表
 男子日本代表はスタンコウビッチカップ出場のため、レバノンに出発。中心選手である田臥(リンク栃木ブレックス)は体調不良で欠場する。田臥の欠場により選手は11名で戦うこととなる。スタンコビッチカップは8月7日から15日まで行われる。
JAB日本バスケットボール協会 日本代表サイト

関東大学リーグ戦
 関東大学バスケットボール連盟は9月から始まる関東大学バスケットボールリーグ戦1部の日程を発表した。今年度から1部、2部ともに8チームから10チームにチーム数が増え、1週(同じ組み合わせで2戦行う)につき4試合から5試合に増える。それに伴い1会場のみで5試合行う場合は土日ともに第1試合が11時スタートとなる。
関東大学バスケットボール連盟

高校総体
 沖縄で開催された高校総体バスケットボール競技は男子が八王子高(東京)、女子が札幌山の手高(北海道)がそれぞれ初優勝を果たした。今大会は男女ともに強豪校が敗退する波乱となった。
 インターハイを終えた高校生たちの多くが休む間もなく、次は国体に向けて単独チーム、もしくは選抜チームで臨むこととなる。女子は国体予選(ミニ国体)から、男子は今年全都道府県出場のため予選はなく9月26日からの千葉国体に進む。
2010美ら島沖縄総体バスケットボール競技(試合結果とボックススコアを公開)

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.28

 関東実業団リーグ戦は先週末女子の2試合しか行われなかったため、今号では残り2試合となった男子1部と順位決定戦が行われる男子2部の展望を中心に掲載。その他、国体予選とトピックとしてJBL2と日本代表の情報を紹介する。

☆関東実業団リーグ戦
男子
1部:残り2戦となった男子1部。上位リーグは横河電機(1次リーグ1位)と日本無線(同2位)が1勝、曙ブレーキ工業(同3位)と三井住友銀行(同4位)が1敗となっている。第2戦では横河電機が曙ブレーキ工業と、日本無線が三井住友銀行との対戦となる。ここで横河電機と日本無線が勝利した場合、優勝の行方は横河電機と日本無線の2チームに絞られ、第3戦でのこの2チームの直接対決で決することとなる。第2戦で曙ブレーキ工業と三井住友銀行が2チームとも、もしくはどちらかが勝利した場合、勝利チームは最終戦に優勝の可能性を残すこととなる。第2戦に敗れ2敗となった場合、相手チームが2勝となるため、最終戦を待たず優勝争いから外れることとなる。注目としては現在リーグ戦61連勝の横河電機が残り2試合を勝利し、連勝と連覇を伸ばすかというところもある。第1戦の三井住友銀行戦で苦戦した横河電機はチーム内の誰もが「調子はよくはない」というもここまで『負けない横河電機』を見せている。残り2試合を連勝で終えることができるか。そして横河電機の連勝と連覇を止めるチャンスは今リーグ戦では曙ブレーキ工業と日本無線の2チームにしか残されていない。ディフェンスの集中が最後まで維持できるかが鍵となりそう。チーム状態が上がってきている三井住友銀行は残り2戦を集中して臨みたいところ。下位リーグは第1戦を終え、葵企業(1次リーグ5位)と新生紙パルプ商事(同6位)が1勝、東京日産(同7位)と東京電力(同8位)が1敗となっている。第1戦の状況を見れば、攻守に調子のよい葵企業が最も5位(全日本実業団競技大会出場)に近いようにも思われるが、実績のある新生紙パルプ商事の力も侮れない。第2戦は葵企業が東京日産と、新生紙パルプ商事が東京電力と対戦する。第1戦で新生紙パルプ商事を追い詰めた東京日産だが、この日は#13神崎のシュート確率が良かったことが大きかった。試合後#34上原が言うように神崎が入らなくなった場合のオフェンスをどこまで立て直してこれるか。また、人数が少ないことから暑さの厳しい会場は不利な要素もある。葵企業は1次リーグで重要な試合での敗戦で上位リーグ進出を逃した経験を2次リーグではいい意味で活かしていきたいところ。チーム全員の気持ちが勝利に向かえば強さを発揮する新生紙パルプ商事。下位リーグはチーム内でも茂木ヘッドコーチ他5名程度の選手しか経験していない(当時は5位に全日本実業団出場権はなかった)。下位リーグの経験のない若手選手にとっては気持ちの切り替えが難しいところだが、第1戦を乗り切ったことで残り2試合をしっかりとした気持ちで戦えるか。東京電力は主力である#70阿部の怪我もあり苦しいところだが、1勝を目指したい。試合を重ねるごとにオフェンスの幅は広がってきており、点の取れるパターンも増えてきた。阿部が出場できていないことで走る展開が少なくなっているが、残り2試合は阿部の出場の可能性もあり、修正していけるか。下位リーグは5位が全日本実業団競技大会出場権を得、7位が2部2位との入替戦、8位は2部1位との自動入替えで2部降格となる。
 部門賞のランキングはアシストを除く3部門(得点、3ポイント、リバウンド)で上位の選手が競っており、残り2戦で順位の入れ替えも十分あり得る状況となっている。アシストランキングは1位の永田(葵企業#15)た2位に14本差をつけている。欠場がない限り2位以下の選手の逆転は難しいか。
 2次リーグ第2戦は7月18日(日)駒沢屋内球技場で13時から、最終日の第3戦は19日(月・祝)に塩浜市民第一体育館で11時30分からスタートとなる。
男子1部の予定&結果はこちら
2部:A・B各ブロックでのリーグ戦を終え、2部全体の順位決定戦を行う。1-4位は各ブロックの1・2位の4チームのトーナメントで争われる。Aブロック1位の大塚商会は今シーズンから2部に昇格したばかりだが、日本リーグ時代に在籍した月野の復帰や、長谷川の加入、そしてJBLやJBL2、国体などで実績のある岡村氏のヘッドコーチ就任でチーム力は大きく向上した。しかし今リーグ戦では中盤まで競る試合もあり、どこまでチーム状態が上がっているかははっきりしない。2位の富士通はリーグ戦初戦の大塚商会戦を落としたのみで、その他は圧勝で終わっている。若い選手が多く、勢いに乗ると止められない面もあるが、若いチーム故に崩れると修正が難しい面もある。昨シーズン初の1部を経験し、苦しい思いもしたが、その経験を今こそ生かしていきたいところ。Bブロックの1位のメディセオは外国人選手#9デビッドが今シーズンから加入。インサイドを任せているが、デビッドのプレースタイルとしてインサイドが決して得意な選手ではないため、使い方が重要になる。リーグ戦最終戦で三井住友海上に逆転勝利した試合は#15宇都宮をはじめとした日本人選手の頑張りが大きかった。チーム全体で勝利に向かうことができるか。2位の三井住友海上は第2戦でNTT東日本東京に延長戦で1点差で敗れたことで2位以上はかなり厳しくなっていたが、そのNTT東日本東京が日立大みかに差をつけられて敗れたことでゴールアベレージでの2位が決まった。今シーズンはヘッドコーチを置くことができず#5柏木が選手兼でヘッドコーチを行っている事情もあり厳しいリーグ戦は予想されたが、個々の選手の能力もあり、若い選手も多いことから、チームとして勢いに乗れれば強さを発揮できる。1-4位決定戦1回戦は大塚商会vs三井住友海上とメディセオvs富士通となる。この1回戦で勝利すれば、1位(1部8位との自動入替えで昇格)か2位(1部7位との入替戦)が決まる。どのチームにも可能性があるだけに、好ゲームを期待したい。5~12位は各ブロックの3~6位のチームが同じ順位のチーム同士で対戦し決定する。5-6位を争うのはプレス工業(Aブロック3位)と日立大みか(Bブロック3位)。プレス工業は大塚商会とはわずかに2点差の好ゲームとなったが、富士通に大敗しAブロック3位に終わった。力のあるチームだけにリーグ戦最終戦は勝って終わりたいところ。日立大みかは結果としては初戦の三井住友海上戦で序盤に大きく引き離され敗れたことがゴールアベレージにも影響したが、リーグ戦を通して徐々にチーム状態が上がってきている。ベンチの雰囲気も良く、個々の選手が持ち味を出せるようにあり、それが最終戦のNTT東日本東京戦の勝利につながった。NTTデータ(Aブロック4位)とNTT東日本東京(Bブロック4位)のNTT対決となる7-8位決定戦。NTTデータは今シーズン怪我のためコーチとしてベンチに入った出原が指揮を執っている。ここもリーグ戦で試合を重ねるごとにチーム状態が上がってきている印象がある。バスケットをよく知っている選手も多く、チームとしてまとまれば力のあるチーム。NTT東日本東京は司令塔の#13橋本康を欠いて臨まなくてはいけなかった第4戦のメディセオ戦での敗戦でリズムが崩れた感がある。最終戦の日立大みか戦では攻守にチームのバランスが悪い状態のまま大きく引き離されて敗戦、Bブロック2位を逃す結果となった。順位決定戦でどこまで切り替えていけるか。9~12位は3部A~Dブロック1位のチームとの入替戦に臨むこととなるが、それはAブロックが警視庁(5位)と富士通ゼネラル(6位)、Bブロックが伊藤忠商事(5位)と東京トヨペットの4チームと決まっており、順位決定戦で9~12位の順位が決まり、入替戦の対戦相手が決まることとなる。警視庁は昨年はブロック2位となり、結果2部4位の成績を残したが、中心選手が現在チームを離れていることが大きいのか、今リーグ戦では1試合を通していい状態を保つことが難しくなっていた。伊藤忠商事も1試合を通して集中を保つことが難しく、チームがまとまらない時間が多くなっている印象がある。富士通ゼネラルは力の差を見せつけられる試合が多かったが、最後までプレーをする意識の高さはリーグ戦を通して感じられた。1年で2部復帰を果たした東京トヨペットだが、リーグ戦は全敗に終わった。個々に能力のある選手は多いが、チームとしてのまとまりが難しく、また人数も少ないことから40分間を戦いきることが厳しい状況となっていた。この4チームは24日(土)に3部の各ブロック1位との入替戦を戦わなくてはいけないこともあり、18日の試合では少しでもチームをいい状態に持っていきたいところ。
 1-4位決定戦の1回戦と5-12位までの決定戦は18日(日)に駒沢屋内球技場で、1-2位決定戦(1-4位決定戦の勝者同士の対戦)は19日(月・祝)に1部と同じ塩浜市民第一体育館で、3-4位決定戦と2位チームの1部7位との入替戦と9~12位までのチームの3部との入替戦は7月24日(土)に羽村市スポーツセンターで行われる。
男子2部の予定&結果はこちら
3部:Dブロックのみ試合が残っているが、1位のチームは4ブロックともに決定(確定)している。Aブロック・住友商事Bブロック・三菱東京UFJ銀行Cブロック・JFE東日本京浜Dブロック・東京消防庁(確定)の4チームは7月24日の2-3部入替戦に3部昇格をかけて臨むこととなる。
4部:8ブロック中3ブロックが終了し1位が決定している(Aブロック・本田技術研究所Bブロック・C.K.東京Eブロック・東芝府中)。また、FブロックとGブロックは最終戦を残しているが現在の結果から1位のチームは確定している。CブロックとDブロックとHブロックは7月17日(土)の最終戦で1位が決まる。4部は上位4チームが3部の4ブロックの最下位との自動入替えとなる。そのため8ブロックの1位チームが7月24日(土)に、それぞれA1位vsH1位、B1位vsG1位、C1位vsF1位、D1位vsE1位で対戦し、勝利チームが3部昇格となる。
5部:全日程が終了。Aブロック・丸紅本社Bブロック・沖電気東京Cブロック・東京国税庁Dブロック・テプコシステムズEブロック・楽天Fブロック・三菱化学Gブロック・ティップネス(1位)日立情報(2位)がそれぞれ4部昇格を決めている。
(※Eブロックは関東実業団バスケットボール連盟のHP上の戦績表は最終結果となっていないが、全ての試合結果から5試合すべてを100点超えで勝利した楽天が1位となる。)
女子
1部:7月11日に2次リーグ第1戦を終えた女子1部。上位リーグでは1次リーグ1位の三井住友銀行が3位の丸紅を第2Pで大きく引き離し1勝。下位リーグでは4位のTOTOが5位の東芝府中に勝利した。
2部:最終戦を7月17日(土)に行う。
関東実業団バスケットボール連盟

☆千葉国体成年男子
 9月26日から千葉県船橋市と八千代市で行われる千葉国体バスケットボール競技。このブロック予選大会が8月中に各地で行われる。今年は少年男子が全都道府県出場となる。
 関東のミニ国体は群馬県で開催される。本国体開催地である千葉県が予選免除のため7都県が本大会出場枠わずかに1チームを目指し戦うこととなる。ここ数年千葉県が連続で出場してきた関東ブロックのチームにとっては出場を果たすチャンスとなっている。7都県のうち昨年2位の埼玉県がシードとして1回戦免除となる。
各ブロックのミニ国体(国体予選)の予定
北海道(1):第65回国民体育大会北海道予選会 8月12日(木)~15日(日) 江別市
東北(1):東北総合体育大会(ミニ国体) 8月20日(金)~22日(日) 岩手県奥州市
北信越(2):第31回北信越国民体育大会 8月21(土)・22日(日) 富山県/富山県西部体育センター
関東(1):第65回国民体育大会 関東ブロック大会バスケットボール競技 8月21日(土)・22日(日) 群馬県高崎市/高崎浜川体育館
東海(1):東海ブロック国体 8月21日(土)・22日(日) 岐阜県/岐阜アリーナ
近畿(1):国体近畿地区大会 8月21日(土)・22日(日) 京都府宇治市/太陽が丘体育館
中国(2):第30回中国地区ミニ国体 8月28日(土)・29日(日) 鳥取県鳥取市/県民体育館
四国(1):四国ミニ国体 8月21日(土)・22日(日) 高知県
九州(1):平成22年度国民体育大会第30回九州ブロック大会 8月20日(金)~22日(日) 鹿児島県
※ブロック名(数字)の数字はそのブロックからの本国体出場枠。2チームが出場できる2つのブロックは持ち回りのため毎年変わります。

☆トピックス
JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2010-2011シーズンのチームロスターを発表した(現時点での登録選手の発表であり、今後変更のある場合もあり)。新規参入のTGI・Dライズを除くとどのチームも新人は少ない。今シーズンは9チームでの3回戦となり、試合数とリーグ全体の期間が増えるJBL2。国体にチーム全体(JBL2の単独チーム)、もしくは個々の選手で参加することもあり、8月中の動向も気になるところ。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

日本代表
 バスケットボール男子日本代表は現在チャイニーズ・タイペイで行われているジョーンズカップに出場している。ジョーンズカップは親善大会で、日本や台湾、レバノンのようにA代表が出場するチームもあれば、1クラブチームは大学など様々なカテゴリーのチームが出場する。女子も行われるようになり、さらに今年は世界選手権も行われる影響もあるのか、強豪国のA代表チームの参加は少ない。始動したばかりの日本代表にとっては国際大会の経験を積む意味で良い機会となっている様子。初戦は7月24日から日本で行われる国際親善試合の対戦相手であるレバノン代表チームと対戦し、82-87で敗れている。
 8月5~17日までレバノンで行われるスタンコビッチカップまでかなりタイトなスケジュールとなっている日本代表。ジョーンズカップでの試合を通して徐々にチーム状態を挙げていきたいところ。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.27

 今号では関東実業団リーグ戦の現在の状況と、バスケットボール男子日本代表についてを掲載。

☆関東実業団リーグ戦
男子
1部:7月3日(土)に2次リーグがスタート。2次リーグは1次リーグの上位4チームと下位4チームに分かれて、それぞれ上位リーグ、下位リーグとして4チーム総当たり戦を行う。最終順位の決定は基本的に2次リーグの結果のみから判定される。
 上位リーグの第1戦は1次リーグ1位の横河電機と4位の三井住友銀行の対戦と、2位の日本無線と3位の曙ブレーキ工業の対戦となった。横河電機vs三井住友銀行戦は序盤に流れをつかんだ三井住友銀行が横河電機に14点差をつけて第1Pを終えた。しかしそこから横河電機#5笹がインサイドで奮起すると、横河電機に流れが傾き逆転。三井住友銀行も最後まで粘りを見せるも横河電機が逃げ切った。横河電機#16浦中は「確かに状態はよくはないね」と言う。「シュートはまあ入らない日もあって仕方ないと思うけど、今日は本当に入らなかった。でもみんな負けたくはないと思っているから。だから多少競っても負けるような気にはならない」と浦中が言うようにこの日も“負けない横河電機”を見せた。惜しくも敗れた三井住友銀行だが、チーム状態は良いと#81清水。「今日は自分のミスもあって結局追いつけないで終わってしまいました。でも誰も自分のことを責めないし、他にもファールトラブルになった(#32木村)理を責めたりもしない。前のチームはそういうところがダメでチームがばらばらになったりしていたけど、今は違います。お互いに言うことは言うけど、決して責めたりしない。いいチームになってきていると思います」(三井住友銀行#81清水)。日本無線vs曙ブレーキ工業戦は序盤は点の取り合いとなるも、第2Pからはディフェンスの応酬となり、どちらもなかなか得点が伸びない。その中でインサイドで有利に立った日本無線が徐々に曙ブレーキ工業を引き離して勝利した。新人ながら日本無線のインサイドを支える#7山本はリバウンドランキングでも現在1位と活躍。試合後山本は「試合を重ねて大分良くなったとは思うけど、まだまだです。自分の記録や賞(新人賞)などは今は気になりません。まずは何よりもチームの勝利が大切なので。その結果でそういうものがついてくるといいなとは思います」と語る。1次リーグでは勝利したが、2次リーグで敗れた曙ブレーキ工業は試合終盤に新人#15田中が爆発的な得点力を見せた。
 下位リーグ第1戦は1次リーグ5位の葵企業と8位の東京電力の対戦と、6位の新生紙パルプ商事と7位の東京日産の対戦となった。葵企業vs東京電力戦は第1Pこそ競った展開となるも、その後は葵企業が流れをつかむ。東京電力も#3涌井のシュートなどで粘りを見せるも追い上げはならず、葵企業が2次リーグ初戦を勝利した。新生紙パルプ商事vs東京日産戦は序盤から東京日産#13神崎が好調に得点を重ね、東京日産がリードする。徐々に立て直す新生紙パルプ商事だが、なかなか点差は縮まらない。新生紙パルプ商事は後半#7立花の故障もあり#16山本が奮起、東京日産#13神崎に対して好ディフェンスを見せながらオフェンスでは速い展開から#12高崎、#9遠藤、#4近森らの得点につなげていった。逆に東京日産は終盤#13神崎のシュートが落ち始めると攻めどころをなくし、#8眞部のインサイドでなんとかつなぐも新生紙パルプ商事の勢いを止められない。第4P残り3分半に新生紙パルプ商事が同点に追いつくとそのままリードを奪い勝利した。「こんなに長い時間出たのは久しぶりでした」と苦笑いの新生紙パルプ商事#16山本は勝利にほっとした表情を見せた。惜しくも敗れた東京日産#34上原は「(#13神崎)剛が入らなくなった時にどうするかというのをちゃんとやれていなかった。残念ですね」と語る。
 得点ランキングは田ヶ谷(横河電機#20)が1位、4点差で高崎(新生紙パルプ商事#12)、さらに4点差で永田(葵企業#15)が続く。3ポイントランキングは得点ランキングで4位に入っている松岡(葵企業#14)が1位、福田侑(日本無線#4)と高崎(新生紙パルプ商事#12)が1本差で2位、さらに4位の涌井(東京電力#3)も1本差と混戦となっている。リバウンドランキングは新人の山本(日本無線#7)が1位、1本差で関(東京電力#10)が続き、3位の眞部(東京日産#8)は2位から11本差となっている。アシストランキングは永田(葵企業#15)が2位以下を大きく引き離し1位、14本差で鈴木伸(日本無線#6)が2位、さらに2位から5本差で上原(東京日産#34)となっている。
 2次リーグは残り2戦となる。第2戦は7月18日(日)に駒沢屋内球技場で、第3戦(最終戦)は翌19日(月・祝)に塩浜市民第一体育館で行われる。
男子1部の予定&結果はこちら
2部:7月4日(日)にブロック最終戦を終えた男子2部。各ブロック1・2位の4チームは2部全体の1-4位決定戦に進み、1位になれば1部8位との自動入替で1部に昇格、2位になれば1部7位との入替戦に進み、勝てば1部昇格、敗れれば2部残留となる。その他の各ブロック3位以下はそれぞれ同順位同士が対戦し、5~12位までを決定する。9~12位(各ブロック5・6位)は3部のA~Dブロックの1位チームと入替戦を戦うこととなり、勝利すれば2部残留、敗れれば3部降格となる。Aブロックは最終戦を残して大塚商会の1位、富士通の2位は決まっていた。その大塚商会は試合序盤に流れをつかめずNTTデータにリードされるが、後半に入って流れをつかむと逆転、5戦全勝でのAブロック1位を決めた。富士通は今シーズンなかなか勝ち星をあげられない警視庁を序盤で引き離すとそのまま勝利した。プレス工業はけが人などあるものの富士通ゼネラルを圧倒し勝利。これでAブロックの最終順位は1位:大塚商会2位:富士通3位:プレス工業4位:NTTデータ5位:警視庁6位:富士通ゼネラルとなった。BブロックはNTT東日本東京と日立大みかの対戦で日立大みかが逃げ切り勝利、三井住友海上がメディセオに敗れたことで3チーム(三井住友海上、日立大みか、NTT東日本東京)が3勝2敗で並び、3チーム間での対戦成績も同じ1勝1敗であることから、ゴールアベレージで順位が決定された。全勝でBブロック1位となったメディセオだが、三井住友海上に対し第1Pはわずかに3点しか取れず14点差となるも、その後逆転し勝利した。5-6位を決める対戦となった伊藤忠商事vs東京トヨペット戦は、東京トヨペットが試合開始前わずかに5人とギリギリの人数で試合を行ったこともあり、伊藤忠商事が圧勝した。Bブロックの最終順位は1位:メディセオ2位:三井住友海上3位:日立大みか4位:NTT東日本東京5位:伊藤忠商事6位:東京トヨペットとなった。7月18日(日)に駒沢屋内球技場で1-4位決定戦1回戦(富士通vsメディセオ、大塚商会vs三井住友海上)と5~12位までを決定する試合を行う。また、1-2位決定戦は翌19日(月・祝)に塩浜市民第一体育館で、3-4位決定戦と1部7位と2部2位の入替戦、2部9~12位と3部A~Dブロックの各1位チームとの入替戦は7月24日(土)に羽村市スポーツセンターで行われる。
男子2部の予定&結果はこちら
3部Aブロックは住友商事が最終戦は落としたものの、同じ4勝1敗の東芝ライテックに勝利していることから、住友商事の1位が決定した。Bブロック三菱東京UFJ銀行が1位。CブロックJFE東日本京浜が1位。Dブロックはまだ最終戦を残しているが、全ての試合を終えている東京消防庁が5戦全勝で1位を確定している。
4部Aブロック本田技術研究所が1位。BブロックC.K.東京が1位。Cブロックは現在4戦全勝で並んでいる三井物産とANAの直接対決が7月17日に行われる。Dブロックは3チーム(三井住友銀行本社、小田急電鉄、東燃化学)が並んで7月17日の最終戦にもつれ込んだ。Eブロック東芝府中が1位。Fブロックは最終戦を残し千代田化工の1位が確定している。Gブロックも最終戦を残しイノベーショントラストの1位が確定している。Hブロックは最終の1試合を残し3チーム(三菱商事、東京郵政、テイ・エステック)が1位の可能性を残している。
5部Aブロック丸紅本社Bブロック沖電気東京Cブロック東京国税庁Dブロックテプコシステムズがそれぞれ1位となり、4部昇格を決めている。Eブロックは最終戦を残し楽天の1位が確定している。Fブロックは1位の三菱化学Gブロックは1位のティップネスと2位の日立情報がそれぞれ4部昇格を決めている。
女子
1部:7月3日に1次リーグ最終戦を行った。三井住友銀行が丸紅に勝利し5戦全勝で1位、メディセオが4勝1敗で2位、丸紅が3勝2敗で3位となり、この3チームが2次リーグ上位リーグとなる。4位は2勝3敗でTOTO、5位は1勝4敗で東芝府中、6位は5戦全敗で特別区となり、この3チームが2次リーグ下位リーグとなる。2次リーグは上位、下位のそれぞれ3チーム間での総当たり戦で順位が決定される。男子と同じく1次リーグの結果は持ち越されない。
2部Aブロックは最終の1試合を残し4戦全勝の伊藤忠商事が1位を確定している。Bブロックは山武が4戦全勝、第一生命と沖電気東京が3勝1敗となっており、最終戦で1位が決まることとなる。
関東実業団バスケットボール連盟

☆日本代表
 バスケットボール男子日本代表チームは7月7日(水)、今回のチームとしては初の強化試合を行った。これはウィスマンヘッドコーチの就任記念として、昨シーズンまで指揮を執ったリンク栃木ブレックスのホームアリーナであるブレックスアリーナでの開催となった。対戦相手は中国プロバスケットボールリーグ・CBAに所属する「東莞(ドングアン)レオパーズ」。この日の対戦を前に、すでに日本代表とは練習試合(スクリメージ)を行っていた。7日の強化試合では日本代表は序盤から東莞レオパーズにリードを奪われ敗れた。初戦を黒星で終わった日本代表だが、ウィスマンHコーチは「今はチームとしてより良い結果を求めるための過程である」と語った。チームとして始動し8週間、ゲームライクな部分はあまりなかったこと、練習の疲れがあったことなどを敗因として挙げた。日本代表は故障の伊藤(リンク栃木ブレックス)を除くベンチメンバー全員が出場するなど、チーム強化として経験の部分が強く打ち出された形となった。
 男子日本代表はこの後7月14日から21日まで行われるジョーンズカップ(チャイニーズ・タイペイ)に出場、帰国後日本での初の国際親善試合となるレバノン代表との試合を3試合行うこととなっている。
JBA日本バスケットボール協会 日本代表サイト
JBA/バスケットボール男子日本代表 2010/7/7 強化試合 vs 東莞レオパーズ

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.23

 メインとして男子1部がスタートした関東実業団リーグ戦の各部の状況を紹介。

☆関東実業団リーグ戦
男子1部:1次リーグが6月5日からスタート。初日は午前中にミニバスクリニックを行い、午後から2面で2試合同時に4試合を行った。昨年の2位・曙ブレーキ工業が昨年7位・葵企業に、昨年4位・新生紙パルプ商事が昨年5位・三井住友銀行にそれぞれ敗れ、初戦から波乱のリーグ戦を予想させる展開となった。第2戦は6月12日(土)に船橋市総合体育館で、第3戦は6月13日(土)に東芝小向体育館で行われる。
男子1部の予定&結果
男子2部:先週末は試合なし。6月13日(日)にプレス工業体育館と船橋市総合体育館に分かれ、Aブロックは第3戦、Bブロックは第2戦を行う。
男子2部の予定&結果
3部AブロックはNECと住友商事が2連勝。Bブロックは最終戦を行い、三菱東京UFJ銀行と富士ソフトが4勝1敗で並んだが、直接対決の結果から三菱東京UFJ銀行が1位となった。Cブロックは残り1試合となり、JFE東日本京浜が4戦全勝で、他に3勝以上しているチームがないことから、最終戦を待たず1位が確定した。Dブロックはまだ1試合しか行っていない。
4部Aブロックは本田技術研究所が現在4戦全勝、東京いすゞとみずほ銀行が3勝1敗で追っている。最終戦で本田技術研究所が東京いすゞに勝利すると他の試合の結果に関わらず本田技術研究所の1位が決まる。東京いすゞが勝った場合、みずほ銀行が旭化成ケミカルズに敗れると東京いすゞが1位に。みずほ銀行が勝利した場合、3チームが4勝1敗、さらに3チーム間の勝敗が並ぶこととなり、ゴールアベレージでの1位決定となる。BブロックはC.K.東京が2連勝。Cブロックは三井物産が3戦3勝、ANAが2戦2勝、東ソーが2勝1敗となっている。Dブロックは三井住友銀行本社が3戦全勝、東燃化学が2勝1敗で追っている。Eブロックは4戦全勝の東芝府中と、3勝1敗の三菱ふそうが最終戦で直接対決となり、そこで勝った方が1位となる。Fブロックは千代田化工が大陽ステンレススプリングスに勝利し2連勝、その他4チームが1勝1敗と混戦模様。Gブロックはキャノンとイノベーショントラストが2連勝、セイコーエプソンとIHIが1勝1敗とここも混戦となりそう。Hブロックも3勝1敗で三菱商事、東京郵政、テイ・エステックの3チームが並び最終戦へ。
5部Aブロックはすでに5試合を終えているリクルートが4勝1敗とトップ。まだ2試合を残すソニーと出光興産と丸紅本社の3チームが3勝1敗となっている。Bブロックは沖電気東京が4戦全勝、THINKフィットネスが3勝1敗、経済産業省が2勝1敗となっている。Cブロックはすでに終了し、東京国税庁が全勝で1位が決定。Dブロックはテプコシステムズが4戦全勝で、残り1試合を敗れ2位の第一生命が勝利したとしても4勝1敗で並び、直接対決でテプコシステムズが勝利していることから、最終戦を待たず1位が確定した。Eブロックは楽天が4戦全勝、追う国税庁が最終戦勝利したとしても直接対決で楽天が勝利していることで、最終戦を待たず楽天の1位が確定した。Fブロックはまだ最終戦を終えていないチームがあるが、その結果に関わらず三菱化学が5戦全勝で1位確定している。混戦となったGブロックはティップネスと日立情報が4勝1敗で並んだが、直接対決で勝利したティップネスが1位となった。5部は7ブロックのため、Gブロックは2位の日立情報までが4位自動昇格となる(※順位決定は関東実業団リーグ戦大会要綱参照)
女子1部:6月12日(土)に丸紅体育館で1次リーグ第1戦、翌13日(日)にTOTO体育館で第2戦を行う。
女子2部:山武と沖電気東京が2連勝、第一生命とNEC府中が1勝1敗。
関東実業団バスケットボール連盟(大会要綱もこちらのHPから)

☆トピックス
早慶戦
 第68回早稲田大・慶應義塾大バスケットボール定期戦(通称:早慶戦)が6月6日(日)に慶應義塾大日吉記念館で行われた。試合は接戦となるも慶應義塾大が逃げ切り勝利し、通算成績を34勝34敗のタイに持ち込んだ。

日本代表
 男子日本代表は第2次強化合宿を終え、候補メンバーの入替えを発表した。人数の多かったガード陣などから8名が離脱、インサイドの強化のため2名を追加召集した。追加召集には青山学院大1年の永吉も含まれる。第3次強化合宿は6月11日(金)から6月17日(木)まで味の素ナショナルトレーニングセンターで行われる。
日本バスケットボール協会(JBA)公式サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.20

 今号ではトピックとして関東大学トーナメント、アメリカンフットボールのパールボウルトーナメント、日本代表チーム情報、関東実業団リーグ戦の戦況を取り上げた。また、実業団チームレポートは第7弾として日本無線を紹介。

☆トピックス
関東大学トーナメント
 関東大学バスケットボール選手権(トーナメント)が5月16日に最終日を迎えた。今大会は代々木第2体育館の改修工事にともなう閉館期間に入るまでに新人戦までを終えるため、例年より早い開催となった。
 ベスト8に入ったのは昨年優勝の慶應義塾大、準優勝の東海大、3位の青山学院大、8位の中央大と、日本大、筑波大、早稲田大、関東学院大が入った。準々決勝で日本大が東海大にわずかに2点差で勝利。その他、慶應義塾大、青山学院大、筑波大が準決勝に進んだ。準決勝は慶應義塾大が筑波大に、青山学院大が日本大にそれぞれおよそ20点差をつけて勝利した。決勝戦は前半まで競った展開となったが、第3Pに青山学院大が慶應義塾大を引き離すとリードを守り、青山学院大が2年ぶり5回目の優勝を果たした。順位決定戦では3位に筑波大、4位日本大、5位東海大、6位早稲田大、7位中央大、8位関東学院大となった。
関東大学バスケットボール連盟 公式サイト

パールボウルトーナメント
 5月1日からスタートしたパールボウルトーナメントは3週目を迎え、よ各ブロック1位(イーストディビジョンとセントラルディビジョンの1位、2位の4チーム)が初戦を迎えた。対戦相手はディビジョン下位チームと言うこともあり、昨年3冠の鹿島、パールボウル準優勝の富士通などそれぞれ圧倒的な試合で勝利した。特に鹿島とアサヒビールは相手チームを0点と完封、自身のチームは60点以上獲得とまさに力の差を見せつける形となった。
 パールボウルトーナメントのブロックリーグ戦は残り各ブロック1試合のみ(5月29・30日川崎球場)。その後、各ブロック1位の4チームが準決勝(6月13日川崎球場)に進み、決勝戦であるパールボウルは7月1日(木)に東京ドームで開催される。
 また、西日本地区で行われるグリーンボウルは今週末の5月22日からスタートする。
日本社会人アメリカンフットボール Xリーグ 公式サイト

日本代表
 ウィスマン新ヘッドコーチのもと日本代表候補28名が発表された。過去に日本代表もしくは候補だった選手が多い中、木下(パナソニックトライアンズ)、田中(リンク栃木ブレックス)、青島(パナソニックトライアンズ)、松井(レラカムイ北海道)、渡邉(パナソニックトライアンズ)、満原(東海大3年)が初選出された。また、7月に日本でレバノン代表との親善試合の開催も発表された。
 日本代表チームは5月20日からの第1次強化合宿をスタート。第4次強化合宿後に台湾で行われるジョーンズカップに出場する。
※松井はJBL移籍リストに公示中
日本バスケットボール協会(JBA)公式サイト

関東実業団リーグ戦
 3から5部までが現在開催中だが、今週末5月23日から男子2部がスタートする。23日は2部Aブロックのみの3試合、翌週の5月29日、30日はA・Bともに行われる。(※男子2部の展望は こちら)
3部Aブロックでは1位の東芝ライテックが6位の住友商事に5点差で敗れる。Bブロックでも1位の三菱東京UFJ銀行が5位の横浜市役所に敗れ、6位の富士ソフトが2戦で1勝1敗と混戦模様。
4部Aブロックは本田技術研究所が2戦ともに100点越えで圧勝。みずほ銀行が追っている。Hブロックでは4位の東京郵政と5位のテイ・エステックが2連勝している。
5部Aブロックは7位のリクルートが2連勝。Bブロックは1位の沖電気東京が2連勝。Cブロックは1位のJR東海東京と2位の日本ユニシス、そして6位の東京国税局の3チームが2戦2勝と混戦。Dブロックは2位のテプコシステムズが2連勝。Eブロックは1位の楽天が2試合とも110点を超える得点で圧勝。2位の国税庁と4位のNECネッツエスアイも2連勝と混戦。Fブロックは1位の三菱化学が2連勝。すでに3試合を終えているGブロックは6位のティップネスが3連勝でトップ。1位の日立情報と2位のオリックスが2勝1敗で追っている。
関東実業団バスケットボール連盟

☆実業団チームレポート
第7弾:日本無線(東京都)
 全日本実業団選手権出場が現在活動中のチームの中で最多を誇る日本無線。古豪と呼ぶにふさわしい日本無線だがここ5年、全日本実業団選手権でベスト4入りを逃している。
 日本無線の練習は基本的に平日の夜。どこのチームも平日の夜は19時半すぎないと集まらない現状があるが、このチームは練習開始の19時の時点で10人を超えていた。中には忙しい仕事の合間を抜けて練習参加し、終了後職場に戻る選手もいる。
 「若くなりました」。今シーズンのチームの特徴を新キャプテンの鈴木はまずそう言った。05年の全日本実業団選手権で準優勝が最も最近の全国大会での決勝進出だ。その翌シーズンにチームに加入した鈴木(青山学院大)、樋渡(明治大)が現在上から3番目となった。「以前に比べたら走れるチームになったと思います。でも波が大きすぎて最後に勝ちきる力がない。今は底辺(一番悪い状態)を挙げていくことをまず取り組んでいきたいです」と現在の目標を語る。1年目からチームの司令塔としてコートリーダー的役割を担ってきた鈴木がチームキャプテンとなったことに、同期であり2年連続副キャプテンを務める樋渡は「(鈴木)ノブが一番変わったと思いますね」と言う。コートリーダーだけでなく名実ともにチームリーダーとなったことでやりやすくなったように感じている。「チームはまだまだ波が大きいです。どの大会も優勝を目指しますが、うちは連続で全日本実業団選手権のベスト4を逃していますから、今シーズンこそはという気持ちは強いです」(樋渡)。
 今シーズンから副キャプテンとなった上野。チームの控え選手を中心とした若手の取りまとめが自分の仕事だという。「副キャプテンとしては何もできていませんが、そこは意識していきたいですね」とキャプテンであり同じポジションでもある鈴木のバックアップに努めている。
 新人の山本(順天堂大)は「まだゲームをやっていないのでどんな感じなのかわからない」と言いながらも、「自分の役割はリバウンドとインサイドのディフェンスだと思っています。まずはそこをしっかりとやっていきたいです」とチーム待望のセンタープレーヤーは意気込みを語る。
 山本の加入で得点源でもある福田兄弟(福田大祐、福田侑介)や鋭いドライブが持ち味の会川などのプレーもより生かされることだろう。昨シーズン途中から指揮を取るようになった箱崎ヘッドコーチにとってはヘッドコーチとして初のリーグ戦となる。「長丁場ですし大変です」と言うが、日本無線の黄金期を支えた選手としての経験を活かしていきたいところ。
 若手中心の新たなチームとなった古豪、復活のシーズンとなるか。日本無線のリーグ戦初戦は東京日産との対戦となる。
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※取材・撮影 2010年5月17日(月)

取材・写真・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.8

 JBL2プレーオフに向けて残り1枠の争いのレポートを中心に、JBLやトピックなどを掲載。

☆JBL2
 第18週を迎えたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。すでにプレーオフ進出の3チームは決定し、残りの1枠を日立電線と黒田電気が争っている。
 この第18週ではその2チーム間の順位に動きが出た。まず、20日(土)に行われた日立電線vs豊田通商戦。ここまで全勝、すでにレギュラーシーズン1位を決めている豊田通商を相手に、日立電線はスタートから勢いのある様子を見せるが、力の差が出て中盤からは豊田通商ペースとなる。最後まで戦う姿勢は見せたものの、追い上げることはできず、29点差で敗れた。「この試合に関してはある程度計算の範囲内」と野田HC、中村キャプテンともに言う。また、後半戦から復帰した#5姿は「チームが若い選手が多くて、接戦になると経験値がすくない状態なので、その辺は修正しなくてはいけないと思っています」と今のチーム状況を冷静に見ている。若い選手が主体のこのチームにとって貴重なファイナル(旧日本リーグ時代)経験者でもある。「自分の経験を上手く活かしていきたいです。今はもうやるしかないので、残り3試合でプレーオフ出場を目指します」と力強く語った。
「豊田通商とはオールジャパンでも対戦し、他のチームより多く試合ができています。プレーオフに向けていい経験ができたと思っています。(プレーオフに出場した場合4位となり、セミファイナルは1位の豊田通商との対戦となる)これで4連敗となりましたが、選手は頑張っています。だから後はヘッドコーチである自分の責任だと思っています。とにかく残りを勝たなければプレーオフはないので確実に勝っていかなといけないです」(野田HC)
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 翌日行われた4位黒田電気のゲーム。これまでの2戦を接戦の末敗れている石川との対戦だった。「チャンスだとは思っています」と試合前黒田電気・藤本HCはこの試合にかける思いを語った。その思いがそのままに序盤から勢いで押す黒田電気だったが、石川も力のあるところを見せ、前半は石川の7点リードで折り返す。しかし後半に入ってゾーンとマンツーを駆使してのディフェンスに変え石川のリズムを崩すと、オフェンスでは#13富田と#6清水のツーガードが機能し速い展開で得点につなげ逆転。最後まで勢いに乗った黒田電気が第15週のアイシンAW戦に続き、石川を破ってのアップセットで4位に浮上した。勝利の立役者の一人である#13富田は序盤、自分自身では攻めることなく、コントロールに徹していた。試合後は終始笑顔だった。
「シーズン当初は自分で何でもやりたい感じだったのですが、今はまずはまわりを生かしていくことを考えてやっています。うちは能力のある選手が揃っているので、その方がいいと思うようになりました。あとは積極的に声を出して、自分の意見を言うようにしています。今はそれらがうまくいってきていると思います。日立電線には能代工業高の後輩が2人(#1宮城、#39梅津)がいるので負けられません」(#13富田)
「チーム全体で調子が上がっています。これで勝ち星は日立電線に上回れましたが、うちは直接対決で負けているので全く油断はできません。この後も気の抜けない試合が続きますが、最後の日立電線戦まですべてしっかりと勝って、今年こそプレーオフに進みたいです」(藤本HC)
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 この他、アイシンAWはレノヴァに勝利し、石川が敗れたことで2位に浮上。ビッグブルーに勝利した豊田合成はレノヴァと勝ち星が並んだ。
 残り3週となったが、4位を争う2チームは残り2試合を同じレノヴァ、ビッグブルーとの対戦となる。そして、レギュラーシーズン最終戦となる第21週にぐんまアリーナで黒田電気と日立電線の直接対決となる。もし残り2試合で日立電線が1勝以上のリードとなった場合、最終戦を待たず日立電線の4位が決定する。また、黒田電気が2勝以上のリードとなった場合、黒田電気の4位が決定となる。黒田電気が1勝上回った状態、もしくは勝ち星が並んだ場合、最終戦で勝利した方が4位となる。(直接対決で日立電線が現在2勝。そのため黒田電気が最終的に日立電線を上回るためには勝ち星が1以上上回らなくてはならない。勝ち星が並んだ場合、日立電線が4位となる。)
 今週末の第19週では日立電線が1回戦で敗れたビッグブルーとの対戦となる。2回戦ではしっかりと勝利できているが、今回はビッグブルーのホームコートであることもあり厳しい試合が予想される。また、黒田電気もアウェーでのレノヴァ戦となる。これまで下位には取りこぼしのなかった黒田電気だが、最後まで集中を続けることができるかがポイントとなるか。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:第18週の結果(第19週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第16週まで終了。1位のアイシンシーホースはパナソニックトライアンズに連勝。2位のリンク栃木ブレックスも東芝ブレイブサンダースに連勝し追っている。また、プレーオフ圏内を争う混戦の中、日立サンロッカーズがトヨタ自動車アルバルクに連勝し3位に浮上した。下位の7位レラカムイ北海道と8位三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの対戦は、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズが今シーズン初の連勝となり、2チームの差が4勝に縮んだ。
 第17週は1位アイシンシーホースと2位リンク栃木ブレックスの対戦が秋田県秋田市で行われる。その他、3位に浮上した日立サンロッカーズがレラカムイ北海道と対戦。初の連勝で勢いに乗りたい三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは本日(26日)から代々木第2体育館で豊田自動車アルバルクと対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆トピックス
日本代表HC内定
 今シーズン、ヘッドコーチ(代行含め)3回変わった男子日本代表。来シーズン以降のヘッドコーチは公募も含め選考された。この度日本バスケットボール協会は、現在リンク栃木ブレックスのヘッドコーチであるトーマス・ウィスマン氏が内定したと発表した。まだ契約内容が正式に決まっていないこともあり、今後の方針や予定などは発表されていない。
日本バスケットボール協会

全日本クラブ選手権
 3月20~22日に福島県福島市で行われる第36回全日本クラブバスケットボール選手権大会の組み合わせが発表となった。先週末行われた関東予選では横浜ギガスピリッツが優勝、2位にALSOK GUNMA CLUBとなった。東海は1位にO55、2位にSWOOPS、近畿は1位にBUBBLES、2位にはじめまして、北信越は1位にGROUSES.NET、2位にHEDGE HOGとなり、上位チームの力が拮抗していることが伺える。
 決勝戦まで進めば3日で5試合(2日目、3日目はダブルヘッダー)と厳しい試合日程の中、チーム力が問われる大会となる。
大会概要 男子組み合わせ 女子組み合わせ

実業団
 関東のトップは現在オフシーズンに入っているが、東京都では下位リーグを中心に東京都実業団冬季大会が行われている。また、神奈川県は県実業団リーグ戦を開催中。埼玉県では今週末まで県実業団リーグ戦が行われる。3月には東海北陸実業団選手権大会も行われ、全日本実業団選手権終了後もオフにならない地区のチームも多い。
 来年度のスケジュールは関東ではすでに発表となっている。関東実業団リーグ戦は4月10日からスタートするが、1部は6月からとなる。また、来年度の全日本実業団競技大会はこれまでの船橋アリーナではなく平塚市ひらつかアリーナが予定されている。

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.44

 今週末で終了する関東実業団選手権を中心に、オールジャパン予選やJBL2などの状況を掲載。

目次
☆関東実業団選手権
☆オールジャパン予選
☆JBL2
☆トピック

★関東実業団選手権
 現在開催中の関東実業団バスケットボール選手権大会。先週末は男女準々決勝と男子順位決定戦1回戦が行われた。
 男女ともに準々決勝は全て上位シードチームが差をつけて勝利。女子のメディセオvs東芝府中戦以外全て第1Pで10点以上の点差がつく展開となった。
 全日本実業団バスケットボール選手権の出場がかかる順位決定戦1回戦は東京電力vs大陽ステンレススプリングス戦を除く3試合がリーグ2部のチーム同士の対戦となったが、最も競ったのがその東京電力vs大陽ステンレススプリングス戦だった。リーグ戦では2部で優勝し来年度1部昇格が決まっている東京電力はこの日チームの主力である阿部を体調不良で欠いてはいた。対する大陽ステンレススプリングスは今年からリーグ戦に参入、5部では圧倒的な強さで来シーズンの4部昇格を決めている。リーグ戦は今年度からの参入のため下部リーグだが、選手権は前から出場しており、昨年もベスト16に入っている。昨年の順位決定戦1回戦でも同じ顔合わせとだったが、その際は東京電力が圧倒的に勝利していた。今年度はリーグ戦にも参入し、関東実業団に本格的に進出した大陽ステンレススプリングスは格上の東京電力に対し速い展開と確実にアウトサイドシュートを決め前半終了時で3点差と接戦に持ち込むことができた。しかし後半に入って東京電力がディフェンスを厳しくすると大陽ステンレススプリングスのオフェンスのリズムが崩れ得点が止まる。第3Pだけで13点差がつくと、第4Pも立て直しができなかった。
 今週末は11月21日(土)に男女準決勝と男女順位決定戦(全実出場チーム決定戦)が平塚市総合体育館で、そして最終日となる男女決勝、男女3位決定戦が11月22日(日)に代々木第2体育館で行われる。
 男子の準決勝は東京都実業団選手権の準決勝と同じ組み合わせとなった。東京都実業団選手権では本来の主力を出場させないまま敗れた横河電機だったが、この大会では通常のスタートメンバーで臨んでいる。東京都実業団選手権でチームとして初の大会優勝を経験した三井住友銀行が関東実業団リーグ戦、全日本実業団競技大会、全日本社会人選手権と3冠の横河電機にどのような試合を仕掛けていくのかが興味深い。日本無線vs新生紙パルプ商事は力が拮抗しており好ゲームが期待できる。
 男子の9・10位決定戦は全日本実業団選手権(2010年2月、長崎県長崎市)の出場チームをけっている対戦となる。関東実業団リーグ戦の1位と2位の対戦となる東京電力vsメディセオ(旧・クラヤ三星堂)はリーグ戦の順位決定戦で対戦している。その際、どちらかというと苦手意識があるとメディセオの#5森田が語っていたが、今回どこまでそれが払いのけることができているか。プレス工業は3年連続順位決定戦に進んでいるが、初の全日本実業団選手権出場をかけ三井住友海上に挑むこととなる。
※最終日11月22日(日)の代々木第2体育館は有料。割引券(800円→700円)が関東実業団バスケットボール連盟HP内にあり。
関東実業団バスケットボール連盟
スポーツのミカタ:関東実業団選手権2009

★オールジャパン予選
 2010年1月1日から行われる第85回天皇杯・第76回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)の予選となる大会が現在各地で行われている。
 先週末は東海と四国で総合選手権(予選大会)が行われ、男女それぞれ2チームのオールジャパン出場が決まった。東海は男子・浜松大、女子・愛知学泉大と大学チームが男女ともに出場を決めた。四国は男子が愛媛教員クラブ、女子がJOINに決まった。
 これで男女それぞれ32チーム中18チームが決定した。残りの14チームはJBL2もしくはWJBL・W1からの4チームと、学生8チーム、北海道と関東の地方枠各1チームとなっている。
 今週末は予選大会は行われないが、JBL2がオールジャパン出場権の順位を決定する第6・7週が3連休中に行われる。WJBL・W1は11月29日(日)の試合終了時点での順位で出場チームが決定。北海道が11月27日から3日間、関東が11月28・29日にそれぞれ予選大会となる総合選手権を行う。そして最後に決まるのが学生枠で、全日本大学選手権が女子は11月23~28日、男子は12月2~6日に行われる全日本大学バスケットボール選手権(インカレ)でのベスト8以上が出場権を獲得する。また、今年度は地方ブロックから大学チームが出場権を得ているチームが多く、インカレの結果次第では地方枠の出場チームが変更(繰り上げ)になる可能性も大きい(学生の出場枠は地方枠よりも優先されるため)。全てのチームが決定するのは男子のベスト8が決まる2回戦が行われる12月3日となる。
スポーツのミカタ:オールジャパン予選2009
参考 スポーツのミカタ:JBL2 第5週の結果(第6・7週の予定)

★JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は11月15日に第5週の4試合を行った。ここまで全勝の豊田通商はアイシン・エイ・ダブリュと、同じく全勝中の石川は豊田合成と対戦。慮チームとも勝利し5勝0敗となり、オールジャパン出場が決まった(残り2週で5勝以上になる可能性のあるチームはこの2チームを含め3チームのみ)。オールジャパン出場のためには一つも落とせない黒田電気はレノヴァの追い上げをしのぎ2勝目を挙げた。また昨シーズンから勝ち星のなかったビッグブルーが日立電線に勝利した。レノヴァは今シーズンまだ勝ち星はない。
 この週末は23日の祝日も含め3連休中に各チーム2試合ずつ行う。この3日間で1回戦の全ての試合が終わることとなり、オールジャパン出場のための順位決定が行われる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

★トピック
JBL
 第7週を行ったJBL(日本バスケットボールリーグ)はアイシンシーホースがレラカムイ北海道に連勝し、11勝3敗と首位を守っている。追う東芝ブレイブサンダースもトヨタ自動車アルバルクに2戦とも競り勝ち10勝4敗。上位が順調に勝ち星を重ねる中、現在7位のレラカムイ北海道と8位の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは第7週も連敗となり上位との差がさらに開いている。
JBL-日本バスケットボールリーグ

東アジア競技大会
 12月2日から香港で開催される東アジア競技大会に出場する日本代表が決定していたが、その中の井上聡人(レラカムイ北海道)が怪我のため出場しないことが発表された。追加召集の選手はまだ決定していない。
 この大会はコーチ陣、選手ともに一新し、選手の平均年齢が24歳と若いチームとなった。リーグ戦中ということもあり強化合宿は2回で全4日間。同じ世代ということもありU-24などで一緒にプレーしたこれまでの経験が重要となりそうだ。第2次強化合宿は11月23・24日に味の素ナショナルトレーニングセンターで行われる。

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.34

 現在開催中の東京都実業団選手権を軸にトピックを3つ取り上げている。

目次
☆東京都実業団選手権
☆トピック

★東京都実業団選手権
 関東実業団バスケットボール選手権の東京都予選となる東京都実業団バスケットボール選手権が行われている。男子は現在トーナメントの最中だが、今週末にはいよいよシード8チームうちの4チームが登場する。
 今大会は全日本実業団競技大会の前に東京都実業団選手権のベスト8決めのうちの4試合が行われることとなった(昨年まではシード8チームは全日本実業団競技大会終了後から東京都実業団選手権の初戦となっていた)。ベスト8決めが行われる13日(日)の前日、12日(土)にはベスト16入りを決定する試合が行われる。ここで勝利すれば関東実業団選手権の東京都枠である21位以内に入り、関東実業団選手権の出場が決定する。敗れたチームは順位決定戦で関東実業団選手権出場権を争うこととなる(17~21位決定戦、8チーム中5チームが出場権を得る)。
12日(土)に行われるベスト16決定戦
会場:羽村市スポーツセンター

10:00伊藤忠商事 vs JRシステム※1
11:30富士ソフト vs 三菱東京UFJ銀行※2
13:00三菱JFJ信託銀行 vs 清水建設※3
14:30住友商事 vs ケーエス※4
13日(日)ベスト8決定戦
会場:横河電機体育館

10:00※1勝者 vs 三井住友銀行
11:30新生紙パルプ商事 vs ※2勝者
13:00※3勝者 vs 日本無線
14:30※横河電機 vs ※4勝者
 この他に注目は12日(土)に東芝青梅体育館で行われるNTT東日本東京vs大塚商会東京戦だろう。NTT東日本東京はリーグ戦2部6位、大塚商会東京は入替戦に勝利し2部昇格を決めている。リーグ戦の成績では大塚商会東京の方が下となるが、大塚商会東京はここ2年関東実業団選手権ベスト12入りを果たしている。この対戦で敗れた方が関東実業団選手権の出場ができないことになる。来シーズンを見据えた意味でも関東実業団選手権の出場権は獲得したい両チーム。好ゲームが期待できる。
 残りのベスト16およびベスト8決定戦は全日本実業団競技大会と同じ9月19日と21日に行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

★トピック
JBL2 プレシーズンマッチ開催
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2009-2010シーズンの試合日程を発表した。9月12・13日にはプレシーズンマッチが愛知県のアイシン・エイ・ダブリュ体育館が開催となる。参加チームはレノヴァ鹿児島とビッグブルー東京を除く6チーム(豊田通商ファイティングイーグルス、アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城、豊田合成スコーピオンズ、日立電線ブルドッグス、石川ブルースパークス、黒田電気ブリットスピリッツ)で、すべて10分×2のハーフゲームで行われる。
 10月17日からスタートするレギュラーシーズンまで1カ月となるが、今シーズンから3回戦制となり、チームとしての体力が重要になってくる。開幕に向けての調整として大切な1カ月となる。
※プレシーズンマッチ会場は会社敷地内のためセキュリティーエリアの関係で入口が限られているので注意が必要(JBL2オフィシャルサイト参照)。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

新潟国体 組み合わせ発表
 10月2日から新潟県で行われる新潟国体の組み合わせが発表となった。成年男子は佐渡市での開催となる。昨年3位の秋田県は1回戦で福岡県と対戦。この勝者が準々決勝(2回戦)で2連覇中の千葉県と対戦することとなる。地元・新潟県は1回戦で山口県と対戦する。出場チームがわずかに12チームであり、あっという間に終わってしまう感のある国体だが、どこも選抜チームだけに、本番までにどこまでチームとしての調整ができるかが鍵となるだろう。
組み合わせ表 成年男子・少年男子・少年女子 成年女子

東アジア競技大会に向けての日本代表候補発表
 12月2日から香港で開催される東アジア競技大会に向けてスタッフと代表候補選手が発表となった。ヘッドコーチにはJBL・日立サンロッカーズの小野HCが就任、候補選手は22~25歳までと若いメンバーで揃えた。
 アジア選手権で過去最低の順位で終わった日本代表にとってこの大会は代表選手育成の意味合いを持つのか。メンバーが発表になったのみでその意味や取り組みなどについてはまだなにも発表されていないが、気になるのはコーチ、選手のほとんどがJBL所属であるということだろう。大会期間はJBLの予定を外しているが、そこまでの練習はどこまで確保できるのか。ヘッドコーチも変わり新たなチーム構想を行うとすればそれだけの時間も必要となる。これからの動向に注目したい。
日本バスケットボール協会

リサーチ・編集・作成 渡辺美香