10月2日から始まる新潟国体を成年男子を中心に、さらに関東実業団選手権予選、関東大学リーグ戦の現在の状況を紹介。そして今週末開幕のJBLを展望する。
目次
☆新潟国体
☆関東実業団選手権予選
☆関東大学リーグ戦
☆JBL開幕
★新潟国体
新潟国体が開幕し、バスケットボール競技も10月2日からスタートする。今年は成年女子が全都道府県からの出場となっており、それ以外の成年男子、少年男女はそれぞれ予選を勝ち上がった12チームで行われる。成年男子のみ佐渡市、それ以外は全て新潟市で開催される。
成年男子は昨年優勝の千葉県が最有力。そこに3位の山形県と秋田県、地元での開催に向けて強化を進めてきた新潟県が対抗か。各県ともに昨年のメンバーに大きく変わりはない様子(10月2日0時現在、公式ページでのメンバー発表がないため未確認)。優勝候補の千葉県(2回戦から登場)は秋田県が1回戦の福岡県に勝って2回戦に進めばここで千葉県vs秋田県の対戦となる。秋田県は地元開催だった秋田国体から2年連続千葉県に敗れており、リベンジを図りたいところだろう。現在2連覇中の千葉県も来年には地元千葉での国体を控えており、ここは結果を残しておきたい。地元新潟県は1回戦で山口県と対戦する。
新潟国体 公式サイト
新潟国体 バスケットボール競技 公式サイト
新潟国体 結果速報 (PC 携帯)
★関東実業団選手権予選
10月25日から始まる関東実業団バスケットボール選手権(兼高松宮記念杯全日本実業団バスケットボール選手権 関東予選)に向けての各都県の予選が行われている。
東京都はベスト8まで決定。国体での休みを挟んで10月10日(準々決勝)、11日(準決勝)、12日(決勝)と3日間連続で行われる。
神奈川県は8チームが関東実業団選手権に出場。順位を決めるリーグ戦の最終日となった9月27日、富士通体育館で富士通vsプレス工業戦が行われた。勝った方が関東実業団選手権の8シードに入れることもありどちらも気合が入っていたが、中盤から積極的に攻めにかかる富士通に対し、プレス工業はオフェンスの流れも悪くなり一気に点差が開き、富士通が勝利した。富士通はこの大会から新ユニフォームを使用。番号もフリーになり、各選手の個性がより強調された感がある。
埼玉県でも決勝戦が9月27日に行われた。トップシードの曙ブレーキ工業(予選なしで決勝戦のみ)に今年から関東実業団リーグ戦にも参入した大陽ステンレススプリングスが挑んだ。中盤で曙ブレーキ工業が引き離したが、終盤メンバーを落とした曙ブレーキ工業に大陽ステンレススプリングスが追い上げを見せる。しかし曙ブレーキ工業がそのまま逃げ切り優勝。
この他千葉県、新潟県、長野県が関東ブロックに入る。
関東実業団選手権の8シードは昨年の結果から東京都6、埼玉県1、神奈川県1となる。
★関東大学リーグ戦
現在開催中の関東大学リーグ戦。1部は2週目を終え、先に始まった2部は3週目を終えたところになる。
1部は昨年のインカレと春のトーナメントを制した慶應義塾大が昨年のリーグ戦を7位に終わったことにより1週目、2週目に優勝候補のチームと対戦するスケジュールとなっている。1週目の東海大戦は1勝1敗で得失点差では慶應義塾大が上位となったが、2週目の青山学院大戦は第1戦を大差で落とし、第2戦でリベンジを果たしたが、トータルは2敗となり優勝争いから一歩後退となった。ここまで2週負けなしの日本大が4戦全勝でトップに、それぞれ慶應義塾大に一つずつ星を落としている青山学院大と東海大が3勝1敗で追っている。専修大と今年度から1部に復帰した筑波大はまだ勝ち星がない。
2部は6戦全勝で明治大が頭一つリード。早稲田大、白鴎大、拓殖大がそれぞれ4勝2敗で追っているが、この3チーム2敗はすべて明治大からのものとなっている。国士舘大が3週目にして初勝利を挙げ、これで全敗のチームは無くなった。
今週末、1部は筑波大での開催となる。ここまで勝ち星のない筑波大だが対戦相手は同じくここまで全敗の専修大。1部復帰後初勝利はなるか。またここまで4戦全勝の日本大は慶應義塾大と対戦する。
関東大学バスケットボール連盟
★JBL開幕
JBL2009-2010シーズンが開幕する。開幕戦となる第1週は北海道(レラカムイ北海道vsパナソニックトライアンズ)、愛知県(アイシンシーホースvs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ)、神奈川県(東芝ブレイブサンダースvs日立サンロッカーズ)、そして東京都(トヨタ自動車アルバルクvsリンク栃木ブレックス)で開催される。
田臥も残留し注目を集めるリンク栃木ブレックスと、五十嵐が移籍したトヨタ自動車アルバルクの対戦は代々木第2体育館で行われることもあり、すでにチケットが完売となっている。
昨シーズン優勝のアイシンシーホースは補強がほとんどなく、ガードの柏木がアジア選手権での故障の影響からどこまで回復できているかが鍵になりそうだ。昨年準優勝の日立サンロッカーズは五十嵐がトヨタ自動車アルバルクに移籍し新人G西村(東海大)が加入。チームバランスはどう変わるか。パナソニックトライアンズはともに筑波大の主力であった中務と梁川が新規加入した他は外国人選手を含め変わっていない。最も選手の入れ替えがあったのが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズで、登録14選手中5選手が新規もしくは移籍となっている。中でも大学卒業後三菱電機入りが決まっていたが海外挑戦を選んだ中川がbjリーグを経て加入、さらに一度はチームを離れbjリーグに入った蒲谷が復帰とチームに縁のある選手が加入している。加入選手が多いだけにチームバランスが微妙なところだ。
今シーズンはNBAでの経験もある田臥(リンク栃木ブレックス)はじめ、中川(三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ)、KJ松井(レラカムイ北海道)、並里(リンク栃木ブレックス)、この夏をアメリカで過ごした川村(リンク栃木ブレックス)と竹内譲次(日立サンロッカーズ)、大学卒業後ドイツに武者修行に行っていた中務(パナソニックトライアンズ)と外国でのプレー経験のある選手が豊富なことも一つの特徴だろう。日本のバスケットボールシーンが少しずつ変わっていくのかもしれない。
JBL 日本バスケットボールリーグ
取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香