全日本実業団競技大会2009

全日本実業団競技大会 最終日の結果

 千葉県の船橋市総合体育館で行われていた全日本実業団バスケットボール競技大会が最終日を迎えた。この日は男女決勝戦と3位決定戦の4試合が行われた。
 男女ともに2年連続同じ顔合わせとなった決勝戦はともに接戦となったが、男子は横河電機が、女子は鶴屋百貨店が勝利した。横河電機は3年連続3回目、鶴屋百貨店は6年ぶり4回目の優勝を果たした。

日本実業団バスケットボール連盟

1日目の結果
2日目の結果

<試合結果>
男子
決勝戦
横河電機 76 ( 15-18  18-11  19-18  24-21 ) 68 JR東日本秋田
3位決定戦
日本無線 73 ( 28-9  11-28  20-23  14-19 ) 79 新生紙パルプ商事

女子
決勝戦
山形銀行 59 ( 12-15  12-10  16-17  19-20 ) 62 鶴屋百貨店
3位決定戦
日立笠戸 59 ( 16-20  11-24  10-21  22-17 ) 82 秋田銀行

<最終順位(全日本社会人選手権出場チーム)>
男子
優勝:横河電機(関東1)3年連続3回目
2位:JR東日本秋田(東北1)
3位:新生紙パルプ商事(関東4)
4位:日本無線(関東3)
5位:九州電力(九州)
6位:ホシザキ(東海1)
※5位、6位は昨年度の全日本実業団選手権の成績で決定。

女子
優勝:鶴屋百貨店(九州)6年ぶり4回目
2位:山形銀行(東北1)
3位:秋田銀行(東北2)

<個人賞>
男子
最優秀選手賞 高木賢伸(横河電機#17・初)
敢闘賞 高橋純(JR東日本秋田#21・初)
新人賞 高橋純(JR東日本秋田#21)

女子
最優秀選手賞 濱本愛梨(鶴屋百貨店#15・初)
敢闘賞 菅野恵子(山形銀行#4・初)
新人賞 赤川愛(山形銀行#6)

全日本実業団競技大会 2日目の結果

 9月20日(日)、千葉県の船橋市総合体育館で全日本実業団バスケットボール競技大会2日目の14試合が行われた。

日本実業団バスケットボール連盟

1日目の結果

<2日目の結果>

男子2回戦(準々決勝)
 終盤に追いつき逆転勝利を挙げた新生紙パルプ商事はこれが対九州電力戦初勝利となった。終始粘りを見せた旭川キシイだったが、JR東日本秋田がうまくげーむをコントロールしJR東日本秋田が勝利した。攻守にリズムに乗れなかった曙ブレーキ工業に対し、序盤でリードを広げた日本無線がそのまま逃げ切った。横河電機はホシザキに付け入る隙を見せず勝利。
 この結果、全日本社会人選手権の出場権は横河電機、JR東日本秋田、日本無線、新生紙パルプ商事、九州電力、ホシザキの6チームに決定した。
旭川キシイ 65 ( 13-15  11-14  18-19  23-28 ) 76 JR東日本秋田
九州電力 62 ( 23-16  14-12  9-13  16-26 ) 67 新生紙パルプ商事
日本無線 100 ( 29-18  21-17  22-24  28-15 ) 74 曙ブレーキ工業
横河電機 96 ( 21-8  29-21  30-16  16-34 ) 79 ホシザキ

男子準決勝
 中盤で大きくリードを広げた横河電機が日本無線を退けた。新生紙パルプ商事が中盤までリードするもファールトラブルなどでリズムを崩し、JR東日本秋田が逆転勝利した。
横河電機 95 ( 18-13  27-19  37-28  13-20 ) 80 日本無線
新生紙パルプ商事 61 ( 22-17  15-11  8-22  16-14 ) 64 JR東日本秋田

女子準決勝
 早い展開から確実に得点を伸ばした山形銀行が日立笠戸に勝利した。前半は競った展開となったが、後半に入って鶴屋百貨店が徐々に秋田銀行を引き離し勝利。
山形銀行 87 ( 25-14  21-18  25-16  16-12 ) 60 日立笠戸
秋田銀行 60 ( 15-14  12-16  14-19  19-26 ) 75 鶴屋百貨店

交流戦
男子
イカイレッドチンプス 102 ( 22-12  15-25  32-14  33-6 ) 57 山形市役所
日立笠戸 98 ( 28-22  26-16  22-20  22-21 ) 79 東レ愛媛
APEX 65 ( 15-14  20-13  16-20  14-27 ) 74 タツタ電線
西野製作所 65 ( 20-25  10-35  19-33  16-30 ) 123 三井住友銀行
女子
丸紅 76 ( 16-12  8-9  34-16  18-8 ) 45 今治オレンジブロッサム
北國銀行 60 ( 17-30  14-21  16-24  13-19 ) 94 三井住友銀行

<3日目最終日・9月21日(月・祝)の予定>
10:30
B 男子3位決定戦 日本無線 vs 新生紙パルプ商事
 久しぶりにベスト4入りを果たした日本無線と2年連続3位決定戦の新生紙パルプ商事の対戦。関東実業団リーグ戦は1勝1敗と五分の成績。力の差はあまりなく、どちらのチームも万全とは言い難いところがあり勝敗の行方は分からない。
C 女子3位決定戦 日立笠戸 vs 秋田銀行
 昨年と同じ顔合わせ。昨年は秋田銀行が大差をつけて勝利しているが、今年は日立笠戸の力がアップしていること、秋田銀行のチーム状況がかなり変わっていることもあり昨年同様にはならないかもしれない。この試合の勝者である3位までが全日本社会人選手権の出場権を得ることができる。
12:20
女子決勝 山形銀行 vs 鶴屋百貨店
 2年連続同じ顔合わせ。鶴屋百貨店はここ数年なかなか優勝できないでいる。山形銀行が主力の怪我でメンバーを欠いていることもあり、鶴屋百貨店にも十分勝機はあるだろう。
14:10
男子決勝 横河電機 vs JR東日本秋田
 男子も2年連続同じ顔合わせとなった。ここまで危なげなく勝ち上がってきた横河電機と3試合すべてが大きなリードがない試合で、そのうち2試合は終了間際まで勝敗の行方が分からない展開だったJR東日本秋田。ロースコアで点差をつけられないまま終盤まで持ち込めればJR東日本秋田にも勝機はあるか。

全日本実業団競技大会 1日目の結果

 9月19日(土)、千葉県の船橋市総合体育館で全日本実業団バスケットボール競技大会がスタートした。初日は男子1回戦の8試合と、女子1回戦2試合、女子2回戦4試合の合わせて14試合が行われた。

日本実業団バスケットボール連盟

<1日目の結果>

男子1回戦
 昨年の1~3位のチームがそれぞれ試合序盤を接戦でスタートした。横河電機と九州電力は第2Pで引き離したが、JR東日本秋田は三井住友銀行に終了間際まで粘られた。3年ぶりの全国大会の旭川キシイはチームの持ち味である走るスタイルと確実なシュートで勝利した。
横河電機(関東1) 128 ( 29-25  36-17  33-18  30-22 ) 82 日立笠戸(中国)
東レ愛媛(四国) 77 ( 22-25  28-26  10-31  17-20 ) 102 ホシザキ(東海1)
日本無線(関東3) 84 ( 23-11  15-13  31-14  15-19 ) 57 イカイレッドチンプス(東海2)
山形市役所(東北2) 46 ( 17-29  10-26  12-24  7-25 ) 104 曙ブレーキ工業(関東2)
三井住友銀行(関東5) 61 ( 23-16  11-17  7-19  20-18 ) 70 JR東日本秋田(東北1)
旭川キシイ(北海道) 107 ( 34-11  27-21  32-18  14-18 ) 68 西野製作所(北陸)
タツタ電線(近畿) 47 ( 13-23  14-18  6-18  14-16 ) 75 新生紙パルプ商事(関東4)
九州電力(九州) 92 ( 21-20  27-14  25-14  19-23 ) 71 APEX(東海3)

女子1回戦
 東芝府中は初出場ながら終盤ディフェンスを立て直し逆転で全日本実業団競技大会初勝利を挙げた。
今治オレンジブロッサム 59 ( 17-14  22-17  12-13  8-20 ) 64 東芝府中(関東4)
クラヤ三星堂(関東3) 72 ( 20-8  20-9  14-25  18-12 ) 54 北國銀行(北陸)

女子2回戦
 コーチと主力が大きく変わった秋田銀行は終盤まで追う展開だったが、第4Pに逆転しそのリードを守りきった。三井住友銀行と丸紅の関東1位、2位はそれぞれ鶴屋百貨店と山形銀行にリードを与えない接戦を見せるも終盤に力尽き敗退。関東勢はベスト4に残ることができなかった。日立笠戸は昨年に続きベスト4進出を決めた。
山形銀行(東北1) 79 ( 19-13  16-17  13-20  31-8 ) 58 丸紅(関東2)
東芝府中(関東4) 58 ( 17-27  8-9  21-24  12-18 ) 78 日立笠戸(中国)
秋田銀行(東北2) 58 ( 14-16  11-16  16-16  17-8 ) 56 クラヤ三星堂(関東3)
三井住友銀行(関東1) 62 ( 22-18  10-20  18-15  12-20 ) 73 鶴屋百貨店(九州)

<2日目・9月20日(日)の予定>

11:00 男子2回戦(準々決勝)
A 旭川キシイ vs JR東日本秋田※1
B 九州電力 vs 新生紙パルプ商事※2
C 日本無線 vs 曙ブレーキ工業※3
D 横河電機 vs ホシザキ※4
 久しぶりの全国大会初戦を好調にスタートした旭川キシイと接戦をものにしたJR東日本秋田の顔合わせは過去にもわずかに1回しかないという。昨年の大会の3位決定戦の顔合わせがここで再現される九州電力vs新生紙パルプ商事戦。過去の対戦ではすべて九州電力が勝利している。九州電力の早い展開のオフェンスを新生紙パルプ商事のディフェンスがどこまで抑えることができるか。日本無線vs曙ブレーキ工業戦は先の関東実業団リーグ戦でも2戦対戦し1勝1敗だったが今回はどうなるか。確実に力を伸ばしているホシザキが王者・横河電機に挑戦する。
 男子はこの2回戦(準々決勝)で全日本社会人選手権の出場チームが決定する。

12:40 男子交流戦
A イカイレッドチンプス vs 山形市役所
B 日立笠戸 vs 東レ愛媛
C APEX vs タツタ電線
D 西野製作所 vs 三井住友銀行

14:20
女子準決勝

B 山形銀行 vs 日立笠戸
C 秋田銀行 vs 鶴屋百貨店
 山形銀行と鶴屋百貨店にそれぞれ日立笠戸と秋田銀行が挑む形となる女子準決勝。女子の全日本社会人選手権の出場権は3チームのため、出場チームの決定は最終日の3位決定戦まで持ち越される。
女子交流戦
A 北國銀行 vs 三井住友銀行
D 丸紅 vs 今治オレンジブロッサム

16:00 男子準決勝
B ※4勝者 vs ※3勝者
C ※2勝者 vs ※1勝者

H21全日本実業団競技大会 更新のお知らせ

 H21(平成21年度)全日本実業団競技大会の関連記事を更新しました。

大会&1回戦の展望 9月15日更新

全日本実業団競技大会 大会&1回戦の展望

 実業団の全国大会のうちの一つ、全日本実業団バスケットボール競技大会が9月19日から3日間、千葉県の船橋市総合体育館で開催される。この大会は10月25・26日に群馬県前橋市で行われる全日本社会人選手権の実業団予選ともなっている。男子は上位6チーム(※)、女子は上位3チームがそれぞれ出場権を得ることができる。
※1~4位までしか順位を決定しないため、5・6位は2月に行われた全日本実業団選手権の結果をポイント制にして決定する。

日本実業団バスケットボール連盟

平成21年度全日本実業団バスケットボール競技大会(兼 第5回全日本社会人バスケットボール大会予選)
9月19日(土)~21日(月・祝) 船橋市総合体育館(船橋アリーナ)
勝ち上がり 日程表(結果)

男子(16チーム)

大会展望
 この大会2連覇中の横河電機と昨年準優勝のJR東日本秋田が優勝候補の筆頭か。昨年3位の九州電力と4位の新生紙パルプ商事はともに1回戦を勝ち上がれば準々決勝(2回戦)で対戦することとなり、この2チーム中1チームはベスト4入りを果たせないことになる。この他、関東実業団リーグ戦を2位と好成績で終えた曙ブレーキ工業、高さはないがメンバーの厚みは増してきた日本無線、東海で確実に力を伸ばしているホシザキ、新規メンバーも加入し1回戦突破を目指すタツタ電線、3年ぶりの出場となる北海道の強豪・旭川キシイらが上位を目指したいところ。
 全日本社会人選手権の出場権を得るには1回戦の突破が必須となる。

9月19日(土) 男子1回戦
13:40
A 横河電機(関東1) vs 日立笠戸(中国)
 初出場の日立笠戸は王者・横河電機と対戦。この大会では比較的初戦がもたつく感のある横河電機だが、ここはきっちりと勝っていきたいところ。
B 東レ愛媛(四国) vs ホシザキ(東海1)
 四国予選で四国電力に接戦で勝利した東レ愛媛。昨年のこの大会では勝機のある試合を落とし1回戦で敗退したホシザキ。ホシザキには今年、愛知学泉大から新人・徳村が加入。ディフェンスとアシストに定評があり、大学の先輩でもある2年目の藤田とのコンビネーションも見られるか。
C 日本無線(関東3) vs イカイレッドチンプス(東海2)
 今シーズンに入って即戦力の新人(福田侑、リーグ戦3ポイント賞)が加入し厚みが増したがリーグ戦終盤での尾崎の怪我でチームが崩れ3位に終わった日本無線。昨シーズンスタートも務めた主力の数名に離脱があり9月5・6日に行われた東海実業団選手権でも3位に終わったイカイレッドチンプス。日本無線の尾崎は9月13日の東京都実業団選手権で復帰した。両チームともに高さがあまりないが、経験も含めイカイレッドチンプスの方が厳しいか。
D 山形市役所(東北2) vs 曙ブレーキ工業(関東2)
 6回目の出場でまだ1回戦突破を果たしていない山形市役所と、5回目の出場で2年前にベスト8入りを果たした曙ブレーキ工業。関東実業団リーグ戦では尻上がりにチーム状態が良くなっていった曙ブレーキ工業だが、各選手がそれぞれ国体チームに参加した夏の間のチーム調整が気になるところ。この両チームは甲乙つけがたく、本番でいかに自分たちのバスケットが展開できるかが重要だろう。
15:20
A 三井住友銀行(関東5) vs JR東日本秋田(東北1)
 昨年のこの大会と全日本社会人選手権の2大会で準優勝したJR東日本秋田に2回目の出場の三井住友銀行が挑む形となるだろう。三井住友銀行は若いメンバーが主体であり、速さと機動力を生かしたいところ。三井住友銀行の新人・木村とJR東日本秋田の新人・高橋はともに筑波大出身。同期対決も見られるか。
B 旭川キシイ(北海道) vs 西野製作所(北陸)
 3年ぶりの出場となる旭川キシイ。上手さと粘り強さを備え持つチームだが、この2年間でチームに変化はあるのだろうか。西野製作所も粘り強いチーム。旭川キシイの最近のチーム状態が分からないだけに予想は難しい。
C タツタ電線(近畿) vs 新生紙パルプ商事(関東4)
 昨年は1回戦敗退のタツタ電線はbjリーグ・高松でプレーした野々口が加入。同じ大阪産業大出身の選手も多く、チームにアジャストしやすいか。新生紙パルプ商事はリーグ戦でキャプテンの近森がリーグ終盤を欠場、それが響いたのか4位に終わった。新人の立花も徐々に持ち味を発揮してきており、チーム状態は上がってきているか。関西の勢いのある試合展開に対し、いかに自分たちのリズムに持ち込めるかが重要となる。
D 九州電力(九州) vs APEX(東海3)
 今年は大卒の新人がいない九州電力はチームとしては昨年とあまりな大きな変化はない。その分、チームとしてしっかりとした形に持って行けていれば変化がないことが逆に強みになるだろう。この大会は2年ぶりの出場となるAPEXは攻撃力のある九州電力をどこまで抑えることができるかが鍵だろう。

女子(10チーム)

9月19日(土)
女子1回戦

12:00
B 今治オレンジブロッサム(四国) vs 東芝府中(関東4)※1
C クラヤ三星堂(関東3) vs 北國銀行(北陸)※2
女子2回戦
17:00
A 山形銀行(東北1) vs 丸紅(関東2)
B ※1勝者 vs 日立笠戸(中国)
C 秋田銀行(東北2) vs ※2勝者
D 三井住友銀行(関東1) vs 鶴屋百貨店(九州)

 全日本社会人選手権の実業団枠はわずかに3。2回戦に勝ったとしても出場権は決まらない。連覇を狙う山形銀行に2回戦で挑むのは関東2位の丸紅。そして関東1位の三井住友銀行は昨年準優勝の鶴屋百貨店と2回戦で対戦する。これまでの対戦では鶴屋百貨店が勝利しているが、強化の進む三井住友銀行は昨年のこの大会も初戦(2回戦)で敗退しており今大会はベスト4入りを果たしたいところだろう。山口国体も近づき強化が進む日立笠戸には昨年まで丸紅でプレーしていた宮本(山口県出身、山口県成年女子国体メンバー)が加入。昨年に続きベスト4入りを目指す。12人中5選手が新人という新生・秋田銀行の王者奪還はあるか。

リサーチ・文 渡辺美香

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