千葉国体

千葉国体成年男子 大会レポート(1回戦)

 9月26日(日)から29日までの4日間、千葉県船橋市で行われたゆめ半島千葉国体バスケットボール競技成年男子。その1回戦の模様をレポートします。

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第65回国民体育大会 ゆめ半島千葉国体2010 バスケットボール競技

<1回戦>
2010年9月26日(日) 船橋市運動公園体育館
●石川 65 ( 23-9  11-17  10-25  21-26 ) 77 兵庫
 序盤は石川が#15高村の3ポイントシュートなどでリードする。攻守にリズムが作れない兵庫は#14阪下が個人技で応戦しなんとかつなぐも、第1ピリオドで14点のビハインドとなる。しかし第2ピリオド以降、兵庫#15谷をはじめとして兵庫のアウトサイドシュートが高確率で決まり始めると、点差は徐々に詰まっていく。後半、勢いに乗った兵庫は一気に追いつくと逆転する。なかなかリズムに乗れない石川は#11宮村がインサイドで健闘するが点差は縮まらない。兵庫がそのままの勢いを保ち初戦を勝利した。
 兵庫はチームの雰囲気も良く、ベンチ全体が関西独特の明るさのあるチーム。クラブチーム、実業団、大学と様々なカテゴリーから選抜されたメンバーの中、ただ一人JBL2でプレーする#14阪下(豊田合成スコーピオンズ)は自身のチームではあまり見られない積極的に得点に絡むシーンが何度も見られた。プレータイムも長く、チームからの信頼がうかがえた。「豊田合成だと得点を取る選手がいるのでここまでやらなくてもいいということはあります。このチームではやはり意識して攻めるようにはしていますね。チームの雰囲気もいいので楽しくやれています」と試合後、阪下は笑顔で言った。
 石川はJBL2・石川ブルースパークスの選手が9人と単独に近いチーム構成となっている。しかし、PG北村が入れなかったことは大きかったように見えた。#8山田が不調の様子で、合わせからのカットインなど相手ディフェンスを崩す動きが十分できなかったことでオフェンスのリズムが作れなかった。
Hyogo1 Hyogo2
Ishikawa1 Ishikawa2 Ishikawa4 Ishikawa6

●愛媛 65 ( 26-13  5-18  19-24  15-14 ) 69 岡山
 愛媛は走る展開でリードを奪うが、岡山が後半#10納谷の3ポイントシュートなどで得点を伸ばし逆転。愛媛も最後まで粘り終了間際には1点差にまで迫るも岡山が逃げ切った。
 岡山はクラブチームと実業団の混成に大学の選手を加えたチーム構成。要は#10納谷(ファイサンズ岡山)であり、JBLでプレーした経験と身体の強さ、シュートの正確さでチームを牽引している。
 愛媛は愛媛教員がメインのチーム。全日本教員選手権では優勝した滋賀教員に肉薄する戦いぶりを見せていた。走り続ける体力と気力の強さで追いすがったが、あと一歩届かなかった。
Okayama4 Okayama5 Okayama6 Okayama7
Ehime1_2 Ehime2 Ehime3

山口 65 ( 21-18  18-17  15-9  11-18 ) 62 北海道●
 山口がリード、北海道が追いつく展開で前半を終えるが、後半に入って山口がリードを拡げ、第3ピリオド終盤には14点差まで開く。しかし終盤、北海道が持ち前の粘りで追い上げ終了間際には3点差にまで迫るも、山口が逃げ切った。
「本当に怖いチームです」と試合後、山口#10中川(九州電力)は言った。北海道のメインとなっている実業団の旭川キシイのその粘り強さはつい1週間前にも目にしたばかりだった。「絶対あきらめない。最後はもつれるんですよ。本当に怖いです。ボールが止まっているときにはきつそうにしているのに、いざプレーが始まるとめちゃくちゃ動くんですよね。どれだけ体力があるのかって思います」という中川の感想は旭川キシイを知る人たちのほぼ全員が思っていることとも言えるだろう。山口チームは来年の国体に向けて強化チームであるクラブチームを作った。そこにふるさと選手として県外のチームであるJBL2、実業団、大学に所属する地元の選手を加えている。#7堀(JBL2・黒田電気)と#10中川は高校時代の1年先輩後輩の仲。「堀さん集中しないから自分が言わないとだめなんですよ」と後輩の中川が言うと、「こいつがうるさいんで、おかげで集中してやれてます」と笑う先輩の堀。国体チームならではの雰囲気とも言える。
 北海道は実業団の強豪・旭川キシイがメインのチーム。旭川キシイは1週間前、全日本実業団競技大会でわずかに7人で2日間3試合を戦い切り5位に入った。この試合でも最後まであきらめず点差を縮め、あわやと思われる状況まで持ち込んだが、最後はわずかに3点差に泣いた。
Yamaguchi2 Yamaguchi3 Yamaguchi4 Yamaguchi5
Hokkaido1_2 Hokkaido2 Hokkaido3 Hokkaido4

●愛知 60 ( 18-12  9-15  14-20  19-14 ) 61 東京
 スタートは愛知が攻守にペースを握る。東京は緊張からかミスが多く、シュートも決まらず開始から5分間無得点が続く。しかし東京のインサイドが徐々に機能し始めると追い上げ、前半を同点で折り返す。後半に入ると形勢は逆転。愛知の#6伊與田、#13吉田の2ガードに対し、東京も#4宮田、#13立花で応戦すると、東京がペースをつかみ徐々に愛知を引き離していく。愛知も粘りを見せ10点以上引き離されることなくついていくと、終盤#6伊與田、#13吉田のアウトサイドがきわどく決まり追い上げる。しかし愛知は1点差まで迫るも東京の得点を止められずあと一歩が追いつけない。フリースローで4点差となった終了のブザーの直前、愛知#13吉田がディフェンスのきわどいチェックをものともせず3ポイントシュートを決めるも、東京がわずかに1点差で逃げ切り勝利した。
 東京がそれまではクラブチーム主体だった国体チームを実業団主体としてから6年。2年前のフルエントリーの年はJBL2・黒田電気が単独チームで出場したこともあり、この実業団主体のチームが本国体に出場するのは今回が初となる。6年前から関わる選手、関係者はそれほど多くはないが、それでも念願の本国体出場、そして初戦の勝利に喜びを隠せない様子だった。「出だしはどうなるかと思いましたが、勝ててよかったです」と、東京#4宮田は試合後ホッとした表情でそう言った。JBL2・アイシンAWがほとんどの愛知チームは若い選手が多く、宮田は知らない選手が多かった様子。「あの#13はすごいですね。ちょっと離すとすぐに打ってくるし、それがまた入る。すごいですよ」とマッチアップした愛知#13吉田を評価した。そして「今日は(#13)立花がよくやってくれて、おかげで勝てました。自分は何も仕事ができなかったので、明日は頑張ります」と2回戦に向けての意欲を語った。
 愛知は逆転での惜敗に悔しさを見せた。アイシンAWのキャプテンでもある#9鈴木は「残念ですが仕方がないですね。まだまだです」と厳しい表情だった。
Tokyo1 Tokyo2 Tokyo3 Tokyo4
Aichi2_2 Aichi4 Aichi5 Aichi8

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.39

 今号では千葉国体を決勝戦後のコメントを中心に掲載。また東京都実業団選手権、その他トピックとしてJBLと関東大学リーグ戦を紹介。

☆千葉国体
 9月26日からスタートした千葉国体バスケットボール競技成年男子は9月29日に決勝戦を行い、地元・千葉の優勝で終わった。
 全12チームで争われるこの大会はシード4チームと1回戦に勝利した4チームでベスト8、2回戦に勝利するとベスト4となり、シードチームは決勝まで行っても3試合で終わるまさに短期決戦となる。チームの構成としてはクラブ、実業団、教員、大学、JBL2からの選抜チームとなっており、愛知と石川がほぼJBL2でまとめられたチームである他は、いくつかのカテゴリーからの選抜となっている。
 優勝した千葉は数年前から地元開催に向けて強化してきたチーム。当時のJBL・日本リーグの千葉ピアスアローバジャーズの選手兼コーチだった岡村(千葉#4)を軸に選手を選抜、2007年(秋田)、2008年(大分)と2連覇を果たしていたが、昨年(2009年新潟)は準決勝で敗れ3位に終わっていた。「ようやく肩の荷が下りました。優勝できてとにかくホッとしています」と#4岡村は笑顔で語った。千葉の主力であり、実業団王者の横河電機でも主力で活躍する#8高木は決勝戦の終盤、勝利につながるパスを出すなどで優勝に貢献した。#8高木は「今日はそれほどタッチが悪かったわけではないのですが、シュートは今一つでした。でもシュート以外でもチームに貢献できることがあるので。2連覇した後、昨年3位に終わってますから、プレッシャーはありましたね。優勝できてよかったです」と笑顔だった。敗れた福岡は実業団・九州電力がメインのチーム。JBL・アイシンシーホースでプレーしていた#5山口は試合後「もう少しだったのですが、残念です」と悔しさを見せた。九州電力のチームキャプテンでもある#9平山は「結果は悔しいのですが、ここまでこれたのはよかったです。特にうちの新人の2人(#13村瀬、#8吉満)はこれからにつながる経験になったと思います」と自チームの次の試合に向けて切り替えていこうと語った。(成年男子の大会レポートは10月5日に掲載予定。)
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 他のカテゴリーでは成年女子では男子と同じく地元・千葉が優勝。千葉は準決勝で実業団トップの山形銀行の単独チームである山形に、決勝戦で実業団・鶴屋百貨店がメインの熊本に勝利しての優勝だった。少年女子は北海道、そして全都道府県出場の少年男子は福岡の優勝で終わった。総合優勝は男女ともに千葉が獲得した。2011年の国体は山口県で行われる。
第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
スポーツのミカタ:結果(1日目2日目3日目最終日

☆東京都実業団選手権
 東京都実業団選手権は9月25日にベスト12を決める4試合と17~20位決定戦、21位決定戦1回戦を行った。
 リーグ1部のチームに挑む4チームを決める試合は2部のチーム(来シーズン3部降格、2部昇格を含む)が8チーム中7チームという中、4部(来シーズン3部昇格)の三井物産が上がってきた。2部A優勝の大塚商会に挑んだ三井物産だったが、チーム力の差は大きく点差がついての敗戦となったが、東京都16位での関東実業団選手権出場を決めた。その他、リーグ戦2部Bブロック優勝のメディセオは来シーズンから2部に復帰する三菱東京UFJ銀行に圧勝、2部7位のNTT東日本東京も来シーズンから2部に昇格する東京消防庁に大差をつけて勝利した。2部8位のNTTデータと2部10位で来シーズン3部に降格が決まっている警視庁の対戦は序盤NTTデータのリードから終盤に警視庁が追いつく展開となった。残り23秒にNTTデータの逆転3ポイントシュートが決まり、わずかに1点差でNTTデータが勝利した。
 10月3日にはベスト8を決める4試合が横河電機体育館で行われる。大塚商会はリーグ戦の2部1-4位決定戦1回戦で敗れ1部昇格を阻まれた三井住友海上と対戦。大塚商会の岡村HCは「リベンジです」と意気込みを語った。NTTデータは葵企業と、NTT東日本東京は東京日産と、メディセオは東京電力とそれぞれ対戦する。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2週目を終え、東芝ブレイブサンダースが4戦全勝でトップ、アイシンシーホースとトヨタ自動車アルバルクとリンク栃木ブレックスが3勝1敗で追っている。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレラカムイ北海道はまだ白星を挙げてない。
 第3週は上位4チームが対戦。東芝ブレイブサンダースはトヨタ自動車アルバルクと、昨シーズンのファイナルで対戦したアイシンシーホースとリンク栃木ブレックスがそれぞれ対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 現在開催中の関東大学リーグ戦。1部2部ともに第4週を終えた。
 1部は青山学院大が負けなしの8連勝。日本大が6勝2敗、慶應義塾大が5勝3敗と追っている。東海大が青山学院大に連敗し4勝4敗に後退。中央大と筑波大、専修大も4勝4敗。拓殖大3勝5敗、明治大2勝6敗、そして法政大は8戦全敗となっている。このまま青山学院大が勝ち進めば早々に優勝が決まる可能性もある。
 全勝のいない2部は混戦模様。白鴎大と早稲田大が7勝1敗、関東学院大が6勝2敗、国士舘大と神奈川大、大東文化大が5勝3敗となっている。その他、順天堂大3勝5敗、日本体育大と立教大が1勝7敗、國學院大が8戦全敗となっている。
関東大学バスケットボール連盟

取材・写真・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

千葉国体成年男子 決勝戦の結果と最終順位

 千葉国体バスケットボール競技成年男子は9月29日(水)に最終日を迎え、船橋市総合体育館で決勝戦を行った。
 地元・千葉と福岡の顔合わせとなった決勝戦。試合は重たい展開で始まると、中盤までどちらも一歩も引かず一進一退の攻防が続く。その中でインサイドを軸に徐々にリードを拡げる福岡。しかし第4ピリオド、序盤でどちらもミスやファールなどで攻め切らない時間が3分以上続く。ここで最初に得点した千葉が徐々に速い展開に持ち込み始め、流れを引き寄せる。残り3分半からの連続得点で千葉が逆転するが、残り34秒に福岡が追いつき同点となる。残り15秒、千葉#6高橋の3ポイントシュートにチェックに入ったディフェンスがファールとなり、千葉#6高橋はフリースローを3本とも決め千葉が3点リードとなる。その後の福岡のオフェンスをしのぎ、千葉が2年ぶりの優勝を地元・千葉で果たした。
 千葉国体バスケットボール競技はこの日、成年と少年の女子も最終日だった。成年女子も地元・千葉が優勝で終わった。明日(30日)、少年男子の決勝が船橋市総合体育館で行われ、すべての千葉国体バスケットボール競技が終了となる。次の第66回国民体育大会は山口県で開催される。

第65回国民体育大会 2010 ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技

<決勝戦の結果>
千葉 65 ( 19-15  15-20  12-20  19-7 ) 62 福岡●

<最終順位>
優勝:千葉県
2位:福岡県
3位:兵庫県、東京都
5位:秋田県、岡山県、山口県、新潟県

千葉国体成年男子 準決勝の結果&決勝の予定

 千葉国体バスケットボール競技成年男子は3日目、準決勝の2試合を行った。
 開催地の千葉は多くの応援の後押しを受け、序盤好調にスタートする。序盤からファールがこんだ兵庫だったが、粘り強いプレーを続ける。第3ピリオド、千葉のリズムが崩れたところで追い上げ3点差にまで迫るも、要所のシュートが決められず追いつけない。序盤シュートが不調だった千葉#8高木がここにきて連続で3ポイントシュートを決め一気に引き離すとそのまま逃げ切り2大会ぶりの決勝に駒をすすめた。福岡vs東京戦は序盤から東京が勢いよく得点しリードを奪う。前半を16点差で折り返すも、後半に入って福岡#13村瀬の3ポイントシュートが好調に決まり、さらにインサイドでは#14毛利が強さを発揮し流れをつかむ。最終ピリオド残り3分を切って福岡が逆転すると一進一退の攻防が続くが、終盤落ち着いてフリースローを決めた福岡が接戦を制し、決勝に進んだ。
 明日(29日)の決勝戦は会場を船橋アリーナに移して行われる。会場に詰めかけるであろう千葉の大応援団の声援の中での戦いとなるだろう。

第65回国民体育大会 ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
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<準決勝の結果>
●兵庫 64 ( 13-25  11-13  24-19  16-24 ) 81 千葉
福岡 69 ( 10-21  14-19  22-13  23-11 ) 64 東京●

<決勝の予定>
9月29日(水) 船橋市総合体育館(船橋アリーナ)
13:50 千葉 vs 福岡

千葉国体成年男子 2回戦の結果&準決勝の組み合わせ

 千葉国体バスケットボール競技は2日目を迎え、成年男子は2回戦(準々決勝)の4試合を行った。
 秋田vs兵庫戦は中盤シュートが決まらない秋田はリズムが作れず、逆に前日の逆転勝利から勢いに乗る兵庫はきわどいシュートも決まり徐々にリードを拡げる。終盤追い上げを見せる秋田だったがミスが出るなどで追い付けず、兵庫が逃げ切った。岡山vs千葉戦は地元の圧倒的な応援の中、千葉がスタートから勢いに乗るとそのまま岡山を寄せ付けず勝利した。福岡vs山口戦は福岡が速い展開のオフェンスでリズムを作ると序盤で一気に引き離す。前半は何とか点差を拡げられずに持ちこたえた山口だったが、後半に入ると点差は開く一方となり、福岡が初戦を白星で飾った。東京vs新潟戦は両チームともに厳しいディフェンスで一歩も譲らない展開となる。しかし最終ピリオド、新潟は東京のガード陣の速いパス回しからのオフェンスに振り回されリズムを崩す。東京は攻守に新潟を圧倒し一気にリードを拡げると、20点差をつけて勝利した。
 準決勝は今大会好調なシュートで勢いに乗る兵庫と地元の応援を受けて優勝を狙う千葉の対戦と、実業団の九州電力がメインの福岡と関東実業団チームからの選抜がメインとなっている東京の実業団対決となる。

第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
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<2回戦(準々決勝)の結果>
●秋田 61 ( 17-16  14-17  15-24  15-13 ) 70 兵庫
●岡山 62 ( 12-26  12-30  19-24  19-15 ) 95 千葉
福岡 79 ( 18-8  11-10  24-17  26-12 ) 47 山口●
東京 73 ( 15-11  16-17  18-16  24-9 ) 53 新潟●

<準決勝の組み合わせ>
9月28日(火) 船橋市運動公園体育館
13:30 兵庫 vs 千葉
15:25 福岡 vs 東京

千葉国体成年男子 1回戦の結果&2回戦の組み合わせ

 ゆめ半島千葉国体は9月25日に開幕式を行った。そして翌26日からバスケットボール競技がスタートした。
 12チームが出場する成年男子は1回戦の4試合を行った。クラブと実業団の混成チームの兵庫がJBL2・石川がメインの石川に逆転で勝利。同じくクラブと実業団の混成チームの岡山と教員チームがメインの愛媛の対戦は最後まで競った展開となるも岡山が逃げ切った。来年の地元での国体に向けて強化をすすめる山口と実業団の強豪・旭川キシイがメインの北海道の対戦も最後までもつれた。何度となく山口が北海道を引き離すも北海道はあきらめることなく追い上げ終了間際には1点差にまで詰める。しかし終了間際に3点差となり、同点を狙った北海道の最後のシュートも決まらず、山口が3点差で勝利した。実業団の各チームから集まったメンバーに元JBLの選手を含めた東京と、JBL2・アイシンAWがメインの愛知の対戦は序盤愛知が東京を一気に引き離しリズムに乗る。しかし徐々に東京が追い上げると逆転。愛知も離されることなくついていくが残り3秒に東京#4宮田に2本のフリースローを決められ4点差となる。最後はブザービーターで愛知#13吉田が3ポイントシュートを決めるもわずかに1点差で東京に敗れた。
 27日は2回戦(準々決勝)の4試合が行われる。地元・千葉は2回戦から登場する。

第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技
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<1回戦の結果>
●石川 65 ( 23-9  11-17  10-25  21-26 ) 77 兵庫
●愛媛 65 ( 26-13  5-18  19-24  15-14 ) 69 岡山
山口 65 ( 21-18  18-17  15-9  11-18 ) 62 北海道●
●愛知 60 ( 18-12  9-15  14-20  19-14 ) 61 東京

<2回戦の組み合わせ>
9月27日(月) 船橋運動公園体育館
13:30

A 秋田 vs 兵庫
B 岡山 vs 千葉
15:25
A 東京 vs 新潟
B 福岡 vs 山口

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.38

 今号では3連休中に行われた全日本実業団競技大会をメインに、東京都実業団選手権、まもなく開催される千葉国体成年男子などの情報を掲載。

☆全日本実業団競技大会2010※後ほど写真を追加掲載します。
 9月18日から20日までの3日間、神奈川県平塚市で全日本実業団バスケットボール競技大会が開催された。この大会は11月に高知県で行われる全日本社会人選手権の予選も兼ねている。16チームが出場した男子は横河電機が現在3連覇中と強さを見せている。
1日目の結果は こちら  2日目の結果は こちら  最終日の結果は こちら
<男子1回戦>
 横河電機、JR東日本秋田、三井住友銀行、日本無線は危なげなく初戦を勝利。昨年3位の新生紙パルプ商事と昨年5位の九州電力の対戦は九州電力が昨年の2回戦のリベンジを果たす形となった。旭川キシイとAPEXの対戦は終盤APEXが#7高久を中心に追い上げ、試合終了間際に同点に追いつくも、残り0秒にAPEXがファールを取られ、旭川キシイ#5が落ち着いて2本とも決め旭川キシイが勝利した。まだ実業団の全国大会ではベスト8入りを果たしていないタツタ電線が昨年ベスト8入りしているホシザキに勝利し、初の初戦突破となった。交通状態により会場入りが試合開始直前となった曙ブレーキ工業だが、逆にそれが集中につながりナカシマプロペラを退けベスト8入りとなった。
<男子2回戦>
 #4藤原が復帰しチームが安定してきた曙ブレーキ工業は王者・横河電機を追い詰めたが、延長戦で敗れた。インサイドの高さで勝る日本無線に好守で挑んだ旭川キシイは途中怪我人も出たこともあり日本無線には及ばなかった。初のベスト8入りを果たしたタツタ電線だったが、攻守の要の#21高階を急遽欠くこととなり三井住友銀行に大差で敗れた。九州電力は勢いに乗るJR東日本秋田を止められず昨年と同様2回戦で敗れた。
<5・6位決定戦>
 今大会から導入された5・6位決定戦。5・6位は昨年まで2回戦で敗退した4チームの中で前年度2月に行われた全日本実業団選手権の成績から順位を決定していた。しかし今大会から2回戦敗退の4チームを同ブロックの2チームずつで対戦し、勝ったチームが5or6位となることとなった(優勝チーム側のブロックが5位、準優勝チーム側のブロックが6位となる)。これにより曙ブレーキ工業vs旭川キシイ、タツタ電線vs九州電力の対戦で行われた。旭川キシイは全日本社会人選手権の出場はできないことは事前に分かっていたが「わざと負けるようなことはしません」と坂井コーチが語った様に最後まで走り切りリズムに乗れない曙ブレーキ工業を抑え勝利した。タツタ電線と九州電力の対戦は最後まで競った試合となったが、高さで勝る九州電力が勝利した。最終結果により旭川キシイが5位、九州電力が6位となり、同じく優勝チーム側の方が上位と言う形から7位となる曙ブレーキ工業までが全日本社会人選手権に出場することとなった(旭川キシイは全日本社会人選手権出場を辞退)。
<準決勝>
 日本無線と対戦した横河電機は序盤で大きく引き離すも、終盤日本無線に追い上げられる。しかし最後は横河電機が逃げ切り勝利した。初のベスト4入りを果たした三井住友銀行は勢いに乗るとJR東日本秋田にペースを握らせず勝利、初の決勝に進んだ。
<3位決定戦>
 日本無線のペースで始まった3位決定戦は終盤になってJR東日本秋田#11一戸が攻守に調子を上げ日本無線のリズムを崩していく。受けに回った日本無線は逆転されると追いつくことができず敗れた。
<決勝戦>
 4年連続4回目の優勝を狙う横河電機と3回目の出場にして初の1回戦突破から勢いに乗り決勝まできた三井住友銀行の対戦は、経験の差が如実にでた形となった。序盤から集中する横河電機は三井住友銀行にリズムを作らせることなく一気に引き離す。後半に入って徐々にペースを取り戻した三井住友銀行だったが追い上げには至らず、横河電機が4連覇での優勝を決めた。
 2回戦、準決勝を今一つのチーム状態を見せた横河電機だったが、最終戦である決勝戦はしっかりと集中した王者のバスケットを展開、見ている人たちに「やはり横河電機は強い」という印象をより強く与える結果となった。初の決勝進出となった三井住友銀行は若い選手が多い若いチームだけにこの経験が今度に生かされてくると期待したい。
 個人賞は最優秀選手賞に田ケ谷(横河電機#20)、敢闘賞に鈴木(三井住友銀行#16)、新人賞には山本(日本無線#7)が選出された。
 全日本社会人選手権は11月6・7日に高知県で開催される。また、実業団のシーズンの締めくくりとなる全日本実業団選手権大会は2011年2月に山口県周南市で行われる。
日本実業団バスケットボール連盟


☆東京都実業団選手権

 9月23日(木・祝)に4回戦を終え、ベスト16が出そろった東京都実業団バスケットボール選手権。関東実業団バスケットボール選手権には21チームが出場できるため、ベスト16以上は全て関東実業団選手権に進むことが決まっている。今回決まったベスト16のうちの8チームの中にはリーグ4部(来シーズン3部昇格)の三井物産も含まれている。また、23日の試合で敗れた8チームは残り5枠をかけて順位決定戦に進むこととなる。5-8シードに対戦する4チームを決める対戦と順位決定戦は9月25日(土)に、ベスト8決めは10月3日(日)、準々決勝が9日(土)、準決勝が10日(日)、そして代々木第2体育館で行われる最終日は11日(月・祝)に行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆千葉国体
 9月25日に開会式を迎えるゆめ半島千葉国体。バスケットボール競技は開会式の翌日、26日からスタートする。今年は少年男子がフルエントリー(全都道府県からの出場)となり、それ以外の成年男女、少年女子は開催地を含む12チームで争われる。
 成年男子は1回戦から準決勝までが船橋市運動公園体育館で、決勝戦は29日に船橋市総合体育館で行われる。昨年優勝の山形は東北ブロックで敗退となり本国体出場を逃している。今年の特徴としては単独チームが12チーム中1つもないことが挙げられる。短期間でチームを作るにはメインを置いてそこに足りない要素を加えていく形がいいのかもしれない。
 26日の1回戦は石川vs兵庫、愛媛vs岡山、山口vs北海道、愛知vs東京の4試合。石川はJBL2・石川ブルースパークスを中心に構成されたチーム。対する兵庫県はクラブチームをメインに実業団、JBL2、大学と様々なカテゴリーからの選手で構成されている。愛媛は今年の全日本教員選手権で健闘した愛媛教員を中心に構成、岡山はクラブチームと実業団の混合に大学生を配した布陣で臨む。山口は来年の山口国体に向けての強化チームとして位置づけられるツースリーを中心に実業団と大学生のふるさと選手で構成されている。北海道は先週行われた全日本実業団競技大会でも粘り強さを見せた旭川キシイを中心に構成されたチーム。そして、愛知はJBL2・アイシンAWアレイオンズ安城の選手にJBL2・豊田合成スコーピオンズから2名を加えたJBL2混合チーム、東京は関東実業団のトップチームからの選抜に元JBL選手を加えている。
 2回戦から登場の秋田は実業団の強豪チーム・JR東日本秋田をメインに構成、地元開催に向けて強化を図っていた千葉は強化チームである千葉エクスドリームスをメインに千葉教員と実業団、JBL2の選手を加えている。福岡は実業団の九州電力をメインにクラブチームや大学生を加えた構成、昨年準優勝の新潟は新潟教員を中心にクラブチームからも含み構成されている。
 JBLでのプレー経験のある選手も含まれ、普段は対戦するチーム同市からの選抜もあり、この大会でしか見ることのできないチーム構成や対戦がある。
第65回国民体育大会 2010ゆめ半島千葉国体 バスケットボール競技


☆トピックス

JBL2010-2011シーズン開幕!
 JBL2010-2011シーズンが9月17日にスタートした。昨シーズンのチャンピオン・リンク栃木ブレックスは初戦に勝利するも2戦目は敗れ連勝スタートはならなかった。連勝スタートとなったのはトヨタ自動車アルバルクと東芝ブレイブサンダース、逆に連敗スタートとなったのが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレラカムイ北海道となった。
 第2週は9月24日(金)から26日(日)の3日間で行われる。昨年の優勝したリンク栃木ブレックスと準優勝のアイシンシーホースは2週目でホーム開幕戦となる。
JBL-日本バスケットボールリーグ

関東大学リーグ戦
 1部は第3週を終えて青山学院大が6戦全勝でトップ、日本大が1敗、東海大が2敗で追っている。第4週の1日目は2会場に分かれて行われ、2日目は観戦スペースが少ない明治大和泉キャンパス体育館で行われる。
 2部は早稲田大が6戦全勝、白鴎大が1敗、関東学院大と大東文化大が2敗となっている。第4週は2部も1日目は2会場に分かれて行われる(早稲田大戸山キャンパスでは関東大学リーグ戦2部の試合後JBL・トヨタ自動車アルバルクvsパナソニックトライアンズ戦が開催される)。
関東大学バスケットボール連盟

日本代表
 女子の世界選手権がスタート。女子日本代表は初戦を黒星スタートとなった。また11月に行われるアジア競技大会に向けて男子日本代表が発表された。JBLシーズン中ということで3回行われる強化合宿は平日(月~火)となっている。
日本バスケットボール協会(JAB)公式サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

千葉国体 組み合わせ発表

 9月26日から競技がスタートする千葉国体の組み合わせ抽選が本日9月4日行われた。成年男子は秋田、千葉、福岡、新潟がシードとなり2回戦から登場。久しぶりに予選突破しての本国体出場となった東京は1回戦で愛知と対戦する。
日本バスケットボール協会
成年男女・少年女子(pdf)
少年男子(pdf)

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.35

 今号では現在開催中の東京都実業団選手権、今週末からスタートの関東大学リーグ戦とXリーグ、そして千葉国体の情報を紹介。

☆東京都実業団選手権
 8月22日からスタートした東京都実業団バスケットボール選手権は今週末から2部のチームが登場する。この大会は関東実業団バスケットボール選手権の予選も兼ねており、上位21チームが出場権を獲得できる。ベスト16の決定は9月23日、1部のチームの登場は10月3日からとなる。今大会はリーグ上位の4チーム(4位の曙ブレーキ工業は埼玉県のため、5位の新生紙パルプ商事まで)はスーパーシードとなり、ベスト8からのスタートとなる。
東京都実業団バスケットボール連盟

☆千葉国体成年男子
 8月28・29日に行われた中国ミニ国体で全ての予選大会が終了し、千葉国体出場の12チームが全て決定した。中国ミニ国体では岡山県が延長戦の末山口県に勝利し、4戦全勝で1位、1敗の山口県が2位となり、それぞれ千葉国体の出場を決めた。
 9月4日に組み合わせ抽選が行われ、25日に総合開会式、26日から競技がスタートする。成年男子は26日から準決勝の行われる28日までは船橋市運動公園体育館で、決勝戦は船橋市総合体育館(船橋アリーナ)で開催される。
※船橋市運動公園体育館は少年男子(2会場使用)と同時使用となり、成年男子の試合は全て午後からのスタートとなる。
千葉国体成年男子出場12チーム
北海道:旭川選抜
東北:秋田県
関東:東京都
北信越:新潟県、石川県
東海:愛知県
近畿:兵庫県
中国:岡山県、山口県
四国:愛媛県
九州:福岡県
開催地:千葉県
第65回国民体育大会 ゆめ半島千葉国体

☆関東大学リーグ戦
 関東大学リーグ戦は9月4日からスタートする。今年から1部2部ともに2チームずつ増え、それぞれ10チーム編成となった。そのため全試合数はもちろん、1日の試合数もそれぞれ5試合となり、試合開始時間が繰り上がったり、2会場での開催となるなどこれまでのリーグ戦とは異なるところもある。1部の第1週は専修大生田キャンパス(4日)と青山学院大相模原キャンパス(5日)で行われ、どちらも11時スタート、全5試合となっている。
関東大学バスケットボール連盟

☆Xリーグ
 日本社会人アメリカンフットボール Xリーグの秋季シーズンとなるリーグ戦が9月4日からスタートする。『Road to Japan X Bowl』と称されるリーグ戦は1stステージと2ndステージ、そしてファイナルステージに分けられ、まずは3つのディビジョン毎にリーグ戦を行い、それぞれの上位チームが2ndステージに進む。第1週は夕方もしくはナイターでの開催となっている。9月7日は千葉マリンスタジアム、8日から10日までの3日間連続で東京ドームでそれぞれナイターゲームとなり、まだまだ暑さの続く中プレーも観戦もしやすい環境となっている。昨年3冠の鹿島(EAST Div.)、春の覇者・富士通(CENTRAL Div.)らを中心に展開される。
日本アメリカンフットボールリーグ Xリーグ 公式サイト

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.34

 今号では先週末に行われた関東ミニ国体のレポートと各地の国体ブロック予選の結果、そして日程詳細が発表されたJBL2を紹介。

☆関東ミニ国体
 8月21・22日の2日間、群馬県高崎市で千葉国体関東予選(関東ミニ国体)が行われた。今年は千葉で開催されるため、開催地として本国体出場する千葉県は予選に参加せず、7チームで1枠を争うこととなった。猛暑の中、空調のない体育館で行われた予選大会は最後は体力勝負の部分もあった。
成年男子
1回戦栃木県vs神奈川県は速い展開を得意とする栃木県が序盤に流れをつかみリードする。しかし第3ピリオド、神奈川県のインサイドが機能し始めると、インサイドが弱い栃木県はリズムが崩れてしまう。ここで一気に逆転し引き離した神奈川県が最後までリードを守り切り勝利した。栃木県は今シーズンからJBL2に参入するTGI・Dライズのスタッフや選手がメインのチーム。落合コーチは「インサイドが厳しいところが出てしまいました。上手く押し切れるかなと思ったのですが難しかったです。栃木県チームとしては残念でしたが、Dライズの選手たちにとっては練習試合とは違う本気の試合を経験できたことはよかったというのはあります」と語った。東京都vs山梨県は序盤、東京都は山梨県の高確率な3ポイントシュートに苦戦し接戦となるも、好守で立て直しその後は山梨県を圧倒。125点の猛攻で勝利した。茨城県vs群馬県はJBL2・日立電線の単独チームである茨城県が攻守に群馬県を圧倒して勝利した。
Dsc_0056 Dsc_0067 Dsc_0415 Dsc_0494
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2回戦(準決勝):昨年準優勝の埼玉県が2回戦から登場し茨城県を対戦した。この顔負わせは昨年の2回戦と同じであり、その際は埼玉県が勝利していた。どちらのチームもメンバーに大きな変更はなく、まさに茨城県のリベンジマッチの様相となった。徹底したチームディフェンスと5アウトの速い展開のオフェンスで茨城県が流れをつかむと、埼玉県は後手に回ってしまい立て直せない。インサイドでは上回る埼玉県だったが、茨城県の攻守にインサイドが機能せず苦しい展開。最後まで茨城県の勢いは止まることなく、茨城県が22点差をつけて勝利した。「昨年負けていたので絶対勝ちたいと思ってました。勝ててよかったです」と#4中村は笑顔で言った。東京都vs神奈川県は序盤、東京都は#4宮田の強気のコントロールに#5齋藤が合わせ得点を量産、一気に神奈川県を引き離す。防戦一方となった神奈川県だが、第2ピリオドは東京都がメンバーを替えたこともあり追い上げを見せる。しかし後半に入ると東京都の強いインサイドが基点となり流れを作り、東京都がさらにリードを拡げていく。神奈川県は#12斎藤も東京都の好ディフェンスになかなかシュートを打てず、さらに#5吉留がファールトラブルとなり追い上げることができない。最後まで勢いのある東京都は全員出場、全員得点で2回戦を勝利した。
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決勝戦:準決勝からわずかに1試合を挟んだだけで行われた決勝戦。先に流れをつかんだのは茨城県だった。速いパス回しからの得点でリードする。しかし東京都が#8笹にボールを集めると、インサイドが厳しい茨城県はリズムが崩れる。徐々に追い上げた東京都は残り3分50秒に#12福田侑の3ポイントシュートが決まり逆転する。茨城県も#4中村が粘り3ポイントシュートなどで得点するも、東京都は#5齋藤が連続で3ポイントシュートを決め、茨城県を一気に引き離していった。第2ピリオドに入ると東京都がメンバーを替えたこともあり茨城県が徐々に追い上げる。中盤で東京都はミスが続き、残り1分を切って茨城県が11点差まで追いつくと、終了間際には茨城県#7高橋がセンターラインの後方から放ったシュートが決まり、東京都の10点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、#15一戸のシュートなどで粘りを見せる茨城県だが、東京都は#6田ヶ谷が強さを発揮、連続して得点し引き離す。東京都#6田ヶ谷を止められない茨城県は#13小野寺のシュートなどでつなぐも、勢いに乗れない。第4ピリオドにはさらに東京都のリードが広がり、東京都が24点差をつけ勝利した。
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 今回茨城県のみが単独チームで出場。茨城県は単独チームの最も有利な条件となる豊富な練習量で埼玉県に打ち勝つことができた。さらに決勝戦でも選手の疲労等もあり序盤からメンバーチェンジを細かく行うことができた茨城県。「決勝戦は体力的にも厳しかったです。インサイドが弱いのでそこはカバーできるように練習してきたのですが、まだまだです。今回の結果は残念ですが、JBL2のシーズンインに向けて課題も見えたのでそこはこの経験をつなげていきたいです」と#4中村。また、元JBL選手である東京都#4宮田とマッチアップした#8宮城は「やはり上手かったです。速さでは負けないと思いますが、駆け引きが上手いですね。いい勉強になりました」と語った。逆に埼玉県はリズムができない時に立て直せない選抜チームの弱さがでた試合となった。そして優勝した東京都は決勝戦ではリードを拡げるまでメンバーチェンジを行わなかった。チームとしての練習量が少ない選抜チームではメンバーチェンジは一つ間違えると試合の流れを一気に変えてしまう危険がある。準決勝を多くの選手でプレータイムを分け合ったこともあり疲労が少ないことと、#4宮田と#5齋藤のゲーム支配力を効果的に使う意味でもその形がいきた結果となった。東京都の指揮を執る茂木コーチは「やはり宮田と齋藤の存在は大きかったですね」と語る。#4宮田は「他の選手は早い時期から集まってたみたいで、自分と齋藤は途中から入っておいしいところをもらった感じで申し訳ない気もしますね。齋藤はシュートがよく入ると言うだけでなく、試合の流れを作れる選手なので彼がいることは大きいです。他の選手もみんな能力がある選手ばかりですごくやりやすかったですね。疲れましたが楽しくやれました。本国体もがんばります」と笑顔だった。関東実業団が主体でのチーム構成となって以来ずっとメンバーに入っているのが#6田ヶ谷と#9鈴木の2人だけ。「ようやくです。1年ごとにいいチームになっていっていたと思います。このチームは得点力はすごくあるので、みんなディフェンスがよかったことが大きいです」と2人とも念願の本国体出場を決め、ホッとした表情を見せた。
 本国体である千葉国体は9月26日からスタート。東京都のメンバーのほとんどが本国体の前週には全日本実業団競技大会に出場するため、大会の続くハードスケジュールとなる。
関東ミニ国体の詳細は 群馬県バスケットボール協会

☆成年男子国体予選
 9月26日から競技がスタートする千葉国体バスケットボール競技成年男子の予選が先週末各地で行われた。残りは中国のみで、中国ブロックからは2チームが本国体に出場する。
各ブロックの出場チームおよび予選大会予定
北海道(1):旭川選抜 北海道バスケットボール協会
東北(1):秋田県 岩手県バスケットボール協会
関東(1):東京都 群馬県バスケットボール協会
北信越(2):新潟県、石川県 富山県バスケットボール協会
東海(1):愛知県 岐阜県バスケットボール協会
近畿(1):兵庫県 京都バスケットボール協会
中国(2):中国ミニ国体 8月28・29日 鳥取県鳥取市/県民体育館 鳥取県バスケットボール協会
四国(1):愛媛県
九州(1):福岡県 鹿児島県バスケットボール協会
開催地(1):千葉県 千葉県バスケットボール協会
第65回国民体育大会 ゆめ半島千葉国体
()内は出場チーム枠

☆JBL2・ゲーム日程発表
 JBL2は8月26日にHP上で全試合の日程を発表した。今シーズンはTGI・Dライズの加入により9チームとなり、日程は変則となっている。レギュラーシーズンは10月9日の鹿児島を皮切りに2011年3月20日まで行われ、プレーオフが3月26・27日の両日で愛知県のパークアリーナ小牧で開催される。
 プレシーズンマッチは9月11・12日に愛知県の3チーム(豊田通商、アイシンAW、豊田合成)と石川の4チームが集まってのゲームが行われる他、9月4日に黒田電気が千葉国体チームとのプレシーズンマッチを予定している。
日程の詳細などは JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

取材・写真・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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