JBL2 2008-2009

スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.39

 トップに今週末開幕のJBL2を紹介。12日に終了した東京都実業団選手権の3日間のレポートを掲載。

目次
☆JBL2
☆東京都実業団選手権
☆関東大学リーグ戦
☆JBL

★JBL2
 JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構が10月17日に開幕する。昨シーズンは豊田通商がプレーオフも含め16戦全勝で優勝。今シーズン、豊田通商の連勝を止めるチームは現れるか。
 各チーム新人が加入しているが、今シーズンはレノヴァを除く7チームに関東大学からの新人が入っている。これまで東海や北陸のチームは関東からの補強は少なかったが、選手たちの意識の変化もあり積極的に関東からの選手補強を行うようになった。逆に昨年のような元JBL選手の加入は今シーズンはない。新卒の新人はどこまで即戦力として機能するか予測が難しい。今シーズンから3回戦制となり、さらに昨年のような変則スケジュールではなくほぼ毎週末試合が行われることもあり、体力面なども考えると少しでも多くの選手が使えることが望ましいだろう。
 不況の最中、チームの維持、遠征費など大変な部分も多いが、JBLに比べて入場料も少なく(もしくは無料)、地元の人々が観戦しやすいこともあり、より地域に密着したバスケットボールの普及にも貢献を期待したい。
<第1週の予定>
10月17日(土)
会場:大森スポーツセンター(東京都) 入場1000円(中学生500円)
16:00 黒田電気ブリットスピリッツ vs 豊田合成スコーピオンズ
10月18日(日)
会場:千種スポーツセンター(愛知県) 入場無料
12:30 豊田通商ファイティングイーグルス vs ビッグブルー東京
14:30 アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 vs 日立電線ブルドッグス
会場:小松運動公園末広体育館(石川県) ブルースパークスサポーター会員(当日入会可、入会1000円)
石川ブルースパークス vs レノヴァ鹿児島
 第1週は昨年優勝の豊田通商と2位のアイシン・エイ・ダブリュが同じ会場で試合を行う(入場無料)。東京都では地元の黒田電気が豊田合成を迎えてオープニングゲームを行う。石川も地元でレノヴァと対戦。ホームゲーム色を強く打ち出したいリーグ初戦。好ゲームを見せてもらいたい。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

★東京都実業団選手権
 10月12日(日)、東京都実業団バスケットボール選手権が終了した。
最終結果はこちら
 10日(土)の準々決勝は4試合中3試合までは大差でリーグ上位のチームが勝利したが、最終試合の新生紙パルプ商事vs葵企業戦は最後までもつれる展開となった。リーグ戦では7位に終わった葵企業だが、この大会はここ2年3位に入り好成績を残している。対する新生紙パルプ商事もこれまで5年連続、さらに第2回大会以外の6回ベスト4入りし、優勝も2回と確実に結果を出している(大倉三幸を含む)。どちらも譲れない対戦となったが、粘り強く流れをキープし要所で確実に得点した新生紙パルプ商事が勝利した。敗れた葵企業は東京都6位となり、関東実業団バスケットボール選手権で厳しいブロックに入ることが予想されたが(※)、「やるしかないです」と#4山口は改めて決意を口にした。(※東京都6位は関東実業団選手権準々決勝で東京都1位と対戦する。)
 翌11日(日)は準決勝が行われた。この大会を主力(#5笹、#14梶原、#16浦中、#17高木、#19神崎、#20田ヶ谷)なしでベンチメンバーのみで戦う方針で臨んでいた横河電機。社会人選手権も近いこともあり試合経過によっては主力も出したいと試合前奥山監督は語っていたが、試合は思わぬ展開となった。前半横河電機が#28能登のインサイドで順調に得点を重ねリードを奪うが、後半に入って三井住友銀行が#92小松を中心にディフェンスを厳しくするとオフェンスでも速い展開からのアウトサイドシュートが効率よく決まり一気に追いつき逆転する。ここでなんとか粘りたい横河電機だったが、#28能登の単発の得点のみとなりチームのリズムが作れない。第4Pに入りトランジションも出るようになった三井住友銀行の勢いは止まらず、開始から4分足らずで14点のリードを広げる。チームのリズムも試合の流れも変えることの出来なくなった横河電機はそのままのメンバーで最後まですすめ、三井住友銀行が勝利し初のベスト4入りを果たした。次の新生紙パルプ商事vs日本無線戦は序盤新生紙パルプ商事のシュートが好調に決まり大きくリードする展開となる。前半で20点差となるが、後半に入ってリズムを戻した日本無線が追い上げを見せる。開始から4分間で20点差を7点差にまで詰められた新生紙パルプ商事だったが、ディフェンスを締めると日本無線のリズムを崩しリードを広げる。そのまま流れは変わらず新生紙パルプ商事が3年連続の決勝に進んだ。
 3日連続となる12日(月・祝)は代々木第2体育館で男女3位決定戦と男女決勝戦が行われた。
 3位決定戦もスタートは10・11日と同様のメンバーで臨んだ横河電機。関東実業団で常にベスト4以上に入る日本無線は横河電機のベンチメンバーを寄せ付けず前半で14点のリードとなる。横河電機は第3Pから本来のスタートメンバー(#5笹、#16浦中、#17高木、#19神崎、#20田ヶ谷)をコートに。しかし序盤は試合途中からということと全日本実業団競技大会決勝以来の公式ゲームということもあり精彩を欠きリズムに乗れない。第3P開始から4分を過ぎ、#20田ヶ谷がゴール下でバスケットカウントを取ると徐々にインサイドが機能し、トランジションが出始める。じりじりと追い上げを始めた横河電機は第4P残り5分半で同点に追いつく。しかしここで意地を見せたのは日本無線だった。ディフェンスの戻りを早くし横河電機のトランジションを止めリードを許さず、横河電機のリズムを崩していく。残り3分を切ってわずかに日本無線がリードすると、そのリードを守り切り日本無線が逃げ切った。「試合的には負けですけどね」と試合後日本無線#6鈴木は苦笑いで言ったが「でも最終的には勝てたのでよかったです」とほっとした表情を見せた。
 初の決勝となる三井住友銀行と3年連続の決勝で2連覇を狙う新生紙パルプ商事の対戦は序盤勢いに乗る三井住友銀行が一気に新生紙パルプ商事を引き離す。リズムが悪くシュートが決まらない新生紙パルプ商事は第1Pわずかに8得点に終わる。第3Pには1点差まで詰められるも、三井住友銀行の集中が切れることなく、新生紙パルプ商事の追い上げをしのぎチーム初の大会優勝を果たした。『3年以内には何かの大会に優勝する』という公約をチーム関係者としていたという#92小松は「なんとか達成できました」と胸をなでおろした。北郷コーチ、#4菊池(キャプテン)はともに「若いチームですから優勝という経験はとても大きいです」と語る。
 三井住友銀行vs丸紅の対戦となった女子決勝は終始丸紅が三井住友銀行を追う展開となったが、第4Pに入って丸紅が追いつくとその勢いのままに逆転。丸紅はわずかなリードを守り切り3年ぶり5回目の優勝を決めた。これまで過去4回の優勝は全て対戦相手がクラヤ三星堂であり、三井住友銀行との決勝は過去2回ともに敗れて2位に終わっていた。また選手の家族に不幸があり喪章をユニフォームにつけて臨んだ丸紅メンバー。勝利の瞬間涙を見せる選手もいた。
 この大会で男子は上位21チーム、女子は11チームが10月24日から始まる関東実業団バスケットボール選手権に進む。シード8チームの初戦は11月8日(日)となる。
東京都実業団バスケットボール連盟
関東実業団バスケットボール連盟

★関東大学リーグ戦
 後半戦に入る1部は第4週で青山学院大と法政大が星を分け、さらに東海大も中央大に1つ落とし優勝争いから一歩後退した。日本大は筑波大に連勝、慶應義塾大も専修大に2戦目はあわやという接戦となったが2連勝し、ともに2敗を守っている。第5週の今週末は6勝2敗の日本大と5勝3敗の青山学院大が対戦する。優勝に向けて一つも落としたくない両チームの対戦は熱戦が予想される。また青山学院大、東海大からそれぞれ1勝を挙げている中央大が6勝2敗とトップの慶應義塾大と対戦。
 第5週を迎えた2部は1部昇格ラインである2位を争う拓殖大が白鴎大に敗れ一歩後退。これによりここまで10戦全勝の明治大の残り2週を残して2位以上、1部昇格が決まった。2部の注目は1部昇格ラインの2位とインカレ出場ラインである4位の争いとなる。4位争いは第5週で白鴎大が拓殖大から1勝を挙げたことであとを追う順天堂大、国士舘大を引き離した。2位争いの早稲田大と拓殖大は現在早稲田大が星一つリードしているが、今週末(第6週)の直接対決の結果次第でここの優劣に変化が出るか。
関東大学バスケットボール連盟

★JBL
 第2週を終えたJBL-日本バスケットボールリーグ。アイシンシーホースが4連勝でトップ。それをリンク栃木ブレックス、東芝ブレイブサンダースが3勝1敗で追っている。第1週で連敗したチームも第2週では星を分けあい、これですべてのチームが1勝以上を挙げたことにある。
 第3週は8試合中2試合が本日16日(金)開催。代々木第2体育館ではトヨタ自動車vs三菱電機戦が19時スタートで行われる。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.34

 現在開催中の東京都実業団選手権を軸にトピックを3つ取り上げている。

目次
☆東京都実業団選手権
☆トピック

★東京都実業団選手権
 関東実業団バスケットボール選手権の東京都予選となる東京都実業団バスケットボール選手権が行われている。男子は現在トーナメントの最中だが、今週末にはいよいよシード8チームうちの4チームが登場する。
 今大会は全日本実業団競技大会の前に東京都実業団選手権のベスト8決めのうちの4試合が行われることとなった(昨年まではシード8チームは全日本実業団競技大会終了後から東京都実業団選手権の初戦となっていた)。ベスト8決めが行われる13日(日)の前日、12日(土)にはベスト16入りを決定する試合が行われる。ここで勝利すれば関東実業団選手権の東京都枠である21位以内に入り、関東実業団選手権の出場が決定する。敗れたチームは順位決定戦で関東実業団選手権出場権を争うこととなる(17~21位決定戦、8チーム中5チームが出場権を得る)。
12日(土)に行われるベスト16決定戦
会場:羽村市スポーツセンター

10:00伊藤忠商事 vs JRシステム※1
11:30富士ソフト vs 三菱東京UFJ銀行※2
13:00三菱JFJ信託銀行 vs 清水建設※3
14:30住友商事 vs ケーエス※4
13日(日)ベスト8決定戦
会場:横河電機体育館

10:00※1勝者 vs 三井住友銀行
11:30新生紙パルプ商事 vs ※2勝者
13:00※3勝者 vs 日本無線
14:30※横河電機 vs ※4勝者
 この他に注目は12日(土)に東芝青梅体育館で行われるNTT東日本東京vs大塚商会東京戦だろう。NTT東日本東京はリーグ戦2部6位、大塚商会東京は入替戦に勝利し2部昇格を決めている。リーグ戦の成績では大塚商会東京の方が下となるが、大塚商会東京はここ2年関東実業団選手権ベスト12入りを果たしている。この対戦で敗れた方が関東実業団選手権の出場ができないことになる。来シーズンを見据えた意味でも関東実業団選手権の出場権は獲得したい両チーム。好ゲームが期待できる。
 残りのベスト16およびベスト8決定戦は全日本実業団競技大会と同じ9月19日と21日に行われる。
東京都実業団バスケットボール連盟

★トピック
JBL2 プレシーズンマッチ開催
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2009-2010シーズンの試合日程を発表した。9月12・13日にはプレシーズンマッチが愛知県のアイシン・エイ・ダブリュ体育館が開催となる。参加チームはレノヴァ鹿児島とビッグブルー東京を除く6チーム(豊田通商ファイティングイーグルス、アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城、豊田合成スコーピオンズ、日立電線ブルドッグス、石川ブルースパークス、黒田電気ブリットスピリッツ)で、すべて10分×2のハーフゲームで行われる。
 10月17日からスタートするレギュラーシーズンまで1カ月となるが、今シーズンから3回戦制となり、チームとしての体力が重要になってくる。開幕に向けての調整として大切な1カ月となる。
※プレシーズンマッチ会場は会社敷地内のためセキュリティーエリアの関係で入口が限られているので注意が必要(JBL2オフィシャルサイト参照)。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

新潟国体 組み合わせ発表
 10月2日から新潟県で行われる新潟国体の組み合わせが発表となった。成年男子は佐渡市での開催となる。昨年3位の秋田県は1回戦で福岡県と対戦。この勝者が準々決勝(2回戦)で2連覇中の千葉県と対戦することとなる。地元・新潟県は1回戦で山口県と対戦する。出場チームがわずかに12チームであり、あっという間に終わってしまう感のある国体だが、どこも選抜チームだけに、本番までにどこまでチームとしての調整ができるかが鍵となるだろう。
組み合わせ表 成年男子・少年男子・少年女子 成年女子

東アジア競技大会に向けての日本代表候補発表
 12月2日から香港で開催される東アジア競技大会に向けてスタッフと代表候補選手が発表となった。ヘッドコーチにはJBL・日立サンロッカーズの小野HCが就任、候補選手は22~25歳までと若いメンバーで揃えた。
 アジア選手権で過去最低の順位で終わった日本代表にとってこの大会は代表選手育成の意味合いを持つのか。メンバーが発表になったのみでその意味や取り組みなどについてはまだなにも発表されていないが、気になるのはコーチ、選手のほとんどがJBL所属であるということだろう。大会期間はJBLの予定を外しているが、そこまでの練習はどこまで確保できるのか。ヘッドコーチも変わり新たなチーム構想を行うとすればそれだけの時間も必要となる。これからの動向に注目したい。
日本バスケットボール協会

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.17

 現在開催中の関東実業団リーグ戦と関東大学選手権を軸に、トピックとして李相佰杯とJBL2、東アジア選手権を取り上げた。

目次
☆関東実業団リーグ戦
☆関東大学選手権
☆トピック

★関東実業団リーグ戦
 GWで中断していたリーグ戦も10日(日)から再開となった。10日は5部の1試合と4部の3試合のみだったが、今週末の16日(土)は船橋アリーナのメイン3コートを終日使用するなど1日で21試合が行われる。また17日(日)は女子の2部がスタートする。
関東実業団バスケットボール連盟

★関東大学選手権
 5月9日(土)からはじまった関東大学選手権。今週末は李相佰杯が行われることで選手権の試合はない。今大会では初日から代々木第2体育館を使用。点差のついた試合も多かったが、中にはオーバータイムになる接戦もあった。下位のチームにとって秋のリーグ戦に向けての貴重な試合が出来る機会でもある。次は23日(土)から再開され、そのまま最終日の31日(日)まで連日行われることとなる。
関東大学バスケットボール連盟

★トピック
李相佰杯
 日本と韓国の学生代表チームの定期対抗戦である李相佰杯が今年は神奈川県の小田原アリーナで行われる(男子のみ)。これまでの対戦成績は日本の25勝66敗2分けと圧倒的に日本の方が分が悪いが、ここ数年は日本の勝ち星も増えている。日本、韓国ともにこれからの両国のバスケットボール界を担う選手たちのプレーをいち早く目にすることのできる貴重な大会でもある。
第32回 李相佰杯争奪日韓学生バスケットボール競技大会 男子戦
会場:小田原アリーナ 入場無料
第1戦 5月15日(金)17:00
第2戦 5月16日(土)14:00
第3戦 5月17日(日)14:00
関東大学バスケットボール連盟

JBL2 2009-2010シーズン概要
 2009-2010シーズンから3回戦制となり各チーム7試合ずつ試合数が増えることとなるJBL2。2008-2009シーズンはスケジュール決定後に千葉が脱退したことにより変則のスケジュールとなったが、2009-2010シーズンは8チームが均等に試合数を重ねることとなる。不況の最中、チーム維持だけでも負担の多い上に試合数の増加で遠征費などがかさむことになる。各地方および地域の協会の協力体制も必要となってくるが、それに見合う試合を見せられるかも重要になってくるだろう。
JBL2‐日本バスケットボールリーグ2部機構

東アジア選手権 チケット発売
 6月10日(水)~14日(日)まで愛知県小牧市で行われる第1回東アジアバスケットボール選手権大会の入場チケットが5月9日(土)に発売された。5月14日現在、13日(土)と14日(日)のアリーナ席はほぼ空席がなくなっている模様。またコートサイド席のアリーナSSは日本の試合が行われる10日(水)と11日(木)はほぼ空席なし。日本の試合がない12日(金)は全ての席で空席ありの状態。スタンド自由は現在空席あり。自国でのホーム開催となる新生・日本代表チームを応援しよう。
第1回東アジアバスケットボール選手権大会
兼 第25回FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会 東アジア予選

2009年6月10日(水)~14日(日)
会場:パークアリーナ小牧(小牧市スポーツ公園総合体育館)
第1回東アジアバスケットボール選手権大会

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.12

 2008-2009シーズンの最終ゲームを終えたJBL2のプレーオフを特集。JBLファイナルと全日本クラブ選手権の紹介。

目次
☆JBL2
☆トピック JBLファイナル 全日本クラブ選手権

★JBL2 プレーオフ 1日目の結果はこちら 2日目の結果はこちら
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月14日、15日の2日間、石川県金沢市でプレーオフを行った。プレーオフに進んだのは豊田通商ファイティングイーグルス、アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城、豊田合成スコーピオンズ、日立電線ブルドッグスの4チーム。
 1日目はレギュラーシーズン1位と4位、2位と3位のそれぞれが対戦するセミファイナルがいしかわ総合スポーツセンターで行われた。1位と4位の対戦である豊田通商vs日立電線戦はスタートから豊田通商が勢いのあるオフェンスで流れをつかみ、逆に日立電線は攻守にリズムが作れず前半で豊田通商が25点をリードする。後半は豊田通商がメンバーを細かに入れ替え点差は縮まるが、ベンチメンバーのうち怪我人を除く16人が出場しての勝利となった。アイシン・エイ・ダブリュvs豊田合成戦は、どちらもプレーオフ初進出でレギュラーシーズンでも1勝1敗とセミファイナルもその行方が予想できないものだった。第1Pで流れをつかんだのは豊田合成だったが、第2Pに入って豊田合成のオフェンスのリズムが崩れると、アイシン・エイ・ダブリュが逆転。第3Pは競ったものの、第4Pでアイシン・エイ・ダブリュが一気に引き離し勝利した。両チームともにディフェンスがいいこともあり、ロースコアの展開となったが、その中で決め所をしっかりと決め、足を使った攻撃に展開できたアイシン・エイ・ダブリュが試合を有利に運んだ。
 2日目に行われた3位決定戦は豊田合成の大原が41点の活躍で豊田合成が勝利した。日立電線はチームオフェンスが機能せず、単発の得点が多かったことでリズムに乗り切れなかった。
 レギュラーシーズン1位と2位によるファイナルとなった豊田通商vsアイシン・エイ・ダブリュ。レギュラーシーズンは豊田通商の2戦2勝で、アイシン・エイ・ダブリュとしては最後に一矢報いたいところだった。前半は外国人選手へのダブルチームもある程度機能し互角の展開ながら、豊田通商の松藤が要所を押さえ、豊田通商の4点リードで折り返す。後半に入って豊田通商が速い展開で流れを作り一気に引き離す。シュートが決まらないアイシン・エイ・ダブリュは第3Pを7点に抑えられ、16点差となる。第4Pに入っても豊田通商の勢いは止まらず点差は広がり、28点差で豊田通商が勝利した。
 豊田通商は昨シーズン、レギュラーシーズン後半にチームが崩れ、千葉、栃木に敗れ、さらにプレーオフではセミファイナルで栃木に、3位決定戦でいしかわに敗れ4位に終わっている。前半戦が良かっただけに、チームバランスが崩れ自滅に近い状態となった。「チームが崩れないようにみんなの思いを受け止めてバランスを取るようにしてきました」と試合後語ったチームキャプテンの阿部は表彰式で涙をにじませていた。「勝ち方にこだわった」という渡邊ヘッドコーチ(コーチオブザイヤー獲得)は選手の起用法にかなりの苦心をしたという。チームを牽引し、MVPとベスト5を獲得した松藤は「良くない時間帯も我慢できるようになりました」と今シーズンのチームを評価する。昨年の轍は踏まないと今シーズンは積極的に言うことも言ってきたという。「来年もキャプテンが困るくらいいろいろ言っていきますよ」と笑顔で言った。
 豊田通商には及ばなかったものの昨シーズンの9チーム中8位から一気に躍進したアイシン・エイ・ダブリュ。元OSGの鈴木(ベスト5)の加入が大きいが「元いたメンバーも含めみんなが成長しました」と中嶋ヘッドコーチは言う。特にPGの藤村の成長は大きかった。「自分がチームを引っ張る気持ちでやっています」と藤村。ルーキーオブザイヤーを獲得した新人の吉田とも高校の後輩ということもあり「よく知っているし信頼してやれました」と言う。OSGから移籍の鈴木は攻守に要となった。「自分のプレーにはまだまだ満足はできていませんが、充実したシーズンでした」とJBL2での初のシーズンを終えた感想を語った。
 セミファイナルで今シーズン見せていたチームとしての力を出し切れなかった豊田合成。セミファイナルの試合後、今年の新人である木下は悔し涙をタオルで隠した。「完全に負けパターンでした。こうなる前に何とかしたかったのですが、それができなかったことが悔しかった」と翌日の試合後にそのわけを語った。上林ヘッドコーチは「気持ちの部分でチームの格となる選手がいなかった」と最後にチームとしてまとまれなかったことを惜しむ。
 4位に終わった日立電線はまさにギリギリのところでのプレーオフ進出となった。下位チームには取りこぼしはなかったが、上位3チームとの力の差は大きかった。「チームオフェンスができなかった」と一戸が悔しそうに言った。レギュラーシーズン中盤から高村の得点が伸び、そこを中心にオフェンスを展開したものの、個人技に終わってしまった感もある。「どこからでも来られるチームなので怖いところはあった」とセミファイナルで対戦した豊田通商の松藤は語っていたが、その良さを出すことができなかった。
 MVPの松藤(豊田通商)、ベスト5の鈴木(アイシン・エイ・ダブリュ)の2人はOSGからの移籍だが、2人ともOSGを離れる際一度は引退も考えた。2人ともOSGの時はそれほど長いプレータイムではなかったが、現在の長いプレータイムに「体力的には大変ですが、やはり楽しいですね」とそれぞれが口をそろえて言う。

 今シーズンのプレーオフは各チームが多くの応援に支えられていた。まだまだ会社の枠から大きく出て行くことはできてはいないが、支持してもらえる体制は徐々にできつつあることを実感した。来シーズン更なる広がりを期待したい。
※今後プレーオフゲームレポート及びHC、選手のコメントを掲載予定です。また、レギュラーシーズンを含めたフォトアルバムも作成予定となっています。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
 

★トピック
JBLファイナル
 セミファイナルを勝ち抜いたアイシンシーホースと日立サンロッカーズが3月20日からのファイナルで対戦する。日立は初のファイナル進出だが、今シーズンはオールジャパンでも決勝に進んでおり、チーム躍進が見られている。そのオールジャパンでも同じ顔合わせだったが、その時は序盤でアイシンが大きく引き離し、日立が追い上げるがアイシンが逃げ切り勝利した。レギュラーシーズンでは日立が3勝2敗となっている。3戦先勝で行われるJBLファイナル。1試合ごとに様々なドラマが見られそうだ。
JBL ファイナルの予定
第1戦:3月20日(金・祝) 第2戦:3月21日(土) 第3戦:3月22日(日)
第1戦から第3戦までは東京体育館15:00試合開始予定
第4戦:3月25日(水) 第5戦:3月26日(木)
第4戦、第5戦は代々木第2体育館19:15試合開始予定
JBL-日本バスケットボールリーグ

全日本クラブ選手権
 3月20日(金・祝)から3日間、北海道札幌市で行われる第35回全日本クラブバスケットボール選手権大会。バスケットボールの普及発展を図り、相互の理解と親睦を深めることを目的に開催されるこの大会は、全国から男女各32チーム、全64チームが集まる。日程上、決勝まで進むと3日間で5試合とかなりハードなものになり、単にチーム力というだけでなく、チームとしての体力が必要となる。今シーズン最後の大会であり、集大成としてはもちろん、来シーズンに向けてという意味でも各チームの健闘に期待したい。
第35回全日本クラブバスケットボール選手権大会
3月20日(金・祝)~3月22日(日)
会場:北海道立総合体育センター(きたえーる)
3月20日は10:30~、3月21日と22日は9:30~試合開始予定
大会サイト

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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JBL2 プレーオフファイナルの結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月15日(日)、石川県金沢市でプレーオフファイナルと3位決定戦を行った。
 レギュラーシーズン1位の豊田通商ファイティングイーグルスと2位のアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城の優勝決定戦は豊田通商が後半に入って一気にアイシン・エイ・ダブリュを引き離し勝利し、JBL2となってからは初の優勝を決めた。MVPは豊田通商の松藤が獲得した。

<プレーオフ最終結果>
ファイナル
豊田通商 78 ( 16-11 19-20 19-7 24-12 ) 50 アイシン・エイ・ダブリュ
3位決定戦
豊田合成 78 ( 16-13 17-15 22-18 23-20 ) 66 日立電線

<最終順位>
優勝:豊田通商ファイティングイーグルス(初)
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城
3位:豊田合成スコーピオンズ
4位:日立電線ブルドッグス
※JBL2となってから(旧JBL日本リーグは含めない)

<個人賞>
最優秀選手(MVP)
松藤 光生(豊田通商#11・初)

最優秀新人賞
吉田 周平(アイシン・エイ・ダブリュ#3)

最優秀ヘッドコーチ
渡邊 竜二(豊田通商・初)

ベスト5
G:松藤 光生(豊田通商#11・初)
GF:大原 健(豊田合成#11・初)
F:高村 和臣(石川#24・2年連続2回目)
CF:鈴木 鉄夫(アイシン・エイ・ダブリュ#21・初)
C:アンドリュー・フィーリー(豊田通商#32・初)

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JBL2 プレーオフセミファイナルの結果&ファイナルの展望

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月14日(土)、石川県金沢市でプレーオフセミファイナルの2試合を行った。
 2試合ともレギュラーシーズン上位のチームが勝利し、ファイナルは豊田通商vsアイシン・エイ・ダブリュとなった。

セミファイナルの結果
アイシン・エイ・ダブリュ 62 ( 8-13 14-6 13-13 27-14 ) 46 豊田合成
豊田通商 79 ( 24-13 16-2 20-15 19-31 ) 61 日立電線

ファイナルの予定
3月15日(日) 会場:金沢市総合体育館
13:00 3位決定戦 豊田合成 vs 日立電線
 レギュラーシーズンでは豊田合成の2戦2勝とそこ結果だけ見れば豊田合成が有利と思われる。しかしセミファイナルのすぐ翌日に行われるこの3位決定戦は、いかに前日の敗戦を引きずらず切り替えていけるか、さらにはどう修正してこられるかが重要となる。チーム全体的にシュート確率が悪く、レギュラーシーズンでは1勝をあげている相手に敗れた豊田合成の方が難しいところがあるかもしれない。日立電線も主力の姿、一戸が不調に終わっている。切り替えと修正ができ、勝利への気持ちがより強い方にゲームは傾くだろう。
15:00 ファイナル 豊田通商 vs アイシン・エイ・ダブリュ
 ここまで15戦全勝の豊田通商にアイシン・エイ・ダブリュが三度目の挑戦をする。今シーズンはチームが崩れないようにベテラン陣が慎重にコントロールしてきたという豊田通商の穴はなかなか見えてこないが、レギュラーシーズン最終戦で手応えを感じたというアイシン・エイ・ダブリュの対豊田通商策のプレーにも期待したい。毎試合二人でおよそ40得点を獲得する外国人選手にどう対応していくのか。豊田通商はアイシン・エイ・ダブリュの要となっている鈴木に仕事をさせないことがポイントか。2008ー2009シーズン最終戦と言うこともあり、好ゲームを期待したい。

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.11

 WJBLのプレーオフが終了し、今週末からJBL、JBL2がプレーオフを行う。今号ではJBL2のプレーオフに向けての特集。

目次
☆JBL2 プレーオフの展望
☆トピック JBL WJBL

★JBL2 プレーオフの展望
 3月14日、15日の2日間、石川県金沢市で行われるJBL2プレーオフ2008-2009。4チーム中3チームが愛知県のチームとなり、そこに茨城県の日立電線が滑り込んだ。
 レギュラーシーズンの結果から見れば、全勝の豊田通商が優勝と予想されるが、そこは一発勝負のJBL2プレーオフ。何が起きるか分からない。

レギュラーシーズン最終順位(4位まで)
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 14勝0敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 11勝3敗
3位:豊田合成スコーピオンズ 10勝4敗
4位:日立電線ブルドッグス 7勝7敗

プレーオフ セミファイナルの組み合わせと展望
3月14日(土) 会場:いしかわ総合スポーツセンター(サブアリーナ)
13:00 アイシン・エイ・ダブリュ vs 豊田合成
 レギュラーシーズンは1勝1敗の両チーム。アイシン・エイ・ダブリュが1位の豊田通商以外に唯一落としたゲームでもある。それだけに一発勝負のプレーオフではどちらが勝利を勝ち取るか予測が難しい。両チームともにディフェンスがよく、オフェンスでもある程度どこからでも点が取れ、どのポジションを見ても甲乙つけ難い。やはりディフェンスの出来が勝負を分けることになりそうだ。あとは水物といわれるシュートの部分。両チームともにシューターが多いが、その好不調が勝敗に大きく影響するだろう。アイシン・エイ・ダブリュが2年目にして、豊田合成が3年目にして初のプレーオフであり、実業団時代から多くの対戦を繰り返しているチーム同士、どちらも負けられないところだろう。
15:00 豊田通商 vs 日立電線
 レギュラーシーズン負けなしの豊田通商に日立電線が挑む形となる。豊田通商はレギュラーシーズン中、ベンチ入りのメンバーもなるべく多く使うようにしてきていたこともあり、圧倒的な勝利というのはそう多くはない。能力が高く、さらに協調性もあわせ持つ2人の外国人選手は日本人だけではなかなか止められない。さらに日本人選手も各ポジションに2人以上の能力のある選手がいる。ただ、日本人のキープレーヤーがはっきりしない部分があり、それがいい面となった部分がこれまで多かったが、プレーオフでは状況は違うかもしれない。過去2シーズン、レギュラーシーズンでは圧倒的な強さを見せながらも優勝を逃してきただけに、今シーズンこそという気持ちは強いだろう。日立電線はまさに挑戦となるが、どの部分に勝機を求めていくか。今シーズン途中からチームの柱となっている高村、チームを背負うべき存在となっている姿、一戸。だれか1人が活躍するのではなく、彼らがバランスよく攻守に活躍できれば競った試合に持ち込めるかもしれない。

プレーオフファイナルの予定
3月15日(日) 会場:金沢市総合体育館
13:00 3位決定戦
15:00 ファイナル

入場料:両日とも全席自由 大人 1500円 高中小学生 1000円
※当日券は各会場で第1試合開始2時間前(11:00)から販売開始

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

★トピック
JBL プレーオフ突入
 先週、3月8日にレギュラーシーズンを終えたJBLは早速3月14日からプレーオフに突入する。上位3チームがわずかに1勝ずつの差で並ぶ混戦となったレギュラーシーズン。セミファイナルが2戦先勝、ファイナルが3戦先勝と連戦の短期決戦。星が並べば、最後はどこが勝利するか分からない展開となるだろう。

JBL プレーオフの予定
セミファイナル
アイシンシーホース vs トヨタ自動車アルバルク
会場:代々木第2体育館(東京都渋谷区)
第1戦 3月14日(土) 15:00
第2戦 3月15日(日) 15:00
第3戦 3月16日(月) 19:15
日立サンロッカーズ vs パナソニックトライアンズ
会場:きたえーる(北海道札幌市)
第1戦 3月14日(土) 15:00
第2戦 3月15日(日) 15:00
第3戦 3月16日(月) 19:15
※第2戦で決まった場合、第3戦は行われません。
ファイナル
第1戦 3月20日(金・祝) 15:00 東京体育館(東京都渋谷区)
第2戦 3月21日(土)   15:00 東京体育館(東京都渋谷区)
第3戦 3月22日(日)   15:00 東京体育館(東京都渋谷区)
第4戦 3月25日(水)   19:15 代々木第2体育館(東京都渋谷区)
第5戦 3月26日(木)   19:15 代々木第2体育館(東京都渋谷区)
※セミファイナル第3戦とファイナル第4戦、第5戦は前売りチケット販売は行われません。当日券はファイナルは全て試合開始時間の3時間前から、セミファイナル第1戦・第2戦は試合開始時間の2時間前、第3戦は3時間前から販売されます。
JBL

WJBL JOMO2冠!
 JOMOの2年ぶりの優勝で幕を閉じたWJBL2008-2009シーズン。エースの大神を怪我で欠くJOMOだったが、セミファイナル、セミファイナルでそれぞれオーバータイムの試合をせいし、勝負強さを見せた。その原動力となった吉田がプレーオフMVPを獲得。エースの不在に若いメンバーたちが力を伸ばしたJOMO。ここから再びJOMOの時代が来るのだろうか。
WJBL プレーオフファイナルの結果
G1 シャンソン 66 ( 16-16  12-24  20-20  18-13 ) 73 JOMO
G2 JOMO 71 ( 10-18  19-14  11-19  31-23 ) 74 シャンソン
G3 シャンソン 68 ( 12-26  18-22  13-36  25-18 ) 102 JOMO
G4 JOMO 107 ( 28-20  21-21  18-22  27-31  13-11 ) 105 シャンソン
WJBL

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.10

 先週末でレギュラーシーズンを終えたJBL2。今号ではシーズ全体を振り返った。

目次
☆JBL2
☆WJBL

★JBL2 第18週の結果はこちら
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月1日のゲームでレギュラーシーズンの全日程を終えた。

<最終順位>1位~4位の4チームがプレーオフ出場
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 14勝0敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 11勝3敗
3位:豊田合成スコーピオンズ 10勝4敗
4位:日立電線ブルドッグス 7勝7敗
5位:石川ブルースパークス 7勝7敗
6位:黒田電気ブリットスピリッツ 4勝10敗
7位:レノヴァ鹿児島 3勝10敗
8位:ビッグブルー東京 0勝14敗

 各チームを一言で語ると次のようになる。
・無敗ながら圧倒的な強さという印象の薄かった豊田通商
・元JBL選手の加入で大きく飛躍したアイシン・エイ・ダブリュ
・得点のシェアでチームとしての強さを発揮した豊田合成
・要所の試合を確実に取りプレーオフに滑り込んだ日立電線
・後半オフェンスのリズムが作りきれずプレーオフを逃した石川
・1試合の中でも波があり粘りきれなかった黒田電気
・得点力に偏りの大きかったレノヴァ
・中盤にチームの基盤が崩れ作りこむことができなかったビッグブルー

 昨年のファイナルに進んだ2チーム(栃木と千葉)がいなくなり、今シーズンは豊田通商の1人勝ちの予想はあった。そこに続くチームに関しては全く予想ができない状況だったが、まず抜け出したのがアイシン・エイ・ダブリュだった。JBLでプレーしていた鈴木が入ったことでインサイドのディフェンスが向上、さらにガードポジションに新人の吉田が加入し、藤村がゲームコントロールに集中できたことも大きい。個々の選手がそれぞれの役割をしっかりと果たせるチームになった。アイシン・エイ・ダブリュに続いたのが豊田合成。前半戦は豊田通商とアイシン・エイ・ダブリュ以外には負けなし。後半はレノヴァに痛い敗戦があったが、2位のアイシン・エイ・ダブリュをやぶるアップセットで3位を確実にした。大原の得点力は周知のことだが、今シーズンは木下の加入でゲームコントロールが安定し、さらに大原の周りを生かすプレーと、それに応えるように確実に自分のプレーを果たす選手たち。大原という絶対的なプレーヤーがいながら、大原だけではないことがチームの躍進につながった。「我慢ですね」と前半戦では語っていた大原は得点をシェアしながらもシーズン得点王を獲得した。
 愛知の3チームが上位を独占する中、プレーオフ残りの一枠を日立電線と石川で争った。前半は石川が4位に入りオールジャパンにも出場したが、そのオールジャパンを境に流れが日立電線に傾いた。オールジャパン明けの初戦に日立電線と石川が直接対決となったが、これを日立電線が12点差で勝利し、対戦成績で日立電線が上回ることとなった。その後は両チームとも上位3チーム以外には負けることなく、最終的には同じ7勝7敗となり、両チーム間の試合の得失点差で順位が決まった。
 早い時期にプレーオフの芽がなくなった下位の3チーム。黒田電気は好不調の波が大きく、チームとしての安定感に欠けたことが勝ち星を増やせなかった原因のひとつだろう。レノヴァは得点力で偏りが大きく、チームとして勝利につながるプレーが上手くできていなかったか。今シーズン1勝もできず終わったビッグブルー。シーズン中盤にチームが崩れてしまったことが残念な結果につながった。最終戦ではこのチームの本来の力が見られただけに、もっと早くこの状態に持っていけていればチームとしてより高い位置にいけたのではという思いがある。
 
 プレーオフは3月14日・15日の2日間、石川県金沢市で行われる。
※来週号ではプレーオフの展望を掲載予定です。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

★WJBL・ファイナルスタート
 5戦3先勝で行われるWJBLファイナルが3月5日(木)からスタートした。今回のJOMOvsシャンソン化粧品という顔合わせは5年ぶりとなる。
 第1戦は第2Pでインサイドの高さを生かしたJOMOがリードをひろげると、最後まで粘るシャンソン化粧品を振り切り勝利した。オールジャパン決勝でも機能したJOMOの変化のあるディフェンスがシャンソン化粧品にオフェンスのリズム作らせなかったことも大きいか。
 連戦を同じチーム同士で戦うプレーオフ・ファイナル。一試合ごとにそれぞれのチームが違う姿を見せることも多く、より多く幅の広いプレーを持つチームほど有利といえるだろう。ここからが本当にこの2チームの持つ強さを見ることができると期待したい。
WJBLプレーオフ・ファイナル
第1戦 シャンソン化粧品 66 ( 16-16  12-24  20-20  18-13 ) 73 JOMO
第2戦 3月7日(土) 13:00 代々木第2体育館
第3戦 3月8日(日) 13:00 代々木第2体育館
第4戦 3月10日(火)19:00 代々木第2体育館
第5戦 3月12日(木)19:00 代々木第2体育館
※第4戦、第5戦は行われない場合もあり。
WJBL

取材・リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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JBL2 第18週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月28日、3月1日の両日でレギュラーシーズン最終週となる第18週の3試合を行った。
 最終週までもつれ込んだ4位の決定は、日立電線がレノヴァに勝利したことで石川勝ち星が並び、両チーム同士の対戦の結果から日立電線が4位でプレーオフ進出を決めた。
 JBL2のプレーオフはセミファイナル、ファイナルと3位決定戦、全てがそれぞれ1試合制で、3月14日(土)と3月15日(日)の2日間、石川県金沢市で行われる。

<第18週の結果>
2月28日(土)
レノヴァ 63 ( 16-19  14-12  20-15  13-19 ) 65 日立電線
3月1日(日)
ビッグブルー 72 ( 21-19  15-20  14-23  22-12 ) 74 黒田電気
アイシン・エイ・ダブリュ 76 ( 19-14  20-28  18-25  19-28 ) 95 豊田通商

<レギュラーシーズン最終順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 14勝0敗
2位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 11勝3敗
3位:豊田合成スコーピオンズ 10勝4敗
4位:日立電線ブルドッグス 7勝7敗
 5位:石川ブルースパークス 7勝7敗
 6位:黒田電気ブリットスピリッツ 4勝10敗
 7位:レノヴァ鹿児島 3勝11敗
 8位:ビッグブルー東京 0勝14敗
※4位・5位は該当チーム同士の対戦結果から順位を決定。

<プレーオフの予定>
3月14日・15日 各日前売り/当日券共通 大人1500円 小中高校生1000円 チケットぴあ
3月14日(土) セミファイナル 石川県/いしかわ総合スポーツセンター
13:00 アイシン・エイ・ダブリュ vs 豊田合成
15:00 豊田通商 vs 日立電線
3月15日(日) 石川県/金沢市総合体育館
13:00 3位決定戦
15:00 ファイナル

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スポーツのミカタ ウィークリー2009 vol.9

 WJBLがファイナルに突入した先週末。JBL、JBL2、bjリーグもそれぞれ佳境に入ってきた。今号ではレギュラーシーズンも残り1週となったJBL2、プレーオフセミファイナルを行ったWJBL、そして組み合わせが発表された全日本クラブ選手権を紹介する。

目次
☆JBL2
☆WJBL
☆全日本クラブ選手権

★JBL2 第17週の結果はこちら
 いよいよレギュラーシーズンも残すところ1週となったJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。第17週はプレーオフを決める可能性のある試合が行われた。
 石川と4位を争う日立電線が21日(土)にアイシン・エイ・ダブリュと対戦。ゆっくりとしたペースで始まり第1Pは10-5とロースコアながら日立電線がリードしたが、第2Pでアイシン・エイ・ダブリュが逆転。第4Pに引き離し、アイシン・エイ・ダブリュが勝利した。ここで日立電線が敗れたことで、翌日22日(日)に石川が豊田合成に勝利すれば、石川の4位が決まるところだった。第1Pは豊田合成が大きくリードするが、第2Pで石川が逆転。しかし後半は再逆転した豊田合成がリードを守り、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾った。石川もこの試合でレギュラーシーズンは終了となり、あとは次週の日立電線の試合の結果待ちということとなった。ここまで12戦全勝中の豊田通商はレノヴァと対戦。危なげなく退け、13連勝でレギュラーシーズン1位を決めた。それに伴い、アイシン・エイ・ダブリュの2位も決定。最終週を残してレギュラーシーズン1位から3位までが決定した。
 レギュラーシーズン最終週となる第18週はすでに最終戦を終えた豊田合成と石川を除く6チームによる3試合が行われる。日立電線は28日(土)にレノヴァと対戦。ここで日立電線が勝てば日立電線の4位が、敗れれば石川の4位が決定する。日立電線にとっては絶対勝ちたい試合となるが、レノヴァも、チーム初年度の最終戦でホームということもあり、勝って終わりたい気持ちは強いだろう。3月1日(日)には1位の豊田通商と2位のアイシン・エイ・ダブリュの対戦が行われる。この試合の勝敗は順位に影響しないことで勝ち負けよりもプレーオフを睨んでの内容が重視される試合となりそうだ。下位同士の対戦となるビッグブルーvs黒田電気戦。ここまで勝ち星のないビッグブルーは絶対勝ちたい最終戦だろう。負け数が多い黒田電気も最終戦を勝って終わりたいところ。ビッグブルーのホームコートでの対戦ではあるが、同じ東京のチームであり地元の応援の中で好ゲームで最終戦を飾り、来期につなげていきたい。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

★WJBL~プレーオフ
 プレーオフに入ったWJBLはセミファイナルとW1との入替戦を行った。
 セミファイナルは1位のトヨタvs4位のシャンソン、2位のJOMOvs3位の富士通の対戦で行われた。どのチームにも怪我人がありベストで臨める状態ではなかったが、力は拮抗し好ゲームが続いた。
 JOMOvs富士通は接戦をJOMOが征し、2連勝でファイナル進出を決めた。特に第2戦はJOMOが第4Pに追いつき延長に持ち込むと、そのままの勢いで延長戦を勝利した。大神の不在は得点面で響く部分もあったが吉田が攻守に活躍。このプレーオフは吉田にとっても新たな境地に進むチャンスとなりそうだ。
 トヨタvsシャンソンは第3戦まで持ち越された。3戦ともに接戦となったが、ベテランと若手がかみ合ったシャンソンが第1戦と第3戦を取り、3年ぶりのファイナル進出を決めた。
 ファイナルは5戦3先勝方式で行われる。JOMOvsシャンソンは以前はファイナルの定番に近い顔合わせだったが、今回は5年ぶりとなる。伝統の対決は3月5日(木)、神奈川県の小田原アリーナから始まる(第2戦以降は代々木第2体育館)。
 また、WリーグとW1リーグの入替戦は1勝1敗で第3戦までもつれ込んだが、W1の三菱電機が第3戦を勝利しWリーグ昇格を決めた。以前はW1チームのチーム状況的にWリーグに昇格することが難しく、あまり大きな意味合いのない入替戦となっていたところもあるが、アイシン・エイ・ダブリュが昇格したことにより9チームで8枠を争うこととなり、入替戦も熱がこもっている。
WJBL Wリーグファイナルの日程
第1戦 3月5日(木) 神奈川県/小田原アリーナ 19:00
第2戦 3月7日(土) 東京都/代々木第2体育館 13:00
第3戦 3月8日(日) 東京都/代々木第2体育館 13:00
第4戦 3月10日(火) 東京都/代々木第2体育館 19:00※
第5戦 3月12日(木) 東京都/代々木第2体育館 19:00※
※第4戦以降は行われない場合もあり。
WJBL バスケットボール女子日本リーグ機構

★全日本クラブ選手権~組み合わせ発表
 3月20日から3日間、北海道札幌市で行われる第35回全日本クラブバスケットボール選手権大会の組み合わせが発表された。
 この大会は男女それぞれ32チーム、全62チームが出場する大きな大会だが、クラブチームという性格上、平日の休みをメンバー揃って取ることが難しく、完全トーナメントで初日のみが1回戦の1試合だけだが、2日目が2回戦と準々決勝、最終日の3日目が準決勝と決勝と決勝までいった場合3日間で5試合というハードな日程になっている。
 男子では今年の目玉はオールジャパンで3回戦まで進んだ横浜ギガスピリッツ(関東1)だろう。昨年同じくクラブチームながらオールジャパン3回戦に進んだ琴丘体協(現・三種体協琴丘)がクラブ選手権でも初優勝したが、横浜ギガスピリッツも同様に初優勝となるか。女子は東海1位のLOWSの3連覇がかかっている。
大会概要
男子組み合わせ
女子組み合わせ
※すべてpdfファイル

リサーチ・編集・作成 渡辺美香

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