JBL2 2009-2010

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.52(最終号)

 2010最終号となる今号では2011年1月2日からスタートするオールジャパン2011の1回戦の紹介と、2010年を振り返るウィークリー2010総まとめを掲載。

スポーツのミカタ増刊号『Sep.2010 関東実業団リーグ戦』『Nov.2010 全日本実業団競技大会』絶賛販売中!お申込みお待ちしています!

☆オールジャパン2011
 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2011)が2011年1月2日から始まる。例年この大会はベスト8決めまでは東京体育館で行われていたが、今大会は1・2回戦が東京体育館(女子)と代々木第1体育館・代々木第2体育館(ともに男子)に分けられ、3回戦も代々木第1体育館と代々木第2体育館の2会場で行われる。例年ならば同時に複数の試合の進行状況を見ることができたが、今年はそれが難しく、観戦者が目的のチーム以外のチームのプレーを目にする機会が少なくなる可能性が高い。
<男子1回戦>
 1回戦はJBL2・4位、大学6~8位、社会人1・2位、高校、地方(9)の16チームで争われる。
代々木第1体育館第1試合(12:00)日本大(大学6位)vsEDGE・1(東海)。インカレ後の日本大のコンディションが気になるところだが、力的には日本大が有利か。第2試合(13:40)中央大(大学7位)vs宮田自動車(北海道)は中央大が2年連続31回目の出場、宮田自動車が2年連続12回目の出場で、前回大会はともに1回戦でJBL2のチームに敗れている。第3試合(15:20)Beans(中国)vs八王子高(高校)はBeansが2年連続2回目の出場となり、初出場の前回大会は1回戦で新潟教員に敗れオールジャパン初勝利はならなかった。第4試合(17:00)京都産業大(大学8位)vsはじめましてメイクアップ(近畿)で、京都産業大は4年ぶり23回目の出場、はじめましてメイクアップは初出場になる。ともに近畿のチームであり、お互いのチームの情報はもっているか。
代々木第2体育館第1試合(12:00)豊田合成スコーピオンズ(JBL2・4位)vs福太郎クラブ(九州)で豊田合成スコーピオンズが2年ぶり3回目の出場(豊田合成について詳しくはこちら)。過去2回1回戦で敗退していることもあり1勝にかける思いは強い。第2試合(13:40)愛媛教員クラブ(四国)vs日本無線(社会人2位)でともに2回目の出場だが、愛媛教員クラブは昨年に続き2年連続、日本無線は43年ぶりの出場となる(日本無線について詳しくはこちら)。愛媛教員クラブは初出場の前回大会で1回戦突破(対東北学院大)、2回戦で青山学院大に敗れている。オールジャパンの経験という意味では愛媛教員クラブの方が有利か。全日本社会人選手権での教員チームの状況(教員1位、2位ともに1回戦敗退)から見ると日本無線の方が力的には上とも取れる。また、会場が代々木第2体育館ということで、普段からやり慣れている日本無線には有利に働く可能性もあるだろう。第3試合(15:20)九州電力(社会人1位)vs千葉エクスドリームス(関東)は、九州電力が3年ぶり2回目(九州電力について詳しくはこちら)、千葉エクスドリームスが初出場となる。ともに元JBL選手が在籍(九州電力:山口健太郎、千葉エクスドリームス:岡村憲治)し、その経験がチームに反映されている。今年の千葉国体成年男子決勝で対戦した福岡県と千葉県はそれぞれこの2チームが母体となっている。そういう意味ではお互いに全く知らない相手ではないという点でともに対策を立ててくるだろう。興味深い点としては千葉エクスドリームスの岡村は実業団の大塚商会のヘッドコーチもしており、大塚商会は2月に行われる全日本実業団選手権のブロック予選で九州電力と対戦する。今回のオールジャパンでの対戦が2月の対戦に影響してくる可能性はあるか。第4試合(17:00)新潟教員(北信越)vsJR東日本秋田(東北)で、新潟教員は4年連続14回目、JR東日本秋田は2年ぶり3回目の出場となる(JR東日本秋田について詳しくはこちら)。この2チームは2年前の全日本社会人選手権2回戦で対戦しており、その際はJR東日本秋田が後半引き離して勝利している。当時に比べると両チームともに数名のメンバーの変化がある。
※出場回数は過去の大会データから算出していますが、誤りがある場合もあります。ご了承ください。
 1回戦を勝ち上がった8チームはそれぞれ2回戦でJBL2・1~3位と大学1~5位のチームと3回戦でのJBLとの対戦をかけて戦うこととなる。(JBL2・1位の豊田通商について詳しくはこちら。JBL2・2位のアイシンAWについて詳しくはこちら。JBL2・3位のDライズについて詳しくはこちら。)
オールジャパン2011 公式サイト
スポーツのミカタ:全日本総合選手権2011

☆ウィークリー2010 総まとめ
 ウィークリー2010は2010年1月10日のvol.1から12月31日の今号(vol.52)まで、毎週お届けすることができました。これもアクセスしていただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。

 スポーツのミカタのメインターゲットが実業団とJBL2であることからほぼ毎週、このどちらか、もしくは両方の記事が中心になっています。主なものは以下のようになります。
vol.1 オールジャパン特集(実業団・JBL2 1~3回戦)
vol.2 JBL2前半戦のまとめ
vol.6 全日本実業団選手権レポート
vol.12 JBL2プレーオフ
vol.14~17・19~21 実業団チームレポート
vol.21~30 関東実業団リーグ戦
vol.34 関東ミニ国体
vol.39 千葉国体
vol.43~48 関東実業団選手権
vol.45 全日本社会人選手権
vol.49~ JBL2

 実業団とJBL2のこの1年を大会をピックアップし簡単にまとめます。
<実業団>
オールジャパン:2年連続出場した横河電機が2回戦突破し3回戦でのJBLとの対戦を目指したが、2回戦で天理大に敗れた。オールジャパン直前にチームの要となっていたPG神崎が故障で離脱したこともあり、厳しい戦いとなった。
全日本実業団選手権:決勝が3年連続同じ顔合わせである横河電機vs九州電力戦となり、横河電機が3年連続4回目の優勝を果たす。九州電力は4年連続の決勝進出だった(初の決勝で優勝、その後は準優勝)。
関東実業団リーグ戦:横河電機が全勝優勝で7連覇。新生紙パルプ商事が6年ぶりの下位(5位)に終わる。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Sep.2010関東実業団リーグ戦2010 を是非ご覧ください。)
全日本実業団競技大会:横河電機の3連覇。この大会で初の1回戦突破となった三井住友銀行が準優勝した。4位の日本無線、5位の九州電力は目標とする結果は出なかったが、チームの上昇を予感させるものがあった。(詳しくはスポーツのミカタ増刊号Nov.2010全日本実業団競技大会2010 を是非ご覧ください。)
東京都実業団選手権:初の優勝を目指し決勝に臨んだ葵企業やぶり日本無線が5年ぶりの優勝を果たす。横河電機はこの大会、主力を1度もプレーさせることなく、控えのメンバーで戦い3位に入った。4位に終わった昨年の覇者・三井住友銀行は準優勝した全日本実業団競技大会時に比べチーム状態が不安定な様子が見られた。
全日本社会人選手権:3年前のこの大会の準決勝で九州電力に敗れて以来負けのなかった横河電機(東京都実業団選手権とオールジャパンは除く)が2回戦で九州電力に敗れる。その九州電力が準決勝のJR東日本秋田とのダブルオーバータイムの激戦を勝ち上がり、決勝で日本無線を下し、3年ぶりの優勝を果たす。準優勝の日本無線もオールジャパン出場を決めた。
関東実業団選手権:全日本社会人選手権で2回戦敗退し、オールジャパンでのJBLとの対戦というチーム最大の目標としていた大会に出場できなくなった横河電機は切り替えが難しく、チーム全体に不安定な様子を見せる。日本無線との決勝戦でも強さを見せつけるという様子はまだ見られなかったが、粘り強くプレーし勝利、4連覇を決めた。
<JBL2>
オールジャパン:4チームのうち2チーム(石川、日立電線)が1回戦から登場、両チームともに勝利し2回戦に進んだ。2回戦では同じJBL2の豊田通商と対戦した日立電線のみ2回戦敗退となったが、他の3チーム(豊田通商、アイシンAW、石川)は3回戦へ。JBLとの対戦となる3回戦は豊田通商が東芝ブレイブサンダースを相手に善戦を見せた。
2009-2010シーズン後半戦:豊田通商は全勝を守る。石川が対アイシンAW戦最終戦に勝利。日立電線は最終戦で4位を争う黒田電気に勝利し、プレーオフ進出を決める。
2009-2010プレーオフ:豊田通商が日立電線、石川に勝利し、昨シーズンに続きレギュラーシーズンを含め全勝で2連覇を果たす。MVPに#1宮崎。プレーオフファイナルを最後に松藤が引退となった。石川はセミファイナルでアイシンAWにレギュラーシーズンの第3戦の勢いそのままに勝利、初のファイナル進出となった。
2010-2011シーズン前半戦:Dライズが参入し9チームとなったためレギュラーシーズンはかなりイレギュラーな日程となった。第1順目の結果からオールジャパン出場の4チームが決まるが、4位は3チームが星が並び、該当チーム間の勝敗で豊田合成が4位に入った。豊田通商は前半戦11戦全勝。怪我人が出て厳しい状況のアイシンAWは前半戦で3敗するも2位を守っている。3位のDライズはシーズン途中でJBL・リンク栃木ブレックスから選手が移籍してきたこともあり、チーム状態は上がっている。豊田合成は4位を守っているが5位の石川、6位のレノヴァとはほとんど星の差はない。序盤でつまづいた黒田電気と日立電線はようやく4勝目を挙げた。ビッグブルーは1勝のみとなっている。シーズン途中でもコールアップを可能にしているDライズだが、今のところアップした選手はなく、逆にダウンしてきた選手が入りDライズのチーム力がアップ。これまでにないチームの形に各チームが対応していく必要があり、昨シーズンまでと違う様相を見せている。

 2011年はオールジャパンから始まり、JBL2後半戦、全日本実業団選手権、JBL2プレーオフと続きます。『スポーツのミカタ ウィークリー2011 vol.1』は2010と同じくオールジャパン特集号として1~3回戦のレポートを1月7日(金)に掲載予定です。2011年もよろしくお願い致します。

文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.12

 先週末行われたJBL2プレーオフのレポートを中心に、JBLの状況と全日本クラブ選手権の結果を紹介。

☆JBL2 プレーオフ
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月20・21日の2日間、岐阜県下呂市でプレーオフ2009-2010を開催した。レギュラーシーズンの4位以上が出場し、20日にはセミファイナル、21日には3位決定戦とファイナルのそれぞれ2試合ずつが行われた。
 会場となった岐阜県下呂市の下呂市交流会館アクティブは3月27日が正式オープンとなる施設で、この大会はプレオープンイベントの一環となった。温(ホット)アリーナはバスケットコートが2面取れる広さで、2階には900余りの観客席を持つ。天井が高く、白と木目を基調とした空間はとても明るい印象が残る。今大会ではメインコートを設置し、コートフロアにも観客席が設けられていた。
 20日(土)セミファイナルの2試合が行われた。第1試合はレギュラーシーズン2位の石川ブルースパークス(以下、石川と表記)と3位のアイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城(以下、アイシンAWと表記)の対戦。両チームのレギュラーシーズンの対戦成績は石川の1勝2敗だが、その1勝がセミファイナルのわずかに2週間前に行われた第20週での対戦だった。試合は終盤まで一進一退の攻防となるが、最終P中盤にに石川がアイシンAWのディフェンスを崩し連続得点で引き離すと、そこから点の取り合いとなる。最後まで石川の勢いは止まらず、14点差をつけて石川が勝利、初のファイナル進出を決めた。
 昨年はギリギリのところでプレーオフ進出を逃した石川。昨年のプレーオフが石川県で行われたこともあり、悔しい思いは強かった。「2週間前の対戦で勝利したことで、自信というかしっかりやれば勝てるんだということを選手たちが感じることができました。ファイナルは初ですが、ディフェンスから頑張っていい試合をしたいと思います」(石川・木下ヘッドコーチ)、「今シーズンは勝つことが一番で、個人のプレーは後回しにしてでもチームが勝つためにという思いでみんなやれたことで、去年よりもチームとしてレベルが上がったのではないかと思います。明日はシーズン最後の試合なのでいいゲームをしたいです」(石川#24高村キャプテン)。
Dsc_0384 Dsc_0839 Dsc_0852 Dsc_0941
 昨シーズンは初のファイナル進出、2位となったアイシンAWだが、今シーズンはセミファイナルで敗れた。どのチームからも高く評価されているディフェンスがこの試合では十分に発揮できなかった。「2週間前の敗戦は、逆に雪辱を果たすという気持ちで臨めていたので影響はないと思っています。今日の負けた事実は変わらないので、明日のシーズン最後に試合に向けて気持ちを切り替えて、勝ち負けではなく自分たちが納得できる試合をしたいです」(アイシンAW・中嶋ヘッドコーチ)。
Dsc_0238 Dsc_0242 Dsc_0361 Dsc_0450
 第2試合はレギュラーシーズンを全勝で終えた豊田通商ファイティングイーグルス(以下、豊田通商と表記)と、プレーオフ進出決定が最終戦までもつれ込んだ日立電線ブルドッグス(以下、日立電線と表記)の対戦となった。この2チームはオールジャパンでも対戦しており、今シーズンこれで5試合目となる。試合は第1P中盤に豊田通商が#1宮崎の連続得点で10点差をつけてリードするが、日立電線が追い上げ、2点差まで詰める。第2Pに入って日立電線が追いつくと、シーソーゲームに。豊田通商5点リードで後半に入ると、豊田通商がインサイドを支配し、徐々に点差をひろげていく。日立電線も最後まで粘りを見せるも点差は縮まらず、豊田通商が勝利し、2年連続のファイナル進出を果たした。
 勝利はしたものの、力を見せたとは言い難い試合となった豊田通商。試合後、渡邊ヘッドコーチは「いい薬になりました」と苦笑いだった。「ゾーンの攻め方がちょっと上手くいかなかったですね。今日は個人の能力で勝っただけで、チーム力で勝ったとは言えないです。明日はスカッと勝てるように頑張ります」(豊田通商・渡邊ヘッドコーチ)、「今日はオフェンスがダメでそれがディフェンスにも影響してしまいました。明日はきちんと修正して臨まないと厳しくなると思います。シーズン最後の試合なので、しっかりとしたゲームをやって勝ちます」(豊田通商#44阿部キャプテン)。
Dsc_0653 Dsc_0698 Dsc_0784 Dsc_0860
 日立電線はシーズン終盤にかけてチームのまとまりが増してきた状態で迎えたプレーオフ。昨年の王者であり、今シーズンも負けなしの豊田通商に真っ向から挑んだ試合は持ち味は出しながらも敗戦となった。「インサイドを固めて、外から打たせるという形を前半は出来ていたのですが、後半に入ってリバウンドを取られるようになってしまったのは厳しかったです。昨年2連敗でしたから、今シーズンは勝って終わりたいです」(日立電線・野田ヘッドコーチ)、「負けたショックはありますが、そこまで悲観的にはなっていません。これまでの豊田通商戦の中ではベストゲームではないかと思います。明日は上手く気持ちを切り替えて臨みたいです」(日立電線#7中村キャプテン)。
Dsc_0268 Dsc_0317 Dsc_0388 Dsc_0568
 21日(日)に行われた3位決定戦。試合序盤は日立電線が9点差をつけリードするが、そこから得点が止まるとアイシンAWに逆転される。第3Pに入ってアイシンAWが速い展開で流れをつかみ引き離すと、粘る日立電線を振り切って勝利し3位を決めた。
 シーズン終盤からアイシンAWらしくない試合が続いていたが、シーズン最終戦はチームの持ち味を出しての勝利となった。「ファイナルに進めなかったことはとても残念ですが、最後は勝てて良かったです。来シーズンに向けての課題はある程度はっきりしているので、来シーズンはもっと良くなると思っています」(アイシンAW・中嶋ヘッドコーチ)。バスケット人生初のキャプテンとして過ごしたシーズンを終えた#21鈴木。「もっとやれることはあったと思う」と反省を口にした。「キャプテンとしてもっと声を出していかないといけないなと毎試合思っていたのですが、結局最後まで十分にはできなかったです。来シーズンキャプテンを続けるかどうかは分かりませんが、どちらにしてももっと声を出してしゃべっていかないといけないと思っています」(アイシンAW#21鈴木キャプテン)。
Dsc_0134 Dsc_0369 Dsc_0380 Dsc_0628
 昨年と同じ4位に終わった日立電線。「少しは成長できているかな」という野田ヘッドコーチ。ヘッドコーチとして臨んだ1年目、目標としているチーム状態にはまだ6割程度しか達していないと言う。「自分はリーグで一番若いヘッドコーチですから、ヘッドコーチのところが一番の弱点だとは絶対言われたくなかったです。オフには選手たちに課題を出して、選手たちにはファンダメンタルの大切さを十分に理解していってもらいたいです」(日立電線・野田ヘッドコーチ)昨年のプレーオフ終了後、「チームとしてのオフェンスができなかった」と悔しさを滲ました#15一戸。今シーズン、チームのシステムも変わり、一戸自身の役割も変わる中、手ごたえを感じたプレーオフとなった。「シーズン当初から野田ヘッドコーチの目指すバスケットをチームのスタイルとして作っていこうと言うことで練習から試合まで信念を持って臨むことができました。自分のプレーはもっとやれたのではという思いがあります。来シーズンはさらにチームが上に行けるように自分自身も役割を意識していきたいです」(日立電線#15一戸)。
Dsc_0090 Dsc_0220 Dsc_0242_2 Dsc_0287
 2009-2010シーズンの最終戦は2年連続ファイナル進出となった豊田通商と初のファイナルとなる石川の対戦となった。点の取り合いで始まった試合は第1P終盤豊田通商が連続得点でリードを広げる。しかし第2Pに入って豊田通商の勢いが止まり、4点差で前半を折り返す。ここで修正してきた豊田通商は#11松藤を中心に流れをつかみ、リードを広げていく。石川も最後まで粘りを見せるが豊田通商の勢いは止まらず、23点の差をつけて豊田通商が勝利し、2年連続全勝優勝を果たした。
 勝ち続けることでチームが不安定になる時もありながらも最後まで勝ち抜いた豊田通商。「まずはホッとしています」という渡邊ヘッドコーチだが、来シーズンからは#11松藤がいなくなることもあり来シーズンへの不安はある。「どうしても気持ちの緩みが出てしまうところがあります。来シーズンは(MVPを受賞した#1)宮崎に名実ともにリーダーになっていったもらいたいですね」(豊田通商・渡邊ヘッドコーチ)。MVPの#1宮崎も来シーズンに向けて「これからはプレーだけでなく、もっとコミュニケーションを取って、チームをまとめていくことも考えていかないといけないと思います」と抱負を語った。最後の試合を終えた#11松藤はすっきりとした表情で「個人的には満足です」と言う。「最初(JBL・OSGから)ここにきて、自分としてはそれまでは許されないようなことがいっぱいありました。しかし仕事もしながら、そういう中でどういうチームを作り上げていくのかという楽しみがありますね。これからは指導者となりますが、まずは自分が楽しんでやりたいです」(豊田通商#11松藤)。JBL2での1年目は栃木ブレックスに途中加入し優勝、2年目の昨年は豊田通商に移籍し優勝、そして3年目の今年も優勝とリーグ通してただ一人3年連続優勝を経験している豊田通商#6辻内。豊田通商での2年目は重要な時間帯を任されることも多くなり「ようやく自分の役割がしっかりと分かってきました」と笑顔で語った。
Dsc_0390 Dsc_0397 Dsc_0572 Dsc_0634
 準優勝に終わった石川だが、チームとしては最高位でのシーズン終了となる。「応援してくれてる人と選手の力でもらった賞」と木下ヘッドコーチ自身が語るコーチ・オブ・ザ・イヤーの受賞。今シーズンのチームの上昇は大きい。「インサイドに#15宮村くんが入ったことで他のポジションが生かせるようになりました。課題はたくさんありますが、まずは体力をしっかりとつけていきたいです」と木下ヘッドコーチは来シーズンへの抱負を語った。「まだまだダメですね。でもこれでまた新たな目標ができたので、そこにむけて頑張りたいです」と#24高村キャプテン。初のベスト5に選出された#6山田は「ルーキーが入ったことがすごい刺激になりました。来シーズンに向けてもっと自分のプレーの幅が広げられるように頑張りたいです」と、課題の3ポイントシュートにも取り組む意気込みを見せた。
Dsc_0010 Dsc_0132 Dsc_0151 Dsc_0835
 これでJBL2の2009-2010シーズンが全て終了した。来シーズンはリンク栃木ブレックスの下部チームであるD-TEAMが加入し、奇数チームのため変則スケジュールとなる。連戦も増えるということで、これまで以上にチーム力が必要となってくるだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 プレーオフの結果
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末に第20週の8試合を行った。リンク栃木ブレックスは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝し、プレーオフ進出を決めた。パナソニックトライアンズも日立サンロッカーズに連勝しプレーオフ進出決定。敗れた日立サンロッカーズも、トヨタ自動車アルバルクがアイシンシーホースに連敗したことによりプレーオフ進出が決定した。東芝ブレイブサンダースとレラカムイ北海道の試合は東芝ブレイブサンダースが2連勝した。
 これでレギュラーシーズンを1週残してプレーオフ進出の4チームが全て決定した(1位のアイシンシーホース以外の順位決定は最終週となる)。これにより栃木で行われるセミファイナルはリンク栃木ブレックスのホームゲームとなることも決まった。チーム創設2年目にして初のプレーオフ進出のセミファイナルは盛り上がること必至だろう。
 3月26~28日に行われるレギュラーシーズン最終週は5位以下の4チームにとってはシーズン最終戦となる。現在5位のトヨタ自動車アルバルクと6位の東芝ブレイブサンダースは直接対決で順位が決定する。レラカムイ北海道と三菱電機ダイヤモンドドルフィンズはすでに7位と8位が決定しているが、シーズン最終戦をいい形で締めくくりたいところだろう。プレーオフに向けての最終順位を争う3チーム。リンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズは直接対決、パナソニックトライアンズは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆全日本クラブ選手権
 3連休に福島県福島市で行われた第36回全日本クラブバスケットボール選手権大会。男女各32チームが出場し、3日間で全62試合が行われた。
 男子は3年連続決勝進出のO55(東海1・三重県)が同じく東海のSWOOPS(東海2・岐阜県)に勝利し、初優勝を果たした。SWOOPSが準々決勝で横浜ギガスピリッツ(関東1・神奈川県)にわずかに3点差で勝利して勝ち上がってきたが、決勝戦では同じく3点差で敗れ準優勝に終わった。また昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなった準決勝、はじめまして(近畿2・大阪府)とO55の対戦はO55が勝利し雪辱を晴らす形となった。この他、ベスト4にはBUBBLES(近畿1・兵庫県)と三種体協琴丘(東北1・秋田県)が入った。
 女子はオールジャパンにも出場したBLUE☆STARS(関東1・埼玉県)が初優勝。準優勝はOMガス石油SS(九州1・沖縄県)、ベスト4には昨年の優勝チームをやぶり準決勝まで勝ち上がったKNC(北信越1・石川県)と、昨年準優勝のFreeクラブ(東海2・静岡県)が入った。
福島県バスケットボール協会 第36回全日本クラブ選手権大会

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

JBL2 プレーオフの結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月20・21日の2日間、岐阜県下呂市でプレーオフ2009-2010を行った。1日目のセミファイナルに続いて2日目は3位決定戦とファイナルが行われた。
 2年連続ファイナル進出の豊田通商と初のファイナル進出となった石川の対戦は、豊田通商がスタートから石川を圧倒し引き離すも、第2Pで追い上げられる。しかし後半は攻めどころをきっちりと攻め、石川に流れを渡すことなく勝利、2年連続全勝(レギュラーシーズン、プレーオフ含め)優勝を果たした。
 3位決定戦は序盤、勢いに増す日立電線が開始から5分足らずで10点以上の差をつける。しかしディフェンスを厳しくしたアイシンAWに日立電線のオフェンスが止まり、その間にアイシンAWが逆転し、流れはアイシンAWに。日立電線も第4P残り3分半には3点差にまで追い上げるも、最後はアイシンAWが引き離し勝利した。
 MVPは豊田通商#1宮崎が初受賞。新人王は黒田電気#13富田が選ばれた。
 これで2009-2010シーズンの日程は全て終了した。来シーズンは1チーム増え9チームとなる。試合数が増えるだけでなく、スケジュールも変則となる(奇数のため1チームは試合がないこととなる)こともあり、今シーズン以上にタフなシーズンになることが予想される。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<プレーオフの結果>
1日目(3月20日)の結果こちら
3月21日(日)
3位決定戦
アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 71 ( 15-13  19-16  24-17  13-13 ) 59 日立電線ブルドッグス●
ファイナル
豊田通商ファイティングイーグルス 91 ( 26-15  13-18  24-14  28-20 ) 67 石川ブルースパークス●

<最終順位>
優勝:豊田通商ファイティングイーグルス 2年連続2回目
2位:石川ブルースパークス
3位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城
4位:日立電線ブルドッグス
5位:黒田電気ブリットスピリッツ
6位:レノヴァ鹿児島
7位:豊田合成スコーピオンズ
8位:ビッグブルー東京

<JBL2アウォード(個人賞)>
MVP(最優秀選手賞) 宮崎 恭行(豊田通商#1)初
ベスト5     宮崎 恭行(豊田通商#1)2年ぶり2回目
      G/F 高村 和臣(石川#24)3年連続3回目
            山田 真輝(石川#6)初
      F/C 鈴木 鉄夫(アイシンAW#21)2年連続2回目
           マイケル・ハウスマン(豊田通商#4)初
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王) 富田 敏幸(黒田電気#13)
コーチ・オブ・ザ・イヤー(最優秀監督賞) 木下 官(石川)初

JBL2 プレーオフセミファイナルの結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)はレギュラーシーズンを終え、3月20日・21日の両日でプレーオフを行う。1日目の20日はセミファイナルの2試合が行われた。
 レギュラーシーズンの2位・石川と3位・アイシンAWの対戦は前半石川のリードアイシンAWが追い上げ一度は逆転する。しかし後半に入ってシュートが好調の石川はアイシンAWのディフェンスを崩すと、第4Pに大きく突き放して勝利し、初のファイナル進出を果たした。
 レギュラーシーズン無敗で1位の豊田通商に4位の日立電線が挑んだ対戦は、中盤まで豊田通商が日立電線を引き離すことができず、一進一退の攻防となる。最後は豊田通商がリバウンドをつなぎ得点を重ね勝利し、2年連続のファイナル進出を決めた。
 ファイナルの組み合わせは豊田通商vs石川となった。プレーオフでのこの組み合わせは2年前の2007-2008シーズンのプレーオフ3位決定戦以来となる。その時は石川が勝利している。しかしその後の2年間、豊田通商は無敗できている。調子の上がっている石川がどこまで豊田通商に迫れるか。
 昨シーズンはファイナルに進出したアイシンAWだったが、今回は3位決定戦となった。対する日立電線は昨年も3位決定戦に進み、豊田合成に敗れ4位に終っている。どちらも負けられないゲームとなるが、前日の敗戦から上手く切り替えられた方が優勢となるだろう。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
 

JBL2 プレーオフ 2009-2010 
3月20日(土)、21日(日)
下呂市交流会館アクティブ 温(ホット)アリーナ

※入場整理券は全て配布終了。

<セミファイナルの結果>
3月20日(土)
石川ブルースパークス 88 ( 16-11  19-21  23-20  30-22 ) 74 アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城●
豊田通商ファイティングイーグルス 81 ( 20-18  21-18  18-13  22-20 ) 69 日立電線ブルドッグス●

<最終日の予定>
3月21日(日)
12:30 3位決定戦
アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 vs 日立電線ブルドッグス
15:00 ファイナル
豊田通商ファイティングイーグルス vs 石川ブルースパークス

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.11

 JBL2のレギュラーシーズン最終戦でプレーオフのかかる1戦のレポートを中心に、JBL、クラブ選手権を紹介。

☆JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月13・14日に第21週の4試合を行った。これでレギュラーシーズンは終了し、残すは今週末に岐阜県下呂市で行われるプレーオフのみとなった。

 プレーオフ最終枠となる4位の決定は最終戦の直接対決までもつれた。黒田電気が11勝9敗、日立電線が10勝10敗で臨んだ最終戦は勝った方がプレーオフ進出を果たすこととなる(2チーム間の対戦成績から勝敗が並んだ場合、日立電線が黒田電気を上回る)。
 群馬県前橋市のぐんまアリーナ、翌日のJBLゲームに向けてメインアリーナに設営されたコートでのゲームとなった。試合開始から黒田電気が#77小野寺を中心に得点を重ねリードを奪う。日立電線も#39梅津の好調なシュートで追いつくと、そこから一進一退の攻防となり、黒田電気1点リードで第2Pへ。序盤、ディフェンスが乱れた黒田電気は第2P開始から3分足らずでタイムアウトを取る。日立電線もディフェンスはいいもののオフェンスが滞り、思うように得点が伸びない。どちらも相手を突き放すことができないまま、黒田電気2点リードで前半を折り返す。第3Pに入っても交互に点を取り合う展開が続く。しかし徐々に日立電線のディフェンスが効いてくると、黒田電気のオフェンスにミスが増えてくる。第3P残り3分半に日立電線#11高橋が3ポイントシュートを決め日立電線がリードすると、そこから流れは日立電線に。日立電線#14高村がインサイドを攻め、黒田電気のインサイド陣ファールトラブルになりさらに黒田電気のリズムが崩れる。日立電線7点リードで迎えた最終P、開始早々日立電線#11高橋の3ポイントシュートが決まり勢いづく日立電線。対する黒田電気はオフェンスに焦りが出て、残り6分にはターンオーバーからアンスポーツマンライクファールを取られる。ここから日立電線は#1宮城の連続3ポイントシュートなどで黒田電気を突き放していく。残り3分半を切って点差が20点に乗ると、黒田電気はオフェンスを組み立てられず、ターンオーバーを繰り返す。残り1分半を切って黒田電気#15綿貫の連続3ポイントシュートで追い上げを見せるも、日立電線は焦らず対応。好ディフェンスから勢いのあるオフェンスにつなげた日立電線が黒田電気に勝利し、プレーオフ進出を決めた。
 昨年と同様最終戦での勝利でプレーオフを決めた日立電線。今シーズンから指揮を執る野田HC。今シーズンのチームの伸びに「自分が一番変わったのかもしれない」と笑顔で言う。
「ディフェンスとリバウンドとミスを我慢することがポイントでした。前半はディフェンスができて、あの点差で行けました。後半はリバウンドで流れを作ることができて、選手みんなが頑張ってくれて勝つことができました。今シーズンはずっと練習をやってきた中で、自分は無駄な練習は一つもなかったと思っています。その結果としてシーズン当初から自分がやりたいと思っていたバスケットをここにきて選手全員が理解してくれるようになりました。豊田通商とは5回目の対戦となりますが、最後まであきらめず勝利の可能性を探りたいと思います」(日立電線・野田HC)
 後半、積極的にインサイドに攻め込み流れを引き寄せた#14高村はチームの状況に手ごたえを感じている様子が伺える。また、能代工業高の先輩である黒田電気#13富田に一歩も引かないプレーを見せた#1宮城は笑顔で「疲れました」と一言。今シーズンからキャプテンとなった#7中村は「良かったです」と安堵の表情を見せた。
Dsc_0440 Dsc_0443 Dsc_0469 Dsc_0534 Dsc_0606
 あと一歩が届かなかった黒田電気。新人が加入しオフェンス力がアップ、初めてプレーオフを最後まで争うこととなったが、オフェンス主体のチームだけにディフェンスのいいチームに対しての課題が浮き彫りとなった。
「日立電線のようなディフェンスを頑張るチームに対してうちのバスケットができませんでした。今シーズンは日立電線に一つでも勝ててたら結果は違っていたのですが。同じ関東のチームとしてこれからも切磋琢磨していきたいですね。プレーオフをかけた試合を経験できたことは大きいと思います。現状として来シーズンは新人が入らないので、今のメンバーでより上に行けるようにしていきたいです」(黒田電気・藤本HC)
「球際の強さが相手の方が上手だったというのはあると思います。こちらは経験が少ない分、勝負所で差が出たと思います。しかし初めてこのステージ(プレーオフを最終戦まで争う)まで来たことは大きいです。来シーズンは良かったところは引き継いで、悪かったところは修正していきたいです」(黒田電気チームキャプテン#14堀)
Dsc_0161 Dsc_0215 Dsc_0270 Dsc_0341 Dsc_0386

 この他、レギュラーシーズン1位vs2位の対戦となった豊田通商と石川の対戦は豊田通商が快勝。3位のアイシンAWと敗れれば7位が決定する豊田合成との対戦は、豊田合成が途中追い上げを見せるもアイシンAWが逃げ切った。6位が決まったレノヴァはホームでビッグブルーと対戦。最後まで粘るビッグブルーに終盤逆転されるも、終了間際にレノヴァの決勝点が決まり、わずかに1点差でレノヴァが勝利した。
 これでレギュラーシーズンが終了した。今シーズンから3回戦制となり、これまでより各チーム7試合分が増えた。シーズン中のコンディションやモチベーションの維持など厳しいところもあるが、そこをクリアし、さらにシーズンを通してチームとして上昇することのできた4チームがプレーオフを勝ち取ったと言えるだろう。
 プレーオフは岐阜県下呂市に新しくできた下呂交流会館アクティブの温(ホット)アリーナで開催される。一般入場はわずかに200と少なく、すでに整理券は全て配布されている。1日目(20日)に行われるセミファイナルはレギュラーシーズン2位vs3位と1位vs4位の組み合わせで行われる。
 2位の石川と3位のアイシンAWのレギュラーシーズンでの対戦成績はアイシンAWの2勝1敗となっているが、プレーオフのわずかに2週間前に行われた最終戦(第3戦)では石川が勝利している。これがどう影響するか。アイシンAWは#1藤村の怪我からの復帰が鍵か。またリバウンド争いも大きなポイントとなりそう。第3戦では石川が強みを見せ、リバウンドからの展開を得意とするアイシンAWの勢いを止めている。さらに両チームともに得点源の選手に波があり、この試合に上手くコンディションを合わせ、波に乗った方が優勢となるだろう。
 1位の豊田通商と4位の日立電線の対戦は今シーズン5回目となる。オールジャパン2回戦で対戦している両チーム。その際日立電線の野田HCは「これはうちにとってチャンスだと思っている」と語っている。「日立電線はどこよりもうちに対して気持ちを出してくるチーム」と豊田通商の渡邊HCも評価している。日立電線のプレーオフがかかるレギュラーシーズン終盤戦でのチーム力の伸びは大きい。豊田通商の強さはレギュラーシーズン21戦全勝という結果を見ても明らかだが、それぞれの試合ごとに見れば決して楽に勝っている印象はない。一発勝負のプレーオフに向けてしっかりと気持ちを切り替えてくればやはり強さは他を圧倒するものとなる可能性もある。昨年のMVPである#11松藤が今シーズン限りでチームを離れることが決まっており、有終の美を飾りたいところだろう。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第21週の結果(プレーオフの予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

JBL2 プレーオフ2009-2010
日時:2010年3月20日(土)、21日(日)
会場:下呂交流会館アクティブ 温アリーナ(岐阜県下呂市)
日程:
3月20日(土)セミファイナル
12:30 石川ブルースパークス(2位) vs アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城(3位)
15:00 豊田通商ファイティングイーグルス(1位) vs 日立電線ブルドッグス(4位)
3月21日(日)
12:30 3位決定戦
15:00 ファイナル

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第19週の8試合を行った。第17週の2戦目から連敗が続いているアイシンシーホースはこの第19週でも東芝ブレイブサンダースとの2連戦を落とし、これで5連敗となった。追うリンク栃木ブレックスと日立サンロッカーズはそれぞれパナソニックトライアンズと三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに1勝1敗と星を分け、トヨタ自動車アルバルクもレラカムイ北海道と星を分けたことで、残り2週となってもアイシンシーホース以外はプレーオフが確定しないという混戦状況となっている。
 第20週では現在2位のリンク栃木ブレックスと3位の日立サンロッカーズ、さらには4位のパナソニックトライアンズと5位のトヨタ自動車アルバルクのどちらかと、一気に残り3チーム全てのプレーオフ進出チームが決まる可能性もある。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆全日本クラブ選手権
 クラブチーム単独では唯一の全国大会である全日本クラブバスケットボール選手権大会が3月20~22日の3日間、福島県福島市で開催される。日本各地から男女各32チームが集結し、クラブチーム日本一を目指す。クラブチームという位置づけが『地域活動』であることも踏まえ、この大会の目的には「楽しむ」「交流する」などが含まれている。
 日程は1日目に男女1回戦の32試合が行われ、2日目に2回戦と準々決勝、最終日の3日目には準決勝と決勝となっている。決勝まで進めば3日間で5試合、2日目と3日目の2日連続でダブルヘッダーというハードスケジュール。技術のみではくチームとしての体力が必要となる。
第36回 全日本クラブバスケットボール選手権大会
日時:2010年3月20日(土)~22日(月・休)
会場:県営あづま総合体育館(20~22日)、福島市国体記念体育館(20日、21日)、福島市西部体育館(20日女子のみ)
日本クラブバスケットボール連盟公式サイト

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

JBL2 第21週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月13・14日の2日間に、レギュラーシーズン最終戦となる第21週の4試合を行った。
 レギュラーシーズン最終戦にまで持ち込まれた4位決定は日立電線と黒田電気の直接対決の結果となった。前半は互角の展開ながら、後半に入って日立電線が攻守に流れをつかむと一気に黒田電気を引き離し勝利、昨シーズンに続いて2年連続で最終戦での勝利でプレーオフ進出を決めた。プレーオフ進出がならなかった4チームにとっては第21週の試合がシーズン最終戦となった。
 プレーオフは3月20・21日の両日、岐阜県下呂市で開催される。20日に行われるセミファイナルは2位・石川vs3位・アイシンAWと1位・豊田通商vs4位・日立電線の組み合わせとなる。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第21週の結果>
3月13日(土)
アイシンAW 74 ( 21-11  22-15  13-25  18-13 ) 64 豊田合成●
●黒田電気 60 ( 15-14  15-14  14-23  16-25 ) 76 日立電線
3月14日(日)
●石川 66 ( 11-36  17-17  21-18  17-21 ) 92 豊田通商
レノヴァ 61 ( 16-11  20-11  11-16  14-22 ) 60 ビッグブルー●

<レギュラーシーズン最終順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 21勝0敗
2位:石川ブルースパークス 15勝6敗
3位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 14勝7敗
4位:日立電線ブルドッグス 11勝10敗
    ↑プレーオフ進出
(※4位と5位の順位は直接対決の結果、日立電線3勝0敗)
5位:黒田電気ブリットスピリッツ 11勝10敗
6位:レノヴァ鹿児島 6勝15敗
7位:豊田合成スコーピオンズ 5勝16敗
8位:ビッグブルー東京 1勝20敗

<プレーオフの予定>
会場:下呂市交流会館アクティブ 温アリーナ(岐阜県下呂市)※入場整理券(無料)配布
3月20日(土)
セミファイナル
12:30 石川(2位) vs アイシンAW(3位)
15:00 豊田通商(1位) vs 日立電線(4位)
3月21日(日)
12:30 3位決定戦
15:00 ファイナル
※詳細はJBL2

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.10

 プレーオフの残り1枠の争いが白熱しているJBL2の4試合のうちの3試合をレポートする。

☆JBL2
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月6・7日に第20週となる4試合を行った。

 6日には4位を争う2チームが別々に試合を行った。黒田電気が勝利し、日立電線が敗れた場合、その時点で黒田電気の4位が決定するという大事な試合だった。

黒田電気vsビッグブルー
 先に試合を行ったのは黒田電気で、同じ東京のチームであるビッグブルーと11時30分から代々木第2体育館で対戦した。ゲームは終始黒田電気がリードする展開で危なげなく勝利、ほぼ試合終了と同時に始まった日立電線の試合結果を待つ形となった。

日立電線vsレノヴァ
 日立電線はホームコートでレノヴァと対戦した。序盤点を取り合う展開で始まったが、徐々に日立電線がレノヴァを引き離していく。第3Pに入ると点差は二桁に乗るが、レノヴァも#39中園のシュートで粘り引き離されない。しかし第3P終了間際に日立電線#39梅津が3ポイントシュートを決め、日立電線が14点リードで最終Pに入る。最終Pも点の取り合いとなるが、終盤レノヴァのプレスディフェンスに思うようにボールが運べなくなった日立電線に対し、残り2分を切ってレノヴァが#39中園の連続得点で追い上げ、残り51秒には8点差に迫る。残り38秒には日立電線#1宮城が5ファールでベンチに下がり、レノヴァ#9白澤が3投のフリースローを得る。しかしレノヴァ#9白澤はこれを決められず。残り16秒にオフェンスリバウンドでつないでレノヴァ#9白澤が3ポイントシュートを決め6点差とするが、残りの時間を日立電線がコントロールしタイムアップ。日立電線が勝利し、4位の決定は最終戦に持ち込まれた。
 負ければプレーオフがなくなるという緊張した1戦だったが、新人の宮城、梅津の活躍もあり勝利。「この1週間梅津に集中的にシュート練習をさせたのが効してよかったです」と日立電線の野田HCは笑顔で言った。その梅津はプレーオフがかかるだろう黒田電気戦に向けて「(能代工業高の先輩である)富田さんもいるので負けたくないですね。うちは(#1宮城と)2人いるので絶対勝ちます」と意気込みを語った。
「2月がダメだったので3月はやってやろうと言う気持ちでいました。今日はシュートが良かったとは思いますが、大事なシュートを2本落としてしまって。そのうちの1本は追い上げられているところだったから、あそこでちゃんと決めていたらその後の流れは違っていたと思うんですよね。そういうところが今の自分の足りないところだと思います。次に勝ってプレーオフに進めるように頑張ります」(日立電線#39梅津)
Dsc_0297 Dsc_0320 Dsc_0406 Dsc_0414
 敗れたレノヴァは20戦で5勝15敗と大きく負け越している。惜しい試合を何度か落としてきており、この試合も終了間際もしかして…と思わせる展開まで持ち込むことはできたが、最後は決め切れず終わった。
「正直、今のところこれが精いっぱいという感じです。選手層が薄く、それぞれの選手に良い点悪い点があり、いい状態で40分間を戦い抜くことが難しいのが現状です。選手交代を細かにやっているのはその選手の特性というか、うちには攻守に秀でた選手というのがあまりいないので、場面に応じて選手を入れ替えないといけないのです。勝負所のメンバーというのはある程度決まっているのですが、その他の組み合わせがなかなか難しいですね。どの試合もそうですが、接戦には持ち込めるんですがあと一歩が足りない。その一歩を超えるところは選手のキャリアも大きいと思います。もうちょっと勝ちたかったというのはありますが、この1年でチームも選手も成長しました。来シーズンはもっと進化した姿がお見せできると思っています」(レノヴァ・鮫島HC)
Dsc_0038 Dsc_0129 Dsc_0203 Dsc_0262

 翌日の7日には愛知県小牧市のパークアリーナ小牧で2試合が行われた。

豊田合成vs豊田通商
 すでにレギュラーシーズン1位を決めている豊田通商は今シーズン怪我人も多くなかなか勝ち星が挙げられない豊田合成と対戦した。
 序盤、豊田通商#25ウィリアムスがインサイドで得点し、豊田通商がリードする。しかし豊田合成も中外を絡めて展開し引き離されない。第2Pに入ると豊田合成が追いつき、試合はシーソーゲームに。残り1分半で豊田通商がわずかに2点リードだったが、そこから連続得点し、豊田通商が6点リードで前半を折りかえす。後半に入ってもなかなかピリッとしない豊田通商は豊田合成に追い上げられるも2点差以上のリードを守る。後1本がなかなか追いつけない豊田合成は#3木下がファールトラブルでベンチに下がり、苦しい展開に。ここで新人#7長野がつなぎ粘りを見せるも、第3P終盤豊田通商が連続得点で引き離し、豊田通商の8点リードで最終Pへ。最終P、豊田合成は#11大原のミドルシュートなどで追い上げるも、豊田通商#34田中のシュートが好調に決まり、徐々に引き離され、第4P中盤には点差は20点を超える。ここからベンチメンバー主体となった豊田通商に対し最後まで粘る豊田合成は#11大原、#5江藤の得点で点差を10点まで詰めるもそこまで。豊田通商が勝利し、今季無敗の20連勝となった。
 本来のスタートメンバーがベンチで見守る中、若手の選手たちで臨んだ豊田通商だが、つながりがうまくいかず、なかなか豊田合成を引き離すことができなかった。
Dsc_0108 Dsc_0110 Dsc_0147 Dsc_0275
 中盤までいいゲームをしながらも、豊田通商を追い詰めることができなかった豊田合成。昨シーズンは初のプレーオフ進出を果たしたが、今季は現在5勝15敗で7位となっている。
「これがうちのチームの現状です。ようやく怪我人が戻ってきたところですが、まだまだ相手に合わせてしまうというか、勝負所で流れを読んで自分たちのペースに持っていくというプレーができないですね。なにより終盤のディフェンスでファールが多くなってしまって。もっと足を鍛えなおさないといけないです。来シーズンは怪我人を出さないように気をつけて、最後までバテないでいられるようにしっかりとやっていきたいです」(豊田合成#11大原)
 また、今シーズンからキャプテンとなった#21磯貝。「キャプテンは難しいですね、やっぱり」とつぶやいた。
「昨年まで上林コーチと加藤(元キャプテン、現アシスタントコーチ)に頼っていたのですが、今シーズンからはヘッドコーチも変わって、自分もキャプテンになって昨年までに比べたら声を出すようにもなってきたと思います。チームとしてはまだまだで、あと2~3年は長い目で見てもらいたいなという気持ちはあります。今シーズンは自分を含め、スタメンで出るような選手が序盤で怪我をして、リザーブの選手がメインになった時期に負けが込んで、みんながフラストレーションをためる状況もありました。しかしそのことで昨シーズンまでに比べるとみんなで話すことが増えてきたのはあります。今シーズンの結果はもう仕方がないことなので、来シーズンに向けて頑張りたいですね」(豊田合成#21磯貝)
Dsc_0306 Dsc_0389 Dsc_0435 Dsc_0480

アイシンAWvs石川
 アイシンAWvs石川戦は石川が勝利すると最終戦を待たず石川の2位、アイシンAWの3位が決定するという1戦。
 試合開始から石川がペースを握り、開始5分で石川が7点リードと優勢に試合を展開する。アイシンAWは#21鈴木、#15落合のインサイドの得点で追い上げ、3点差に詰める。第2Pに入ると流れはアイシンAWに傾く。#21鈴木を中心に得点を重ねると、残り6分あまりには逆転、さらに引き離し残り3分でアイシンAWのリードは8点に広がる。石川は#24高村、#6山田らの得点でなんとかつなぎ、アイシンAWの5点リードで前半を終える。しかし第3Pの序盤は再び石川の流れになる。残り5分を切って石川が逆転すると、ここから交互に点を取り合う展開に。わずかに4点リードで最終Pに入った石川は攻守に足を使ったプレーで流れを渡すことなく、徐々に点差が開いていく。最後は12点差をつけ、アイシンAW戦としては今季初の勝利を挙げた。
 この試合の勝ち負けは関係なくプレーオフセミファイナルではアイシンAWと対戦することとなる石川はここまで2戦全敗の相手に対し、どこまでやれるのかが課題だった。
「うちはいつも通り、自分たちがきちんとやって、それがどこまで通用するのかという感じで臨みました。チーム状態的には決していい状況ではないのですが、その中でも今日はいつもやられている(アイシンAW#21)鈴木さんのところで(#6)山田がリバウンドを頑張ってくれました。気持ち的には前回うちがホームゲームで逆転負けしているので、今日はアウェーの厳しさも予想した中で集中してやろうと話しました。勝てるとは思っていなかったところはありますが、たまたま今日は向こうのチームが(アイシンAW#3)吉田くんの調子が悪くて、マッチアップしていたうちの高村が得点を多く取れました。吉田くんが本来の調子ならあそこまでは取れなかったと思います。向こうのベンチも選手の起用が難しそうでしたし。この2チームの力の差はそれほどないと思っています。ただ、セミファイナルで対戦する前に一度でもアイシンAWに勝利できた経験は大きいですね」(石川・木下HC)
Dsc_0022 Dsc_0705 Dsc_0711 Dsc_0880
 敗れたアイシンAW。「何が悪かったというわけでもないのですが…」と#3吉田は首をかしげた。
「今日はうちのバスケットができてなかったですね。インサイドが機能しなくて、リバウンドも取られてしまってました。あれでは外のシュートばかりになるし、速い展開にももっていけないです」(アイシンAW#9足立)
Dsc_0054 Dsc_0079 Dsc_0225 Dsc_0255

 これであと1週を残して1~3位と8位が確定したこととなる。4位は3月13日(土)に群馬県前橋市で行われる黒田電気と日立電線の直接対決で決まる。まさに勝った方がプレーオフ進出決定という重要な試合となる(現在黒田電気が1勝上回り4位だが、第21週で日立電線が黒田電気に勝利した場合2チームの星が並ぶこととなる。その場合は直接対決で3戦全勝となる日立電線が黒田電気を上回り4位となる)。また、6-7位は現在星が並んでいるレノヴァと豊田合成が争っている。直接対決でレノヴァが上回っているため、星が並んだ場合レノヴァが6位となる。
 5位以下のチームにとってはシーズン最終戦となる第21週。3月13日(土)、14日(日)の2日間で群馬県、石川県、愛知県、鹿児島県と日本各地で行われることとなる。
※プレーオフは3月20・21日に岐阜県下呂市で開催される。詳細はJBL2へ。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第20週の結果(第21週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は第18週を終えた。
 現在1位のアイシンシーホースは3位の日立サンロッカーズと対戦、今季初の2連敗、先週の第2戦を合わせると3連敗となった。追う2位のリンク栃木ブレックスも7位のレラカムイ北海道に1勝1敗と星を分ける。4位のパナソニックトライアンズは5位のトヨタ自動車アルバルクに連勝し、3位との差を星一つに詰める。敗れたトヨタ自動車アルバルクはプレーオフ圏内の4位から星3つ差を開けられた。6位の東芝ブレイブサンダースと8位の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズも星を分けた。
 第18週でアイシンシーホースのレギュラーシーズン1位が確定したが、今週末の第19週では2位のリンク栃木ブレックスと3位の日立サンロッカーズの2チームがプレーオフ進出確定となる可能性がある。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

JBL2 第20週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は第20週となる4試合を3月6・7日に行った。4位を争う黒田電気と日立電線はともに勝利し、4位(プレーオフ進出)決定は最終戦の直接対決に持ち越された。また、石川とアイシンAWの対戦は石川が3戦目にして勝利、レギュラーシーズン2位を決めた。敗れたアイシンAWの3位も決定した。
 レギュラーシーズン最終週となる第21週はプレーオフ出場の掛かる4-5位を決める対戦が3月13日(土)に群馬県前橋市で行われる。なお、レギュラーシーズン4位以上が出場するプレーオフは3月20日(土)、21日(日)の2日間、岐阜県下呂市で開催される。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第20週の結果>
3月6日(土)
黒田電気 82 ( 19-8  21-14  27-14  15-22 ) 58 ビッグブルー●
日立電線 71 ( 9-17  12-25  17-21  22-28 ) 63 レノヴァ●
3月7日(日)
●豊田合成 91 ( 19-20  21-26  25-27  26-28 ) 101 豊田通商
●アイシンAW 63 ( 14-17  15-24  13-21 ) 75 石川

<現在の順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 20勝0敗(1位でPO進出確定)
2位:石川ブルースパークス 15勝5敗(2位でPO進出確定)
3位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 13勝7敗(3位でPO進出確定)

4位:黒田電気ブリットスピリッツ 11勝9敗(4or5位)
5位:日立電線ブルドッグス 10勝10敗(4or5位)
6位:レノヴァ鹿児島 5勝15敗(6or7位)
7位:豊田合成スコーピオンズ 5勝15敗(6or7位)
8位:ビッグブルー東京 1勝19敗(8位確定)

<第21週の予定>レギュラーシーズン最終戦!
3月13日(土)
会場:ウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)※有料(JBLと同時開催)
11:00 アイシンAW vs 豊田合成
会場:ぐんまアリーナ(群馬県前橋市)※無料
16:00 黒田電気 vs 日立電線※4-5位決定戦(勝利チームが4位でプレーオフ進出)
3月14日(日)
会場:北陸電力石川体育館(石川県金沢市)※サポーター会員
13:30 石川 vs 豊田通商
会場:鹿児島県総合体育センター体育館(鹿児島県鹿児島市)※有料
15:00 レノヴァ vs ビッグブルー
※入場料などの詳細はJBL2

スポーツのミカタ ウィークリー2010 vol.9

 JBL2で4位を争う日立電線のゲームレポートを中心に、JBLの状況やトピックス(WJBL、実業団)を紹介します。

☆JBL2
 いよいよレギュラーシーズンも残り少なくなってきたJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)。先週末は第19週の4試合が行われ、これで残りは2週(各チーム2戦ずつ)となった。
 豊田通商アイシンAWの(第18週終了時の時点で)1位、2位の対戦は終盤までもつれる接戦となったが、豊田通商が勝利。第18週で黒田電気に敗れ3位になった石川はホームで豊田合成と対戦し勝利、2位に浮上した。
 プレーオフの残り1枠を争っている黒田電気(現在4位)と日立電線(現在5位)はそれぞれレノヴァとビッグブルーと対戦し勝利した。これにより4位の決定は第20週以降に持ち越された。
 第19週で先にゲームを行った黒田電気はアウェーでレノヴァと対戦した。前週からの好調さを維持し、後半でレノヴァを突き放して勝利した。
 その翌日、日立電線はこちらもアウェーでビッグブルーと対戦した。ビッグブルーはすでに8位が決定しているとはいえ、第1回戦での対戦の際、同じ会場で敗れている相手でもあり、さらに日立電線自体連敗が続いていることもあり、しっかりとした立て直しが必要だった。第1Pは点をとしあう展開となり、日立電線がわずかに1点リードで終える。逆に第2Pに入って両チームともにミスが多くなる中、ビッグブルーが#7深尾のコントロールから得点につなげリードする。しかし、ここまでファールが多くなったビッグブルーに対し、日立電線は第2P終盤連続して得たフリースローをきっちりと決め逆転、日立電線の4点リードで前半を折り返す。後半に入って日立電線は#34尾崎が積極的に攻め、ファールの多いビッグブルーのディフェンスを崩すと、一気に引き離し18点のリードとなり最終Pへ。最後までガード陣を中心に粘りを見せるビッグブルーに付け入る隙をみせず、日立電線が勝利した。この日試合途中で負傷しベンチに下がったキャプテンの#7中村だったが、試合後は「自分は捻挫がすぐ治る方なので大丈夫です」と笑顔で答えた。中村の負傷もありプレータイムが長くなった#1宮城も「久しぶりにこんなに出ました。なんとかできましたね。残りの試合も頑張ります」と笑顔だった。第18週の豊田通商戦で終盤、積極的に攻め込む姿が多く見られた#34尾崎はこの日も相手を突き放すビッグチャンスで速攻からのバスケットカウントを決めるなどの活躍を見せた。
「先週の豊田通商戦は開き直ったところもあったのですが思い切って攻めたらいけたので、そのイメージを今日も忘れないようにやりました。最近は練習でしっかりと走ることを意識して追いこんだものになっているので、今日もバテることなく最後までやれましたね。今の状況はプレッシャーもなくはないのですが、みんなでいかに楽しんでやれるかという話もしています。楽しんでやれて、それで勝てれば最高なので。もう残りを全て勝つしかないので、そういう意味では気持ち的にはすっきりしています」(#34尾崎)
Dsc_0329 Dsc_0371 Dsc_0398 Dsc_0418
 1勝18敗となったビッグブルー。今シーズン唯一の勝利が日立電線からだったが、プレーオフがかかる日立電線のモチベーションの高さも影響し、大きく引き離されて終わった。しかし今シーズンは引き離されても大きく崩れないところが見えてきている。今シーズンからチームに入った新人の#3坂上は初めてのJBL2シーズンをあと2試合で終えることとなる。
「昨シーズンは全敗だったということで、少しでもいい影響が与えられるような貢献をしたいという思いで入ってきたのですが、負けが込んでくるとどうしてもモチベーションが下がってしまうところはありました。練習量が少ないのでシュート確率も良くない分、もっと頭を使った展開をしていかないといけないのですがそれが分かっていてもなかなかできない状況です。今シーズンは接戦も多く、あと一歩のところで壁があると言うか、足りないところがあるんですよね。そこが越えられたらもっと勝てるチームになると思うんです。会社のみなさんも応援してくれていますし、もっとしっかりとやらないといけないと思っています。来シーズンに向けてはまずオフにもっと身体を絞って、いい形でシーズンインできるようにしたいですね」(#3坂上)
Dsc_0025 Dsc_0087 Dsc_0135 Dsc_0253
 第20週は2位の石川と3位のアイシンAWの対戦が行われる。ここで石川が勝利した場合、星の差が2となり石川のレギュラーシーズン2位が決定する。アイシンAWが勝利した場合、2-3位の順位決定はレギュラーシーズン最終戦(第21週)に持ち越されることとなる。
 また、第20週でプレーオフ圏内である4位が決まるとすれば、黒田電気が勝利し、日立電線が敗れた場合のみとなる。この場合、勝ち星が黒田電気が11勝9敗、日立電線が9勝11敗となり、最終戦となる第21週の直接対決で黒田電気が敗れたとしても黒田電気の勝ち星が上回るため、第20週で黒田電気の4位が決まる。日立電線が勝利し、黒田電気が敗れた場合は勝ち星が並ぶだけなので、4位の決定は最終戦に持ち越される。同様に2チームともに勝利、もしくはともに敗戦の場合も黒田電気が1勝多い状態で最終戦での決定となる(勝ち星が並んだ場合、直接対決ですでに2勝している日立電線の方が上になる)。
 絶対に負けられない日立電線はホームでレノヴァを迎える。また、黒田電気は同じくホームで同じ東京のチームであるビッグブルーと対戦することとなる。この2チームの試合は茨城県と東京都で行われるが、黒田電気の方が開始が早く、日立電線の試合開始直後には黒田電気戦の勝敗が決まっていることとなる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
スポーツのミカタ:JBL2 第19週の結果(第20週の予定)
スポーツのミカタ:JBL2 2009-2010

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は先週末第17週の8試合を行った。
 1位のアイシンシーホースと2位のリンク栃木ブレックスの直接対決は秋田県秋田市で行われた。2試合ともに接戦となったが、1試合目はアイシンシーホースが勝利。2試合目はリンク栃木ブレックスが#0田臥の決勝シュートが終了のブザーと同時に決まる劇的な幕切れで勝利した。3位の日立サンロッカーズはアウェーでレラカムイ北海道と対戦、1試合目をわずかに1点差で辛くも勝利すると、2戦目も6点差を接戦で勝利し2連勝。4位のトヨタ自動車アルバルクも三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝した。5位のパナソニックトライアンズと6位の東芝ブレイブサンダースの対戦はパナソニックトライアンズが連勝した。
 第17週の結果での順位の変動はないが、5位と6位の差は広がり、現在5連敗中の東芝ブレイブサンダースはプレーオフ出場にむけて苦しい状況となってきた。また、現在28勝6敗と首位を独走しているアイシンシーホースは早ければ今週末の結果でレギュラーシーズン1位が決定する。
JBL-日本バスケットボールリーグ

☆トピックス
WJBL
 昨シーズンの覇者のJOMOと初のファイナル進出となったトヨタ自動車との対戦で行われたWJBLファイナルは、JOMOが3連勝で優勝、2連覇を果たした。
WJBL official site
 過去にオールジャパン優勝も果たし、今シーズンもセミファイナルに進出した日本航空が来シーズン終了を以ってのチーム廃部を発表した。
JAL RABBITS 日本航空女子バスケットボール部 公式サイト

実業団
 先週最終日を迎えた埼玉県実業団リーグ戦。全日本実業団選手権の翌週から参戦した曙ブレーキ工業は全日本実業団選手権での怪我でPG#4藤原を欠くものの全勝で優勝。関東実業団選手権でベスト16に入った大陽ステンレススプリングが曙ブレーキとの1敗のみで2位となった。
 第34回東海北陸実業団バスケットボール選手権大会は3月20・21日に富山県西部体育センターで開催される。出場チームは東海ブロックから全日本実業団選手権に出場したAPEX、東邦ガス、イカイマリンズや北陸ブロックから全日本実業団選手権に出場した北陸電力石川など。
石川県バスケットボール協会 実業団連盟のサイトに詳細が発表されています。

取材・写真・編集・作成 渡辺美香

JBL2 第19週の結果

 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月27・28日の2日間で第19週となる4試合を行った。
 1位の豊田通商と2位のアイシンAWの対戦は最終Pまでもつれる接戦となるも豊田通商が勝利し、無敗を守った。また、3位の石川が勝利したことで2位と3位が入れかわった。プレーオフを争う4位黒田電気と5位日立電線は両チームともに勝利し順位は変わらない。
 第20週は3月6・7日に行われる。

JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

<第19週の結果>
2月27日(土)
豊田通商 68 ( 21-18  15-13  9-17  23-14 ) 62 アイシンAW●
●レノヴァ 66 ( 14-24  28-15  14-23  10-23 ) 85 黒田電気
2月28日(日)
●ビッグブルー 60 ( 22-23  13-16  10-24  15-14 ) 77 日立電線
石川 91 ( 20-17  21-13  23-19  27-18 ) 67 豊田合成●

<現在の順位>
1位:豊田通商ファイティングイーグルス 19勝0敗
2位:石川ブルースパークス 14勝5敗
3位:アイシン・エイ・ダブリュ アレイオンズ安城 13勝6敗
4位:黒田電気ブリットスピリッツ 10勝9敗
5位:日立電線ブルドッグス 9勝10敗
6位:レノヴァ鹿児島 5勝14敗
7位:豊田合成スコーピオンズ 5勝14敗
8位:ビッグブルー東京 1勝18敗

<第20週の予定>
3月6日(土)
会場:代々木第2体育館(東京都渋谷区)※有料(JBLと同時開催)
11:30 黒田電気 vs ビッグブルー
会場:日立電線日高体育館(茨城県日立市)※有料
13:00 日立電線 vs レノヴァ
3月7日(日)
会場:パークアリーナ小牧(愛知県小牧市)※無料
12:45 豊田合成 vs 豊田通商
15:00 アイシンAW vs 石川
※入場料などの詳細はJBL2

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

AJ予選2009 | JBL | JBL2 2008-2009 | JBL2 2009-2010 | JBL2 2010-2011 | JBL2 2011-2012 | JBL2 2012-2013 | おおいた国体 | お知らせ | その他 | アメリカンフットボール | インタビュー | ウィークリー | コラム | ニュース | バスケットボール | レポート | 予定 | 全日本実業団競技大会2008 | 全日本実業団競技大会2009 | 全日本実業団競技大会2010 | 全日本実業団競技大会2011 | 全日本実業団競技大会2012 | 全日本実業団選手権2009(41st) | 全日本実業団選手権2010(42nd) | 全日本実業団選手権2011(43rd) | 全日本実業団選手権2012(44th) | 全日本実業団選手権2013(45th) | 全日本社会人選手権2008(4th) | 全日本社会人選手権2009(5th) | 全日本社会人選手権2010(6th) | 全日本社会人選手権2011(7th) | 全日本社会人選手権2012(8th) | 全日本総合・オールジャパン2013 | 全日本総合選手権2009 | 全日本総合選手権2010 | 全日本総合選手権2011 | 全日本総合選手権2012 | 千葉国体 | 増刊号 | 大学 | 実業団 | 山口国体 | 新潟国体 | 日本代表 | 東京都実業団選手権2008 | 東京都実業団選手権2009 | 東京都実業団選手権2010 | 東京都実業団選手権2011 | 結果 | 野球 | 関東大学リーグ戦 | 関東実業団リーグ戦2009 | 関東実業団リーグ戦2010 | 関東実業団リーグ戦2011 | 関東実業団リーグ戦2012 | 関東実業団リーグ戦2013 | 関東実業団選手権2008 | 関東実業団選手権2009 | 関東実業団選手権2010 | 関東実業団選手権2011

カテゴリー