JBL

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.16

☆関東実業団リーグ戦2012
 平成24年度関東実業団バスケットボールリーグ戦が4月14日にスタートした。初日は駒沢体育館で午前中に帯同審判に対する審判講習会を行い、午後からは男子5部のゲームをコート2面でそれぞれ4試合ずつ行った。2週目となる4月21・22日は男子4部も始まった。この週を終えるとゴールデンウィークのため2週間ゲームは行われず5月13日から再開される。5月に入ると男子3部、さらに後半では男子2部がスタートする。リーグ戦スタートまで1ヶ月を切った男子2部はもちろん、混戦が予想される男子1部も積極的に練習試合を行うなどし、リーグ戦本番に向けての調整を行っている。
関東実業団バスケットボール連盟

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は4月18日からプレーオフ・ファイナルを代々木第2体育館で行っている。アイシンシーホース(レギュラーシーズン1位)とトヨタ自動車アルバルク(レギュラーシーズン2位)の対戦となったファイナルは第1戦をアイシンシーホースが逆転で勝利したが、第2戦、第3戦をトヨタ自動車アルバルクが連勝。現在トヨタ自動車アルバルクが2勝1敗で優勝に王手をかけている。プレーオフ・ファイナルは3戦先勝方式となっているため、第4戦でトヨタ自動車アルバルクが勝利するとトヨタ自動車アルバルクの優勝が決まる。第4戦をアイシンシーホースが勝利した場合、2勝2敗で並び、優勝の行方は最終戦ともなる第5戦に持ち越されることとなる。注目の第4戦は22日(日)17時から、最終戦にもつれ込んだ場合の第5戦は翌23日(月)19時から、どちらも代々木第2体育館で行われる。
JBL-日本バスケットボールリーグ-

☆JBL2
 現在オフ期間に入っているJBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)はファン感謝祭やイベント、クリニックなどの地域貢献活動などを積極的に行っている。日立電線は4月7日に地元・日立市のさくらロードレースに参加。石川は4月29日に恒例となっている金沢市グリーンウォークに参加する。Dライズ、石川、レノヴァはファン感謝祭をすでに終え、4月22日(日)には優勝した豊田通商がファン感謝祭的要素を持つチャリティーイベント「豊田通商ファイティングイーグルスドリームマッチ2012」を開催する。2012-2013シーズンから参戦するデイトリックは4月21日に本拠地となる筑波で実業団の強豪・新生紙パルプ商事とのエキシビションマッチを開催、1点差で勝利する白熱のゲームを見せた。
 2012-2013シーズンは2チームが新規加入し、全12チームとなるJBL2。例年多くの選手が出場する国体成年男子が今年度(岐阜大会)は全都道府県出場であることから、出場チームおよび選手はシーズンスタートの2週間前まで国体の練習も入ることもあり、例年とは違う開幕までのスケジュール調整が必要となってくる。
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構-


取材・リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.15

☆平成24年度競技予定
 平成24年度(2012年度)がスタートし、各都道府県の協会が大会日程をHP上で発表している。現在発表された都道府県の日程から実業団の全国大会とその予選大会、とオールジャパンのブロック予選のスケジュールをピックアップした。
<実業団>
全国
全日本実業団競技大会 2012年9月15日(土)~17日(月・祝) 神奈川県平塚市/平塚アリーナ(馬入ふれあい公園)
全日本社会人選手権大会 2012年11月3日(土)・4日(日) 秋田県秋田市
※この大会の予選は全日本実業団競技大会となる。
全日本実業団選手権大会 2013年2月9日(土)~12日(火) 石川県金沢市

全国大会ブロック予選
北海道
実業団全道競技大会(全実競技大会予選) 2012年6月30日(土)・7月1日(日) 芦別市
実業団選手権(全実選手権予選) 2012年10月27日(土)・28日(日) 旭川市

東北
全日本実業団競技大会東北予選 2012年5月26日(土)・27日(日) 山形県山形市
東北実業団選手権(全日本実業団選手権予選) 2012年11月16日(金)~18日(日) 山形県山形市

関東
関東実業団リーグ戦(全日本実業団競技大会予選) 2012年4月14日(土)~7月22日(日) 東京都渋谷区、他
関東実業団選手権(全日本実業団選手権予選) 2012年10月27日(土)~11月25日(日) 東京都、他

東海
東海実業団選手権(全日本実業団選手権・全日本実業団競技大会予選) 2012年9月7日(金)~9日(日)

北陸
※確認中

近畿
近畿実業団選手権(全日本実業団選手権・全日本実業団競技大会予選) 2012年10月6日(土)~14日(日) 大阪府大阪市

中国
全日本実業団競技大会中国予選 2012年4月28日(土)・29日(日) 広島県福山市
中国実業団選手権(全日本実業団選手権予選) 2012年11月24日(土)・25日(日) 山口県周南市/キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター

四国
※確認中

九州
全九州実業団選手権(全日本実業団競技大会・全日本実業団選手権予選) 2012年6月16日(土)・17日(日)

<オールジャパン関連>
第88回天皇杯・第79回皇后杯 全日本総合選手権 2013年1月1日~14日 東京都予定

ブロック予選
北海道総合選手権 2012年11月29日(木)~12月2日(日)
東北総合選手権 201211月9日(金)~11日(日) 福島県福島市
関東総合選手権 2012年11月24日(土)・25日(日) 群馬県前橋市/ALSOKぐんまアリーナ
北信越総合選手権 2012年10月27日・28日 富山県富山市/富山県総合体育センター
東海総合選手権 2012年11月17日・18日 三重県/三重県営体育館
近畿総合選手権 2012年10月27日・28日 奈良県
中国総合選手権 2012年11月3日・4日 広島県広島市
四国 ※確認中
全九州総合選手権 2012年11月9日(金)~11日(日) 佐賀県佐賀市/諸富ハートフル・市村記念体育館

参照した都道府県協会:北海道、青森県、秋田県、福島県、群馬県、千葉県、東京都、長野県、新潟県、静岡県、岐阜県、大阪府、兵庫県、鳥取県、岡山県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県
各都道府県のHPは 公益財団法人 日本バスケットボール協会 のHPのリンクから

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は4月7~10日にプレーオフ・セミファイナルを行った。トヨタ自動車アルバルクは日立サンロッカーズに2連勝しファイナル進出を決めた。アイシンシーホースとパナソニックトライアンズは第3戦までもつれたが、アイシンシーホースが勝利しファイナル進出となった。ファイナルは4月18日(水)からスタート、3戦先勝方式で、全て代々木第2体育館で行われる。アイシンシーホースとトヨタ自動車アルバルクのファイナルは2007-2008シーズン以来となるが、その時は第5戦までもつれこみ、アイシンシーホースが3勝2敗で優勝している。
JBL-日本バスケットボールリーグ

リサーチ・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.14

☆関東実業団リーグ戦2012
 平成24年度の関東実業団バスケットボールリーグ戦が4月14日(土)からスタートする。今リーグ戦は男子1部に三井住友海上が復帰し、男子2部は昨シーズン昇格となったケーエスと警視庁が新たに加わり、東京日産がエントリーしなかったことで入替戦で敗れ3部降格が決まっていたJFE東日本京浜が2部に残留となった。対戦はこれまで同様、1部は1次リーグの全8チーム1回戦の総当たりと、1次リーグの結果から上位4チームと下位4チームを分けて行われる2次リーグとなっている。2部もA・B各ブロック6チームの1回戦の総当たり戦でブロック内の順位を決め、各ブロック上位2チームが1-4位を決めるトーナメントに進み、3位以下は両ブロックの同順位同士が対戦し、2部全体の順位を決める。また、女子は昨シーズンを最後にWJBLから撤退した東京海上が関東実業団に復帰、1部に入った。さらに6チームの総当たりのリーグ戦後、上位4チームにイカイ(東海)、紀陽ホールディングス(近畿)、今治オレンジブロッサム(四国)を加えての強化リーグを行なうこととなった。
男子1部
新生紙パルプ商事、横河電機、曙ブレーキ工業、三井住友銀行、日本無線、葵企業、富士通、三井住友海上
男子2部
Aブロック:大塚商会、三菱東京UFJ銀行、東京消防庁、日立大みか、住友商事、JFE東日本京浜
Bブロック:プレス工業、メディセオ、NTT東日本東京、NTTデータ、ケーエス、警視庁
 男子2部が5月19日(土)から、1部は6月2日(土)からスタート、どちらも初日は朝霞市総合体育館で行われる。
男子1部の日程 男子2部の日程
関東実業団バスケットボール連盟

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2011-2012レギュラーシーズンを終え、4月7日(土)からプレーオフに入っている。レギュラーシーズン1位のアイシンシーホースと4位のパナソニックトライアンズ、2位のトヨタ自動車アルバルクと3位の日立サンロッカーズの対戦で行われるセミファイナルは2戦先勝方式となる。1戦目の4月7日はアイシンシーホースとトヨタ自動車アルバルクがそれぞれ勝利した。8日(日)の第2戦で両チームが連勝するとこの2チームのファイナル進出が決まるが、日立サンロッカーズ、パナソニックトライアンズが勝利した場合、その対戦は3戦目に入ることとなる。プレーオフ・セミファイナルはホームアンドアウェー方式となり、上位チームのホームで1・2戦、下位チームのホームで3戦目を行う形となっているが、ともにホームが東京であるトヨタ自動車アルバルクと日立サンロッカーズの対戦は3戦とも全て代々木第2体育館で行われる予定。このセミファイナルを勝ち上がった2チームが4月18日から始まるプレーオフ・ファイナルに進むこととなる。ファイナルは3戦先勝方式で全て代々木第2体育館で行われる。
JBL-日本バスケットボールリーグ‐

リサーチ・文 渡辺美香

関東実業団リーグ戦2012 男子1部の日程

 平成24年度関東実業団バスケットボールリーグ戦の日程が決定した。

男子1部

<1次リーグ>
6月2日(土) 朝霞市総合体育館Aコート
13:00 新生紙パルプ商事 vs 三井住友海上
14:30 横河電機 vs 富士通
16:00 曙ブレーキ工業 vs 葵企業
17:30 三井住友銀行 vs 日本無線

6月9日(土) 平塚市総合体育館Aコート
10:00 日本無線 vs 曙ブレーキ工業
11:30 葵企業 vs 三井住友銀行
13:00 富士通 vs 新生紙パルプ商事
14:30 三井住友海上 vs 横河電機

6月17日(日) 富士通体育館
10:00 新生紙パルプ商事 vs 葵企業
11:30 横河電機 vs 日本無線
13:00 三井住友銀行 vs 富士通
14:30 曙ブレーキ工業 vs 三井住友海上

6月23日(土) 代々木第2体育館
14:15 日本無線 vs 新生紙パルプ商事
15:50 富士通 vs 曙ブレーキ工業
17:25 三井住友海上 vs 三井住友銀行
19:00 葵企業 vs 横河電機

6月24日(日) 代々木第2体育館
14:15 横河電機 vs 曙ブレーキ工業
15:50 新生紙パルプ商事 vs 三井住友銀行
17:25 日本無線 vs 三井住友海上
19:00 葵企業 vs 富士通

6月30日(土) 代々木第2体育館
9:30  葵企業 vs 三井住友海上
11:05 曙ブレーキ工業 vs 新生紙パルプ商事
12:40 横河電機 vs 三井住友銀行
14:15 富士通 vs 日本無線

7月1日(日) 代々木第2体育館
9:30  三井住友海上 vs 富士通
11:05 日本無線 vs 葵企業
12:40 三井住友銀行 vs 曙ブレーキ工業
14:15 新生紙パルプ商事 vs 横河電機

<2次リーグ>
7月7日(土) 代々木第2体育館
14:15 (A)1次リーグ1位 vs 1次リーグ4位
15:50 (B)1次リーグ2位 vs 1次リーグ3位
17:25 1次リーグ5位 vs 1次リーグ8位
19:00 1次リーグ6位 vs 1次リーグ7位

7月14日(土) 代々木第2体育館
11:05 1次リーグ8位 vs 1次リーグ6位
14:15 1次リーグ7位 vs 1次リーグ5位

7月15日(日) 代々木第2体育館
11:05 2次リーグ(A)の勝者 vs 2次リーグ(B)の敗者
14:15 2次リーグ(A)の敗者 vs 2次リーグ(B)の勝者

7月16日(月・祝) 足立区スポーツセンター
11:30 1次リーグ7位 vs 1次リーグ8位
14:30 1次リーグ5位 vs 1次リーグ6位

7月22日(日) 代々木第2体育館
12:40 上位リーグ最終戦 別途案内
15:50 上位リーグ最終戦 別途案内

<1-2部入替戦>
8月4日(土) 船橋市総合体育館サブコート
13:00 1部8位 vs 2部1位
14:30 1部7位 vs 2部2位

PDFデータ(印刷用):平成24年度関東実業団バスケットボールリーグ戦 男子1部日程

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.13

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月24・25日にプレーオフを行った。1日目にセミファイナルの2試合、2日目に3位決定戦とファイナルの2試合を行い、2011-2012シーズンの全ての日程を終了した。
<プレーオフ>
セミファイナル
○アイシンAW 58 ( 13-6  12-12  8-18  25-19 ) 55 レノヴァ●
 レギュラーシーズンの対戦成績はアイシンAWの2勝1敗となっている。第1ピリオド、両チームともになかなかリズムが作れない中、最初に得点したのはレノヴァ#4ジョンソン。アイシンAWも#21鈴木がミドルシュートを決めすぐに追いつく。どちらも厳しいディフェンスで相手に流れを渡さず、どちらの得点も伸びない。残り5分を切って、アイシンAWが#55熊澤の3ポイントシュートがきますと、そこから走る展開で速攻を連続で決め、一気に7点差をつける。レノヴァはシュートが決まらず後半の5分間近く無得点となり、アイシンAWが7点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドも序盤はどちらも攻め切れないまま、開始から3分近く無得点が続く。しかし、残り7分7秒にレノヴァ#9西堂がオフェンスリバウンドでフリースローを得ると、続くアイシンAWのオフェンスを24秒オーバータイムに追い込み流れを引き寄せる。レノヴァは#34大城の3ポイントシュート、#39中園の1対1からドライブで切れ込むシュートと連続して決め、さらに残り4分28秒に#34大城がスティールからの速攻を決め逆転する。ここでアイシンAWも粘りを見せ、残り2分45秒に#1藤村の3ポイントシュートで同点とすると、#55熊澤の3ポイントシュートや速攻、そして終了間際に#10近藤のゴール下に飛び込むシュートが決まり、アイシンAWが7点のリードを守り前半を折り返す。第3ピリオド開始から2分でアイシンAW#21鈴木が3つめのファールでベンチに下がる。チームの要を欠くアイシンAWにここで追い付きたいレノヴァだが、なかなかリズムに乗れず点差が詰まらない。しかし、アイシンAWも攻守にリズムが崩れ始め、得点が伸びない。残り4分、レノヴァ#4ジョンソンがオフェンスリバウンドをねじ込むと、そこからレノヴァが連続得点で残り3分14秒には1点差にする。流れの悪いアイシンAWは#21鈴木をコートに戻すが、残り1分59秒にレノヴァ#34大城がドライブで切れ込み逆転のシュートを決める。残り1分を切っても流れはレノヴァに傾いたまま、残り14秒にレノヴァ#9西堂がミドルシュートを決め、レノヴァが3点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドはスタートから交互に点を取り合うシーソーゲームが続く。どちらも一歩も引かない状態の中、残り3分42秒のアイシンAW#21鈴木のミドルシュートからアイシンAWが3本連続で決め、残り59.8秒にアイシンAWのリードが4点となりレノヴァはタイムアウトを取る。直後のレノヴァのオフェンスはターンオーバーで終わるが、次のアイシンAWのオフェンスを厳しいディフェンスでレノヴァボールにすると、残り20.7秒にレノヴァ#34大城が1対1から切り込み、2点差にする。直後にレノヴァがファールゲームを仕掛けるも、残り18.2秒にアイシンAW#34庄司がフリースローを落ち着いて2本とも決める。しかし、レノヴァも諦めず、タイムアウト明けのスローインからわずかに3秒後に#9西堂が3ポイントシュートを決め、残り15.1秒で1点差とする。直後のファールゲームからのアイシンAW#1藤村のフリースローが2本とも決まりアイシンAWのリードが3点となると、その後のレノヴァのシュートをしのぎリードを守りきったアイシンAWが勝利、3シーズンぶりのファイナルに駒を進めた。
  接戦に勝利し、初のプレーオフ進出となった2008-2009シーズン以来のファイナル進出となったアイシンAW。伊藤HCはホッとした表情を見せた。敗れたレノヴァは初のプレーオフで緊張があったと#39中園は振り返る。「今日のゲームは先手を取られてしまって、うちがなかなかリズムに乗れなかったのが痛かったです。明日は試合に集中できるようにしっかりと準備して臨みたいです」と語る。「今日はうちのいいところも悪いところも出たゲームでした。明日は悔いなく戦って、勝って終わりたいです」と鮫島HCも最終戦に向けて語った。
14 16 17 18 111 113 1 2
○豊田通商 103 ( 23-14  23-20  31-28  26-23 ) 85 兵庫●
 レギュラーシーズンの対戦成績は豊田通商の3勝0敗。第1ピリオド、スタートから兵庫はゾーンディフェンスで守るが、豊田通商#11神津が積極的に攻め、兵庫のゾーンディフェンスの裏を突くパスからのタップシュートを決めるなどで豊田通商がジリジリとリードを拡げていく。兵庫は#33ナイト、#3松崎のシュートで追うも、単発で終わり勢いに乗れない。豊田通商が9点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ると兵庫が#33ナイト、#0劉生のゴール下で連続得点し5点差に詰めるが、ここで豊田通商はゾーンディフェンスに変える。豊田通商が#4ハニーカットを軸にパスを回しながら#17加藤の3ポイントシュートや#5伊藤の速攻で残り6分半にはリードを15点に拡げ、ここで兵庫はタイムアウトを取る。それでもなかなか流れは変わらなかったが、豊田通商がベンチメンバーを主体に変えると、流れは徐々に兵庫に傾く。残り2分35秒に兵庫#9谷が3ポイントシュートを決めると、さらに残り1分18秒にも#9谷の3ポイントシュートが決まり兵庫が勢いに乗るかと思われたが、直後に豊田通商#4ハニーカットが3ポイントシュートを入れ返し兵庫に行きかけた流れを断つ。豊田通商がリードを守り、12点差で前半を終える。第3ピリオドは点の取り合いとなるが、点差を詰めたい兵庫に対し、豊田通商が要所で確実に得点し流れを渡さない。残り2分を切って豊田通商がスタートメンバーをベンチに下げると流れは兵庫に傾き、兵庫#7中村が連続得点するも追い上げには至らず。豊田通商が15点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入っても点の取り合いは続く。兵庫は#7中村や#9谷の得点で離されないものの、豊田通商#11神津や#1宮崎らの得点を止めることができず、点差は縮まらない。残り6分12秒には11点差にするも、すぐに豊田通商に連続得点され、残り4分20秒には点差が20点にひらく。そのまま最後まで流れは変わらず、豊田通商が100点ゲームで勝利しファイナルに駒を進めた。
 集中したゲームでファイナル進出を決めた豊田通商。今シーズンの負けゲームの原因の一つであったゾーンディフェンスの攻略もでき、会心のゲームとなった。「明日も今日と同じくらいの気持ちで戦って、気持ちよく終わりたいですね」と渡邊HC。キャプテンの#1宮崎も「今日くらいの気持ちでやれれば、きっと明日も大丈夫だと思います」と気持ちを強調する。初のシーズンで初のプレーオフとなった兵庫だが、目標とした優勝はここで途絶えた。「今日は豊田通商が素晴らしいプレーをしました。優勝を目指していたので残念な結果ですが、チームにとっても選手にとってもいい勉強になったゲームでもありました」とテーブスHCは振り返る。「初めてのプレーオフで自分の思い通りのプレーができませんでした」と#7中村。「相手のオフェンスが上手くてゾーンディフェンスでも足が止まってしったところはあります。たくさんの方々が応援に来てくれているので、明日は勝って終わりたいです」と最終戦の意気込みを語った。
13 14_2 16_2 17_2 112 22 26 27
3位決定戦
●レノヴァ 81 ( 19-22  24-21  23-18  15-29 ) 90 兵庫○
 レギュラーシーズンの対戦成績は兵庫の2勝1敗。第1ピリオド序盤から交互に点を取り合う展開が続く。しかし、ジリジリと兵庫がリードし始めると、残り3分11秒には#33ナイトが3ポイントシュート、続けてバスケットカウント1スローと3点プレーを連続し、残り2分12秒に兵庫のリードが7点となる。ここでレノヴァが粘りを見せ#13近の3本目の3ポイントシュートと#10伊藤のミドルシュートで点差をつめ、兵庫が3点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド、今一つリズムの悪い兵庫に対しレノヴァが#9西堂、#14戸島のシュートなどでリードを奪う。兵庫も立て直し追い上げると、残り1分39秒には#9谷の3ポイントシュートが決まり再びリードする。レノヴァも粘り追いつくと、同点で前半を折り返す。同点で始まった第3ピリオド、序盤交互に点を取る展開から先に流れをつかんだのは兵庫で、#33ナイトの連続得点や#9谷の3ポイントシュートで6点のリードとする。しかしレノヴァも#13近の3ポイントシュートから流れをつかみ、速攻や#4ジョンソンのリバウンドをねじ込んでのバスケットカウント1スロー、そして再び#13近の3ポイントシュートで逆転し、残り2分で5点リードとする。その後は互いに点を取り合い、レノヴァ5点リードのまま第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤兵庫が追い上げるが、ここでレノヴァが連続得点で兵庫を引き離す。しかし兵庫はここにきて#3松崎が積極的に攻め、レノヴァのディフェンスを崩していくと、残り5分を切ってからの連続得点で逆転する。兵庫が3点リードとなった残り2分38秒にレノヴァがタイムアウトを取るが流れは変わらず、再び兵庫が連続得点でさらにリードを拡げ、残り1分には7点差となる。直後にレノヴァ#39中園が3ポイントシュートを決めるも、レノヴァの得点はそこで止まってしまう。兵庫がファールゲームのフリースローで得点を伸ばし9点差で勝利した。
 初のシーズンで3位に入った兵庫は「チーム全員の力で勝ちました」とテーブスHC。#7中村は「リバウンドを意識してやっていこうということでそれが上手く行きました。出だしが悪くても立て直せるようになったことはシーズンを通してチームの成長だと思います。応援してくださった方々に勝ちゲームを見ていただけてよかったです」と笑顔だった。敗れたレノヴァ#39中園は「自分のシュートタッチが悪くてチームに迷惑をかけてしまいました。あと、もう少しディフェンスで抑えることができればよかったと思います。来シーズンがどうなるのかまだ分かりませんが、この経験をつなげていけるようにしたいです」と語る。この日好調にシュートを決めた#13今は「昨日は正直緊張してました。今日は思い切ってやれましたね。勝って終わりたかったので残念ですが、今の自分のやれることはやれたと思います」と振り返った。
Dsc_0197 Dsc_0203 Dsc_0266 Dsc_0310 Dsc_0535 Dsc_0595 Dsc_0630 Dsc_0740
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ファイナル
○豊田通商 82 ( 20-16  14-9  21-13  27-31 ) 69 アイシンAW●
 レギュラーシーズンの対戦成績は豊田通商の3勝0敗。第1ピリオド序盤からどちらも勢いに乗れないまま点を取り合う展開が続くが、アイシンAWが速い展開で徐々にリードしていく。リズムの悪い豊田通商だったが、残り1分16秒に#1宮崎がアイシンAWのディフェンスの隙を突いて3ポイントシュートを決めると、アイシンAWの流れを断つ。残り30秒を切って豊田通商#21山下が3ポイントシュートとスティールからの速攻を決め、豊田通商が4点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入っても豊田通商が#1宮崎を中心に流れを作ると、#1宮崎、#21山下が続けて3ポイントシュートを決め、残り5分45秒には豊田通商のリードが二桁になる。ここでタイムアウトを取って調整したアイシンAWに対し、豊田通商は#1宮崎をベンチに下げ、流れはアイシンAWに傾く。しかしアイシンAWもなかなか得点につながらず、どちらも攻めきれない状況が続く。アイシンAWが点差を9点と一桁にもどして前半を折り返す。第3ピリオド序盤、オフェンスのリズムが作れないアイシンAWに対し、豊田通商が#17加藤の3ポイントシュートなどでリードを拡げる。15点差までひらくも、残り6分半からアイシンAWが#4中村のミドルシュート、#6伊與田の速攻、そして#9足立の3ポイントシュートとつなぎ、点差を再び一桁に詰める。しかしそこから積極的に攻める豊田通商#11神津らを止められずファールが続き、豊田通商はフリースローで徐々に加点、リードを拡げる。残り1分36秒にアイシンAW#21鈴木がベンチに下がるとアイシンAWのリズムができず、逆に豊田通商が#1宮崎の速攻、#11神津の3ポイントシュートでリードを17点に拡げ第3ピリオドを終える。第4ピリオド、中盤で主力をベンチに下げた豊田通商に対し、アイシンAWは#55熊澤を中心に積極的にシュートを狙っていく。しかし豊田通商もアイシンAWに完全に流れを渡すことはなく、#8岩鶴、#10岩田のシュートでリードを守る。残り1分からアイシンAW#55熊澤が3ポイントシュートを含む連続7得点を挙げるも追い上げには至らず。豊田通商が13点差で勝利し、2年ぶり3回目の優勝を決めた。
 2年ぶり3回目の優勝を果たした豊田通商だが、今シーズンは3シーズンぶりに黒星がついたこともあり、「シーズン全て勝ちたかったし、今日ぐらいの状態でオールジャパンも戦いたかったです。そういう意味では満足とは言えないですね」と渡邊HC。シーズン中は膝の故障で苦しんだ#1宮崎はMVP受賞に「ラッキーです」と笑顔。「今日のゲームは自分のシュートタッチがよかったこともあって、苦しくなったら自分がやらないといけないという気持ちはありました」とこの日オフェンスを牽引するプレーを語った。昨シーズン新人王を獲得し、2年目のシーズンでベスト5に入った#11神津だが、大学3年時以来の決勝の舞台に「今日はちょっと緊張みたいなのがありましたね」と苦笑い。「ベスト5に選ばれたことで、もっと安定したプレーをしていかないといけないと改めて思いました」と語る。準優勝に終わったアイシンAW。「選手たちはよくやったと思います」と今シーズンから指揮を執る伊藤HC。「自分がHCになって初めてのシーズンでやはりいろいろ難しいところはありました。もう一度チームを作り直して来シーズンに臨みたいですね」と語る。新人王を獲得した#55熊澤だが、敗戦の悔しさが強かった。「このチームなら優勝できると思ったし、優勝することで自分を取ってよかったって思ってもらえると思ったので、負けたことは本当に悔しいです。チームとしてはリバウンドが課題だと思いました。自分のプレーは後でビデオを見直して、足りないところを見つけていきたいと思います」と語った。
 ※試合後のコメントは後ほど掲載します。
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 豊田通商が2年ぶり3回目の優勝で幕を閉じたJBL2 2011-2012シーズン。プレーオフ目前で中止・打ち切りとなった昨シーズンから、新規参入チームも入り10チームでスタートした今シーズンは、ここまで3シーズン無敗の豊田通商に久しぶりの黒星がつく。そしてプレーオフにはJBL2に参戦して4年目にして初のプレーオフのレノヴァと今シーズンから参入した兵庫が進出。これまでにない展開を見せたシーズンだったが、終わってみると終盤からプレーオフにかけて豊田通商の強さが際立つ結果となった。2位に終わったアイシンAWだが、外国人選手が在籍するチームが上位に入る中、日本人のみのチームでの準優勝は他の日本人のみのJBL2のチームにも希望を与えた。
 MVPは豊田通商#1宮崎が3年連続3回目の受賞。ファイナルではやはりこのチームは宮崎を中心としたチームだと再認識させられるプレーを見せ、チームを優勝に導いた。昨シーズン新人王の豊田通商#11神津がベスト5に。また、レノヴァと兵庫のプレーオフ進出に尽力したレノヴァ#4ジョンソン、兵庫#33ナイトもベスト5に選出された。新人王はアイシンAW#55熊澤が獲得した。新人ながらチームのオフェンスを牽引する活躍が評価された。
プレーオフの結果 セミファイナル 最終結果
JBL2-日本バスケットボールリーグ-

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は3月24・25日に2011-2012レギュラーシーズン最終週となる第21週の8試合を各地で行った。1位と2位の対決となったアイシンシーホースvsトヨタ自動車アルバルク戦は互いに星を分け、アイシンシーホースのレギュラーシーズン1位、トヨタ自動車アルバルクの2位が決まった。日立サンロッカーズは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに2連勝しレギュラーシーズン3位に。パナソニックトライアンズはレバンガ北海道と星を分け、レギュラーシーズン4位となりプレーオフ進出を決めた。リンク栃木ブレックスと東芝ブレイブサンダースは星を分けた。この結果、レギュラーシーズンは1位:アイシンシーホース、2位:トヨタ自動車アルバルク、3位:日立サンロッカーズ、4位:パナソニックトライアンズ、5位:レバンガ北海道、6位:リンク栃木ブレックス、7位:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ、8位:東芝ブレイブサンダースとなり、上位4チームはプレーオフに進み、下位4チームはシーズン終了となった。プレーオフ・セミファイナルは4月7・8・10日にアイシンシーホースvsパナソニックトライアンズは1・2戦が愛知県岡崎市で、3戦が行われる場合は大阪府枚方市で、またトヨタ自動車アルバルクvs日立サンロッカーズ戦は3戦とも東京都渋谷区でそれぞれ行われる。なお、セミファイナルは2戦先勝方式のため、第3戦(4月10日)のゲームは行われない場合もある。ファイナルは4月18日(水)からスタートする。
JBL-日本バスケットボールリーグ-

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.12

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月17・18日にレギュラーシーズン最終週となる第27週の4試合を行った。
○Dライズ 83 ( 21-14  18-9  22-22  22-13 ) 58 豊田合成●
 第1ピリオド、スタートからDライズが好調に得点を重ねリードする。残り5分を切ってから豊田合成も#11大原、#22阪下が得点するも、Dライズの得点を止められず点差は変わらない。後半は交互に点を取る展開が続き、Dライズが7点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド序盤もDライズが勢いよく得点、#14大塚、#6藤江の3ポイントシュートなどで開始から2分半でリードを15点に拡げる。豊田合成は#8横井のバスケットカウント1スローと#5江藤の3ポイントシュートで得点するも、単発に終わり追い上げにはつながらない。後半はともに得点が伸びず、Dライズが16点リードで前半を折り返す。第3ピリオドに入ると、豊田合成が#11大原がドライブや3ポイントシュート、さらにはスティールからの速攻と連続で得点し、残り5分半には6点差まで迫ると、Dライズはタイムアウトを取る。ここで立て直したDライズが流れを作り再びリードを拡げていく。Dライズが16点差に戻し、第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入えい、Dライズは早々に#6藤江が5ファールでベンチに下がるも流れは変わらない。豊田合成は来シーズンを見据えた若いメンバーを主体にした構成となり、Dライズがさらにリードを拡げていく。25点差をつけDライズが勝利したが、Dライズより先に試合を行った兵庫が石川に勝利したため、プレーオフ進出は叶わなかった。「プレーオフにいけなかったのは残念ですが、みんなが集中して勝ち続けることができた終盤のゲームはこれからにつながると思います」と#6藤江は振り返る。来期の予定は未定とのこと。落合HCも「練習環境的にはいいのかもしれませんが、シーズンの入り方などいろいろと問題があるし、選手には迷惑をかけたところがあると思います。勝てなかったのは全てHCである自分の責任で、選手たちは本当によくやってくれたと思います」と語る。インサイドの要がいなくなり厳しいシーズンとなった豊田合成だが、「少しずつだけど若い選手たちも力を出してくれるようになって、自分が点を取るばかりではなくなってきているので、よくなっていると思います」と#11大原。インサイドが厳しいことには変わりない来シーズンに向けてチーム強化は必須だと福留HCは語った。
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○豊田通商 105 ( 25-15  15-22  34-12  31-9 ) 58 黒田電気●
 第1ピリオドは交互に点を取り合う展開が続き、残り3分42秒で13-13と同点。しかしそこから豊田通商が#23ダーニッシュのインサイドを軸に連続得点し、一気にリードを拡げる。豊田通商が10点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ると、黒田電気が#15綿貫の4本の3ポイントシュートなどで追い上げ、残り2分を切って逆転、残り1分22秒には黒田電気が3点リードとなる。しかしここから豊田通商の1対1を止められず#0飯田、#1宮崎のフリースロー、#11神津のシュートで再逆転し、豊田通商が3点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、豊田通商が#17加藤のシュートなどで引き離しにかかるが、黒田電気も#13富田、#15綿貫の得点で粘りを見せる。しかし、残り6分から豊田通商が厳しいディフェンスからの速攻などで流れを掌握し、一気に引き離すと、残り3分には点差が22点と拡がる。黒田電気は#13富田がコントロールしようとするも、得点につながらない。豊田通商が26点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入っても流れは変わらない。豊田通商が#5伊藤の連続3ポイントシュートなどでリードを拡げ、47点差をつけて勝利した。勝った豊田通商はレギュラーシーズン1位でプレーオフに進む。「兵庫には3戦とも勝っていますが、プレーオフは一発勝負なので、そこはしっかりと準備して臨みたいです」と語った。敗れた黒田電気は今シーズン序盤はよかったものの、その後失速した感がある。「やはり練習ですよね。練習ができないと、チームの状態は上がってこないと思います。来シーズンに向けての大きな課題です」と#77小野寺は厳しい表情で言った。
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○アイシンAW 77 ( 17-14  12-12  29-11  19-20 ) 57 ビッグブルー●
 第1ピリオド開始早々にアイシンAWが得点するも、そこからビッグブルーも#13深尾らの得点でリードを拡げさせない。さらには残り3分半からの連続得点で、残り2分あまりにビッグブルーが逆転する。しかし残り33秒にアイシンAW#7横本の速攻に対しテクニカルファールを取られ、アイシンAWが一気に4点取り逆転、アイシンAWが3点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドはどちらも勢いに乗ることができず、ロースコアのまま交互に点を取り合う。このピリオドを同点で終え、アイシンAWが3点リードで前半を折り返す。第3ピリオドスタートからアイシンAWが速い展開で流れを作り、リードを拡げていく。ビッグブルーはディフェンスをゾーンに変えるも、アイシンAWの得点を止められない。このピリオドでアイシンAWが大きくリードを拡げ、アイシンAWが21点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオド早々にベンチメンバーに変えたアイシンAWに対し、ビッグブルーが激しい追い上げを見せる。開始から6分半で17点を取ると、アイシンAWの得点を単発の4点に抑え、残り4分20秒に8点差まで詰める。しかしここで#21鈴木と#55熊澤をコートに戻したアイシンAWがビッグブルーの流れを断ち切り、再びリードを拡げていく。最後は20点差まで拡げ、アイシンAWが勝利した。勝ったアイシンAWは来週プレーオフを控えている。「レノヴァとは最終戦は勝ってますが、相手もその分より強くなってくるだろうし、簡単には勝てないと思います」とキャプテン#21鈴木はプレーオフに向けて気を引き締める。敗れたビッグブルーは昨シーズンの4勝を上回ることはできなかった。「シーズン前半は本当に全然ダメで、何やっていいかわからないような感じでした。でも後半戦は個々のやることもはっきりしてきて、自分たちのゲームができるようになったと思います」と#25平野はシーズンを振り返った。
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 レギュラーシーズン最終週を終え最終順位は1位:豊田通商、2位:アイシンAW、3位:レノヴァ、4位:兵庫、5位:Dライズ、6位:日立電線、7位:石川、8位:黒田電気、9位:豊田合成、10位:ビッグブルーとなった。プレーオフは3月24・25日に岐阜県のヒマラヤアリーナで行われる。
<プレーオフ・セミファイナルの展望>
12:00 アイシンAW(レギュラーシーズン2位) vs レノヴァ(レギュラーシーズン3位)
 レギュラーシーズンの対戦はアイシンAWの2勝1敗。もっとも近い対戦はちょうどプレーオフの1か月前となる第23週で、ここではアイシンAWが前回の対戦で敗れたこともあり対レノヴァのディフェンスをしっかりと準備しレノヴァを圧倒した。要所を止められたレノヴァは攻守に後手に回る。レノヴァは3本柱である#39中園、#9西堂、#4ジョンソンの得点が突出していることが多いが、チーム状態がいい時はかならず他の選手に当たりが出る。アイシンAWにとっては#4ジョンソンの得点を止めることはもちろんだが、他の選手の当たりにも警戒しなくてはいけない。レノヴァはアイシンAWに走る展開をされると厳しくなるか。リバウンドを支配した方がより有利になるだろう。
14:00 豊田通商(レギュラーシーズン1位) vs 兵庫(レギュラーシーズン4位)
 レギュラーシーズンの対戦成績は豊田通商の3勝0敗と数字的には圧勝している。両チームともに1番(豊田通商:#1宮崎、兵庫:#3松崎)、4番(豊田通商:#11神津、兵庫:#0劉生)、5番(豊田通商:#23ダーニッシュor#4ハニーカット、兵庫:#33ナイト)が軸になっていることもあり、それぞれの1対1の部分でどちらが優勢になるかが勝敗に大きく影響するだろう。と同時に、ファールトラブルになりやすい4番ポジションに豊田通商は#10岩田、#0飯田というバックアップがいることは強みの一つ。また、両チームのシューター(豊田通商:#17加藤、兵庫:#9谷)の調子と、この2人がポジションが違うこともあり、それぞれのマッチアップが興味深いところ。さらに兵庫がシーズン終盤に見せたゾーンディフェンスがどこまで豊田通商に通用するか、また豊田通商がどう対応していくかも鍵となりそうだ。両チームともにゾーンディフェンスに対してはアウトサイドからのシュートの確率とリバウンドが重要となる。
第27週の結果とプレーオフの予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構-

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は3月16~18日に第20週となる8試合を行った。アイシンシーホースは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに、トヨタ自動車アルバルクは日立サンロッカーズにそれぞれ連勝した。レバンガ北海道は東芝ブレイブサンダースに連勝したため、現在4位の日立サンロッカーズとの差が星一つとなった。また、パナソニックトライアンズとリンク栃木ブレックスは星を分けた。この週の結果、トヨタ自動車アルバルクがレギュラーシーズン2位以上を決めた。
JBL-日本バスケットボールリーグ-

全日本クラブ選手権
 3月17~19日まで、大分県で『「東日本大震災」被災地復興支援 第38回全日本クラブバスケットボール選手権大会』が開催された。昨年は東日本大震災の発生を受け中止されたため、2年ぶりの大会開催となった。男女各32チームがトーナメントで戦うこの大会は、初日こそ1試合のみだが、決勝まで進めば2日目・3日目ともにダブルヘッダーというタイトなスケジュールとなっている。男子はベスト4に関東の2チーム(横浜ギガスピリッツ:関東3位・神奈川県、エクセレンス:関東4位・東京都)と近畿1チーム(Fantasista:近畿3位・大阪府)、九州1チーム(福太郎めんべい:九州1位・福岡県)となった。準決勝では関東の2チームがともに敗戦、3位に終わった。決勝はわずかに6人でダブルヘッダーを戦ったFantasistaが勝利、初優勝を果たした。Fantasistaは2回戦で関東1位のRBC東京に、3回戦で東北1位の郡山クラブにそれぞれ勝利し勝ち上がっての初優勝だった。九州1位のストレッチ(長崎県)と九州2位のREBELLIONS(熊本県)の決勝となった女子はREBELLIONSがわずかに2点差で勝利し初優勝となった。
日本バスケットボール協会・大会特設ページ
日本クラブバスケットボール連盟
大分県バスケットボール協会

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.11

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月10・11日に第26週となる5試合を行った。
●黒田電気 73 ( 16-16  18-15  21-23  15-16  3-7* ) 77 アイシンAW○
 第1ピリオド先制したのはアイシンAW、#19山根、#21鈴木のシュートでリードする。そこから黒田電気が#19菅谷のインサイド、#77小野寺のカットイン、#15綿貫の1対1、そして#13富田のミドルシュートと続け、2分間で10得点し逆転する。しかし、残り6分を切って、次はアイシンAWが勢いに乗り#9足立、#21鈴木のミドルシュート、#55熊澤の速攻、さらに#1藤村から#55熊澤、#34庄司の3メン速攻が鮮やかに決まり、再びアイシンAWがリードする。直後に黒田電気#4木村が3ポイントシュートを決め、また黒田電気が1点のリードとなるも、アイシンAWも取り返し、残り17秒にはアイシンAWが1点リードとなる。しかし終了間際、黒田電気#77小野寺がノータイムでファールをもらい、そのフリースローを1本決め、同点で第1ピリオドを終える。第2ピリオドも先にリードしたのはアイシンAWで、#34庄司、#3吉田のシュートなどで残り4分38秒には6点のリードとする。しかし、黒田電気はこの日動きのいい#19菅谷のインサイドと#15綿貫の3ポイントシュートで流れを引き寄せると、残り3分を切ってからアイシンAWを無得点の抑え、逆転、さらにリードを奪うと、黒田電気が3点リードで前半を折り返す。第3ピリオドはどちらも一歩も引かない展開が終始繰り広げられる。アイシンAWは#4中村が1対1から強気で攻め込み連続で決まるが、黒田電気も#19菅谷がゴール下で粘り、さらに#13富田との合わせのプレーも出るなどで得点し、シーソーゲームが続く。残り4分あまりにアイシンAWが#55熊澤の3ポイントシュート、#9足立の速攻と3ポイントシュートで勢いに乗りかけたが、黒田電気がタイムアウトで流れを止めると、直後に#7吉留が3ポイントシュートを決め、ここから再びシーソーゲームに。どちらもリードできないまま、終了間際に黒田電気#13富田と#19菅谷の合わせのプレーが決まり、黒田電気がわずかに1点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入っても両チームともに一歩も引かないシーソーゲームが続く。残り1分32秒、黒田電気#77小野寺が速攻でファールをもらうが、故障でベンチへ。代わりにフリースローをした#5滝本が2本とも決め黒田電気が1点リードとなり、さらに残り56秒に#4木村が1対1からミドルシュートを決め3点差とする。アイシンAWの最後のオフェンスでリバウンドをつないだ#1藤村がコーナーから3ポイントシュートを決め、残り3.6秒で同点となり、最後の黒田電気のシュートは決まらず、試合は延長に。延長に入るとどちらも攻めきれず、開始から1分半以上無得点が続く。残り3分16秒にアイシンAW#21鈴木がフリースローを2本決めると、その後の黒田電気のオフェンスを24秒オーバータイムに追い込み、流れを引き寄せる。残り2分34秒にはアイシンAW#1藤村が再び3ポイントシュートを決め突き放す。ここまで無得点だった黒田電気は残り1分7秒に#77小野寺をコートに戻す。その直後、黒田電気#14堀が3ポイントシュートを決めるが、その後得点ができず。アイシンAWが4点差で延長戦を制し勝利した。勝ったアイシンAWだが、今一つピリッとしないゲームに「このままではプレーオフが大変だと思います」と厳しい表情の#1藤村。敗れた黒田電気だが、#19菅谷がアグレッシブなプレーを見せるなど収穫もあった。「今日は自分でもよく動けていたとは思います、延長はきつかったですね。もう少しだったのですが残念です」と#19菅谷。「今日はいいゲームができたとは思いますが、これがトップではなくここが最低限と言えるように来シーズンに向けて最終戦を戦います」と次戦の意気込みを語った。今シーズンはコンスタントな活躍を見せる#4木村は「乗っている時はいいチームなのですが、落ちている時にどうするかということで、自分は練習から声を出していくようにしています。うちはどうしても(#77)小野寺さんのところに負担がかかってしまうので、自分が頑張ることでその負担が少なくなればと思います。今日はゲームの内容的にはよかったと思いますが、最後の詰めの甘さが出ました。来週までに少しでも修正して最終戦に臨みたいです」と語る。
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○兵庫 90 ( 18-14  25-16  20-12  27-17 ) 59 日立電線●
 第1ピリオド、スタートから兵庫は#33ナイト、#0劉生がインサイドを絡めて得点を重ねリードする。日立電線も#39梅津、#15一戸らの得点で追うが、兵庫#33ナイトを止められず追いつけない。残り2分20秒には兵庫のリードが7点と拡がるも、日立電線#11高橋のフリースロー、#13一戸の速攻で点差を詰め、兵庫が4点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド、ディフェンスをゾーンに変えた兵庫だが、日立電線に連続で得点される。しかし、兵庫#33ナイトのシュートで流れを変えると、連続得点で日立電線を引き離し、残り7分34秒に7点リードとして日立電線にタイムアウトを取らせる。ここで日立電線もゾーンディフェンスに変えるがリバウンドを兵庫に支配され、流れを変えることができない。残り3分49秒には兵庫#9谷の3ポイントシュートが決まり、点差が14点に拡がる。日立電線は#39梅津、#15一戸の単発シュートに終わり、得点が伸びない。このピリオドで兵庫が13点にリードを拡げ、前半を折り返す。第3ピリオドに入っても兵庫の勢いは止まらない。#33ナイト、#0劉生、さらに#7中村が好調にシュートを決め、リードを拡げていく。攻守にリズムが作れない日立電線は得点が伸びず。兵庫が21点差とさらにリードを拡げ、第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入っても流れは変わらない。最後まで全員で粘る日立電線だが、兵庫の得点を止められない。点差はさらにひらき、兵庫が31点差で勝利した。この勝利でプレーオフ新種るに王手をかけた兵庫。この日のDライズも勝利したためプレーオフ決定とはならなかったが、手ごたえを感じるゲームにHCは終始笑顔で試合を振り返った。終盤バタバタした状況が見られたが、「今日の試合ではそれも長く続かなかったので大丈夫」と自信をのぞかせた。敗れた日立電線はシーズン最終戦を勝利で終えることができなかった。「シーズン途中で怪我人が出たりして終盤は厳しい結果が多くなりましたが、個々の選手がやるべきことを意識してやれたという意味でもチームの成長が見られたシーズンでした」と野田HCは振り返る。今シーズンからチームキャプテンとなった#34尾崎は自身の不調もあり「波の大きなシーズンでした。勝たなければいけないところで勝ちきれないというのは、まだまだダメですね」と厳しい表情で言った。「でも来シーズンはもっとよくなると思いますし、よくしないといけないです」と来シーズンに向けた思いを語った。
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 その他、プレーオフを兵庫と争うDライズは接戦の末レノヴァに勝利した。レギュラーシーズン3位が決定し初のプレーオフ進出を決めているレノヴァはレギュラーシーズン最終戦を白星で飾ることができなかった。豊田通商はビッグブルーに、石川が豊田合成にそれぞれ勝利した。現在1~3位、6~8位までは最終戦の結果を待たず決定している。プレーオフがかかる4位と5位は兵庫とDライズが、そして9位と10位は豊田合成とビッグブルーが争っている。
第26週の結果と第27週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構-

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は3月10・11日に第19週となる8試合を行なった。アイシンシーホースは日立サンロッカーズと星を分けた。トヨタ自動車アルバルクは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに、パナソニックトライアンズは東芝ブレイブサンダースに、レバンガ北海道はリンク栃木ブレックスにそれぞれ2連勝した。この結果、アイシンシーホースのレギュラーシーズン2位以上が決定した。
JBL-日本バスケットボールリーグ-

全日本クラブ選手権
 3月17~19日に大分県で『「東日本大震災」被災地復興支援 第38回全日本クラブバスケットボール選手権大会』が開催される。昨年度(第37回大会)は震災の影響で中止になったため、2年ぶりの開催となる。男女各32チームが出場し、トーナメントで優勝を争うこの大会は、決勝まで行くと3日間で5試合を戦うハードなものとなる。
「東日本大震災」被災地復興支援 第38回全日本クラブバスケットボール選手権大会/日本バスケットボール協会
日本クラブバスケットボール連盟公式サイト

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.10

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は3月3・4日に第25週となる5試合を行った。
●日立電線 64 ( 18-29  16-17  18-19  12-23 ) 88 Dライズ○
 第1ピリオド、Dライズが#9鮫島の3ポイントシュートで好調なスタートを切る。日立電線も#39梅津、#15一戸のシュートで追うが、Dライズは#88高村のミスマッチを上手くつく1対1からの得点や#24中西のオフェンスリバウンドでリードを維持する。残り5分9秒には日立電線#39梅津のシュートが決まり、Dライズのリードはわずかに1点となるも、ここでDライズは#24中西、#88高村が1対1からの展開で得点すると、さらに#6藤江が連続で3ポイントシュートを決め、残り2分半にはDライズのリードが8点となる。その後もジリジリとリードを拡げ、Dライズが11点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入るとDライズはオフェンスのリズムが悪く、流れは日立電線に傾く。日立電線は#15一戸のミドルシュート、#39梅津の3ポイントシュートと連続得点すると、さらに残り7分21秒に#39梅津がオフェンスリバウンドをねじ込み4点差に詰める。残り7分を切ったところでDライズは24秒オーバータイムとなり、メンバーを大きく入れ替える。ここで入ったDライズ#24中西が3本連続でお円すリバウンドを決め、Dライズが再びリードを二桁に乗せる。残り4分には日立電線#3宇佐美が3ポイントシュートを決めるが、直後にDライズ#14大塚が3ポイントシュートを決め返し流れを渡さない。日立電線は#39梅津、#15一戸のシュートでなんとか粘るも、Dライズのリードが12点とわずかに拡がり前半を終える。第3ピリオド、日立電線はなかなかDライズの得点は止められないものの、#5姿、#39梅津、#15一戸が積極的に得点を取りにいき徐々に追い上げる。残り3分10秒には日立電線が#39梅津の3ポイントシュートで6点差とするも、残り2分を切ってDライズが#10 の得点で日立電線を突き放し、Dライズが13点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤は交互に点を取り合う展開が続いたが、残り5分半にDライズ#14大塚が連続で3ポイントシュートを決めると、流れは一気にDライズへ。日立電線は#3宇佐美が3ポイントシュートを決めるも、後半の5分間はわずかに5得点にとどまり、Dライズがリードを拡げ、24点差で勝利した。これでプレーオフ争いに残ったこととなるDライズ。今シーズン #9鮫島は「スタートで出られたことは選手としてはうれしいですが、複雑ですね。まだ自分のプレーが全然できてないですし。残りはもう2試合ですから、自分のバスケットをやれるようにしたいです」と語る。その鮫島に対し落合HCは「期待に応えるプレーをしてくれた」と評価。「先週の豊通とのゲームの敗戦でこのままではダメだということで日本人をメインにした形の布陣にしました。鮫島は練習からすごくよかったし、今日も十分に仕事をしてくれたと思います。残り2試合、チームとして自分たちの力を100%出して悔いの無いようにしたいし、選手たちは必ずやってくれると信じています」と語る。この日スタートメンバーに入り、リバウンドなどで勝利に貢献した#24中西は「スタートとして出るからにはその責任を意識してプレーしました」と語る。「自分の仕事はリバウンドだと思うので、今回はミスマッチもあったし、そこは思い切ってやりました。残りの試合も今まで通り自分の仕事をしっかりとやって、チームに貢献できればいいと思います」と笑顔で言った。敗れた日立電線の野田HCはゲームのポイントをこう語る。「まずはシュート力の差とリバウンド、そしてうちが要所のフリースローなどを落としてしまったことですね。あと、うちとしては先にイニシアチブをとっておきたかったのですが1ピリの(#6)藤江の連続3ポイントシュートはかなり痛かったです」。シーズン最終戦となる次週のゲームには「相手はプレーオフがかかっていますが、うちも勝ち越しがかかってますし、このままでは終わらせたくはないです」と厳しい表情で語った。※3月11日のゲームに向けて日立電線・野田HCのコメントを紹介するコラム『3.11』を掲載。
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●石川 80 ( 24-26  20-19  20-17  16-29 ) 91 豊田通商○
 第1ピリオド序盤は豊田通商が#17加藤の3ポイントシュートなどでリードする。しかし残り8分を切って石川がゾーンディフェンスに変えると豊田通商のオフェンスのリズムが崩れる。この間に石川が#2綿貫、#15宮村らの得点で一気に追いつくと残り5分45秒には#16北村のシュートで逆転する。ここからしばらくシーソーゲームが続く。最後までどちらも譲らず、豊田通商がわずかに2点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオド、先に流れをつかんだのは石川。速い展開から積極的にシュートを狙い、残り4分15秒には石川が6点リードとなる。しかしここから豊田通商は落ち着いてパスを回すと、#21山下の3ポイントシュートや#0飯田のシュートで追い付くと、再びシーソーゲームとなる。終了間際に豊田通商#21山下がシュートをねじ込み、豊田通商がわずかに1点リードで前半を終える。第3ピリオドは序盤から両チームともに攻守にバタバタとした状態が続き、どちらも流れを作れない。石川は中盤にメンバーを大きく入れ替え流れを変えようとするも、豊田通商#11神津を止められずリードが拡げられない。豊田通商も#11神津のみの得点に留まり、リードを奪えない。石川が2点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドも開始から3分間は交互に点を取り合う展開が続く。残り7分を切って、豊田通商が#4ハニーカットを軸にオフェンスを展開し、#21山下のバスケットカウントや#8岩鶴の3ポイントシュートで残り5分に豊田通商が8点リードとする。石川も#6山田が粘り得点するも、豊田通商が再び引き離し、残り2分半には豊田通商のリードが11点となる。残りの2分半はどちらも点を取り合い、豊田通商が11点差で勝利した。この試合#1宮崎に代わりスタートで出た#8岩鶴は40分間のフル出場となった。「今日のような宮崎さんが出ないところで自分が使ってもらえるように頑張ってきたのでよかったです。やはりコントロールのところでまだまだ上手くパスが回らなかったりと課題がありましたが、最後は集中して点差をつけることができた点は上手くいった点ではあるかなと思います。自分が出て「なんだ、豊通」って言われるのは嫌なので、自分の色でやれるように頑張っていきたいです」と意気込みを語った。勝機はありながらも逃してしまった石川は「うちがリードしていた展開でミスが出てしまって。勝ちきれないのはそういうところですよね」とキャプテンの#31宮崎は振り返る。「今日はうちの3ポイントシュートが1本も決まりませんでした。インサイドもうちは小さいので外のシュートが入らないと厳しいです。チームとしていろいろなメンバーでやれるようになって、その中で逆にそのメンバーがかみ合うことが少なくて上手くいかないままシーズンが終わってしまう感じです。あと2試合は来シーズンにつながるゲームができるように頑張ります」と語った。
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 この他、レノヴァが兵庫に逆転で勝利し、チーム初のプレーオフ進出を決めた。敗れた兵庫とDライズは星が並び、プレーオフの残り1枠を目指して残りの2週を戦うこととなる。次週(第26週)兵庫が勝利し、Dライズが敗れた場合、兵庫のプレーオフ進出が決定する。それ以外(両チームともに勝つもしくは負ける、兵庫が負けてDライズが勝つ)の場合、残り1枠の決定は最終週に持ち込まれることとなる。また、ビッグブルーと黒田電気の東京決戦はビッグブルーが勝利し3勝目を挙げた。
第25週の結果と第26週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構-

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は3月2~4日に第18週となる8試合を行なった。アイシンシーホースはパナソニックトライアンズに2連勝、トヨタ自動車アルバルクはレバンガ北海道に2連敗し、1位と2位の差が拡がった。日立サンロッカーズとリンク栃木ブレックスは星を分けた。東芝ブレイブサンダースと三菱電機ダイヤモンドドルフィンズは東芝ブレイブサンダースが2連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ-

WJBL
 WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)は3月1日からプレーオフファイナルをJXサンフラワーズとトヨタ自動車の対戦で行った。第1戦、第2戦をJXが連勝したが、第3戦はトヨタ自動車アンテロープスが勝利した。そして第4戦をJXサンフラワーズが勝利し、JXサンフラワーズが4年連続15回目の優勝を果たした。プレーオフMVPはJXサンフラワーズ#12吉田が3年ぶり2回目の受賞となった。
WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)公式サイト

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.9

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月25・26日に第23・24週となる7試合を行なった。
○豊田通商 96 ( 25-19  27-14  20-21  24-26 ) 80 Dライズ●
 第1ピリオド序盤から点の取り合いとなるも豊田通商が#7前村、#17加藤の3ポイントシュートなどで徐々にリードしてく。Dライズは#33ライスを中心にオフェンスを展開するが、残り5分を切ったところで#11多嶋が3個目のファールを取られベンチに下がり、なかなか追いつくことができない。終盤豊田通商#1宮崎が連続で3ポイントシュートを決め突き放すが、終了間際にDライズ#2井手の3ポイントシュートが決まり、豊田通商が6点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオド序盤、豊田通商はミスが出るなどし勢いに乗れない。ここでDライズがジリジリと追い上げ、残り6分余りで2点差まで迫る。しかしここで豊田通商#17加藤の3ポイントシュートが決まると勢いに乗り、残り3分にはリードを11点に拡げる。その後も豊田通商が好調に得点を重ね、豊田通商が19点リードして前半を終える。第3ピリオド、Dライズは速い展開で徐々に点差を詰めていくも、要所で豊田通商が流れを作り引き離す。残り2分16秒にDライズが#2井手から#11多嶋の速攻で12点差とするも、直後に#11多嶋が4個目のファールでベンチに下がる。ここからDライズは得点が取れなくなり、さらにベンチテクニカルファールを取られるなどでリズムが作れない。豊田通商が18点差でリードして第3ピリオドを終える。第4ピリオドは一進一退の攻防が続くが、Dライズの追い上げには至らず。豊田通商が16点差で勝利した。勝った豊田通商はここ数試合スタートメンバーを固定している。#金井の怪我もあり3番ポジションでスタートに入っている#17加藤はコートバランスを上手く取り、要所で3ポイントシュートを決める活躍を見せる。「しっかりとパスをもらえるので、自分はフリーのスペースに入っていくことを意識しています。自分のプレーは大きな波がなく淡々とやるのが特徴ですが、ディフェンスはハードにやるようにしています。チームはようやく良くなってきてプレーオフも決まったので、このままプレーオフまでいい状態でもっていきたいです」と語った。敗れたDライズはこれでプレーオフ進出が一段と厳しくなった。「今日の敗戦は全て自分の責任です。ファールトラブルとかいろいろと難しいところはありましたが、その中で状況を修正していくことができませんでした。まだ決まったわけではないし、最後までしっかりと戦っていきたいです」と落合HCは語った。
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○アイシンAW 72 ( 18-11  12-17  25-7  17-20 ) 55 レノヴァ●
 第1ピリオド序盤、レノヴァのオフェンスがなかなかかみ合わず得点が伸びない。アイシンAWは#9足立の3ポイントシュートや#5中野の合わせのプレーからのバスケットカウントと1スローなどで残り4分半には8点のリードとなる。レノヴァは短い時間でメンバーを入れ替えながら調整するも得点につながらない。終盤ようやく#39中園のシュートが決まり始め点差を詰めると、アイシンAWが7点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入るとアイシンAWのオフェンスがかみ合わない。レノヴァもアイシンAWの好ディフェンスに得点が伸びないが、#13近の3ポイントシュートなどで徐々に追い上げると、残り3分には#9西堂のフリースローで1点差に詰める。ここでアイシンAWも#10近藤のゴール下での合わせのプレーや#55熊澤の3ポイントシュートなどでリードを守り、アイシンAWがわずかに2点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、アイシンAWは厳しいディフェンスでレノヴァにリズムを作らせない。残り7分を切ると流れはアイシンAWに傾き、残り6分38秒のアイシンAW#4中村の1対1を皮切りに残り3分19秒の#4中村のオフェンスリバウンドまでのおよそ3分半で17得点し、さらにその間レノヴァを無得点に抑え一気に引き離す。その後もレノヴァはたんパルのシュートに留まり、アイシンAWが20点リードとして第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入ってもアイシンAWの流れは変わらない。アイシンAWが第3ピリオドで拡げたリードを守りきり勝利した。先週Dライズに敗れたアイシンAWだったが1週間で立て直してきた。「この試合に向けてはディフェンスをしっかりとやって準備してきました。やはりうちはディフェンスからリズムを作っていくチームなので。今日は走る展開も出せたしよかったです。明日の豊通戦は対豊通という意味での準備がまだ十分ではないのですが、思いっきりいきたいです」とキャプテンの#21鈴木。伊藤HCは「ディフェンスをっていうのはやはり選手の中に昔の方がよかった的な思いがあるのだと思うのですが決してそうではないと思っています。しかしこれで自分としてもディフェンスに手をつけやすくなったのは事実です。基本的にオフェンス面を強化していくことはこれまで通りですが、さらにそのために必要なディフェンスをつくっていかないといけないです」と語る。敗れたレノヴァの鮫島HCは「今日はアイシンAWがよかったですね。うちは全く自分たちのリズムでやらせてもらえなかった。目標のプレーオフまでもう少しですから、今日の反省点をしっかりと修正して残り2試合は勝てるようにします」と語った。
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●豊田合成 48 ( 10-13  10-27  17-12  11-19 ) 71 日立電線○
 第1ピリオド序盤、豊田合成は#34朝山と#11大原で得点を重ねる。日立電線は#5姿が得点を引っ張る。しかしどちらも勢いには乗れずロースコアのまま、わずかに日立電線が3点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ると日立電線が早い展開で流れを作ると、豊田合成にオフェンスのチャンスを与えない。残り4分を切ったところで日立電線がリードを15点に拡げると、さらに日立電線の流れは続き、日立電線が20点のリードをつけて前半を折り返す。第3ピリオドは中盤までどちらも勢いに乗れないまま交互に点を取る展開が続いたが、残り4分を切って豊田合成が厳しいディフェンスから走る展開に持ち込むと流れは豊田合成に傾く。日立電線のオフェンスを4分間無得点に抑えると、#11大原の速攻などで追い上げるも、そこまでの点差が大きく、15点差に縮めたのみで第3ピリオドを終える。第4ピリオドも点の取り合いとなり、終盤は日立電線が連続で速攻を決めるなどでさらにリードを拡げる。日立電線が23点差で勝利した。今シーズンは豊田通商、アイシンAWといったここ数年勝ち星のなかったチームからの勝利はあったものの、要所のゲームを取れずプレーオフ戦線から離脱した日立電線。「うちは勢いに乗ったらどのチームよりもすごいと思うし、ベンチの盛り上げとかもJBL2で1番だと思います」と#39梅津。「でも流れが悪くなった時になかなか立て直せない。オフェンスはバラバラになってみんななかなかシュートまで行かなくなるし、ディフェンスも後手に回ってしまいます。そういうところがよくなればもっと勝てるチームになると思うんですよね」と今シーズンのチーム状態を振り返る。敗れた豊田合成は今シーズン2年ぶりの新人#20若林が入ったが、まだ力を出し切れていない。「大学の時とチームのオフェンスのスタイルが違うので、なかなか上手く動けていない状況です。自分自身スタートを取るくらいの気持ちでやらないといけないのは分かっているのですがまだまだですね。残り2試合ですが、来シーズンにつながるようなプレーをしていきたいです」と語った。
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●黒田電気 59 ( 16-18  15-16  10-17  18-33 ) 84 石川○
 第1ピリオドは交互に点を取り合う展開からスタートする。しかし残り4分半に石川#15宮村が連続で3ポイントプレー(3ポイントシュートとバスケットカウント1スロー)を決め、石川がリードする。黒田電気も#5滝本の3ポイントシュートや#7吉留のオフェンスリバウンドで粘り、残り40秒には#13富田のフリースローで同点にする。終了間際に石川#71近内のミドルシュートが決まり、石川がわずかに2点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドも石川がリードして黒田電気が追い上げる展開が続く。どちらも主導権を握れないまま第2ピリオドを終え、石川が3点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、石川は#2綿貫を中心に速い展開で徐々にリードを拡げていく。黒田電気は単発の得点に終わり、なかなか流れを引き寄せられない。このピリオドで7点差をつけた石川が10点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオドに入っても石川の流れは変わらず。黒田電気はその流れを止めようとするも、石川のシュートが好調に決まり、さらに点差はひらいていく。終盤は石川が勢いに乗り連続得点し引き離すと、15点差で石川が勝利した。勝利した石川はこの日#6山田も中盤からシュートがよく決まるようになった。「今シーズンは怪我や仕事が忙しくて練習ができないことなどでなかなか調子が上がらないです。今日は少し入りましたが、まだまだ自分のリズムではできてないですね。もう残りも少ないので、少しでもいい状態で臨めるように頑張ります」と笑顔で言った。敗れた黒田電気は怪我で離脱の#0島に代わりこの2連戦は#5滝本がスタートに入った。「スタートは体が温まったまま試合に入れるので全然違いますね。昨日の豊田合成戦ではある程度起用にこたえることができたと思いますが、今日は全然だめでした。自分はチームの中では誰よりも練習を頑張っているつもりだし、今回そういう部分も評価してもらえたのだとも思いますが、もっとプレーで答えられるようにならないといけないです」とスタートとしてプレーした2試合を振り返った。
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 この他、豊田通商とアイシンAWの対戦は豊田通商が、日立電線と石川は延長の末日立電線が、また黒田電気と豊田合成は黒田電気がそれぞれ勝利した。この結果、豊田通商のレギュラーシーズン1位とアイシンAWのプレーオフ進出(レギュラーシーズン4位以上)が決定した。
 昨シーズンは東日本大震災の発生により実質今週末のゲームまでしか行われなかった。来週の第26週はその日を含むスケジュールとなっている。3月10日に東京都墨田区で行われる黒田電気vsアイシンAW戦では黒田電気の選手たちも参加するチャリティーイベント(観戦)が企画されている(主催:アースフレンズ)。詳細はアースフレンズHPへ。
第23・24週の結果と第25週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2月24~26日に第17週となる8試合を行なった。アイシンシーホースはリンク栃木ブレックスに2連勝した。トヨタ自動車アルバルクと東芝ブレイブサンダース、パナソニックトライアンズと日立サンロッカーズ、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズとレバンガ北海道はそれぞれ星を分けた。この週の結果、アイシンシーホースとトヨタ自動車アルバルクがプレーオフ進出を決めた。
JBL-日本バスケットボールリーグ

取材・写真・文 渡辺美香

スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.8

☆JBL2 2011-2012
 JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は2月19日に第22週となる4試合を行なった。
○豊田通商 89 ( 18-10  23-14  26-17  22-17 ) 58 豊田合成●
 第1ピリオド中盤まではどちらも譲らない展開が続いたが、残り5分を切ってどちらも決めきれない状態が2分あまり続いた後、豊田通商が流れをつかむ。豊田合成はこのピリオドの後半5分無得点となり、豊田通商が8点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入っても豊田通商の流れは変わらず、開始から2分足らずでリードを14点に拡げると、豊田合成はタイムアウトを取る。しかし流れは変わらず、このピリオドの開始から残り3分40秒までの6分半に豊田通商は17得点、対する豊田合成はわずかに2得点にとどまり、点差は23点と拡がる。残り3分半から豊田合成は#2玖田、#5江藤らベテラン陣が奮起、終了間際の残り15秒には#20若林、そして#5江藤が終了のブザーとともにそれぞれ3ポイントシュートを決めるも、豊田通商が17点リードで前半を折りかえす。第3ピリオド、豊田通商は要所で#1宮崎の3ポイントシュートが決まるなど流れを渡さない。豊田合成は#5江藤の得点のみになってしまうが、このピリオド終盤は#10稲葉が積極的に攻める姿を見せる。しかし得点差は拡がり、豊田通商が26点リードで第3ピリオドを終える。第4ピリオド、流れは豊田通商のまま変わらないものの、豊田合成も#8横井や#20若林が速攻などで粘りを見せる。しかし追い上げには至らず、豊田通商が31点差をつけて勝利した。この日は20分間で12得点と安定したプレーを見せた豊田通商#11神津は「チームは上がってきていると思いますね。ただ自分はまだまだで、プレーのバランスが上手くいってない感じはあります。来週は前回負けたDライズですが、相手もあの時を違いますが、こちらも違うのでしっかりとやって勝ちたいです」と語る。豊田合成はエースの#11大原を体調不良で欠く中、ベンチメンバーらの奮起は見られたものの大差での敗戦にキャプテン#34朝山は厳しい表情。「シーズン通して(#11)大原さん、(#5)江藤さんの1対1に頼ってしまって、みんなが見てしまうっていうのがあって、なかなか改善できてないのが現状です。今日は大原さんがいなかったこともあってみんなが出れたし、そこそこやれた時間帯もあったので、次の試合までに修正して来週は勝てるようにしたいです」と振り返った。
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●アイシンAW 82 ( 12-22  19-13  24-26  22-16  5-11* ) 88 Dライズ○
 第1ピリオド序盤は点の取り合いとなるも、残り5分からDライズが合わせのプレーからの#2井手の3ポイントシュートや#88高村のゴール下で連続得点しリードする。攻守にリズムが作れないアイシンAWは#55熊澤をコートに入れると、さらにディフェンスをゾーンに変えDライズの流れを止めにかかる。しかしDライズもゾーンディフェンスに変えるなど、互いにディフェンスをチェンジしながらのプレーにどちらも勢いに乗れず。Dライズが#6藤江の3ポイントシュートなどで加点し、Dライズが10点リードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ると徐々に流れはアイシンAWに傾く。速い展開からの#55熊澤の得点などで残り4分を切ったところでアイシンAWが2点差まで詰める。ここでDライズも粘りを見せ、#33ライス、#6藤江、#2井手の得点でリードを守り、4点差で前半を終える。第3ピリオド序盤は点の取り合いとなるも、残り5分半からDライズが#33ライス、#88高村が連続で得点すると、流れの悪いアイシンAWは残り6分半から3分余り無得点が続く。ここでDライズのリードが13点に拡がるが、アイシンAWが#55熊澤の連続3ポイントシュートなどで徐々に追い上げる。アイシンAWが13点差を6点差まで縮め第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤、ファールなどで流れを作れないDライズに対し、アイシンAWは#55熊澤の連続得点から#21鈴木のバスケットカウントと1スローで逆転、さらに#1藤村がドライブで切り込みバスケットカウントと1スローで残り5分7秒にアイシンAWの4点のリードとなる。引き離したいアイシンAWだったがDライズ#33ライスを止められない。残り3分半にDライズ#11多嶋の3ポイントシュートが決まり同点、さらに#33ライスのフリースローでDライズがリードし、アイシンAWはタイムアウトを取る。しかしファールやミスで追い付けないアイシンAWに対し、Dライズは残り1分に#11多嶋が3ポイントシュートを決め6点差とする。ここでタイムアウトを取ったアイシンAWは早いパス回しから#9足立が3ポイントシュートを決めると、次のDライズのオフェンスを24秒オーバータイムに追い込む。そして残り3秒、アイシンAW#9足立が再び3ポイントシュートを決め同点とすると、必死にフロントコートにボールを運ぶDライズにプレッシャーをかけ、最後のシュートをオフェンスファールとさせタイムアップ、延長戦へ。延長戦開始早々の残り4分51秒、Dライズ#2井手が5個目のファールを取られベンチへ。流れはアイシンAWに傾くかと思われたが、Dライズが#33ライスを中心に、#11多嶋の3ポイントシュートや#6藤江のゴール下などの合わせのプレーで徐々にリードを拡げる。攻守に後手にまわった感のアイシンAWは得点につながらない。残り13秒にアイシンAW#6伊與田が合わせてゴール下で得点するも流れは変わらず。Dライズが延長戦を制してアイシンAWに勝利した。現在5位でプレーオフ進出には一つも落とせない状況のDライズ。この日40分のプレータイムで終盤の要所で3ポイントシュートを決めるなどチームを牽引した#11多嶋は「終盤はかなり足にきていたのですが、うちは他のチームに比べると間違いなく練習量も多いはずですから、その結果が出せたかなと思います。これまでの2戦で出た課題をチームみんなで意識してやれたことがチームの成長でもあるし、今日の勝因でもあるのかなと思いますね。次は豊田通商ですが、まずは勝てるようにこの1週間で準備をしてきたいです」と語る。キャプテンの#88高村は「この間のレノヴァ戦の時のように延長に入ったところでミスが続くようなことがなかったのがよかったですね。自分のマークマンにやられたのは悔しいですが、チーム全員で勝てたのでよかったです。まだまだ修正点はあるので、そこを改善して次の豊田通商戦に臨みたいです。プレーオフに行きたいので、1戦1戦やっていくだけです」と意気込みを語った。
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 その他、日立電線がビッグブルーに、兵庫が黒田電気にそれぞれ勝利した。この週の結果、豊田通商のプレーオフ(レギュラーシーズン4位以上)が確定した。
第22週の結果と第23・24週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構

☆トピックス
JBL
 JBL(日本バスケットボールリーグ)は2月17~19日に第16週となる8試合を行なった。アイシンシーホースはレバンガ北海道と星を分け、トヨタ自動車アルバルクはリンク栃木ブレックスに2勝勝したため、1位のアイシンシーホースと2位のトヨタ自動車アルバルクの星が並んだ。また、日立サンロッカーズは東芝ブレイブサンダースに、パナソニックトライアンズは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズにそれぞれ2連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ

全日本クラブ選手権
 3月17~19日に大分県で開催される『「東日本大震災」被災地復興支援 第38回全日本クラブバスケットボール選手権大会』の組み合わせが発表された。全国から男女各32チームが出場、トーナメントで争われるこの大会は東日本大震災の発生により昨年度は中止となり2年ぶりの開催となる。
日本クラブバスケットボール連盟公式サイト

取材・写真・文 渡辺美香

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