スポーツのミカタ ウィークリー2012 vol.5
☆JBL2 2011ー2012
JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)は1月28・29日に第18週となる5試合を行った。
●Dライズ 77 ( 23-18 7-21 23-14 17-17 7-10* ) 80 レノヴァ○
現在4位のレノヴァと5位のDライズのプレーオフ進出にも大きく影響すると思われる1戦は延長戦でわずかに3点差という白熱した戦いとなった。第1ピリオド、Dライズが#11多嶋のスチールからの速攻が連続で決まりリードする。レノヴァもすぐに追いつくが、Dライズが#6藤江、#88高村、#33ライスの得点で残り5分11秒には6点差とすると、さらにDライズのブレイクが続き、残り3分47秒でDライズのリードが8点となりレノヴァはタイムアウトを取る。タイムアウト直後にレノヴァ#16尾崎が3ポイントシュートを決めるも、すぐにDライズ#2井手が3ポイントシュートをいれ返す。ここでレノヴァは#39中園がオフェンスリバウンドに絡みフリースローを得ると2本とも決め流れを立て直す。さらの残り24秒にはレノヴァ#34大城がドライブで切り込みバスケットカウントと1スローを決め点差を5点に縮め第1ピリオドを終える。第2ピリオド序盤でレノヴァが追いつき同点とすると、残り7分29秒にはレノヴァ#9西堂の1対1で逆転する。残り6分を切ってDライズはディフェンスをゾーンに変えレノヴァのオフェンスの流れを止めるも、Dライズも得点が入らず追いつけない。レノヴァが徐々にオフェンスのリズムを取り戻すと、残り43秒にはレノヴァ#34大城が3ポイントシュートを決め、レノヴァが9点リードで前半を折り返す。第3ピリオド、レノヴァが#4ジョンソン、#39中園のシュートでリードをひろげるが、Dライズも#2井手の3ポイントシュートなどで粘りを見せると、#33ライスが1対1から積極的にシュートを放ち、残り3分27秒には2点差まで詰めて、レノヴァにタイムアウトを取らせる。残り1分54秒にレノヴァ#16尾崎が3ポイントシュートを決めレノヴァがリードを守るが、残り1分半からDライズ#88高村が連続で得点し、残り28秒にDライズが同点に追いつき第3ピリオドを終える。第4ピリオド序盤はレノヴァがリードしてDライズが追いつく展開が続くが、残り4分4秒にDライズ#33ライスが3ポイントシュートを決めDライズが逆転する。レノヴァも#4ジョンソンが1対1から得点し西逆転するも、すぐにDライズ#11多嶋のドライブからのバスケットカウントと1スローでDライズが2点リードとなる。さらに残り1分20秒にはDライズ#33ライスがミドルシュートを決め4点差となったところでレノヴァがタイムアウトを取る。サイドからのスローインからレノヴァ#10伊藤がドライブで切り込み2点差とする。そこからどちらも得点が決まらず一進一退の攻防が続いたが、残り5.3秒にレノヴァ#39中園が身体をゴールに投げ込むようにしてシュートを決め同点とすると、最後のDライズのオフェンスをしのぎ延長戦に持ち込んだ。延長序盤はどちらもオフェンスのリズムが悪く、開始から1分半無得点が続く。先の得点したのはDライスで、#33ライスが3ポイントシュートを決め3点リードとする。直後にレノヴァ#39中園がカットインからバスケットカウントと1スローを決め同点に。Dライズはレノヴァのバックコート陣の好ディフェンスにボールの周りが悪くなるが、#33ライス、#88高村の得点でなんとかリードし、残り1分54秒にはDライズ4点リードとなる。しかし、足の止まってないレノヴァはボールを回し、#16尾崎が思い切りよく3ポイントシュートを決め残り1分28秒に1点差とすると、残り43秒に#39中園がドライブでゴール下に切り込み逆転する。Dライズはタイムアウトを取ると、サイドからのスローインでオフェンスを展開するもリズムが作れず、逆にレノヴァ#16尾崎にカットインからのレイアップでダメ押し点を取られ3点差となる。その後のDライズのオフェンスでリバウンドをつなぎ2本の3ポイントシュートを放つも決まらず、レノヴァが3点差を守りきり貴重な1勝をあげた。この試合で得点力のあるDライズのガード陣に対しディフェンスでキーとなったレノヴァのガード陣。スタートガードである#10伊藤は「今日は勝ててホッとしました。今ガードが増えて細かにメンバーチェンジをしてもらえるので、いつ出ても全力で飛ばしていけますね。自分は特にコントロールとディフェンスを期待されていると思うので、そこは頑張っていきたいです。優勝が目標なのでこの後もしっかりと勝ってまずはプレーオフを決めてたいです」と語る。チーム上昇のポイントの一人でもあり、延長戦で流れを引き寄せる3ポイントシュートを決めた#16尾崎は後半戦初戦の敗戦が大きかったと言う。「あの試合で負けてからもう一度自分たちのバスケットを見直して、うちはインサイドが強いのでどうしてもそこに頼ってしまうところがあるからもっと外からもしっかりと攻めていこうということを確認しました。なので、あの3ポイントもカットインからのレイアップも躊躇なく行けましたね。残りの試合もすべて大事な試合ばかりなので気持ちを引き締めて、しっかりと勝ってプレーオフに進みたいです」と語った。敗れたDライズのキャプテン#88高村は「負けてはいけない試合だった」と敗戦を悔やんだ。「大事なところでチームとしてどうするのかっていうのがまだちゃんとできてないところがあります。延長の出だしもミスがありましたが、それはその選手が悪いんじゃなくてチームがそうさせてしまったのだと思いますね。本当に悔しいし、応援してくださるファンの皆さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。うちはバスケットをする環境としてはJBL2の中では一番いいと思っているので、これからみんなで悪いところを修正してチームを変えていきます。絶対にプレーオフに出たいです」とこれからに望みをつないだ。
●ビッグブルー 63 ( 15-18 14-16 14-20 20-23 ) 77 豊田通商○
この試合、豊田通商は#1宮崎と#9金井を体調を考慮し休ませることにしたが、それが影響したのか最下位のビッグブルーにあわやというところまで追いつめられる展開となった。第1ピリオド、開始早々豊田通商#11神津がフリースローを得るが決められない。その後、ビッグブルーが先制すると、ビッグブルーがリードし豊田通商が追い付く展開が続く。しかし、残り4分を切って豊田通商#23ダーニッシュの連続得点で豊田通商が逆転。ビッグブルーも#36阿部の得点で粘り、豊田通商の3点リードで第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入っても先にリズムに乗ったのはビッグブルーで、残り6分50秒には#5坂上の3ポイントシュートが決まり逆転する。豊田通商は#4ハニーカット、#10岩田のインサイドで得点、残り2分31秒に追いつくと、残り51秒には#17加藤の3ポイントシュートが決まり、豊田通商が5点リードで前半を折り返す。第3ピリオドはスタートから豊田通商が勢いに乗り、#23ダーニッシュ、#5伊藤、#11神津の連続得点で開始から2分間でリードを11点に拡げる。修正したいビッグブルーだが、#13深尾の個人技での得点に留まり、ジリジリと点差がひらいていく。残り2分には豊田通商#17加藤の3ポイントシュートで豊田通商のリードが17点まで拡がるが、そこから豊田通商のオフェンスが崩れ得点が止まる。その間にビッグブルーは#13深尾がドライブからの得点を連続で決め、点差を11点差に縮めて第3ピリオドを終える。第4ピリオド、ビッグブルーが#13深尾を中心とした積極的なオフェンスで流れをつかみ、残り7分45秒には3点差まで迫る。開始から2分半無得点が続いた豊田通商は残り7分半に#4ハニーカットのオフェンスリバウンドでようやく得点するも、なかなか流れを引き寄せることができない。残り5分21秒にはオフェンスリバウンドをつないだビッグブルーが#5坂上の3ポイントシュートで2点差にする。ここで豊田通商も#21山下の3ポイントシュートなどでリードを守るも、残り2分25秒にビッグブルー#13深尾がバスケットカウントでジャンプシュートを決める。しかし深尾がこのプレーで足を傷めベンチに下がる。代わった#11岩本がフリースローを決め再び2点差にするも、ここから流れは豊田通商に。豊田通商が速攻などで得点を重ねビッグブルーを引き離すと、14点差で勝利した。勝った豊田通商だが、ピリッとしない内容にベテラン#12竹原がチームをまとめる時間が多くみられた。「チームとしての柱がまだ決まってないところがあって、いい時間が続かない、崩れた時に立て直せる状況に自分たちでもっていけないというのがあります。ただ、それでなんとなく勝ててしまっているから。集中することは簡単なことなのにそれができてない。自分たちでやろうと言っていたことが徹底できない。うちのチームは全員が出るってことが当たり前になってしまってて、今シーズンは緊張感がないんですよね。自分は年齢も高いのでどうしてもプレータイムに制限があるのですが、その分危機感を持ってやっています。みんながしっかりと緊張感を持ってやれるようにしていかないといけないです」と厳しい言葉が続いた。ビッグブルーのキャプテン#13深尾はあと一歩届かなかった勝利に悔しさを滲ませた。「足がつってしまって出られなくなって、点差をつけられたところでは本当に涙が出そうでした。自分たちにとって特別な位置付けであるホームタウンゲームなので、応援してくださる皆さんに勝利を見てもらいたかったです。今日は気持ちの面で相当気合が入っていたのですが、先週のゲームで捻挫した足をかばったこともあって最後までもたなかったですね。後半チームの状態がよくなってきたのは、みんなが気持ちの面で吹っ切れて後半戦に入れたのがよかったのかなと思います。でも今日のような試合で勝ち切れる力をつけないといけないですね。昨年の4勝を上回ることももちろんですが、最下位を脱出することも目標にして頑張っていきたいです」と語った。スタートに復帰したベテランの#4柳は「昨シーズンは故障の影響もあって調子が出なかったのですが、今シーズンは走ることをしっかりやったことで体調はかなりよくなって、年齢をカバーできるようになりました。うちは新人がなかなか入ってこないので、自分たちベテランもできる範囲で頑張ってチームに貢献していかないといけないですね。今日はもうちょっと踏ん張れれば良かったのですが、いいところでシュートが決まらないのが痛かったです。でも、昨シーズンなら大差で負けていたところをこういうゲームができたのはよかったかなとは思います。ホームタウンなので応援してくれている子どもたちに勝ちゲームを見てもらいたかったのですが、それは来シーズンに持ち越しですね。この後さらに勝ち星が増やせるように頑張ります」と意気込みを語った。
この他、アイシンAWは黒田電気に、兵庫は日立電線にそれぞれ快勝、連敗が続く豊田合成は石川にわずかに3点差で勝利し連敗を脱出した。
第18週の結果と第19週の予定
JBL2-日本バスケットボールリーグ2部機構
☆全日本実業団選手権2012
2月4~7日の4日間、愛媛県松山市で『「東日本大震災」被災地復興支援 高松宮記念杯 第44回全日本実業団バスケットボール選手権大会』が開催される。1日目、2日目は男女ともにブロック予選が、3日目は男子は準々決勝、女子はブロック予選最終戦と準決勝が、そして最終日の4日目は男子準決勝と男女決勝が行われる。
大会展望(ブロック予選)
日本実業団バスケットボール連盟
☆JBL
JBL(日本バスケットボールリーグ)は1月27~29日に第13週となる8試合を行った。2位のアイシンシーホースが三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに連勝したのに対し、1位のトヨタ自動車アルバルクが日立サンロッカーズと1勝1敗となったため、この2チームの星の差は1となった。パナソニックトライアンズはリンク栃木ブレックスに、レバンガ北海道は東芝ブレイブサンダースにそれぞれ連勝した。
JBL-日本バスケットボールリーグ
取材・写真・リサーチ・文 渡辺美香


























































































